JPH06152288A - 電力制御装置 - Google Patents

電力制御装置

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JPH06152288A
JPH06152288A JP29697492A JP29697492A JPH06152288A JP H06152288 A JPH06152288 A JP H06152288A JP 29697492 A JP29697492 A JP 29697492A JP 29697492 A JP29697492 A JP 29697492A JP H06152288 A JPH06152288 A JP H06152288A
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JP
Japan
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gain
circuit
target value
output power
power
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JP29697492A
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English (en)
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Hidekazu Nakanishi
英一 中西
Tetsuo Onodera
哲雄 小野寺
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力制御範囲が広くても、利得可変回路を簡
単に構成することができ、かつ、バースト応答波形の管
理を容易にすることができるようにすること。 【構成】 出力電力の目標値が変更されると、固定利得
切替え回路23の利得が切り替えられる。これにより、
出力電力Woは、目標値の変更単位の整数倍だけ変更さ
れる。この後、出力電力Woが目標値に一致しなけれ
ば、両者の差が零になるように、利得可変回路24の利
得が制御される。これにより、出力電力Woは、目標値
に一致させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、移動体通信
の端末機において、送信電力を多段階に制御するための
電力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信においては、デジタル
化が進められている。このデジタル方式の移動体通信の
1つとしてデジタル・セルラ自動車電話がある。
【0003】このデジタル・セルラ自動車電話において
は、変調方式として線形変調(π/4DQPSK)方式
が採用されている。このため、このデジタル・セルラ自
動車電話の移動機においては、送信電力増幅器として線
形電力増幅器が用いられている。
【0004】また、このデジタル・セルラ自動車電話に
おいては、基地局での受信電力を一定にするために、移
動機と基地局との距離に応じて、移動機の送信電力を、
例えば、4dBずつ変化させるようになっている。
【0005】この場合、従来は、線形電力増幅器の入力
電力を、送信電力の目標値に基づいて多段階に制御する
ことにより、送信電力を多段階に制御するようになって
いた。これを、図2を参照しながら説明する。図2は、
デジタル・セルラ自動車電話の移動機の送信系の構成
を、送信電力の制御に着目して簡略化して描いたもので
ある。
【0006】図において、まず、デジタル・セルラ自動
車電話の移動機の送信系の基本構成について説明する。
【0007】発振器11から出力されるキャリア信号
は、直交変調器12に供給され、ベースバンド信号I,
Qにより直交変調される。この変調出力は、利得可変回
路13を介して線形電力増幅器14に供給され、線形増
幅される。この増幅出力は、方向性結合器15を介して
送信アンテナ16に供給され、基地局に送信される。
【0008】以上が、移動機の送信系の基本構成であ
る。次に、この発明が着目している送信電力の制御構成
について説明する。
【0009】線形電力増幅器14の出力電力(送信電
力)Woは、上記の如く、方向性結合器15を介して送
信アンテナ16に供給されるとともに、この方向性結合
器15により一部取り出され、検波器17により検波さ
れる。これにより、出力電力Woに応じた検波電圧Vd
が得られる。
【0010】この検波電圧Vdは比較器18に供給さ
れ、基準電圧発生回路19から出力される基準電圧Vr
と比較される。この比較出力は、利得可変回路13に制
御電圧Vcとして供給される。基準電圧発生回路19
は、図示しない制御部から供給される電力制御信号Sc
に基づいて、出力電力Woの目標値に応じた基準電圧V
rを出力する。
【0011】なお、利得可変回路13の利得Gは、正あ
るいは負のいずれであってもよい。言い換えれば、利得
可変回路13は、増幅器あるいは減衰器のいずれであっ
てもよい。また、制御電圧Vcの変化に対する利得Gの
変化の方向は、正、負いずれであってもよい。但し、以
下の説明では、図3に示すように、制御電圧Vcの増大
に伴って、利得Gが増大するような正極性を例に説明す
る。
【0012】上記構成において、動作を説明する。
【0013】出力電力Woが目標値より大きくなると、
検波器17の検波電圧Vdが大きくなる。これにより、
比較器18の出力電圧が小さくなるので、制御電圧Vc
が小さくなる。その結果、図3に示すように、利得可変
回路13の利得Gが低下するので、線形電力増幅器14
の入力電力Wiが小さくなる。これにより、この線形電
力増幅器14の出力電力Woが小さくなり、目標値に収
束する。
【0014】一方、出力電力Woが目標値より小さくな
ると、検波器17の検波電圧Vdが小さくなる。これに
より、比較器18の出力電圧が大きくなるので、制御電
圧Vcが大きくなる。その結果、図3に示すように、利
得可変回路13の利得Gが大きくなるので、線形電力増
幅器14の入力電力Wiが大きくなる。これにより、こ
の線形電力増幅器14の出力電力Woが大きくなり、目
標値に収束する。
【0015】このように、図2の構成では、出力電力W
oは目標値に収束するように制御される。したがって、
目標値に応じて比較器18の基準電圧Vrを変更すれ
ば、出力電力Woを、新たに設定された目標値に一致さ
せることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のデジタル・セルラ自動車電話の移動機においては、
電力制御ループ(自動利得制御ループ)を設け、このル
ープの基準電圧Vrを出力電力の目標値に応じて変更す
ることにより、出力電力Woを多段階に制御するように
なっている。しかしながら、このような構成の場合、次
のような問題があった。
【0017】(1)まず、利得可変回路13の利得可変
範囲が広いため、この利得可変回路13の実現が難しい
という問題があった。
【0018】すなわち、図2の構成の場合、利得可変回
路13の利得可変範囲は、出力電力Woの制御範囲に対
応する。したがって、この図2の構成の場合、利得可変
回路13の利得可変範囲は広いものとなる。
【0019】これを、北米デジタル・セルラ自動車電話
(USDC)のクラスIVを例に説明する。この例の場
合、出力電力Woは、図4に示すように、4dB単位で
8段階に渡って切り替えられる。したがって、この場
合、電力制御範囲は32dBとなる。これにより、利得
可変回路13の利得可変範囲も32dBという広いもの
となる。
【0020】しかも、各種回路の特性(発振器11の出
力電力、直交変調器12の利得、線形増幅器14の利
得、図示しない増幅器の利得、フィルタの特性)のバラ
ツキや温度変動を考慮すると、図5に示すように、本来
の利得可変範囲の上下にマージンM1,M2を設ける必
要がある。これにより、実際の利得可変範囲は、40d
B以上という非常に広いものとなる。
【0021】しかし、利得可変回路13は、通常、トラ
ンジスタや電界効果トランジスタ等の能動素子で構成さ
れる。したがって、40dB以上もの範囲で、発振、A
M−AM歪み、AM−PM歪みが生じることなく、安定
に動作する利得可変回路13を実現することは困難であ
る。
【0022】仮に、この利得可変回路13を、ピンダイ
オードを使って減衰器として構成するとしても、40d
B以上の利得可変範囲を得るには、多数の部品を必要と
なる。しかも、この傾向は、デジタル・セルラ自動車電
話のように、高周波(RF)を扱う場合には、顕著とな
る。したがって、この場合であっても、利得可変回路1
3の実現は困難である。
【0023】(2)また、目標値の変更や利得可変回路
13の特性の温度変動によって、電力制御ループのルー
プ利得が変化するため、バースト応答波形の管理が難し
いという問題があった。
【0024】すなわち、デジタル・セルラ自動車電話で
は、通信方式として時分割多元接続(TDMA)通信方
式が採用されている。この通信方式においては、送信制
御方式として、バースト送信制御方式が採用されてい
る。
【0025】このバースト送信制御方式においては、バ
ースト応答波形のタイミングと出力電力が、図6のよう
に規定されている。このバースト応答波形の立上がりと
立下がりが急峻になると、過渡応答によるスペクトル拡
がりが発生する。このスペクトル拡がりが発生すると、
移動機の送信性能が低下する。
【0026】一方、バースト応答波形は、電力制御ルー
プのループ利得の変化に非常に敏感に反応する。したが
って、良好な送信性能を確保するためには、ループ利得
を安定にして、バースト応答波形を安定にする必要があ
る。
【0027】しかし、図2の構成の場合、出力電力Wo
の目標値を変更すると、図7に示すように、利得可変回
路13の動作点が変化するため、利得可変回路13の制
御特性の傾き、すなわち、制御電圧Vcに対する利得G
の可変感度が変化する。例えば、動作点AとBでは、可
変感度が10〜20dB異なる。
【0028】これにより、図8に示すように、電力制御
ループのループ利得が変化するため、バースト応答波形
が変化して、送信性能が低下することがある。したがっ
て、従来は、バースト応答波形の管理が難しいという問
題があった。
【0029】なお、この問題は、ループ利得が目標値の
変更によって変化する場合だけでなく、利得可変回路1
3の特性の温度変動によって変化する場合にも生じる。
【0030】そこで、この発明は、電力制御範囲が広く
ても、利得可変回路を簡単に構成することができ、か
つ、バースト応答波形の管理を容易にすることができる
電力制御装置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、線形電力増幅器の出力電力をその目標
値に設定するために、各目標値ごとに予め定められた複
数の固定利得を、前記目標値の変更に応じて切り替える
固定利得切替え手段と、この固定利得切替え手段と直列
に配置され、利得を連続的に制御可能な利得可変手段
と、出力電力とその目標値との差が零になるように、利
得可変手段の利得を制御する利得制御手段とを設けるよ
うにしたものである。
【0032】
【作用】上記構成によれば、出力電力の目標値が変更さ
れると、固定利得切替え手段の利得が切り替えられる。
これにより、出力電力は、目標値の変更に合わせて、こ
の目標値に一致するように変更される。このとき、出力
電力と目標値が一致しなければ、残存する両者の差が零
となるように、利得可変手段の利得が制御される。これ
により、出力電力は、目標値に一致させられる。
【0033】このような構成によれば、固定利得切替え
手段により、出力電力の粗調整がなされ、利得可変手段
により、出力電力の微調整がなされる。したがって、利
得可変手段の利得可変範囲を小さくすることができるの
で、この利得可変手段を簡単に構成することができる。
【0034】また、この利得可変手段の動作点を固定す
ることができるので、目標値の変更に起因するバースト
応答波形の管理の困難さを解消することができる。さら
に、利得可変範囲を小さくすることができることによ
り、この利得可変範囲を、温度変化に対する感度が鈍い
ところに設定することができるので、温度変動に起因す
るバースト応答波形の管理の困難さを解消することがで
きる。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【0036】図1の基本構成は、図2と同じであり、差
異は、固定利得切替え回路23を新たに設けた点にあ
る。
【0037】すなわち、図1においても、図2と同様
に、発振器21、直交変調器22、線形電力増幅器2
5、送信アンテナ27からなるベースバンド信号I,Q
の送信系と、利得可変回路24、方向性結合器26、検
波器28、比較器29、基準電圧発生回路30を備えた
電力制御ループが設けられる。
【0038】しかし、図1においては、さらに、固定利
得切替え回路23が設けられている。この固定利得切替
え回路23は、直交変調器22と利得可変回路24との
間において、利得可変回路24に直列に接続されてい
る。
【0039】また、この固定利得切替え回路23は、出
力電力Woの各目標値ごとに予め定められた複数の固定
利得を、目標値の変更に応じて切り替えることができる
ように構成されている。この切替えは、上述した電力制
御信号Scに基づいてなされる。
【0040】図9は、固定利得切替え回路23の具体的
構成の一例を示すブロック図である。図示の如く、固定
利得切替え回路23は、直列接続された3つの減衰器2
31,232,233により構成されている。各減衰器
231,232,233の減衰量は、それぞれ4dB,
8dB,16dBに設定されている。
【0041】各減衰器231,232,233は、それ
ぞれ制御端子A,B,Cを有し、対応する制御端子A,
B,Cにハイレベル“H”の信号が印加されると、減衰
器として動作する。これに対し、ロウレベル“L”の信
号が印加されると、入力信号をそのまま通すスルー回
路、すなわち、減衰量0dBの回路として動作する。
【0042】上記電力制御信号Scは、3ビットのデジ
タル信号として表される。そして、このデジタル信号の
各ビット信号b1,b2,b3がそれぞれ上記制御端子
A,B,Cに1つづつ供給されるようになっている。こ
れにより、固定利得切替え回路23の利得(減衰量)
は、各ビット信号b1,b2,b3の値によって切り替
えられる。ビット信号b1,b2,b3と、固定利得切
替え回路23の減衰量との関係は、図4のクラスIを例
にすると、図8に示すようなものとなる。
【0043】上記構成において、動作を説明する。
【0044】いま、電力制御レベル(PL)が1に設定
されているものとする。このとき、ビット信号b1,b
2,b3は“100”に設定される。これにより、固定
利得切替え回路23の4dB減衰器231は減衰器とし
て動作し、8dB減衰器232と16dB減衰器233
は、スルー回路として動作する。その結果、固定利得切
替え回23は、4dB減衰器として動作する。
【0045】この状態で、電力制御レベルが、例えば、
2に変更されると、ビット信号b1,b2,b3は“0
10”に変更される。これにより、固定利得切替え回路
23では、今度は、8dB減衰器232が減衰器として
動作し、4dB減衰器231と16dB減衰器233
は、スルー回路として動作する。その結果、固定利得切
替え回23は、8dB減衰器として動作する。これによ
り、出力電力Woがさらに4dB減衰される。
【0046】このとき、出力電力Woが目標値と一致し
なければ、残存する両者の差が零となるように、利得可
変回路24の利得が制御される。これにより、出力電力
Woは、目標値に収束させられる。
【0047】以下、同様に、目標値が変更されるたび
に、固定利得切替え回路23の減衰量が4dBの整数倍
だけ変更される。これにより、出力電力Woも、4dB
の整数倍だけ変更される。そして、変更された出力電力
Woが目標値に一致しなければ、両者が一致するよう
に、利得可変回路24の利得Gが制御される。
【0048】以上詳述したこの実施例によれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0049】(1)まず、電力制御範囲が大きい場合で
あっても、利得可変回路24の利得可変範囲を小さくす
ることができるので、利得可変回路24を容易に実現す
ることができる。
【0050】すなわち、この実施例は、固定利得切替え
回路23と、利得可変回路24を設け、固定利得切替え
回路23によって出力電力Woを粗調整し、利得可変回
路24によって出力電力Woを微調整するようになって
いる。
【0051】このような構成によれば、利得可変回路2
4は、固定利得切替え回路23のわずかな誤差(1dB
以下)を調整するだけでよい。これにより、この利得可
変回路24の利得可変範囲は、高々2〜3dB程度で済
み、各種回路の特性のバラツキや温度変動を考慮した場
合でも、10dB程度で済む。したがって、この実施例
では、利得可変回路24を容易に実現することができる
わけである。
【0052】(2)また、目標値を変更してもループ利
得が変化しないようにすることができるので、目標値の
変更に起因するバースト応答波形の管理の困難さを解消
することができる。
【0053】すなわち、この実施例では、上記の如く、
利得可変回路24は出力電力Woを微調整しているにす
ぎないので、目標値を変更しても、図11に示すよう
に、利得可変回路24の動作点は変化しない。これによ
り、目標値を変更しても、ループ利得を一定に保つこと
ができるので、バースト応答波形が変化しないようにす
ることができる。
【0054】(3)さらに、利得可変範囲を小さくする
ことができることにより、この利得可変範囲を、温度変
化に対する感度が鈍いところに設定することができるの
で、温度変動に起因するバースト応答波形の管理の困難
さを解消することができる。
【0055】以上、この発明の一実施例を詳細に説明し
たが、この発明は、上述したような実施例に限定される
ものではない。
【0056】(1)例えば、先の実施例では、固定利得
切替え回路23の出力側に利得可変回路24を配置する
場合を説明した。この発明は、粗調整用の電力制御手段
と微調整用の電力制御手段を直列に配置することを特徴
するものである。したがって、この発明では、両者の位
置を入れ替えるようにしてもよい。
【0057】(2)また、先の実施例では、固定利得切
替え回路23と利得可変回路24を、直交変調器22と
線形電力増幅器25との間に設ける場合を説明した。し
かし、この発明は、線形電力増幅器25の入力電力Wi
を制御することにより、出力電力Woを制御するもので
ある。したがって、この発明では、両回路23,24
を、発振器21と直交変調器22との間に設けるように
してもよい。
【0058】(3)さらに、先の実施例では、固定利得
切替え回路23と利得可変回路24を隣接して配置する
場合を説明した。しかし、この発明は、上記の如く、粗
調整用の電力制御手段と微調整用の電力制御手段を直列
に配置することを特徴するものである。したがって、こ
の発明は、両回路23,24を直列に配置するものであ
れば、離して配置するようにしてもよい。
【0059】例えば、固定利得切替え回路23を発振器
21と直交変調器22の間に設け、利得可変回路24を
直交変調器22と線形電力増幅器25の間に設けるよう
にしてよい。
【0060】(4)また、先の実施例では、直接変調方
式の移動機の電力制御に、この発明を適用する場合を説
明した。しかし、この発明は、周波数変換方式の移動機
の電力制御にも適用することができる。
【0061】図12に、周波数変換方式の移動機の電力
制御に、この発明を適用した場合の構成の一例を示す。
【0062】図示の移動機は、直交変調器22の変調出
力を、混合回路31と発振器32によって周波数変換す
ることにより、送信用の高周波を得るようになってい
る。この場合、高周波の周波数を835MHzとする
と、発振器21の発振周波数を、例えば、100MHz
に設定し、発振器32の発振周波数935MHzに設定
することにより、835MHzの高周波を得るようにな
っている。
【0063】なお、図12には、固定利得切替え回路2
3の出力側に利得可変回路24を配置する場合を示す
が、両者の位置を入れ替えるようにしてもよい。また、
図12には、両回路23,24を混合器31と線形電力
増幅器25の間に設ける場合を示すが、発振器21と直
交変調器22の間、あるいは、直交変調器22と混合器
31の間に設けるようにしてもよい。さらに、図12に
は、両回路23,24を隣接配置する場合を示すが、離
して配置するようにしてもよい。
【0064】(5)さらに、先の実施例では、この発明
を、デジタル・セルラ自動車電話の移動機の送信電力の
制御に適用する場合を説明した。しかし、この発明は、
線形電力増幅器の出力電力を多段階に制御する場合一般
に適用することができる。
【0065】(6)このほかにも、この発明は、その要
旨を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿
論である。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
電力制御範囲が広くても、利得可変回路を簡単に構成す
ることができ、かつ、バースト応答波形の管理を容易に
することができる電力制御装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】従来の電力制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2に示す利得可変回路の制御特性を示す特性
図である。
【図4】USDCの電力制御レベルを示す図である。
【図5】図2に示す利得可変回路の利得可変範囲を説明
するための特性図である。
【図6】バースト応答波形を示す波形図である。
【図7】図2の利得可変回路の動作点と利得可変感度を
説明するための特性図である。
【図8】ループ利得の変化によるバースト応答波形の変
化を説明するための特性図である。
【図9】図1に示す固定利得切替え回路の具体的構成の
一例を示すブロック図である。
【図10】電力制御信号と減衰量の関係を示す図であ
る。
【図11】図1の利得可変回路の動作点と利得可変感度
を説明するための特性図である。
【図12】この発明の他の実施例の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
21,32…発振器、22…直交変調器、23…固定利
得切替え回路、24…利得可変回路、25…線形電力増
幅器、26…方向性結合器、27…送信アンテナ、28
…検波器、29…比較器、30…基準電圧発生回路、3
1…混合器、231,232,233…減衰器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線形電力増幅器の入力電力を多段階に制
    御することにより、線形電力増幅器の出力電力を多段階
    に制御する電力制御装置において、 前記出力電力をその目標値に設定するために、各目標値
    ごとに予め定められた複数の固定利得を、前記目標値の
    変更に応じて切り替える固定利得切替え手段と、 この固定利得切替え手段と直列に配置され、利得を連続
    的に制御可能な利得可変手段と、 前記出力電力とその目標値との差が零になるように、前
    記利得可変手段の利得を制御する利得制御手段とを具備
    したことを特徴とする電力制御装置。
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