JPH01146603A - パンチ刃の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、書類等に孔を開けるためのパンチの刃の製造
方法に関する。

〔従来の技術〕

上記パンチ刃は、従来、フライス又はエンドミル等の回
転式切削工具を用いて一本ずつ製造していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記方法によれば、作業性及び生産効率
が悪く、大量に製造することが困難で、コストアップを
招いていた。

本発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その
目的とするところは、作業性並びに生産効率に優れたパ
ンチ刃の製造方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上述の目的を達成するため、本発明に係るパンチ刃の製
造方法は、回転カッターを直線状に案内するガイド孔の
中心軸に対して中心軸が直交するように形成された保持
孔に鋼棒を挿通し、この鋼棒よりも大径の回転カッター
を前記ガイド孔に沿うようにして回転させながら移動さ
せて前記鋼棒を２つに切断することにより、切断された
各鋼棒の切断部分に刃を形成するようにしである。

〔作用〕

上記構成によれば、回転カッターによりパンチ刃を一度
に２個形成することができ、上記目的は完全に達成され
る。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を、図面を参照しながら説明す
る。

第１図は本発明方法を実施するのに用いる製造装置の一
例を示し、同図において、１はベース、２はこのベース
ｌを貫通するように垂直に溶接等の手段により立設され
た鋼棒保持具である。

この鋼棒保持具２には、その軸芯方向（図示する例にお
いては上下方向）に、回転カッターとしてのドリル３を
直線状に案内するためのガイド孔４が開設されていると
共に、このガイド孔４に対して直交する方向（鋼棒保持
具２の直径方向）に、被加工部材としての鋼棒５を挿通
保持するための保持孔６が開設しである。即ち、ガイド
孔４と保持孔６とは、それぞれの中心軸が互いに直交す
るように設けられている。

そして、ドリル３の外径り、は鋼棒５の外径Ｄｓよりも
大きく、又、ガイド孔４の内径ｄ４はドリル３の外径り
、よりも大きく設定してあり、保持孔６の内径ｄＳ（図
示せず）は鋼棒５の外径り、よりもほんの僅かだけ大き
くしである。

７は鋼棒保持具２の保持孔６を挿通することにより水平
に保持される鋼棒５が水平方向及び回転方向に移動しな
いようにするための鋼棒固定装置で、ベース１に適宜の
間隔をおいて立設された保持部材８．９にそれぞれ孔（
図示せず）を、鋼棒５の保持方向に開設し、これらの孔
内を自在に挿通ずるように軸１０を設け、この軸１０に
クランク状の圧接部材１１を接続部材１２を介して設け
、一方の保持部材８と圧接部材１１の軸側端部１１Ａと
の間の軸１０を外嵌するようにコイル状の圧縮ばね１３
を設け、この圧縮ばね１３の付勢力によって、圧接部材
１１の押圧部１１Ｂにより鋼棒５の一端５Ａを押圧し、
鋼棒５の他端５Ｂ側を他方の保持部材９に押圧するよう
に構成されている。尚、１４は軸１０の一端に設けられ
た把手で、第１図に示す状態において、把手１４を操作
して軸１０を矢印Ａ方向に少し引いた後矢印Ｂ方向に回
動させると、鋼棒５に対する押圧が解除される。

次に、上記構成の製造装置を用いてパンチ刃を製造する
手順を第２図をも参照しながら説明する。

先ず、所定太さの鋼棒５を鋼棒保持具２の保持孔６に挿
通して鋼棒５を水平に保持する。そして、把手１４を操
作して軸１０を矢印Ａ方向に少し引いた後矢印Ｂとは反
対方向に軸１０を回転させて押圧部材１１の押圧部１１
Ｂを鋼棒５の一端５Ａに当接させる。

このとき、押圧部１１Ｂの下方に延設された脚１１ｂが
ベース１の上面に当接するようにしておけば都合がよい
、この状態においては、圧縮ばね１３の付勢力を受けた
押圧部材１１によって鋼棒５は、押圧部１１Ｂと保持部
材９のそれぞれ垂直平面に挟持され、従って、水平方向
及び回転方向に移動することなく位置固定される。

このように鋼棒５を水平に固定保持した状態において、
ドリル３を図外の駆動源により回転させながら、鋼棒保
持具２のガイド孔４に沿うようにして下降させると、第
２図に示すように、鋼棒５はドリル３によって２つの鋼
棒５′、５’に切断される。このようにして得られた２
つの鋼棒５′。

５′の切断部分には鋭角な刃（これがパンチ刃となる）
　５ａ、　５ｂがそれぞれ形成される。そして、このド
リル３による切断後、リーマ通しをすることにより仕上
げすれば、月形の揃ったパンチ刃５ａ。

５ｂが得られる。

第３図は上述のようにして製造されたパンチ刃５ａ、　
５ｂを組み込んだバンチ１５の一例を示している。

上述の製造方法によれば、パンチ刃５ａ、　５ｂの製造
過程が簡単であり、しかも、−度のドリル作業によって
２個のパンチ刃５ａ、　５ｂを得ることができるので、
生産性が従来に比べて向上し、それだけコストダウンを
図れる。

尚、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、
例えば鋼棒５を上下方向に固定し、これに対してドリル
３を水平に移動させるようにしてもよい。

又、上述の実施例において、保持部材９を、押圧部材１
１と逆方向に移動できるようにしてもよく、更に、鋼棒
５をを万力のような把持装置によって所定の状態に保持
するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係るパンチ刃の製造方法
は、回転カッターを直線状に案内するガイド孔の中心軸
に対して中心軸が直交するように形成された保持孔に鋼
棒を挿通し、この鋼棒よりも大径の回転カッターを前記
ガイド孔に沿うようにして回転させながら移動させて前
記鋼棒を２つに切断することにより、切断された各鋼棒
の切断部分に刃を形成するようにしているので、作業性
並びに効率よくパンチ刃を製造することができ、生産性
が従来に比べて向上するので、それだけコストダウンを
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施するための製造装置の一例を
示す斜視図、第２図は製造方法の過程を示す説明図、第
３図は本発明方法によって製造されたパンチ刃を組み込
んだパンチの一例を示す斜視図である。 ３・・・ドリル（回転カッター）、４・・・ガイド孔、
５・・・鋼棒、５′・・・切断された鋼棒、５ａ、　５
ｂ・・・刃、６・・・保持孔。 出　願　人　　三田工業株式会社 代　理　人　　弁理士　藤本英夫

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転カッターを直線状に案内するガイド孔の中心軸に対
   して中心軸が直交するように形成された保持孔に鋼棒を
   挿通し、この鋼棒よりも大径の回転カッターを前記ガイ
   ド孔に沿うようにして回転させながら移動させて前記鋼
   棒を２つに切断することにより、切断された各鋼棒の切
   断部分に刃を形成するようにしたことを特徴とするパン
   チ刃の製造方法。