JPH01139422A - 煉瓦搬送姿勢反転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本考案は窯炉特に鉄鋼業における転炉等大型精練炉の炉
壁ライニングに用いられる耐火煉瓦の搬送コンベヤ系に
設備される煉瓦搬送姿勢反転装置に関する。

〔従来の技術〕

各種産業界における窯炉の耐火ライニングには定型耐火
煉瓦が多量に使用されており、特に鉄鋼業における転炉
には各種の耐火煉瓦が大量に用いられている。

而して転炉は烈しい精錬反応によって耐火煉瓦の損耗が
多く、不定形耐火材の吹付けや溶射等の補修方法の開発
により、寿命は長くなったものの、やはり一定期間毎に
耐火煉瓦を取り替える必要がある。

この耐火煉瓦の取り替え工事即ち転炉ライニング補修工
事は対象となる耐火煉瓦の数が多いこととその重量が大
きくなる傾向にあることおよび作業環境の悪いことから
炉内への煉瓦搬送や築造作業を機械化し作業の安全と効
率化を図るため種々の提案が行われ、各種の装置が実用
に供されてい乙− さて、前述の通り転炉炉壁ライニングの築造能率を向上
させるため、あらかじめ築造順序に耐火煉瓦を供給する
装置が開発されており、パレットに順に乗載された耐火
煉瓦（以下単に煉瓦と云う）をベルトコンヘヤ上に個別
に押し出して転炉リライニングタワーに供給するように
構成された装置（以下Ａ発明と云う）が、特開昭５１−
１３３８Ｄ４号公報に開示されている。

前記Ａ発明は転炉リライニングタワーへの煉瓦搬送コン
ヘヤ系に煉瓦搬送姿勢反転装置を介装して、個別煉瓦引
出し装置を備えたリフトテーブル装置によって送給され
る煉瓦の搬送姿勢を反転するように構成されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明者等は転炉リライニングタワーを主とする転炉ラ
イニング補修設備の省力化および効率化の開発計画を行
った結果、前記煉瓦搬送姿勢反転装置（以下単に反転装
置と云う）には改善すべき諸問題があることを知った。

その１つは従来の反転装置はローラコンへヤを備えたタ
ーンテーブルを手動または電動で回動して搬送方向を逆
にするもので、作動に時間がかかり作業能率が低いこと
である。

その２はターンテーブルに乗載した煉瓦の位置合せは多
く手動で行われるため安全上問題が多いことである。

本発明の目的は作動が迅速確実で、さらに安全性に冨む
反転装置の提供にある。

〔問題点を解決するための手段］ 本発明は前述の問題点を解決し、目的を達成するため、
煉瓦搬送コンヘヤ系に介装され煉瓦搬送姿勢を反転する
装置において、支持架台に軸受装置を介して回動自在に
支承されたターンテーブルと、該ターンテーブルを反転
自在に作動する駆動装置と、該ターンテーブルに装着さ
れた搬送方向自在なベルトコンベヤ装置と、前記ターン
テーブルに固着され該ベルトコンベヤ装置のベルト両端
部にストッパを進退自在に突出せしめるストッパ装置と
前記駆動装置、ベルトコンベヤ装置およびスト・ンパ装
置に搬送および反転搬送を指令する指令制御装置からな
る。

〔作用〕

本発明の反転装置は、ターンテーブルが支持架台に装着
された軸受装置によって支承されているため、その回動
には大きな駆動力を要せず、また回動抵抗が小さいので
迅速に駆動することが可能であり、煉瓦の大型化、重量
増大に充分に対応できる。

またターンテーブルは搬送方向自在なベルトコンベヤ装
置を有しているので、煉瓦を所望の速度で受は入れたり
送り出すことが出来るうえに、ターンテーブルを反転し
煉瓦を送り出したのち、ベルトコンベヤ装置の回転方向
を切り換えるのみで、ターンテーブルを作動させること
無く次の煉瓦を受は入れることが可能になる。

また、前記ベルトコンベヤ装置のベルト両端部にストッ
パを進退自在に突出せしめるストッパ装置を備えており
、ターンテーブル作動中煉瓦が外に飛び出さないように
抑止しているので、作業が安全で故障を無くすことが可
能になる。

さらに、前記駆動装置、ベルトコンベヤ装置およびスト
ッパ装置に搬送もしくは反転搬送を指令する指令制御装
置を備えているので、搬送もしくは反転搬送を人手を借
りることなく、すべて自動的に実施できるので作業の効
率化と共に安全性を飛躍的に向上させることができる。

〔実施例〕

さて、本発明にかかる反転装置の理解を容易ならしめる
ため、煉瓦およびその搬送について先に説明する。

第６図は転炉炉壁の部分概略横断面図で、鉄皮１の円弧
に対応するため、煉瓦２は鉄皮１に接する底部３が頭部
４より幅広に設計され、第７図の概略平面図に示すよう
に長尺台形になっている例が多い。

而して運搬効率の面から第８回の概略平面図に示すよう
に、パレット５上に載置された煉瓦２ａ〜２ｃは底部３
ａ〜３ｃと頭部４ａ〜４ｃを順に逆にしである。

従ってかかる煉瓦２ａ〜２ｃを順次へルトコンベヤ６上
に払い出すと煉瓦２ａ〜２Ｃは第９図の概略平面図に示
すようにたとえば頭部４ａと頭部４ｂ、底部３ｂと底部
３ｃが向い合った状況で搬送される。

而して、転炉炉壁ライニングを築造するに当たり、転炉
リライニングタワーで両側に煉瓦を払い出す場合は第９
図に示すような搬送姿勢であっても差し支えない。

しかしながら片側払い出しの場合は第９図の煉瓦２ｂの
搬送姿勢を反転して煉瓦２ａ、２Ｃと同じ姿勢にしなけ
ればならない。

近時、転炉の大型化が進んだことと、生産効率の向上に
よるコスト切下げの点から転炉炉壁ライニングの補修期
間を著しく短縮化することが要望され、その結果煉瓦２
の搬送速度をさらに上昇させ、前述の反転装置は４〜８
秒に１個の割合でしかも重量が１個当たり４０〜８０ｋ
ｇに達する煉瓦を搬送もしくは反転搬送できる機能が要
求されるようになった。

前記第９図の例では煉瓦２Ｃが通過したあと、４〜８秒
以内で煉瓦２ｂを迅速に反転し遅滞なく搬送せねばなら
ない。本発明の反転装置はかかる迅速な反転搬送に適し
た装置であって、第１図はその概略側面図である。

第１図において７は反転装置で、その前後にベルトコン
ベヤ装置８．９が連設されている。

１０はターンテーブル１１を回動自在に軸支すると共に
支持架台１２に固着された軸受装置であって、１３はタ
ーンテーブル１１の作動時の衝撃を吸収するための緩衝
装置である。

１４はベルト１５を搬送方向自在に駆動する電動式のへ
ルトコンヘヤ装置で、１６．１７はベルト１５の両端部
近傍のターンテーブル１１上に固着されたストッパ装置
で、１８．１９はストッパ２０．２１を昇降させて煉瓦
移動を抑止するエヤーシリンダ装置を示す。

２２．２３は前記エヤーシリンダ装置１８．１９の姿勢
を保持するための補強アームである。

また２４．２５は支持架台１２に固着された移動用の転
輪で、反転装置７を設備上のレイアウトから移動させる
方式とした場合に設けるもので、支持架台１２を固定し
て使用する場合には前記転輪２４．２５は必要でなく、
このことはベルトコンベヤ装Ｗ８．９に固着された転輪
２６〜２９についても同様である。

なお３０はへルトコンヘヤ装置８の出側近傍に設けられ
た煉瓦のストッパ装置である。

次に第２図は本発明にかかる反転装置７およびその前後
に設けられたベルトコンベヤ装置８．９の概略平面図で
、第１図と同符号のものは同一部材であって説明を省略
する。

第２図において３１は駆動装置たとえばエヤーモータ（
図示せず）に直結された駆動チェーンホイールで、３２
は従動チェーンホイールでターンテーブル１１に連結し
ている。

また、第３図は本発明にかかる反転装置７の概略正面図
で、第１図、第２図と同符号のものは同一部材であり説
明は省略する。

第３図において３３は駆動チェーンホイール３１、従動
チェーンホイール３２を介してターンテーブル１１を反
転自在に作動する駆動装置たとえばエヤーモータである
。

また、第４図は本発明にかかる反転装置７およびその前
後に設けられたベルトコンベヤ装置８．９の概略斜視図
であって、第１図〜第３図と同符号のものは同一部材で
あり、機能、作用とも同じであるので説明は省略する。

次に本発明にかかる搬送および反転搬送要領を指令制御
装置と共に説明する。

而して、指令制御装置は実質的に電子機器であるため説
明の都合上図示を行なわず第５図の制御要領概念図に従
って説明する。

第５図において■〜■は光電式検出器（以下単にセルと
云う）で、煉瓦３４は矢印３５の方向にベルトコンベヤ
装Ｗ８（以下単にコンベヤと云う）、反転装置７、ベル
トコンベヤ装置９（以下単にコンベヤと云う）を通過し
て搬送される。

而して煉瓦３４を反転搬送する必要がある場合は次のス
テップＡ〜　の順に制御が行なわれる。

ステップＡ セル■オンでコンベヤ８を増速する。

ステップＢ セル■オンでコンベヤ１５を増速し、セル■オフでコン
ベヤ８を減速し、ストッパ３０を下降させる。この状態
でセル■、セル■はオン状態となり煉瓦３４の通過が確
認されている。

ステップＣ セル■オフでストッパ１９が下降し、煉瓦３４がコンベ
ヤ９に移ることを阻止する。

ステップＤ セル■オフでコンベヤ１５は停止し、ストッパ１８が下
降する。同時に駆動装置３３がオンし、ターンテーブル
１１を１８０°回動したのちオフする。

ステップＥ ターンテーブル１１の回動即ち反転終了信号で、ストッ
パ１８．１９は上昇し、コンベヤ１５は回転方向が切り
替り煉瓦３４をコンベヤ９に送るこの状態で、セル■は
オン状態となり煉瓦３４の通過が確認されている。

ステップＦ セル■オンでコンベヤ９は増速され、セル■オフでコン
ベヤ１５は減速し定常速度に戻り、ストッパ３０が上昇
し、次に煉瓦の受は入れが出来るステップＧ セル■オン後セル■オフでコンベヤ９は減速され定常速
度に戻る。

而して、次の煉瓦が反転する必要が無い場合は指令制御
装置はコンベヤ８．１５．９を定常速度で作動すると共
にセル■〜■の信号を通過信号として処理し、ストッパ
３０．１Ｂ、１９や駆動装置３３の作動を停止状態に置
く。

指令制御装置は以上の制御を行う装置であるが、前述の
ような搬送および反転搬送については、該指令制御装置
に対し、さらに上位の制御装置からの指令が行なわれる
ことは云うまでも無く、さらに制御全般を円滑に実施す
るためには、説明を省略した検知装置たとえば近接スイ
ッチなどが用いられるが、それらの機能は慣用手段であ
るので、説明を省略する。

また前記指令制御装置は前述のような制御に限定される
ものでは無く、故障の際の非常停止、煉瓦の逆送、寸動
送り、アラーム機能などを必要に応じて付与するほか、
本発明の目的を逸脱しない範囲においてシーケンスを変
更することも自由であると理解せらるべきである。

また、前記ストッパ装Ｗ１　Ｂ、１９．３０については
実施例ではコンベヤ１５．８に対し上方から下方に向け
てストッパを突出させているが、これに限ること無く横
方向即ち水平方向から突出させても良く、またターンテ
ーブル１１の上面を境界として下方から上方に突出せし
める構成としても差し支え無い。

本発明におけるストッパ装置とは前記態様を包摂し進退
自在に突出せしめるものを云う。

〔発明の効果〕

本発明の装置は煉瓦の搬送および反転搬送を人手を要す
ることなく迅速確実に実施できるので、築造コストの低
下と作業の安全性向上に多大の効果があり、その経済的
効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図、第４区はそれぞれ本発明にか
かる反転装置の概略側面口、概略平面図、概略正面図お
よび概略斜視図、第５図は本発明にかかる制御要領概念
図、第６図は転炉炉壁の部分概略横断面図、第７図は煉
瓦の概略平面図、第８図はパレット上の煉瓦載置状況を
示す概略平面図、第９図はコンベヤ上に払い出された煉
瓦の搬送姿勢を説明するためのコンベヤの部分概略平面
図である。 〔符号の説明〕 １−−−−−鉄皮、２−−−−−−一煉瓦、３．３ａ−
３ｃｍ−−一−底部、４．４ａ〜４　ｃ−−−−−頭部
、５−−−−−−バレント、６　−−−−−ベルトコン
ヘヤ、７　−−−−−反転装置、８．９−−−一−−−
ベルトコンベヤ装置、１ｏ−−−−−−−軸受装置、１
１−−−−−ターンテーブル、１２−−−−−支持架台
、１３−−−−−−−緩衝装置、１４−−−一一−−ベ
ルトコンヘヤ装置、Ｉ　５−−−−　ベルト、１６、Ｉ
　７−−−−−ストツパ装置、１８．１９−−−−〜−
エヤーシリンダ装置、２ｏ、２１　−−−−−ストッパ
、２２．２３−−−−−一補強アーム、２４．２５．２
６．２７．２８．２９−曲−転輪、３ｏ−面一ストッハ
装置、３１　−−−−−一駆動チェーンボイール、３２
−−−−一従動チェーンホイール、３３　−−−一一−
−駆動装置、３４−−−−−煉瓦、３５−画一　矢印、
■〜■−−−−−−−光電式検出器 代理人　　弁理士　生前　冨士男 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 煉瓦搬送コンベヤ系に介装され煉瓦搬送姿勢を反転する
   装置において、支持架台に軸受装置を介して回動自在に
   支承されたターンテーブルと、該ターンテーブルを反転
   自在に作動する駆動装置と、該ターンテーブルに装着さ
   れた搬送方向自在なベルトコンベヤ装置と、前記ターン
   テーブルに固着され該ベルトコンベヤ装置のベルト両端
   部にストッパを進退自在に突出せしめるストッパ装置と
   前記駆動装置、ベルトコンベヤ装置およびストッパ装置
   に搬送および反転搬送を指令する指令制御装置からなる
   ことを特徴とする煉瓦搬送姿勢反転装置。