JPH01139879A - 多孔性シート材料及びその製造方法 - Google Patents

多孔性シート材料及びその製造方法

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JPH01139879A
JPH01139879A JP29182987A JP29182987A JPH01139879A JP H01139879 A JPH01139879 A JP H01139879A JP 29182987 A JP29182987 A JP 29182987A JP 29182987 A JP29182987 A JP 29182987A JP H01139879 A JPH01139879 A JP H01139879A
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Katsumi Kuriyama
栗山 勝美
Michiei Nakamura
道衛 中村
Kazuyuki Hanada
和行 花田
Iwao Misaizu
岩雄 美細津
Masashi Kashiwamura
雅司 柏村
Tomoko Goto
知子 後藤
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多孔性シート材料及びその製造方法に関し、
機械的性質、水蒸気透過性、耐水性、耐溶剤性等の諸性
能に優れた多孔性シート材料を高い生産性で提供するこ
とを目的とする。
(従来の技術) 従来、天然皮革代用品、繊維コーティング製品等として
ポリウレタンからなる多孔性シート材料及びそれらを製
造する方法は多数知られており、大別すれば湿式法と乾
式法に分けられる。
(発明が解決しようとしている間通点)両方法はそれぞ
れ一長一短があり、生産性という面からは乾式法が優れ
ている。
このような乾式法としては、特公昭48−4380号公
報、特公昭48−8742号公報、特開昭51−410
63号公報、特開昭54−66961号公報及び特開昭
54−68498号公報等に記載の方法が知られている
これらの公知の方法によれば、夫々優れた性能の多孔性
シート材料が提供されるが、これらの方法で優れた性能
の製品を得るためには、使用したポリウレタン乳濁液に
使用した有機溶剤と水分とを選・択的に蒸発させる必要
があり、ゲル化及び乾燥に非常に厳格な温度管理が必要
であり、且つ比較的長時間、例えば、30分乃至1時間
を要するため、他の工程は連続化が可能であるにも関わ
らず、このゲル化及び乾燥工程のために非常に生産性が
低いという問題がある。
又、使用する乳濁液の分散剤又は乳化剤としては、疎水
性部分としてポリオキシエチレン以外のポリオキシアル
キレンセグメント又はポリエステルセグメントを有し、
親水性部分としてポリオキシエチレンセグメントを有し
ている親水性ポリウレタンを使用しているが、このよう
な疎水性部分は疎水性ではあるが親水性で溶媒に親和力
のあるエーテル結合又はエステル結合を有するため、分
散効果又は乳化効果が十分でなく、乳濁液の貯蔵安定性
及び基材シート上での昇温時の乳濁安定性が不十分であ
り、この点からも工程上での問題がある。
又、上記乳化剤は多孔性シート材料の製造方法において
疎水性ポリウレタンをW2O型に乳化安定化する役目が
あり、更に被膜形成において水を速やかに疎水性のポリ
ウレタンに作用させて疎水性ポリウレタンを均一にゲル
化する役目を有するものであるが、該乳化剤は親水性で
あることから形成される多孔層に対しては耐水性、耐溶
剤性、耐接着性、被膜強度等に悪影習を与え、更に耐洗
濯性、耐ドライクリーニング性、被膜強度の悪化といっ
た品質上の問題も大きかフた。
従って、生産性及び品質を向上させるためには、上記の
如き方法において使用する乳濁液の貯蔵時安定性及基材
上での昇温時安定性の問題を解決し、且つそのゲル化及
び乾燥工程の厳格な管理を不要にして、しかも10分間
以下、好ましくは数分内でゲル化及び乾燥工程を完了で
き、耐洗濯性、耐ドライクリーニング性が良好で、柔軟
で被膜強度の優れた高品質の製品が提供可能な技術の開
発が業界で強く要望されている。
本発明者は、上述の如き従来技術の要望に応え、従来方
法における様な乳濁安定性の低さを解消し、且つゲル化
及び乾燥工程における有機溶剤と水との選択的な蒸発と
いう煩雑性を解消し、しかもゲル化及び乾燥工程全体を
10分間以下で完了させ、しかも耐洗濯性、耐ドライク
リーニング性が良好で、柔軟で被膜強度の優れた優れた
品質の製品を提供し得る方法を得るべく鋭意研究の結果
、これらの方法で使用するポリウレタン乳濁液の一成分
として特定の親水性ポリウレタンを使用したものを用い
る時は、上述の如き従来技術の欠点が解決され、上述の
業界の要望に十分に応えることが可能であることを知見
して本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、疎水性ポリウレタン及び親水性ポ
リウレタンからなる多孔層を基材上に設けた多孔性シー
ト材料において、上記親水性ポリウレタンが、疎水性部
分としてポリブタジェンセグメントを有し且つ親水性セ
グメントとしてポリオキシエチレンセグメントを有する
親水性ポリウレタンであることを特徴とする多孔性シー
ト材料及びその製造方法である。
(作  用) 乳濁液を構成する疎水性ポリウレタンの分散剤又は乳化
剤として、疎水性で耐溶剤性の著しく高いポリブタジェ
ンセグメントと親水性の高いポリオキシエチレンセグメ
ントとのブロックポリウレタンを使用することによって
、少量の使用で乳濁液の安定性が著しく向上し、且つ比
較的高温において短時間の乾燥及びゲル化が可能であり
、耐洗濯性、耐ドライクリーニング性が良好で、柔軟で
被膜強度の優れた多孔性構造を有する多孔性シート材料
が提供される。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様により本発明を更に詳しく説明す
る。
本発明方法で使用する疎水性ポリウレタンそれ自体は公
知の材料でよく、例えば、疎水性ボリオール、有機ジイ
ソシアネート及び鎖伸長剤を反応させて得られる。
疎水性ポリオールとしては、例えば、末端基が水酸基で
あり、分子量が300乃至4,000のポリエチレンア
ジペート、 ポリエチレンプロピレンアジベート、 ポリエチレンブチレンアジベート、 ポリジエチレンアジベート、 ポリブチレンアジペート、 ポリエチレンサクシネート、 ポリブチレンサクシネート、 ポリエチレンセバケート、 ポリブチレンセバケート、 ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリ−ε−カ
プロラクトンジオール、 ポリへキサメチレンアジペート、 カーボネートポリオール、 ポリプロピレングリコール等のC3以上のポリ(オキシ
アルキレン)グリコール、ポリブタジェングリコール及
びその水添化物等が挙げられる。
有機ジイソシアネートとしては、 4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI
)、 水添化MD[、 イソホロンジイソシアネート、 1.3−キシリレンジイソシアネート、1.4−キシリ
レンジイソシアネート、2.4−トリレンジイソシアネ
ート、 2.6−トリレンジイソシアネート、 1.5−ナフタリンジイソシアネート、m−)ユニレン
ジイソシアネート、 P−フェニレンジイソシアネート等があり、或いはこれ
らの有機ジイソシアネートと低分子量のポリオールやポ
リアミンとを末端イソシアネートとなるように反応させ
て得られるウレタンポリマー等も当然使用することがで
きる。
鎖伸長剤としては、 エチレングリコール、 プロピレングリコール、 ジエチレングリコール、 1.4−ブタンジオール、 1.6−ヘキサンジオール、 エチレンジアミン、 1.2−プロピレンジアミン、 トリメチレンジアミン、 テトラメチレンジアミン、 ヘキサメチレンジアミン、 デカメチレンジアミン、 イソホロンジアミン、 m−キシリレンジアミン、 ヒドラジン 水等がある。
上述の如き材料から得られる疎水性ポリウレタン及び市
場から入手できる疎水性ポリウレタンは、いずれも本発
明において使用できるが、最も好ましいものはこれらの
疎水性ポリウレタンを特定の有機溶剤中で合成し、その
分散液又は溶液として得られるものである。
例えば、疎水性ポリウレタンの分散液又は溶液は、疎水
性ポリウレタンを水との相互溶解度に限界があり、且つ
好ましくは常圧で120℃以下の沸点を有する有機溶剤
中で上記の少なくとも三成分を反応させることにより得
ることができる。この反応条件、例えば、温度や時間等
は従来公知の条件でよい。
有機溶剤として好ましいものは、メチルエチルケトン、
メチル−n−プロピルケトン、メチルイソブチルケトン
、ジエチルケトン、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロ
ピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等であり、
又、アセトン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、メタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール、ブタノール、トルエン、キシレン、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、パークロルエチ
レン、トリクロルエチレン、メチルセロソルブ、ブチル
セロソルブ、セロソルブアセテート等も使用できる。
これらの有機溶剤中で水との相互溶解度に限界のないも
の或いは全く溶解しないものは、他の有機溶剤との混合
物とし、水との相互溶解度に限界をもだせて使用する。
以上の有機溶剤は勿論混合有機溶剤としても使用するこ
とができる。
このような有機溶剤中で疎水性ポリウレタンを調製する
ことによりそれらの分散液又は溶液が得られるが、その
固形分は同−又は低溶剤の添加或いは除去により約5乃
至60重量%の範囲とするのが好都合である。
本発明において分散剤又は乳化剤として使用し、主とし
て本発明を特徴づける親水性ポリウレタンは、疎水性部
分としてポリブタジェンセグメントを含み且つ親水性セ
グメントとしてポリオキシエチレンセグメントを有する
ことを特徴とし、例えば、ポリウレタン合成時のポリオ
ール成分の一部としてポリブタジェンポリオール及び/
又は水添加ポリブタジェンポリオールを使用し、ポリオ
ール成分の他の一部としてとポリオキシエチレングリコ
ールを使用して公知のポリウレタン樹脂の製造方法に準
じて得ることができる。
本発明者の詳細な研究によれば、多孔性シート材料の製
造方法において、従来の乳化剤は疎水性ポリウレタンを
W2O型に乳化安定化し、更に被膜形成においては水を
速やかに疎水性ポリウレタンに接触させてこれを均一に
ゲル化させる役目を有しているが、該乳化剤はその疎水
性部分においてもエーテル結合やエステル結合を含めた
め全体として親水性が高く、形成される被膜の耐水性、
耐溶剤性、耐接着性、被膜強度に悪影響を与えるもので
あり、本発明はこのような悪影Δを無くすることを目的
としている。
すなわち、従来のポリウレタン乳濁液の分散剤又は乳化
剤として使用されている従来の親水性ポリウレタン、す
なわち、疎水性部分としてポリオキシプロピレンやポリ
エステルセグメントを有し、且つ親水性部分としてポリ
オキシエチレンセグメントを有するポリウレタン系分散
剤又は乳化剤において、これらの疎水性部分の全部又は
大部分をポリブタジェンセグメントと置換することによ
って、疎水性部分が、例えば、ポリオキシテトラメチレ
ン、ポリオキシプロピレン、ポリエステル等の疎水性ポ
リオールセグメントと異なり、エーテル結合及びエステ
ル結合等の親水水で溶剤に親和力のある極性基を含まず
、たぐいまれに強力な疎水性能を示す為少量の使用で済
み、安定且つ高い分散又は乳化性能が得られ、又、水に
対する凝析力も強い事から、このような特定の親水性ポ
リウレタンを疎水性ポリウレタンの分散剤又は乳化剤と
して使用することにより、従来公知の方法では達成不能
であった簡単且つ短時間のゲル化及び乾燥工程を達成で
き、優れた生産性で、柔軟性で被膜強度に優れ、耐洗濯
性、耐ドライクリーニング性等に優れた品質の多孔性ポ
リウレタンシート材料を提供し得ることを知見したもの
である。
上記の如きポリブタジェンセグメントを含む親水性ポリ
ウレタンの製造に使用するポリブタジェンポリオール及
び水添加ポリブタジェンポリオール自体は従来公知であ
り、市場から容易に入手し且つ使用できる。これらのポ
リブタジェングリコール及びその水添加物は、例えば、
下記構造式で表すことができ、その分子量は特に限定さ
れないが、特に好ましいものは平均分子量が1,000
乃至5,000程度のものである。
又、親水性部分を構成するために使用するポリエチレン
グリコール自体は周知であり、公知のポリオキシエチレ
ングリコールはいずれも本発明において使用できるが、
特の好適なものはその平均分子量が500乃至20,0
00程度のものである。
又、使用する有機ジイソシアネートとしては、前述の如
き従来公知の有機ジイソシアネート或いは末端イソシア
ネートプレポリマーがいずれも使用できる。又、親水性
ポリウレタンの製造においては前述の如き低分子量鎖伸
長剤を一部使用する事もでき、この様な材料から親水性
ポリウレタンを製造する方法自体は公知の方法がいずれ
も使用できる。
このようにして得られる親木性ポリウレタン中のポリブ
タジェンセグメントの量は、親水性ポリウレタン全体中
で約90乃至45重量%を占める範囲が好ましく、一方
、ポリオキシエチレンセグメントの量は約10乃至45
重量%を占める範囲が好適である。尚、本発明の目的を
妨げない範囲において、従来公知の疎水性ポリエーテル
セグメントやポリエステルセグエントを、例えば、O乃
至20重量%を占める範囲で包含させることも可能であ
る。
本発明で使用するポリウレタン乳濁液は、前述の疎水性
ポリウレタン、好ましくは前述の如き有機溶剤中の分散
液又は溶液と前記の親水性ポリウレタン(又はその溶液
)とを、固形分重量比で疎水性ポリウレタン/親水性ポ
リウレタン−80乃至99/20乃至1の割合で混合し
、且つ全体の固形分を約5乃至60重量%に調節し、こ
の混合分散液又は溶液を強力に攪拌しつつ、この中に飽
和量以下の水、例えば、混合分散液又は溶液中の固形分
100重量部当り50乃至500重量部の水を添加する
ことにより得られる。
このようにして得られたポリウレタン乳濁液は、乳白色
のクリーム状の流動体であり、そのまま数ケ月間放置し
ても安定な状態を保持しており、又、ゲル化及び乾燥時
においても安定な状態を保持している。
このようなポリウレタン乳濁液には必要に応じて各種の
添加剤、例えば、着色剤、架橋剤、安定剤、充填剤等公
知の添加剤を任意に添加することができる。
本発明で使用する基材としては、例えば、各種の織布、
編布、不織布、離形紙、プラスチックフィルム、金属板
、ガラス板等いかなる基材でもよい。
該基材に対する上記ポリウレタン乳濁液の適用方法は、
例えば、コーティング法、浸漬法、これらの組合せ方法
等いずれの公知の方法でもよく、その含浸及び/又は塗
布量は、約5乃至2.000g (配合液)/ゴの如く
、その目的に応じて広い範囲で変化させることができる
本発明方法におけるゲル化及び乾燥工程は非常に短時間
で、且つ煩雑な処理を必要とせずに完了することができ
、本発明方法における如き乾式法ではこのゲル化及び乾
燥方法が多孔性シート材料の生産性の律速段階である点
からして、このような短時間のゲル化及び乾燥は従来方
法に比して極めて有利な効果である。
すなわち、含浸及び/又は塗布した基材は、特開昭51
−41063号公報に記載の如き凝固工程を何ら必要と
せず、約60乃至150℃で約1乃至10分間ゲル化及
び乾燥処理するのみで目的とする本発明の多孔性シート
材料が得られる。
このような短時間でのゲル化及び乾燥処理が実現される
のは、本発明で被膜形成剤として使用する疎水性ポリウ
レタンが、全ポリウレタン中の大部分を占め、且つ乳化
剤であり且つ非常に疎水性に高いポリブタジェンセグメ
ントを含む少量の親水性ポリウレタンにより水とともに
安定に分散乳化しており、乾燥時には有機溶剤の蒸発に
より速やかに且つ容易範水と接触し、ゲル化が生じるた
めであると考えられる。
(効  果) 以上の如き本発明により得られた多孔性シート材料は非
常に微細な孔構造を有し、柔軟であり、被膜強度、耐水
性、耐溶剤性等の各種物性に優れるとともに優れた水蒸
気透過性を有し、各種の合成皮革等の素材、衣料、靴、
防水布、テント、壁紙、床材、濾過材、エアコン等のフ
ィルター等に有用である。
次に実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの無い限り
いずれも重量基準である。
実施例1乃至6(疎水性ポリウレタン及び親水性ポリウ
レタンの製造) 災施別1 ポリテトラメチレングリコール(平均分子間約t、oo
o、水酸基価112)1,000部、エチレングリコー
ル93部及びジフェニルメタンジイソシアネート625
部をメチルエチルケトン1.500部中に加え、60℃
で8時間反応後、更に2,500部のメチルエチルケト
ンを加え、常温まで攪拌しながら冷却し、固形分30%
の乳白色のポリウレタン分散液(1)を得た。
犬施桝1 1.4−ブタンエチレンアジペート(平均分子間約i、
ooo、水酸基価112)1,000部、1.4−ブタ
ンジオール144部、メチルエチルケトン1,144部
及びジフェニルメタンジイソシアネート650部を70
℃で8時間反応後、更に3,042部のメチルエチルケ
トンを加えて均一化し、攪拌しながら常温まで冷却し、
固形分30%の乳白色のポリウレタン分散液(2)を得
た。
夫施±旦 1.4−ブタンエチレンアジペート(平均分子間約1,
000、水酸基価112)1,000部及びイソホロン
ジイソシアネート408部を100℃で6時間反応後、
メチルエチルケトン1.230部、トルエン1,230
部、n−ブタノール1.230部及びイソホロンジアミ
ン148部を加え、攪拌して十分に均質化し、固形分3
0%のポリウレタン溶液(3)を得た。
叉五例A α、ω−ポリブタジェングリコール(平均分子間約1,
000、水酸基価112)1,000部とトリレンジイ
ソシアネート252部とを80℃で3時間反応させた後
、メチルエチルケトン500部を添加して反応系を十分
に均一化し、その中にポリオキシエチレングリコール(
平均分子間約1,000、水酸基価112)900部を
加え75℃にて6時間反応させ、更に1,652部のメ
チルエチルケトンを追加し、均一に攪拌し、固形分50
%、ポリブタジェンセグメント含有量46.5%、ポリ
オキシエチレンセグメント含有量41.8%のポリウレ
タン溶液(4)を得た。
叉ムl 水添加α、ω−ポリブタジェングリコール(平均分子間
約3,000、水酸基価28)1.000部とイシホロ
ンジイソシアネート57部とを100℃で3時間反応さ
せた後、メチルエチルケトン500部を添加して反応系
を十分に均一化し、その中にポリオキシエチレングリコ
ール(平均分子間約1,000、水酸基価112)15
0部を加え75℃にて6時間反応させ、更に722部の
メチルエチルケトンを追加し、均一に攪拌し、固形分5
0%、水添加ポリブタジェンセグメント含有i81.9
%、ポリオキシエチレンセグメント含有量12.3%の
ポリウレタン溶液(5)を得た。
叉應胴l α、ω−ポリブタジェングリコール(平均分子間約2,
000、水酸基価52.0)1,000部と4.4′−
ジフェニルメタンジイソシアネート139部とを80℃
で3時間反応させた後、メチルエチルケトン500部を
添加して反応系を十分に均一化し、その中にポリオキシ
エチレングリコール(平均分子間約2,000、水酸基
価56.0)371部を加え75℃にて5時間反応させ
、更に1,010部のメチルエチルケトンを追加し、均
一に攪拌し、固形分50%、ポリブタジェンセグメント
含有量66.2%、ポリオキシエチレンセグメント含有
i24.6%のポリウレタン溶液(6)を得た。
比較例A乃至C ■松側A ポリオキシテトラメチレングリコール(平均分子間約2
,000、水酸基価56)1,000部と4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート150部とを80℃で
3時間反応させた後、メチルエチルケトン500部を添
加して反応系を十分に均一化し、その中にポリオキシエ
チレングリコール(平均分子間約2,000、水酸基価
56)400部を加え75℃にて5時間反応させ、更に
1050部のメチルエチルケトンを追加し、均一に攪拌
し、固形分50%、ポリオキシテトラメチレンセグメン
ト含有i64.5%、ポリオキシエチレンセグメント含
有325.8%のポリウレタン溶液(A)を得た。
ル蚊然旦 ポリオキシプロピレングリコール(平均分子量約2,0
00、水酸基価56)1,000部と4.4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート188部とを80℃で3時
間反応させた後、メチルエチルケトン500部を添加し
て反応系を十分に均一化し、その中にポリオキシエチレ
ングリコール(平均分子間約1.000、水酸基価11
2)500部を加え75℃にて5時間反応させ、更に1
188部のメチルエチルケトンを追加し、均一に攪拌し
、固形分50%、ポリオキシプロピレンセグメント含有
量59.3%、ポリオキシエチレンセグメント含有fi
29.8%のポリウレタン溶液(B)を得た。
■蚊例工 1.4−ブタンエチレンアジペート(平均分子量約2,
000、水酸基価56)1,000部と水添加4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート170部とを80
℃で3時間反応させた後、メチルエチルケトン500部
を添加して反応系を十分に均一化し、その中にポリオキ
シエチレングリコール(平均分子間約1,000、水酸
基価112)300部を加え75℃にて5時間反応させ
、更に970部のメチルエチルケトンを追加し、均一に
攪拌し、固形分50%、1,4−ブタンエチレンアジペ
ートセグメント含’1fffi68.0%、ポリオキシ
エチレンセグメント含有120.4%のポリウレタン溶
液(C)を得た。
実施例7乃至10及び比較例り乃至F(ポリウレタン乳
濁液の製造) 実施例1乃至6及び比較例A乃至Cの生成物、有機溶剤
及び水をホモミキサーで攪拌し、下記のポリウレタンW
10乳濁液を調製した。これらの乳濁液の安定性を後記
第1表に示した。
ポリウレタン分散液(1)    100部ポリウレタ
ン溶液(4)      2部メチルエチルケトン  
     20部トルエン             
20部水                   60
部火遊0殊旦 ハ1      ン  ° ゛   8ポリウレタン分
散液(1)    100部ポリウレタン溶液(4) 
     12部メチルエチルケトン       2
0部トルエン             20部水  
                 60部ポリウレタ
ン分散液(2)     loo部ポリウレタン溶液(
5)       4部メチルエチルケトン     
 150部キジロール          20部水 
                  70部ポリウレ
タン溶液(3)     loo部ポリウレタン溶液(
6)     2.5部トルエン          
   30部メチルエチルケトン       20部
水                     90部
市販エマルジョン系撥水剤     2部ポリウレタン
溶液(3)     100部ポリ2レタン溶液(A)
      2.5部トルエン           
  30部メチルエチルケトン       20部水
                   90部市販エ
マルジョン系撥水剤     2部ポリウレタン溶液(
3)     loo部ポリウレタン溶液(B)   
   2.5部トルエン             3
0部メチルエチルケトン       20部水   
                90部市販エマルジ
ョン系撥水剤     2部ポリウレタン溶液(3) 
    100部ポリウレタン溶液(C)      
2.5部トルエン             30部メ
チルエチルケトン       20部水      
             90部市販エマルジョン系
澄水剤     2部〜J 1  ′:′ 〜 7 1力月以上変化なし 8 1力月以上変化なし 9 1力月以上変化なし 10  1力月以上変化なし DI日後、乳濁液破壊し、水層分離 E  1日後、乳濁液破壊し、水層分離F  1日後、
乳濁液破壊し、水層分離面、乳濁液の安定性は35℃の
恒温雰囲気内に放置した場合の状態で表した。
実施例11乃至!4及び比較例G乃至J前記第1表のポ
リウレタン乳濁液を各種の基材に含浸及び/又は塗布し
て、夫々各種の本発明及び比較例の多孔性シート材料を
得た。その製造条件及び結果を下記の第2表及び第3表
に示す。
γ 2−−−11゛出− 実施例11 乳濁液  7   基−M  起毛布 檎t  ゛     ゴ  1600(塗布)幻餞潰 
 150℃6分 実施例12 乳濁液  8   隻−M  起毛布 塗」L辷1浸J」L℃l/工υ−1600(塗布)幻餞
洪  150℃6分 実施例13 u4. 9   LU  不織布 袷1−   ”       m’   1800(含
浸)吻■潜  140℃5分 実施例14 九漫鳶  10    LJi   ナイロンタフタ徐
t  ′八 ロー   ゴ  700(塗布)幻餞滋 
 130℃5分 ■蚊孤塁 乳濁液  D   晶−■  ナイロンタフタ冷右 −
°  −ゴ  700(塗布)蝦競市  130℃5分 止歿例且 乳濁液 E    匹−■  ナイロンタフタ゛−ノー
    量   nf  700(塗布)炉モ溢  1
30℃5分 ■蚊例ユ 瓦糧液 F    基−M  ナイロンタフタ塗C−′
   ゴ  700(塗布) 幻七市  130℃5分 ル蚊桝l 乳j腋 F    基−M  ナイロンタフタ・−t 
 ′     ゴ  700(塗布)乾燥条且 25℃
水中浸漬20分間後、30℃40分乾燥、次いで100
℃10分 乾燥 〜 3−  シー InI[IrVV        Vl   ■  ■
11     白色 0.515 490 8210 
 均一緻密多孔膜   0−−12     白色 0
.623 430 7090  に均一緻密多孔膜 Δ
〜0− −13     白色  −−7840均一緻
密多孔膜   0  − −14     白色 0.
520 172 8130  均一緻密多孔膜   O
O。
上り争定例

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)疎水性ポリウレタン及び親水性ポリウレタンから
    なる多孔層を基材上に設けた多孔性シート材料において
    、上記親水性ポリウレタンが、疎水性部分としてポリブ
    タジエンセグメントを有し且つ親水性セグメントとして
    ポリオキシエチレンセグメントを有する親水性ポリウレ
    タンであることを特徴とする多孔性シート材料。
  2. (2)疎水性ポリウレタン、親水性ポリウレタン、有機
    溶剤及び水からなる油中水型のポリウレタン乳濁液を基
    材に含浸及び/又は塗布し、ゲル化及び乾燥することか
    らなる多孔性シート材料の製造方法において、上記親水
    性ポリウレタンが、疎水性部分としてポリブタジエンセ
    グメントを有し且つ親水性セグメントとしてポリオキシ
    エチレンセグメントを有する親水性ポリウレタンである
    ことを特徴とする多孔性シート材料の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100343794B1 (ko) * 1999-10-29 2002-07-19 주식회사 헵스켐 포지를 폴리우레탄 용액으로 함침시키는 방법 및 장치
JP2008173760A (ja) * 2006-12-21 2008-07-31 Rohm & Haas Electronic Materials Cmp Holdings Inc エラストマー改質ケミカルメカニカル研磨パッド

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