JPH01139234A - 真珠光沢を有する樹脂組成物の成形方法 - Google Patents

真珠光沢を有する樹脂組成物の成形方法

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JPH01139234A
JPH01139234A JP25427787A JP25427787A JPH01139234A JP H01139234 A JPH01139234 A JP H01139234A JP 25427787 A JP25427787 A JP 25427787A JP 25427787 A JP25427787 A JP 25427787A JP H01139234 A JPH01139234 A JP H01139234A
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JP
Japan
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resin
polystyrene resin
shock
polyvinyl chloride
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP25427787A
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English (en)
Inventor
Ryoji Odate
良次 尾立
Tomoyuki Haga
智之 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、真珠光沢を有する樹脂組成物の成形方法に間
する発明であって、特に、ポリ塩化ビニル樹脂とポリス
チレン樹脂または耐衝撃性ポリスチレン樹脂からなる樹
脂組成物に適した成形方法である。
(従来の技術) 樹脂組成物の成形方法としては、従来から射出成形、押
出成形、ブロー成形、真空成形などの成形方法が知られ
ている。これら成形方法のうち、真珠光沢を有する樹脂
組成物には、射出成形を主にもちいるのが一般的であっ
た。これは、真珠光沢を有−する樹脂組成物が特公昭4
3−13384号公報、特公昭46−31467号公報
、特開昭51−41749号公報などに示されているよ
うに、ポリカーボネイト樹脂、メチルメタクリレート樹
脂、スチレンアクリルニトリル樹脂またはポリアクリル
ニトリル系樹脂とポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン
系樹脂を使用した組成物であり、射出成形以外の方法に
は適さないという理由によるものである。
また、本発明者等は、射出成形以外の方法でも作れる真
珠光沢を有する樹脂組成物としてポリ塩化ビニル樹脂と
ポリスチレン樹脂または耐衝撃性ポリスチレン樹脂から
なる樹脂組成物を特願昭61−149388号として出
願している。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したポリカーボネイト樹脂とメチルルタクリレート
樹脂を組合せた真珠光沢を有する樹脂組成物などでは、
樹脂組成物の性質上、射出成形方法しか利用できないた
め、作製される成形品としては材質が厚い蓋材、容器部
材などに限定され、肉薄の容器、シートなどを作ること
が困難であった。また、ポリ塩化ビニル樹脂とポリスチ
レン樹脂または耐衝撃性ポリスチレン樹脂からなる樹脂
組成物では、ブロー成形、真空成形などを利用して、薄
手の容器、シートなどを作製することが可能であるが、
これらの成形品は樹脂間の相溶性が悪いため耐衝撃性に
劣り、出来上がった製品は非常に壊れ易いという欠点を
有していた。
本発明は、ポリ塩化ビニル樹脂とポリスチレン樹脂また
は耐衝撃性ポリスチレン樹脂からなる樹脂組成物の上記
欠点を改良するためになされたものであり、ブロー成形
方法の一つとして知られている二軸延伸ブロー方法を応
用することにより問題点を解消したものである。
(発明が解決するための手段) すなわち、本発明は、ポリ塩化ビニル樹脂とポリスチレ
ン樹脂または耐衝撃性ポリスチレン樹脂からなる樹脂組
成物を二軸延伸ブロー方法によって成形する真珠光沢を
有する樹脂組成物の成形方法である。
以下、本発明について詳述する。
本発明に用いられるポリ塩化ビニル樹脂は、−般的にブ
ロー成形用として用いられる樹脂であり、平均重合度4
00から1300であり、好ましくは平均重合度600
から1100のものである。
また、本発明に用いられるポリスチレン樹脂は、一般的
に一般グレート、良流動グレート、耐熱性グレート、高
光沢性グレートと呼ばれているポリスチレン樹脂を使用
することができる。
また、本発明に用いられる耐衝撃性ポリスチレン樹脂は
ポリスチレン樹脂の耐衝撃性を向上させるだめに開発さ
れたもので、ブタジェンなどの合成ゴムとポリスチレン
の共重合物または混合物である。そしてその共重合物ま
たは混合物の度合によつ、て、ハイインパクトポリスチ
レン、透明性耐衝撃性ポリスチレン樹脂などと呼ばれて
いる。代表的なハイインパクトポリスチレンの例として
は、デンカH1−G−1−301(登録商標:電気化学
工業株式会社)などを挙げることができ、透明性耐衝撃
性ポリスチレン樹脂の例としては、クリフラン750L
(登録商標:電気化学工業株式会社)、クリフラン73
0L(登録商標:電気化学工業株式会社)などを例示す
ることができる。
これらの耐衝撃性ポリスチレン樹脂と前述したポリスチ
レン樹脂とを混合した後にポリ塩化ビニル樹脂と組合せ
て樹脂組成物とすることも可能である。
これら、ポリスチレン樹脂または耐衝撃性ポリスチレン
樹脂とポリ塩化ビニル樹脂との混合比率は、ポリ塩化ビ
ニル樹脂100部に対してパーツハンドレッドレジン(
以下、PHRと略す)で4〜30部、好ましくは5〜2
5部である。4部未満では真珠光沢が悪く、80部超え
ると成形性が悪くなる。
また、本発明ではポリ塩化ビニル樹脂に樹脂改質剤を加
えて、耐衝撃性を高めることもできる。
ここで用いられる樹脂改質剤は、アクリロニトリル、ブ
タジェン、スチレンの3成分からなる熱可賢性樹脂で、
通常ABS樹脂と総称される樹脂であり、例えば、JS
RABS−55NP(登録商標:日本合成ゴム株式会社
)またはブタジェン、スチレン、メタクリル酸メチルの
三元グラフト共重合物であるMBS樹脂、例えば、メタ
ブレン202(登録商標:三菱レイヨン株式会社)など
が用いられる。これら樹脂改質剤のポリ塩化ビニル樹脂
への配合量は、一般的にポリ塩化ビニル樹脂100部に
対してPHRで5〜25部である。
さらに本発明は、上記構成要素に加えて有機ブチルスズ
マレート、有機ブチルスズラウレート、カルシウム石鹸
、バリウム石鹸、メルカプタイド系有機スズなどの塩化
ビニル用の安定剤、ステアリルアルコール、ステアリン
酸、脂肪族アミド、炭化水素、天然ワックスなどの滑剤
、色剤などを添加することにより外観、安定性に優れた
真珠光沢を有する製品をえることができる。
また、本発明で使用される二軸延伸ブロー方法は、刊行
物プラスチックス Vol、37. No、3.頁69
〜75に記載されているように、押出機によって連続的
に排出される高温(樹脂温度で180〜200度)の溶
融パリソンをプレフォーム用の金型で挾みながらブロー
して試験管状のプレフォームを作った後、フィニツシユ
用の金型に移して圧縮エアーで縦、横の二方向に延伸し
ながら製品を形成する方法であり、通常のダイレクトブ
ロー と呼ばれるブロー成形方法とは異なるものである
圧縮エアーで縦、横の二方向に延伸する倍率は、作製す
る容器によって異なるが、一般に、瓶で縦方向に1.2
〜1.5倍、横方向に3倍以上である。
二軸延伸ブロー方法は、押出二軸延伸ブロー方法と射出
二軸延伸ブロー方法があるが本発明はどちらの方法でも
利用することができる。
(作用) ポリ塩化ビニル樹脂とポリスチレン系樹脂は、相溶性が
悪いため、このまま混合溶解してダイレクトブロー成形
しても耐衝撃性に欠け、実用的な製品を作ることができ
ない。しかし、ダイレクトブロー成形の代りに二軸延伸
ブロー方法を用いると樹脂組成物の性質に変化を与え、
耐衝撃性は著しく向上する。この理由は、二軸延伸ブロ
ー方法では樹脂組成物の延伸が縦方向と横方向の二軸方
向に延びるためポリ塩化ビニル樹脂とポリスチレン系樹
脂間の分子配列が二方向になり、このため耐衝撃性が良
くなるものと考えられる。さらに真珠光沢発色面が一定
方向に配向されるため成形品の真珠光沢性も著しく向上
する。
(実施例) 次に本発明の好ましい実施例について記載する。
本発明はこの実施例に限定されるものではない。
また、本実施例で得られてた真珠光沢を有する樹脂組成
物の成形品を以下の試験方法に従って検討した。
(真珠光沢性) 成形品の真珠光沢性を下記の基準に従って肉眼で評価し
た。
O真珠光沢が優れている O 真珠光沢がある △ 真珠光沢が少な゛い × 真珠光沢がない (耐衝撃性) 成形品を1mの高さからプラスチックタイルの床上に3
回落下させ破損状態を観察した。
○ 破損なし × 破損あり (成形性) 成形品の仕上り状態を下記の基準に従って肉眼で評価し
た。
O成形性がよい △ 成形性が若干劣る X 成形性がわるい ズ」E勿」ニー上」− 表1中に記載した樹脂組成に基づいて530 mftの
瓶を作製した。
二軸延伸成形には、ベクム(BEKUM:西ドイツ)社
の射出二軸延伸成形機BMO−4型を用いた。従来から
のブロー成形には、フィッシャー(FISHER:西ド
イツ)社のダイレクトブロー成形機F HB 104型
を用いて同じ大きさの瓶を作製した。
評価結果を表1中に記載した。
皇双亘上ニュ 表1中に記載した樹脂組成に基づいて530 mlの瓶
を作製した。
二軸延伸成形には、ベクム(BEKUM:西ドイツ)社
の射出二軸延伸成形機BMO−4型を用いた。従来から
のブロー成形には、フィッシャー(FISHER:西ド
イツ)社のダイレクトブロー成形機FHB104型を用
いて同じ大きさの瓶を作製した。
評価結果を表1中に記載した。
(効果) 本発明は、以上述べてきた通りポリ塩化ビニル樹脂とポ
リスチレン樹脂または耐S撃性ポリスチレン樹脂からな
る樹脂組成物を二軸延伸ブロー方法によって成形するこ
とにより、耐衝撃性に優れるとともに外観上真珠光沢が
優れた成形物を得ることができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリ塩化ビニル樹脂とポリスチレン樹脂または耐衝撃性
    ポリスチレン樹脂からなる樹脂組成物を二軸延伸ブロー
    方法によって成形する真珠光沢を有する樹脂組成物の成
    形方法。
JP25427787A 1987-08-24 1987-10-08 真珠光沢を有する樹脂組成物の成形方法 Pending JPH01139234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25427787A JPH01139234A (ja) 1987-08-24 1987-10-08 真珠光沢を有する樹脂組成物の成形方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20989687 1987-08-24
JP62-209896 1987-08-24
JP25427787A JPH01139234A (ja) 1987-08-24 1987-10-08 真珠光沢を有する樹脂組成物の成形方法

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JPH01139234A true JPH01139234A (ja) 1989-05-31

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