JPH01149324A - 高圧ケーブルの製造方法 - Google Patents

高圧ケーブルの製造方法

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JPH01149324A
JPH01149324A JP30809487A JP30809487A JPH01149324A JP H01149324 A JPH01149324 A JP H01149324A JP 30809487 A JP30809487 A JP 30809487A JP 30809487 A JP30809487 A JP 30809487A JP H01149324 A JPH01149324 A JP H01149324A
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voltage cable
cable
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silicone emulsion
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Masahito Ando
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、高圧ケーブルの製造方法に係わり、特に、ド
ラムに巻き取った後、絶縁体の最外層である外部半導電
層同士が貼り付くことを防止することのできる高圧ケー
ブルの製造方法に関する。 (従来の技術] 一般に、高圧ケーブルを配線し、その端末に電気機器の
接続を行なう場合や高圧ケーブル間の接続等の場合には
、該高圧ケーブルの外部半導電層を剥離して行なう。こ
の高圧ケーブルの外部半導電層の剥離作業においては、
外部半導電層を剥離する力はできるだけ低い方が作業が
楽であり、作業効率の向上を図ることができる。このた
め、外部半導電層の材料として、一般に、酢酸ビニル(
以下VAと称する)含有量の高いエチレン−酢酸ビニル
共重合体樹脂(以下EVAと称する)を用い剥離する力
をできるだけ低くするよう接着力を下げ剥離するに要す
る力を低く下げている。ところが、VA含有量の高いE
VAは、表面粘性がVA含有量の低いEVAに比して高
くなる。このため、高圧ケーブル製造時、特に導体に押
出し機によって内部半導電層、絶縁体及び外部半導電層
が押出し被覆され、架橋管において架橋する架橋押出を
行ない、冷却後、この高圧ケーブルをドラムに巻き取っ
た後に外部半導電層同士が貼り付いて、巻き取ったドラ
ムからのケーブル引き出しが困難となる現象が発生した
。このドラムに巻かれた高圧ケーブルの外部半導電層同
士が貼り付くのは、高圧ケーブルの巻かれたドラム保管
中に、ドラムに高圧ケーブルを巻き取るときの巻き取り
圧力、ドラムに何重にも巻かれたケーブルの自重、高圧
ケーブルの巻かれたドラム保管時の温度によって生じる
ものと考えられている。そこで、このドラムに巻かれた
高圧ケーブルの外部半導電層同士の貼り付きを防止する
ために、従来は、ドラムに高圧ケーブルを巻き取る際、
ドラムに巻き込んでいく各高圧ケーブル間に高圧ケーブ
ル引出時に高圧ケーブル間が容易に剥離することができ
るように剥離紙を入れるか高圧ケーブルをドラムに巻き
取る前に高圧ケーブル表面全体にシリコーングリス又は
シリコーンオイルを塗布して高圧ケーブル引出時に該高
圧ケーブル間が容易に剥離するようにしていた。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、このような従来の剥離紙を高圧ケーブル
間に挿入する方法にあっては、ドラムに高圧ケーブルを
巻き取るケーブル巻き取り作業が面倒で手間を要し、製
造コストが高くなるという問題点を有している。 また、従来のシリコーングリスやシリコーンオイル等を
高圧ケーブル表面全体へ塗布する方法にあっては、高圧
ケーブル表面へ塗布するシリコーングリスやシリコーン
オイル等の付着量が少ないと貼り付き防止効果が少なく
、逆に、高圧ケーブル表面へ塗布するシリコーングリス
やシリコーンオイル等の付着量が多すぎると高圧ケーブ
ルをドラムから引き出して高圧ケーブルを使用する際に
べと付いたり滑ったりして作業性が悪いという問題点を
有している。さらに、この有機溶剤系のシリコーンオイ
ルでは高圧ケーブルの外部半導電層の材料であるEVA
が膨潤してしまうという問題点を有している。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、ドラムに巻き取った後、絶縁体の最外層であ
る外部半導電層同士が貼り付くことを防止することがで
きるもので、高圧・ケーブルのドラム巻取り前に、該高
圧ケーブル表面に水希釈したカチオン型シリコーンエマ
ルジョンによってゴム状シリコーン皮膜を形成したもの
である。
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。 本発明の適用される高圧ケーブルは、第1図に示す如き
構成を有している。すなわち、導線1は内部半導電層2
によって被覆されており、この内部半導電層2に絶縁層
3が被覆されている。この絶縁層3の上には外部半導電
層4が被覆されている。このように構成される高圧ケー
ブルは、第2図に示す如き装置によってシリコーンエマ
ルジョンが塗布される。すなわち、高圧ケーブル6は、
架橋押出機によって架橋押出後、引取機9によって引き
取られ、その後、シリコーン塗布装置8によって高圧ケ
ーブル6の表面に特殊なシリコーンエマルジョンが塗付
される。このシリコーン塗布装置8において、シリコー
ンエマルジョンが塗付されると、乾燥装置7において乾
燥され、巻取ドラム5に巻き取られる。このシリコーン
塗布装置8において用いられる塗付するシリコーンエマ
ルジョンとしては、カチオン型シリコ〒ンエマルジョン
で風乾または、加熱などにより、リコーンエマルジョン
の水分を除去し、高圧ケーブル6の表面にゴム状シリコ
ーン皮膜を形成する非有機溶剤型の一液硬化性タイブの
ものである。具体的には、例えば、〔東芝シリコーン社
製のTSM6450)である。このゴム状シリコーンエ
マルジョン(有効成分30%)は、30倍以下に水で希
釈し、これを高圧ケーブルの表面全体または高圧ケーブ
ル同士が接触する面に塗付または吹き付ける。その後、
自然乾燥によって、または乾燥装置7によって強制的に
水分を除却すると、高圧ケーブル6の表面にゴム状シリ
コーン皮膜が形成される。 このような本発明の方法に基づ〈実施例が第1表に示さ
れている。この第1表においては、本発明の実施例と、
比較例とを対比して示しである。 この第1表において使用したシリコーンは、全て東芝シ
リコーン社製のものを用いた。また、第1表におけるケ
ーブル貼り付き性は、第1図図示高圧ケーブル表面に第
1表に示されるシリコーンを塗布し、第3図に示す如く
、荷重20kgを掛け50℃で96時間保持し、そのま
ま冷却し、ケーブル同士の貼り付き状態を確認したもの
である。 すなわち、高圧ケーブル11(長さioam)を複数本
(第3図では、3本)バインド線12で纏め、この纏め
た高圧ケーブルを上下から押え板13によって挟み、上
押え板13の上から荷重(20kg)1oを乗せて加重
する。 、この第1表において高圧ケーブルの表面に塗布するシ
リコーンエマルジョンを乾燥後ゴム状シリコーンとなる
タイプとしたのは、第1表の内、硬化性シリコーンを用
いた実施例1.2.3.4.5である。また、第1表に
おける比較例2.3.4において使用しているオイルタ
イプのシリコーンエマルジョン(ジメチルシリコーンオ
イル)は、第1表におけるケーブル貼り付き性に示す如
く、貼り付き防止効果が少なく、また、第1表における
ケーブル表面滑り性において示す如く滑り易い。 また、比較例1は、高圧ケーブルの表面にシリコーンエ
マルジョンを全く使用しておらず、この比較例1におい
ては、ケーブル貼り付き性においてケーブル同士が貼り
付いて剥離が出来ない状態となっている。また、この比
較例2.3,4に対し、実施例1.2.3.4.5にお
いて使用しているゴムタイプのシリコーンエマルジョン
の内、水希釈倍率が50倍の実施例5では、やや貼り付
きを示すものの、滑りや、べと付きは無く、水希釈倍率
が30倍以下の実施例1.2.3.4では、全く貼り付
きを示さず、滑りや、べと付きも無い。 したがって、第1表に示される実施例からも解る通り本
発明において用いるシリコーンエマルジョンの水希釈倍
率は30倍以下であることが最適である。その理由とす
るところは、本発明において用いるシリコーンエマルジ
ョンの水希釈倍率を30倍以下とすれば、実施例1.2
.3.4に示す如く、ケーブル貼り付き性、ケーブル表
面滑り性、ケーブル表面べと付性の全ての点で良好であ
り、実施例5に示す如く、30倍を超えた希釈倍率では
、貼り付き防止効果が少し小さくなくなるからである。 このように希釈倍率が30倍以下においては、貼り付き
防止効果が変わらないが、製造コストを考えると10〜
30倍以下で使うのが最も望ましい。 次に、第1表の実施例に示されるシリコーンエマルジョ
ンを使い、実際に第2図に示す如き装置を用いて実施例
3の高圧ケーブルを製造して巻取ドラムに巻き取ってみ
ると、該高圧ケーブルは、まったく貼り付きを起さず、
巻取ドラムから楽に該高圧ケーブルを引き出すことがで
きた。また、第1表の比較例2〜4に示されるシリコー
ンエマルジョンを使い、実際に比較例4の高圧ケーブル
を製造して巻取ドラムに巻き取ってみると、該高圧ケー
ブルは、やや貼り付きを示し、また、ケーブル表面に残
留したシリコーンが製造機械の回転部に付着し、滑って
しまい、作業性が悪化した。 なお、第1表の比較例2.3に使用されているオイルタ
イプのシリコーンエマルジョンで貼り付き防止効果が少
ないのは、第4図(A)に示す如く、高圧ケーブル14
の表面に塗付されたオイル状シリコーン皮膜15がケー
ブル接触面では、高圧ケーブル間に加えられる圧力によ
り排除され、高圧ケーブルの外部半導電層同士が接触す
るためである。したがって、同じオイルタイプのシリコ
ーンエマルジョンでも基油の粘土の高い比較例4の場合
の方が比較例3より、やや効果が有る。 これに対して、実施例におけるゴムタイプのシリコーン
エマルジョンは、第4図(B)に示す如く、高圧ケーブ
ル14の表面にゴム状シリコーン皮膜16を形成するこ
とで、高圧ケーブル同士が強く押えられても、高圧ケー
ブルの接触面からゴム状シリコーン皮膜16が排除され
ることがなく残っており、高圧ケーブルの外部半導電層
同士が接触することがないためである。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、高圧ケーブルの
表面にゴムタイプのシリコーンエマルジョンを塗布して
いるため、ケーブル外部半導電層表面に形成されたゴム
状シリコーン皮膜を形成することができ、高圧ケーブル
同士の貼り付きを防止することができ、ドラムに巻き取
られた高圧ケーブルの引き出しを容易に行なうことがで
きる。 また、本発明によれば、高圧ケーブルの表面にゴムタイ
プのシリコーンエマルジョンを塗布しているため、ケー
ブル外部半導電層表面に形成されたゴム状シリコーン皮
膜を形成することができ、高圧ケーブル同士の貼り付き
を防止することができ、ドラムに巻き取られた高圧ケー
ブルの引き出しを容易に行なうことができるため、高圧
ケーブルを接続する工事を行なう際、従来使用されてい
たシリコーングリスやシリコーンオイルのように残留物
がなく、べと付きや滑りがなく、作業を楽に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高圧ケーブルの断面図、第2図は本発明に係る
ゴム状シリコーンエマルジョンを塗布する製造工程を示
す図、第3図はケーブル貼り付き性の試験方法を示す図
、第4図は高圧ケーブルが加圧された場合のケーブル貼
り付きを示す図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高圧ケーブルのドラム巻取り前に、該高圧ケーブ
    ル表面に水希釈したカチオン型シリコーンエマルジョン
    によってゴム状シリコーン皮膜を形成することを特徴と
    する高圧ケーブルの製造方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、上記
    カチオン型シリコーンエマルジョンによるゴム状シリコ
    ーン皮膜は、水希釈したカチオン型シリコーンエマルジ
    ョンを塗布または吹き付けて、その後乾燥させることに
    より形成したものであることを特徴とする高圧ケーブル
    の製造方法。
  3. (3)特許請求の範囲第1項又は第2項記載のものにお
    いて、上記カチオン型シリコーンエマルジョンによる水
    希釈は、30倍以下であることを特徴とする高圧ケーブ
    ルの製造方法。
  4. (4)特許請求の範囲第1項、第2項、第3項のいずれ
    か1項記載のものにおいて、上記カチオン型シリコーン
    エマルジョンによるゴム状シリコーン皮膜は、上記高圧
    ケーブル表面の外部半導電層の全面又は、ドラム巻き取
    り時のケーブル接触面であることを特徴とする高圧ケー
    ブルの製造方法。
  5. (5)特許請求の範囲第2項、第3項、第4項のいずれ
    か1項記載のものにおいて、上記カチオン型シリコーン
    エマルジョンの塗布または吹付は、上記高圧ケーブルの
    架橋押出し時であることを特徴とする高圧ケーブルの製
    造方法。
JP30809487A 1987-12-04 1987-12-04 高圧ケーブルの製造方法 Granted JPH01149324A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122633A (ja) * 1983-06-13 1986-01-31 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション エネルギ−・ビ−ムおよび溶液ジエツトを利用した基板の処理方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122633A (ja) * 1983-06-13 1986-01-31 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション エネルギ−・ビ−ムおよび溶液ジエツトを利用した基板の処理方法

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