JPH0113296B2 - - Google Patents

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JPH0113296B2
JPH0113296B2 JP3921982A JP3921982A JPH0113296B2 JP H0113296 B2 JPH0113296 B2 JP H0113296B2 JP 3921982 A JP3921982 A JP 3921982A JP 3921982 A JP3921982 A JP 3921982A JP H0113296 B2 JPH0113296 B2 JP H0113296B2
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JP
Japan
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circuit
output
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phase
sequence current
Prior art date
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Application number
JP3921982A
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English (en)
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JPS58157327A (ja
Inventor
Seiichi Sakai
Toshihiko Gange
Masaaki Nitsuta
Tokuo Emura
Hiroyuki Myake
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP3921982A priority Critical patent/JPS58157327A/ja
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Publication of JPH0113296B2 publication Critical patent/JPH0113296B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は三相回路用一線断線検出装置に関す
る。 三相回路たとえば三相配電線における一線断線
を負荷開放、或いは二線もしくは三線断線と区別
して検出するようにしたものは、本発明者等によ
つて別途提案されている(特願昭56−82775号参
照。)。この検出装置は、一線断線時における正相
電流の変化分を△I1(以下、△Iなどは位相、絶
対値を含めたベクトル変化分、△|I|などは絶
対値のみのスカラー変化分を示す)、逆相電流を
△I2とした場合に、△I1/△I2が1・a3・a(ただ
しaはベクトルオペレータで
【式】)となつたとき、A・B又 はC相が断線したものとして検出するようにして
ものである。実際には一線断線以外の故障時にお
ける△I1/△I2の値が入らないような動作域を予
め整定しておき、この動作域に入つているかどう
かによつて断線を検出するようにしている。 動作域の一例を示す円グラフを示したのが第1
図である。動作域は1・a3・aの点を中心として
それぞれ半径r(図の例では0.5)の円の範囲を整
定している。これによれば△I1/△I2の値が前記
動作域の範囲にあるとき、A・B・C相のいずれ
かの一線断線を他の事故と区別することができる
ようになる。 ところがこのような構成によると、前記したよ
うな動作域を整定した場合、負荷の大半が抵抗負
荷である場合は、一線断線を確実に検出すること
ができるが、負荷としてモータ負荷の割合が大き
くなると、1線断線時における△I1/△I2の位相
が特定しないようになり、予め整定された動作域
から逸脱してしまうようになる。したがつてモー
タ負荷の割合が大きくなると、前記した既提案の
構成をもつてしては一線断線を他の事故と区別し
て検出することが困難となる。 この発明は逆相電流の変化分に対する正相電流
の変化分の比(△I1/△I2)から一線断線を検出
するにあたり、モータ負荷の割合が大きい場合で
も一線断線を確実に検出することを目的とする。 この発明は一線断線時には、正相・逆相両電流
が変化するが、逆相電流と正相電流との変化分に
相違があることに着目し、|△I1|/|△I2|が
一定値(たとえば0.5)以下となつたときに一線
断線が発生したものとし、これと△I1/△I2の値
のいずれかをもつて一線断線を検出するようにし
たことを特徴とする。モータ負荷を含む断線時に
は|△I1|/|△I2|は1以下となるが、モータ
負荷の割合によつては相違する。一般的にはモー
タ負荷の割合が大きくなる程小きくなる。したが
つてモータ負荷の割合がいくつ以上であるときに
一線断線を検出するかによつて、前記した比を設
定すればよい。 なお前記した説明は|△I1|/|△I2|が一線
断線時に一定値以下となる場合を用いるようにし
ているが、これを逆に言えば|△I2|/|△I1
が一定値(たとえば2)以上となることを意味す
るので、この比を利用するようにしてもよい。し
たがつて正相電流の変化分の絶対値と、逆相電流
の変化分の絶対値との比が一定値以上又は以下と
なる場合が利用できるということができる。 この発明の実施例を第2図によつて説明する。
1は配電母線、2は配電線路、3は変流器、4は
補助変流器、5は基本波フイルタ、6は正相電流
I1を検出するフイルタ、7は逆相電流I2を検出す
るフイルタ、8は正相電流の変化分△I1を検出す
る検出回路、9は逆相電流の変化分△I2を検出す
る検出回路、10は各変化分△I1、△I2が予め定
めたレベル以上にあるか否かを判定する判定回
路、11はそのレベルを整定する整定部、12は
△I1/△I2を演算する第1の演算回路、13は|
△I1|/|△I2|(又は|△I2|/|△I1|)を演
算する第2の演算回路、14は演算回路12の演
算出力と予め整定されてある動作域と比較する比
較回路、15はその動作域を整定する整定部、1
6は演算回路13の演算出力と予め整定されてあ
る整定値と比較する比較回路、17はその整定値
を整定する整定部、18は両比較回路14,16
からの出力を入力とするオア回路、19は出力リ
レー、20はその接点である。 配電線路2に流れる相電流Ia,Ib,Icはそれぞ
れ変流器3によつて検出され、これが補助変流器
4によつて電圧に変換される。そして基本波フイ
ルタ5によつて基本波のみがとり出されて、各フ
イルタ6,7に与えられる。ここで正相電流I1
逆相電流I2が検出され検出回路8,9に与えられ
る。検出回路8,9では、正相電流I1と逆相電流
I2各々の変化分△I1・△I2を検出して判定回路1
0に与える。ここでは整定部11によつて整定さ
れたレベルでもつて各変化分のレベルが判定さ
れ、整定レベル以上の時変化分を出力する。演算
回路12は判定回路10から送られてきた変化分
をもとに△I1/△I2の演算を行ない、その結果を
比較回路14に与える。ここで整定部14で整定
されてある動作域すなわち第1図に示す動作域内
に前記演算結果が含まれているか否かを比較し、
含まれているときに出力を出す。 以上の構成並びに動作は、冒頭に述べた既提案
のものと特に相違するところはないが、この発明
の趣旨にしたがい、判定回路10からの出力をも
つて|△I1|/|△I2|又は|△I2|/|△I1
を演算回路13によつて演算する。そしてその演
算結果を比較回路16に入力する。比較回路16
はこの入力を整定部17によつて整定されてある
整定値(たとえば|△I1|/|△I2|が入力され
る場合は0.5以下の、|△I2|/|△I1|が入力さ
れる場合は2以上の整定値)と比較し、各整定値
をこえた場合に出力を出す。 両比較回路14,16からの出力はオア回路1
8に与えられ、これからの出力によつて出力リレ
ー19が駆動される。これにより接点20が閉成
され、一線断線が発生したことを検知し又は警報
を発する。 以上によつて三相線路の一線断線を他の事故と
区別して検出することができるとともに、モータ
負荷の割合が大きくて、一線断線時の△I1/△I2
の位相が特定しない場合でも、確実に検出するこ
とができるようになる。 ところでこの構成によつて一線断線を検出判定
する場合、△I1、△I2が極めて小さい場合でも|
△I1|/|△I2|、|△I1|/|△I2|(又は|△I2
|/|△I1|)が予め定めた比を満足すれば断線
であると判定することになる。そのため△I1、△
I2が極めて小さい場合、これらの検出精度が問題
となる。すなわちこれらの値を測定する系の誤差
が問題となるのであつて、この誤差による誤判定
を除く必要がでてくる。この目的のためレベル判
定回路10を設けている。この発明では更に各相
の相電流Ia,Ib,Icの変化分をも併せて検出のた
めの一要素として使用することにより一線断線の
検出を確実なものとしている。すなわち一線断線
時には断線相の電流は減少するので、相電流の変
化分を常時監視しておき、この変化分が電流減少
であつて、かつ或る値以上となつたときに一線断
線の発生の可能性ありとみなすようにする。そし
て前記変化分が前記した或る値以下であるとき
に、比較回路14,16から出力が出ても、これ
は測定系による誤差であると判断して出力リレー
19をロツクするようする。これによつて誤判定
を防止することができるようになる。 第3図はそのための実施例を示し、第2図に示
す構成に加えて、基本波フイルタ5から出力(相
電流Ia,Ib,Ic)を用いて相電流の変化分を検出
する検出回路21を用意する。検出回路21は相
電流の変化分△|Ia|、△|Ib|、△|Ic|を検
出する。なおこの変化分はスカラー変化分であ
り、相電流の増減を検出することが可能である
が、これに代えてベクトル変化分を検出回路21
が検出して出力するようにしてもよい。検出回路
21からの出力レベルは判定回路22に与えら
れ、ここで各相電流の変化分につき整定部23に
よつて予め整定されたレベルによつて各変化分の
レベルが判定され、整定レベル以上であるとき、
判定回路22から出力が出る。いずれの相電流の
変化分でも整定レベル以上の変化が起きたときに
出力が出る。この出力はオア回路24を介して出
力される。 一方各比較回路14,16の各出力はそれぞれ
アンド回路25,26のひとつの入力とされてお
り、これらアンド回路25,26の他のひとつの
入力に前記オア回路24からの出力が与えられ
る。アンド回路25,26の出力は第2図の場合
と同じくオア回路18に入力されている。この構
成によれば一線断線時には相電流の変化分は必ず
増大するので、このときにはアンド回路25,2
6にひとつの入力が与えられる。したがつて一線
断線時において、比較回路14,16のいずれか
一方からでも出力が出れば出力リレー19は動作
するようになる。しかし一線断線時以外におい
て、測定系の誤差により誤つて比較回路14,1
6から出力が出ても、このときはオア回路24か
ら出力は出ないのでアンド回路25,26からは
出力は出ない。すなわち出力リレー19はロツク
されるので、測定系の誤差に基く誤検出はこれを
もつて確実に防止することができるようになる。 なお第2図、第3図の実施例では三相の変流器
3を使用しているが、これに代えて第4図のよう
に二相の変流器31を使用してもよい。この場合
には補助変流器4の1次コイルには図のように接
続すればよい。又第3図の実施例ではアンド回路
25,26の出力をオア回路18の入力としてい
るが、これに代えて第2図のように比較回路1
4,16の出力をオア回路18の入力とし、その
出力とオア回路24の出力とをひとつのアンド回
路の入力として、このアンド回路の出力をもつて
出力リレー19を動作させるようにしてもよく、
これによつても前記したと同じ動作を果すことが
できるようになる。 以上詳述したようにこの発明によれば正相及び
逆相電流の変化分の比と、同両電流の絶対値の変
化分の比とをもつて、モータ負荷の割合が大きい
場合でも、又各電流の変化分が小さい場合でも誤
動作なく確実に一線断線を他の事故と区別して検
出することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は動作領域の一例を示す円グラフ図、第
2図はこの発明の実施例を示すブロツク線図、第
3図はこの発明の別の実施例を示すブロツク線
図、第4図は一部の変形例を示す結線図である。 2……三相配電線、6……正相分検出フイル
タ、7……逆相分検出フイルタ、8……正相変化
分検出回路、9……逆相変化分検出回路、12…
…第一演算回路、13……第二演算回路、14,
16……比較回路、18……オア回路、19……
出力リレー、21……電流変化分検出回路、24
……オア回路、25,26……アンド回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 三相回路の正相電流及び逆相電流のそれぞれ
    の変化分を検出する検出回路と、前記検出回路に
    よつて検出された各変化分から逆相電流の変化分
    に対する正相電流の変化分の比を演算する第1の
    演算回路と、前記第1の演算回路の演算結果が一
    線断線以外の他の事故発生時における前記比を含
    まない領域内で予め整定された動作域内にあると
    き出力を出す第1の比較回路と、前記検出回路に
    よつて検出された各変化分から正相電流の変化分
    と逆相電流の変化分との比の絶対値を演算する第
    2の演算回路と、前記第2の演算回路の演算結果
    が一定値をこえたときに出力を出す第2の比較回
    路とからなり、前記第1及び第2の比較回路のう
    ちの少くとも一方からの出力をもつて一線断線が
    発生したものと判定する三相回路用一線断線検出
    装置。 2 三相回路の正相電流及び逆相電流のそれぞれ
    の変化分を検出する第1の検出回路と、前記第1
    の検出回路によつて検出された各変化分から逆相
    電流の変化分に対する正相電流の変化分の比を演
    算する第1の演算回路と、前記第1の演算回路の
    演算結果が一線断線以外の他の事故発生時におけ
    る前記比を含まない領域内で予め整定された動作
    域内にあるとき出力を出す第1の比較回路と、前
    記検出回路によつて検出された各変化分から正相
    電流の変化分と逆相電流の変化分との比の絶対値
    を演算する第2の演算回路と、前記第2の演算回
    路の演算結果が一定値をこえたときに出力を出す
    第2の比較回路と、前記三相回路の各相電流の変
    化分を検出する第2の検出回路と、前記第2の検
    出回路によつて検出された各変化分の大きさが一
    定値以上のときに出力を出し、一定値以下のとき
    には前記第1及び第2の比較回路からの出力をロ
    ツクする論理回路とからなり、前記論理回路によ
    りロツクされないときの前記第1及び第2の比較
    回路のうちの少くとも一方からの出力をもつて一
    線断線が発生したものと判定する三相回路用一線
    断線検出装置。
JP3921982A 1982-03-11 1982-03-11 三相回路用一線断線検出装置 Granted JPS58157327A (ja)

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