JPH01148882A - タイルカーペットの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱融着性樹脂組成物を裏打してタイルカーペ
ットを製造する技術に関するものである。

〔従来の技術〕

タフテッドカーペットに、アスファルトやアタックチッ
クポリプロピレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、エ
チレン・酢ビ・コポリマー等の熱融着性樹脂組成物を加
熱溶融し裏打喰工し定形性を付与することは公知である
（特公昭６２−１９５４６、特公昭６２−１９５４７、
特公昭６２−１９５４８、特公昭６２−９０２２、特公
昭６１−４２０３４、特公昭６１−３９０、特公昭５Ｂ
−４７５１０、特公昭５７−３８９、特公昭５６−３７
８０６、実公昭６０−９９２、実公昭５９−２３５９１
）。

従来技術によると、これらの熱融着性樹脂組成物を加熱
溶融し、Ｔダイ押出機やドクター装置に　゛よってカー
ペット裏面に直接塗工している。

（発明が解決しようとする問題点〕 従来裏打に慣用の熱融着性樹脂組成物は、それが比較的
軟化点の低いアスファルトでも、１５０〜１８０℃にて
加熱溶融し裏打しており、一方、カーペットの大半を占
めるタフテッドカーペットやニードルバンチングカーペ
ットの基布の大半のものが軟化点１４０〜１６０℃・溶
融点１６５〜１７５℃のポリプロピレンチーブヤーンに
成るものである。

この様に慣用されるカーペット基布と熱融着性樹脂組成
物との軟化・溶融点が接近しているので、その塗工時に
カーペット基布が溶融してしまう虞があり、熱融着性樹
脂組成物を一度に厚く塗工ずることは出来ず、従って薄
く数回にわたって塗工し、その塗工の都度冷却し、その
ようにして裏打層を徐々に厚くすると言う方法を採らざ
るを（υなかった（特公昭６２−１９５４６、特公昭６
２−１９５．１７　）。

然るにかかる方法では、熱融着性樹脂組成物を塗工して
一旦冷却したカーペットは硬く板状のものになるからそ
れをその都度巻き改ることは出来ず、従って冷却しつつ
数回に分けて塗工するには数台の塗工装置を並べそれら
を真直ぐに通過する様にカーペットを搬送しなければな
らず、塗工装置を設置する広大なスペースを要し工程管
理も煩雑になる等の不利不便がある。

尚、従来カーペットにクツション性を付与するために塩
化ビニルペーストレジン（ゾル）を機械発泡してカーペ
ット裏面に一度に厚く塗工する方法もあるが、タイルカ
ーペットにはクツション性は必ずしも要求されず、その
商品価値はパイル面の品質風合によって決まるものであ
るから、アスファルトやポリエチレン等の熱融着性樹脂
組ＴＩ２物に比して遥かに高価な塩化ビニルペーストレ
ジンをタイルカーペットに使用すると言うことは余りに
も不経済なことである。

〔発明の目的〕

そごで本発明は、軟化・溶融点の低いポリオレフィン系
テープヤーンを基布に用いたカーペンｌ−裏面に、従来
慣用の低廉な熱融着性樹脂組成物を一度に厚く裏打し、
もってタイルカーペットをＡＪ率的且つ経済的に製造す
ることを目的とする。

〔発明の構成〕

本発明は、かかる目的をもって完成されたものであり、
熱融着性樹脂組成物を離形性を付Ｉｉ−シたエンドレス
ベルｉ〜１１の上に積層し、そのＦＷ打屓１３の表裏に
温度差を付けて表側を高温溶融状態にし、その上に基材
カーペラ１−１４を重ね合わせて接若し、エンドレスベ
ルト１１を剥離して裏打層【３を基＋オカーペット１４
に転写し、所要の形状に裁断してタイルカーペットを製
造することを特徴とするものである。

以下、図面を参照しつつ説明するに、第１図、第２図及
び第３図は本発明に係るタイルカーペットの製造工程を
図示し、１１はエンドレスベルト、１２はエンドレスベ
ルトに熱融着性樹脂組成物を供給するタンク、Ｉ３はエ
ンドレスベルトに積層された熱融着性樹脂組成物の裏打
層、１４は基材カーペット、１５は基材カーペットを搬
送するテンター、１６はガイドローラー、１７は基材カ
ーペットを裏打層に拡布し重ね合わせる拡布ローラーを
示す。

熱融着性樹脂組成物には従来慣用のものが使用され、加
熱溶融してエンドレスベルトに＄Ａ屓するか、又は、エ
ンドレスベルトに積層してから加熱溶融させる。

後者の場合は、熱融着性樹脂組成物には粉末ないしペレ
ット状のものを用い、これをエンドレスベルトの上に散
布積層し、その積層の表側及び／又はエンドレスベルト
の裏側から加熱する。

その様にして積層された熱融着性樹脂組成物の裏打層１
３の表裏に温度差を付けるには、第１図に図示する如く
冷却ゾーン１８を通して予めエンドレスベルト１１を冷
却しておき、その上にＴダイやドクターを介して熱融着
性樹脂組成物をフィルム状に溶融させて塗王禎層するか
、又は、第２図に図示する如くエンドレスベルト１１の
上に積層した熱融着性樹脂組成物の表裏を加熱し溶融さ
せる場合には、基材カーペット１４との接着面たる表面
側の加熱ゾーン１９を長くし裏面側の加熱ゾーン２０を
短くし、或は又、第３図に図示する如く表面側にのみ加
熱ゾーン２１を設けて表面側だけを加熱する。

基材カーペット１４は、第２図と第３図に図示する如く
裏打ｒｉ４１３に重ね合わせる前に加熱ゾーン２２にｊ
ｍシて予備加熱してもよい。

エンドレスベルトｌ’ｌには、第２図に図示する如く、
数種の熱融着性樹脂組成物１２八　　・１２Ｂ・・・・
−・を重ねて積層することも出来、その場合、裏面側と
なる最初のＭＩ層１３八には充填剤を１００Ｐ、Ｈ。

Ｒ８以上配合した極低廉な接着性の少ない熱融着性樹脂
組成物を厚く積層し、表面側となる最後の積層１３Ｂに
は充填剤の配合量を１０　Ｐ、　　Ｉｔ、　Ｒ。

以下とした接着性の高い比較的高価な熱融着性樹脂組成
物を薄く積層するとよい。

尚、タイルカーベラ１−に二次基布を張りたい場合には
離形材の代わりにそれをエンドレスベルトの上に重ねて
おけばよい。

〔発明の効果〕

本発明では、熱融着性樹脂組成物を直接基材カーペット
１４に塗工裏打するのではなく、−旦エンドレスベルト
１１の上に積層し、その溶融せる高温の裏打積層１３の
有する熱量を調節し、その表面側が接着性を示す程度の
溶融状態にし、その接着に無関係な裏面側を冷却してか
ら基材カーペラ１−１４を重ね合わせるので、それが厚
く積層されていても、その有する熱量によって基材カー
ペラ１−１４を熱収縮させたり溶融破ｔｉ或は変形させ
たりすることがない。

特に本発明によれば、数種の熱融着性樹脂組成物１２八
　・１２Ｂ・・・・・・を重ねてエンドレスベルト１１
に積層し、それを−度に転写することが出来、そのとき
タイルカーペットに厚みと重量感を与える充填剤を多量
に配合した低廉な熱融着性樹脂組成物１２八を厚くエン
ドレスベルトにｌＩｉ屓し、最後に接着性の高い熱融着
性樹脂組成物１２Ｂを積層することによって、パイル抜
糸強度に優れ形状安定な厚みのあるタイルカーペットを
経済的に得ることが出来る。

更に又、これら数種の熱融着性樹脂組成物１３八・１３
Ｂは接近して設けたタンク１２＾と１２８から同時にエ
ンドレスベルト１１に積層することが出来、その裏打ｊ
ｉｉｆ１３と基材カーペット１４とは、ただ重ね合わせ
るだけでよく、それらを重ね合わせてから加熱する必要
がなく、従って長大な裏打設備を要せず工場内のスペー
スも有効に活用し得る等産業上利とするところ多大で実
用上類る好都合である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図及び第３図はそれぞれ本発明に係るタイ
ルカーペット裏打装置の側面図である。 １１・・・エンドレスベルト、１２・・・タンク、１３
・・・裏打層、　　　　　　１４・・・カーペット、１
５・・・テンター、１６・１７・・・ローラー、１８・
・・冷却ゾーン、　Ｉ９・２０・２１・２２・・・加熱
ゾーン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱融着性樹脂組成物を離形性を付与したエンドレスベル
   ト１１の上に積層し、その裏打層１３の表裏に温度差を
   付けて表側を高温溶融状態にし、その上に基材カーペッ
   ト１４を重ね合わせて接着し、エンドレスベルト１１を
   剥離して裏打層１３を基材カーペット１４に転写し、所
   要の形状に裁断することを特徴とするタイルカーペット
   の製造法。