JPH01132342A - フライ食品の製造方法 - Google Patents

フライ食品の製造方法

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JPH01132342A
JPH01132342A JP62288502A JP28850287A JPH01132342A JP H01132342 A JPH01132342 A JP H01132342A JP 62288502 A JP62288502 A JP 62288502A JP 28850287 A JP28850287 A JP 28850287A JP H01132342 A JPH01132342 A JP H01132342A
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frying
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Shinichi Ueno
慎一 上野
Mutsuto Watanabe
渡辺 睦人
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は調理後の品質低下を防止し、クリスプな食感を
醸し出させるフライ食品の製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に、食品の調理加工方法としては、焼く、煮る、炒
める、揚げる等の種々な方法があるが、これらは食品に
含まれる澱粉のアルファ化、蛋白質の熱変性等をもたら
して可食状態とすると共に、調味料等を添加させて好ま
しい風味を付与することにある。特に油煤は水の沸点以
上の高温で処理する方法として種々利用されている。
一方、常圧下で揚物を最も良好に揚げるには、食品素材
の投入によっても油の温度が低下することのないよう油
槽内の油を高温の一定温度に保持し、しかも常に新鮮な
食用油を用いてできるだけ短時間内に揚げることが大事
とされており、更にはころもの粘度加減の難しさも相俟
って、揚調理は熟練を要するものであった。
従来、揚物は、フライ鍋或いは揚物器等の油槽内に食用
油を注ぎ、適度の油温になるまで加熱させた後、ころも
を塗した食品素材を油中に投入し、ころもの色合いを見
極めて油中から取り出し調理していた。
また、このような油煤による揚物の調理法を簡素化する
ために、予め食品素材を適宜大きさに切断してころもを
塗した後、それを通常160〜180℃で数秒乃至数十
秒間フライしく以下、プリフライという)、次いでそれ
を凍結させて箱詰したもの(通常、不可食状態)が、フ
ライ食品として販売されていた。
更に、昨今にあっては、低温で処理する減圧フライ食品
が持て囃され、例えば油脂第40巻第11号第82〜第
88頁(1987年)にその解説記事が掲載されている
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したような常圧下での調理法にあっ
ては、食品素材の表面或いはころも等がうまく揚がった
としても、素材の中身まで良好に油然が通っているとは
限らず、また、これら常圧下での揚物にあっては高温で
短詩に揚げなければならないことも相俟って、素材の水
分減少率が少なく、そのため、調理後、暫くして食品素
材の含有水分が次第に外面へ滲み出て表面がべたついて
しまうといった問題があり、フライ食品特有の食感が失
われてしまっていた。
また、プリフライ食品にあっては、食品素材の外面にこ
ろもが塗された状態でプリフライされる為、素材中の含
有水分が蒸発しにくく、再度、油煤させて喫食する際に
は、表面と内面との脱水差が生じてしまうといった問題
があった。
更に、前述した従来の減圧フライ法にあっては、果実、
野菜チップ等の加工法として発展してきたものであり、
その応用は殆ど乾燥食品の製造に限られていた。ちなみ
に、水分の変化は油煤前に有していた素材の水分量の8
0%から略100%に近い水準まで減少させたものであ
った。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、フライ食品の前処理において、予め食品素材をその
まま減圧下で予備油煤してその含有水分を脱水させるこ
とにより、調理後クリスプな食感が得られ、食味、外観
ともに良好であるフライ食品の製造方法を提供するもの
で、延いては最終製品の食味、食感の改良を目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段及び作用)上述の如き従
来の問題点を解決し所期の目的を達成するため本発明は
、フライ食品の前処理において、食品素材を減圧下で予
備油煤することにより、該食品素材の種類に応じ該食品
素材が予備油煤前に有していた水分量の5〜50%を減
少させることを特徴とするフライ食品の製造方法に存す
る。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明でいうフライ食品とは、食用油中にて加熱して得
られるすべての食品のうち、特に予備油煤前の水分が5
0%以上である食品素材を処理して得られた食品をいい
、該食品素材をそのまま、或いはこれらにころも等をま
ぶして油煤に付される揚物、具体的には鶏肉等の如き畜
肉の唐揚げ、野菜或いは魚介類等の天ぷら、フライドポ
テト等を挙げることができる。
本発明における予備油煤は減圧下で行うものであり、特
に500 mm Hg以下で減圧油煤することにより、
脱水速度が早く、かつ油焼けによる着色が少なく、原料
生地の自然の色調や風味、或いは栄養成分等が保持され
品質の良好なフライ食品を得ることができる。
また、本発明でいう水分減少率とは、食品の種類に応じ
て回灯日本食品標準成分表に記載された方法で予備油煤
前後の水分(Wo及びW)を測定し、計算式(W o 
−W)/ W o  X 100 (%)により算出し
たものである。
本発明は前述した通り、フライ食品の前処理において、
予め食品素材をそのまま減圧下で予備油煤することによ
り、調理後、クリスプな食感が得られ、食味、外観とも
に良好であるフライ食品の製造方法に存するもので、予
め食品素材の水分調整を行って調理加工を施させるもの
である。
すなわち、このようなフライ食品にあって、食味、食感
、品質を向上させるには、加工前における食品素材の水
分含量に依存するところ大であることが判明した。特に
50%以上の高水分を有する素材にあっては、予め減圧
下での予備油煤により脱水処理(水分調整)をしておけ
ば、食品に応じた良好な食味1食感を得ることができる
こととなった。従って、本発明方法ではこの水分減少率
が、素材の種類等により多少前後するが、既述のように
該素材が予備油煤前に有していた水分量の5〜50%に
設定される。
けだし、この範囲の下限値すなわち5%以下では、本油
煤後、食品素材の含有水分が外面へ滲み易く、また、上
限値すなわち50%以上の場合には、その食品素材が本
来有していた旨味、風味が消失して苦味が生じたり、更
には褐変成いは黒変が起きることがあるからである。
また、本発明のフライ食品の製造方法は、次の如き方法
により製造される。
食品素材(具材)として、畜肉類(鶏肉、豚肉等)の他
、いも類(馬鈴薯、里芋、長芋等)、有色野菜(人参、
南瓜、胡瓜等)、恭菜類(葱、茫藉草、パセリ等)、水
産物(鰯、烏賊、若鷺等)等広範のものを使用すること
がでる。油煤条件は、原料の種類、大きさ等で必ずしも
一定ではないが、何れも予備油煤前に大きさ、厚み、形
等を調整する必要がある。
例えば、鶏肉の場合にあっては、ブロック(30g/ピ
ース位の適当な分量)に分断した後、そのまま減圧下(
200部mHg)、100℃で6分間、予備油煤する。
予備油煤により低下せしめる水分量は、該食品素材が予
備油煤前に有していた水分量を基準として、畜肉類・水
産物においては5〜50%、有色野菜、藏菜類、果実類
においては25〜50%が適当である。かかる処理によ
り、本油煤後、時間が経過してもクリスプな食感が維持
されるフライ食品を得ることが可能となる。
次いで該予備油煤工程を経た食品素材は、その後、常法
通り、表面にころもを塗した後、高温の食用油で再度、
常圧下で油煤(本油煤)させることにより初めて喫食可
能状態となる。また、予備油煤された食品素材をそのま
ま箱詰して商品販売ルートに供しても良く、或いは予備
油煤された食品素材を衣液に浸漬させた後、表面に唐揚
げ粉等を塗したり、更には予備油煤された食品素材を衣
液に浸漬させた後に160〜180℃で油煤する等の調
理加工を施したものを冷凍させて流通過程に供しても構
わない。
以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明はも
とよりこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1) 手羽元(30〜40g程度)を減圧下で予備油煤(80
〜2701mHg、80〜140℃、2〜16分間)し
て、手羽元の水分を予備油煤前の10〜50%除去した
上で、バッターをつけ、唐揚げ粉を塗した後に凍結する
。しかる後、凍結した手羽元に再度、常圧下で油煤〔水
油fi)(160〜180℃、4〜6分間)処理を施し
て供試する。
〔実施例2〕 玉葱のせん切りを減圧下で予備油煤(80〜3oo薗H
g、80〜140℃、2〜8分間)して玉葱の水分を予
備油煤前の25〜46%除去し、下記配合で和えた後に
再度、常圧下で油煤〔本油煤)(160〜170℃、2
〜3分間)処理を施してかき揚げを作る。
天ぷら粉    80部 水         100部 卵           20部 食塩       2部 玉葱     100部 〔実施例3〕 烏賊の切り身(10〜15g)を減圧下で予備油ts(
60〜4801mlHg、80−160℃、2〜8分間
)して烏賊切り身の水分を16〜35%除去する。しか
る後、天ぷら粉100部、水150部の割合で作った衣
液に浸漬して再度、常圧下で油煤〔本油煤)(160〜
180℃、2〜4分間)処理を施し、供試する。
〔対照〕
実施例1〜3の何れについても、水分減少を目的とした
予備油煤を施さず、その後の処理法(本油煤の条件等)
は全く同一にした試験区を設け、対照区とした。
〔官能検査〕
何れの試験区でも、ころものクリスピー感の判定はフラ
イ(重油[)直後及びフライ(本油煤)2時間経過後に
それぞれ対照区と比較しながら官能検査(パネル数8名
)により判定した。
その結果は次の表のとおりであり、各試験区1〜6のも
のがクリスプな食感を有し、色相、風味的にも大変良好
で、対照区よりも優れていることが明らかである。
廿・・・・・・対照に比べてクリスプ 妊・・・・・・対照に比べてクリスプ 廿・・・・・・対照に比べてクリスプ (発明の効果) 本発明はフライ食品の前処理において、食品素材を減圧
下で予備油煤することにより、該食品素材の種類に応じ
該食品素材が予備油煤前に有していた水分量の5〜50
%を減少させたことによって、調理後、食品素材の含有
水分が外面へ滲み出て表面がべたついてしまうといった
従来の問題点を解消でき、フライ食品にあってクリスプ
な食感が得られ、食味、外観ともに良好であるフライ食
品を提供できることとなった。
このように本発明は、特に食品素材が高水分で両塔えの
弱い製品を適当な硬さに変えたり、時にはクリスピー感
を出す食品に好適である。例えば、野菜の脱水、惣菜或
いは畜肉製品等の食感改良に応用できるもので、本発明
を実施することはその実益的価値が甚だ大なるものがあ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フライ食品の前処理において、食品素材を減圧下
    で予備油■することにより、該食品素材の種類に応じ該
    食品素材が予備油■前に有していた水分量の5〜50%
    を減少させることを特徴とするフライ食品の製造方法。
  2. (2)前記予備油■を500mmHg以下の減圧下で行
    うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフライ
    食品の製造方法。
  3. (3)前記フライ食品の素材として、予備油■前の水分
    が50%以上の食品素材を用いることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載のフライ食品の製造方
    法。
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Cited By (3)

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US6692202B2 (en) 2001-04-25 2004-02-17 Fanuc Limited Spindle protective structure in spindle-through coolant feeder
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