JPH01136825A - 4輪駆動車制御装置 - Google Patents

4輪駆動車制御装置

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JPH01136825A
JPH01136825A JP29341887A JP29341887A JPH01136825A JP H01136825 A JPH01136825 A JP H01136825A JP 29341887 A JP29341887 A JP 29341887A JP 29341887 A JP29341887 A JP 29341887A JP H01136825 A JPH01136825 A JP H01136825A
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combustion engine
steering
control
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Kazuhiko Morimoto
森本 一彦
Osamu Honda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は4輪駆動車制御装置に係り、特に前車輪駆動
用内燃機関と後車輪駆動用内燃機関とのトルク配分を少
なくとも舵取手段の操作状態に応じて変更させることに
より、旋回特性を向上させ得る4輪駆動車制御装置に関
する。
〔従来の技術〕
車両、特にレース用の車両においては、前車輪を駆動す
る前車輪駆動用の第1内燃機関及び後車輪を駆動する後
車輪駆動用の第2内燃機関、いわゆるツインエンジンを
搭載した4輪駆動車がある。
これ等第1、第2内燃機関を搭載した4輪駆動車におい
ては、一方の内燃機関が故障した場合に他方の内燃機関
によって所定の場所に到達し得るとともに、双方の内燃
機関によって加速性及び機関の総出力を増大させる等の
利点がある。
このような4輪駆動車としては、例えば実開昭61−1
74338号公報に開示されている。この公報に記載の
ものは、車両の運転状態を各センサからなる運転状態検
出手段により検出し、この運転状態に応じて運転制御手
段によって第1又は第2の出力制御手段を作動させ、第
1又は第2内燃機関のを出力を夫々制御するものである
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の4輪駆動車においては、第1内燃機関
と第2内燃機関とのトルク配分が、全トルクを100と
した場合に、50:50の4WD車と同様に考えられる
しかしながら、従来の四輪駆動車においては、舵取手段
によって第1、第2内燃機関の出力を夫々制御するもの
ではなく、従って車両の旋回時に、上述のトルク配分で
は、前車輪の横すべりが後車輪の横すべりよりも大きく
なり、このためステアリングホイールの切れ角を一定に
して加速すると、旋回半径が速度と共に増大し、いわゆ
る強いアンダステアとなって所定に旋回状態を維持する
ことができず、車両が外側にはみ出す場合がある。即ち
、第14図に示す如く、例えば前車輪駆動車152の場
合に、舵取手段のニュートラル特性をBとすると、前車
輪をパワーオンの状態で旋回すれば、アンダステアとな
ってAの軌跡を走行し、−方、内燃機関の出力を低下し
てパワーオフの状態で旋回すれば、オーバステアとなっ
てCの軌跡を走行してしまう不都合が生ずる。また、後
車輪駆動車の場合は、上述の前車輪駆動車の場合とは逆
の軌跡を走行することになり、所定に旋回状態を維持す
ることができず、旋回特性が低下するという不都合があ
る。
〔発明の目的〕
そこでこの発明の目的は、上述の不都合を除去すべく、
前車輪駆動用内燃機関と後車輪駆動用内燃機関とのトル
ク配分を少なくとも舵取手段の操作状態に応じて変更さ
せることにより、所定の旋回状態を維持して旋回特性を
向上させ得るとともに、同一特性の内燃機関を前車輪用
内燃機関と後車輪用内燃機関とに用いることができ、仕
様が一種類で良く経済的にも有利とし得る4輪駆動車制
御装置を実現するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの発明は、前車輪駆動用内
燃機関と後車輪駆動用内燃機関とを搭載した4輪駆動車
制御装置において、少なくとも舵取手段の操作状態に応
じて前記前車輪駆動用内燃機関と前記後車輪駆動用内燃
機関とのトルク配分を変更させるべく制御する制御手段
を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
この発明の構成によれば、車両の走行時に舵取手段を操
作すると、この舵取手段の操作状態に応じて前車輪駆動
用内燃機関と後車輪駆動用内燃機関とのトルク配分を変
更させ、例えば前車輪駆動用内燃機関の出力を後車輪駆
動用内燃機関の出力よりも低くし、強いアンダステアを
回避して所定の旋回状態を維持させることができる。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的
に説明する。
第1〜6図は、この発明の第1実施例を示すものである
。図において、2は4輪駆動車(以下単に「車両」とい
う)、4・4は前車輪、6・6は後車輪、8は舵取手段
、10はアクセルペダルである。前記車両2には、前車
輪4・4を駆動する前車輪駆動用の第1内燃機関12と
、後車輪6・6を駆動する後車輪駆動用の第2内燃機関
14とが搭載されている。
第1内燃機関12に第1変速機16が備えられ、この第
1変速機16には前車輪4・4に連結する前車輪軸18
が連設している。また、第1内燃機関12には、第1ス
ロットル部20と第1点火機構22とが付設されている
一方、第2内燃機関14に第2変速機24が備えられ、
この第2変速機24には後車輪6・6に連結する後車輪
軸26が連設している。また、第2内燃機関14には、
第2スロットル部28と第2点火機構30とが付設され
ている。
また、前記舵取手段8は、ステアリングホイール32と
、このステアリングホイール32に連結したステアリン
グ軸34と、図示しないステアリング歯車機構、リンク
機構とからなる。
第1内燃機関12と第2内燃機関14とは、夫々第11
第2内燃機関12.14の機関運転状態を検出して制御
信号を出力する制御手段36によって駆動制御される。
この制御手段36は、第1内燃機関12を駆動制御する
第1?#J?il1部38と第2内燃機関14を駆動制
御する第2制御部40とからなり、また少なくとも舵取
手段8の操作状態に応じて第1内燃機関12と第2内燃
機関14とのトルク配分を変更させる機能を有している
。この第1実施例においては、舵取手段8の操作状態に
応じて第1内燃機関12と第2内燃機関14とのトルク
配分を変更させるためには、第1内燃機関12の点火時
期および/または第2内燃機関14の点火時期を制御し
、第1内燃機関12の出力配分と第2内燃機関14の出
力配分とを変え、舵取手段8の操作状態が所定値以上の
場合には前車輪4・4を惰力状態とし後車輪6・6の駆
動力を優勢させる。
そこで、舵取手段8のステアリング軸34にはこのステ
アリング軸34の回動状態を舵取手段8の操作状態とし
て検出する可変抵抗器等からなるステアリングセンサ(
「舵角量センサ」ともいう)42を設けるとともに、こ
のステアリングセンサ42を制御手段36に連絡する。
前記アクセルペダル10には、主アクセルワイヤ44を
介して、第1スロットル部20に連結する第1アクセル
ワイヤ46と、第2スロットル部28に連結する第2ア
クセルワイヤ48とが接続している。
また、第1点火機構22と第1 IIJ御部3Bとは第
1ワイヤリングハーネス50により連絡しているととも
に、第2点火機構30と第2制御部40とは第2ワイヤ
リングハーネス52により連絡している。
また、第1制御部38には、第2図に示す如く、第1内
燃機関12の運転状態を検出すべく、この第1内燃機関
12への吸入空気量を検出する吸入空気量センサ54と
、第1スロットル部20の絞り弁(図示せず)の開度を
検出するスロットルセンサ56と、第1内燃機関12の
冷却水温度を検出する冷却水温センサ58と、排気濃度
を検出する02センサ60と、第1内燃機関12の機関
回転数を検出するクランク角センサ62と、そして前記
ステアリングセンサ42とが連絡している。
一方、第2制御部40には、図示しないが、第1制御部
38と同様に、第2内燃機関14の運転状態を検出すべ
く、この第2内燃機関14への吸入空気量を検出する吸
入空気量センサ54と、第2スロットル部28の絞り弁
(図示せず)の開度を検出するスロットルセンサ56と
、第2内燃機関14の冷却水温度を検出する冷却水温セ
ンサ58と、排気濃度を検出する02センサ60と、第
1内燃機関14の機関回転数を検出するクランク角セン
サ62と、そして前記ステアリングセンサ42とが連絡
している。
また、前記第1制御部38は、吸入空気量センサ54と
スロットルセンサ56と冷却水温センサ58と02セン
サ60とクランク角センサ62とステアリングセンサ4
2とに連絡する第1人出力部64、燃料噴射弁66とE
GRソレノイドバルブ68と第1点火機構22のイグニ
ションコイル70と過給圧制御用ソレノイドバルブ72
と絞り弁制御用モータ(例えばステッピングモータ)7
4とに連絡する第2人出力部76、これ等第1、第2人
出力部64.76に連絡するCPU (中央演算処理部
)78、このCPU78に連絡するROM(固定記憶部
)80.そしてこのROM80に連絡するRAM (等
速呼出し記憶部)82とからなる。また、第1制御部3
8には、キースイッチ84を介してバッテリ86が連絡
している。
一方、第2制御部38は、図示しないが、第1制御部3
8と同様に、吸入空気量センサ54とスロットルセンサ
56と冷却水温センサ58と02センサ60とクランク
角センサ62とステアリングセンサ42とに連絡する第
1入出力部64、燃料噴射弁66とEGRソレノイドパ
ルプ68と第2点火機構22のイグニションコイル70
と過給圧制御用ソレノイド72と絞り弁制御用モータ(
例えばステップモータ)74とに連絡する第2人出力部
76、これ等第1、第2人出力部76に連絡するCPU
 (中央演算処理部)78、このCPU78に連絡する
ROM (固定記憶部)80、そしてこのROM80に
連絡するRAM(等速呼出し記憶部)82とからなる。
更に、この第1実施例について詳述すれば、第3図に示
す如く、第1制御部38のCPU78には、少なくとも
クランク角センサ62と吸入空気量センサとしてのエア
フローメータ88と冷却水温センサ58とを連絡し、ま
たステアリングセンサ42からの信号により点火時期の
遅角量f  (s)を算出する遅角量算出部90を連絡
している。また、CPU78は、点火進角マツプ92に
連絡し、点火時期の制御信号θを、トランジスタ94を
経て第1点火機構22のイグニションコイル70に出力
するものである。このとき、CPU78は、点火時期θ
を、 θ−f  (N、L)+f  (Tw)+f  (s)
但し、N:機関回転数 L:吸入空気量 Tw:冷却水温度 S:舵角量 により決定する。
即ち、一般の電子進角システムにおいては、第15図に
示す如く、制御手段154のCPU156にはクランク
角センサ62とエアフローメータ88と冷却水温センサ
58とが連絡し、このCPU156がこれ等センサから
の検知信号と点火進角マツプ158とにより点火時期θ
1をθr =f (N、L)+f  (Tw)により決
定し、この点火時期θ1の制御信号を、トランジスタ9
4を経てイグニションコイル70に出力していた。しか
し、この第1実施例においては、ステアリングセンサ4
からの舵角量の信号Sにより算出される遅角量f  (
s)をも考慮して点火時期θを制御させるものである。
一方、第2制御部40においては、上述の第1制御部3
8と同様なので、ここでは説明を省略する。
即ち、第4図に示す如く、第1内燃機関12においては
、ステアリングホイール32を左右のいずれかに回転し
、このステアリングホイール32に連動するステアリン
グ軸34の回動をステアリングセンサ42が検出し、こ
のステアリングセンサ42からの信号Sの値が左右のに
1、KlO値になった時に遅角量f  (s)により点
火時期をMBT(最小点火進角)の領域から外して遅角
側に制御するものである。また、第5図に示す如く、第
2内燃機関14においては、ステアリングセンサ42か
らの信号Sの値が左右のKo、KoO値になった時に遅
角量f  (s)により点火時期を進角側に制御すると
ともにステアリングセンサ42からの信号Sの値が左右
のに、 、KlO値になった時に点火時期をMBTに戻
すものである。従って、ステアリングセンサ42からの
信号Sの値が中心0から−Ko、KoまでのRO% R
o範囲においては第1、第2内燃機関12.14の点火
時期を制御させず直進走行時の出力を向上させ、また、
ステアリングセンサ42からの信号Sの値がK。
とK1間のR1,R1範囲においては第2内燃機関14
の点火時期のみを進角させて第2内燃機関14の出力を
相対的に大きく制御して小なる旋回時の旋回状態を円滑
に果さしめ、更に、ステアリングセンサ42からの信号
Sの値かに、 、K、値以上の場合においては第2内艇
機関14の点火時期を要求点火時期(MBT)に戻し且
つ第1内燃機関12の点火時期を遅角側に制御してこの
第1内燃機関12の出力を低下させ、第1内燃機関12
と第2内燃機関14とのトルク配分をステアリングホイ
ール32の切れ角に連動して変更させる構成である。
次に、この第1実施例の作用を説明する。
車両2の直進走行中、つまり第4.5図に示すステアリ
ングセンサ42からの信号Sの値がRo、ROの範囲に
おいて、第1内燃機関12は、この第1内燃機関12の
機関運転状態を検出する吸入空気量センサ54、スロッ
トルセンサ56、冷却水温センサ58.02センサ60
そしてクランク角センサ62からの各検出信号を入力し
制御信号を出力する第1制御部38により機関の出力制
御が行われている。同様に、第2内燃機関14は、この
第2内燃機関14の機関運転状態を検出する吸入空気量
センサ54、スロットルセンサ56、冷却水温センサ5
8.02センサ60、そしてクランク角センサ62から
の各検出信号を入力し制御信号を出力する第2制御部4
0により機関の出力制御が行われる。従って、車両2の
直進走行中においては、第1、第2内燃機関12.14
の点火時期を徒に制御させず、加速性や総出力の向上を
図る。即ち、第1内燃機関工2と第2内燃機関14との
総出力を100とした場合に、第1内燃機関12の出力
を50とし、また第2内燃機関14の出力を50として
車両2を直進走行させる。
そして、車両2を旋回すべくステアリングホイール32
を回転した場合には、このステアリングホイール320
回動に伴ってステアリング軸34が回動する。次いで、
ステアリングセンサ42は、このステアリング軸34の
回動状態を舵角手段8の操作状態、つまり舵角量として
検出する。このステアリングセンサ32からの信号Sの
値が第4.5図に示すKoとK1間のR1、R1範囲に
なると、第4図に示す如き第1制御部38は第1内燃機
関12の点火時期を所定に制御している。一方、第5図
に示す如く、第2制御部40にその信号Sの値が入力さ
れると、この第2制御部40は、第2内燃機関14の点
火時期を所定に進角制御させる。次いで、第2制御部4
0は、点火時期θの信号を、トランジスタ94、そして
イグニションコイル70に出力し、第2点火機構30を
作動制御する。従って、この第2点火機構30は、ステ
アリングホイール32の切れ角に応じて点火時期を進角
させ、第2内燃機関14の出力を大きくする。
これにより、第1内燃機関12の出力よりも第2内燃機
関14の出力が相対的に大きくなり、車両2の小なる旋
回状態を円滑に果し得る。
そして、ステアリングセンサ42からの信号Sの値が第
4.5図に示す如くに1、KlO値よりも大きくなった
場合には、第1制御部38は、第4図に示す如く、信号
Sに対応した遅角If  (S)を遅角量算出部90で
算出する。即ち、この第1制御部38は、点火進角マツ
プ92により点火時期θを、θ−f  (NSL)+f
 (Tw)+f  (s)によって決定する。そして、
第1制御部38がこの遅角if  (s)とクランク角
センサ62、エアフローメータ88、冷却水温センサ5
8からの各信号と点火進角マツプ92とにより点火時期
を算出する。次に、この第1制御部38は、点火時期θ
の制御信号をイグニションコイル70に出力し、第1内
燃機関12の点火時期を遅角させる。そして、この第1
内燃機関12の出力は、上述の信号Sに応じて低下され
る。一方、第2制御部40は、第5図に示す如く、信号
Sの値かに1、Kl値以上において、点火時期を要求点
火時期になるように元に戻す。従って、第1内燃機関1
2の出力が第2内燃機関14の出力に対して低くなる。
これにより、第1内燃機関12の出力と第2内燃機関1
4の出力との総出力を100とすると、第1内燃機関1
2の出力が低下することにより、第1内燃機関12と第
2内燃機関14とのトルク配分を45 : 55あるい
は40:60にすることができる。従って、従来、第1
、第2内燃機関12.14のトルク配分では、旋回時に
強いアンダステアとなって所定の旋回を維持することが
できなかったが、第6図に示す如く、ステアリングホイ
ール32の切れ角に連動し、その切れ角に応じて第1内
燃機関12の出力を低下させ、つまりプログラムへの設
定により任意にxSy、zの如き第1内燃機関12の出
力を変化させ、強いアンダステアが生ずるのを回避させ
、車両2の直進走行状態及び旋回走行状態に合致したト
ルク配分を果せしめ、旋回特性を向上させることができ
る。
また、車両2の直進走行時においては、従来の如き第1
内燃機関12と第2内燃機関I4とのトルク配分を50
:50にすることができ、直進走行性を低下させるおそ
れがない。
更に、第1内燃機関12と第2内燃機関14とには同一
特性の内燃機関を用いることができ、仕様が一種すnで
よく、実用上有利である。
第7〜9図は、この発明の第2実施例を示すものである
。以下の実施例においては、上述の第1実施例と同一機
能を果す箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、第1内燃機関1
2と第2内燃機関14とに夫々過給機102を備えた場
合におけるトルク配分の変更を行う点にある。即ち、第
7図に示す如(、過給機102は、吸気通路104に設
けられたコンプレッサ106と排気通路108に設けら
れた排気タービン110とからなる。吸気通路104に
コンプレッサ106を迂回して圧力連絡路112が設け
られ、この圧力連絡路112には上述の第1実施例の第
2図における第1制御部38に連絡した過給圧制御用ソ
レノイドパルプ72が介設されている。また、圧力連絡
路112は、アクチュエータ114の圧力室116に連
通している。このアクチュエータ36の圧力室116は
ダイヤフラム118により区画形成され、このダイヤフ
ラム118にはウェストゲートリリーフバルブ120を
作動する作動用ロッド122に連設している。この−ウ
ェストゲートリリーフバルブ120は、排気通路118
の排気タービン110を迂回するリリーフバイパス通路
124を開閉するものである。第2内燃機関14につい
ては、第1内燃機関12と同様に構成されているので、
ここでは説明を省略する。
この第2実施例の構成によれば、過給機102を備えた
第1内燃機関12において、第1制御部38は、第8図
に示す如く、ステアリングセンサ42からの信号Sの値
が中心OからKl、Kl(11!内で過給圧制御用ソレ
ノイドバルブ72を、所定の過給圧を維持させるように
制御し、一方、信号Sの値かに1、Kl値以上の場合に
は、過給圧制御用ソレノイドバルブ72を介して過給圧
が低下するようにウェストゲートリリーフバルブ120
を開動作させ第1内燃機関の出力を低減させる。
また、第2内燃機関14において、第2制御部40は、
第9図に示す如く、信号Sの値が中心OからKo、Ko
値以内であるRO1RO範囲では、過給圧制御用ソレノ
イド72を過給圧を所定に維持させるように制御すると
ともに、このKO1KO値以上でKl、K、値未満のR
1、R1範囲の場合には過給圧制御用ソレノイドバルブ
72を介してウェストゲートリリーフバルブ120が開
動作するように制御し、過給圧を弱くして機関出力を低
下し、また信号Sの値がKl、に、値以上の場合には過
給圧制御用ソレノイドバルブ72を介してウェストゲー
トリリーフバルブ120が閉動作するように制御し、過
給圧を所定に高める。
この結果、車両2の直進走行時である信号Sの値がRO
% Ro範囲においては、第1、第2制御部38.40
によりウェストゲートリリーフバルブ120.120を
閉動作させ、第1、第2内燃機関12.14の過給圧を
高めて総出力を向上させる。
そして、信号Sの値がR1,R,範囲の場合には、第2
内燃機関14の過給圧のみを低下させ、つまり第2内燃
機関14のウェストゲートリリーフバルブ120のみを
開動作させ、第1内燃機関12の出力を第2内燃機関1
4の出力よりも高くして車両2の小なる旋回を円滑に行
わせる。
また、信号Sの値がKl、Kl値よりも大きくなった場
合には、第1内燃機関12の過給圧を低下させる一方、
第2内燃機関14の過給圧を高め、強いアンダステアが
生ずるのを回避させて所定の旋回を円滑に果すことがで
きる。
第10〜12図は、この発明の第3実施例を示すもので
ある。
この第3実施例の特徴とするところは、過給機の有無に
拘らず第1、第2内燃機関12.14のトルク配分を変
更するためには、第10図に示す如く、吸気絞り弁12
2を絞り弁制御用モータ124によって行う点にある。
即ち、内燃機関126のシリンダヘッド128とシリン
ダブロック130とにより形成された燃焼室132には
、吸気通路134が吸気弁136を介して連通ずるとと
もに、排気通路138が排気弁140を介して連通して
いる。また、吸気通路134には、上述の第1実施例の
第2図に示す燃料噴射弁66が臨んで配置されている。
更に、この吸気通路134の上流側には、吸気量を調整
する吸気絞り弁122が設けられている。この吸気絞り
弁122は、制御手段36からの出力信号により作動す
る絞り弁制御用モータ124によって開閉動作するもの
である。
この第3実施例の構成によれば、第1制御部38は、第
11図に示す如(、信号Sの値がRo。
ROの範囲で舵角制御されている場合には、吸気絞り弁
122をクランク角センサ62、エアフローメータ88
、冷却水温センサ58によって開閉動作させ、また、信
号Sの値が上述のRo、R。
範囲以上のR1、R1範囲の場合には、吸気絞り弁12
2を所定の開閉状態よりも大きく開動作させ、空気量を
増加して機関出力を増大させ、更に、信号Sの値が上述
のR1,R,範囲以上の場合には吸気絞り弁122を閉
動作制御して機関出力を低下させる。
一方、第2制御部40は、第12図に示す如く、信号S
の値がRO1RO範囲で舵角制御されている場合には、
吸気絞り弁122をクランク角センサ62、エアフロー
メータ88、冷却水温センサ58によって開閉作動させ
、そして信号Sの値が上述のKo、Ko範囲以上でR1
、R1範囲の場合には、吸気絞り弁122を閉動作させ
、空気量を減少して機関出力を低下させ、信号Sの値か
に1、Kl値以上の場合には吸気絞り弁122を閉動作
制御して機関出力を増大させ、第1、第2内燃機関12
.14のトルク配分を変更させる。
この結果、ステアリングセンサ42からの信号SがRO
1Ro範囲内で車両2が直進走行している場合には、吸
気絞り弁122を徒に作動制御させず、夫々内燃機関1
2.14によって総出力を向上させ、また信号SがR1
,R1範囲の場合には、吸気絞り弁122の開度補正量
を多くして第1内燃機関12の出力を増大させるととも
に第2内燃機関14の出力を低下して小なる旋回状態を
良好に果さしめ、更に、信号Sかに1、K、値以上の場
合には内燃機関12の出力を低下させるとともに第2内
燃機関14の出力を増大し、第1、第2内燃機関12.
14のトルク配分を変更させることができる。
第13図は、この発明の第4実施例を示すものである。
この第4実施例の特徴とするところは、以下の点にある
。即ち、舵角量を検出するステアリングセンサ42と制
御手段36との間には、ステアリングホイール32の操
作量と同一信号を入力し、この信号を制御手段36に出
力するマニュアルスイッチ142を設ける。
この第4実施例の構成によれば、マニュアルスイッチ1
42はステアリング軸34の実質的な回動量に応じた信
号を制御手段36に出力するので、ステアリングホイー
ル32の位置に関係なく、第1内燃機関12と第2内燃
機関14とのトルク配分を任意に果し得る。
〔発明の効果〕
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、
前車輪駆動用内燃機関と後車輪駆動用内燃機関とのトル
ク配分を少なくとも舵取手段の操作状態に応じて変更さ
せることにより、所定の旋回を円滑に果せしめて旋回特
性を向上させ得て、また、同一特性の内燃機関を前車輪
駆動用内燃機関と後車輪駆動用内燃機関とに用いること
ができ、仕様が一種類で良く、経済的にも有利とし得る
【図面の簡単な説明】
第1〜6図はこの発明の第1実施例を示し、第1図は車
両の概略図、第2図は制御手段の回路図、第3図は制御
手段の具体的な回路図、第4図は第1制御部による点火
時期遅角量の特性図、第5図は第2制御部による点火時
期遅角量の特性図、第6図はステアリングホイールの切
れ角と出力低下との特性図である。 第7〜9図−はこの発明の第2実施例を示し、第7図は
過給圧制御装置の断面図、第8図は第1制御部による過
給圧の特性図、第9図は第2制御部による過給圧の特性
図である。 第10〜12図はこの発明の第3実施例を示し、第10
図は内燃機関及び吸気系の概略図、第11図は第1制御
部による吸気絞り弁の開度補正量を示す特性図、第12
図は第2制御部による吸気絞り弁の開度補正量を示す特
性図である。 第13図はこの発明の第4実施例を示し、マニュアルス
イッチを設けた車両の概略図である。 第14図は従来における車両の旋回状態を示す説明図で
ある。 第15図は従来の電子進角装置の回路図である。 図において、2は車両、4・4は前車輪、6・6は後車
輪、8は舵角手段、12は前車輪駆動用の第1内燃機関
、14は後車輪駆動用の第2内燃機関、22は第1点火
機構、30は第2点火機構、32はステアリングホイー
ル、34はステアリング軸、36は制御手段、38は第
1制御部、40は第2制御部、42はステアリングセン
サ、70はイグニションコイル、72は過給圧制御用ソ
レノイドパルプ、74は絞り弁制御用モータ、78はC
PU、そして90は遅角量算出部である。 特許出願人   鈴木自動車工業株式会社代理人 弁理
士 西 郷 義 美 図面の浄魯     貴ζ 1 図 帛2図 第3図 第4図 第6図 ステアリングホイールのt7JI11角−第7図 竺lO図 第14図 第15図 手続補正書(自船 昭和62年12月25日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 特願昭62−293418号 2、発明の名称 4輪駆動車制御装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  静岡県浜名郡可美村高塚300番地名 称 
 (208)鈴木自動車工業株式会社代表者 鈴 木 
 修 4、代 理 人 〒101  置  03−292−4
411  (代表)住 所  東京都千代田区神田小川
町2丁目8番7、補正の内容 (1)正式図面を提出する。 (2)図面第3図に符号38を追加する。 (3)図面第4.5図に符号Oを夫々追加する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  前車輪駆動用内燃機関と後車輪駆動用内燃機関とを搭
    載した4輪駆動車制御装置において、少なくとも舵取手
    段の操作状態に応じて前記前車輪駆動用内燃機関と前記
    後車輪駆動用内燃機関とのトルク配分を変更させるべく
    制御する制御手段を設けたことを特徴とする4輪駆動車
    制御装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231529A (ja) * 1985-08-05 1987-02-10 Nissan Motor Co Ltd 4輪駆動車の駆動力配分制御装置
JPS6226734U (ja) * 1985-08-02 1987-02-18
JPS62147030A (ja) * 1985-12-19 1987-07-01 Fuji Heavy Ind Ltd ツインエンジンの駆動力制御装置

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