JPH0113512Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0113512Y2
JPH0113512Y2 JP12366284U JP12366284U JPH0113512Y2 JP H0113512 Y2 JPH0113512 Y2 JP H0113512Y2 JP 12366284 U JP12366284 U JP 12366284U JP 12366284 U JP12366284 U JP 12366284U JP H0113512 Y2 JPH0113512 Y2 JP H0113512Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice coil
treble
bass
pitched
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12366284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6140090U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12366284U priority Critical patent/JPS6140090U/ja
Publication of JPS6140090U publication Critical patent/JPS6140090U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0113512Y2 publication Critical patent/JPH0113512Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、スピーカに関するもので、特に低
音用振動板及び高音用振動板を同心円状に配置し
たスピーカに関するものである。
(従来の技術) この種の従来の技術は「OlsonH.F.
〓Acoustical Engineering〓(1967−10)D.VAN
NOSTRAND COM.INC.(米)P.143−147」に
記載されるものがある。この構成を第4図を用い
て説明する。図に示すように、低音用振動板6に
連設した低音用ボイスコイルボビン8′の内側に
高音用振動板11に連設した高音用ボイスコイル
ボビン12′を位置させて、前記低音用振動板6
及び前記高音用振動板11を同心円状に配置して
いる。前記高音用ボイスコイルボビン12′は、
前記低音用ボイスコイルボビン8′側に突出する
凸部16が周設され、該凸部16の上部近傍に前
記高音用振動板11を駆動する高音用ボイスコイ
ル13′が周設されると共に、下部近傍にて前記
低音用振動板6′を駆動する低音用ボイスコイル
9′を介して前記低音用ボビン8′と連結してい
る。
前記凸部16は、前記高音用ボイスコイル1
3′と前記低音用コイル9′とを振動絶縁するため
のものであり、これにより前記高音用振動板11
と前記低音用振動板6とは高音域において独立し
て振動することとなる。
この構成によれば、第5図に示すように優れた
周波数特性が実現できる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の構成例において、高音用
ボイスコイル及び低音用ボイスコイルが縦に直列
に配置されているので、コイル設置幅A′が広く
なり、それに伴つて磁気空隙を構成する部材の厚
さを大きくする必要が生じ、該厚さが十分でない
場合、低音域における振幅のため、前記高音用ボ
イスコイルが前記磁気空隙から飛び出してしま
い、高音域における歪の原因となるという問題が
あつた。
また、高音用ボイスコイルボビン12′に凸部
16を周設して、前記高音用ボイスコイル13′
及び前記低音用コイル9′を振動絶縁させる構成
となつているが、一般に紙・耐熱性プラスチツク
フイルム・金属等で形成される円筒状のボビンに
前記のような凸部を周設することは製作上難点が
あるという問題があつた。
さらに、高音用ボイスコイルボビン12′と低
音用ボイスコイルボビン8′との連結は、低音用
ボイスコイル9′の内周側を前記高音用ボイスコ
イルボビン12′と接着すると共に前記低音用ボ
イスコイル9′の外周側を前記低音用ボイスコイ
ルボビン8′と接着してなる構成である。前記低
音用ボイスコイル9′の外周側に前記低音用ボイ
スコイルボビン8′を接着することは、製作上難
点があると共に、接着力において信頼性に欠ける
という問題があつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記の問題点を解決するため、低
音用振動板及び高音用振動板を同心円状に配置
し、前記低音用振動板を駆動する低音用ボイスコ
イル及び前記高音用振動板を駆動する高音用ボイ
スコイルを振動絶縁手段を介して連結して単一の
磁気空隙に配置してなるスピーカにおいて、前記
低音用ボイスコイルの内側に高音用ボイスコイル
が位置するよう前記低音用ボイスコイル及び前記
高音用ボイスコイルをゴム状弾性体で連結するよ
うにしたものである。
(作用) この考案は、低音用ボイスコイルの内側に高音
用ボイスコイルが位置するよう低音用ボイスコイ
ルボビン及び高音用ボイスコイルボビンをゴム状
弾性体で連結するようにしたので、コイルの設置
幅が小さくてすみ、これに伴つて磁気空隙を形成
する部材の厚さを小とすることができる。また、
前記高音用ボイスコイルが前記低音用ボイスコイ
ルの振幅により前記磁気空隙より飛び出すことが
ないので、前記高音用ボイスコイルの前記磁気空
隙からの飛び出しによる高音域の歪が発生するこ
とはない。
(実施例) この考案の一実施例を第1図に示す。
図に示すように、ヨーク1は円板状のプレート
部1aと該プレート部1aの中央に立設される円
筒状のセンターポール1bとからなる。前記プレ
ート部1aにはリング状のマグネツト2がその下
面2aにて固着されている。該マグネツト2の上
面2bにはリング状のプレート3が固着されてい
る。
そして、該プレート3の内周面3aと前記セン
ターポール1bとにより磁気空隙4が形成され、
前記マグネツト2、前記プレート3、前記磁気空
隙4、前記センターポール1b及び前記プレート
部1aにより磁気回路が構成される。
また、前記プレート3の上面3bにはフレーム
5が固着されており、該フレーム5の上部5aに
て低音用振動板6の外周端辺6aがガスケツト7
により固定されている。
そして、前記低音用振動板6の内周端辺6bに
は円筒状の低音用ボイスコイルボビン8が連設さ
れている。該低音用ボイスコイルボビン8の外周
面8aの下部8bには、前記磁気空隙4内に位置
するように低音用ボイスコイル9が周設されてい
る。なお、ダンパ10は前記低音用ボイスコイル
ボビン8の外周面8a及び前記フレーム5間に設
けられている。
同じく、高音用振動板11の内周端辺11bに
は円筒状の高音用ボイスコイルボビン12が連設
されている。該高音用ボイスコイルボビン12の
外周面下部12aには、前記磁気空隙4内に位置
するように高音用ボイスコイル13が周設されて
いる。
前記高音用振動板11及び前記高音用ボイスコ
イルボビン12は、前記低音用振動板6及び前記
低音用ボイスコイルボビン8の内側に同心円状に
位置するよう配置されている。
さらに、前記高音用ボイスコイル13が前記低
音用ボイスコイル9の内側のほぼ中央に位置する
ように、前記高音用ボイスコイルボビン12の外
周面12aの前記高音用ボイスコイル13下方の
部位12bと前記低音用ボイスコイルボビン8の
内周面8bとをシリコンゴム14にて連結してい
る。
前記高音用ボイスコイル13及び前記低音用ボ
イスコイル9は上記のように構成されているの
で、コイル設置幅Aが小さく、、前記プレート3
の厚さBも小さくてよい。また、前記高音用ボイ
スコイル13は一般的に前記低音用ボイスコイル
9の1/3程度の幅あり、本実施例のように前記低
音用ボイスコイル9のほぼ中央に前記高音用ボイ
スコイル13を位置させると、前記低音用ボイス
コイル9の振幅により前記磁気空隙4より飛び出
すことがなくなり、前記高音用ボイスコイル13
の前記磁気空隙4からの飛び出しによる高音域の
歪が発生することはない。
次にこの考案の他の実施例を第2図及び第3図
に示す。
第2図に示すように、低音用ボイスコイルボビ
ン8と高音用ボイスコイルボビン12とを連結す
るシリコンゴム14′は、必ずしも前記低音用ボ
イスコイルボビン8の内側面8bと前記高音用ボ
イスコイルボビン12の外側面12aとを全周に
わたつて周設する必要はなく、その一部を連結す
るだけの構成にすることもできる。
また、第3図に示すように、低音用ボイスコイ
ルボビン8と高音用ボイスコイルボビン12とを
連結するシリコンゴム14の他に、低音用ボイス
コイルボビン8及び高音用ボイスコイルボビン1
2の上部12c間にて両者を連結するシリコンゴ
ム15を周設する構成にすることもできる。この
ようにすることにより、前記低音用ボイスコイル
ボビン8と前記高音用ボイスコイルボビン12と
の連結が、より信頼性があるものになることは言
うまでもない。
またさらに、第3図のシリコンゴム14及び1
5においても、第2図に示すように、必ずしも前
記低音用ボイスコイルボビン8の内側面8bと前
記高音用ボイスコイルボビン12の外側面12a
とを全周にわたつて周設する必要はなく、その一
部を連結するだけの構成にすることもできる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案においては、低
音用ボイスコイルの内側に高音用ボイスコイルが
位置する構成となつているため、コイルの設置幅
が小さくてすみ、前記高音用ボイスコイルが磁気
空隙から飛び出すことがないので、該飛び出しに
よる高音域における歪が発生することはないとい
う効果がある。
また、前記低音用ボイスコイル及び前記高音用
ボイスコイルをゴム状弾性体で連結する構成とな
つているため、製作が容易であるという効果があ
ると共に、連結部における接着力の信頼性が向上
するという効果がある。
また、前記ゴム状弾性体をシリコンゴムにて形
成する構成にすると、該シリコンゴムは成形が容
易であるので、製作上有利であると共に、前記シ
リコンゴムは音響材料として適度の弾性と内部損
失を有しており、適宜寸法・形状を設定すること
により、最適のコンプライアンス及び機械抵抗を
得ることができるという効果がある。
さらに、ボイスコイルはその作動時にはかなり
の高温となるのに対し、前記シリコンゴムは高温
における機械的性質が優秀で耐熱性にすぐれてお
り、かつ耐候性もすぐれているので、この考案の
ゴム状弾性体に適用すると極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、
第2図はこの考案の他の実施例を示すボイスコイ
ルボビンの下面図、第3図は同じく縦断面図、第
4図は従来の技術を示す縦断面図、第5図は従来
の技術における周波数特性を示す図。 1:ヨーク、1b:センターポール、2:マグ
ネツト、3:プレート、3a:内周面、4:磁気
空隙、5:フレーム、6:低音用振動板、7:ガ
スケツト、8:低音用ボイスコイルボビン、9:
低音用ボイスコイル、10:ダンパ、11:高音
用振動板、12:高音用ボイスコイルボビン、1
3:高音用ボイスコイル、14,14′,15:
シリコンゴム、A:コイル設置幅、B:前記プレ
ート3の厚さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 低音用振動板及び高音用振動板を同心円状に
    配置し、前記低音用振動板を駆動する低音用ボ
    イスコイル及び前記高音用振動板を駆動する高
    音用ボイスコイルを振動絶縁手段を介して連結
    して単一の磁気空隙に配置してなるスピーカに
    おいて、前記低音用ボイスコイルの内側に高音
    用ボイスコイルが位置するよう前記低音用ボイ
    スコイル及び前記高音用ボイスコイルをゴム状
    弾性体で連結するようにしたことを特徴とする
    スピーカ。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のスピー
    カにおいて、前記ゴム状弾性体がシリコンゴム
    よりなることを特徴とするスピーカ。
JP12366284U 1984-08-14 1984-08-14 スピ−カ Granted JPS6140090U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12366284U JPS6140090U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 スピ−カ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12366284U JPS6140090U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 スピ−カ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6140090U JPS6140090U (ja) 1986-03-13
JPH0113512Y2 true JPH0113512Y2 (ja) 1989-04-20

Family

ID=30682408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12366284U Granted JPS6140090U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 スピ−カ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6140090U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6140090U (ja) 1986-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3930126B2 (ja) スピーカ
JPH0113512Y2 (ja)
US20220322012A1 (en) Loudspeaker, and manufacturing method and sound production method therefor
JPH09327088A (ja) スピーカ
JPH0349515Y2 (ja)
JPS61101196A (ja) 細長形平面スピ−カ
JPS58107799A (ja) 動電型スピ−カ
JP2000209693A (ja) スピ―カ
JPH01126900A (ja) スピーカ
JPH10322795A (ja) スピーカ装置
JPH0136400Y2 (ja)
JPS6216075Y2 (ja)
JPH0132471Y2 (ja)
JPS6115674Y2 (ja)
JPH067663Y2 (ja) 複合型スピ−カ
JPH0634397U (ja) スピーカ
JPS5834878Y2 (ja) スピ−カ
JPH0238554Y2 (ja)
JPS6130399Y2 (ja)
JPH11164393A (ja) スピーカ
JPS5832394Y2 (ja) スピ−カ
JPH1094087A (ja) 楕円形スピーカ用振動板およびこれを用いた楕円形スピーカ
JPS6024064Y2 (ja) 圧電スピ−カ−
JPH048716Y2 (ja)
JPS5837186Y2 (ja) 電気音響変換器