JPH01131925A - プログラムパッチ方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 計算機の実行形式プログラムのバンチ方式に関し、 元のプログラム及び修正内容を保存しながら、かつ容易
にプログラム修正を行うことができるパッチ方式を提供
することを目的とし、 ローダによって外部記憶装置から主記憶装置にロードさ
れて実行されるプログラムのパッチ方式において、該プ
ログラムに付加され、該プログラムへの制御情報を記憶
する制御領域と、入力された修正用データに基いて、プ
ログラムの修正及び起動を行うように構成した修正プロ
グラムとローダに該修正プログラムの起動を指令する指
令情報とを編集して外部記憶装置上で前記制御領域に格
納する編集手段とを設け、前記プログラムと共に制御領
域がロードされたとき前記修正プログラムによってプロ
グラムを修正するように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、計算機の実行形式プログラムのパッチ（応急
修正）方式に関する。

近年、計算機システムにおいて、プログラムの大容量化
に付随して発生するバグ（プログラム誤り）の修正、及
び機能、性能強化に伴うプログラムの追加、変更など、
プログラムの応急修正を必要とする機会は益々、増加し
ている。ユーザ毎に修正内容及び修正適用の進行度が異
ならざるを得ない現状において、誤りなくプログラム修
正するためには、元のプログラム及び前回の変更内容を
踏まえて新しい修正を行うことが極めて重要となる。従
って、修正が容易であると共に、元のプログラム及び適
用された修正が把握できるプログラムパンチ方式が望ま
れている。

〔従来の技術〕

従来のプログラムパンチ方法は通常、実行形式プログラ
ムのアセンブルリストを基にプログラムの相対アドレス
を求め、修正プログラム名、修正個所（相対アドレス）
、及び修正データ（機械語）を指定することにより、ユ
ーティリティプログラムが、対象プログラムが格納され
ているファイル等の外部記憶装置上で直接、プログラム
に修正を施していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のように従来方法によると、プログラムを外部記憶
装置上で直接、書直すことによって修正を行うので、元
のプログラム及び適用された修正内容を判別することは
不可能となり、前回誤った修正を施した場合など、新し
い修正の適用が容易でなく、プログラムの保守性が悪く
なるという問題点があった。

本発明は、元のプログラム及び修正内容を保存しながら
、かつ容易にプログラム修正を行うことができるプログ
ラムバッチ方式を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理ブロック図を示す。

図において、 １はローダ６によって外部記憶装置８から主記憶装置７
にロードされて実行されるプログラム、２はプログラム
ｌに付加され、プログラムｌへの制御情報を記憶する制
御領域、 ４はプログラム１の修正及び起動を行うように構成した
修正プログラム、 ５はローダ６に修正プログラム４の起動を指令する指令
情報、 ３は人力された修正用データに基いて修正プログラム４
と指令情報５とを編集して外部記憶装置８上で制御領域
２に格納する編集手段である。

従って、プログラムｌと共に制御領域２がロードされた
とき修正プログラム４によってプログラム１を修正する
ように構成されている。

〔作用〕

本発明によれば、編集手段３は入力された修正用データ
に基いて修正プログラム４及び指令情報５を編集して外
部記憶装置８上で制御領域２に格納し、ロード終了時に
指令情報５によって起動された修正プログラム４は主記
憶装置７にロードさ〔実施例〕 以下、本発明の実施例を第２図及び第３図を参照して説
明する。全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。第
２図で第１図に対応するものは一点鎖線で囲んである。

第２図において、 図（ａ）は、外部記憶装置上における、又は主記憶装置
にロードされた、修正前のプログラムの配置を示す。（
図（ｂ）及び（Ｃ１の対応する領域は同じ領域を示す。

） プログラム領域１２は、先頭アドレスをａ＋ｎとする実
行形式プログラム１ａが格納される領域である。

データ領域１３は、データの記憶、作業域等に使用され
る。

制御情報領域１０は、外部記憶装置から主記憶装置にプ
ログラムを読込ませるローダ６ａに対する制御情報を記
憶する領域であって、ローダ６ａはプログラム１ａのロ
ード終了時にバッチを要求するフラグＰのオン／オフに
従って、夫々、後述する修正用領域１１のアドレスａ１
又はａ　（現命令アドレス＋ｎなる相対位置に分岐する
命令：ＪＭＰ　　＊＋ｎが格納されている）に制御を渡
す。

修正用領域１１は、プログラム１ａを変更する修正プロ
グラム４ａが書かれる。

従って、未修正プログラム１ａのロード終了時、ローダ
６ａによって修正用領域１１の先頭アドレスａに制御が
渡され、分岐命令（Ｊ　Ｍ　Ｐ　　＊　＋　ｎ　）によ
ってプログラム領域１２の先頭アドレスａ＋ｎに分岐し
てプログラム１ａが実行される。

第２図（ｂｌは、後述する編集プログラム３ａの作用及
び修正プログラム４ａの動作を示す。

編集プログラム３ａは、プログラムをパ・ノチするとき
に起動され、図示するような編集画面を表示し、修正を
施す相対アドレスｂ、ｃ及び変更データｂ′及びＣ′か
ら成る修正用データが操作入力されたとき、修正プログ
ラム４ａを編集して外部記憶装置上で修正用領域１１の
アドレスａ１から始まる領域に格納し、制御情報領域１
０にパ・７チ要求フラグＰをセットする。ここで、例え
ば移動命令（ＭＶ　　ｂ、ｂ’）はデータｂ′をアドレ
スｂから始まる領域に格納し、分岐命令（ＪＭＰ　　’
ｌ’−ｍ）は現命令アドレス−ｍ（ｍは修正プログラム
４ａが占める語数）なる相対位置、即ちアドレスａへ分
岐する命令である。

第２図（Ｃ）は、主記憶装置にロードされ、プログラム
領域１２が修正された（斜線で示す）後の配置を示す。

第３図のフローチャートによって本発明の詳細な説明す
ると、 ■プログラム１ａの修正の必要が発生した時、編集プロ
グラム３ａを起動する。

■編集プログラム３ａは第２図（ｂｌに示す編集画面を
表示し、修正用データ（アドレス及び変更データ）を入
力する。

■修正用データに基いて、移動及び分岐命令から成る修
正プログラム４ａを編集して修正用領域１１に格納する
。

■制御情報領域１０のフラグＰをセットする。

■ローダ６ａは外部記憶装置からプログラム１ａを主記
憶装置にロードする。

■ロード終了時、フラグＰがＯのときローダ６ａはアド
レスａに制御を渡し、プログラム１ａは、修正されるこ
とな（、先頭アドレスａ＋ｎから実行される。

■フラグＰが１のときローダ６ａはアドレスａ１に制御
を渡す。

■アドレスａ１に格納された修正プログラム４ａは、プ
ログラム領域１２を書き換えることによってプログラム
ｌａを修正してプログラム１ｂとし、最後に分岐命令に
よりアドレスａに制御を渡す。

■アドレスａに格納された分岐命令によってプログラム
領域１２の先頭アドレスａ＋Ｈに分岐し、自動的に修正
されたプログラム１ｂが実行される。

従って、外部記憶装置上では制御情報領域１０及び修正
用領域１１のみが変更されるので、元のプログラム１ａ
は修正されることなく保存され、また修正内容は修正プ
ログラム４ａとして保存される。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、編集プログラム３
ａは、外部記憶装置上で修正用領域１１に修正プログラ
ム４ａを格納し、修正プログラム４ａは、ローダ６ａに
よって主記憶装置上にロードされたプログラム１ａに対
して修正を行うので、元のプログラムｌａを変更するこ
となく、また修正用領域１１によって変更内容が把握で
き、プログラムの保守性が向上するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図、 第２図は本発明の実施例を示すブロック図、第３図は本
発明の実施例のフローチャートである。 図において、 １　、ｌａ、　ｌｂはプログラム、 ２は制御領域、 ３は編集手段、　　　　３ａは編集プログラム、４．４
ａは修正プログラム、 ５は指令情報、　　　　　Ｐはパッチ要求フラグ、６．
６ａはローダ、 ７は主記憶装置、　　　８は外部記憶装置、１０は制御
情報領域、　　１１は修正用領域、１２はプログラム領
域、　１３はデータ領域を示す。 ±Ｌ１ 七ト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ローダ（６）によって外部記憶装置（８）から主記憶装
   置（７）にロードされて実行されるプログラム（１）の
   パッチ方式において、 該プログラム（１）に付加され、該プログラム（１）へ
   の制御情報を記憶する制御領域（２）と、入力された修
   正用データに基いて、プログラム（１）の修正及び起動
   を行うように構成した修正プログラム（４）とローダ（
   ６）に該修正プログラム（４）の起動を指令する指令情
   報（５）とを編集して外部記憶装置（８）上で前記制御
   領域（２）に格納する編集手段（３）とを設け、前記プ
   ログラム（１）と共に制御領域（２）がロードされたと
   き前記修正プログラム（４）によってプログラム（１）
   を修正することを特徴とするプログラムパッチ方式。