JPH01152194A - トラクションドライブ用流体組成物 - Google Patents

トラクションドライブ用流体組成物

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JPH01152194A
JPH01152194A JP31143287A JP31143287A JPH01152194A JP H01152194 A JPH01152194 A JP H01152194A JP 31143287 A JP31143287 A JP 31143287A JP 31143287 A JP31143287 A JP 31143287A JP H01152194 A JPH01152194 A JP H01152194A
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木下 廣嗣
Giichi Murai
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Kanji Mochizuki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はトラクションドライブ用流体組成物に関し、詳
しくはトラクション係数および高温特性に優れたトラク
ションドライブ用流体組成物に関する。
従来の技術 けん引駆動装置、例えばボール&コーン型、コーン&リ
ング型、ホイール及ディスク型、チェーン&シーブ型、
トロイダル型、遊星ローラ型などのけん引駆動装置の動
力伝達部においては、ころがり接触面において潤滑油の
油膜が硬化することにより生じるころがり摩擦を利用し
て動力が伝達されるため、そこに用いられる潤滑剤、す
なわちトラクションドライブ用流体は優れた動力伝達能
力、すなわち高いけん引係数を有することが要求される
また同時に、トラクションドライブ用流体はトラクショ
ンドライブ装置の高速稼動時には極めて高温条件下にさ
らされるため、高温条件下でも摩擦面で油膜形成が可能
となるためには高温特性、すなわち高温での蒸発損失量
が少なく、かつ高温でもある程度以上の粘度を有するこ
とが要求される。
従来より、トラクションドライブ用流体についいては、
例えば特公昭46−338号、同46−339号、同4
7−7664号、同48−29715号、同48−42
067号、同48−42068号、同53−36105
号、同58−12319号、同58−27838号、同
60−1353号、同60−1354号、同60−19
951号、同60−43391号、同60−43392
号をはじめ、その他多くの特許や文献などで種々の化合
物が提案されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記に示した公知のトラクションドライ
ブ用流体は、原料入手が困難、製造方法が複雑、トラク
ション係数が実用に適さないなどの理由によって実用化
されたものが少なく、わずかに特公昭53−36105
号および同58−12319号で提案された2、4−ジ
シクロへキシル−2−メチルペンタンが実用性のあるも
のとして、そのまま流体として、またはこれに増ちょう
剤を配合してグリースとして使用されている程度である
しかしながら、この2,4−ジシクロへキシル−2−メ
チルペンタンは優れたトラクション係数を有するものの
、高温条件下では蒸発損失量が多く、また粘度も低くな
ってしまうという欠点があった。
本発明者らは上述したような従来公知のトラクションド
ライブ用流体が有する欠点を克服すべく研究を重ねた結
果、特定された構造、性質を有する化合物を特定比率で
混合した組成物がトラクションドライブ用流体として各
種性能に優れることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
本発明は、トラクション係数が高く、かつ高温特性に優
れる、すなわち高温条件下での蒸発損失量が少なく、粘
度特性に優れたトラクションドライブ用流体組成物を提
供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、 (1)(A)ポリグリコール、 (B)ポリフェニルエーテル、および (C)ポリシロキサン からなる群より選ばれる1種または2種以上の合成潤滑
油であり、40℃における動粘度が2〜40cStのも
の、20〜80重量%、 ならびに (II)−数式 (式中、nは0または1の整数を示し、R3およびR2
はR,mHのときR2−CH3、R,−CH3のときR
2’−Hとなる基をそれぞれ示す。)で表わされるポリ
シクロへキシルアルカン、80〜20重量%、 を混合してなることを特徴とするトラクションドライブ
用流体組成物を提供するものである。
以下、本発明の内容をより詳細に説明する。
本発明でいう(I)成分とは、(A)ポリグリコール、
(B)ポリフェニルエーテルおよび(C)ポリシロキサ
ンなる群より選ばれる1種または2種以上の合成潤滑油
であり、40°Cにおける動粘度が2〜4QcStのも
のである。
本発明の(1)成分として用いる(A)ポリグリコール
、(B)ポリフェニルエーテルおよび(C)ポリシロキ
サンとしては、上記の粘度特性を満たすものであればど
のようなものでも使用可能であるが、具体的には例えば
、以下に示すような化合物が好ましく付いられる。
すなわち、(A)ポリグリコールとしては、−数式 R3−+O+RaOヒR5)b で表わされる化合物が望ましい。上式中、R3およびR
3は同一でも異なっていてもよく、水素、炭化水素基ま
たはアシル基を、またR4はアルキレン基をそれぞれ示
し、bは1〜6、aはaXbが2以上となる数を示して
いる。
ここでいう炭化水素基とは、 (i)飽和あるいは不飽和の、直鎖あるいは分枝のC5
〜C2o鎖状炭化水素基、好ましくはC。
〜CIS脂肪族1価アルコールから誘導される01〜C
I5のアルキル基、特に好ましくはメチル基、エチル基
、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オ
クチル基、デシル基およびペンタデシル基、 (+i)2〜6価のアルコール、好ましくはグリコール
、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトールおよびソルビトールから誘導される炭化水素残
基、 ならび (Ili)炭素数6〜26の置換あるいは不置換の芳香
族炭化水素基、好ましくはフェニル基および炭素数1〜
16のアルキル基を有するアルキルフェニル基、具体的
には例えばトリル基、エチルフェニル基、プロピルフェ
ニル基、ブチルフェニル基、ペンチルフェニル基、ヘキ
シルフェニル基、ヘプチルフェニル基、オクチルフェニ
ル基、ノニルフェニル基、デシルフェニル基、ドデシル
フェニル基、ペンタデシルフェニル基、ヘキサデシルフ
ェニル基など、 の中より選ばれる基を意味している。
またここでいうアシル基とは、カルボン酸、特に炭素数
2〜20の飽和モノカルボン酸または不飽和モノカルボ
ン酸から誘導されるものが好ましく、該カルボン酸とし
ては具体的には例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、ラウ
リン酸ステアリン酸、オレイン酸などがあげられる。
また式(1)においてR2はアルキレン基であり、該ア
ルキレン基の炭素数は2〜8であることが好ましく、−
分子中に炭素数の異なるアルキレン基が存在してもよい
。特に好ましいアルキレン基はエチレン基およびプロピ
レン基であり、好ましいポリオキシアルキレン基として
はポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基およ
びポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン基があげ
られる。
また式(1)においてbは1〜6、好ましくは1〜3の
数を示し、aはaXbが2以上、好ましくは3以上とな
る数を示している。
また、(B)ポリフェニルエーテルとしては、−数式 で表わされる化合物が望ましい。上式中、R6、R7お
よびR8は同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素
原子または炭素数1〜20のアルキル基、好ましくは水
素原子または炭素数1〜16のアルキル基を示し、Cは
O〜3、好ましくはO〜1の整数を示している。R& 
、R7およびR8として具体的には例えば水素原子、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基
、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デ
シル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基
等が好ましい。またポリフェニルエーテルとしては、そ
れぞれのフェニル基がメタ位でエーテル結合によりつな
がれているものがより好ましい。さらに、ポリフェニル
エーテルとしては、前式で式した化合物のエーテル結合
−〇−のいくつか、またはすべてをチオエーテル結合−
8−で置き換えた、いわゆるC−エーテルも好ましく用
いることができる。
また、(C)ポリシロキサンとしては、一般式 で表わされる化合物が望ましい。上式中、R5、Rlo
 s R+ +・R12・R13およびR14は同一で
も異なっていてもよく、それぞれ炭素数1〜6、好まし
くは1〜3のアルキル基あるいは炭素数6〜9のフェニ
ル基またはアルキルフェニル基、好ましくはフェニル基
を示し、dは4〜40゜好ましくは10〜30の整数を
示している。R9〜RI4としては、具体的には例えば
、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチ
ル基、ヘキシル基、フェニル基、トリル基、キシリル基
、エチルフェニル基、プロピルフェニル基などが挙げら
れる。
ポリシロキサンとして特に好ましい化合物は、上式中の
R9〜Retがすべてメチル基である、いわゆるジメチ
ルシリコーン、およびがR9−R34がメチル基とフェ
ニル基がまざったものである、いわゆるフェニルシリコ
ーンと呼ばれる化合物である。さらに、ポリシロキサン
としては、ポリシロキサンのR9−R1番のアルキルニ
ル基またはアルキルフェニル基の水素原子の一部または
全部がフッ素原子や塩素原子で置換された、いわゆるフ
ルオロシリコーンやクロロシリコーンも好ましく用いる
ことができる。
さらに本発明の(1)成分としては、上述した(A)ポ
リグリコール、(B)ポリフェニルエーテルおよび(C
)ポリシロキサンからなる群より選ばれる2種以上の化
合物を任意の割合で混合した混合物も使用可能である。
なお、本発明の(1)成分として用いる化合物としては
、40℃における動粘度が2〜40cStであるという
特性に加えて、さらに−30℃以下、好ましくは一40
℃以下の流動点を有するものが望ましい。
一方、本発明でいう(II)成分とは、−数式で表わさ
れるポリシクロへキシルアルカンである。
°上式中、nは0または1の整数を示し、R1およびR
2はR,mHのときR−CH3、R,−CH、のときR
2−Hとなる基をそれぞれ示している。
この(II)成分であるポリシクロへキシルアルカンは
、例えばα−メチルスチレンを重合するか、またはポリ
−α−メチルスチレンを熱分解することによってトリフ
ェニルアルカンまたはテトラフ二二ルアルカンを得、次
いでこれらを核水素添加することにより製造できる。具
体的には例えば、α−メチルスチレンの重合は酸性白土
、活性白土、シリカ−アルミナ、モンモリナイト型粘土
、シリカゲルなどの固体酸触媒を使用し、これに水、二
価アルコール、エーテルなどの含酸素化合物を反応調節
剤として併用して加熱下、α−メチルスチレンを反応さ
せることにより容易に行える。また核水素添加反応は、
例えばニッケル、ニッケルーケイソウ土、ラネーニッケ
ル、白金、白金−アルミナ、ロジウム、ロジウム−アル
ミナなどの核水素添加触媒を用いて、上記のポリフェニ
ルアルカンを高温、高圧下で水素と接触させることによ
り容易に行える。
上述の方法で得られるポリシクロへキシルアルカンは、
条件によっては本発明の(II)成分以外の構造をもつ
もの(ジシクロへキシルアルカン、ペンタシクロへキシ
ルアルカン、環状化合物など)も副生物として混合して
いる場合もあるので、必要に応じて蒸留などの分離操作
により、目的とする化合物を取り出すことができる。
本発明のトラクションドライブ用流体組成物において、
(1)成分と(It)成分の混合比率は、(I)成分2
0〜80重量%、好ましくは30〜70重量%に対して
(II)成分80〜20重量%、好ましくは70〜30
重量%である。(1)成分の混合比率が上記範囲に満た
ない場合は組成物の粘度が高くなりすぎ、特に(II)
成分のみでは常温で半固体状であり、実用に供すること
はできない。一方(1)成分の混合比率が上記範囲を超
える場合は組成物の高温特性およびトラクション係数が
低くなるため、それぞれ好ましくない。
本発明においては前記(I)成分と(II)成分を特定
比率で混合することにより各種性能に優れたトラクショ
ンドライブ用流体が得られるが、その低温特性および高
温特性を損なわない範囲で2゜4−ジシクロへキシル−
2−メチルペンタンを含をすることもできる。この2.
4−ジシクロへキシル−2−メチルペンタンの含有量は
任意であるが、通常、(II)成分であるポリシクロへ
キシルアルカン100重量部に対して100重量部以下
、好ましくは50重量部以下である。この2,4−ジシ
クロへキシル−2−メチルペンタンを併用する場合は、
本発明の(1)成分と(II)成分を混合して本発明に
係わるトラクションドライブ用流体組成物を得、その後
に2,4−ジシクロへキシル−2−メチルペンタンを混
合してもよい。また前述したとおり(II)成分をα−
メチルスチレンの重合によって製造する場合には、反応
条件によって(II)成分の他に2.4−ジシクロへキ
シル−2−メチルペンタンも副生ずるため、副生じた2
、4−ジシクロへキシル−2−メチルペンタンを分離除
去することなく (■)成分との混合物の形で(1)成
分と混合してもよい。
また前述したとおり、(■)成分−をα−メチルスチレ
ンの重合によって製造する場合には、反応条件によって
(II)成分の他に環状化合物(α−メチルスチレンの
環状二量体、環状三量体および環状四量体の核水素添加
物)も副生ずることがあるが、これらの環状化合物も本
発明の効果を損なわない範囲で本発明のトラクションド
ライブ用流体組成物に含まれていてもよい。
また本発明のトラクションドライブ用流体組成物に、必
要に応じて通常使用される各種の潤滑油添加剤を添加す
ることができる。具体的には例えば、2.6−ジーt−
ブチル−p−クレゾールなどのヒンダードフェノール、
フェニル−α−ナフチルアミンなどの芳香族アミン、ジ
アルキルジチオりん酸亜鉛などの有機金属化合物、スル
フィド、ジスルフィドなどのイオウ化合物に代表される
酸化防止剤、カルボン酸、スルホン酸塩、りん酸塩、ア
ミン、アルコール、エステルなどのさび止め剤、有機イ
オウ化合物、有機ハロゲン化合物、ジアルキルジチオり
ん酸亜鉛、ジアルキルジチオりん酸モリブデン、ジアル
キルジチオカルバミン酸モリブデンなどの有機金属塩、
りん酸エステルなどに代表される極圧剤、ポリメタクリ
レート、ポリイソブチレンなどに代表される粘度指数向
上剤、シリコーン油などの消泡剤などを添加できる。こ
れら公知の潤滑油添加剤の添加量も任意であるが、通常
、合計添加量が組成物全量基準で含有量が20重量%以
下、好ましくは10重量%以下となるように添加するの
が望ましい。
さらにグリース用として公知の有機系または無機系の増
ちょう剤、具体的には例えば、リチウム石けん、ナトリ
ウム石けん、カルシウム石けんなどの石けん系増ちょう
剤、リチウムコンプレックス石けん、カルシウムコンプ
レックス石けん、アルミニウムコンプレックス石けんな
どのコンプレックス石けん系増ちょう剤、有機シロキサ
ン、テレフタラメート、ポリウレア、有機処理粘土、シ
リカエアロゲルなど非Bけん系増ちょう剤を本発明のト
ラクションドライブ用流体組成物に混合し、トラクショ
ングリースとして使用することもできる。トラクション
グリースとして使用する際の増ちょう剤の混合量は任意
であるが、通常グリース組成物全量基準で増ちょう剤の
含有量が1〜30重量%、好ましくは3〜20重量%と
なるように混合するのが好ましい。
発明の実施例 以下、本発明の内容を実施例および比較例によりさらに
具体的に説明する。
実施例1〜3および比較例1〜4 表1に示す組成により本発明に係わるトラクションドラ
イブ用流体組成物(実施例1〜3)を得た。なお、表1
に示す各成分は以下の性状を有するものである。
(1)成分 ポリグリコール; H3 の混合物。動粘度32.8cSt (@40℃)、流動
点−56℃、引火点202℃、平均分子量700゜ ポリフェニルエーテル; の混合物。動粘度16. 1 c S t (@40℃
)、流動点−55℃、引火点220℃、平均分子量35
0゜ ポリシロキサン; ジメチルシリコーン 動粘度16.3cSt (@40℃)、流動点−60℃
以下、引火点240 ’C、平均分子量1300゜(I
f)成分 ポリシクロへキシルアルカン; 活性白土を触媒としてα−メチルスチレンを重合した生
成物をニッケル系触媒で核水素感加した後、蒸留によっ
て得られる沸点415〜430℃(常圧換算)の留分。
常温(20℃)で半固体状であり、 (R,■CH,、R2−Hまたは R,−H% R2−CH3) を主成分(含量95重量%)とする。
実施例1〜3の組成物について、以下に示す性能評価試
験を行い、その結果も表1に示した。
性能評価試験 [高温粘度] JIS  K  2283.3に規定する動粘度試験方
法に準じて100℃での動粘度を測定した。
[蒸発損失量] JIS  K  2540に規定する潤滑油熱安定度試
験方法に準じて120℃で100時間加熱後、油の蒸発
損失量(重量減)を重量%で求めた。
[トラクション係数] 凸円筒ころがり摩擦試験機を用い、1.50Orpm、
荷重92.5kg/mm2、すべり率2%の条件で測定
した。
また比較のため、(1)成分のみを用いた場合(比較例
1〜3)およびトラクションドライブ用流体として広く
用いられている2、4−ジシクロヘキシル−2−メチル
ペンタンを用いた場合(比較例4)についても上記の性
能評価試験を行い、その結果も表1に併記した。
発明の効果 表1の実施例と比較例1〜3の性能評価試験の比較から
明らかなとおり、(I)成分単独の場合に比べて(II
)成分を配合することによりその高温特性が著しく向上
(高温での粘度が増加し、蒸発損失量が減少)し、しか
もトラクション係数も向上しており、単独では実用に供
することができない(II)成分が(1)成分の配合剤
として極めて有効に作用していることがわかる。
また本発明に係る実施例の組成物は、トラクションドラ
イブ用流体として一般に使用されている比較例4の2.
4−ジシクロへキシル−2−メチルペンタンと比べても
特に高温特性に優れており、トラクションドライブ用流
体として有用である。
特許出願人   日本石油株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕 ( I )(A)ポリグリコール、 (B)ポリフェニルエーテル、および (C)ポリシロキサン からなる群より選ばれる1種または2種以上の合成潤滑
    油であり、40℃における動粘度が2〜40cStのも
    の、20〜80重量%、 ならびに (II)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは0または1の整数を示し、R_1およびR
    _2はR_1=HのときR_2=CH_3、R_1=C
    H_3のときR_2=Hとなる基をそれぞれ示す。)で
    表わされるポリシクロヘキシルアルカン、80〜20重
    量%、 を混合してなることを特徴とするトラクションドライブ
    用流体組成物。
JP31143287A 1987-12-07 1987-12-09 トラクションドライブ用流体組成物 Granted JPH01152194A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4986201B2 (ja) * 1999-11-09 2012-07-25 ザ ルブリゾル コーポレイション トラクション流体組成物
JP2016536388A (ja) * 2013-10-11 2016-11-24 サントルブズ エルエルシー 高弾性流体力学的剪断強度流体組成物

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JP4986201B2 (ja) * 1999-11-09 2012-07-25 ザ ルブリゾル コーポレイション トラクション流体組成物
JP2016536388A (ja) * 2013-10-11 2016-11-24 サントルブズ エルエルシー 高弾性流体力学的剪断強度流体組成物

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