JPH01134056A - 気化器の補助燃料供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はエンジンに供給する燃料を増量するための補助
燃料供給装置に関するものであって、主に低温始動時に
燃料を増量することに利用される。

（従来の技術） 例えば自動車用エンジンに混合気を供給する気化器には
、低温始動およびそれに続く暖機運転を適正に行なわせ
るためのチョーク機構、アイドル運転を安定させるため
のアイドルアップ機構、更には加速運転を満足させろた
めの加速機構などが設けられている。

これらはそれぞれ別個の装置として設けられているので
、気化器の構成が著しく複雑となるばかりか、燃料増量
を適正に行なううえで信頼性が乏しいなどの問題がある
。そこで。

恒油面室から吸気路の絞り弁下流側へ開口する補助燃料
通路を設け、この通路を流れる燃料に空気を導入すると
ともに燃料増量時にこの通路を開かせることてよって所
要混合気が補給されるようにしたものが特公昭５１−１
０３０７号、実開昭５４−８７３２０号、実公昭６２−
２２８４号の各公報などで提案されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、補助燃料通路によって補給される燃料お
よび空気をエンジン温度に応じて制御する前記特公昭５
１−１０３０７号公報記載の手段では制御精度が低く燃
料増量を運転状態に対応させて適正に行なうことはでき
ない。また、エンジン運転状態を電子式制御回路に入力
してこれより補助燃料通路に設けた開閉弁に駆動信号を
送って制御する前記実開昭５４−８７３２０号、実公昭
６２−２２８４号各公報記載の手段も前記の開閉弁を電
磁力で単に開弁位置または閉弁位置に固定するだけであ
るので、燃料増量を運転状態に対応させて適正に行なわ
せることは列置できない。

ここで、気化器に通常の低速燃料系のほかに前記のよう
な補助燃料通路を設けた場合。

例えば−２０℃においてエンジンを始動スるときクラン
キングから完爆までの燃料増量分。

即ち補助燃料通路によって補給されるべき燃料流量は通
常の自動車用エンジンで最大約１０へであり、完爆後は
約ｏ−ｓへである。

従って、この流量範囲の燃料を制御するには、空気と混
合する前にデユーティ比が任意に可変の開閉弁を用いる
必要があるが、現在提供されている電磁駆動の開閉弁は
最小流黴に対し最大流量が６倍までが制御可能範囲であ
り、クランキング時の燃料不足による始動不良または完
爆後の燃料過剰によるエンジン不安定の原因となる。更
に、燃料は絞り弁下流側の吸入管負圧によって吸出され
るものであり、燃料Ｒｆｋは吸入管負圧に依存するので
その補正のため開閉弁の制御が更に複雑となる。

本発明はこれらの問題点を解決し、きわめて広い流量範
囲で適正な燃料増量を容易に行なわせることができる気
化器の補助燃料供給装置を提供するために発明されたも
のである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、燃料ポンプおよび燃料制御弁を直列に有し吸
気路に接続開口した補助燃料通路と、燃料制御弁を有し
前記燃料ポンプと燃料制御弁との間において前記補助燃
料通路に接続した燃料戻し通路と、エンジン運転状態に
応じた駆動信号を出力する電子式制御回路とを具え、前
記二つの燃料制御弁は前記電子式制御回路が各別圧出力
する駆動信号のデユーティ比に応じて開閉動作させられ
る構成としたことによって前記間四点を解決するための
手段とした。

（作　用） エンジン始動に際し、クランキング時に補助燃料通路の
燃料制御弁は大きなデユーティ比で開閉するかまたは開
弁位置に固定し、燃料戻し通路の燃料制御弁は開弁位置
に固定するかまたは小さなデユーティ比で開閉する。

このため燃料ポンプで加圧された燃料の全部または殆ん
どが吸気路へ噴出する。クランキングを終ってエンジン
が自己回転するようになると、前記二つの燃料制御弁は
例えば反転関係のデユーティ比で開閉させられ、吸気路
へ噴出する燃料流量を減少する。

（実　施　例） 本発明の実施例を図面に基いて説明する。

気化器１のベンチュリ２．絞り弁３を有する吸気路４に
図示しない主ノズルやアイドルボート、スローボートが
開口し、恒油面室からこれらに至る燃料通路をＩし−っ
て主燃料や低速燃料が供給されることは従来と全（同じ
である。

燃料夕／りから恒油面室に至る燃料供給路とは別に設け
た通路、または前記燃料供給路の燃料ポ”、ノブ下流側
から分岐させた通路が絞り弁３の下流側で吸気路４に接
続開口しており、この通路は補助燃料通路５を形成して
いる。補助燃料通路５は、前記の独立した通路の場合は
専用の、また前記の分岐した通路の場合は燃料供給路の
燃料ポンプと兼用の燃料ポンプ６を含んでおり、その吐
出側に燃料圧力を一定とする圧力調整器７．電磁駆動の
燃料制御弁８．ジェット９が順に設けられている。

補助燃料通路５の圧力調整器７と燃料制御弁８との間に
は燃料タンクに達する燃料戻し通路１０が接続されてお
り、この燃料戻しＡ路１０に電磁駆動の燃料制御弁１１
が設けられている。

１２は自動車に搭載されて空燃比その他の制御指令を発
するコンピュータなどの電子１Ｔｉｌｌ　ｉＮ回路であ
り、絞り弁開度、エンジン＠度、エンジン回転速度、吸
入管負圧などエンジン運転状態のパラメータを人力して
適切な駆動信号を出力するようになっているっ このような構成の本実施例によると、燃料ポンプ６で７
３［１圧され圧力調整器７で一定圧力に調整されて補助
燃料通路５を流れる燃料は燃料制御弁８で流量制御され
ジェット９を経て吸気路４に噴出ブ゛ろものであって、
低温始動時てはエンジン温度が低く且つクランキング状
態においてエンジン回転速度および吸入管負圧が低いこ
とによって前記燃料制御弁８を開弁位置に保持するかま
たは大きいデユーティ比で開閉させるとともに燃料戻し
通路１０の燃料制御弁１１を閉弁位置に保持するかまた
は小さいう゛ニーティ比で開閉させ。これによって大量
の燃料を吸気路４に補給させる。ポンプ／が完爆したと
きエンジン回転速度および吸入管負圧が高（なることに
よって補助燃料通路５の燃料制御弁８のデユーティ比を
小さくし或いは燃料戻し通路１０の燃料制御弁１１のデ
ユーティ比を大きくさせ、吸気路４に補給する燃料を減
少させる。

二つの燃料制御弁８．１１を反転関係のデューテ・イ比
で開閉させ吸気路４に補給する燃料流量と燃料タンクに
戻る燃料流量との和が一定となるように設定すれば燃料
圧力は一定となり、圧力調整器７を投げろ必要がな鳳、
・。この場合、戻し燃料の流量を零または少量とすれば
燃料圧力が高くなるので大量の燃料を吸気路４に補給す
ることかで羨ろ。

尚、クランキング時の二ン）ｙ　；／温度および暖機の
状態に応じて二つの燃＃＋制御弁８，１】のいずれかま
たは両方のデユーティ比を変化させ適正量の燃料が補給
されるようにすることは言うまでもない。また２本実施
例の構成によると、アイドル運転時に回転速度を高くす
る必要のあるときや加速運転時或いは減速運転時にも燃
料制御弁Ｆｌ、１１を適宜のデユーティ比で開閉させる
ことにより適正な燃料増量が可能である。

（発明の効果） 本発明によると、燃料ポンプで加圧した燃料を吸気路に
補給するので吸入管負圧で吸出す従来品に比べて大量の
燃料を安定した状態で供給でき、且つこのために燃料制
御弁による流量制御が簡単なシステムで正確に行なえる
ものである。また、補助燃料通路の燃料制御弁のデユー
ティ比に応じて制御し吸気路に補給する燃料を燃料戻し
通路の燃料制御弁のデユーティ比圧応じて戻すので、低
温時の始動を大量の燃料で確実に行なわせ且つ完爆後は
きわめて広い流量範囲で燃料な無段階に制御し適確に補
給できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す構成図であろっｌ・・・・
・・気化器、４・・・・・・吸気路、５・・・・・・補
助燃料通路、６・・・・・・燃料ポンプ、８．１１・・
・・・・燃料制御弁、１０・・・・・・燃料戻し通路、
１２・・・・・・電子式％式％

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 燃料ポンプおよび燃料制御弁を直列に有し 吸気路に接続開口した補助燃料通路と、燃料制御弁を有
   し前記燃料ポンプと燃料制御弁との間において前記補助
   燃料通路に接続した燃料戻し通路と、エンジン運転状態
   に応じた駆動信号を出力する電子式制御回路とを具え、
   前記二つの燃料制御弁は前記電子式制御回路が各別に出
   力する駆動信号のデューティ比に応じて開閉動作させら
   れるように構成したことを特徴とする気化器の補助燃料
   供給装置。