JPH01138806A - 送信電力制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車載用、携帯用無線電話機等の移動無線機に使
用する送信電力制御装置に関する。

従来の技術 一般に車載用、携帯用無線電話機等では基地局との距離
が夫々大きく変化するため、それに応じて送信電力を自
動的に制倒し、混信等を防止する必要がある。

そのため従来よりこの種の移動無線システムでは基地局
より各移動無線機に対し、その移動無線機の送信電力を
いくらにすれば良いかと言ったレベル制御用の信号な送
出し、その送出されたレベル側倒信号にもとづいて各々
の無線電話機が自動的にその送信電力を上記制量信号に
対応するように制御するようにしている。

第５図はこのような制御を可能にした従来の送信電力制
御装置の概略構成図である。

第５図においてａは送信用の高周波信号が入力される入
力端子であり、ここに入力された送信用の高周波信号は
利得制御可能な電力増幅器１０１、増幅器１０２等を介
して出力端子すに導かれアイソレータ等に印加される。

そして増幅器１０２の出力の一部はコンデンサ１０３を
介して取出され、ダイオード１０４によって検波され、
抵抗１０５．コンデンサ１０６によって平滑された後、
比較回路１０７の一方の入力端に印加される。比較回路
１０７の他方の入力端には制御信号入力端子Ｃに印加さ
れＤ／Ａ変換回路１０８によってＤ／Ａ変換されたレベ
ル制御用の信号が入力されるように構成されており。

ダイオード１０４によって検波され抵折１０５．コンデ
ンサ１０６によって平滑された信号のレベルが上記レベ
ル制御用信号のレベルと互に異なる場合には上記比較回
路１０７の出力によって制御回路１０９を駆動し′電力
増幅器１０１の利得を変化させ、上記検波され平滑され
た信号が上記レベル制御用信号のレベルと同一レベルに
なるように制御する。したがって、このように構成され
た従来の送信電力制御装置でも基地局から送信されたレ
ベル制御用信号に応じて送信電力を自動的に制御するこ
とができる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来より用いられているこの種の送信電
力制御装置では、増幅器１０２の出力の一部を取出して
検波するのにダイオード１０４を使用しており、したが
って温度が変化するとそれに応じて検波され平滑された
信号のレベルが変化することになり、正確に規定された
送信電力を得ることができないという問題があった。そ
のため、従来より米国特許４５２３１５５号に示され、
又第５図に示したようにコンデンサ１０３に直列に抵抗
１１０゜コンデンサ１１１を接続し、そのコンデンサ１
１１に主列にダイオード１１２等より成る温度補償回路
を設け、この温度補償回路によってダイオード１０４の
温度特性を補償するように構成している。

しかしながら、この場合には別個に温度補償回路を設け
る必要があり、また比較回路１０７の他方の入力端に印
加される信号が単に入力端子Ｃに印加されたレベル制御
用信号をＤ／Ａ変換しただけのものであるため常に正確
な送信電力を得ることが比較的困難であるという問題が
あった。

本発明はμ上のような従来の欠点を除去するものであり
、簡単な構成で特別な温度補償回路を設けることなく温
度変化に対し比較的強い優れた送信電力制御装置を提供
することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために比較回路の入力端に
印加される信号をいずれも検波平滑されたものとなし、
夫々の検波平滑用ダイオードによって相互に温度補償を
行なうように構成したものである。

作　　　　用 したがって本発明によれば、特別な温度補償回路を設け
ることなく簡単に温度補償を行うことができ、しかも比
較回路に入力される信号がいずれも検波平滑されたもの
であり、常に正確に送信成力を制御することができると
いう作用を有する。

実施例 第１図は本発明の送信電力制御装置における一実施例の
概略構成図である。第１図において、ａは送信すべき高
周波信１号が入力される入力端子。

ｂは出力端子、Ｃは基地局から送信されたレベル制御用
の信号が入力される制御信号入力端子である。そして、
１は入力端子ａに印加された高周波信号を増幅する利得
制御可能な電力増幅器、２は電力増幅器１の出力を更に
増幅する増幅器、３は増幅器２の出力の一部を取出すコ
ンデンサ、４はコンデンサ３に直列に接続され一端がア
ースされた抵抗、５はコンデンサ３を介して取出された
信号を検波するダイオード、　６．７．８はダイオード
５によって検波された信号を平滑する抵抗、コンデンサ
９は制御信号入力端子Ｃに入力されたレベル制御用の信
号なり／Ａ変換するＤ／Ａ変換回路。

１０はＤ／Ａ変換回路９の出力によって減衰率が制御さ
れる可変減衰器、１１は可変減衰器１０の出力を検波す
るダイオード、　　１２．１３はダイオード１１によっ
て検波された信号を平滑する抵抗、コンデンサ１４は抵
抗６，７．コンデンサ８によって平滑された信号を一方
の入力とし、抵抗１２．コンデンサ１３によって平滑さ
れた信号を他方の入力とする比較回路、１５は比較回路
１４の出力によって駆動され、電力増幅器ｌの利得を制
御する制御回路である。。

上記実施例において、入力端子ａに印加された高周波信
号は増幅器１，２によって増幅され出力端子６に導かれ
ると共にその一部がコンデンサ３を介して取出されダイ
オード５によって検波され抵抗６，７．コンデンサ８に
よって平滑され、比較回路１４の一方の入力端に入力さ
れる。一方。

入力端子ａに印加された上記高周波信号は更に可変減衰
器１０にも印加され、ここで基地局より送信されたレベ
ル制量信号に対応するレベルに減衰される。そして、可
変減衰器１０の出力はダイオード１１によって検波され
、抵抗１２．コンデンサ１３によって平滑され比較回路
１４の他方の入力端に印加される。すなわち比較回路１
４では増幅器１゜２によって増幅された信号が基地局よ
り送信されたレベル制御用の信号によって予め設定され
た信号より大きいか否かが比較される。比較の結果、両
者に差があるとその出力によって制御回路１５を駆動し
、電力増幅器ｌの利得を制倒し両者が同一になるように
制御する。したがって、上記実施例によれば基地局より
送信されたレベル制量信号に対応して送信電力を自動的
に規定のｒ直に制御することができる。そして、上記実
施例によれば増幅器２の出力の一部を取出し、それを検
波するのにダイオード５を使用しているが可変減衰器１
０の出力を検波するのにもダイオード１１を使用してお
り、したがって、従来のように増幅器２の出力の一部を
取出すコンデンサ３に直列に特別な温度補償用の回路を
設ける必要は全くないという利点を有する０ 同、上記実施例ではＤ／Ａ変換回路９の出力によって制
御される可変減衰器１０を入力端子ａとダイオード１１
０間に設けたが、第２図に示すように増幅器２の出力の
一部を取出すコンデンサ３と、その後段に設けたダイオ
ード５０間に設けるようにしても良い。

また、上記実施例では入力端子ａに印加された信号を基
準の交流源として利用し、それは可変減衰器１０を介し
て、あるいは介さずに直接ダイオード１１によって検波
し、抵抗１２．コンデンサ１３によって平滑し、比較回
路１４の他方の入力端に印加するように構成しているが
、第３図、第４図に示すようにそれぞれ別に発振器１６
を用意し、この発振器１６の出力を基準の交流源として
利用するように構成しても良い。

発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように基準となる交流
源をダイオードによって検波し、それを増幅器の出力を
検波した信号と比較し、その比較結果によって両者が同
一レベルになるように上記増幅器の利得を制御するよう
に構成したものであり、基準となる交流源の出力を検波
するダイオードと増幅器の出力を検波するダイオードが
相互に温度に対して補償し合うようになり、別個に特別
な温度補償回路を全く設ける必要がないという利点を有
する。そして本発明によれば比較される信号がいずれも
交流信号を検波平滑したものとなり、常に正確な比較が
行なわれ送信電力が正確に制御されるという利点を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の送信電力制御装置における一実施例の
概略構成図、第２図〜第４図はそれぞれ他の実施例の概
略構成図、第５図は従来の送信電力制御装置の概略構成
図である。 ａ・・・入力端子、ｂ・・・出力端子、Ｃ・・制倒信号
入力端子、１，２・・・増幅器、３．８．１３・コンデ
ンサ、４．６．７．１２・・・抵抗、　５．１１・・ダ
イオード、１０・・・可変減衰器、１４・・・比較回路
、１５・・・制御回路、１６・・−発振器。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）送信すべき信号を増幅する増幅回路と、この増幅
   回路の出力を一部取出し検波するダイオードと、基準と
   なる交流源と、この交流源の出力を検波するダイオード
   と、上記両ダイオードのうちいずれか一方のダイオード
   の前段に設けられ基地局からのレベル制御用信号にもと
   づいて上記ダイオードに入力される信号を上記レベル制
   御用信号に対応する減衰率で減衰する可変減衰器と、上
   記両ダイオードによってそれぞれ検波された信号を互に
   比較する比較回路と、この比較回路の出力によって駆動
   され上記増幅回路の利得を上記両ダイオードによってそ
   れぞれ検波された信号が互に同一レベルになるように制
   御する制御回路を備えた送信電力制御装置。
2. （２）基準となる交流源が増幅回路の入力側の信号であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の送信電
   力制御装置。
3. （３）基準となる交流源が別に設けた発振器であること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の送信電力制御
   装置。
4. （４）可変減衰器が基準となる交流源を検波するダイオ
   ードの前段に設けられていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項、第２項又は第３項記載の送信電力制御装
   置。
5. （５）可変減衰器が増幅器の出力の一部を検波するダイ
   オードの前段に設けられていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項、第２項又は第３項記載の送信電力制御
   装置。