JPH0114072Y2 - - Google Patents

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JPH0114072Y2
JPH0114072Y2 JP1982121946U JP12194682U JPH0114072Y2 JP H0114072 Y2 JPH0114072 Y2 JP H0114072Y2 JP 1982121946 U JP1982121946 U JP 1982121946U JP 12194682 U JP12194682 U JP 12194682U JP H0114072 Y2 JPH0114072 Y2 JP H0114072Y2
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JP
Japan
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yoke
button
push
movable
leg
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JP1982121946U
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JPS5927595U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は構造簡易にして可動鉄心の作動終了
時における雑音の発生を防止し得るようにした自
動演奏ピアノ用電磁プランジヤに関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動演奏ピアノに使用されるこの種の
電磁プランジヤは第1図に示すように黄銅製のガ
イドパイプ1の外周面に嵌合固定されたコイルボ
ビン2と、このコイルボビン2の外周面に巻回さ
れたソレノイドコイル3と、前記ガイドパイプ1
に僅かな間隙を保つて貫通された可動鉄心4と、
軟鉄等の磁性体によつて形成され、内部に前記ソ
レノイドコイル3が収納されることにより磁路を
提供するヨーク5等によつて構成されている。ソ
レノイドコイル3はあらかじめ記録されている電
気信号を再生することにより得られた電気信号に
よつて励磁されると、この時発生する磁束の作用
によつて可動鉄心4を吸引上昇させる。したがつ
て、鍵6は可動鉄心4によつて突き上げられ、あ
たかも押鍵操作されたかのように作動する。そし
て、可動鉄心4は通常ばね7によつて弾性支持さ
れ、初期位置に係止されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、斯かる従来の電磁プランジヤにおい
ては、作動終了時に自重によつて下降復帰する可
動鉄心4をばね7によつて弾性的に受け止め、衝
撃を吸収するものの、この時発生する雑音までは
完全に防止することができなかつた。また、ばね
7の使用は、それだけ部品点数の増加となり、し
かも組立作業が一工程増え、生産性を低下させる
という不都合があつた。
したがつて、この考案は上述したような問題点
を解決し、簡単な構成で、可動鉄心の作動終了時
における雑音の発生を防止でき、また部品点数の
削減により組立作業性を向上させるようにした自
動演奏ピアノ用電磁プランジヤを提供することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するために、コイル
ボビンに巻回されたソレノイドコイルと、前記コ
イルボビンが収納されるヨークと、先端部に突上
げボタンを有して前記コイルボビンの中心孔に遊
挿され前記ソレノイドコイルへの通電によつて軸
方向に移動されることにより前記突上げボタンが
鍵を作動させる可動鉄心とを具備してなり、前記
突上げボタンは下側に略円筒状の弾性を有する脚
部を一体に有し、この脚部によつて囲まれている
内部空所の下端は開放されており、該脚部の下端
が前記ヨークに通常当接して外側に広がることに
より前記脚部は弾性変形し、前記可動鉄心を初期
位置に保持するようにしたものである。
〔作用〕
本考案において突上げボタンの下側に設けた弾
性を有する円筒状の脚部はばね作用と雑音防止の
緩衝作用を奏し、また該脚部の内部空所内の空気
は可動鉄心の復帰時にエアクツシヨン作用を奏す
る。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第2図はこの考案に係る自動演奏ピアノ用電磁
プランジヤの一実施例を示す縦断面図、第3図は
同プランジヤの作動時における要部正面図であ
る。なお、図中第1図と同一構成のものに対して
は同一符号を以つて示し、その説明を省略する。
コイルボビン2の内部には固定ヨーク10と、可
動部材11を構成する可動鉄心4および可動ヨー
ク12が配設されている。前記固定ヨーク10の
上端部は前記コイルボビン2の内孔13の上端側
開口端部およびヨーク5の上面中央部に設けられ
た孔14に共通に嵌合固定され、下端部は逆截頭
円錐状に形成されることによりテーパ部15を構
成している。
前記可動鉄心4は前記固定ヨーク10の中心孔
16に僅かな間隔を保つて遊挿され、その上下端
部がヨーク5の上方および下方に突出されてい
る。この可動鉄心4の上方側突出端部にはゴム等
からなる突上げボタン17が一体的に取着され、
また該ボタン17の上面中央部にはフエルト等か
らなる緩衝部材18が配設されている。一方、突
上げボタン17の下端部は薄肉形成されることに
より、弾性を有する脚部19を構成している。こ
の脚部19は全体として円筒状をなすものの、そ
れぞれ軸方向に沿つて形成され一端が該脚部19
の下端に開口する、例えば4個の割り溝21によ
つて周方向に等分に4分割され、これによつて弾
性変形を容易なものとしている。そして、突上げ
ボタン17は通常前記ヨーク5の上面に載置され
た格好で可動鉄心4を懸吊することにより、脚部
19が外方に弾性変形され、この状態において前
記緩衝部材18を鍵6の後端部下面に当接もしく
は近接対向させている。
前記可動鉄心4の下端部外周面には前記可動ヨ
ーク12が嵌合固定されている。この可動ヨーク
12の上端面には前記固定ヨーク10のテーパ部
15に対応してテーパ孔23が形成されており、
これとテーパ部15との間に磁気ギヤツプ24が
形成されている。
このような構成からなる電磁プランジヤにおい
て、ソレノイドコイル3に信号電流を供給して該
コイル3を励磁すると、磁気ギヤツプ24に生じ
る磁束の作用により可動ヨーク12が吸引上昇さ
れる。この可動ヨーク12の上昇はすなわち可動
部材11の上昇移動を意味するため、突上げボタ
ン17の緩衝部材18が鍵6の下面を突き上げ、
しかして鍵6をあたかも手によつて押鍵操作した
かの如く作動させる。この時、突上げボタン17
の脚部19はヨーク5の上面から離反するため、
弾性復帰し、自然な状態に戻る。そして、打鍵動
作後、可動部材11がそれ自体の重量と鍵6との
反撥力により下降復帰すると、前記脚部19はそ
の下端がヨーク5の上面に当接して再び弾性変形
され、これによつて復帰時における衝撃を吸収す
る。また、脚部19の内部空所の中の空気は可動
鉄心4が下降復帰した際、エアクツシヨン効果を
奏する。また、突上げボタン17自体はゴム等の
弾性体によつて形成されているので、脚部19が
ヨーク5に当接する際の雑音も少ない。
さらに、突上げボタン17は通常脚部19の弾
性変形によつて可動部材11の位置を自動的に調
整し、しかもこの弾性変形による復元力が可動部
材11を常時上方に付勢する如く作用するため、
駆動時の立上り特性を良くして消費電力を低減さ
せ、またこれに伴つて発熱も減少する。この場
合、第2図に示すようにばね7をさらに付加して
突上げボタン17を上方に付勢すれば、可動部材
11の立上り特性をより一層向上させると同時に
打鍵動作時における衝撃を吸収する上で役立つ。
なお、ばね7を併用した場合には、可動部材11
の動作終了時における雑音の発生が心配される
が、その場合には突上げボタン17の下面中央に
突設された可動鉄心4との連結部17Aによつて
ばね7と可動鉄心4とを接触させないようにした
り、ヨーク5の上面中央に前記ばね7に対応して
吸音材を配置したりすればよい。また、突上げボ
タン17をゴム等の弾性材料で形成しているの
で、雑音自体の発生が少ない上、作動終了時には
脚部19の下端がヨーク5の上面に密接して内部
空所28を密閉(割り溝21を有するため厳密な
意味での密閉ではない)するため、ばね7による
雑音が外部に漏れることが少ない。
なお、上記実施例は鍵6の下方に電磁プランジ
ヤを配置した場合について説明したが、この考案
はこれに限らず上方に配置してもよいことは勿論
である。
また、脚部19の弾性はゴム硬度、肉厚等によ
つて自由に設定し得るものである。
〔考案の効果〕 以上説明したようにこの考案に係る自動演奏ピ
アノ用電磁プランジヤは突上げボタンの下側に略
円筒状で弾性を有する脚部を一体に設けて構成し
たので、可動鉄心の動作終了時における衝撃およ
び雑音を前記脚部によつて効果的に吸収防止する
ことができ、また脚部の内部空所中の空気により
エアクツシヨン効果を奏し、静粛なプランジヤが
得られる。また、突上げボタンに脚部を一体に設
けるだけでよいので、従来のばねが不要となり部
品点数の削減と組立作業性並びに製造コストの低
減を可能にするなど、その実用的効果は非常に大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁プランジヤの一例を示す断
面図、第2図はこの考案に係る自動演奏ピアノ用
電磁プランジヤの一実施例を示す縦断面図、第3
図は同プランジヤの作動時の要部正面図である。 2……コイルボビン、3……ソレノイドコイ
ル、4……可動鉄心、5……ヨーク、6……鍵、
17……突上げボタン、19……脚部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルボビンに巻回されたソレノイドコイル
    と、前記コイルボビンが収納されるヨークと、先
    端部に突上げボタンを有して前記コイルボビンの
    中心孔に遊挿され前記ソレノイドコイルへの通電
    によつて軸方向に移動されることにより前記突上
    げボタンが鍵を作動させる可動鉄心とを具備して
    なり、前記突上げボタンは下側に略円筒状の弾性
    を有する脚部を一体に有し、この脚部によつて囲
    まれている内部空所の下端は開放されており、該
    脚部の下端が前記ヨークに通常当接して外側に広
    がることにより前記脚部は弾性変形し、前記可動
    鉄心を初期位置に保持することを特徴とする自動
    演奏ピアノ用電磁プランジヤ。
JP12194682U 1982-08-11 1982-08-11 自動演奏ピアノ用電磁プランジヤ Granted JPS5927595U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12194682U JPS5927595U (ja) 1982-08-11 1982-08-11 自動演奏ピアノ用電磁プランジヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12194682U JPS5927595U (ja) 1982-08-11 1982-08-11 自動演奏ピアノ用電磁プランジヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5927595U JPS5927595U (ja) 1984-02-21
JPH0114072Y2 true JPH0114072Y2 (ja) 1989-04-25

Family

ID=30278919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12194682U Granted JPS5927595U (ja) 1982-08-11 1982-08-11 自動演奏ピアノ用電磁プランジヤ

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JP (1) JPS5927595U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54138626U (ja) * 1978-03-18 1979-09-26
JPS6114077Y2 (ja) * 1978-05-26 1986-05-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5927595U (ja) 1984-02-21

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