JPH01144772A - 画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は原稿の側端の６動検出機能を具備する画像読取
ｉ置に関するものである。

〔従来技術〕

従来、ファクシミリ装置では、原稿の巾を検知する方法
として、オペレータによる原稿中スライダの移動位置を
数個のマイクロスイッチなどのセンサーを用いて検出し
、それをもって原稿の巾、及び位置を決定する方法が用
いられている。

しかし、この方法は実際の原稿の位置と必ず゛しも合致
するものではない。少なくともずれ量が存在し、それに
よって原稿端のカゲの部分を画像データとして送信して
しまったりあるいは、オペレータの誤操作によって、全
く異なるサイズの原稿として（実際より大きい、あるい
は小さい）送信される様な欠点があった。

〔目的〕

本発明は、画像読取り素ギによって読みとられる画像デ
ータから直接原稿の巾、位置を検出することにより、上
記従来の欠点を除去した画像読取装置を提供することを
目的とする。

〔実施例〕

次に図面に示す実施例に基すいて本発明を説明する。

第１図は本発明を採用したファクシミリ装置の断面図で
あり、図において符号Ａは読取系、符号Ｂは原稿搬送系
を示している。

装置上面の原稿載置台１４ａの上に載置された原稿１４
ｂは、分離ローラｔ４ｃによって１枚ずつに分離される
とともに、搬送ローラ１４ｄで図の左側へ定速搬送され
、排出ローラ１４ｅで装置外へ排出される。

原稿１４ｂは上記搬送経路において原稿読取系Ｃの光源
１５ａによって照射され、その反射光が複数枚のミラー
１５ｂおよびレンズ１５Ｃを介してＣＣＤラインセンサ
などから成る読取素子１５ｄに結像され、１ライン毎に
原稿画像が光電的に読みとられる。１５ｅは基準白で均
一に塗られた基準白板である。

この時のＣＣＤ出力波形の１例を第２図に示す。

波形■は原稿が読取位置にない時に、基準白板１５ｅを
読取って得た読取素子１５ｄの出力である（読取白地出
力と呼ぶ）。

これに対して、原稿が読取位置に到達した時の読取素子
１５ｄの出力波形は波形■の様になり、原稿の白地部分
の出力が基準白板１５ｅを読取った波形■に比べて小さ
くなる（ここでは基準白板１５ｅを読取って得た読取白
地出力が原稿の白地の部分を読取って得た出力よりも大
きくなる様に光量が調整されているものとする）。

次に原稿の側端を見つける為に波形■の様な（ａ＞ｃ＞
ｂ　）スライスレベル波形を算出する。

即ち、原稿の白地部分を読取って得た出力波形■は基準
白板１５ｅを読取って得た出力波形Ｉより小さく、且つ
、その比率は一定となるので、例えば、Ｃ＝　ａ　ｘ　
Ｋ　（Ｋは定数）となる式を用い、ＫをＣの値がａとｂ
の間となる様な値に設定する。

この式により、原稿読取り前に、基準白板１５ｅを読取
り、その読取り出力に基づいてＣの値を求め、波形■の
如くのスライスレベル波形を得ることができる。

第３図は画像の読取りに関する回路構成を示すブロック
図である。

３１は第１図示の読取素子１５ｄに対応したＣＯＤであ
り、ＣＣＤ３１の出力はＡ／Ｄコンバータ３２にて各画
素毎にデジタルデータに変換される。原稿読取り前の基
準白板１５ｅに対応するこのデジタルデータはラインメ
モリ３３に１ライン分格納される。そして、ラインメモ
リ３３からのデジタルデータは乗算器３４にて各画素毎
に前述した定数にとの乗算がなされ、その乗算結果はラ
インメモリ３５に１ライン分格納される。このラインメ
モリ３５に格納されたデジタルデータは第２図の波形■
に対応する。

原稿読取９時、ＣＣＤ３１からＡ／Ｄコンバータ３２を
介したデジタル画像データは比較器３６及びアンドゲー
ト３７に印加される。

アンドゲート３６には更に、ラインメモリ３５からのデ
ジタルデータがスライスレベルとして印加され、デジタ
ル画像データとの比較がなされる。そして、比較器３５
はスライスレベルよりデジタル画像データが犬のとき低
論理レベル出力（Ｌ出力）し、また、スライスレベルの
方がデジタル画像データより犬のと金高論理レベル出力
（Ｈ出力）する。即ち、原稿の一端部から他端部迄、比
較器３６はＨ出力する。従って、アンドゲート３７は原
稿の一端部から他端部迄をデジタル画像データのみを通
過させ、原稿領域外のデジタル画像データの出力を禁止
する。

これにより、ＣＣＤ３１で読取って得た出力のうち、原
稿画像に対応した有効読取範囲内の画像データを抽出出
力することができる。

また、有効読取範囲の検知のためのスライスレベルを画
像読取用のＣＣＤの出力を用いているので、経年変化や
、環境に適したスライスレベルを得ることが可能である
。

尚、乗算器の定数を可変とすれば、種々濃度の原稿に対
して有効に動作可能である。

前記実施例では、基準白板を読取った読取白地出方が原
稿白地を読取った出力よりもレベルが高くなる様に調整
されていたが、これを第４図に示す様に変形する事も可
能である。

第４図では読取白地（第２図の波形りに相当するものが
波形■である。これは波形■の原稿白地を読取った出力
レベルよりも出力レベルが低くなる様に前述の基準白板
に代えて基準黒板を設ける。云い換えれば読取黒地とな
る。この例でも前記実施例と同様の考え方で原稿両端を
検出でき、有効読取範囲内の画像データを抽出できる。

〔効果〕

以上説明した様に本発明によると読取素子の出力から有
効読取範囲を検知する事によって、マイクロスイッチ等
の可動部品を使用せずに済み、信頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図はファクシミリ装置の断面図、 第２図は読取白地を用いた波形図、 第３図は画像処理回路のブロック図、 第４図は読取黒地を用いた波形図である。 図中、３１はＣＣＤ％３３，３５はラインメモリ、３４
は乗算器、３６は比較器、３７はアンドゲートである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 基準濃度を画像読取り素子によつて得た出 力に基づいて、原稿画像を読取つて得られた画像データ
   からその原稿の有効読取範囲を検出し、有効読取範囲内
   の画像データを抽出出力することを特徴とする画像読取
   装置。