JPH01148403A - クラッド鋼の厚板圧延方法 - Google Patents

クラッド鋼の厚板圧延方法

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JPH01148403A
JPH01148403A JP30587087A JP30587087A JPH01148403A JP H01148403 A JPH01148403 A JP H01148403A JP 30587087 A JP30587087 A JP 30587087A JP 30587087 A JP30587087 A JP 30587087A JP H01148403 A JPH01148403 A JP H01148403A
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JP
Japan
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rolling
mill
steel
slab
thick plate
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Pending
Application number
JP30587087A
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English (en)
Inventor
Hisashi Kamimura
上村 尚志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、異種材質を張り合わされたクラッド鋼の厚板
圧延方法に係り、特に高歩留りに圧延するのに好適な方
法に関する。
〈従来の技術〉 従来から耐蝕性を有する板材として、ステンレス鋼(S
υS)、アルミ、インコネルなどがよく知られている。
これらの板材は厚み方向に−様な材質で製造されている
が、価格が高く強度が弱いため他の強度の高いm +i
と張り合わせて使用せざるを得す、作業性が悪いという
欠点があった。そのため、近年、クラッド材の需要が高
くなってきている。このようなりラッド材は、通常、耐
蝕性のある鋼板と普通鋼板とを張り合わせて鋳造された
クラッド材スラブを圧延することによって製造される。
一般に、クラッド材の板厚方向における異種材の板厚分
布は、例えばステンレス鋼と普通鋼のクラッド材ではス
テンレス鋼の厚みが全体の厚みに対してlO〜40%程
度である。また、クラッド材スラブの寸法は、−Mに厚
みは140〜250mm、板幅は900〜2000mm
とされ、1100〜750℃の熱間圧延によってスラブ
の厚みを6〜50mm程度に圧延してクラッド材の製品
が得られる。
クラッド材スラブから厚板材を製造する場合には、一般
に圧延機1基でスラブを往復圧延を繰り返す可逆圧延に
よって厚みを減じていくいわゆる減厚圧延を行うのであ
るが、そのi狭い輻から所定の幅までの幅出し圧延工程
が含まれる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような圧延方法によってクラッド材
から厚板材を製造する場合、以下のような不具合が生じ
る。
クラッド材として、例えば硬質であるステンレス鋼と軟
質である普通鋼とを張り合わせたものでは、圧延時にお
ける変形硬さが異なり、−11にステンレス鋼(硬質鋼
)は普通鋼(軟質鋼)に比較して約2倍の変形力が必要
である。すなわち、第4図に示すようにステンレスfl
AN (硬質鋼rfi> 4と普通鋼層(軟質w471
)5の2層に形成されたスラブ3を通常の圧延ロール2
.2によって圧延し、ステンレス鋼と普通鋼の2層厚板
を得ようとすると、ステンレスwJ層4と普通t!4J
l!!5の圧延硬さが異なるため圧延終端部では普通m
1!f5がステンレス鋼層4より大きく延び、矢視F方
向に圧延する場合には普通鋼層5のふくらみ部6が生ず
ることになる。このため、圧延終了時点では、第5図に
しめすように、普通jl[5にはみ出し部7が生じてし
まう、このはみ出し部7は、製品化の段階で切り落とす
のであるが、それにより歩留りを悪くするという欠点が
ある。
このはみ出し7の量は、大きいので110閣程度にもな
るから、それによる歩留り低下は約20%にまで及ぶの
である。
このようなはみ出しを少なくする手段として、例えば特
開昭61−232003号公報や同61−232004
号公報に開示されている。前者の内容は、圧延前にクラ
ッド材の先端あるいは後端の少なくともいずれか一方端
の厚み方向に、水平ミルの圧延ロールを用いて予成形圧
延を行う方法であり、後者は前者の圧延ロールの代わり
にプレス工具を用いる方法である。
しかしながら、前者の特開昭61−232003の手段
を用いて予成形する場合は、その圧下量に制約があるか
ら十分な効果を発揮し得ないし、また予成形時に噛み込
み側端面にも軟質鋼のはみ出しを生ずることになりやは
り歩留りを低下するという問題がある。また、特開昭6
1−232004の手段を採用しようとすると、圧延ラ
インにプレス設備を新たに設置する必要があり、そのた
めに多大の設備投資を余儀なくされるという問題がある
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであ
って、若干の投資をするだけで歩留りを向上させるのに
好適なりラッド鋼の厚板圧延方法を提供することを目的
とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明の第1の態様は、クラッド鋼板の厚板圧延におい
て、水平ミルの上流または下流に配置したカリバロール
を有する垂直ミルを用いて幅出し圧延前にスラブ側面を
圧延して軟質鋼層側をテーパ状に成形した後、幅出し圧
延を行うことを特徴とするクラッド鋼の厚板圧延方法で
あり、また、本発明の第2のB様は、クラッド鋼板の厚
板圧延において、水平ミルの上流または下流に配置した
カリバロールを有する垂直ミルを用いて成形圧延前また
は輻出し圧延中にスラブ先、後端を圧延して軟質aN側
をテーパ状に成形した後、長手方向圧延を行うことを特
徴とするクラッド鋼の厚板圧延方法である。
く作 用〉 本発明の第1の態様によれば、幅出し圧延前に垂直ミル
のカリバロールを用いてスラブの軟質鋼層側をテーパ状
に予成形するようにしたので、引き続き行われる幅出し
工程において圧延材の両側端に生ずる軟質鋼層のはみ出
しを抑制することが可能である。
また、本発明の第2のJ!!様によれば、成形圧延前ま
たは幅出し圧延中に垂直ミルのカリバロールを用いてス
ラブの軟質鋼層側をテーパ状に予成形するようにしたの
で、引き続き行われる長手方向圧延工程において圧延材
の先、後端に生ずる軟質8FJのはみ出しを抑制するこ
とが可能である。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例について図面を参照して詳しく
説明する。
第1図は、本発明方法の実施例を模式的に示す(a)平
面図、伽)正面図であり、第2図は、厚板圧延工程を模
式的に示す平面図である0図中、従来例と同一部材は同
一符号を付して説明を省略する。
第1図に示すように、水平ミル1の圧延ロール2の上流
側(または下流側)に、一対のカリバロール9.9で構
成される垂直ミル8を配置する。
ここで、第1図(ロ)を用いてカリバロール9のカリバ
形状について説明する。
まず、カリバの角度θは、30〜60°とするのが望ま
しい、その理由は、θが30’以下ではその後の圧延で
軟質鋼層5のかみ出しが不足してエツジ形状が直角とな
らない恐れがあり、また60°を超えるとその後の圧延
でかみ出しが残り、十分な目的が達成されないのである
次に、カリバ底の高さh(am)は、下記(1)、 (
2)式で与えられる。
hmt、+α  (m )・−・−・・・・・・・−・
・・・−・−・・・・・・(1)1/3  tヨ ≧α
≧10   (閣)・・・・・・・・−・・・・・−・
・・・ (2)ここで、tsはその時圧延されるクラッ
ド材スラブの硬質WANの厚みであり、乞えは軟質8層
の厚みである。
αの限定理由は、αが1/3t*より大きいとやはり圧
延後にかみ出しが残り、またLoan未満にすると製品
厚みの厚い厚板では仮エツジに窪みが残る場合があるか
ら、(2)式のように限定する必要がある。
このように構成された一対のカリバロール9゜9を有す
る垂直ミル8を用いて、第2図に示す各工程でクラッド
材スラブ3の両側端あるいは先。
後端をテーパ状に予成形圧延する。すなわち、クラッド
材スラブ3の幅方向の両端部は、第2図(a)に示すよ
うに幅出し圧延工程の前即ち成形圧延中にテーパ状に予
成形される。また、クラッド材スラブ3の先、後端の予
成形は、第2図(6)に示すように成形圧延工程前の面
取り圧延時に、あるいは輻出し圧延中に行われるのであ
る。
このように予成形圧延されると、クラッド材スラブ3の
形状は第3図(a)に示すようなものが得られるから、
引き続き幅出し圧延あるいは長手方向の厚み出し圧延を
施しても、第3図(ロ)に示すようにはみ出しの少ない
クラッド鋼板3Aが製造されるのである。
なお、この実施例においてクラッド材スラブ3の両側端
の予成形の工程と先、後端の予成形工程とを分けて説明
したが、本発明はこれらを組み合わせて実施することが
できることはいうまでもない。
また、本実施例では、垂直ミル8を水平ミルlの上流ま
たは下流に設けるとしたが、既設の厚板圧延機がユニバ
ーサルミルであれば竪型エツジ中が設置されるのが一般
的であるから、そのエツジヤにカリバ加工を施したロー
ルを用いて上下に移動可能とし、通常のエツジング圧延
と本発明のテーパ状の予成形圧延を兼用させるようにす
れば、垂直ミル8の設備投資を行う必要がない。
〔実施例1〕 板幅:I500mX長さ: 2400ma X厚み: 
 200rmのステンレスクラッド材スラブ(ステンレ
スwigみ:60m、IPiffi鋼層厚み:  14
0++++e)を、カリバの角度θ:45”、カリバ底
高さh:80amのカリバロールをセットした垂直ミル
8を用いて、第2図(a)に示すように幅出し圧延工程
の前即ち成形圧延時にクラッド材スラブ3の両側端に予
成形圧延して、第3図(a)に示すような形状にし、そ
の後引き続き幅出し圧延、長手方向の厚み出し圧延を行
い、板幅:3000mX長さ:  20500mX厚み
: 10mmのステンレスクラッド鋼板を製造した。そ
の結果、第3図(ロ)に示すようなはみ出しの少ないス
テンレスクラッド鋼板3Aが得られ、歩留りが5%問上
した。
〔実施例2〕 実施例1と同一寸法のステンレスクラッド材スラブを、
同一形状のカリバロールを有する垂直ミル8を用いて、
第2図(ロ)に示すように幅出し圧延中にクラッド材ス
ラブ3の先、後端に予成形圧延を施して、その後引き続
き長手方向の厚み出し圧延を行い、仮1! : 300
0閣×長さ:  2oooom x厚み:10−のステ
ンレスクラッド鋼板を製造した。その結果、歩留りは、
3%向上した。
なお、上記の実施例においてクラッド材スラブ3の両側
端の予成形の工程と先、後端の予成形工程とを分けて説
明したが、本発明はこれらを組み合わせて実施すること
ができることはいうまでもない。
また、本実施例では、垂直ミル8を水平ミルlの上流ま
たは下流に設けるとしたが、既設の厚板圧延機がユニバ
ーサルミルであれば竪型エツジ中が設置されるのが一般
的であるから、そのエツジ中にカリバ加工を施したロー
ルを用いて上下に移動可能とし、通常のエンジング圧延
と本発明のテーパ状の予成形圧延を兼用させるようにす
れば、垂直ミル8の設備投資を行う必要がない。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、水平ミルの上流
または下流に配置したカリバロールを有する垂直ミルを
用いて幅出し圧延前あるいは成形圧延前にスラブの側面
あるいは先、後端を圧延して軟質鋼層側をテーパ形状に
成形した後、幅出し圧延あるいは長手方向の厚み出し圧
延を施すようにしたので、はみ出しの少ないクラッド鋼
板の製造が可能となり、歩留りの向上が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法に係る実施例を模式的に示す(a
)平面図、(bO正面図、第2図は、厚板圧延工程を模
式的に示す平面図、第3図は、本発明方法によって圧延
された(a)クラッド材スラブ、(b)厚板″製品の形
状を示す正面図、第4図は、圧延の従来例を示す側面図
、第5図は、クラッド材製品の従来例を示す正面図であ
る。 1・・・水平ミル、      2・・・水平ロール。 3・・・クラッド材スラブ、   3A・・・クラッド
鋼讐反。 4・・・ステンレス鋼N(硬質lj1層)。 5・・・普通ti4M (軟質鋼層)。 6・・・ふくらみ部、     7・・・はみ出し部。 8・・・垂直ミル、      9・・・カリバロール
。 特許出願人   川崎製鉄株式会社 第1図 (a) (b) / 第2図 (a) (b) 工程 第  3  図 (a) (b) 第  4  図 第  5  図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クラッド鋼板の厚板圧延において、水平ミルの上
    流または下流に配置したカリバロールを有する垂直ミル
    を用いて幅出し圧延前にスラブ側面を圧延して軟質鋼層
    側をテーパ状に成形した後、幅出し圧延を行うことを特
    徴とするクラッド鋼の厚板圧延方法。
  2. (2)クラッド鋼板の厚板圧延において、水平ミルの上
    流または下流に配置したカリバロールを有する垂直ミル
    を用いて成形圧延前または幅出し圧延中にスラブ先、後
    端を圧延して軟質鋼層側をテーパ状に成形した後、長手
    方向圧延を行うことを特徴とするクラッド鋼の厚板圧延
    方法。
JP30587087A 1987-12-04 1987-12-04 クラッド鋼の厚板圧延方法 Pending JPH01148403A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045904A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Kobe Steel Ltd 鋼板の表面疵を抑制する圧延方法
JP2007152433A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Sapa Heat Transfer Ab 組み立てスラブの圧延におけるせん断とクロップロスを減ずる方法

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