JP2590039Y2 - 2パイロットagc増幅器 - Google Patents

2パイロットagc増幅器

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JP2590039Y2
JP2590039Y2 JP1992049509U JP4950992U JP2590039Y2 JP 2590039 Y2 JP2590039 Y2 JP 2590039Y2 JP 1992049509 U JP1992049509 U JP 1992049509U JP 4950992 U JP4950992 U JP 4950992U JP 2590039 Y2 JP2590039 Y2 JP 2590039Y2
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JP
Japan
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signal
circuit
level
pilot
mhz
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JP1992049509U
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JPH067335U (ja
Inventor
洋行 鎌形
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ミハル通信株式会社
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、有線放送、中でも音楽
放送を行うのに適したサブチャンネル伝送システムに使
用される2パイロットAGC増幅器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周波数が10〜76MHzのサブチャン
ネルでは、TV放送が行われているVHF帯と較べて同
軸ケーブルによる伝送ロスが少なく、長距離の信号伝送
を行うのに適している。しかしまた、このサブチャンネ
ルはVHF帯に較べて信号の伝送量が少ないため、通常
は動画等に較べて情報量の少ない音楽放送用の有線放送
に使用されることが多い。
【0003】このようなサブチャンネル伝送に使用され
る増幅器の一従来例を図2に示してある。この増幅器
は、伝送信号の周波数帯域の上下両端に設けられている
2つのパイロット信号(10MHzと76MHz)のレ
ベルを検出することで、同軸ケーブルの伝送ロスの変動
を検出し、その変動量を基にAGC回路A及びASC回
路Bにより利得を調整してその出力を一定に保つように
したものである。
【0004】具体的には、前記AGC回路Aは、分岐器
Cで取り出した増幅回路Dの出力信号のうち、76MH
zのパイロット信号だけをバンドパスフィルタEで取り
出し、このパイロット信号を検波制御部Fにより検波し
て出力信号のレベル変動を検出すると共にそのレベル変
動に応じた制御信号を出力し、この制御信号を受けたゲ
インコントロール回路Gにより増幅回路Dの利得を調整
して、その出力を一定に保つようにしてある。
【0005】前記ASC回路Bは、分岐器Cで取り出し
た増幅回路Dの出力信号のうち10MHzのパイロット
信号だけをバンドパスフィルタHで取り出し、このパイ
ロット信号を検波制御部Iにより検波してそのレベル変
動を検出すると共にその変動に応じた制御信号を出力
し、同制御信号により同軸ケーブルのf特に対応した減
衰特性を有するスロープ回路Jが前記増幅回路Dの利得
を調整して、その出力を一定に保つようにしてある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】サブチャンネルを使用
する有線放送システムでは、信号の長距離伝送が可能と
いう特性から100〜200台程度の増幅器をカスケー
ド接続している例がある。この場合、図2の増幅器では
伝送信号のうちパイロット信号の周波数に近い周波数帯
域では前記AGC回路AやASC回路Bにより正確なレ
ベル調整が行われるが、両パイロット信号の中間の周波
数帯域では(40MHz付近)レベル調整は必ずしも正
確ではない。特に、夏場の温度が高い時にはケーブルが
伸びるためその分の伝送ロスが大きくなって図3(a)
に示すように40MHz付近で信号レベルの落ち込みが
生じ、また冬場の温度が低い時にはケーブルが縮むため
その分の伝送ロスが少なくなって同図(b)に示すよう
に40MHz付近で信号レベルの上昇が生じ、このため
従来のレベル調整方法では40MHz付近でのレベルが
調整が不十分であるという問題があった。
【0007】本考案の目的は、夏冬の温度変化によるケ
ーブルの伸縮により生ずる2つのパイロット信号の中間
付近の伝送信号のレベル変動をも補償できる2パイロッ
トAGC増幅器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の2パイロットA
GC増幅器は図1に示すように、周波数10〜76MH
z付近でのサブチャンネル伝送に使用され、その周波数
帯域の上下両側に設けられた2のパイロット信号により
その利得を自動制御する2パイロットAGC増幅器に、
両パイロット信号の中間付近の周波数の信号を検出して
それが適正レベルにあるか否かを判別する検波制御部1
と、その信号が適正レベルより高い時に前記検波制御部
1が発する制御信号を受けてその周波数帯域の信号レベ
ルを引き下げるディップ回路2と、前記信号が適正レベ
ルより低い時に前記検波制御部1が発する制御信号を受
けてその周波数帯域の信号レベルを引き上げるピーク回
路3とを設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本考案の2パイロットAGC増幅器では、検波
制御部1が2つのパイロット信号の中間付近の周波数帯
にある伝送信号のレベルを検出してそれが適正レベルに
あるかどうかを判別し、適正レベルより高いときはとき
はディップ回路2が作動して中間付近の周波数帯にある
伝送信号を適正レベルに落とし、適正レベルより低いと
きはピーク回路3が作動して前記伝送信号を適正レベル
に引き上げるので、中間付近の周波数帯域にある伝送信
号も正確に補償されるようになる。
【0010】
【実施例】本考案の2パイロットAGC増幅器の一実施
例を示す図1において、10はケーブルを接続して伝送
信号を入力する入力端子、11は同じくケーブルを接続
して増幅された伝送信号を出力する出力端子である。こ
の増幅器には増幅回路12が2つあり、両増幅回路12
間にAGC回路を構成するゲインコントロール回路13
とASC回路を構成するスロープ回路14が設けられ、
さらにディップ回路2、ピーク回路3が設けられてい
る。なお、この実施例では前記増幅回路12及びその他
の回路は全て10〜76MHzの周波数帯(サブチャン
ネル)に対応したものであり、またこの周波数帯域の両
端の10.7MHzと75.95MHzには夫々パイロ
ット信号が出力されている。
【0011】前記ゲインコントロール回路13は、全周
波数帯域に渡って一定の減衰量を有する可変型減衰器
で、従来からあるAGC回路を構成する回路の1つであ
る。これは分岐器15により分岐させた増幅回路12の
出力信号から75.95MHzのパイロット信号だけを
バンドパスフィルタ20を通過させて取り出し、このパ
イロット信号を検波制御部21で検波電圧に変換して、
この検波電圧をもとにゲインコントロール回路13の減
衰量を無段階に調節することができるようにしてある。
【0012】前記スロープ回路13は、同軸ケーブルの
f特性に合うツイスト特性を有した可変型減衰器の一種
で、従来からあるASC回路を構成する回路の1つであ
る。これは分岐器15により分岐させた増幅回路12の
出力信号から10.7MHzのパイロット信号だけをバ
ンドパスフィルタ22を通過させて取り出し、このパイ
ロット信号を検波制御部23で検波電圧に変換して、こ
の検波電圧をもとにスロープ回路14の減衰量を無段階
に調節することができるようにしてある。
【0013】前記ディップ回路2は、2つのパイロット
信号の中間付近の周波数に位置する40MHz付近の伝
送信号を外部からの制御信号で適当に引き下げることが
できるようにしたものである。具体的には、前記分岐器
15により分岐させた増幅回路12の出力信号から40
MHz付近の伝送信号だけをバンドパスフィルタ24を
通過させて取り出し、この帯域の伝送信号を検波制御部
1で検波電圧に変換したときに、同検波電圧が基準レベ
ルよりも高くなっている場合、すなわち伝送信号のレベ
ルが図3(b)のように盛り上がっている場合は、前記
ディップ回路2に制御信号を出力して伝送信号のレベル
を適正レベルにまで下げさせるようにしてある。
【0014】前記ピーク回路3は、前記40MHz付近
の伝送信号を外部からの制御信号で適当に引き上げるこ
とができるようにしたものである。具体的には、前記デ
ィップ回路2と同様に分岐器15により分岐させた増幅
回路12の出力信号から40MHz付近の伝送信号をバ
ンドパスフィルタ24により取り出し、この帯域の伝送
信号を検波制御部1で検波電圧に変換したときに、同検
波電圧が基準レベルよりも低くなっている場合、すなわ
ち伝送信号のレベルが図3(a)のようにへこんでいる
場合は、前記ピーク回路3に制御信号を出力して伝送信
号のレベルを適正レベルにまで上げさせるようにしてあ
る。
【0015】
【考案の効果】本考案の2パイロットAGC増幅器によ
れば、検波制御部1が2つのパイロット信号の中間付近
の周波数(40MHz付近)の伝送信号のレベルを検知
し、適正レベルより高い場合にはディップ回路2を働か
せ、また低い場合にはピーク回路3を働かせて、AGC
回路やASC回路では正確な補償ができない40MHz
付近の伝送信号を適正レベルに保つので、信号の全伝送
帯域に渡って正確な補償が行われ、増幅器を100〜2
00台程度カスケード接続させるような場合にも伝送信
号のレベルが全域で安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の2パイロットAGC増幅器の一実施例
を示すブロック図。
【図2】従来の2パイロットAGC増幅器の一例を示す
ブロック図。
【図3】(a)、(b)は従来の2パイロットAGC増
幅器を100台以上カスケード接続した場合の伝送信号
のレベルの強度を示した説明図であり、(a)は気温約
40℃の夏場に測定したもの、(b)は気温約−10℃
の冬場に測定したものである。
【符号の説明】
1 検波制御部 2 ディップ回路 3 ピーク回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数10〜76MHz付近でのサブチ
    ャンネル伝送に使用され、その周波数帯域の上下両側に
    設けられた2のパイロット信号によりその利得を自動制
    御する2パイロットAGC増幅器に、両パイロット信号
    の中間付近の周波数の信号を検出してそれが適正レベル
    にあるか否かを判別する検波制御部1と、その信号が適
    正レベルより高い時に前記検波制御部1が発する制御信
    号を受けてその周波数帯域の信号レベルを引き下げるデ
    ィップ回路2と、前記信号が適正レベルより低い時に前
    記検波制御部1が発する制御信号を受けてその周波数帯
    域の信号レベルを引き上げるピーク回路3とを設けたこ
    とを特徴とする2パイロットAGC増幅器。
JP1992049509U 1992-06-22 1992-06-22 2パイロットagc増幅器 Expired - Lifetime JP2590039Y2 (ja)

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JPH067335U JPH067335U (ja) 1994-01-28
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