JPH01146898A - 抗イデイオタイプ抗体 - Google Patents

抗イデイオタイプ抗体

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JPH01146898A
JPH01146898A JP62264743A JP26474387A JPH01146898A JP H01146898 A JPH01146898 A JP H01146898A JP 62264743 A JP62264743 A JP 62264743A JP 26474387 A JP26474387 A JP 26474387A JP H01146898 A JPH01146898 A JP H01146898A
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JP
Japan
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antibody
aid
idiotype
labeled
beads
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Application number
JP62264743A
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English (en)
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Teikin Shin
申 貞均
Tetsuya Tachikawa
哲也 立川
Katsuyuki Nakajima
中島 克行
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、癌のスクリーニング及び診断用として有用な
新規な抗イデイオタイプ抗体に関する。
従来の技術 細胞の癌化に伴う糖鎖異常の基礎研究に基づき、糖鎖性
の癌抗原が腫瘍マーカーとして、近年脚光をあびている
。ことに下記式(1)、(2)、(3)、(4)、(5
)、(6) NeuAc α2−+3Galβ1→4GlcNAc(
3−aIFuc)β1→3Galβ1→4GleNAc
(3=α1Fuc)  β1→3Galβ1→4GIC
−(1)Galβ1−+4GlcNAc(3←a IF
uc)  β1→3Galβ1→、         
        (2)Fucαl−*2Galβ1−
*4GlcNAc(3”αIF uc)  β1−3G
alβ1→          (3)NeuAc a
 2−+3.Galβ1−+3GlcNAc(4←αI
Fuc) β1→3Galβ1→         (
4)NeuAc β2−+3Galβ1→3GIcNA
c(4←aI Fuc)(6←a 2 NeuAc)β
1→3Galβ1−NeuAc β2→3Galβ1−
+3GlcNAc(6”α2NeuAc)β1→3Ga
lβ1−(6)で表わされる糖鎖構造は、極めて癌特異
性が高く、更に該糖鎖構造を有する抗原が癌患者の体液
中に極めて鋭敏に反映されており、又該糖鎖構造を認識
し得る特異抗体も確立されていることから、癌のスクリ
ーニング及び診断分野において、大きな期待カヨせられ
ている[Cancer Res、、46゜2619〜2
626、(1986)  ; Blochem。
Blophys、  Res、  Commun、、 
 100. 1578〜1586  (1981); 
J、Blol、Chem、。
259.4672〜4680  (1984);J。
Blol、Chem、、258. 11793〜117
97(1983); Cancer Res、、43.
5489〜5492 (1983)等〕。
しかしながら、上記式(1)で表わされる糖鎖構造(以
下「シアリルLex−iJという)、式(2)で表わさ
れる糖鎖構造(以下「Lex」という)、式(3)で表
わされる糖鎖構造(以下「フコシルLex」という)、
式(4)でiわされる糖鎖構造(以下[シアリルLea
Jという)、式(5)で表わされる糖鎖構造(以下[ジ
シアリルLeaJという)又は式(6)で表わされる糖
鎖構造(以下「ジシアリルタイプ−1」という)に対す
る特異抗体は、上記報告のとおり、すでに確立されては
いるものの、該抗体を用いて癌抗原を測定する際に必要
な標識もしくは不溶化抗原または標準抗原(スタンダー
ド)として使用し得る所望の精製抗原が実際上ないこと
もあり、上記各式で表わされる癌抗原の測定は、その手
法上極めて制限されたものでしかなく、かつ感度及び精
度上に大きな問題を残している。即ち、シアリルLex
−t、Lex、フコシルLex、シアリルLea、ジシ
アリルLea又はジシアリルタイプ−1を有する精製抗
原としては、上記報告の精製糖脂質が知られているが、
その精製工程は、極めて厖大かつ複雑であり、しかもそ
の結果として、わずかに構造決定に供し得る程度の収量
が得られているにすぎず、とうてい上記測定技術に供し
得ず、又糖脂質であるが為に、測定系の条件上、例えば
水溶性の面等からも、斯界の要求に添うものではない。
発明が解決しようとする問題点 かかる現状において、より高感度、高精度な、かつ操作
性に優れた1、シアリルLex−i。
Lex1フコシルLex1シアリルLea1ジシアリル
Le  又はジシアリルタイプ−1に示される癌抗原の
免疫検定法による測定技術の開発が斯界で切望されてい
る。
更に、シアリルLe  −1、Le  、フコシルLe
x、シアリルLe  、ンンアリルLe  又はジシア
リルタイプ−1に加え、その自己抗体等の上記糖脂質に
関連する新しいタイプの腫瘍マーカーの開発、究明なら
びにその測定技術の確立、ひいてはより的確かつ早期の
癌のスクリーニング及び診断を可能とする技術の開発が
望まれている。
本発明は、斯かる技術的課題をよく解決するものであり
、上記所望の技術を達成する為の新規な抗イデイオタイ
プ抗体を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、シアリルLe  −1SLe  。
フコシルLex、シアリルLea、ジシアリルLea又
はジシアリルタイプ−1を認識する抗体を抗原とする新
規な抗イデイオタイプ抗体が提供される。
抗体は、その反応特異性(認識する抗原決定基)により
特定されるが、かかる特有の抗原結合部位の立体構造は
、その分子中の高度可変領域により形成される。
更に、上記特定の抗体に固有の抗原性(抗原構造)が知
られており(イディオタイプ)、上記高度可変領域から
なる構造がこれを決定している。
抗イデイオタイプ抗体は、かかるイディオタイプと反応
する抗体として知られている(Oudin。
J、 et al、Acad 、  Sc1.  (P
aris) 、 257゜805 (1963);板戸
信夫、臨床免疫、17゜358〜365 (1985)
; Jerne、N、に、。
Ann、I+muno1..125C,373(197
4); Brown、 C,A、 et al 、、J
、  I+muno1. 。
123.2102  (1979); Jaffers
、G。
J、 et al 、、Trans’plant Pr
oc 、 、  15゜646  (1983)  ;
 Levy 、  R,et al、、  Fed。
Proc 、  Fed、  Am 、  Soc、 
 Exp、  Bfol、、  42゜2650  (
1983)  ; Koprowskl、  H。
at al 、  、  Proc 、  Natl 
、  Acad 、  5cLUSA、81.216 
(1984)等〕。
本発明の抗イデイオタイプ抗体は、特定癌抗原を認識す
ることで特定される抗体(以下、シアリルLex−iの
構造を認識する抗体をAbl−(1)、LeXの構造を
認識する抗体をAbl−(2)、フコシルLexの構造
を認識する抗体をAbl−(3) 、シアリルLeaの
構造を認識する抗体をAbl−(4)、ジシアリルLe
aの構造を認識する抗体をAbl−(5) 、ジシアリ
ルタイプ−1を認識する抗体をAbl−(6)という)
を抗原とする抗イデイオタイプ抗体として特定され、従
って抗体Abl−(1) 、Abl−(2) 、Abl
−(3) 、Abl−(4) 、Abl−(5)又はA
bl−(6)のいずれかの抗体とのみに特異反応性を有
する。
かかる本発明抗イデイオタイプ抗体には、抗体Abl−
(1)、Abl−(2) 、Abl−(3)、Abl−
(4) 、Abl−(5)又はAbl−(6)の抗原結
合部位から離れた部位を認識しくα−タイプ)、従って
抗原(シアリルLex−i、Lex、フコシルLex、
シアリルLea。
ジシアリルLea又はジシアリルタイプ−1)と抗体A
bl−(1) 、Abl−(2) 、Abl−(3) 
、Abl−(4) 、Abl−(5)又はAbl−(6
)との反応を阻害しないタイプの抗イデイオタイプ抗体
が包含される。更に本発明抗イデイオタイプ抗体には、
Abl−(1) 、Abl−(2) 、Abl−(3)
 、Abl−(4) 、Abl−(5)又はAbl−(
6)の抗原結合部位又はその近傍の部位を認識しくγ−
タイプ)、或いは抗原結合部位に相補的であって抗原(
シアリルLex−i、Lex、フコシルLex、シアリ
ルLea、ジシアリルLea又はジシアリルタイプ−1
の糖鎖構造)と同一の構造を有しくβ−タイプ)、その
結果、抗原である各糖脂質と抗体Abl−(1) 、A
bl−(2) 、Abl−(3)、Abl−(4) 、
Abl−(5)又はAbl−(6)との反応を濃度依存
的に阻害するタイプの抗イデイオタイプ抗体が包含され
る。
本明細書において糖、脂質及びそれらの結合様式等は、
IUPAC−IUB及びこの種の分野における通称名、
又は慣用に従い表示するものとし、その例を以下に挙げ
る。
NeuAc;N−アセチルノイラミン酸Gal;ガラク
トース Glc;グルコース GlcNAc ;N−アセチルグルコサミンF uc 
;フコース 以下、本発明抗イデイオタイプ抗体の製造法ニつき詳述
する。
本発明抗イデイオタイプ抗体は、Abl−(1)、Ab
l−(2) 、Abl−(3) 、Abl−(4)、A
bl−(5)又はAbl−(6)を免疫抗原として使用
することにより、通常の抗体の製造方法に従って製造す
ることができる。免疫抗原として使用される抗体である
Abl−(1)、Abl−(2) 、Abl−(3)、
Abl−(4)、Abl−(5)又はAbl−(6)は
、シアリルLe  −1、Le  、フコシルLex、
シアリルLe  、ンンアリルLe  又はジシアリル
タイプ−1で示されるそれぞれの糖鎖構造を認識するも
の、即ちこれらの糖鎖構造乃至これを含む糖脂質等に特
異的に結合性を示すものである限り特に限定はないが、
その特異性の面からはモノクロナル(monoclon
al)抗体であるのが好ましい。かかる抗体は、例えば
シアリルLex−iを認識する抗体Abl−(1)、に
ついては文献J、B1ol。
Chew、、259.10511〜10517(198
4)に記載の抗体rFH−6Jとして公知であり、Le
xを認識する抗体Abl−(2)については、文献J、
  Blol 、  CheIl+、、 259゜46
81〜4685 (1984)に記載の抗体rFH−2
Jとして公知であり、フコシルLexを認識する抗体A
bl−(3)については、文献J、B1o1 、Che
w、、258.11793〜11797 (1983)
に記載の抗体rAH−6Jとして公知であり、シアリル
Leaを認識する抗体Abl−(4)については、文献
CancerRes、、43.5489〜5492 (
1983)に記載の抗体rcA19−9Jとして公知で
あり、ジシアリルLeaを認識する抗体としては文献J
Blol、Chets、、261.5487〜5495
(1986)に記載の抗体rFH−7Jとして公知であ
り、さらにジシアリルタイプ−1を認識する抗体として
は文献B 1ochem1stry、 25 。
2859〜2866 (1986)に記載の抗体rFH
−9Jとして公知である。又それら報告に準じて調製す
ることができる。
本発明抗体の好ましい製造法としては、本願特定の糖鎖
構造を認識する抗体、例えば上記抗体FH−6、PH−
2、AH−6、CA19−9、FH−7又はFH−9で
免疫した哺乳動物の形質細胞(免疫細胞)を、哺乳動物
の形質細胞腫細胞と融合させハイブリドーマ(hybr
idoma)を作成し、これより上記抗体FH−6、F
H−2、AH−6、CA19二9、PH−7又はFH−
9を認識する所望の抗イデイオタイプ抗体を産生ずるク
ローンを選択し、該クローンより目的とする抗イデイオ
タイプモノクロナル抗体を得る方法を、例示できる。
上記方法において免疫抗原、すなわち抗体FH−6、F
H−2、AH−6、CA19−9、FH−7又はFH−
9で3疫される哺乳動物としては、特に限定されないが
、細胞融合に使用する形質細胞腫細胞との適合性を考慮
して選択するのが好ましく、一般にはマウス、ラット等
が有利に使用される。
免疫は一般的方法により、例えば上記抗体FH−6、P
H−2、AH−6、CA19−9、FH−7又はFH−
9を哺乳動物に静脈内、皮下又は腹腔内注射等により投
与することにより行なわれる。より具体的には、抗体P
H−6、FH−2、AH−6、CA19−9、FH−7
又はFH−9をPBS等で適当濃度に希釈し、これを必
要により牛血清アルブミン(BSA)等の通常の担体に
結合させた後、動物に2〜14日毎に数回投与し、総投
与量が約1〜100μg/動物程度になるように投与す
るのが好ましい。又、該投与に際しては、通常のアジュ
バントを併用することもできる。
免疫細胞としては、上記免疫原最終投与の約3日後に摘
出した牌細胞を使用するのが好ましい。
また上記免疫細胞と融合される他方の親細胞としての哺
乳動物の形質細胞腫細胞としては、既に公知の種々の細
胞株、例えばp 3 (p 3/X63−Ag 8)[
Nature、256,495〜497(1975) 
) 、P 3−U 1 (CurrentToplcs
ln  MlerOblologyand Immun
ology、81. 1−7 (1978)) 、N5
−1 (Eur、J。
Immunol、、6.511〜519 (1976)
)、MP C−11(Ce11.8.405〜415(
1976)] 、5P210 [Nature、276
゜269〜270 (1978)) 、FO[J。
Ima+uno1. Meth、、 35. 1〜21
 (1980) )X63. 6. 5. 3.  (
J、  In+muno1..123゜1548〜15
50 (1979)) 、5194(J、Exp、Me
d、、148.313〜323(1978))等や、ラ
ットにおけるR210(Nature、277.131
〜133 (1979)i等の骨髄腫細胞等が使用され
る。
上記免疫細胞と形質細胞腫細胞との融合反応は、基本的
には、公知の方法例えばマイルスタイン(Mllste
ln )らの方法(Method inEnzymol
ogy、Vol、 73. pp3 (1981) 3
等に準じて行ない得る。より具体的には上記融合反応は
、例えば融合促進剤の存在下に通常の栄養培地中で行な
われる。融合促進剤としては、通常用いられるもの、例
えばポリエチレングリコール(PEG)、センダイウィ
ルス(HVJ)等が使用され、更に所望により融合効率
を高めるためにジメチルスルホキシド等の補助剤を添加
使用することもできる。免疫細胞と形質細胞腫細胞との
使用比は、通常の方法と変りがなく、例えば形質細胞腫
細胞に対し、免疫細胞を約1−10倍程度用いればよい
。上記融合時の培地としては、例えば上記形質細胞腫細
胞株の増殖に使用されるようなRPMI−1640培地
、MEM培地、その他この種の細胞培養に使用される通
常の各種培地を利用でき、通常は牛胎児血清(F CS
)等の血清補液を抜いておくのがよい。融合は、上記免
疫細胞と形質細胞腫細胞との所定量を上記培地内でよく
混合し、予め37℃程度に加温したPEG溶液、例えば
平均分子量1000〜6000程度のものを、通常培地
に約30〜60W/V%の濃度で加えて混ぜ合せること
により行なわれる。以後、適当な培地を逐次添加して遠
心し、上清を除去する操作を繰返すことにより所望のハ
イブリドーマが形成される。
得られる所望のハイブリドーマの分離は、通常の選別用
培地、例えばHAT培地(ヒボキサンチン、アミノプテ
リン及びチミジンを含む培地)で培養することにより行
なわれる。該HAT培地での培養は、目的とするハイブ
リドーマ以外の細胞(未融合細胞等)が死滅するのに充
分な時間、通常数日〜数週間行なえばよい。かくして得
られるハイブリドーマは、通常の限界希釈法に従い、目
的とする抗イデイオタイプ抗体の産生株の検索及び単一
クローン化が行なわれる。
該産生株の検索は、例えばELI SA法(Engva
ll、 E、、Meth、Enzymol、、70.4
19〜439 (1980)) 、プラーク法、スポッ
ト法、凝集反応法、オクテロニイ−(Ouchterl
ony)法、ラジオイムノアッセイ(RI A)法等の
一般に抗体の検出に用いられている種々の方法〔[ハイ
ブリドーマ法とモノクロナール抗体」、■R&Dプラン
ニング発行、I)I)30〜53.昭和57年3月5日
〕に従って行なわれる。
上記目的の抗イデイオタイプ抗体の検出は、より具体的
には抗体FH−6、FH−2、AH−6、CA19−9
、FH−7又はFH−9と特異反応性を有し、他の同種
抗体には反応性を示さない抗体として確認され、かかる
検出に際しては、抗体FH−6、FH−2、AH−6、
CA19−9、FH−7又はFH−9は精製されたもの
を使用するのが有利である。
なお、本発明者によって既に確立された本発明の抗イデ
イオタイプ抗体を使用すれば、例えば免疫沈降法、アフ
ィニティークロマトグラフィー等により、より簡便に精
製された抗体FH−6、FH−2、AH−6、CA19
−9、FH−7又はPH−9を得ることができる。また
前記の免疫抗原としても上記精製された抗体FH−6、
FH−2、AH−6、CA19−9、FH−7又はPH
−9を使用するのが有利である。
かくして本発明抗イデイオタイプ抗体を産生ずる所望の
ハイブリドーマが得られ、又之等からは、更に必要によ
り、シアリルLex−LとFH−6、LeXとFH−2
、フコシルLexとAH−6、シアリルLe  とCA
19−9、ジシアリルLeaとFH−7又はジシアリル
タイプ−1とFH−9との反応に対する阻害活性に基づ
いた夫々のタイプの抗イデイ、オタイブ抗体を産生ずる
ハイブリドーマを選別することもできる。之等のハイブ
リドーマは、通常の培地で継代培養でき、また液体窒素
中で容易に長期間保存可能である。
上記で得られた本発明抗体を産生ずるハイブリドーマか
らの目的の本発明抗イデイオタイプ抗体の採取は、該ハ
イブリドーマを常法に従って培養し、その培養上清とし
て、或いはハイブリドーマをこれと適合性のある哺乳動
物に投与して増殖させ、その腹水として得る方法等が採
用される。前者の方法は、高純度の抗体を得るのに適し
ており、後者の方法は、抗体の大量生産に適している。
また上記により得られる本発明抗イデイオタイプ抗体は
所望により、塩析、吸収法、ゲル沖過法、アフイニイテ
イクロマトグラフイー等の通常の精製手段により極めて
簡便に精製することができる。
かくして得られる本発明抗イデイオタイプ抗体の使用に
よれば、癌抗原たる前記シアリルしex−i、LeX、
フコシルLex、シアリルLea。
ジシアリルLe  又はンンアリルタイブ−1、及びそ
の特異抗体、ことに体液中に存在するそれらを、極めて
高感度かつ高精度に測定することができる。従って本発
明抗イデイオタイプ抗体の提供によれば1、極めて早期
から的確な、癌のスクリーニング及び診断を行い得る。
本発明抗イデイオタイプ抗体を使用する上記スクリーニ
ング及び診断は、基本的には、通常の免疫検定法、例え
ばETA法、酵素免疫測定法(ETA)、凝集法、フロ
ーサイトメトリー法(FCM)等に従うことができ、之
等各免疫検定法における具体的操作、手順等も一般に採
用されているそれらと特に異ならず、例えば公知の競合
法、サンドイツチ法、フローサイトメーターを用いる方
法等に準じることができる。
上記において検体として用いられる体液としては、例え
ば血液、細胞組織液、リンパ液、胸水、腹水、羊水、胃
液、尿、膵液、髄液、唾液等を例示できる。之等のうち
では、血液、特に血清又は血漿が好ましい。
また上記検定法において不溶化法を採用する場合は、常
法に従い測定系における抗原又は抗体は、不溶性担体に
化学的又は物理的に反応させることにより不溶化される
。ここで不溶性担体としては、例えばセルロース粉末、
セファデックス、セファロース、ポリスチレン、p紙、
カルボキシメチルセルロース、イオン交換樹脂、デキス
トラン、プラスチックフィルム、プラスチックチューブ
、ナイロン、ガラスピーズ、絹、ポリアミン−メチルビ
ニルエーテル−マレイン酸共重合体、アミノ酸共重合体
、エチレン−マレイン酸共重合体等を使用できる。不溶
化は、共有結合法としてのジアゾ法、ペプチド法(酸ア
ミノ誘導体法、カルボキシクロリド樹脂法、カルボジイ
ミド樹脂法、無水マレイン酸誘導体法、イソシアナート
誘導体法、臭化シアン活性化多糖体性、セルロースカル
ボナート誘導体法、縮合試薬を使用する方法等)、アル
キル化法、架橋試薬によ纂担体結合法(架橋試薬として
ゲルタールアルデヒド、ヘキサメチレンイソシアナート
等を用いる) 、Ug1反応による担体結合法等の化学
的反応;或いはイオン交換樹脂のような担体を用いるイ
オン結合法;ガラスピーズ等の多孔性ガラスを担体とし
て用いる物理的吸着法によって行なわれる。尚、凝集法
を採用する場合は、本発明抗体を、赤血球もしくはラテ
ックス等の通常の凝集テストに使用される粒子に、上記
に従い吸着(感作)したものが使用される。
測定系における抗原又は抗体の標識体としては、それら
を、通常の放射性物質、酵素標識物質、螢光物質等の各
種標識剤で標識化したものが用いられる。該標識剤とし
ての放射性物質としては、?251等の放射性ヨード等
を、螢光物質としては、フルオレツセイン番イソチオシ
アナート(FITC)、テトラメチルローダミンΦイソ
チオシアナート(TRITC) 、置換ローダミン・イ
ソチオシアナート(XRITC) 、ローダミンB@イ
ソチオシアナート、ジクロロトリアジンフルオレツセイ
ン(DTAF)等を、酵素標識物質としては、パーオキ
シダーゼ(POX) 、マイクロパーオキシダーゼ、キ
モトリプシノーゲン、プロカルボキシペプチダーゼ、グ
リセロアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素、アミラーゼ
、ホスホリラーゼ、DNAアーゼ、RNAアーゼ、アル
カリフォスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ等をそれ
ぞれ挙げることができる。これらによる標識方法もまた
常法に従うことができる(J、  Biol 、  C
hem、 。
254.9349〜9351 (1979):Natu
re、194.495 (1962);螢光抗体法、医
化学実験講座No、4,263〜270:Acta 、
  Endocrlnol 、 5upp1. 、 1
68゜206 (1972)  : Proc 、 N
at、 Acad 。
Sc1.、USA、−Σ7,713 (1967)等参
照〕。
上記測定系における反応も、通常のこの種の免疫反応と
同様に実施しうる。その際測定系に利用される溶媒とし
ては、反応に悪影響を与えない通常のもの、例えばクエ
ン酸緩衝液、リン酸緩衝液、トリス−塩酸緩衝液、酢酸
緩衝液等を好ましいものとして例示できる。また測定の
際の免疫反応条件は特に制限はなく、通常のこの種測定
法と同様のものとすることができる。即ち該免疫反応は
一般に45℃以下、好ましくは約4〜40℃の温度条件
下、約1〜40時間を要して行なわれる。免疫反応終了
後の結合体及び遊離体(B−F)の分離も公知の方法に
従い、例えば不溶化法を採用したときは、遠心分離、炉
別、洗浄、デカンテーション等の分離手段により固相一
液相を分離することができる。その他の場合には例えば
デキストラン−活性炭法、第2抗体法等の常法に従えば
よい。
本発明抗イデイオタイプ抗体の利用による、上記測定法
の特徴点をより具体的に説明する。
(1)本発明抗イデイオタイプ抗体には、抗体FH−6
のみを認識する抗イデイオタイプ抗体、抗体FH−2の
みを認識する抗イデイオタイプ抗体、抗体AH−6のみ
を認識する抗イデイオタイプ抗体、抗体CA19−9の
みを認識する抗イデイオタイプ抗体、抗体FH−7のみ
を認識する抗イデイオタイプ抗体又は抗体PH−9のみ
を認識する抗イデイオタイプ抗体の6種の抗イデイオタ
イプ抗体が包含される。従って、体液中に存在する癌抗
原、即ち、前記シアリルLe  −1、Le  、フコ
シルLe、ノアリルLea、ジシアリルLea又はジシ
アリルタイプ−1に対する自己抗体の測定系においてそ
の特異抗体として極めて有利に使用し得る。抗ヒトIg
G抗体又はプロティンAを使用する一般の自己抗体測定
系においては、常に非特異的反応が多いので感度が低く
検体量が多量を要するという欠点がある。これに対して
本発明抗体の使用によれば、非特異的反応がないので有
利であり、もちろん直接法ことに簡便な凝集法による測
定をも可能とする。更に螢光標識された本発明抗体の使
用により、これを通常のフローサイトメトリーに適用す
ることによって、上記自己抗体産生細胞の測定ないしは
分画を行い得る。
(2)シアリルLex−iとその抗体PH−6、Lex
とその抗体FH−2、フコシルLexとその抗体AH−
6、シアリルLeaとその抗体′ CA19−9、ジシ
アリルLeaとその抗体FH−7又はジシアリルタイプ
−1とその抗体FH−9との反応を濃度依存的に阻害す
るタイプの本発明の各抗体は、癌抗原又はその抗体の測
定系において、精製抗原として使用でき、所望の不溶化
抗原、標識抗原ないしは、スタンダードとして、良好に
使用することができる。かかる測定系における精製抗原
の提供によって、その感度及び精度が著しく向上し、か
つ従来なし得なかった、標識抗原を使用する競合法によ
る測定をも可能とする。
(3)シアリルLex−iとその抗体FH−6、Lex
とその抗体FH−2、フコシルLexとその抗体AH−
6、シアリルLeaとその抗体CA19−9、ジシアリ
ルLeaとその抗体FH−7又はジシアリルタイプ−1
とその抗体FH−9との反応を阻害しないタイプの本発
明抗イデイオタイプ抗体は、抗体を用いる抗原の測定系
において、抗体の増幅即ち、抗体に特異的な第2抗体と
して使用でき、その感度を著しく向上させることができ
る。
上記に例示された本発明抗イデイオタイプ抗体の特徴点
に基づいた測定系は、適宜設定し得るが、例えば次の方
法によることができる。
即ち、糖鎖構造含有癌抗原の測定系としては、例えば■
標識抗イディオタイプ抗体、被検検体又は標準物質、及
び免疫原とした抗体を反応させた後、抗ラット抗体によ
る二抗体法に供する測定系、■固相化抗イディオタイプ
抗体、被検検体又は標準物質、及び標識された免疫原と
した抗体を反応させた後、固相化競合法に供する測定系
、■抗原ビーズ、被検検体又は標準物質、及び標識され
た免疫原とした抗体を反応させた後、固相化競合法に供
し、次いで免疫反応を阻害しないタイプの標識抗イデイ
オタイプ抗体を用いて増幅する測定系を採用することが
できる。
また、糖鎖構造含有癌抗原に対する自己抗体の測定系と
しては、例えば■固相化抗イディオタイプ抗体及び被検
検体又は標準抗体を反応させた後、更に標識化抗イデイ
オタイプ抗体を反応させるサンドイツチ法に供する測定
系、■固相化抗イディオタイプ抗体及び被検検体を反応
させた後、更に標識抗ヒトIgGを、反応させるサンド
イツチ法に供する測定系、■標識抗体(免疫原)、抗イ
デイオタイプ抗体及び被検検体又は標準抗体を反応させ
た後、抗ラットIgGによる2抗体法でB/F分離する
液相競合法に供する測定系、■固相化抗体(免疫原)、
標識抗イデイオタイプ抗体及び被検検体又は標準検体を
反応させる競合法に供する測定系を採用することができ
る。
上記測定法を実施するのに特に便利な方法は、本発明抗
イデイオタイプ抗体を必須成分として含有して調製され
た上記測定用のキットを使用する、方法である。このキ
ットによれば、癌のスクリーニング及び診断を、容易に
行なうことができる。
かかるキットにおいてその抗体試薬には、グリセロール
やウシ血清蛋白のような安定化剤及び/又は保存剤を添
加することができる。好ましくは、この抗体試薬は凍結
乾燥したものであり、キットには水溶性もしくは水と混
和しうる溶媒を含有させることかできる。更にこの抗体
試薬には、再構成された試薬系を一定のpHに保つため
の緩衝液及び/又は使用前に試料が悪化するのを防ぐた
めの保存剤及び/又は安定剤を添加することができる。
緩衝液はキット試薬の必須成分とは考えられないが、本
発明の測定法を実施する際に、pHを4〜8程度とする
ものを添加するのが好ましい。
また再構成剤は好ましくは水を含んだものであるが、水
の一部又は全部を水と混和し得る溶媒で置き換えること
もできる。水と混和し得る溶媒としては当業者に周知で
あり、例えばグリセリン、アルコール類、グリコール類
、グリコールエーテル類等を使用できる。
発明の効果 (1)本発明によれば、癌診断分野において優れた特性
を有する癌抗原、即ち、シアリルLex−i、Lex、
フコシルLex、シアリルLea、ジシアリルLea又
はジシアリルタイプー1を認識する抗体を抗原とする抗
イデイオタイプ抗体が提供される。
(2)本発明抗イデイオタイプ抗体を用いるときには、
該抗イデイオタイプ抗体の上記癌抗原の自己抗体に対す
る特異性が高いため、該自己抗体を極めて有利に測定で
きる。
(3)該癌抗原とその抗体との反応を濃度依存的に阻害
するタイプの本発明抗イデイオタイプ抗体は精製抗原と
して好適に使用できるので、該癌抗原又はその抗体の測
定系における感度、精度を著しく向上させることができ
る。
(4)該癌抗原とその抗体との反応を阻害しないタイプ
の本発明抗イデイオタイプ抗体は、抗体を用いる該癌抗
原の測定系において、抗体の増幅即ち抗体に特異的な第
二抗体として使用できるので、測定感度を著しく向上さ
せることができる。
(5)従って、かかる本発明抗イデイオタイプ抗体の利
用によれば、該癌抗原及びその自己抗体ないしは該抗体
産生細胞を高感度、高精度かつ簡便に測定することがで
き、癌のスクリーニング及び診断を極めて有利に行い得
る。
(6)更に、本発明抗イデイオタイプ抗体を利用すれば
、上記特定の糖鎖構造を認識する抗体を、その結合特異
性に基づき、簡便に且つ特異的に精製することができる
実施例 以下、本発明を更に詳しく説明するため、実施例、参考
例及び試験例を挙げる。
実施例1 抗イデイオタイプ抗体の製造■ 抗イデイオ
タイプ抗体の免疫原として抗体FH−6(Fukush
l、 Y、、Nudelman 、  E、。
Lcvery 、  B、  S、、and Hako
mori 、  S、、J。
Blol、Chem、、259.10511〜1051
7゜1984)の100μgを含有するリン酸緩衝食塩
水(pH7,4)500μQの溶液を等量のフロイント
 コムブリート アジュバント(F reund co
mplete adjuvant、 D I F C0
Laboratories、Detrolt Mich
lgan USA)と混和し、懸濁させた。得られた懸
濁液を上記PH−620μg含有分だけ取り、ウィスタ
ー系ラットに皮下投与した。以後、2週間目に同波をF
H−620μg含有分投与し、更に2週間後、生理食塩
水に溶解したFH−6200μg含有分を皮下に投与し
た。最終投与の3日後に牌臓を摘出し、牌細胞をRPM
I−1640培地で3回洗浄した。
マウス骨髄腫細胞株P 3 U 1 (Current
’roptcs in  Mlcroblology 
and I mmunotogy 。
81.1〜7.1978)を同様に洗浄後、その4X1
07個と上記牌細胞2X10B個とを50mQ遠心管に
入れ混合した。200G、5分間遠心後、上清をパスツ
ールピペットで除去した。37℃に保温したポリエチレ
ングリコール1500(ベーリンガーマン/%イム山之
内)50W/V%を含むRPMI−1640溶液2mQ
を1分間かけて滴下し、次いで、37℃に保温したPC
8を含まないRPMI−1640溶液1 mQを加え、
1分間放置後、さらに2mQを加え、2分放置後4mQ
を加える。4分放置後、37℃に保温した15%FC3
,0,05g力価/Q−硫酸ストレプトマイシン、60
000 U/Q−ペニシリンGカリウム、54mg/Q
−ゲンタマイシン、及び1mMピルベートを含有するR
PMI−1640(以下これを[完全RPMIJという
)を8mQ加え、200Gで5分間遠心分離した。上清
を除去し、37℃に保温した完全RPMIに牌臓細胞2
X106個/mQとなるように懸濁し、24穴マイクロ
プレート(コースタ−社)に0.1mQづつ接種し、3
7℃、5%炭酸ガスインキュベーター内で培養した。
24時間後、1.0X10’Mヒボキサンチン、4.0
XIO°7Mアミノプリテン、 1.6X10’Mチミジンを含む完全RPMI培地(以
下rHAT培地」という)0.1mQを各ウェルに添加
した。以後、上清の半分を第3、第5、第7日口にそれ
ぞれ新しいHAT培地に代え、第9日口に同様に上清の
半分を1.OXlo−4Mヒポキサンチン及び1.6X
10’Mチミジンを含む完全RPMI培地(以下rHT
培地」という)に代えた。同様に第12.15.18.
21日目に上清の半分をHT培地に代え、24日目に上
清の半分を完全RPMI培地に代えた。以後、この完全
RPMI培地で増殖維持した。
かくして得られるハイブリドーマを、限界希釈法により
クローニングした。即ちハイブリドーマ2.5X10個
/ mQ SB alb / C系マウス胸線細胞4X
108個/ mQとなるように完全RPMI培地に調製
し、これをハイブリビーフ5個/ウェルとなるように9
6ウエルのプレートに播き、培養した。増殖してくるハ
イブリドーマを更に同様にハイブリドーマ0.5個/ウ
ェルとしてクローニングした。
目的の抗イデイオタイプ抗体を産生ずるクローンの検索
は、PH−6、抗体AM−6(Abe。
K 、、Mcklbbin、 J 、 M、、and 
Hakomorl、 S 、、 J 。
Biol、Chem、258. 11793〜1179
7゜1983)、ウシ血清アルブミン(BSA)をそれ
ぞれプレートに不溶化した96穴プレートの各ウェルに
、クローニング中の培養上清を50μQと、リン酸緩衝
液50μQとを入れ、室温で振盪下で1時間反応させた
。反応後、蒸留水で未反応物を洗浄除去し、パーオキシ
ダーゼ標識抗ラットIgG(カッベル社)の6000倍
希釈溶液を100μQづつ各ウェルに入れ、室温で振盪
下で30分間反応させた。さらに、未反応物を蒸留水で
洗浄除去し、0.01%H2O2溶液中に2、 5mg
/mQで溶解した0−フェニレンジアミン溶液を100
μQづつ入れ、室温で15分間静置反応した後、2N 
 H280&を100μQ加え反応を停止させた。発色
したマイクロプレートをマイクロリーダーr T 1t
ertek MultiskanOM CCl (Fl
ow Laboratorles Inc、 (USA
)社製)を用いて492nI!lで測定した。
上記方法によって、FH−6のみに陽性反応(結合性)
を示す本発明抗体産生クローンを選別し、更に以下の阻
害系スクリーニングに付した。
すなわち当該クローンの培養上清50μQと125■標
識FH−6の200.cl  (50000cpm)と
を振盪下、室温で1時間反応させ、抗原としてのPC−
9ビーズを1ヶ入れ、振盪下、室温で1時間反応させる
ことにより、ビーズの放射能カウントによってPH−6
と抗原との結合阻害活性を試験した。培養上清を使用し
ない系をコントロールとして、その阻害活性により、ク
ローンを選別した。かかる両スクリーニング系及び上記
限界希釈法により、FH−6と抗原(シアリルLex−
i)との反応を阻害しないタイプの本発明抗体を産生ず
る2クローン(クローンNα: 0AL−AI d−6
A及び0AL−AI d−60)及び上記阻害するタイ
プの本発明抗体を産生ずる3クローン(クローンNo、
: 0AL−A I d−6D、  0AL−AI d
−6E及び0AL−AI d−6F)の所望のハイブリ
ドーマを得た。尚代表例として、ハイブリドーマ0AL
−AI d−6Fをアメリカンタイプ カルチャー コ
レクションに寄託した(ATCC記号 HB  920
7)。
以下側タイプを代表して、0AL−AI d−6A及び
0AL−AI d−6Fにつき述べる。尚、上記阻害系
のスクリーニングにおいて抗原として使用したPC−9
ビーズは、シアリルLe  −tを表現していることが
知られている癌細胞株PC−9(Cancer Res
、、42. 601〜608(1982))の培養上清
を過塩素酸(PCA)抽出後、セファロースCL−6B
に付して得られた糖蛋白をビーズに、吸着(不溶化)さ
せて得た。
■ 上記■で得たりo−ンNa0AL−A I d−6
A又は0AL−AI d−6Fを、完全RPMI培地に
て5%炭酸ガスインキュベータ中で、379Cにて48
時間培養した。培養液を遠心分離(3000rpm、1
0分)して、目的のモノクロナル抗体(以下これを順次
rAId−6AJ及びrAId−6FJという)を含む
培養上清を夫々得た。
尚、両抗体共にIgGzaクラスに属していた。
これは、ラット モノクロナル タイピングキラ) (
Mlles  5cientific社製)により確認
された。
■ 前記■で得たクローンNo、AId−6AまたはA
ld−6FのI X 107個をRPMI−1640培
地0.5mQに懸濁させ、ヌードマウス、又はヌードラ
ットに腹腔的投与した。2〜3週間後、蓄積した腹水を
採取し、Ald−6AまたはAId−6Fを含む腹水を
得た。この抗体濃度は約0.2〜5 mg / moで
あった。上記及び前記■で得た培養上清、又は腹水をP
BSで2倍に希釈したものを抗体FH−6を固相化した
セファロース(B r CN−activated 5
epharose CL−4B(ファルマシア社製)を
使用して作成したもの)のアフイニイテイクロマトグラ
フイーに付すことにより夫々、精製AId−6A及びA
ld−6Fを得た。
実施例2 抗イデイオタイプ抗体の製造■ 抗イデイオ
タイプ抗体の免疫原として抗体FH−2(Bioche
m、 Blophys、 Res、 Commun。
、100.1578〜1586 (1981);J。
Biol 、Chew、、259.4672〜4680
(1984)の100μgを含有するリン酸緩衝液食塩
水(pH7,4)500μQの溶液を等量のフロイント
 コムブリート アジュバント(F reund co
mplete adjuvant、 D I F C0
Laboratories、Detroit Mieh
igan USA)と混和し、懸濁させた。得られた懸
濁液を上記FH−220μg含有分だけ取り、ウィスタ
ー系ラットに皮下投与した。以後、前記実施例1の■と
同様に免疫し、更に細胞融合を行いハイブリドーマを得
、限界希釈法によりクローニングした。
目的の抗イデイオタイプ抗体を産生ずるクローンの検索
は、精製PH−2、精製マウスIgMをそれぞれプレー
トに不溶化した96穴プレートの各ウェルに、クローニ
ング中の培養上清を50μQと、リン酸緩衝液50μQ
とを入れ、室温で振盪下で1時間反応させた。以後、実
施例1の■と同様にして、FH−2のみに陽性反応(結
合性)を示す本発明抗イデイオタイプ抗体産生クローン
を選別し、更に以下の阻害系スクリーニングに付した。
すなわち当該クローンの培養上清50μQと125 l
標識FH−2の200μQ  (50000cpm)と
を振盪下、室温で1時間反応させ、うち200μQを抗
原としてのPC−7細胞を固定したマイクロプレートに
入れ、振盪下、室温で20分間反応させることにより、
細胞固定マイクロプレートに結合した放射能カウントの
測定によってFH−2と抗原との結合阻害活性を試験し
た。培養上清を使用しない系をコントロールとして、そ
の阻害活性により、クローンを選別した二かかる両スク
リーニング系及び上記限界希釈法により、FH−2と抗
原(L e X)との反応の阻害が弱いタイプの本発明
抗イデイオタイプ抗体を産生ずる1クローン(クローン
No、: 0AL−A I d−2X42)及び上記阻
害が強いタイプの本発明抗イデイオタイプ抗体を産生ず
る4クローン(クローンNo、:0AL−Ald−2X
16,0AL−Ald−2X24,0AL−Ald−2
X26及び0AL−A I d−2X50)の所望のハ
イブリドーマを得た。尚代表例として、ハイブリドーマ
0AL−AI d−2X26をアメリカン タイプ カ
ルチャー コレクショ、ンに寄託した(ATCC記号H
B  9447)。また、上記阻害系のスクリーニング
において抗原として使用したPC−7細胞固定マイクロ
プレートは、Lexの糖鎖構造を表現していることが知
られている癌細胞株PC−7(早田義博他、医学のあゆ
み、90.36.1974、大谷高義他、肺癌、16.
67.1976)の細胞とポリL−リジンをグルタルア
ルデヒドによってプレートに不溶化させて得た。
■ 上記■で得たクローンNo、0AL−A I d−
2X42.0AL−Ald−2X16.0AL−AI 
d−2X24.0AL−A I d−2X26、又は0
AL−AI d−2X50を、完全RPMI培地にて5
%炭酸ガスインキュベータ中で、37℃にて48時間培
養した。培養液を遠心分離(3000rpm、10分)
して、目的のモノクローナル抗体(以下これを順次rA
Id−IJ、rAId−2J、rAId−3J、rAI
d−4J、及びrAId−5Jという)を含む培養上清
をそれぞれ得た。
尚、0AL−AId−2X16.0AL−Atd−2X
24.0AL−AId−2X26はIg01クラスに、
又0AL−AI d−2X42.0AL−AI d−2
X50はIgG2aクラスに属していた。これは、ラッ
ト モノクローナル タイピングキット(Miles 
 5cientific社製)により確認された。
■ 前記■で得たクローンNo、0AL−A I d−
2X42.0AL−Al d−2X16.0AL−AI
 d−2X24.0AL−A I d−2X26、又は
0AL−Al d−2X50(7)IXIO7個をRP
MI−1640培地0.5mQに懸濁させ、ヌードマウ
ス、又はヌードラットに腹腔内投与した。
2〜3週間後、蓄積した腹水を採取し、AId−1、A
ld−2、Ald−3、Ald−4又はAI d−5を
含む腹水を得た。この抗体濃度は約0.2〜5 mg 
/ mQで多った。上記及び前記■で得た培養上清、又
は腹水をPBSで2倍に希釈したものを抗体FH−2を
固相化したセファロース(B r CN−activa
ted 5epharose CL−4B(ファルマシ
ア社製)を使用して作成したもの)のアフイニイテイク
ロマトグラフイーに付すことにより夫々、精製Aid−
1、Ald−2、Ald−3、Aid−4及びAId−
5を得た。
実施例3 抗イデイオタイプ抗体の製造■ 抗イデイオ
タイプ抗体の免疫原として抗体AH−6(J、 Bio
l 、 Chew、、 258゜11793〜1179
7.1983)の100μgを含有するリン酸緩衝食塩
水(pH7,4)500μQの溶液を等量のフロイント
コムブリート アジュバントと混和し、懸濁させた。得
られた懸濁液を上記AH−620μg含有分だけ取り、
ウィスター系ラットに皮下投与した。以後前記実施例1
の■と同様に免疫し、さらに細胞融合を行いハイブリド
ーマを得、クローニングした。
目的の抗イデイオタイプ抗体を産生ずるクローンの検索
は、精製AH−6抗体、精製マウスIgMをそれぞれプ
レートに不溶化した96穴プレートの各ウェルに、クロ
ーニング中の培養上清を50μgと、リン酸緩衝液50
μQとを入れ、室温、浸盪下で1時間反応させた。以後
、実施例1の■と同様にAH−6のみに陽性反応を示す
本発明抗イデイオタイプ抗体産生クローンを選別した。
更に阻害系のスクリーニングは、当該クローンの培養上
清50μQと125I標識AH−6の200uQ  (
50000cpm)とを浸盪下、室温で1時間反応させ
、抗原としての肝癌組織抽出物をコートシたビーズを1
個入れ、浸盪下、室温で1時間反応させることにより、
ビーズの放射能カウントによってAH−6と抗原との結
合阻害活性を試験した。培養上清を使用しない系をコン
トロールとして、その阻害活性により、クローンを選別
した。かかる両スクリごニング系及び上記限界希釈法に
より、AH−6と抗原(フコシルLeX)との反応の阻
害が弱いタイプの本発明抗イデイオタイプ抗体を産生ず
るクローン(クローンNo、0AL−AId−4Y40
)及び上記阻害の強いタイプの本発明抗イデイオタイプ
抗体を産生ずる2クローン(クローンNo、0AL−A
 I d−4Y12、及び0AL−AI d−4Y26
)の所望のハイブリドーマを得た。尚代表例として、ハ
イブリドーマ0AL−Ald−4Y12をアメリカン 
タイプカルチャー コレクションに寄託した(ATCC
記号 HB  9450)。
尚、上記阻害系のスクリーニングにおいて抗原として使
用した肝癌組織抽出物をコートしたビーズは、AH−6
抗体反応陽性の大腸癌の肝移転した肝組織より、過塩素
酸抽出後、得られた糖蛋白をビーズに吸着(不溶化)さ
せて得た。
■ 上記■で得たクローンNα0AL−A I d−4
Y40.0AL−AI d−4Y12、又はoAL−A
I d−4Y26を、完全RPMI培地にて5%炭酸ガ
スインキュベータ中で、37℃にて48時間培養した。
培養液を遠心分離(3000rpm、10分)して、目
的のモノクロナール抗体(以下これを順次rAId−6
J、rAId−7J、及びrAId−8Jという)を含
む培養上清をそれぞれ得た。
0AL−Al d−4Y40はIgG、クラスに、0A
L−Al d−4Y12.0AL−AI d−4Y26
はIgGzaクラスに属していた。これは、ラットモノ
クローナル タイピングキットにより確認された。
■ 前記■で得たクローンNo、0AL−Ald−4Y
40.0AL−Al d−4Y12、又は0AL−AI
 d−4Y26を前記実施例1の■と同様に、ヌードマ
ウス、又はヌードラットに腹腔内投与し、AId−6、
Aid−7、又はAId−8を含む腹水を得た。次いで
、これを抗体AH−6を固相化したセファロースのアフ
イニテイクロマトグラフイーに付すことにより、それぞ
れ精製Ald−6、A I d−7、及びAid−8を
得た。
実施例4 抗イデイオタイプ抗体の製造■ 抗イデイオ
タイプ抗体の免疫原として抗体CA19−9 (Can
cer Res、、43. 5489〜5492.19
83)の100μgを含有するリン酸緩衝食塩水(pH
7,4)500μQの溶液を等量のフロイント コンプ
リート アジュバントと混和し、懸濁させた。得られた
懸濁液を上記CA19−9 20μg含有分だけ取り、
ウィスター系ラットに皮下投与した。以後前記実施例1
の■と同様に免疫し、さらに細胞融合を行いハイブリド
ーマを得、クローニングした。
目的の抗イデイオタイプ抗体を産生ずるクローンの検索
は、CA19−9 (J、B、C,。
257.14365〜14369.1982゜Canc
er Re5earch 、  43. 5489〜5
492゜1983)、精製マウスIgG、をそれぞれプ
レートに不溶化した96穴プレートの各ウェルに、クロ
ーニング中の培養上清を50μQと、リン酸緩衝液50
μQとを入れ、室温、浸盪下で1時間反応させた。以後
、実施例1の■と同様にCAl9−9のみに陽性反応を
示す本発明抗イデイオタイプ抗体産生クローンを選別し
た。
さらに阻害系のスクリーニングは、当該クローンの培養
上清50μQと♀5■標識CA19−9の200μQ 
(50000cpm)とを浸盪下、室温で1時間反応さ
せ、抗原としてのKATO−m細胞抽出物をコートした
ビーズを1個入れ、浸盪下、室温で1時間反応させるこ
とにより、ビーズの放射能カウントによってCA19−
9と抗原との結合阻害活性を試験した。培養上清を使用
しない系をコントロールとして、その阻害活性により、
クローンを選別した。かかる両スクリーニング系及び上
記限界希釈味により、CA19−9と抗原(シアリルL
e  )との反応を阻害するタイプの本発明抗イデイオ
タイプ抗体を産生ずるクローン(りO−:/NO,0A
L−A I d−19A4) 、及び」1記阻害するタ
イプの本発明抗イデイオタイプ抗体を産生ずる2クロー
ン(クローンNα0AL−AId−19A7及び0AL
−AId−19A10)の所望のハイブリドーマを得た
。尚代表例として、ハイブリドーマ0AL−AId−1
9A4及び0AL−Al d−19A10をアメリカン
 タイプカルチャー コレクションに寄託した(ATC
C記号 HB  9461及びHB  9448)。
上記阻害系のスクリーニングにおいて抗原として使用し
たKATO−mは、上記シアリルLeaを表現している
ことが知られている癌細胞法KATo−III (関口
守正他、組織培養、9 (6) 。
201〜207.1983)の培養細胞をPBSで抽出
後、PNA−セファロースCL−6Bに付して得られた
糖蛋白をビーズに吸着(不溶化)させて得た。
■ 上記■で得たクローンNa0AL−AId−19A
4.0AL−AId−19A7、又はoAL−Ald−
19A10を完全RPMI培地にて5%炭酸ガスインキ
ュベータ中で、37℃にて48時間培養した。培養液を
遠心分離(3000rpm110分)して、目的のモノ
クローナル抗体(以下これを順次rAId−9J、rA
Id−10」、及びrAId−11Jという)を含む培
養上清をそれぞれ得た。
0AL−Ald−19A4、及び0AL−AId−19
A7は1g02Bクラスに、0AL−AId−19A1
0はI gG、クラスに属していた。
これは、ラットモノクローナルタイピングキットにより
確認された。
■ 前記■で得たクローンNo、0AL−Ald−19
A4.0AL−Ald−19A7、又は0AL−AId
−19A1.0を前記実施例1の■と同様に、ヌードマ
ウス、又はヌードラットに腹腔内投与し、Ald−9、
Ald−10、又はAId−11を含む腹水を得た。次
いで、これを抗体CA19−9を固相化したセファロー
スのアフイニテイクロマトグラフイーに付すことにより
、それぞれ精製Ald−9、AId−10、及びAId
−11を得た。
実施例5 抗イデイオタイプ抗体の製造■ 抗イデイオ
タイプ抗体の免疫原として抗体FH−70,Biol、
Chem、、 261. 5487〜5495.198
6)の100μgを含有するリン酸緩衝食塩水(pH7
,4)500μQの溶液を等量のフロイント コンプリ
ート アジュバントと混和し、懸濁させた。得られた懸
濁液を上記FH−720μg含有分だけ取り、ウィスタ
ー系ラットに皮下投与した。以後前記実施例1の■と同
様に免疫し、さらに細胞融合を行いハイブリドーマを得
、クローニングした。
目的の抗イデイオタイプ抗体を産生ずるり。−ンの検索
は、精製FH−7抗体、精製マウスIgGをそれぞれプ
レートに不溶化した96穴プレートの各ウェルに、クロ
ーニング中の培養上清を50μQと、リン酸緩衝液50
μQとを入れ、室温、浸盪下で1時間反応させた。以後
、実施例1の■と同様に、FH−7のみに陽性反応を示
す本発明抗イデイオタイプ抗体産生クローンを選別した
。更に阻害系のスクリーニングは、当該クローンの培養
上清50μQと125■標識FH−7の200μQ (
100000cpm)とを振盪下、室温で1時間反応さ
せ、抗原としての胎児側抽出物をコートしたビーズを1
個入れ、振盪下、室温で1時間反応させることにより、
ビーズの放射能カウントによってFH−7と抗原との結
合阻害活性を試験した。培養上清を使用しない系をコン
トロールとして、その阻害活性により、クローンを選別
した。かかる両スクリーニング系及び上記限界希釈法に
より、FH−7と抗原(ジシアリルLea)との反応を
阻害するタイプの本発明抗イデイオタイプ抗体を産生ず
るクローン(クローンNo、0AL−A I d−7A
1、及び0AL−A I d−7A2)及び上記阻害し
ないタイプの本発明抗イデイオタイプ抗体を産生ずるク
ローン(クローンNo、0AL−A I d−7A3)
の所望のハイブリドーマを得た。尚代表例として、ハイ
ブリドーマ0AL−AI d−7A1を通商産業省工業
技術院微生物工業技術研究所に寄託した〔受託番号微工
研条寄第1522号(FERM  BP−1522)〕
尚上記阻害系のスクリーニングにおいて抗原として使用
した胎児側抽出物をコートしたビーズは、FH−7抗体
反応陽性の胎児側1gに対し、0.6M過塩素酸5gを
加えて、ワーニングブレンダーでホモジナイズし、15
0000xG。
30分間遠心分離後、その上清を中和して透析後、凍結
乾燥した。これをセファロースCL−6Bを用いてゲル
沖過を行い、ボイドフラクションを分取して、得られた
糖蛋白をビーズに吸着させて得た。
■ 上記で得たクローン陽、0AL−AI d−7A1
.0AL−AI d−7A2又は0AL−AId−7A
3を、完全RPMI培地にて5%炭−酸ガスインキュベ
ーター中で、37℃にて48時間培養した。培養液を遠
心分離(3000rpm、10分)して、目的のモノク
ローナル抗体(以下、これらを順次rAId−7AIJ
、rAId−7A2」及びrAI d−7A3Jという
)を含む培養上清をそれぞれ得た。
尚、各抗体共にI g G 2.クラスに属していた。
これは、ラット モノクローナル タイピングキット(
Miles  5cientific社製)により確認
された。
■ 前記実施例5−■で得たクローンNo、0AL−A
ld−7A1.0AL−AI d−7A2及び0AL−
ATd−7A3のI X 107個をRPMI−164
0培地0.5mQに懸濁させ、ヌードマウス又はヌード
ラットに腹腔的投与した。2〜3週間後、蓄積した腹水
を採取し、AId−7A1、Ald−7A2又はAI 
d−7A3を含む腹水を得た。この抗体濃度は約0.2
〜5. 0mg/mQであった。上記及び前記■で得た
培養上清、又は腹水をPBSで2倍に希釈したものを抗
体FH−7を固相化したセファロース(BrCN−ac
tivated 5epharose CL −4B 
(ファルマシア社製)を使用して作成したもの)のアフ
ィニティクロマトグラフィーに付すことにより夫々、精
製Ald−7A1、AI d−7A2、及びAId−7
A3を得た。
実施例6 抗イデイオタイプ抗体の製造■ 抗イデイオ
タイプ抗体の免疫原として抗体FH−9(Bloche
mlstry、25.2859〜2866.1986)
の100μgを含有するリン酸緩衝食塩水(pH7,4
)500μQの溶液を等量のフロイント コンプリート
 アジュバントと混和し、懸濁させた。得られた懸濁液
を上記PH−920Mg含有分だけ取り、ウィスター系
ラットに皮下投与した。その後、前記実施例1−■と同
様に免疫し、さらに細胞融合を行いハイブリドーマを得
、クローニングした。
目的の抗イデイオタイプ抗体を産生ずるクローンの検索
は、FH−9抗体、精製マウスIgG、  ’をそれぞ
れプレートに不溶化した96穴プレートの各ウェルに、
クローニング中の培養上清を50μQと、リン酸緩衝液
50μQとを入れ、室温、振盪下で1時間反応させた。
以後、実施例1−■と同様に、FH−9のみに陽性反応
を示す本発明抗イデイオタイプ抗体産生クローンを選別
した。
さらに阻害系のスクリーニングは、当該クローンの培養
上清50μ、Qと125I標識FH−9の200μQ 
 (50000cpm)とを振盪下、室温で1時間反応
させ、抗原とし′ての肺癌細胞をコートしたビーズを1
個入れ、振盪下、室温で1時間反応させることにより、
ビーズの放射能カウントによってFH−9と抗原との結
合阻害活性を試験した。培養上清を使用しない系をコン
トロールとして、その阻害活性により、クローンを選別
した。かかる両スクリーニング系及び上記限界希釈法に
より、FH−9と抗原(ジシアリルタイプ−1)との反
応を阻害するタイプの本発明抗イデイオタイプ抗体を産
生ずるクローン(クローンNo、0AL−Al d−9
A1)の所望のハイブリドーマを得た。尚、このハイブ
リドーマ0AL−Aid−9A1を通商産業省工業技術
院微生物工業技術研究所に寄託した〔受託番号微工研条
寄第1523号(FERM  BP−1523))。
上記阻害系のスクリーニングにおいて抗原として使用し
たPC−7は、株化肺癌細胞PC−7の培養細胞をポリ
リジンを固相化したマイクロプレートに105個/we
ll入れ、ゲルタールアルデハイドで固定化させて得た
■ 上記■で得たクローンNo、0AL−A I d−
9A1を完全RPMI培地にて5%炭酸ガスインキュベ
ーター中で、37℃にて48時間培養した。
培養液を遠心分離(3000rpm、10分)して、目
的のモノクローナル抗体(以下、これをrAId−9A
IJという)を含む培養上清を得た。
A I d−9A1は■gG2.クラスに属していた。
これは、ラット モノクローナル タイピングキットに
より確認された。
■ 前記■で得たクローンNα0AL−AI d−9A
1を前記実施例1−■と同様に、ヌードマウス、又はヌ
ードラットに腹腔内投与した。2〜3週間後、蓄積した
腹水を採取し、Aid−9A1を含む腹水を得た。こρ
抗体濃度は約0.2〜5. 0mg/mQであった。
上記及び前記■で得た培養上清、又は腹水をPBSで2
倍に希釈したものを抗体PH−9を固相化したセファロ
ース(B r CN −activatedsepha
rose CL −4B (ファルマシア社製)を使用
して作製したもの)のアフィニティクロマトグラフィー
に付すことにより、精製Aid−9A1を得た。
参考例1 ■ 不溶化抗体の調製 前記実施例1で得た精製抗体Aid−6A又はAI d
−6Fを、0.15M−NaCQ及び0.05%NaN
3を含む50mM−PBS(pH7,4)にて5μg蛋
白質/ mQに調整した。
ポリスチレンビーズ(セキスイ化学工業■、φ4mm)
1万個を、30%エタノールを含む1/100ON  
NaOH溶液でよく洗浄し、更に蒸溜水で洗浄した。次
いでこれを1/100ON  NCQ溶液でよく洗浄し
、更に蒸溜水で十分に洗浄した。
上記抗体溶液100mQに、このビーズ800個を加え
、2時間撹拌し、次いで4℃下で一晩放置した。ビーズ
を沖過し、生理食塩水で洗浄後、0.5%結晶BSA 
(生化学工業社)を含む50mMPH8(pH7,4)
中に2時間撹拌し、更に4℃下で一晩放置した。ビーズ
を戸数し、充分に洗浄して不溶化抗体を得た。
■ 125I標識抗体の調製 精製抗体AId−6A又はAId−6Fの100μgを
0.1Mホウ酸緩衝液(pH8,2)0.1mQに溶か
した溶液に、Na”I (NEN社)の1mC1を加え
た。ヨードゲン(夏odogen ;p 1erce社
)1mO/mQめジクロルメタン溶液40μQをガラス
試験管に入れ、窒素ガス気流下に溶媒をとばして乾燥し
、この試験管に、上記抗体溶液を加え、水冷下に、5分
間、静置して反応させた。
この反応物を別の試験管に移し、反応を停止させた後、
ゲルp過(セファロースCL6B、溶出液=0.15M
  NaCQ、0.1%BSA及び0.02%NaN3
を含む50mMリン酸緩衝液)により、放射活性のピー
クに一致するIgG分画を採取して、125I−標識抗
体を得た。該抗体の反応性は、抗体FH−6を用いて試
験された。
また上記の他に、クロラミンT法(N ature。
194.496.1962)及びポルトン−ハンター法
(Blochem、J、、89,114.1963)に
従っても、それぞれ良好なt25!−標識抗体を得た。
■ 酵素標識抗体の調製 精製抗体AId−6AまたはAld−6Fの10mgを
0.1Mリン酸緩衝液(pH6,8)1mQに溶解し、
10mg/mQパーオキシダーゼの同緩衝液を加えて、
ゆるやかに撹拌する。1%ゲルタールアルデヒド溶液5
0μQを滴下し、室温で、2時間インキュベーションし
、反応混合物を生理食塩水に対して、4℃下に一昼夜透
析して、パーオキシダーゼ標識抗体を得た。
また、上記の他に過ヨウ素酸架橋法(J。
Histochem、 Cytochem、、 22.
 1084〜1091.1974)、マレイミド架橋法
(J。
Htstochem、 Cytochem、、 78.
 235〜237゜1975)、イソシアネート架橋法
(J。
Hlstochem、 Cytochem、、 21.
233〜240゜1973)、ベンゾキノン架橋法(A
 nn。
Immunol、、127C,197〜208.197
6)に従っても、それぞれ良好なパーオキシダーゼ標識
抗体を得た。さらに、パーオキシダーゼの代わりにβ・
Gガラクトシダーゼ、アルカリホスファターゼ、マレー
トデヒドロゲナーゼ、グルコース・6・リン酸脱水素酵
素、グルコース酸化酵素、アセチルコリンエステラーゼ
、グルコアミラーゼ、リゾチーム等の酵素も標識できた
■ 螢光標識抗体の調製 前記実施例1−■で得た精製抗イデイオタイプ抗体AI
d−6Fの10mgを0.05M炭酸緩衝液(pH9,
5)1mQに溶解し、これに100μg/rnQ  F
 I TC(フルオレツセイン・イソチオシアナート)
の濃度で同緩衝液に溶解した溶液を滴下し、室温で1時
間攪拌する。その後、0.005Mのリン酸緩衝液で一
昼夜透析後、DEAE−セファロースを用いてイオン交
換により精製し、FITC標識抗イディオタイプ抗体を
得た。
また、上記の他にRITC(テトラメチルローダミン・
イソチオシアネート)でも、同様の方法で、良好なRI
TC標識抗イディオタイプ抗体を得た。
参考例2 ■ 不溶化抗体の調製 前記実施例2−■で得た精製抗イデイオタイプ抗体Al
d−1、AId−2、AId−3、AId−4又はAi
d−5を、0.15M−NaCQ及び0.05%NaN
3を含む50mM−PBS(pH7,4)にて5μg蛋
白質/ mQに調製した。
以下参考例1−■と同様の操作により、夫々の不溶化抗
体を得た。
■ +25 (標識抗体の調製 前記実施例2−■の方法で得た精製抗体Aid−1、A
id−2、Ald−3、Ald−4又はAId−5の1
00μgを0.1Mホウ酸緩衝液(pH8,2)0.1
mQに溶かした溶液にNa!2J (NEN社)の1m
C1を加え、前記参考例1−■と同様の操作により12
5 I標識抗体を調製した。
■ 酵素標識抗体の調製 前記実施例2−■で得た精製抗イデイオタイプ抗体AI
d−1、AId−2、AId−3、AId−4又はAl
d−15の10mgを0.1Mリン酸緩衝液(pH6,
8)1mQに溶解し、10mg/mQパーオキシダーゼ
の同緩衝液を加えて、前記参考例1−■と同様の操作に
よりパーオキシダーゼ標識抗体を得た。
■ 螢光標識抗体の調製 前記実施例2−■で得た精製抗イデイオタイプ抗体AI
d−1、A I d−2、A I d−3、Ald−4
又はAld−5の10+agを0.05M炭酸緩衝液(
pH9,5)1mOに溶解し、これに100μg/m9
  FITC(フルオレツセイン・イソチオシアナート
)の濃度で同緩衝液に溶解した溶液を滴下し、室温で1
時間攪拌した。その後、前記参考例1−■と同様の操作
により、FITC標識抗イディオタイプ抗体を得た。
参考例3 ■ 不溶化抗体の調製 前記実施例3−■で得た抗体AId−6、Ald−7又
はAId−8を、上記参考例1−■と同様の操作により
不溶化抗体を調製した。
■ +251標識抗体の調製  − 前記実施例3−■で得た抗体AId−6、Ald−7又
はAId−8を、上記参考例1−■と同様の操作により
125I標識抗体を調製した。
■ 酵素標識抗体の調製 前記実施例3−■で得た精製抗イデイオタイプ抗体Al
d−6、Aid−7又はAid−8を、上記参考例1−
■と同様の操作によりパーオキシダーゼ標識抗体を調製
した。
■ 螢光標識抗体の調製 前記実施例3−■で得た精製抗イデイオタイプ抗体Ai
d−6、AId−7又はAld−8についても、上記参
考例1−■と同様の方法で、良好なFITCa識抗イデ
ィオタイプ抗体を調製した。
参考例4 ■ 不溶化抗体の調製 前記実施例4−■、で得た抗体Ald−9、AId−1
0又はA I d−11を、上記参考例1−■と同様の
操作により不溶化抗体を調製した。
■ +25 H標識抗体の調製 前記実施例4−■で得た抗体Aid−9、AId−10
又はA I d−11を、上記参考例1−■と同様の操
作により1251標識抗体を調製した。
■ 酵素標識抗体の調製 前記実施例4−■で得た精製抗イデイオタイプ抗体Ai
d−9、Aid−10又はAld−11を、上記参考例
1−■と同様の操作によりパーオキシダーゼ標識抗体を
調製した。
■ 螢光標識抗体の調製 前記実施例4−■で得た精製抗イデイオタイプ抗体AI
d−9、AId−10又はAid−11についても、上
記参考例1−■と同様の方法で、良好なFITC標識抗
イディオタイプ抗体を調製した。
参考例5 ■ 不溶化抗体の調製 前記実施例5−■で得た抗体AId−7A1、A I 
d−7A2又はAI d−7A3を、上記参考例1−■
と同様の操作により不溶化抗体を調製した。
■ 125■標識抗体の調製 前記実施例5−■で得た抗体Ald−7A1、AI d
−7A2又はAId−7A3を、上記参考例1−■と同
様の操作により125 ■標識抗体を調製した。
■ 酵素標識抗体の調製 前記実施例5−■で得た精製抗イデイオタイプ抗体AI
d−7A1、AId−7A2又はAId−7八3を、上
記参考例1−■と同様の操作によりパーオキシダーゼ標
識抗体を調製した。
■ 螢光標識抗体の調製 前記実施例5−■で得た抗体Aid−7A1、AI d
−7A2又はAid−7A3を、上記参考例1−■と同
様の操作により、良好なFITC標識抗イディオタイプ
抗体を調製した。
参考例6 ■ 不溶化抗体の調製 前記実施例6−■で得た抗体AId−9A1を、上記参
考例1−■と同様の操作により不溶化抗体を調製した。
■ 1251標識抗体の調製 前記実施例6−■で得た抗体AId−9A1を、上記参
考例1−■と同様の操作により125 I標識抗体を調
製した。
■ 酵素標識抗体の調製 前記実施例6−■で得た抗体AId−9A1を、上記参
考例1−■と同様の操作によりパーオキシダーゼ標識抗
体を調製した。
■ 螢光標識抗体の調製 前記実施例6−■で得た抗体AI d−9A1を、上記
参考例1−■と同様の操作により、良好なFITC標識
抗イディオタイプ抗体を調製した。
試験例I AId−6A又はAid−6F培養上清を完全RPMI
−1640培地で希釈(X100、X300、X900
、X2700、X8100、X24300)したものを
それぞれ50μQと、リン酸緩衝液pH7,4200μ
Qとを入れたチューブを用意し、そこに FH−6抗体(J、B、C,,258,11793゜1
983)、 FH−2抗体(B、B、R,C,,109,36゜19
82)、 FH−4抗体(J、B、C,,259,4681゜19
84)、 IA−4抗体(Science、 220. 509゜
1983)、 CA19−9抗体(J、B、C,,257゜14865
、 1982)、 CA125抗体(Cancer Res、、44.28
13゜1984)  、 CA15−3抗体(Prot、Blol、F Iuld
s、 13゜1013、 1984) 、 BALB/CマウスIgM抗体、及びBSAのそれぞれ
不溶化ビーズを入れ、振盪下、室温で2時間反応させた
次いで、蒸溜水3mQで2回洗浄し、未反応のAI d
−6A又はAid−6Fを除去した後、パーオキシダー
ゼ標識抗ラットIgG(カペル社製。
18000倍希釈)を200μQづつ加え、室温で1時
間振盪反応させた。
さらに、未反応のパーオキシダーゼ標識抗ラット■gG
を3mQの蒸溜水で2回洗浄除去し、別のチューブに不
溶化ビーズを移した。ここに0.01%H2O2溶液中
に2. 5mg/mQとなるように0−フェニレンジア
ミンを溶解した溶液500μQを加え、30分間室温に
放置後、1.3NH2SOa  2.OmQで反応を停
止させた後、492nmで吸光度を測定した。
その結果、第1図に示すようにAId−6A及びAld
−6FはPH−6抗体不溶化ビーズとのみ反応し、この
他のいずれの抗体不溶化ビーズ、及びBSA不溶化ビー
ズとも反応しなかったことより、PH−6抗体と特異的
に反応する抗イデイオタイプ抗体であることが判った。
試験例2 FH−6(ハイブリドーマ培養上清の10倍希釈液)を
0AL−AI d−6A又は0AL−AId−6F培養
上清(X2.X6.X18.X54゜X162.x48
6.X1458)を1対1で混合し、室温で15分間反
応させた。その後、シアリル5SEA−1を有する精製
糖脂質(6Bgag11oside) 5 ng、コレ
ステロール15ng、ホスファチジルコリン251gを
担持させた不溶化ビーズを加え、洗浄後1、ビーズ上に
反応しているFH−6をFITC標識抗マウスIgG+
Mを用いてバンデツクス(Pandex)装置により定
量した。
AI d−6Fの結果を、第2図に示す。AId−6F
はシアリル5SEA−1とPH−6の結合を濃度依存的
に阻害するタイプの抗体であることが判る。一方Aid
−6Aは、上記試験において、該結合を全く阻害しなか
った。
試験例3 (1)本発明抗体を特異抗体として用いるシアリル5S
EA−1を認識する抗体の測定系■ ひつじ血清に種々
の濃度でFH−6を溶解したスタンダード50μQと、
前記で得た不溶化抗体(Ald−6F不溶化ビーズ)の
1ケとを0.1%BSA及び0.05%NaN3を含む
50mM  PBS (pH7,4)緩衝液中で、振盪
下に2時間(室温)反応させ、未反応物を洗浄除去後、
更に、前記で得た1251標識抗体(t2J標識Aid
−6F)の上記緩衝液溶液200μQ(約10万cpm
)を反応させた(振盪下、室温、2時間)。未反応物を
洗浄除去後、ビーズの放射能をγ−カウンターにより測
定した。上記により作成した標準曲線を第3図に示す。
◎ 上記■と同様に調製したFH−6抗体スタンダード
50μQに1251標識AId−6Fの■と同じ緩衝液
の溶液200μQ (約20000cpm)を加えて反
応させた(振盪下、室温2時間)。
更にFH−6不溶化ビーズを1ヶ加えて1時間同様に反
応後、洗浄し、ビーズの放射能をγ−カウンターにより
測定した。
上記により作成した標準曲線を第4図に示す。
なお、図中BoはスタンダードOu / mQ s即ち
ブランク溶液を入れた場合の結合cpmを意味し、これ
と比較して、スタンダードで競合させた場合の結合cp
mをBとして表わす。よってB / B 。
(%)はBをBoで割った%で表わされ、この値が小さ
い程、競合が強いということになり、スタンダードの量
を上げるにしたがって小さくなる。
O■と同様に調製したFH−6抗体スタンダード50μ
Qと■と同じ緩衝液200μQとAld−6F不溶化ビ
ーズ1ケとを室温、振盪下、2時間反応させた。125
1標識FH−6の100μQ(■と同じ緩衝液使用、約
20000cpm)を加えて、さらに1時間反応後、洗
浄し、以下同様にして作成した標準曲線を第5図に示す
@ ■と同様に調製したFH−6抗体スタンダード10
0μQに50mM  PBS、pH7,4(0,15M
  NaCQ、0.1%BAS。
0.05%NaN3を含む)緩衝液で希釈したt25夏
標識FH−6溶液100μQ (約20000cpm)
と同じ緩衝液で希釈したAId−6F(1μr/mQ)
を100μQと、同じ緩衝液100μQを加えて混合し
、4℃で一夜静置した。
これに上記緩衝液で400倍希釈した正常ラット血漿1
00μQ1上記緩衝液で40倍希釈した抗うットIgG
抗体100μQ1及び10%ポリエチレングリコール水
溶液200μQを加えて、遠心分離(3000rpm、
30分)した。上清をデカンテーションしてB/F分離
した。沈渣の放射能を測定して作成した標準曲線を第6
図に示す。
(2)シアリル5SEA−1抗原測定系(Aid−6F
をスタンダードとして用いた系)■ AId−6Fを種
々の濃度で羊血清に溶解したものをシアリル5SEA−
1抗原の代わりに用い、これを50μQとFH−6抗体
不溶化ビーズ1ヶとを0.1%BSA、0.05%Na
N3を含む50mMクエン酸緩衝液(pH4,5)中で
室温、振盪下2時間反応後、未反応物を洗浄除去後、さ
らにt251標識FH−6抗体を上記の緩衝液で調整し
た溶液200μQ (約70000cpm)を加え、振盪下、室温で2時間
反応させた。未反応物を洗浄除去後、ビーズの放射能を
γ−々ウンターにより測定した。上記により作成した標
準曲線を第7図に示す。
◎ 上記■と同様、AI d−6Fスタンダード50μ
Qを用い、セ5I−標識FH−6約20000cpm/
200μ9のクエン酸緩衝液とを振盪下、室温で2時間
反応させ、更にAld−6F不溶化ビーズを入れ、1時
間競合反応させる。洗浄除去後、ビーズの放射能をγ−
カウンターで測定する。この標準曲線を第8図に示す。
O■と同様にAId−6Fスタンダード50μQを用い
、FH−6不溶化ビーズ1ケと、125 l標識AI 
d−6F30000cpm/200.clの上記クエン
酸緩衝液中で、室温、振盪下で2時間競合反応を行ない
、未反応物を洗浄除去後、ビーズの放射能をγ−カウン
ターで測定した。この標準曲線を第9図に示す。
@ ■と同様にAI d−6Fスタンダードを50tt
Q用い、1251標識FH−620000cpm/20
0μQの上記クエン酸緩衝液中で、競合反応を室温、振
盪下で2時間反応させ、これにPC−9ビーズ1ケを加
え、さらに1時間反応後、洗浄し、ビーズの放射能をγ
−カウンターで測定した。この標準曲線を第10図に示
す。
試験例4 (1)血清中のFH−6抗体の測定 ヒト血清(正常人、及び癌患者)50μQに、0.1%
BSAと0.05%NaN3を含む50mM−PBS 
(pH7,4)緩衝液200.clを加えたものを1検
体につき4組用意し、2組にはAld−6F抗体不溶化
ビーズを入れ、残りの2組にはPC−9抽出物の不溶化
ビーズ1ケを入れた後、室温、振盪下で2時間反応させ
た。反応後、未反応物を蒸留水で3回洗浄除去し、一方
には、1251標識AId−6F抗体(10万cpm)
200μQを加え、他方には、125■標識抗ヒトIg
G抗体(5万cpm)200μ9を加え、それぞれ室温
で振盪下2時間反応させた。その後、未反応物を蒸留水
で3回洗浄除去後、ビーズの放射能をγ−カウンターに
より測定した。
その結果、第11図に・示すように正常人50例と肺癌
患者10例との間に有意差があった。
(2)PH−6抗体産生細胞の検出 FH−6ハイブリドーマ(コントロールとしてAH−6
ハイブリドーマを使用)を冷PBSで3回洗浄後、終濃
度1000万Ce1l/mQに調製した。
このFH−6ハイブリドーマとAH−6ハイブリドーマ
50μQと螢光標識Ald−6F (10011g/m
Q、33.311g/mQ、11.1/jf/mQ。
3、7μg/mQ)の50ttQを水冷下で30分間反
応させた後、冷PBSで1回洗浄後1 mGに希釈し、
エキサイチージョン488nm、エミッション530n
mの条件でフローサイトメータースペクトランI I 
I (Spectran I I I、 Or th。
社製)にかけ、螢光標識抗体AId−6Fと反応するP
H−6の割合を、AH−6/%イブリドーマのその世と
比較した。
その結果、第12図に示すように、抗イデイオタイプ抗
体Aid−6FはFH−6抗体産生細胞とのみ反応する
ことが判った。
試験・例5 ■クローンNa0AL−Al d−2X42.0AL−
AId−2X16.0AL−A I d−2X24.0
AL−AI d−2X26、又は0AL−A I d−
2X50の培養上清を完全RPMI−1640培地で希
釈(X10、X30、X90、X270、X810、X
2430)したちのをそれぞれ50μQと、リン酸緩衝
液(pH7,4)200μQとを入れたチューブを用意
し、そこに試験例1と同様各種抗体、B A L B 
/ cマウスIgG、、1gG  IgG2b、IgM
抗体、及びBSAのそ2aゝ れぞれ不溶化ビーズを入れ、振盪下、室温で2時間反応
させた。
その後、試験例1と同様の操作を行ない、反応を停止さ
せた後、492nmで吸光度を測定した。
その結果、第13図に示すようにAId−1〔曲線(2
)) 、Al d−2(曲線(5) ) 、AId−3
[曲線(3)) 、AI d−4(曲線(4)〕及びA
Id−5(曲線(1)〕は〕FH−2抗体不溶化ビーと
のみ反応し、この他のいずれの抗体不溶化ビーズ、及び
BSA不溶化ビーズとも反応しなかった〔曲線(6)〕
ことより、FH−2抗体と特異的に反応する抗イデイオ
タイプ抗体であることが判った。
■ 0AL−AI d−2X42.0AL−A I d
−2X16.0AL−AI・d−2X24.0AL−A
I d−2X26、又は0AL−AI d−2X50の
培養上清50μQと125■標識FH−2の200μ9
  (50000cpm)とを振盪下、室温で一晩反応
させた後、抗原としてPC−7細胞を固定したマイクロ
プレートに200μQを移し、振盪下、室温で90分間
反応させた。次いで蒸留水で3回洗浄後、2N  Na
OH2001Qを入れ、抗原抗体反応をはずし、その上
清に残存している1251標識PH−2抗体の放射能量
を測定することにより、抗体と抗原の結合を阻害する抗
イデイオタイプ抗体を調べた。
その結果、第14図に示すようにAld−1〔曲線(2
)〕は、FH−2抗体と抗原の結合を僅かに阻害するが
、Ald−2[曲線(5)〕、Aid−3(曲線(3)
)、AId−4(曲線(4)) 、又はAld−5[曲
線(1)]は濃度依存的に阻害するタイプの抗イデイオ
タイプ抗体であることが判らた。
■ 1251標識抗イディオタイプ抗体(AId−4)
を0.1%BSA、及び0.05%NaN3を含む50
mM−PBS (pH7,4)緩衝液で希釈した溶液2
00μQ  (20000cpm)と種々の濃度に希釈
(Xi、X3.X9.X27.X81、X243)L、
た抗イデイオタイプ抗体培養上清(Ald−1、Ald
−2、Ald−3、AId−4又はAid−5)を50
μQ加えた溶液に、FH−2抗体の不溶化ビーズを1ヶ
入れ、振盪下に90分間、室温で反応させた。次いで未
反応物を蒸留水で3回洗浄除去した後、ビーズの放射能
量をγ−カウンターにより測定した。
この結果、第15図に示すように、AId−1〔曲線(
2)〕とその他4種類の抗イデイオタイプ抗体〔曲線(
1)、(3)、(4)及び(5)〕とはエピトープが′
異なることが判った。
■ ひつじ血清に種々の濃度でFH−2抗体を溶解した
スタンダード50μQと前記で得た不溶化抗イデイオタ
イプ抗体ビーズ(Ald−1、AId−2、Aid−3
、AId−4、又はAld−5不溶化ビーズ)の1ケと
を0.1%BSA及び0.05%NaN3を含む50m
M−PBS(p H7,4)緩衝液200゛μQに加え
、振盪下に2時間、室温で反応させ、未反応物を洗浄除
去後、更に、前記で得た1251標識抗イディオタイプ
抗体(AId−1、Aid−2、Ald−3、AId−
4又はAld−5)の上記緩衝溶液200μQ (約1
0万cpm)を反応させた(振盪下、室温、2時間)。
未反応物を洗浄除去後、ビーズの放射能をγ−カウンタ
ーにより測定した。上記により作成した標準曲線の一例
を第16図にしめす。
試験例6 ■ 0AL−AI d−4Y40.0AL−A I d
−4Y12、又は0AL−AId−4Y26の培養上清
を完全RPMI−1640培地で希釈(X10、X30
、X90、X270、X810、X2430)したちの
をそれぞれ50μQ取り、上記試験例1と同様に操作し
、種々の抗体に対する反応性を調べた。
その結果、第17図に示すようにAId−6〔曲線(1
) ) 、A、I d−7(曲線(3)) 、又はAi
d−8(曲線(2)〕は〕AH−6抗体不溶化ビーとの
み反応し、この他のいずれの抗体不溶化ビーズ、及びB
SA不溶化ビーズとも反応しなかった〔曲線(4)〕こ
とより、〕AH−6抗と特異的に反応する抗イデイオタ
イプ抗体であることが判った。
■ 0AL−AI d−4Y40.0AL−A I d
−4Y12、又は0AL−AId−4Y26の培養上清
50μQとt25 l標識AH−6抗体の200ttQ
  (50000cpm)とを振盪下、室温で一晩反応
させた後、抗原として大腸癌由来の肝癌組織の過塩素酸
抽出物を不溶化したポリスチレンビーズを入れて振盪下
、室温で、90分間反応させた後、蒸留水で3回洗浄し
た。次いで、新しいチューブにビーズを移し、ビーズ上
に残存している125夏標識AH−6抗体の放射能量を
測定することにより、抗体と抗原の結合を阻害する抗イ
デイオタイプ抗体を調べた。
その結果、第18図に示す如く、AId−5〔曲線(1
)〕は〕AH−6抗と抗原の結合を僅かに阻害するが、
AId−7(曲線(3)) 、又はAld−8[曲線(
2)]は濃度依存的に阻害するタイプの抗イデイオタイ
プ抗体であることが判った。
■ t251Ja識抗イテイオタイプ抗体(Ald−7
)を上記試験例5−■に記載の緩衝液で希釈した溶液2
00μQ (20000cpm)と、種々の濃度に希釈
(XI、X3.X9.X27.X81゜X243)した
抗イデイオタイプ抗体培養上清(Ald−6、Aid−
7、又はAId−8)を50μQ加えた溶液に、AH−
6抗体の不溶化ビーズを1ヶ入れ、振盪下に90分間、
室温で反応させた。次いで未反応物を蒸留水で3回洗浄
除去した後、ビーズの放射能量をγ−カウンターにより
測定した。
この結果、第19、図に示すように、Ald−6〔曲線
−(1))とAId−7(曲線(3)〕又はAid−8
(曲線(2)〕とはエピトープが異なることが判った。
■ 上記試験例5−■と同様にAH−6抗体を溶解した
スタンダード50μQと、前記で得た不溶化抗イデイオ
タイプ抗体ビーズ(AId−6、AId−7、又はAI
d−8不溶化ビーズ)の1ケと上記緩衝液200μQを
加えて、振盪下に2時間、室温で反応させ、未反応物を
洗浄除去後、更に、前記で得た1251標識抗イデ、イ
オタイブ抗体(Ald−6、AId−7、又はAId−
8)の上記緩衝溶液200μQ (約10万cpm)を
反応させた(振盪下、室温、2時間)。未反応物を洗浄
除去後、ビーズの放射能をγ−カウンターにより測定し
た。上記により作成した標準曲線の一例を第20図に示
す。
試験例7 ■ 0AL−Aid−19A、4.0AL−Aid−1
9A7、又は0AL−AId−19A10の培養上清を
完全RPMI−1640培地で希釈(X10、X30、
X90、X270、X810、X2430)したものを
それぞれ50μQ取り、上記試験例1−■と同様の操作
により、種々の抗体に対する反応性を調べた。
その結果、第21図に示すようにAId−9〔曲線(1
))、Ald−10(曲線(3)〕、又はAld−11
(曲線(2)〕は〕CA19−9抗体不溶化ビーとのみ
反応し、この他のいずれの抗体不溶化ビーズ、及びBS
A不溶化ビーズとも反応しなかった〔曲線(4)〕こと
により、CA19−9抗体と特異的に反応する抗イデイ
オタイプ抗体であることが判った。
■ 0AL−Al d−19A4.0AL−A I d
−19A7、又は0AL−AId−19A10の培養上
清50μQとt251標識CA19−9抗体の200μ
9  (50000cpm)とを振盪下、室温で一晩反
応させた。その後、抗原としてKATO−■細胞を過塩
素酸で抽出した後、PNAセファロースCL−4Bでア
フィニティー精製した糖蛋白質を不溶化したポリスチレ
ンビーズを入れて振盪下、室温で90分間反応させた。
次いで、蒸留水で3回洗浄し、新しいチューブにビーズ
を移し、ビーズ上に残存している125!標識CA19
−9抗体の放射能mを測定することにより、抗体と抗原
の結合を阻害する抗イデイオタイプ抗体を調べた。
その結果、第22図に示す如く、AId−9〔曲線(1
)〕は抗体と抗原の結合を濃度依存的に阻害するタイプ
の抗イデイオタイプ抗体であり、AId−10(曲線(
3)〕及びAid−11〔曲線(2)〕は阻害しないタ
イプの抗イデイオタイプ抗体であることが判った。
■ 1251標識抗イディオタイプ抗体(Ald−9)
を0.1%BSA、及び0.05%NaN3を含む50
mM−PBS (pH7,4)緩衝液で希釈した溶液2
00μQ  (20000cpm)と種々ノ濃度ニ希釈
(Xi、X3.X9.X27゜X81.X243)した
抗イデイオタイプ抗体培養上清(Ald−9、Ald−
10、又はAld−11)を50μQ加えた溶液に、C
A19−9抗体の不溶化ビーズを1ヶ入れ、振盪下に9
0分間、室温で反応させた。次いで未反応物を蒸留水で
3回洗浄除去した後、ビーズの放射能量をγ−カウンタ
ーにより測定した。
この結果、第23図に示すように、AId−9〔曲線(
1)〕とAId−10(曲線(3)〕又はAld−11
[曲線(2)〕とはエピトープが異なることが判った。
■ 上記試験例5−■と同様にCA19−9抗体を溶解
したスタンダード50μQと、前記で得た不溶化抗イデ
イオタイプ抗体ビーズ(AId−9、Ald−10、又
はAId−11不溶化ビーズ)の1ケと上記緩衝液20
0μQを加えて、振盪下に2時間、室温で反応させ、未
反応物を洗浄除去後、更に前記で得た125 l標識抗
イデイオタイプ抗体(Ald−9、Aid−10、又は
Ald−11)の上記緩衝溶液200.cl  (約1
0万cpm)を反応させた(振盪下、室温、2時間)。
未反応物を洗浄除去後、ビーズの放射能をγ−カウンタ
ーにより測定した。
上記により作成した標準曲線の一例を第24図に示す。
試験例8 ■ 0AL−A I d−7A1.0AL−AId−7
A2又は0AL−Al d−7A3の培養上清を完全R
PMI−1640培地で希釈(X30、X90、X27
0、X810、X2430、X7290)したちのをそ
れぞれ200μQ取り、上記試験例1と同様に操作し、
種々の抗体に対する反応性を調べた。
その結果、第25図に示すようにAId−7A1、AI
d−7A2、及びAId−7A3はFH−7抗体不溶化
ビーズとのみ反応し、この他のいずれの抗体不溶化ビー
ズ及びBSA不溶化ビーズとも反応しなかったことより
、FH−7抗体と特異的に反応する抗イデイオタイプ抗
体であることが判った。
■ 0AL−Al d−7A1.0AL−Ald−7A
2又は0AL−AI d−7A3の培養上清50μQと
1251標識FH−7の200μQ(100000cp
m)とを振盪下、室温で1時間反応させた。その後、抗
原として実施例5−■に記載の方法によって抽出、精製
した胎児側の糖蛋白質の不溶化ビーズを入れて振盪下、
室温で1時間反応させた。次いで、蒸留水で3回洗浄し
、新しいチューブにビーズを移し、ビーズ上に残存して
いる25 I標識FH−7抗体の放射能量を測定するこ
とにより、抗体と抗原の結合を阻害する抗イデイオタイ
プ抗体を調べた。
その結果、第26図に示す如く、AId−7A3はFH
−7抗体と抗原の結合を阻害せず、Ald−7A1、又
はAI d−7A2は濃度依存的に阻害するタイプの抗
イデイオタイプ抗体であることが判った。
試験例9 ■ 0AL−AId−9A1の培養上清を完全Rr’M
I−1640培地で希釈(×30、×90、×270、
×810、X2430、x7290)したものをそれぞ
れ200μQ取り、上記試験例1と同様に操作し、種々
の抗体に対する反応性を調べた。
その結果、第27図に示すようにAid−9A1はFH
−9抗体不溶化ビーズとのみ反応し、この他のいずれの
抗体不溶化ビーズ、及びBSA不溶化ビーズとも反応し
なかったことより、PH−9抗体と特異的に反応する抗
イデイオタイプ抗体であることが判った。
■ 0AL−AI d−9A1の培養上清50μQと1
25工標識FH−9200μQ (100000cpm
)とを振盪下、室温で1晩反応させた後、抗原としてP
C−7を固定化したプレートに移し、振盪下、25℃で
1時間反応させた後、蒸留水で3回洗浄した。次いで、
2N  NaOH200μQを加え、25℃で30分間
、振盪溶出した後、新しいチューブに移し、溶出された
125I標識FH−9抗体の放射能量を測定することに
より、抗体と抗原の結合を阻害する抗イデイオタイプ抗
体を調べた。
その結果、第28図に示す如く、A I d−9A1は
FH−9抗体と抗原の結合を濃度依存的に阻害するタイ
プの抗イデイオタイプ抗体であることが判った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、試験例1の結果を示すグラフである。 第2図は、試験例2の結果を示すグラフである。 第3〜10図は、試験例3により作成した各標準曲線を
示すグラフである。第11〜12図は試験例4の結果を
示すグラフである。 第13〜16図は、試験例5の結果を示すグラフである
。第17〜20図は、試験例6の結果を示すグラフであ
る。第21〜24図は、試験例7の結果を示すグラフで
ある。第25〜26図は、試験例8の結果を示すグラフ
である。第27〜28図は、試験例9の結果を示すグラ
フである。 (以 上) 第3図 第4図 yrだシアリルLex−it停(F H−6を俳)ng
/ml第5図 yrたシアリルLCx−!を停(FH−6を停)ng/
ml第6図 :fr7LシアリルLex−i tn(FH−63イキ
)ng/ml第7図 F)I−6に対゛IS’jLW4オタイブ丁尤イ4(入
Id−6F!4$)ng/ml第8図 FH−6+;対了引光イヂイオタイ6*<キ(AId−
6F)ng/ml第9図 FH−sr:1す3jLイデイオタイラ’jLイ本(A
Id−6F)ng/ml第1o図 FH−6rz#T6&イディオタイプ、t4(AJd−
6Fjfmng /ml第16図 FH−2抗体(ng/mυ 第2o図 AH−6抗#−(ng/mJ) 第24図 CA19−9抗体 (ng/rr?り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 【遺伝子配列があります】 式 【遺伝子配列があります】 式 【遺伝子配列があります】 式 【遺伝子配列があります】 式 【遺伝子配列があります】 又は式 【遺伝子配列があります】 で表わされる糖鎖構造を認識する抗体を抗原とする抗イ
    デイオタイプ抗体。
JP62264743A 1986-10-20 1987-10-20 抗イデイオタイプ抗体 Pending JPH01146898A (ja)

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JP62-130649 1987-05-26
JP62-198906 1987-08-07
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Non-Patent Citations (6)

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BIOCHEMISTRY=1986 *
CANCER RESEARCH=1983 *
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