JPH01139356A - 加工食品が充填された筒状フィルム包装体 - Google Patents

加工食品が充填された筒状フィルム包装体

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JPH01139356A
JPH01139356A JP29143487A JP29143487A JPH01139356A JP H01139356 A JPH01139356 A JP H01139356A JP 29143487 A JP29143487 A JP 29143487A JP 29143487 A JP29143487 A JP 29143487A JP H01139356 A JPH01139356 A JP H01139356A
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平沢 昇
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はソーセージやヂーズなどの加工食品か円筒状フ
ィルムの内部に充填されている包装体に係り、特に消費
省かフィルムを開放しやすいようにした円筒状フィルム
包装体に関する。
(発明の背景) 第8図はソーセージなどの加工食品が充填された円筒状
フィルム包装体の従来例を示している。
この種の包装体では、第9図の断面図に示しているよう
に、塩化ビニリデン系などのフィルム1の両縁部1aと
1bか合わされ、この合わせ部か高周波溶着あるいは超
音波溶着手段などにより溶着されてシール線Sか形成さ
れており、これによって円筒状のケーシング5が形成さ
れている。
ソーセージの場合にはこの円筒状ケーシング5内に加工
食肉が充填され、またスティックチーズの場合には、円
筒状ケーシング5内にプロセスチーズが充填される。そ
してケーシング5の長手方向両端部か絞られ、この絞り
部分がアルミニウムなどの金属製クランプ部材2によっ
て締付けられて閉しられている。
例えばソーセージの場合には、ケーシング5内に加工食
肉が充填された後に、ボイル工程に移行する。このボイ
ル工程ではケーシングの内圧が上昇するため、フィルム
1に張力が作用する。この張力はシール線Sに作用する
ことになるか、従来は第9図に示すように、フィルム縁
部1aと1bが互いにほぼ平面状態に重ね合わされて溶
着されている。よってフィルム張力によってシール線S
に対しFで示す力が作用しても、この力Fに対するシー
ル線Sの溶着強度は高く、ボイル工程にてケーシング5
の破壊が生しにくくなっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら第8図と第9図に示す円筒状フィルム包装
体ては、ケーシング5の外面に位置しているフィルム縁
部1aのシール線Sからの突出量Zが短いためにこのフ
ィルム縁部1aを指によって十分につかむことができず
、しかもこのフィルム縁部1a以外にシール線Sを破る
ためのきっかけとなる部分がないため、フィルム縁部1
aの部分からフィルム1を剥すことが非常に難しくなっ
ている。よって消費者がフィルム1を剥そうとするとき
には、例えばナイフなどによってフィルム1に切込みを
入れこの切込みをきっかけとして内容物から剥すことに
なるが、手元にナイフなどかない場合にはフィルム1を
剥すことが非常に困難である。
またスティックチーズなどのように、比較的小さい包装
体の場合には、赤などに着色された開封テープが取付け
られており、この開封テープを引っ張ることによってフ
ィルム1に破れを生じさせるようにしている。しかしな
がら開封テープは高価であるため、これを長い寸法にて
使用している従来の包装体はコストが高くなっており不
経済である。また開封テープは、包装体の長手方向全長
にわたって取付けられており、その両端部がクランプ部
材2によってフィルム1と共に締付けられているのが一
般的である。したがって、開封テープをケーシング5か
ら引き剥した場合、その両端がクランプ部材2を引き付
けることになって包装体全体が曲がってしまい、内容物
が変形する欠点もある。
また、第10図に示すように、フィルム縁片1aと1b
を、ケーシングの内面に連続する面どうしが合うような
合掌状態に接合し、フィルム縁片1aと1bの基部どう
しをシール線Sにて溶着する包装体も考えられる。この
第10図に示す包装体では、フィルム縁片1aと1bが
ケーシング1から長く突出しているため、このフィルム
縁片1aと1bにノツチ(切込み)を設けることができ
、このノツチをきっかけとしてフィルム1を剥すことが
容易に行なえるようになる。
しかしながら、第10図に示す合掌シール構造では、ボ
イル工程などにおいてフィルム張力Fが生しると、この
張力Fがフィルム縁片1aと1bを互いに引き離すよう
に作用する。この方向の力Fに対しては、シール線Sの
強度が非常に弱くなるため、ソーセージの場合のボイル
工程などにおいて、フィルムケーシングがシール線Sの
部分から破壊されやすくなる。
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、第1
O図に示す合掌シール構造と同様に、フィルムを容易に
剥すことができるようになり且つ、フィルムに対するシ
ール強度を十分に高くできて、ソーセージの場合のボイ
ル工程などにおいて内圧の上昇に十分に耐え得る円筒状
フィルム包装体を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための具体的な手段)本発明は、フ
ィルムによって円筒状のケーシングが形成され、この円
筒状のケーシング内に加工食品が充填されているととも
に、ケーシングの長手方向両端部が閉じられているフィ
ルム包装体において、円筒状に形成された前記フィルム
の一方の縁片かケーシングの外面方向へ折返えされて、
他方のフィルムの縁片か前記一方のフィルムの縁片の外
側に重ねられており且つ、ケーシングを形成しているフ
ィルムと一方のフィルム縁片との折返し部を余した位置
にて、2枚のフィルム縁片とケーシングを形成している
フィルムとか一緒にシール線によって溶着されているこ
とを特徴とするものである。
〔作 用〕
この円筒状フィルム包装体では、シール線を1木のみ設
けた場合、第10図に示す合掌シール構造の場合と同様
にケーシングの外側に突出するフィルム縁部を長く確保
できる。したがって、フィルム縁部にノツチ(切欠ぎ)
を設け、このノツチからフィルムを切り裂くことによっ
て、内容物からフィルムを剥しやすくなる。しかもシー
ル線は、ケーシングを形成しているフィルムと一方のフ
ィルム縁片との折返し部を余した位置にて形成されてい
るため、シール線では2枚のフィルム縁片とケーシング
を形成しているフィルムの合計3枚のフィルムか溶着さ
れている状態である。したかって、第10図に示す合掌
シール構造に比へてシール線の溶着強度を高くてぎる。
またソーセージの場合のホイル工程などにおいてフィル
ムに張力が生した場合、この張力はシール線に対して直
接フィルムどうしを剥す方向てはなくシール線に対して
すらす方向へ機能することになる。よってフィルム張力
に対しては、第9図に示すようにフィルム縁部どうじを
重ね合わせてシールした場合と同様に、十分に耐えるこ
とかてぎるものになる。よってソーセージの場合のホイ
ル工程などにおいてケーシングの内圧か上昇したとして
も、シール線の部分がケーシングの内圧の上昇に十分に
耐え得るようになる。
またシール線を2木設りることによってシール強度をさ
らに高くすることかできる。この場合にフィルム縁片の
外縁に近い部分に設りられた第2のシール線に間欠部を
設け、この間欠部が設りられている部分にてフィルム縁
片を指でつかみ、この部分を引くようにすれば、ケーシ
ングの外面に接合されている2枚のフィルム縁片が第2
のシール線から剥れ、また場合によっては折返えし部側
の第1のシール線部分からも工IJれて、この部分のケ
ーシングを構成しているフィルムに破れを生しさせる。
よって2枚のフィルム縁片か従来の開封テープとほぼ同
様な機能を発揮することになり、フィルム縁片の剥れ部
分からケーシングを破るきっかけを作ることができるよ
うになる。また好ましくは、第2のシール線の間欠部に
てフィルム縁片にノツチを入れておけは、この部分から
フィルム縁片を分断することがてき、フィルム縁片をさ
らに剥しやすくなる。
(発明の実施例) 以下、本発明の実施例を第1図〜第7図の図面によって
説明する。
第1図は本発明の第1実施例による円筒状フィルム包装
体を示す正面図である。この第1実施例は最も好ましい
ものを示している。
第1図に示す第1実施例では、塩化ビニリデン系などの
フィルム1か円筒状に巻かれてケーシング10か形成さ
れている。このケーシング1oを構成するフィルム1は
、その縁片1aと1bか高周波または超音波によって溶
着されているか、この溶着は2箇所のシール線S1と8
2によって行なわれている。フィルム1の縁片1aと1
bは第2図の(A)に示すように、ケーシング10の内
面と連続する面どうしか接合される合掌状態に合わされ
、さらに縁片1aと1bが共にケーシング10を形成し
ているフィルム1の外面に合わされている。すなわち第
2図(B)に示すように、−方のフィルム縁片1aかケ
ーシング1oを形成しているフィルム1から折返えされ
、このフィルム縁片1aの外側に他方のフィルム縁片1
bか重ねられた状態になっている。そしてフィルム1と
縁片1aとの折返えし部4を余した位置にて第1のシー
ル線S1が形成されている。したがって、この第1のシ
ールでは、2枚のフィルム縁片1a。
1bとケーシング10を形成しているフィルム10とか
3枚−緒に溶着されていることになる。さらにこの実施
例では、第2図(C)に示すように、第1のシール線S
1からフィルム縁片の外側に位置している部分に第2の
シール線S2が形成されており、この第2のシール線S
2においても、フィルム縁片1a、Ibとケーシング1
0を構成しているフィルム1とが3枚−緒になフて溶着
されている。第1図に示すように、第2のシールMS2
は、その途中に間欠部℃を有している。
そしてこの間欠部℃の部分にノツチ(切込み)3が設け
られている。
ソーセージの場合には上記円筒状のケーシング10の内
部に加工食肉が充填され、またスティックチーズの場合
には、ケーシング10の内部にプロセスチーズが充填さ
れる。そしてケーシング10の長手方向両端部か絞られ
、アルミニウムなどによる金属製クランプ部材2により
締め付けられて閉じられる。
第3図は上記第1実施例によるケーシング10を形成す
るための装置の一例を示している。符号11はスタッフ
ァノズルであり、このスタッファノズル11によって加
工食肉などが充填される。
スタッファノズル11の外周には成形部オJ’12が設
けられている。フィルムIはガイドローラ13と14を
通り送りローラ19と20によって供給される過程で、
成形部材12によって円筒状に成形される。成形部材1
2には隙間を開けて対向する一対のガイド片12aと1
2bが設けられており、このガイド片12aと12bと
によってフィルム1の縁片1aと1bか、ケーシング1
0の内面に連続する面どうしか接して合掌状態に合わせ
られる。成形部材12の下側には第1の高周波電極15
と16か対向して設けられている。一方の高周波電極1
5は送り出されるフィルム1の外側に対向しており、他
方の高周波電極16は送り出されるフィルム1の内側に
対向している。円筒状ケーシング10の縁片1aと1b
は、前記ガイド片12aと+2bによって合掌合わせさ
れた後に、ケーシング10の外面に重ね合わされ、第1
の高周波電極15と16によって溶着されて第1のシー
ル線S1が形成される。この場合、第1のシール線S1
はフィルム縁片1aの折返し部4が余された位置に形成
される。さらにその下方には第2の高周波電極17と1
8が設けられている。
この第2の高周波型gi17と18とによって第2のシ
ール線S2か形成される。第1のシール線S1と第2の
シール線S2は平行に形成される。
また符号19と20は送りローラであり、この送り口〜
う19と20とによってケーシング10が下方向へ連続
的に送り出される。上記第2のシール線S2を形成する
際、−時的に高周波型$117(プラス電極)に供給さ
れる電流を停止することによって、第1図に示す間欠部
kが形成される。
なお第3図の装置では、第1のシール線S1を形成する
ための高周波電極15と16が上方に位置し、また第2
のシール線S2を形成するための高周波電極17と18
が下側に位置している。しかしながら、これとは逆に高
周波電極17と18が上方に位置し、高周波電極15と
16が下側に位置していてもよいし、この2組の高周波
電極が並んで位置していてもよい。
また第3図に示す装置は1つの具体例を示したものであ
って、第1図に示したケーシング1oが形成されるので
あれば、どのような構造の装置を使用してもよい。例え
は、第3図に示している装置では、成形部材12によっ
てフィルム1の縁片1aと1bを合掌状態に合わせた後
に(第2図(A)の状態にした後に)2枚のフィルム縁
片1aと1bを共にケーシング外面に折り重ねているが
、他の構造として、成形部材によってフィルム1を円筒
形状に巻くときに一方のフィルム縁片1aをガイドなど
によって折返えし、他方のフィルム縁片1bをフィルム
縁片1aの外側へそのまま重ねるようにする装置を製作
することも可能である。
上記のようにして第′1のシール線S1と第2のシール
線S2が形成されて円筒状とされたケーシング10に対
し、スタッファノズル11から内容物が供給され、また
送りローラ19,20のさらに下方向に設けられたクラ
ンプ装置によりクランプ部材2による締付けが行なわれ
、第1図に示すような包装体が形成される。なお、第1
図に示すノツチ3!J、包装体か完全に製造された後に
イ」のることもてきるか、第3図に示す装置にノツチを
成形する装置を設け、第2のシール線S2が形成される
前の段階でノツチ3を自動的に形成することも可能であ
る。
このようにして第1図に示す構造にて製作された円筒状
のケーシング10ば、シール線による溶着強度か非常に
高くなっている。まず、第1のシール線S1は、ケーシ
ング10を形成しているフィルム1とフィルム縁片1a
との折返えし部4を余した位置に形成されているため、
第1のシール線s1では2枚の縁片1a、1bとケーシ
ング10を形成しているフィルム1とか3枚−緒に溶着
されている。したかってこのシール線s1における溶着
強度は十分に高くなっている。しかも折返し部4か余さ
ねているため、フィルム張力Fが作用した場合、この力
Fはフィルム縁片1aと11〕を互いにすらず方向へ引
くように作用する。第9図に示す従来例においても、フ
ィルム張力Fはフィルム縁部1aと1bを互いにすらす
方向へ作用していたのであるから、シール線31部分に
おいてフィルム張力に耐える状態は、第9図の場合とほ
ぼ同様である。第9図の従来例においてもホイル工程な
どにおいてシール強度は十分なものであるので、実施例
における第1のシール線S1によるシール強度は同等の
ものを期待てとる。むしろ第1のシール線S1では3枚
のフィルムが一緒に溶着されているものであるから、第
9図の従来例よりも溶着強度を高くすることも期待てき
るものである。しかも第1実施例では、第1のシール線
S1と並んで第2のシール線S2か形成されているため
、シール強度はさらに高められている。
このように第1図に示ずケーシング10てはシール強度
が非常に高くなっているのにもかかわらず、と第9図に
示す従来例に比へてフィルム1を内容物からilJ L
、やすくなフている。
第1図に示す円筒状フィルム包装体において、内容物か
らフィルム1を剥す方法の一例どしては、%2のシール
線S2の間欠部塁に指を入れてノツチ3の部分からフィ
ルム縁片1aと11〕を切断する。そして第4図に示す
ようにフィルム縁片1aと11〕をシール線S1ならひ
に82に沿って引くと、フィルム縁片1aと11〕はテ
ープ状となってフィルム1から分離されて引き剥される
これによってケーシング10のフィルム1が破られるこ
とになる。その詳細は、まずフィルム縁片Ia、lbを
引くことによって第2のシール線S2の部分か破られる
。ずなわちシール線S2の部分においては、指によって
引かれる2枚のフィルム縁片1a、lbに対しケーシン
グ10側は1枚のフィルムであるため、フィルム縁片1
a、Ibを引くことによってケーシング側の1枚のフィ
ルム1か先に破られることにノ♂る。続いて、フィルム
縁片1aと1bか引かれることにより、シール線S1の
部分にてフィルム縁片1.a、ibかケーシング側から
分離され、よって第4図に示すようにフィルム縁片1a
、1bかテープ状に引き71」されるようになる。この
とき、場合によってはシール線81部分においてもフィ
ルム縁片1aと1bか分離されるのみに留らずケーシン
グ10を構成しているフィルム1に破れか生じるに至る
。フィルム縁片1aと1bをテープ状に引き剥していく
にしたかって、ケーシング10を構成しているフィルム
1の破れか拡大していき、内容物が露出する。
またこの包装体のフィルム1を剥すには第5図に示す方
法も有効である。この方法は、まず指によってノツチ3
の部分からフィルム縁片1aと1bを分断する。フィル
ム縁片1a、1bのうちDて示ず部分をケーシング10
から剥すと、前述のようにケーシング10を構成してい
るフィルム1か少なくとも第2のシール線S2の部分か
ら破られる。その後に包装体の端部を指で押して内容物
を膨らませると、第5図で示すように、フィルム1の破
れ部分か拡大していぎ、内容物か露出する。
なお第5図と第6図に示してし)るのは第1図に示す包
装体の開1」方法の一例を示しているにすぎず、その他
のとのような方法で開封するにしろ、シール線S2の間
欠部℃にてノツチ3からフィルム縁片1a、Ibを破断
することによってケーシング10のフィルムを容易に剥
すことがてきる。
第6図と第7図は本発明の第2実施例を示している。
この実施例では、第2のシール線S2の間欠部1に、第
1図にて符号3で示すノツチが設けられていない。しか
しながらノツチ3が設けられていなくてもフィルム1を
剥す作業は容易である。その方法の一例としては、第2
のシール線S2の間欠部りの部分にてフィルム縁片1a
、lbを指でつかみ、第7図に示すようにこのフィルム
縁片1a、lbを引く。これによってシール線s2の部
分、場合によってはシール線Slの部分にてケーシング
10のフィルム1が破れ、内容物が露出する。このよう
にノツチ3を設けない構造であってもフィルムを剥す作
業は容易である。
次に、シール線を31で示した1木のみとしたものを本
発明の第3実施例として挙げることができる。この第3
実施例は、第2図(B)に示しているように折返し部4
を余した状態で第1のシール線S1を形成することによ
って完成される。前述のように、折返えし部4を余し、
2枚のフィルム縁片1a、Ibとケーシング10を形成
しているフィルム1の3枚のフィルムを溶着したシール
線S1は、そのもの自体か第10図に示す合掌シール構
造に比へてフィルム張力Fに耐して十分な強度を発揮で
きるようになっている。したがって、第2図(B)にお
いてシール線S1から突出しているフィルム縁片1a、
1bにノツチを設け、このノツチからフィルム縁片1a
と1bを切断し、これを引くことによってシール線31
部分からフィルムを容易に剥すことができるようになる
(発明の効果〕 以上のように本発明によれば、円筒状ケーシングを形成
するフィルムの縁片の一方を折返えし、その上に他方の
フィルム縁片を重ね、折返えし部を余した状態にて2枚
のフィルム縁片とケーシングを形成しているフィルムと
を3枚−緒に溶着してシール線を形成しているので、こ
のシール線による溶着強度を第10図に示す合掌シール
構造よりも高くできる。よってソーセージの場合のボイ
ル工程によってフィルム張力が大きくなったとしても、
シール線からケーシングが破壊されにくくなる。
しかもフィルムの縁片を引き、あるいはフィルム縁片に
設けられたノツチから切断することなどによってフィル
ムを内容物から容易に剥すことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例による円筒状フィルム包装
体を示す正面図、第2図(A)2(B)、(C)はシー
ル線による溶着部を示す断面拡大図、第3図は円筒状フ
ィルム包装体の製造装置の一例を示す斜視図、第4図と
第5図は第1実施例による円筒状フィルム包装体の開封
方法の例を示す正面図、第6図は本発明の第2実施例に
よる円筒状フィルム包装体を示す部分正面図、第7図は
第2実施例による円筒状フィルム包装体の開封方法の一
例を示す部分正面図、第8図は従来の円筒状フィルム包
装体を示す正面図、第9図と第10図は従来の円筒状フ
ィルム包装体の断面図である。 1・・・フィルム、Ia、Ib・・・フィルム?!−1
2・・・クランプ部材、3・・・ノツチ、4・・・折返
し部、10・・・円筒状ケーシング、Sl・・・第1の
シール線、S2・・・第2のシール線、1・・・第2の
シール線の間欠部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フィルムによって円筒状のケーシングが形成され
    、この円筒状のケーシング内に加工食品が充填されてい
    るとともに、ケーシングの長手方向両端部が閉じられて
    いるフィルム包装体において、円筒状に形成された前記
    フィルムの一方の縁片がケーシングの外面方向へ折返え
    されて、他方のフィルムの縁片が前記一方のフィルムの
    縁片の外側に重ねられており且つ、ケーシングを形成し
    ているフィルムと一方のフィルム縁片との折返し部を余
    した位置にて、2枚のフィルム縁片とケーシングを形成
    しているフィルムとが一緒にシール線によって溶着され
    ていることを特徴とする加工食品が充填された円筒状フ
    ィルム包装体。
  2. (2)シール線は、折返えし部に近い側に設けられた第
    1のシール線と、フィルム縁片の外縁に近い部分に設け
    られた第2のシール線との2本から成るものである特許
    請求の範囲第1項記載の加工食品が充填された円筒状フ
    ィルム包装体。
  3. (3)第2のシール線には間欠部が設けられている特許
    請求の範囲第2項記載の円筒状フィルム包装体。
JP29143487A 1987-11-18 1987-11-18 加工食品が充填された筒状フィルム包装体 Expired - Lifetime JPH0641312B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0378708U (ja) * 1989-12-01 1991-08-09
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