JPH0653919A - Tdma送信機の送信出力自動制御装置 - Google Patents
Tdma送信機の送信出力自動制御装置Info
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- JPH0653919A JPH0653919A JP22510992A JP22510992A JPH0653919A JP H0653919 A JPH0653919 A JP H0653919A JP 22510992 A JP22510992 A JP 22510992A JP 22510992 A JP22510992 A JP 22510992A JP H0653919 A JPH0653919 A JP H0653919A
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- JP
- Japan
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- voltage
- burst
- sample
- hold circuit
- differential amplifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 TDMA送信機のバ−スト信号のランピング
特性を正確に制御し送信スペクトラムの広がりを抑えた
送信出力自動制御装置を提供すること。 【構成】 TDMA方式送信機の送信出力信号の一部取
り出すカップラを設け、2次出力側に検波回路3を通し
てサンプル&ホ−ルド回路7、積分回路4、差動増幅器
5から成る回路と、サンプル&ホ−ルド回路8、微分回
路9、差動増幅器10から成る回路を設け、前記サンプ
ル&ホ−ルド回路7はランピング時を除くバ−スト信号
ON時のみサンプル動作を行うことでバ−スト出力信号
ON時の平均値を求め基準電圧と比較し差電圧を求め、
またサンプル&ホ−ルド回路8ではバ−スト出力信号の
立ち上がり時のみサンプル動作し、バ−スト出力信号の
立ち上がり勾配に対応する電圧値を求め基準電圧Bと比
較し差電圧を求め、両方の電圧を加算し制御電圧として
パワ−アンプにフィ−ドバックする。
特性を正確に制御し送信スペクトラムの広がりを抑えた
送信出力自動制御装置を提供すること。 【構成】 TDMA方式送信機の送信出力信号の一部取
り出すカップラを設け、2次出力側に検波回路3を通し
てサンプル&ホ−ルド回路7、積分回路4、差動増幅器
5から成る回路と、サンプル&ホ−ルド回路8、微分回
路9、差動増幅器10から成る回路を設け、前記サンプ
ル&ホ−ルド回路7はランピング時を除くバ−スト信号
ON時のみサンプル動作を行うことでバ−スト出力信号
ON時の平均値を求め基準電圧と比較し差電圧を求め、
またサンプル&ホ−ルド回路8ではバ−スト出力信号の
立ち上がり時のみサンプル動作し、バ−スト出力信号の
立ち上がり勾配に対応する電圧値を求め基準電圧Bと比
較し差電圧を求め、両方の電圧を加算し制御電圧として
パワ−アンプにフィ−ドバックする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TDMA(Time Divis
ion Multiple Access:時分割多重アクセス)方式の通
信システムにおける送信出力レベルの自動制御(AP
C:AutomaticPower Control)に関するものである。
ion Multiple Access:時分割多重アクセス)方式の通
信システムにおける送信出力レベルの自動制御(AP
C:AutomaticPower Control)に関するものである。
【0002】
【従来技術】図3〜図5はそれぞれ従来の送信出力自動
制御装置(APC)の構成例を示すブロック図である。
図示するように入力信号は変調器12で変調されミキサ
13で局部発信器14の出力信号と合成されパワ−アン
プ1に入力される。図4の構成例と図5の構成例では電
圧制御減衰器6を通してパワ−アンプ1に入力される。
更にパワ−アンプ1からカップラ2(方向性結合器)を
通しアンテナ15から電波として出力される。
制御装置(APC)の構成例を示すブロック図である。
図示するように入力信号は変調器12で変調されミキサ
13で局部発信器14の出力信号と合成されパワ−アン
プ1に入力される。図4の構成例と図5の構成例では電
圧制御減衰器6を通してパワ−アンプ1に入力される。
更にパワ−アンプ1からカップラ2(方向性結合器)を
通しアンテナ15から電波として出力される。
【0003】カップラ2の2次出力信号は検波回路3、
積分回路4により送信出力レベルに応じた電圧として差
動増幅器5に入力される。この電圧は基準電圧と比較さ
れ、差電圧は差動増幅器5で増幅され制御電圧eとして
図3の構成例ではパワ−アンプ1の利得制御端子に、図
4の構成例と図5の構成例では電圧制御減衰器6の制御
端子を通してフィ−ドバックされる。この制御電圧eで
送信出力信号レベルfは基準電圧に応じて一定になるよ
うに自動制御される。
積分回路4により送信出力レベルに応じた電圧として差
動増幅器5に入力される。この電圧は基準電圧と比較さ
れ、差電圧は差動増幅器5で増幅され制御電圧eとして
図3の構成例ではパワ−アンプ1の利得制御端子に、図
4の構成例と図5の構成例では電圧制御減衰器6の制御
端子を通してフィ−ドバックされる。この制御電圧eで
送信出力信号レベルfは基準電圧に応じて一定になるよ
うに自動制御される。
【0004】上記の送信出力自動制御装置(APC)で
時分割多重アクセス(TDMA:Time Divivusion Multipul
Access)方式によるバ−スト送信を行う場合を説明す
る。TDMA動作の場合は、バ−スト信号bがOFF状
態の時、パワ−アンプ1、又は電圧制御減衰器6には送
信出力信号fの出力レベルが最大出力になるように制御
電圧eが与えられる。
時分割多重アクセス(TDMA:Time Divivusion Multipul
Access)方式によるバ−スト送信を行う場合を説明す
る。TDMA動作の場合は、バ−スト信号bがOFF状
態の時、パワ−アンプ1、又は電圧制御減衰器6には送
信出力信号fの出力レベルが最大出力になるように制御
電圧eが与えられる。
【0005】TDMA通信方式の場合、通常、送信出力
信号fがバ−ストスイッチングされることにより、スペ
クトラムが広がり他の送信チャネルや自局の受信チャネ
ルに悪影響をおよぼさないように、変調器12の出力点
で図6のバ−スト信号bに示すように直線的な勾配を持
ったランピング(立ち上がり、立ち下がり)特性を持た
せている。
信号fがバ−ストスイッチングされることにより、スペ
クトラムが広がり他の送信チャネルや自局の受信チャネ
ルに悪影響をおよぼさないように、変調器12の出力点
で図6のバ−スト信号bに示すように直線的な勾配を持
ったランピング(立ち上がり、立ち下がり)特性を持た
せている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなランピング特性を持つ信号を上記の送信出力自動制
御装置に入力すると、バ−スト信号ON状態になると
き、積分回路の時定数やル−プの応答速度などによる時
間遅れの為、送信出力レベルが各バ−スト立ち上りごと
に安定せず、図6に示すような制御電圧eとなり、乱れ
た波形の送信出力信号fが出力される。その結果、送信
出力スペクトラムが広がり、他の送信チャネルや自局の
受信チャネルに悪影響をおよぼすと云う問題点があっ
た。
うなランピング特性を持つ信号を上記の送信出力自動制
御装置に入力すると、バ−スト信号ON状態になると
き、積分回路の時定数やル−プの応答速度などによる時
間遅れの為、送信出力レベルが各バ−スト立ち上りごと
に安定せず、図6に示すような制御電圧eとなり、乱れ
た波形の送信出力信号fが出力される。その結果、送信
出力スペクトラムが広がり、他の送信チャネルや自局の
受信チャネルに悪影響をおよぼすと云う問題点があっ
た。
【0007】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、TDMA送信機のバ−スト信
号のランピング特性を正確に制御し送信スペクトラムの
広がりを抑えた送信出力自動制御装置を提供することを
目的とする。
で、上記問題点を除去し、TDMA送信機のバ−スト信
号のランピング特性を正確に制御し送信スペクトラムの
広がりを抑えた送信出力自動制御装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、図1に示すように変調器12、パワ−アンプ
1等から構成されるTDMA方式の通信システム送信機
において、送信出力信号の一部を取り出すカップラ(方
向性結合器)2を設け、その2次出力側に検波回路3を
通してサンプル&ホ−ルド回路7、積分回路4、差動増
幅器5を介して出力する回路と、サンプル&ホ−ルド回
路8、微分回路9、差動増幅器10を介して出力する回
路を設ける。
本発明は、図1に示すように変調器12、パワ−アンプ
1等から構成されるTDMA方式の通信システム送信機
において、送信出力信号の一部を取り出すカップラ(方
向性結合器)2を設け、その2次出力側に検波回路3を
通してサンプル&ホ−ルド回路7、積分回路4、差動増
幅器5を介して出力する回路と、サンプル&ホ−ルド回
路8、微分回路9、差動増幅器10を介して出力する回
路を設ける。
【0009】バ−スト制御信号で前記サンプル&ホ−ル
ド回路7を制御しランピング時を除くバ−スト信号ON
時のみサンプル動作を行い、OFF時にはホ−ルド動作
を行うことでバ−スト出力信号ON時の平均値を求め差
動増幅器5で基準電圧と比較し差電圧を求め、サンプル
&ホ−ルド回路8ではバ−スト出力信号のランピング特
性による立ち上がり時のみサンプル動作し、バ−スト出
力信号の立ち上がり勾配に対応する電圧値を求め差動増
幅器10で基準電圧Bと比較し差電圧を求め、前記平均
値より求めた差電圧を加算器11で加算し、制御電圧e
としてパワ−アンプ1にフィ−ドバックしたことを特徴
とする。
ド回路7を制御しランピング時を除くバ−スト信号ON
時のみサンプル動作を行い、OFF時にはホ−ルド動作
を行うことでバ−スト出力信号ON時の平均値を求め差
動増幅器5で基準電圧と比較し差電圧を求め、サンプル
&ホ−ルド回路8ではバ−スト出力信号のランピング特
性による立ち上がり時のみサンプル動作し、バ−スト出
力信号の立ち上がり勾配に対応する電圧値を求め差動増
幅器10で基準電圧Bと比較し差電圧を求め、前記平均
値より求めた差電圧を加算器11で加算し、制御電圧e
としてパワ−アンプ1にフィ−ドバックしたことを特徴
とする。
【0010】
【作用】本発明では、上記手段によりTDMA送信機が
ON状態になっている間の送信出力レベルの平均値に相
当する電圧値をサンプリングし、TDMA送信機がOF
F状態になっている間、この電圧値をホ−ルドし、差動
増幅器5により基準電圧Aとの比較を行っている。その
為、制御電圧eは一定となり送信出力レベルを安定して
制御できる。またサンプル&ホ−ルド回路8、微分回路
9によりこのランピングの微分値を検出し、所定の送信
レベルから決定される既知のランピング微分値を基準電
圧Bとして与え、差動増幅器10により基準微分値との
差分が検出される。この差電圧も制御電圧eに加算され
るのでバ−スト出力信号のランピング特性による立ち上
がりも正確に制御される。
ON状態になっている間の送信出力レベルの平均値に相
当する電圧値をサンプリングし、TDMA送信機がOF
F状態になっている間、この電圧値をホ−ルドし、差動
増幅器5により基準電圧Aとの比較を行っている。その
為、制御電圧eは一定となり送信出力レベルを安定して
制御できる。またサンプル&ホ−ルド回路8、微分回路
9によりこのランピングの微分値を検出し、所定の送信
レベルから決定される既知のランピング微分値を基準電
圧Bとして与え、差動増幅器10により基準微分値との
差分が検出される。この差電圧も制御電圧eに加算され
るのでバ−スト出力信号のランピング特性による立ち上
がりも正確に制御される。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の送信出力自動制御装置の構
成例を示す図である。図示するように本装置は、パワ−
アンプ1、カップラ2(方向性結合器)、検波回路3、
積分回路4、差動増幅器5、サンプル&ホ−ルド回路
7、サンプル&ホ−ルド回路8、微分回路9、差動増幅
器10、加算器11、変調器12、ミキサ13、局部発
振器14、アンテナ15で構成される。
に説明する。図1は本発明の送信出力自動制御装置の構
成例を示す図である。図示するように本装置は、パワ−
アンプ1、カップラ2(方向性結合器)、検波回路3、
積分回路4、差動増幅器5、サンプル&ホ−ルド回路
7、サンプル&ホ−ルド回路8、微分回路9、差動増幅
器10、加算器11、変調器12、ミキサ13、局部発
振器14、アンテナ15で構成される。
【0012】図示するように入力信号は変調器12で変
調され、出力信号はミキサ13で局部発振器14の出力
信号と合成されパワ−アンプ1に入力される。更にパワ
−アンプ1からカップラ2を通しアンテナ15から電波
として出力される。
調され、出力信号はミキサ13で局部発振器14の出力
信号と合成されパワ−アンプ1に入力される。更にパワ
−アンプ1からカップラ2を通しアンテナ15から電波
として出力される。
【0013】カップラ2の2次出力信号は検波回路3、
サンプル&ホ−ルド回路7、積分回路4により送信出力
レベルに応じた電圧として差動増幅器5に入力される。
この電圧は基準電圧Aと比較され、差電圧は差動増幅器
5で増幅され出力される。一方カップラ2の2次出力信
号は検波回路3、サンプル&ホ−ルド回路8、微分回路
9によりランピング特性の立ち上がりに応じた電圧とし
て差動増幅器10に入力される。
サンプル&ホ−ルド回路7、積分回路4により送信出力
レベルに応じた電圧として差動増幅器5に入力される。
この電圧は基準電圧Aと比較され、差電圧は差動増幅器
5で増幅され出力される。一方カップラ2の2次出力信
号は検波回路3、サンプル&ホ−ルド回路8、微分回路
9によりランピング特性の立ち上がりに応じた電圧とし
て差動増幅器10に入力される。
【0014】この電圧は基準電圧Bと比較され、差電圧
は差動増幅器10で増幅され出力され、前記差動増幅器
5の出力電圧と加算器11で加算され、制御電圧eとし
て、パワ−アンプ1の利得制御端子にフィ−ドバックさ
れる。この制御電圧eで送信出力信号レベルfは制御さ
れる。
は差動増幅器10で増幅され出力され、前記差動増幅器
5の出力電圧と加算器11で加算され、制御電圧eとし
て、パワ−アンプ1の利得制御端子にフィ−ドバックさ
れる。この制御電圧eで送信出力信号レベルfは制御さ
れる。
【0015】従来技術において欠点であったTDMA方
式の通信システムでバ−スト信号のランピング時の自動
制御動作を安定に且つ正確に制御するために、バ−スト
信号状態によりその動作タイミングが制御される積分回
路4のサンプル&ホ−ルド回路7、及び微分回路9のサ
ンプル&ホ−ルド回路8、更に加算器11を付加したも
のである。
式の通信システムでバ−スト信号のランピング時の自動
制御動作を安定に且つ正確に制御するために、バ−スト
信号状態によりその動作タイミングが制御される積分回
路4のサンプル&ホ−ルド回路7、及び微分回路9のサ
ンプル&ホ−ルド回路8、更に加算器11を付加したも
のである。
【0016】サンプル&ホ−ルド回路7は、図7に示す
ように制御信号A(c)によってバ−スト信号(b)が
ランピング時を除くON状態時にサンプル動作を行い、
バ−スト信号(b)がOFF状態時にはホ−ルド動作を
行う。即ちTDMA送信機がON状態になっている間の
送信出力レベルの平均値に相当する電圧値をサンプリン
グし、TDMA送信機がOFF状態になっている間、こ
の電圧値をホ−ルドし、差動増幅器5により基準電圧A
との比較を行っている。その為、制御電圧(e)が一定
となりバ−スト信号(b)がOFF状態時の送信出力レ
ベルに影響されず、バ−スト信号(b)のON状態時の
レベルで送信出力レベルを制御できる。
ように制御信号A(c)によってバ−スト信号(b)が
ランピング時を除くON状態時にサンプル動作を行い、
バ−スト信号(b)がOFF状態時にはホ−ルド動作を
行う。即ちTDMA送信機がON状態になっている間の
送信出力レベルの平均値に相当する電圧値をサンプリン
グし、TDMA送信機がOFF状態になっている間、こ
の電圧値をホ−ルドし、差動増幅器5により基準電圧A
との比較を行っている。その為、制御電圧(e)が一定
となりバ−スト信号(b)がOFF状態時の送信出力レ
ベルに影響されず、バ−スト信号(b)のON状態時の
レベルで送信出力レベルを制御できる。
【0017】しかし、この積分サンプル&ホ−ルド回路
7だけでは連続した同一レベルのバ−スト信号では効果
があるが、送信開始時の第1バ−スト立上り時、或いは
バ−スト信号送信中における送信出力レベル変更直後の
第1バ−スト立ち上がり時においては、応答時間の遅れ
により所定の出力レベルに落ち着くまでに時間がかか
る。
7だけでは連続した同一レベルのバ−スト信号では効果
があるが、送信開始時の第1バ−スト立上り時、或いは
バ−スト信号送信中における送信出力レベル変更直後の
第1バ−スト立ち上がり時においては、応答時間の遅れ
により所定の出力レベルに落ち着くまでに時間がかか
る。
【0018】そこで更に図1に示すようにサンプル&ホ
−ルド回路8、微分回路9、差動増幅器10の回路を付
加する。サンプル&ホ−ルド回路8は、図7に示すよう
に制御信号B(d)によりバ−スト信号立ち上がりラン
ピング特性の区間だけサンプル動作を行い、それ以外の
区分ではホ−ルド動作を行う。各バ−スト信号は送信ス
ペクトラムの広がりを防ぐため直線的なランピング特性
を持っている。
−ルド回路8、微分回路9、差動増幅器10の回路を付
加する。サンプル&ホ−ルド回路8は、図7に示すよう
に制御信号B(d)によりバ−スト信号立ち上がりラン
ピング特性の区間だけサンプル動作を行い、それ以外の
区分ではホ−ルド動作を行う。各バ−スト信号は送信ス
ペクトラムの広がりを防ぐため直線的なランピング特性
を持っている。
【0019】図8はバ−スト信号のランピング特性とそ
の微分値を示す図である。図示するように理想的な勾配
をもつランピング特性は、送信出力レベルに応じて一義
的に決定される。従って、送信開始時あるいは送信中に
おける送信出力レベル変更前であってもランピングの微
分値は既知の値として基準電圧Bに設定することが出来
る。
の微分値を示す図である。図示するように理想的な勾配
をもつランピング特性は、送信出力レベルに応じて一義
的に決定される。従って、送信開始時あるいは送信中に
おける送信出力レベル変更前であってもランピングの微
分値は既知の値として基準電圧Bに設定することが出来
る。
【0020】サンプル&ホ−ルド回路8、微分回路9に
よりこのランピングの微分値を検出し、希望送信レベル
から決定される既知のランピング微分値を基準電圧Bと
して与え、差動増幅器10により基準微分値との差分が
検出される。差動増幅器5及び差動増幅器10の出力信
号は加算器11により加算され線形パワ−アンプ1の利
得制御端子にフィ−ドバックされる。尚、電圧制御減衰
器6はミキサ13とパワ−アンプ1の間のRF周波数帯
に設置されていてもよい。
よりこのランピングの微分値を検出し、希望送信レベル
から決定される既知のランピング微分値を基準電圧Bと
して与え、差動増幅器10により基準微分値との差分が
検出される。差動増幅器5及び差動増幅器10の出力信
号は加算器11により加算され線形パワ−アンプ1の利
得制御端子にフィ−ドバックされる。尚、電圧制御減衰
器6はミキサ13とパワ−アンプ1の間のRF周波数帯
に設置されていてもよい。
【0021】図2は本発明の送信出力自動制御装置の他
の構成例を示す図である。図2の送信出力自動制御装置
が図1のそれと相違する点は、図2においては変調器1
2とミキサ13の間に制御電圧減衰器6を設け、差動増
幅器5及び差動増幅器10の出力信号は加算器11によ
り加算され、該制御電圧減衰器6の利得制御端子にフィ
ードバックされる点であり、その他の構成及び動作は図
1の送信出力自動制御装置と略同一であるから、その説
明は省略する。
の構成例を示す図である。図2の送信出力自動制御装置
が図1のそれと相違する点は、図2においては変調器1
2とミキサ13の間に制御電圧減衰器6を設け、差動増
幅器5及び差動増幅器10の出力信号は加算器11によ
り加算され、該制御電圧減衰器6の利得制御端子にフィ
ードバックされる点であり、その他の構成及び動作は図
1の送信出力自動制御装置と略同一であるから、その説
明は省略する。
【0022】以上の構成により、送信開始時の第1バ−
ストあるいは送信出力レベル変更直後の第1バ−スト立
ち上がりの場合には、微分回路9とサンプル&ホ−ルド
回路8の動作により、ランピング特性を悪化させること
なしに制御動作を行う。それ以外の場合は積分回路4と
サンプル&ホ−ルド回路7の動作によりスム−ズに且つ
正確な送信電力自動制御動作を行わせることが出来る。
ストあるいは送信出力レベル変更直後の第1バ−スト立
ち上がりの場合には、微分回路9とサンプル&ホ−ルド
回路8の動作により、ランピング特性を悪化させること
なしに制御動作を行う。それ以外の場合は積分回路4と
サンプル&ホ−ルド回路7の動作によりスム−ズに且つ
正確な送信電力自動制御動作を行わせることが出来る。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、下記のような効果が期待される。TDMA方式の
通信システムの送信機において、従来技術では各バ−ス
ト信号の立上りごとに不安定、且つ不正確であった制御
動作を安定且つ正確に行うことができ、送信出力スペク
トラムの広がりを抑え、他の送信チャネルや自局の受信
チャネルに悪影響を与えることは無くなる。
れば、下記のような効果が期待される。TDMA方式の
通信システムの送信機において、従来技術では各バ−ス
ト信号の立上りごとに不安定、且つ不正確であった制御
動作を安定且つ正確に行うことができ、送信出力スペク
トラムの広がりを抑え、他の送信チャネルや自局の受信
チャネルに悪影響を与えることは無くなる。
【図1】本発明の送信出力自動制御装置の構成例1を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】本発明の送信出力自動制御装置の構成例2を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】従来の送信出力自動制御装置の構成例1を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】従来の送信出力自動制御装置の構成例2を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】従来の送信出力自動制御装置の構成例3を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】従来の送信出力自動制御装置の各部信号のタイ
ミングチャ−トを示す図である。
ミングチャ−トを示す図である。
【図7】本発明による送信出力自動制御装置の各部信号
のタイミングチャ−トを示す図である。
のタイミングチャ−トを示す図である。
【図8】バ−スト信号のランピング特性とその微分値を
示す図である。
示す図である。
1 パワ−アンプ 2 カップラ(方向性結合器) 3 検波回路 4 積分回路 5 差動増幅器 6 制御電圧減衰器 7 サンプル&ホ−ルド回路 8 サンプル&ホ−ルド回路 9 微分回路 10 差動増幅器 11 加算器 12 変調器 13 ミキサ 14 局部発振器 15 アンテナ
Claims (1)
- 【請求項1】 変調手段と増幅調整手段等から構成さ
れ、バ−スト制御信号で制御されるTDMA送信機の送
信出力自動制御装置において、 送信出力信号の一部を取り出す結合器を設け、その2次
出力側に制御信号により信号をサンプル及びホ−ルドす
る第1のサンプル&ホ−ルド回路と、第2のサンプル&
ホ−ルド回路と、第1の差動増幅器と、第2の差動増幅
器を設け、 前記バ−スト制御信号で前記第1のサンプル&ホ−ルド
回路を制御しランピング時を除くバ−スト制御信号ON
時のみサンプル動作を行い、OFF時にはホ−ルド動作
を行うことでバ−スト出力信号ON時の平均値を求め第
1の差動増幅器で第1の基準電圧と比較し第1の差電圧
を求め、 第2のサンプル&ホ−ルド回路ではバ−スト制御信号の
ランピング特性による立ち上がり時のみサンプル動作
し、バ−スト制御信号の立ち上がり勾配に対応する電圧
値を求め第2の差動増幅器で第2の基準電圧と比較し第
2の差電圧を求め、前記平均値より求めた第1の差電圧
と加算し、制御電圧として前記増幅調整手段にフィ−ド
バックしTDMA送信機の出力信号レベルを制御する手
段を設けたことを特徴とするTDMA送信機の送信出力
自動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22510992A JPH0653919A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | Tdma送信機の送信出力自動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22510992A JPH0653919A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | Tdma送信機の送信出力自動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653919A true JPH0653919A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16824124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22510992A Pending JPH0653919A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | Tdma送信機の送信出力自動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0653919A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4870950A (en) * | 1987-07-08 | 1989-10-03 | Kouji Kanbara | Endoscope system |
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1992
- 1992-07-31 JP JP22510992A patent/JPH0653919A/ja active Pending
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