JPH0132735B2 - - Google Patents

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JPH0132735B2
JPH0132735B2 JP56082774A JP8277481A JPH0132735B2 JP H0132735 B2 JPH0132735 B2 JP H0132735B2 JP 56082774 A JP56082774 A JP 56082774A JP 8277481 A JP8277481 A JP 8277481A JP H0132735 B2 JPH0132735 B2 JP H0132735B2
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JP
Japan
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phase
circuit
change
load
negative
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JP56082774A
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English (en)
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JPS57199421A (en
Inventor
Seiichi Sakai
Toshihiko Gange
Masaaki Nitsuta
Yukinobu Naohara
Hiroyuki Myake
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は三相回路用一線断線検出装置に関す
るもので、三相回路たとえば三相配電線における
一線断線を、負荷開放或いは二線もしくは三線断
線と区別して簡単に検出することを目的とする。
この発明の動作原理についてまず説明する。今
三相配電線に任意の不平衝電流Ia,Ib,Icが流れ
ているとし、相回転をa、b、cの順序として
(第1図参照。)a相を基準にとる(以下すべてa
相を基準とする。)とき、a相が断線した場合に
各相の電流の変化分を△Ia,△b△Icとすれば、こ
れらの電流ベクトルは第1図のように表わせる。
ここで変化分の逆相電流を△I2、変化分の正相電
流を△I1とすれば、対称座標法から △I2=1/3{△Ia+a2△Ib+a△Ic} △I1=1/3{△Ia+a2△Ib+a2△Ic} として求められる。ここにaはペクトルオペレー
タであり である。第1図から △Ib=△Ic=−△Ia/2 であるから、これを前式に代入すると、 △I2=1/3{△Ia+a2(−△Ia/2)+a+(−△
Ia/2)} =1/3{(−△Ia/2)(−2+a2+a)} △I1=1/3{Ia+a(−△Ia/2)+a2(−△Ia
2)} =1/3{(−△Ia/2)(−2+a+a2)} ここで△I1に対する△I2の比を求めると △I2/△I1=−2+a+a2/−2+a+a2=1 次にb相が断線した場合について検討すると、
断線後の各相の電流の変化分は、第2図のように
示され、かつ △Ia=△Ic=−△Ib/2 であるから △I2=1/3{(−△Ib/2)+a2△Ib+a(−△Ib
/2)} =1/3{(−△Ib/2)(1+a−2a2)} △I1=1/3{(−△Ib/2)+a△Ib+a2(−△Ib
/2)} =1/3{(−△Ib/2)(1−2a+a2)} 故に 同様にC相が断線した場合には、第3図から理
解されるように △Ia=△Ib=−△Ic/2 であるから △I2=1/3{(−△Ic/2)+a2(−△Ic/2)+
a△Ic} =1/3{(−△Ic/2)(1+a2−2a)} △I1=1/3{(−△Ic/2)+a(−△Ic/2)+
a2△Ic} =1/3{(−△Ic/2)(1+a−2a2)} 故に 以上の結果を綜合すると、a相を基準として各
相の断線時に△I2/△I1を求めると、a相断線時
を1とすれば、b相及びc相の各断線時には、こ
れより120度、240度進めたベクトルとして表わす
ことができることになる。この関係を示したのが
第4図である。したがつて常時△I2/△I1の値を
監視しておき、この値が1、a、a2となつたとき
に、どの相に断線が発生したかを検出することが
できるようになる。なお実際には後記するように
予め動作域を整定しておき、この領域に入つてい
るかどうかによつて断線検出することが必要であ
る。そしてこの動作域は一線断線以外の故障時に
おける△I2/△I1の値がその領域に入らないよう
に整定することが必要であることはいうまでな
い。
そこで他の故障時における△I2/△I1の値を求
めてみる。まず単相負荷開放の場合について検討
する。最初にa−b相間が開放された場合は、第
5図に示すようになり、この場合 △Ia=−△Ib、△Ic=0 であるから △I2=1/3{△Ia+a2△Ib}=1/3{△Ia(1−a2
)} △I1=1/3{△Ia+a△Ib}=1/3{△Ia(1−a
)} 故に 次にb―c相間が開放された場合は第6図に示
すようになり、この場合 △Ib=−△Ic、△Ia=0 であるから △I2=1/3{a2△Ib+a△Ic}=1/3{△Ib(a2
a)} △I1=1/3{a2△Ib+a2△Ic}=1/3{△Ib(a−
a2)} 故に △I2/△I1=a2−a/a−a2=−1 次にc−a相間が開放された場合は第7図に示
すようになり、この場合は △Ia=−△Ic、△Ib=0 であるから △I2=1/3{△Ia+a△Ic}=1/3{△Ia(1−a
)} △I1=1/3{△Ia+a2△Ic}=1/3{△Ia(1−a2
)} 故に 以上の結果、a相を基準として単相負荷開放時
の△I2/△I1を求めると、bc相単相負荷開放時が
−1、又ca相単相負荷開放時及びab相単相負荷
開放時はこれより120度及び240度進めたベクトル
として表わすことができる。この関係を示したの
が第8図である。これからも理解されるように、
前記した1線断線時の各ベクトルに対して単相負
荷開放時の各ベクトルはそれぞれ180度の位相差
をもつことになる。
次にV負荷開放(同時に二相負荷が開放された
状態)の場合について検討する。最初にa−b、
b−c相間が負荷開放された場合は第9図に示す
ようになる。なおここではa−b相間の開放によ
るa相及びb相の変化分を△Ia、△Ibとし、b−
c相の開放によるb相及びc相の変化分を△I′b
△I′cとする。以下の場合も同様である。第9図に
示す関係から △I2=1/3{△Ia+a2(△Ib+△I′b)+a(△I′c
)} △I1=1/3{△Ia+a(△Ib+△I′b)+a2(△I′c
)} ここで第9図からも理解されるように △Ib=−△Ia △I′b=a2△Ia △I′c−a2△Ia であるからこれを代入して上式を計算すれば、 △I2=1/3{△Ia+a2(−△Ia+a2△Ia) +a(−a2△Ia)} =1/3{△Ia×a(1−a)} △I1=1/3{△Ia+a(−△Ia+a2△Ia) +a2(−a2△Ia)} =1/3{△Ia(2−2a)} =1/3{△Ia×2(1−a)} 故に 次にb−c、c−a相間が負荷開放された場合
は第10図に示すようになり、この場合は △I′b=−a△Ia、 △I′c=a△Ia △Ic=−△Ia であるから △I2=1/3{△Ia+a2△I′b+a(△Ic+△I′c)} =1/3{△Ia+a2(−a△Ia) +a(−△Ia+a△Ia)} =1/3{△Ia(a2−a)} △I1=1/3{△Ia+a△I′b+a2(△Ic+△I′c)} =1/3{△Ia+a(−a△Ia) +a2(−△Ia+a△Ia)} =1/3{△Ia(2−2a2)} 故に 次にa−b、c−a相間が負荷開放された場合
は第11図に示すようになり、この場合は △I′a=−a△Ia △Ib=−△Ia △I′c=a△Ia であるから △I2=1/3{(△Ia+△I′a)+a2△Ib+a△I′c} =1/3{(△Ia−a△Ia)+a2(−△Ia) +a(a△Ia)} =1/3{△Ia(1−a−a2+a2)} =1/3{△Ia(1−a)} △I1=1/3{(△Ia+△I′a)+a△Ib+a2△I′c} =1/3{(△Ia−a△Ia)+a(−△Ia) +a2(a△Ia)} =1/3{△Ia(1−a−a+a2)} =1/3{△Ia(2−2a)} 故に △I2/△I1=1−a/2(1−a)=1/2 以上の結果、a相を基準としてV負荷開放時の
△I2/△I1を求めると、この値は1線断線時の場
合の1/2の値をとることが理解される。
次に2線断線、3線断線の場合について検討す
る。この場合はともに変化分△Ia、△Ib、△Ic
Ia、Ib、Icと逆相となり、第12図に示すように △Ia+△Ib+△Ic=o △Ib=a2△Ia △Ic=a△Ia であるから △I2=1/3{△Ia+a2△Ib+a△Ic} =1/3{△Ia+a2×a2△Ia+a×a△Ia} =1/3{△Ia(1+a+a2)}=0 △I1=1/3{△Ia+a△Ib+a2△Ic} =1/3{△Ia+a×a2△Ia+a2×a△Ia} =1/3{△Ia(1+1+1)}=△Ia 故に △I2/△I1=0 すなわちこの場合の△I2/△I1は0となる。
以上の結果△I2/△I1を検出することによつ
て、単相負荷開放、V負荷開放及び二線以上の断
線時と区別して1線断線を検出することができる
ことが理解される。
第13図は1線断線を他の事故と区別して検出
する場合の動作域の一例を示す円グラフである。
動作域は1、a、a2の位相を中心として、それぞ
れ最大±30度(図の例では±25度)の範囲にあつ
て、それぞれ1/2、1/2a、1/2a2より大きい範囲
(図の例では0.7、0.7a、0.7a2の範囲)を動作域と
して整定するとよい。これによれば△I2/△I1
値が前記動作域の範囲にあるとき、1線断線が発
生したことのみを検出することができるようにな
る。
第14図は前記した動作原理に基くこの発明の
実施例を示すもので、1は配電母線、2は配電線
路、3は変流器、4は補助変流器、5は基本波フ
イルタ、6は三相分I1を検出するフイルタ、7は
逆相分I2を検出するフイルタ、8は三相変化分△
I1を検出する検出回路、9は逆相変化分△I2を検
出する検出回路、10は変化分△I1、△I2が予め
定めたレベル以上にあるか否かを判定する判定回
路、11はそのレベルを整定する整定部、12は
この発明にしたがう△I2/△I1を演算する演算回
路、13は演算回路12の演算出力と予め整定さ
れてある動作域と比較する比較回路14はその動
作域を整定する整定部、15は出力リレー、16
はその接点である。
配電線路2に流れる相電流Ia,Ib,Icはそれぞ
れ変流器3によつて検出され、これが補助変流器
4によつて電圧に変換される。そして基本波フイ
ルタ5によつて基本波のみがとり出されて、各フ
イルタ6,7に与えられる。ここで正相分I1、逆
相分I2が検出され、検出回路8,9に与えられ
る。検出回路8,9では、正常時の正相電流及び
逆相電流と、フイルタ6,7から与えられた正相
分I1、逆相分I2との差を検出し、その差すなわち
変化分△I1、△I2を出力して判定回路10に与え
る。ここでは整定部11によつて整定されたレベ
ルでもつて各変化のレベルが判定され、整定レベ
ル以上の変化分を出力する。これによつて負荷変
動等に基く変化分は除外される。演算回路12は
判定回路10から送られてきた変化分について△
I2/△I1の演算を行い、その結果を比較回路13
に与える。ここで整定部14で整定されてある動
作域内に前記演算結果が含まれるか否かを比較
し、含まれているとき出力を出して出力リレー1
5を動作させる。これにより接点16が閉成さ
れ、1線断線が発生したことを報知し又は警報を
発する。
なお図の実施例では3相の変流器3を使用して
いるが、これに代えて第15図のように2相の変
流器31を使用してもよい。この場合には補助変
流器4の1次コイルには図のように接続すればよ
い。
以上詳述したようにこの発明によれば正相及び
逆相電流の変化分を検出し、その比をとるだけ
で、1線断線を他の事故と区別して確実に検出す
ることができるし、また前記各変化分の検出は、
三相回路の各相電流のみを導入するだけで足り、
相電圧などをなんら必要としないので、相電圧を
必要とする構成に比較して、簡単な構成とするこ
とができるといつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第12図は動作説明用のベクトル
図、第13図は動作領域の一例を示す円グラフ
図、第14図はこの発明の実施例を示すブロツク
線図、第15図は変形例を示す結線図である。 2……三相配電線、6……正相分検出フイル
タ、7……逆相分検出フイルタ、8……正相変化
分検出回路、9……逆相変化分検出回路、12…
…演算回路、15……出力リレー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 三相回路の各相の電流のみを導入し、これら
    の電流を基にして正相電流および逆相電流のそれ
    ぞれの変化分を検出する検出回路と、 前記検出回路によつて検出された各変化分から
    正相電流の変化分に対する逆相電流の変化分の比
    を演算する演算回路と、 前記演算回路の演算結果が、1、a、a2(ただ
    し、aはベクトルオペレータで、 の位相を中心としてそれぞれプラス30゜とマイナ
    ス30゜の範囲であつて、かつそれぞれ 1/2、1/2a、1/2a2を越える範囲にあるとき一
    線断線事故と判定し出力する出力回路とからなる
    三相回路用断線検出装置。
JP8277481A 1981-05-30 1981-05-30 3-phase circuit 1-wire disconnection detector Granted JPS57199421A (en)

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JPS57199421A JPS57199421A (en) 1982-12-07
JPH0132735B2 true JPH0132735B2 (ja) 1989-07-10

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56132114A (en) * 1980-03-19 1981-10-16 Kansai Electric Power Co Method and device for detecting disconnection of electric wire line

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56132114A (en) * 1980-03-19 1981-10-16 Kansai Electric Power Co Method and device for detecting disconnection of electric wire line

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