JP2008109905A - フライ製品製造方法及び真空フライヤー - Google Patents
フライ製品製造方法及び真空フライヤー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008109905A JP2008109905A JP2006295967A JP2006295967A JP2008109905A JP 2008109905 A JP2008109905 A JP 2008109905A JP 2006295967 A JP2006295967 A JP 2006295967A JP 2006295967 A JP2006295967 A JP 2006295967A JP 2008109905 A JP2008109905 A JP 2008109905A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- frying
- level
- fly
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明は、素材からフライ製品を真空フライヤー(1)で製造する方法等に関し、素材を、真空フライヤー(1)の油面(L)の下に沈めた油中状態で攪拌する第1のフライ工程と、素材を油中状態で攪拌することと、素材を油面(L)付近に浮かせた油面状態で攪拌することとを、交互に第1の周期で繰返す第2のフライ工程と、素材を油中状態で攪拌することと、素材を油面状態で攪拌することとを、油中状態における時間が油面状態における時間と同じ又はそれよりも短くなるように、交互に第1の周期よりも短い第2の周期で繰返す第3のフライ工程とを有する。
【選択図】図1
Description
また、従来の方法では、フライ製品を製造するのに必要な油量を減らす余地があった。
また、本発明の第2の目的は、フライ製品を製造するのに必要な油量を減らすことができるフライ製品製造方法及び真空フライヤーを提供することにある。
また、本発明のフライ製品製造方法において、好ましくは、第2のフライ工程の第1の周期中の油面状態の時間と、第3のフライ工程の第2の周期中の油面状態の時間が同じである。
また、本発明のフライ製品製造方法において、好ましくは、素材がタマネギである。
また、本発明のフライ製品製造方法及び真空フライヤーにより、フライ製品を製造するのに必要な油量を減らすことができる。
フライかご8が油面位置8bにあるとき、タマネギ片は、油面L付近に浮いた状態になり、油からタマネギ片への伝熱効率が、油中状態にあるときより低下する。それにより、タマネギ片の表面の加熱が抑制され、表面の焦げの進行を抑制する一方、タマネギ片の表面付近の熱が内部に移動し、素材の内部では、引き続き、加熱が行われる。その結果、タマネギ片の中央部の水分が切断面に向かって移動する。フライかご8が回転しているので、油面L付近に重なって浮いているタマネギ片はかき混ぜられ、各タマネギ片への伝熱効率は均一になる。
フライかご8に入れるタマネギ片の量を2000gとした。タマネギ片の含有水分は、75%であった。フライ容器2内の油温を80℃とし、フライ容器内の圧力を約10kPa(絶対圧力)とした。
フライかご8の回転は、第1のフライ工程、第2のフライ工程、第3のフライ工程にわたって、右回転10秒、回転停止時間5秒、左回転10秒、回転停止時間5秒を繰り返し行った。
まず、第1のフライ工程を5分行った。即ち、油中状態の攪拌を連続して5分行った。第1のフライ工程終了後、タマネギの含有水分は、60%になった。
次いで、第2のフライ工程を18分行った。第1の周期を60秒とし、油中時間を50秒とし、油面時間10秒とした。第2のフライ工程終了後、タマネギ片の含有水分は、20%になった。
次いで、第3のフライ工程を2分行い、第2の周期を20秒とし、油中時間を10秒とし、油面時間10秒とした。第3のフライ工程終了後、タマネギ片の含有水分は、1.5%になった。
最後に、遠心分離機によって14Gで30秒脱油した。
なお、タマネギ片の含有水分は、サンプルを抽出し、105℃で3時間、恒量になるまで乾燥を繰返した後の重量と、乾燥前の重量とから計算した。
2 フライ容器
6 ヒーター
8 フライかご
8a 油中位置
8b 油面位置
50 真空フライヤー
50a 上流側
50b 下流側
54 油槽
56 搬送コンベヤ
62c 下側ネットコンベヤベルト
64c 上側ネットコンベヤベルト
74 第1のフライ工程部
76 第2のフライ工程部
78 第3のフライ工程部
L0 油面レベル
L1 油面よりも上のレベル
L2 油面よりも下のレベル
L3 油面のすぐ下のレベル
P1 第1のピッチ
P2 第2のピッチ
Claims (8)
- 素材からフライ製品を真空フライヤーで製造する方法であって、
素材を、真空フライヤーの油面の下に沈めた油中状態でフライする第1のフライ工程と、
前記第1のフライ工程後、素材を油中状態でフライすることと、素材を油面付近に浮かせた油面状態でフライすることとを、交互に第1の周期で繰返す第2のフライ工程と、
前記第2のフライ工程後、素材を油中状態でフライすることと、素材を油面状態でフライすること又は素材を油面よりも上の空中位置に持上げることとを、油中状態における時間が油面状態又は空中位置における時間と同じ又はそれよりも短くなるように、交互に前記第1の周期よりも短い第2の周期で繰返す第3のフライ工程と、を有することを特徴とする方法。 - 素材を前記油中状態でフライするとき及び前記油面状態でフライするとき、素材を攪拌することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 素材の含有水分が40〜95%のときに前記第1のフライ工程から前記第2のフライ工程に移行することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
- 素材の含有水分が5〜40%のときに前記第2のフライ工程から前記第3のフライ工程に移行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記第2のフライ工程の第1の周期中の油面状態の時間と、前記第3のフライ工程の第2の周期中の油面状態の時間が同じであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 素材がタマネギであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
- 天面及び底面を有するフライかごを備えた真空フライヤーであって、
フライかごを真空フライヤーの油面の下に沈めた油中状態で回転させる第1のフライ工程と、
前記第1のフライ工程後、フライかごを油中状態で回転させることと、フライかごの天面が油面よりも上に位置し且つその底面が油面よりも下に位置した油面状態でフライかごを回転させることとを、交互に第1の周期で繰返す第2のフライ工程と、
前記第2のフライ工程後、フライかごを油中状態で回転させることと、フライかごを油面状態で回転させること又はフライかごを油面よりも上の空中位置に持上げることとを、油中状態における時間が油面状態又は空中位置における時間と同じ又はそれよりも短くなるように、交互に前記第1の周期よりも短い第2の周期で繰返す第3のフライ工程と、を順番に行うように自動制御されることを特徴とする真空フライヤー。 - 真空室内に配置される真空フライヤーであって、
上流側から下流側に延びる油槽と、
フライすべき素材を前記油槽内で上流側から下流側に搬送する搬送コンベヤと、を有し、
前記搬送コンベヤは、互いに対向する上側ネットコンベヤベルトと下側ネットコンベヤベルトと、を有し、前記素材は、前記上側ネットコンベヤベルトと前記下側ネットコンベヤベルトとの間に位置しながら搬送され、
前記上側ネットコンベヤベルトは、前記油槽内の油面よりも下のレベルを走行する第1のフライ工程部と、前記第1のフライ工程部の下流において、油面よりも下のレベルを走行することと、油面よりも上のレベルを走行することとを、交互に第1のピッチで繰返す第2のフライ工程部と、前記第2のフライ工程部の下流において、油面よりも下のレベルを走行することと、油面よりも上のレベルを走行することとを、油面よりも下のレベルを走行する距離が油面よりも上のレベルを走行する距離と同じ又はそれよりも短くなるように、交互に前記第1のピッチよりも短い第2のピッチで繰返す第3のフライ工程部と、を有することを特徴とする真空フライヤー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006295967A JP4925788B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | フライ製品製造方法及び真空フライヤー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006295967A JP4925788B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | フライ製品製造方法及び真空フライヤー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008109905A true JP2008109905A (ja) | 2008-05-15 |
JP4925788B2 JP4925788B2 (ja) | 2012-05-09 |
Family
ID=39442798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006295967A Active JP4925788B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | フライ製品製造方法及び真空フライヤー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4925788B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011167155A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Calbee Foods Co Ltd | フライ製品の製造方法 |
TWI386180B (zh) * | 2010-03-22 | 2013-02-21 | Chin Ying Fa Mechanical Ind Co | Vacuum frying equipment and the implementation of the equipment frying process |
JP6114864B1 (ja) * | 2016-08-10 | 2017-04-12 | 日本ハム株式会社 | 乾燥食肉製品の製造方法 |
JP6150362B1 (ja) * | 2016-12-08 | 2017-06-21 | フーズテック有限会社 | フライヤ装置 |
CN107411576A (zh) * | 2017-06-14 | 2017-12-01 | 广西金茂生物化工有限公司 | 无烟烧烤炉 |
JP2018057295A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | ヱスビー食品株式会社 | 唐辛子からなる乾燥食品の製造方法 |
WO2018225859A1 (ja) * | 2017-06-08 | 2018-12-13 | 株式会社ニチレイフーズ | フライヤーおよび該フライヤーを用いた油ちょう食品の製造方法 |
CN109090167A (zh) * | 2018-09-17 | 2018-12-28 | 全氏食品机械(上海)有限公司 | 料篮升降脱油总成、真空油炸罐以及真空油炸设备 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61170416A (ja) * | 1985-01-24 | 1986-08-01 | 佐久間 健司 | 真空フライヤ−装置 |
JPS62224324A (ja) * | 1986-03-25 | 1987-10-02 | 株式会社 モミの木 | 減圧フライ装置 |
JPH01132342A (ja) * | 1987-11-17 | 1989-05-24 | Showa Sangyo Co Ltd | フライ食品の製造方法 |
JPH03112524A (ja) * | 1989-09-27 | 1991-05-14 | Mihama Seisakusho:Kk | 油槽内の回転運動を利用してフライ食品を製作する方法及装置 |
JP2003250709A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-09 | Harumonia:Kk | フライ調理用補助装置、フライ調理装置及びフライ調理方法 |
-
2006
- 2006-10-31 JP JP2006295967A patent/JP4925788B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61170416A (ja) * | 1985-01-24 | 1986-08-01 | 佐久間 健司 | 真空フライヤ−装置 |
JPS62224324A (ja) * | 1986-03-25 | 1987-10-02 | 株式会社 モミの木 | 減圧フライ装置 |
JPH01132342A (ja) * | 1987-11-17 | 1989-05-24 | Showa Sangyo Co Ltd | フライ食品の製造方法 |
JPH03112524A (ja) * | 1989-09-27 | 1991-05-14 | Mihama Seisakusho:Kk | 油槽内の回転運動を利用してフライ食品を製作する方法及装置 |
JP2003250709A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-09 | Harumonia:Kk | フライ調理用補助装置、フライ調理装置及びフライ調理方法 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011167155A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Calbee Foods Co Ltd | フライ製品の製造方法 |
TWI386180B (zh) * | 2010-03-22 | 2013-02-21 | Chin Ying Fa Mechanical Ind Co | Vacuum frying equipment and the implementation of the equipment frying process |
JP6114864B1 (ja) * | 2016-08-10 | 2017-04-12 | 日本ハム株式会社 | 乾燥食肉製品の製造方法 |
JP2018023320A (ja) * | 2016-08-10 | 2018-02-15 | 日本ハム株式会社 | 乾燥食肉製品の製造方法 |
JP2018057295A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | ヱスビー食品株式会社 | 唐辛子からなる乾燥食品の製造方法 |
JP6150362B1 (ja) * | 2016-12-08 | 2017-06-21 | フーズテック有限会社 | フライヤ装置 |
US10244896B2 (en) | 2016-12-08 | 2019-04-02 | Foods Tec Ltd. | Frying machine |
WO2018225859A1 (ja) * | 2017-06-08 | 2018-12-13 | 株式会社ニチレイフーズ | フライヤーおよび該フライヤーを用いた油ちょう食品の製造方法 |
CN107411576A (zh) * | 2017-06-14 | 2017-12-01 | 广西金茂生物化工有限公司 | 无烟烧烤炉 |
CN107411576B (zh) * | 2017-06-14 | 2023-08-22 | 广西金茂生物化工有限公司 | 无烟烧烤炉 |
CN109090167A (zh) * | 2018-09-17 | 2018-12-28 | 全氏食品机械(上海)有限公司 | 料篮升降脱油总成、真空油炸罐以及真空油炸设备 |
CN109090167B (zh) * | 2018-09-17 | 2024-02-13 | 全氏食品机械(上海)有限公司 | 料篮升降脱油总成、真空油炸罐以及真空油炸设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4925788B2 (ja) | 2012-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4925788B2 (ja) | フライ製品製造方法及び真空フライヤー | |
TWI563955B (zh) | 自動油炸機 | |
JP5413878B2 (ja) | フライヤー装置 | |
US3436229A (en) | Method of cooking potato chips to increase fluffiness and prevent browning | |
JP6041684B2 (ja) | 食品のフライ処理方法及び処理装置 | |
CN109006897B (zh) | 一种自动油条机 | |
FR2477377A1 (fr) | Pate culinaire, procede et moyens pour sa preparation et sa cuisson | |
KR101987765B1 (ko) | 김 튀김 제조장치 | |
CN109006895B (zh) | 一种油条机的仿生揉面装置 | |
DK2286700T3 (en) | DEVICE AND METHOD FOR HEATING food | |
KR101573291B1 (ko) | 누룽지 제조 장치 | |
KR102038148B1 (ko) | 제빵트레이의 클리닝장치 | |
JP4577855B2 (ja) | 焼菓子の製造方法 | |
CN107348451B (zh) | 一种油炸花生装置 | |
JP6116008B2 (ja) | 濾過機能付きフライヤー装置 | |
JPS58183048A (ja) | 減圧下において、脱油されたフライ体を連続的に製造する方法、およびその装置 | |
US20100247727A1 (en) | System and Method for Cooking a Food Product | |
JP5366049B2 (ja) | 型焼き菓子の自動製造装置 | |
CN106818963B (zh) | 一种全自动炸油条机 | |
JP6171176B2 (ja) | キャビテーション防止機能付きフライヤー装置 | |
US2174556A (en) | Cooking apparatus | |
CN207519509U (zh) | 一种带有限位装置的麻花油炸机 | |
JP2017217166A (ja) | フライヤーの搬送装置、及び、フライヤー | |
EP2820960B1 (en) | Deep fryer | |
CN206879935U (zh) | 链式自动烤串机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111031 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120130 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120207 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4925788 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |