JPH09199960A - 電力増幅器 - Google Patents
電力増幅器Info
- Publication number
- JPH09199960A JPH09199960A JP512396A JP512396A JPH09199960A JP H09199960 A JPH09199960 A JP H09199960A JP 512396 A JP512396 A JP 512396A JP 512396 A JP512396 A JP 512396A JP H09199960 A JPH09199960 A JP H09199960A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- level
- output
- amplifier
- frequency channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Amplifiers (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力増幅器の出力レベルを正確に制御する。
【解決手段】 チャネル設定器１４により設定された周
波数チャネルと、電力設定器１３により設定された電力
レベルとに応じたデータを、ＲＯＭ１０から読みだし、
これをＡ／Ｄ変換器１１でアナログ化し、アンプ１２で
増幅して基準電圧とする。こうして、使用される周波数
チャネル対応に基準電圧を可変設定できるようにして、
ループの周波数特性によるレベル誤差をなくす。
波数チャネルと、電力設定器１３により設定された電力
レベルとに応じたデータを、ＲＯＭ１０から読みだし、
これをＡ／Ｄ変換器１１でアナログ化し、アンプ１２で
増幅して基準電圧とする。こうして、使用される周波数
チャネル対応に基準電圧を可変設定できるようにして、
ループの周波数特性によるレベル誤差をなくす。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電力増幅器に係り、
特に複数の周波数チャネルを切り換えて使用する送信機
等に用いるのに好適な電力増幅器に関する。
特に複数の周波数チャネルを切り換えて使用する送信機
等に用いるのに好適な電力増幅器に関する。
【０００２】
【従来の技術】移動体と基地局との間、あるいは移動体
同志の間でのデータ、電話等の情報の無線による送受信
システムにおいて、その伝送距離や伝播路の状況が大幅
に変化するような場合には、複数の無線周波数チャネル
を切り換え使用可能として伝播路の状況や電界変動に対
応できるようにするとともに、伝送距離に応じた送信電
力を設定することで他の通信システムへの妨害や情報の
不要な漏洩をできるだけ減らす必要があり、またとくに
移動体に於る使用電力の浪費を防ぐ必要がある。
同志の間でのデータ、電話等の情報の無線による送受信
システムにおいて、その伝送距離や伝播路の状況が大幅
に変化するような場合には、複数の無線周波数チャネル
を切り換え使用可能として伝播路の状況や電界変動に対
応できるようにするとともに、伝送距離に応じた送信電
力を設定することで他の通信システムへの妨害や情報の
不要な漏洩をできるだけ減らす必要があり、またとくに
移動体に於る使用電力の浪費を防ぐ必要がある。
【０００３】図２は、かかる通信システムで用いるため
の送信用電力増幅器の構成例を示すもので、入力端子Ｉ
Ｎから入力された送信情報は、図示しない変調器で所望
の周波数チャネルの信号に変調されており、これが可変
減衰器でレベル調整され、単位電力増幅回路２〜４で多
段増幅されて出力端子ＯＵＴから送出される。レベル検
出器５は、出力電力のレベルを検出し、この検出値と基
準電圧設定器７により設定された基準電圧が比較器６で
比較され、その比較出力により可変減衰器１の減衰率が
調整される。単位電力増幅回路２〜４の各々は、その切
り換え端子ＳＷへの入力に応じて、入力信号を増幅して
出力するか、あるいは入力信号をそのまま出力するかが
切り換えられるように構成されている。
の送信用電力増幅器の構成例を示すもので、入力端子Ｉ
Ｎから入力された送信情報は、図示しない変調器で所望
の周波数チャネルの信号に変調されており、これが可変
減衰器でレベル調整され、単位電力増幅回路２〜４で多
段増幅されて出力端子ＯＵＴから送出される。レベル検
出器５は、出力電力のレベルを検出し、この検出値と基
準電圧設定器７により設定された基準電圧が比較器６で
比較され、その比較出力により可変減衰器１の減衰率が
調整される。単位電力増幅回路２〜４の各々は、その切
り換え端子ＳＷへの入力に応じて、入力信号を増幅して
出力するか、あるいは入力信号をそのまま出力するかが
切り換えられるように構成されている。
【０００４】この図２の構成になる電力増幅器におい
て、送信電力の設定は次のように行われる。即ち、送信
電力レベルの大幅な切り換えは、制御端子Ｃへの信号に
よって電力増幅を行う単位電力増幅回路２〜４を選択し
て決める。例えば３つの単位電力増幅回路の各々の増幅
率をαｄＢとすると、制御端子Ｃへの信号により３段の
単位電力増幅回路の合計の増幅率α、２α、又は３αｄ
Ｂと変化させる。さらにより細かいレベル設定は基準電
圧設定器７により行う。この場合の基準電圧設定器７の
設定値は、単位電力増幅回路２〜４の合計増幅率に見合
った値と、それからさらに可変減衰器１により調整を行
う値とを含めた設定値とする。この設定によりフィトバ
ックループが働いて出力電力レベルは所望の値に設定さ
れる。
て、送信電力の設定は次のように行われる。即ち、送信
電力レベルの大幅な切り換えは、制御端子Ｃへの信号に
よって電力増幅を行う単位電力増幅回路２〜４を選択し
て決める。例えば３つの単位電力増幅回路の各々の増幅
率をαｄＢとすると、制御端子Ｃへの信号により３段の
単位電力増幅回路の合計の増幅率α、２α、又は３αｄ
Ｂと変化させる。さらにより細かいレベル設定は基準電
圧設定器７により行う。この場合の基準電圧設定器７の
設定値は、単位電力増幅回路２〜４の合計増幅率に見合
った値と、それからさらに可変減衰器１により調整を行
う値とを含めた設定値とする。この設定によりフィトバ
ックループが働いて出力電力レベルは所望の値に設定さ
れる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術で
は、フィードバックループの各要素、特にレベル検出器
５に周波数特性があると、使用している周波数チャネル
によって出力レベルが正確に制御できず、設定した値に
ならないという問題があった。本発明の目的は、使用す
る周波数チャネルを切り換えても、確実に所望の送信電
力で通信が行えるようにした電力増幅器を提供するにあ
る。
は、フィードバックループの各要素、特にレベル検出器
５に周波数特性があると、使用している周波数チャネル
によって出力レベルが正確に制御できず、設定した値に
ならないという問題があった。本発明の目的は、使用す
る周波数チャネルを切り換えても、確実に所望の送信電
力で通信が行えるようにした電力増幅器を提供するにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信周波数チ
ャネル及び出力電力レベルが可変設定可能な送信システ
ムの電力増幅器であって、入力送信信号に減衰を与える
ための可変減衰手段と、該可変減衰手段の出力を増幅す
るための電力増幅手段と、該電力増幅手段の出力電力レ
ベルを検出するためのレベル検出手段と、前記設定され
た周波数チャネル及び出力電力レベルに対応した基準電
力を発生するための基準電力発生手段と、前記レベル検
出手段が検出した出力電力レベルと前記基準電力発生手
段が発生した基準電力とを比較し、その比較結果に応じ
て前記可変減衰手段の減衰率を制御するための比較手段
と、を備えた周波数電力増幅器を開示する。
ャネル及び出力電力レベルが可変設定可能な送信システ
ムの電力増幅器であって、入力送信信号に減衰を与える
ための可変減衰手段と、該可変減衰手段の出力を増幅す
るための電力増幅手段と、該電力増幅手段の出力電力レ
ベルを検出するためのレベル検出手段と、前記設定され
た周波数チャネル及び出力電力レベルに対応した基準電
力を発生するための基準電力発生手段と、前記レベル検
出手段が検出した出力電力レベルと前記基準電力発生手
段が発生した基準電力とを比較し、その比較結果に応じ
て前記可変減衰手段の減衰率を制御するための比較手段
と、を備えた周波数電力増幅器を開示する。
【０００７】さらに本発明は、前記基準電力発生手段
は、前記設定された周波数チャネル及び出力電力レベル
に対応したディジタルデータが読出されるように構成さ
れたＲＯＭと、該ＲＯＭから読出されたディジタルデー
タをアナログ信号に変換するためのＤ／Ａ変換器と、該
変換器から出力されたアナログ信号を増幅するためのア
ンプとから構成されたことを特徴とする電力増幅器を開
示する。
は、前記設定された周波数チャネル及び出力電力レベル
に対応したディジタルデータが読出されるように構成さ
れたＲＯＭと、該ＲＯＭから読出されたディジタルデー
タをアナログ信号に変換するためのＤ／Ａ変換器と、該
変換器から出力されたアナログ信号を増幅するためのア
ンプとから構成されたことを特徴とする電力増幅器を開
示する。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態に
より説明する。図１は、本発明になる電力増幅器の一実
施形態を示すブロック図で、従来例の図２と同一の回路
には同一符号が付されている。図１において、送信に用
いる周波数チャネルはチャネル設定器１４で設定され、
その設定値に従って局部発信回路１５の局発周波数が選
択され、その発振出力を変調器１６で送信信号により変
調して電力増幅器の入力端子ＩＮへ入力する。なお、こ
こでは、変調器は送信周波数帯のものとしているが、中
間周波数で変調を行うときは、上記チャネル設定器１４
は、図示しない中間周波数帯から無線周波数帯へのコン
バータ用の局部発振器を制御する。また、送信電力レベ
ルは電力設定器１３で設定され、この出力が電力増幅器
の制御端子Ｃに印化されて各アンプの動作を決める。
より説明する。図１は、本発明になる電力増幅器の一実
施形態を示すブロック図で、従来例の図２と同一の回路
には同一符号が付されている。図１において、送信に用
いる周波数チャネルはチャネル設定器１４で設定され、
その設定値に従って局部発信回路１５の局発周波数が選
択され、その発振出力を変調器１６で送信信号により変
調して電力増幅器の入力端子ＩＮへ入力する。なお、こ
こでは、変調器は送信周波数帯のものとしているが、中
間周波数で変調を行うときは、上記チャネル設定器１４
は、図示しない中間周波数帯から無線周波数帯へのコン
バータ用の局部発振器を制御する。また、送信電力レベ
ルは電力設定器１３で設定され、この出力が電力増幅器
の制御端子Ｃに印化されて各アンプの動作を決める。
【０００９】以上は、図２でも詳しい説明と図示を省略
しただけで、従来と同様な構成であるが、本発明では図
２の基準電圧設定器７に変わるものとしてＲＯＭ１０、
Ｄ／Ａ変換器１１、及びアンプ１２を設け、電力設定器
１３及び設定切替スイッチからの電力信号ＳL及びチャ
ネル信号ＳfによりＲＯＭ１０のデータを読出す構成と
している。上記構成において、ＲＯＭ１０から読出され
たデータはＤ／Ａ変換器１１でアナログ化され、アンプ
１２で増幅され、基準電圧として比較器６へ入力され
る。従って、電力設定器１３からの電力信号ＳLのみに
対応したデータをＲＯＭ１０に格納し、このデータが図
２の基準電圧設定器７から出力される基準電力が比較器
６に与えるようにしておけば、図１は図２と同じ機能を
もつものとなるが、本実施の形態では、ＲＯＭ１０に電
力設定器１３の設定値が同じであっても、チャネル設定
器１４の設定値が異なれば別のデータがＲＯＭ１０から
読出されるようにＲＯＭ１０の読出し機能を構成してお
く。そうすると、比較器６には各周波数チャネルと各電
力レベルに対応した基準電力を与えることがでせきるの
で、フィードバックループの周波数特性、特にレベル検
出器５の周波数特性により生じる周波数チャネルごとの
出力レベルの変動がなくなるようなデータをＲＯＭ１０
に格納しておけば、どの周波数チャネルが使用されてい
るときでも正確な送信出力レベルの設定が可能になる。
しただけで、従来と同様な構成であるが、本発明では図
２の基準電圧設定器７に変わるものとしてＲＯＭ１０、
Ｄ／Ａ変換器１１、及びアンプ１２を設け、電力設定器
１３及び設定切替スイッチからの電力信号ＳL及びチャ
ネル信号ＳfによりＲＯＭ１０のデータを読出す構成と
している。上記構成において、ＲＯＭ１０から読出され
たデータはＤ／Ａ変換器１１でアナログ化され、アンプ
１２で増幅され、基準電圧として比較器６へ入力され
る。従って、電力設定器１３からの電力信号ＳLのみに
対応したデータをＲＯＭ１０に格納し、このデータが図
２の基準電圧設定器７から出力される基準電力が比較器
６に与えるようにしておけば、図１は図２と同じ機能を
もつものとなるが、本実施の形態では、ＲＯＭ１０に電
力設定器１３の設定値が同じであっても、チャネル設定
器１４の設定値が異なれば別のデータがＲＯＭ１０から
読出されるようにＲＯＭ１０の読出し機能を構成してお
く。そうすると、比較器６には各周波数チャネルと各電
力レベルに対応した基準電力を与えることがでせきるの
で、フィードバックループの周波数特性、特にレベル検
出器５の周波数特性により生じる周波数チャネルごとの
出力レベルの変動がなくなるようなデータをＲＯＭ１０
に格納しておけば、どの周波数チャネルが使用されてい
るときでも正確な送信出力レベルの設定が可能になる。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、使用する周波数を切替
えても、常に所望の送信電力レベルによって通信を行え
る効果がある。
えても、常に所望の送信電力レベルによって通信を行え
る効果がある。
【図１】本発明になる電力増幅器の実施形態を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図２】従来の電力増幅器の構成例を示すブロック図で
ある。
ある。
１ 可変減衰器 ２、３、４ 単位電力増幅回路 ５ レベル検出器 ６ 比較器 １０ ＲＯＭ １１ Ｄ／Ａ変換器 １２ アンプ １３ 電力設定器 １４ チャネル設定器
Claims (2)
- 【請求項１】 送信周波数チャネル及び出力電力レベル
が可変設定可能な送信システムの電力増幅器であって、 入力送信信号に減衰を与えるための可変減衰手段と、 該可変減衰手段の出力を増幅するための電力増幅手段
と、 該電力増幅手段の出力電力レベルを検出するためのレベ
ル検出手段と、 前記設定された周波数チャネル及び出力電力レベルに対
応した基準電力を発生するための基準電力発生手段と、 前記レベル検出手段が検出した出力電力レベルと前記基
準電力発生手段が発生した基準電力とを比較し、その比
較結果に応じて前記可変減衰手段の減衰率を制御するた
めの比較手段と、 を備えたことを特徴とする電力増幅器。 - 【請求項２】 前記基準電力発生手段は、前記設定され
た周波数チャネル及び出力電力レベルに対応したディジ
タルデータが読出されるように構成されたＲＯＭと、該
ＲＯＭから読出されたディジタルデータをアナログ信号
に変換するためのＤ／Ａ変換器と、該変換器から出力さ
れたアナログ信号を増幅するためのアンプとから構成さ
れたことを特徴とする請求項１に記載の電力増幅器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP512396A JPH09199960A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 電力増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP512396A JPH09199960A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 電力増幅器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09199960A true JPH09199960A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11602548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP512396A Pending JPH09199960A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | 電力増幅器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09199960A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003521192A (ja) * | 2000-01-31 | 2003-07-08 | モトローラ・インコーポレイテッド | ダイナミック・レンジとｄｃオフセット修正を改善した無線電話受信機と方法 |
| GB2401749A (en) * | 2003-05-14 | 2004-11-17 | Ubinetics Ltd | Transmission power calibration |
-
1996
- 1996-01-16 JP JP512396A patent/JPH09199960A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003521192A (ja) * | 2000-01-31 | 2003-07-08 | モトローラ・インコーポレイテッド | ダイナミック・レンジとｄｃオフセット修正を改善した無線電話受信機と方法 |
| GB2401749A (en) * | 2003-05-14 | 2004-11-17 | Ubinetics Ltd | Transmission power calibration |
| GB2401749B (en) * | 2003-05-14 | 2006-09-20 | Ubinetics Ltd | Transmission power calibration |
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