JPH01131476A - アクティブソーナー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はアクティブソーナー装置に係り、特に異なる探
信レンジの表示技術に間する。

（従来の技術） 周知のように、アクティブソーナー装置は、送受波器を
備え、この送受波器からパルス状音波を海中に送波し、
海中の目標物等で反射された音波を送受波器で受波して
電気信号へ変換し、それに信号処理を施して目標物等を
表示画面上に描画する装置である。また、探信レンジに
ついても近距離レンジと遠距離レンジを備えるもの、あ
るいはこれに中距離レンジを加えたもの等があり、さら
に探信レンジの切り換えを手動で行うものと自動的に行
えるもの等、各種のものが知られている。

本発明が対象とするアクティブソーナー装置は探信レン
ジの切り換えを自動的に行えるものであって、その送受
波動作は例えば第３図（ａ）に示す如くに行われ、また
表示動作は第３図（ｂ　）（ｃ　）（ｄ）に示す如くに
なっている。即ち、第３図（ａ）において、ｔｏ乃至ｔ
３はそれぞれ送波タイミングであって、この送波タイミ
ングから一定期間の開音波が送波される。そして、１．
〜１゜の区間、ｔ１〜ｔ２の区間、ｔ２〜ｔ３の区間が
それぞれ探信レンジであり、例えば区間ｔ。〜ｔ１と同
１１−１．は近距離探信レンジ、区間ｔ２〜ｔ、が遠距
離探信レンジである。このように、近距離探信レンジと
遠距離探信レンジを自動的に切り換える装置では、近距
離探信レンジは所定回数連続的に設定され、その後に遠
距離探信レンジが１回宛設定され、これが繰り返される
ようになっている。これは、同一の方位角度範囲内にお
いて近距離にある物体の移動速度の方が遠距離にある物
体の移動速度よりも大きく、また自動車の運転において
経験するように近距離にある物体に対する注意集中頻度
を高くすべきであることに基づく処置である。

そして、第３図（ａ）に示す如く、１送波期間の終了時
点から次の送波期１間の開始時点く即ち、送波タイミン
グ）までの期間Ｔ１乃至Ｔ３に反射波が受波されるが、
表示画面の掃引始点は送波タイミングと同期しているの
で、表示映像は第３図（ｂ　）（ｃ　）（ｄ　）に示す
如く各受波期間毎に全面的に更新するようになっている
。

一方、前述したように、１つの表示画面に近距離探信表
示と遠距離探信表示を切り換えて行う場合、一方の表示
中は他方が表示されないのは不都合であるとして、１表
示画面を２分割し、あるいは２台の表示装置を用いて、
一方を遠距離探信表示用（第４図（ｂ））、他方を近距
離探信表示用（第４図（Ｃ））としたものが知られてい
る。この方式においては、遠距離探信レンジの区間ｔ。

〜ｔｌ（第４図（ａ））では近距離探信表示は停止とな
り、また近距離探信レンジの区間１．〜ｔ２．同ｔ２〜
ｊ３＋同ｔ３〜ｔ４では遠距離探信表示は停止となる。

この停止期間は停止直前の状態が継続表示される。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前述した従来のアクテイブソーナー装置
にあっては、近距離探信レンジと遠距離探信レンジを時
系列的に設定する方式であるから、遠距離探信の場合に
はその期間近距離探信ができず近距離に対する捜索の度
合が低下する。このことは、遠距離の捜索についても同
様であって、遠距離および近距離の捜索レートを低下さ
せ、最悪の場合には目標を探知できない事態を招来する
という問題点がある。

本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、送波パルス状音波の周波数を探信レン
ジごとに異なるようにすることによって、全ての探信レ
ンジにおける捜索レートの向上を図ることができるアク
テイブソーナー装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するために、本発明のアクテイブソーナ
ー装置は次の如き構成を有する。

即ち、本発明のアクテイブソーナー装置は、送波タイミ
ングを規定するタイミング信号を発生する送波タイミン
グ回路と；　前記タイミング信号に応答して１周波数の
送信信号を規定時間内に、または互いに周波数が異なる
２以上の送信信号を時系列的にかつそれぞれ規定時間内
に発生する発振器と；　前記発振器の出力を増幅しそれ
を送受波器の送波駆動信号とする送信機と；　前記送受
波器が受波出力する受信信号を受けて、前記発振器が発
生する複数の送信信号それぞれの周波数に対応した受信
帯域でもって信号処理をし表示用信号を形成する複数の
受信機と；　を備えたことを特徴とするものである。

（作　用） 次に、前記の如く構成される本発明のアクテイブソーナ
ー装置の作用を説明する。

例えば、当該アクテイブソーナー装置が近距離探信と遠
距離探信を行うものである場合、発振器は各送波タイミ
ング毎に周波数ｆ１の送信信号を近距離探信用として発
生する一方、送波タイミングの複数個毎に周波数ｆ　ｚ
（ｆ　２＃ｆ　ｔ）の送信信号を遠距離探信用として前
記周波数ｆ１の送信信号と時系列的な関係をもって発生
する。その結果、送受波器からは近距離探信用パルス状
音波が所定の周期で繰り返し送波されるとともに、この
周期よりも長い周期でもって遠距離探信用パルス状音波
が繰り返し送波される。

そして、送受波器が受波出力する受信信号は周波数ｆ！
のものと周波数ｆ２のものを含むがら、周波数ｆ１の受
信帯域を備える近距離探信用受信機と周波数ｆ２の受信
帯域を備える遠距離探信用受信機をそれぞれ設け、近距
離探信表示用信号と遠距離探信表示用信号をそれぞれ独
立に取得する、つまりそれぞれ独立に相互関連なく表示
できるようにするのである。この場合の表示態様は１つ
の表示画面を２分割する場合、あるいは２台の表示装置
を用いる場合が考えられる。

斯くして、近距離探信表示と遠距離探信表示は同時並行
的になし得ることとなり、いずれの探信レンジにおいて
も捜索レートが向上し、目標を見失う等の事態の回避が
可能となる。

以上は近距離と遠距離の場合で２周波を用いる場合であ
るが、探信レンジの個数と送波周波数の個数は必ずしも
一致するものでない。例えば近距離探信で１周波を使用
し、遠距離探信で２周波を使用する（この場合には送波
タイミングは当然に異なる）等、各種の形態が考えられ
る。

（実　施　例） 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例に係るアクティブソーナー装
置を示す。第１図において、１は送波タイミング回路、
２は発振器、３は送信機、４．５は受信機、６はゲート
回路である。

送波タイミング回路１は、例えば第２図（ａ）に示す如
く、時点ｔ。乃至同ｔ７の各送波タイミングにおいてタ
イミング信号を発生し、これらは発振器２へ供給される
。なお、時点１．〜同ｔ２の区間、時点ｔ２〜同ｔ３の
区間、時点ｔ３〜同ｔ４の区間、時点ｔ４〜同ｔ５の区
間、時点ｔ６〜同１．の区間、・・・等は等間隔の近距
離探信レンジであって、遠距離探信レンジは時点ｔｏか
ら同ｔ５までの区間として例示する如く近距離探信レン
ジの複数個からなる。つまり、時点ｔ。と同ｔ５は遠距
離探信のための送波タイミングであるが、この送波タイ
ミングは近距離探信のための送波タイミングである時点
ｔｌｎ同ｔ６と時系列に相前後した関係となっている０
図示例では遠距離探信のための送波タイミングが先にな
っている。

発振器２は、時点ｔ。（ｔ５）から一定期間内周波数ｆ
２の送信信号（遠距離探信用である）を発生し、引き続
いて時点ｔ　ｌ（ｔ　ｓ）から一定期間内周波数ｆ、の
送信信号（近距離探信用である）を発生し、それらを送
信機３へ送出する。そして、時点ｔ２．同ｔ３＋同ｔ４
等から一定期間内周波数ｆ１の送信信号を発生し、順次
送信機３へ送出する。

送信機３は、発振器２の出力を電力増幅しそれを送波駆
動信号として図外の送受波器へ送出する。

その結果、周波数ｆ１と同ｆ２のパルス状音波がそれぞ
れ海中へ送波される。第２図（ａ）中の（イ）は近距離
探信レンジの受波期間であり、遠距離探信レンジの受波
期間は時点ｔ１から時点ｔ５までの区間ということにな
る。そして、遠距離探信レンジの受波期間では近距離探
信レンジの送波期間が４個存在することが第２図（ａ）
では示されている。送受波器の受波出力する受信信号は
受信機４．同５へ並列的に入力する。

受信機４は、受信帯域が周波数ｆ２を中心とするものか
らなり、周波数ｆ２の受信信号について信号処理をしゲ
ート回路６へ出力する。ゲート回路６では、送波タイミ
ング回路１から時点ｔＩ、同ｊ２＋同ｊ３＋同ｔ４等の
タイミング信号入力を受けてこれらのタイミングからの
一定期間（即ち近距離探信レンジの送波期間）受信機４
の出力である遠距離表示用信号をゲートし、その期間内
は映像表示の輝度を下げることを行う、その結果、遠距
離用の表示は第２図（ｂ）に示す如くになる。

同図中破線は低輝度表示である部分を示しており、この
部分は近距離探信レンジの送波期間に対応している。つ
まり、近距離探信レンジと遠距離探信レンジとは、周波
数はそれぞれ異なるが、パルス状に送波されるため、近
距離探信レンジの送波期間では受信機４の出力に干渉成
分が含まれこのままではその期間映像表示が高輝度とな
り捜索の妨げとなるのである。

一方、受信機５は、受信帯域が周波数ｆ１を中心とする
ものからなり、周波数ｆ、の受信信号について信号処理
を行い、近距離表示用信号を形成する、その結果、近距
離用の表示は第２図（ｃ）に示す如くになる。なお、表
示装置については良く知られているのでその説明を省略
する。

（発明の効果） 以上詳述したように、本発明のアクティブソーナー装置
によれば、送波パルス状音波の周波数を探信レンジごと
に異なるようにし、かつ受信処理も周波数ごとに独立し
て行うようにしたので、全ての探信レンジにおける表示
を同時並行的になし得、各探信レンジの捜索レートを向
上させることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るアクテイブソーナー装
置の構成ブロック図、第２図は本実施例装置の送受波動
作のタイムチャートおよび表示例を示す図、第３図およ
び第４図は従来装置の送受波動作のタイムチャートおよ
び表示例を示す図である。 １・・・・・・送波タイミング回路、　２・・・・・・
発振器、３・・・・・・送信機、　４．５・・・・・・
受信機、　６・・・・・・グー１−回路。 代理人　弁理士　　八　幡　　義　博 本把所のアクカブソーた安置／）＃）へ例第　ｌ　図 ｔｏ　−＋ｊ、−−−［９ブイミング、　　　Ｔ１−Ｔ
ａ−−−−ＰＩ、Ｉ−間送受浪りイＡナイート （ａ） （ｂ）　　　　　　　　　　　　　（ｃ）　　　　　　
　　　　　　　（ｄ）Ｌ来０アクに１ソーカー菫ｌの送
受波動作＆牲な爪捌甥も　３　　図 送受流り４Ａケズート （ａ） （ｂ）　　　　　　　　　　　　　　（Ｃ）本兇咽０ア
７ティプソーナー羨玉め送受液動作核表丞捌察　２　剥

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 送波タイミングを規定するタイミング信号を発生する送
   波タイミング回路と；前記タイミング信号に応答して１
   周波数の送信信号を規定時間内に、または互いに周波数
   が異なる２以上の送信信号を時系列的にかつそれぞれ規
   定時間内に発生する発振器と；前記発振器の出力を増幅
   しそれを送受波器の送波駆動信号とする送信機と；前記
   送受波器が受波出力する受信信号を受けて、前記発振器
   が発生する複数の送信信号それぞれの周波数に対応した
   受信帯域でもって信号処理をし表示用信号を形成する複
   数の受信機と；を備えたことを特徴とするアクティブソ
   ーナー装置。