JPH01152236A - コネクター用Al合金 - Google Patents

コネクター用Al合金

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JPH01152236A
JPH01152236A JP31297687A JP31297687A JPH01152236A JP H01152236 A JPH01152236 A JP H01152236A JP 31297687 A JP31297687 A JP 31297687A JP 31297687 A JP31297687 A JP 31297687A JP H01152236 A JPH01152236 A JP H01152236A
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Motoyoshi Yamaguchi
山口 元由
Yutaka Suyama
陶山 豊
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は自動車用のエアコン等のAl製熱交換器の配管
部品であるコネクターに好適なAl金合金関するもので
ある。
〈従来の技術〉 従来、自動車用のエアコンは第1図に示すように、Al
製熱交換器からなるコンデンサー(11とエバポレータ
ー(2)が配管(3)で連結され、その間にフレオンで
代表される冷媒を圧縮するコンプレッサー(4)および
レシーバ−(5)とから構成され、それぞれの部品を接
続するためにコネクター(6)およびナツト(7)が使
用されている。−船釣にこのコネクターはAl合金が使
用されており、ナツトも近年AIJ化が進んでいる。そ
の材質は高い強度を必要とするため一般にはJIS7N
O1、JIS3004およびJIS6061合金が用い
られている。
これらの合金組成を第1表に示す。なお本明細書で述べ
る合金組成成分の%は重i%を意味する。
これらコネクター(6)は、第2図に示すように押出多
穴チューブ(9)ある〜・はパイプと結合され、主にろ
う付性あるいは溶接法により接合されている。
ろう付性としては塩化物系フラックスな用いる炉内ろ5
付法(以下FBと略記)やトーチろう付性(以下TB法
と略記)が主流であったが、最近ではフッ化物系の非腐
食性フラックスを用いて非酸化性雰囲気中でろう付する
方法(以下NB法と略記)が採用されるようになってき
た。
〈発明が解決しようとする問題点〉 このNB法では、コネクター合金として従来合金(7N
01.6061.3004)を使用する場合、ろう付性
が劣るという問題がある。この問題について発明者等が
検討した結果、これらの合金には、Mgが0.8%以上
含まれており、このMgがろう付性を劣化させるものと
考えられる。即ちMgを多く含有する合金では、ろう何
時に酸化されやすいため表面に強固な酸化物を生成する
こと、又NB法ではフラックス濃度が3〜10%と薄い
ことからフラックスの効果が弱いこと、更に、フラック
スと材料中のMgが反応してフラックスの成分が変質し
、フラックスとしての機能が損なわれる等が考えられる
〈問題を解決するための手段〉 本発明は、前述の問題点に鑑み、種々検討の結果、NB
法によるろう付けにおいて特に優れたろう付性を有し、
強度も従来合金と同等の合金を見出したものである。
即ち本願の第1発明は、Zn4.0〜7.0%、Mg0
.2〜0.8%、残部Alと不可避的不純物よりなるこ
とを特徴とするコネクター用Al合金であり、本願の第
2発明は、Zn4.0〜7.0%、Mg0.2〜0.8
%を含み、更にMn 0.2〜1.5%、Zr0.05
〜0.3%、Cu Ooo 5〜0.8%、(:r o
、o 5〜0.3%、Tie、05〜0.3%のうちの
1種又は2種以上を含み、残部Alと不可避的不純物よ
りなることを特徴とするコネクター用Al合金である。
く作  用〉 本発明において合金組成を上記の如く限定したのは次の
理由によるものである。
本願第1発明においてZnは、MIZとの共存で、ろう
付後の冷却により焼きが入り、その後室温での時効硬化
により必要な強度を得るための元素で、Zn4,0〜7
.0%と限定した理由は下限未満では必要な強度が得ら
れず、上限を越えると溶融開始温度が低下し、バーニン
グや応力腐食割れを生じやす(なるためである。
又Mgは、znとの共存で、znと同様の効果があり、
Mg0.2〜0.8%と限定した理由は、下限未満では
必要な強度が得られず、上限を越えろとろう付性が劣る
ためである。
本願第2発明において、上記の合金組成に更にMn、 
Cu、 Cr、’l’i、zrの何れか1種又は2種以
上添加するのは、更に強度を高め、また応力腐食割れ性
を向上させるためである。
Mnは強度を高めるためで、Mn0.2〜1.5%と限
定した理由は下限未満ではその効果が不十分であり、上
限を越えると巨大なA7I−Mn化合物が晶出又は析出
するため塑性加工性が損なわれるためである。
Cuは強度を高めるためで、Cu0.05〜0.8%と
限定した理由は、下限未満ではその効果が不十分であり
、上限を越えると自己腐食性が高(なるためである。
Cr、 ’pi、 Zr の添加はいずれもろう付性を
阻害することな(強度と応力腐食割れ性を向上させるも
のであり、各々含有量を0.05〜0.3%と限定した
理由は、下限未満ではその効果は少なく、上限を越える
と粗大な金属間化合物を生成し塑性加工性を損うためで
ある。
なお−船釣に鋳塊組織微細化のためのBの添加は本発明
合金においても有効であり、o、i%以下の範囲で添加
すると良い。また不可避的不純物とは通常のAl地金に
含まれる通常の不純物である。
なお本発明合金は、NB法に限らず、FB法、TB法、
真空ろう付性用のコネクター用合金としても有効である
〈実施例〉 第2表に示す組成の合金について、鋳造→均熱処理→押
出しの通常の工程により六角棒を製造し、その後第2図
のコネクター(6)に機械加工した。
これら材料を用いて、ろう付性の良否、ろう付後30日
の硬度、応力腐食割れ性、および自己腐食性について調
べた。
ろう付性は第2図の如く、予め洗浄したコネクター(6
)とJIS3003合金(9)の押出多穴チューブを組
み合せ、JIS4045のろう材(8)を接合部に配置
した。フルオロアルミン酸カリウム系フラックスの10
%ケンダク液を接合部へ塗布後、200℃で乾燥した。
その後N2ガス雰囲気の電気炉で、600℃の温度で3
分間のろう付を行い、接合部のフィレットの形成状況に
より、ろう付性の良否を判定した。
又ろう付後の強度は、上記と同様の加熱後30日目に硬
度を測定し、従来のJIS3004によるコネクターの
硬度H’y<、 55より高いものを○、低いものを×
として判定した。
更に耐食性に関しては上記のろう付加熱後JISH86
01に基づくCASS試験を200時間行って自己腐食
性およびJISH8711に基づく応力腐食割れ試験(
負荷応力10 kg f /Hi、期間30日)を行い
これら腐食の有無を調べた。
なお評価は自己腐食性が良好なものを○、不良のものを
×とし、応力腐食割れ試験では割れないものを○、割れ
たものを×として判定した。これら結果をまとめて第3
表に示す。
第  2  表 第  3  表 第2表および第3表より明らかなように、従来合金30
04.7NO1はそれぞれろう付性が劣りコネクター用
合金としては適さない。これに対し本発明合金は、ろう
付性および強度(硬度)に優れ、また自己腐食性、応力
腐食割れ性も良好であり、従来合金と比較し優れている
ことが分る。
また合金の組成が本発明で規定する範囲より外れる比較
合金では、ろう付性、強度、自己腐食性、応力腐食割れ
性のいずれかの点で劣っている。なお、比較合金1k1
4.16は塑性加工性が悪く材料を製造することができ
なかった。
〈発明の効果〉 本発明合金は従来合金に比較し、ろう付性、強度、耐食
性等の優れた特性をかねそなえており、自動車用エアコ
ン等の熱交換器のコネクター用Al合金素材として、工
業上顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用エアコンのシステムを示す概略図であ
る。第2図はコネクターと押出多穴チューブとをろ5付
する状態を示す説明図である。 (1)・・・コンデンサー、+21・・・エバポレータ
ー、 (31・・・配管、 (4)・・・コンプレッサ
ー、(5)・・・レシーバ−1(6)・・・コネクター
、(7)・・・ナツト、(8)・・・ろう材、(9)・
・・押出多穴チューブ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Zn4.0〜7.0wt%、Mg0.2〜0.8
    wt%残部Alと不可避的不純物よりなることを特徴と
    するコネクター用Al合金。
  2. (2)Zn4.0〜7.0wt%、Mg0.2〜0.8
    wt%を含み、更にMn0.2〜1.5wt%、Zr0
    .05〜0.3wt%、Cu0.05〜0.8wt%、
    Cr0.05〜0.3wt%、Ti0.05〜0.3w
    t%のうちの1種又は2種以上を含み、残部Alと不可
    避的不純物よりなることを特徴とするコネクター用Al
    合金。
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