JP2897493B2 - アクティブソーナー装置 - Google Patents

アクティブソーナー装置

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JP2897493B2
JP2897493B2 JP27841491A JP27841491A JP2897493B2 JP 2897493 B2 JP2897493 B2 JP 2897493B2 JP 27841491 A JP27841491 A JP 27841491A JP 27841491 A JP27841491 A JP 27841491A JP 2897493 B2 JP2897493 B2 JP 2897493B2
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聡明 大高
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Nippon Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソーナー装置に関し、
特に複数周波数による送受信と掃引表示とを行なうアク
ティブソーナー装置に関するものである。
【0002】アクティブソーナー装置は音波源を有し、
送信器から水中に発射された音波が、目標物に反射して
受信器に到達するまでの、往復の時間を計測することに
よって、目標物までの距離を測定するものである。
【0003】このようなアクティブソーナー装置におい
ては、目標物に対する単位時間当たりの捜索回数を増加
することによって、目標探知までの時間を短縮できるよ
うにすることが求められている。
【0004】
【従来の技術】アクティブソーナー装置における、従来
のアクティブ表示方式としては、方位角θをx軸に、距
離Rをy軸に、反射強度Iを輝点の輝きで表すBスコー
プ表示や、方位角θと距離Rを極座標で表し、反射強度
Iを輝点の輝きで表すPPI表示等があるが、いずれの
場合でも、掃引ごとに表示を更新するようにしている。
【0005】これらの場合、掃引は、送信開始時点を距
離0として、音波の水中往復伝播速度(音速をcとした
とき、c/2)に比例した時間ごとに、距離の増加方向
に表示距離まで表示を更新してゆくよう行なわれる。
【0006】図4は、従来のアクティブソーナー装置に
おける送受信のタイミングを示したものであって、単一
の周波数f1 で送受信を行なうようになっており、1送
受信周期Tの間に、送信と掃引とがそれぞれ1回ずつ行
なわれる。
【0007】図5は、従来のアクティブソーナー装置の
表示制御部の構成を示したものである。また図6は、図
5の構成における動作タイミングチャートを示したもの
である。
【0008】1周期カウンタ1によって、送受信周期T
ごとにトリガパルスを発生し、これを送信タイミング発
生部2に入力することによって、送信区間信号24を発
生する。基準タイミング発生部4は、オペレータが選択
した表示距離と音速とから定まる掃引の基準となる掃引
基準パルス25を発生する。掃引カウンタ3は、掃引区
間信号24の立ち下がりを検出したとき0からカウント
を開始し、掃引基準パルス25の立ち下がりによってリ
セットすることによって、表示距離23まで、掃引制御
信号26を発生する。
【0009】表示部7では、掃引制御信号26で示され
る最新掃引距離27に、表示データを表示する。図5に
示された表示部7では、横軸を方位、縦軸を距離として
Bスコープによって表示を行なうようになっている。図
6においては、図5の構成における送信区間信号24と
掃引制御信号との動作タイミングチャートを示してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のアクティブソー
ナー装置においては、単一周波数で送受信を行なってい
るため、送受信周期Tの間に掃引を1回しか行なうこと
ができない。すなわち、アクティブ表示を行なう上で、
任意の距離にある目標を捜索する回数が、1周期T当た
り1回である。
【0011】そのため、特に表示距離が長い場合、周期
Tも長くなるため、単位時間当たりの捜索回数が少なく
なるという問題があった。
【0012】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、アクティブソーナー装置
において、任意の距離における目標に対する、単位時間
当たりの捜索回数を増加し、目標探知までの時間を早く
することができるようにすることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブソー
ナー装置は、1送受信周期内に異なるn個の周波数のパ
ルスの送信と反射波の受信とを行なうとともに、各周波
数の受信信号に対する掃引を同時に行なって表示するア
クティブソーナー装置であって、送受信周期を定めるト
リガパルスを順次増加する時間遅延させる(n−1)個
の遅延回路(11,12)からなる遅延手段100と、
トリガパルスまたは遅延出力によって送信タイミングを
定める送信区間信号をそれぞれ発生するn個の送信タイ
ミング発生部(2)からなる送信タイミング発生手段2
00と、送信区間信号の立ち下がりから次第に増加する
掃引制御信号を表示距離によって定まる掃引基準パルス
の期間発生する掃引カウンタ(3)および各掃引制御信
号を各周波数の送信区間信号の期間0とするゼロ切り替
え器(5)とを有するn個の掃引制御部(8,9,1
0)からなる掃引制御手段300とを備えるものであ
る。
【0014】また本発明のアクティブソーナー装置は、
この場合に、(n−1)個の遅延回路(11,12)に
おけるトリガパルスとの間および相互間における遅延時
間が不等であるものである。
【0015】
【作用】実施例は、n=3の場合を示している。遅延手
段100としての2個の遅延回路11,12は、送受信
周期を定めるトリガパルスを順次増加する時間遅延させ
る。送信タイミング発生手段としての3個の送信タイミ
ング発生部2は、1周期カウンタ1から発生するトリガ
パルスまたは遅延回路11,12の出力から、それぞれ
の周波数の送信タイミングを定める送信区間信号13,
14,15を発生する。掃引制御手段としての掃引制御
部8,9,10は、掃引カウンタ3によって、送信区間
信号の立ち下がりから次第に増加する掃引制御信号1
7,18,19を、表示距離によって定まる掃引基準パ
ルス25の期間発生するとともに、ゼロ切り替え器5に
よって、各掃引制御信号17,18,19を各周波数の
送信区間信号13,14,15の期間0とする。
【0016】表示部7においては、この掃引制御信号1
7,18,19に応じて3掃引の同時表示を行なうの
で、任意の距離の目標に対する単位時間当たりの捜索回
数が増加し、目標探知までの時間を短縮することができ
る。
【0017】この際、2個の遅延回路11,12におけ
るトリガパルスとの間および相互間における遅延時間が
不等になるようにすることによって、送信区間のため表
示を行なうことができない部分が、一定距離ごとに生じ
ないようにすることができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における表示制御
部の構成を示したものである。送信タイミング発生部2
は、3周波数f1,2,3 に対応して3個設けられてお
り、また3周波数f1,2,3 に対応して掃引制御部
8,9,10が設けられているが、各周波数について動
作は同一なので、周波数f1 に対応する部分のみを説明
し、周波数f2,3 に関する部分については、詳細な説
明を省略する。
【0019】図2は、本発明の一実施例における送受信
のタイミングを示したものである。送受信周期Tの間
に、3周波数f1,2,3 によって順次送信を行ない、
同時に3周波数f1,2,3 によって順次3回の掃引を
行なう。図1において、t12,t23はf1 送信からf2
送信までの時間を示し、t23はf2 送信からf3 送信ま
での時間を示している。
【0020】本実施例においては、t12を1周期Tの1
/3の時間に、t23を1周期Tの1/3より少し長い時
間に設定している。これは、送信区間では表示を行なう
ことができないので、表示を行なうことができない部分
を一定距離ごとに出さないようにするため、時間的に等
間隔でないようにしたものである。
【0021】以下、図1および図2に基づいて本発明の
動作を説明する。送信タイミング発生部2では、1周期
カウンタ1によって送受信周期Tごとに発生したトリガ
パルスを受信して、f1 送信区間信号13を発生する。
基準タイミング発生部4で、表示距離23と音速とから
掃引の基準となる掃引基準パルス25を発生する。
【0022】掃引カウンタ3は、f1 送信区間信号13
の立ち下がりを検出することによって0から計数を開始
し、掃引基準パルス25に応じて表示距離23まで、掃
引制御信号を発生する。掃引途中で送信を行なう場合
は、送信区間では表示の更新を行なわず前の表示を残す
ために、f1,2,3 のそれぞれの送信区間で、掃引制
御信号を0とする。これは、f1,2,3 のそれぞれの
送信区間の論理和をとった、ゼロ出力制御信号16によ
って、ゼロ出力切り替え器5を、掃引カウンタ3の出力
からゼロ出力部6に切り替えることによって、行なうこ
とができる。このようにして、f1 掃引制御信号17が
出力される。
【0023】同様に、遅延回路11によって、f1 掃引
制御信号17からt12時間遅れたf2 掃引制御信号18
と、遅延回路12によって、f2 掃引制御信号18から
23時間遅れたf3 掃引制御信号19とが得られる。表
示部7においては、f1 掃引制御信号17によって定ま
るf1 最新掃引距離20と、f2 掃引制御信号18によ
って定まるf2 最新掃引距離21と、f3 掃引制御信号
19によって定まるf3 最新掃引距離22とに、それぞ
れ同時に表示データを表示する。
【0024】図3は、本発明の一実施例の動作タイミン
グチャートを示したものであって、f1 送信区間信号1
3,f2 送信区間信号14,f3 送信区間信号14と、
ゼロ出力制御信号16、およびf1掃引制御信号17,
2 掃引制御信号18,f3 掃引制御信号19とのタイ
ミングチャートを示している。
【0025】なお本発明における送受信周波数および各
構成部分は、上述の実施例に示された、それぞれ3個の
場合に限るものではなく、任意の複数(n)個でよいも
のであることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
クティブソーナー装置において、1周期当たりn周波数
で送受信し、これに合わせて、表示制御部の掃引制御部
もn個設ける構成としたので、n掃引の同時表示が可能
となる。従って、任意の距離の目標に対する単位時間当
たりの捜索回数が増加し、目標探知までの時間を短縮す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における表示制御部の構成を
示す図である。
【図2】本発明の一実施例における送受信のタイミング
を示す図である。
【図3】本発明の一実施例の動作タイミングチャートを
示す図である。
【図4】従来のアクティブソーナー装置における送受信
のタイミングを示す図である。
【図5】従来のアクティブソーナー装置の表示制御部の
構成を示す図である。
【図6】図5の構成における動作タイミングチャートを
示す図である。
【符号の説明】
100 遅延手段(100)と、 11,12 遅延回路 200 送信タイミング発生手段 2 送信タイミング発生部 300 掃引制御手段 3 掃引カウンタ 5 ゼロ切り替え器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1送受信周期内に異なるn個の周波数の
    パルスの送信と反射波の受信とを行なうとともに、各周
    波数の受信信号に対する掃引を同時に行なって表示する
    アクティブソーナー装置であって、前記送受信周期を定
    めるトリガパルスを順次増加する時間遅延させる(n−
    1)個の遅延回路からなる遅延手段)と、前記トリガパ
    ルスまたは該遅延出力によって送信タイミングを定める
    送信区間信号をそれぞれ発生するn個の送信タイミング
    発生部からなる送信タイミング発生手段と、該送信区間
    信号の立ち下がりから次第に増加する掃引制御信号を表
    示距離によって定まる掃引基準パルスの期間発生する掃
    引カウンタおよび該各掃引制御信号を各周波数の送信区
    間信号の期間0とするゼロ切り替え器を有するn個の掃
    引制御部からなる掃引制御手段とを備えることを特徴と
    するアクティブソーナー装置。
  2. 【請求項2】 前記(n−1)個の遅延回路におけるト
    リガパルスとの間および相互間における遅延時間が不等
    であることを特徴とする請求項1に記載のアクティブソ
    ーナー装置。
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