JP2001166034A - 目標追尾レーダ装置 - Google Patents

目標追尾レーダ装置

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JP2001166034A
JP2001166034A JP35081399A JP35081399A JP2001166034A JP 2001166034 A JP2001166034 A JP 2001166034A JP 35081399 A JP35081399 A JP 35081399A JP 35081399 A JP35081399 A JP 35081399A JP 2001166034 A JP2001166034 A JP 2001166034A
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JP35081399A
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Tomoji Tamagawa
智詞 玉川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目標が小型高速目標である場合でも目標追尾
を確実に行うこと。 【解決手段】 送信パルスの送信開始時から所定時間後
に所定サンプリング周波数のサンプリングを開始し、ア
ナログの受信信号を一連のディジタルデータに変換する
A/D変換器4と、データS1内の目標速度データおよ
びPRFデータに基づく目標の移動距離がサンプリング
周波数に基づく距離分解能を超える場合に、目標の移動
距離に相当するサンプリング間隔分、サンプリングの開
始時期をシフトさせ、受信パルスのディジタルデータの
順序位置が一致した一連のディジタルデータを生成させ
る制御を行うA/D変換制御部6と、各送信パルスの送
信時から計時して同一時間帯の各ディジタルデータを順
次積分する積分器5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定繰り返し周
波数をもつ一連の送信パルスを順次アンテナから目標に
対して送信し、該送信された送信パルスが目標によって
反射された受信パルスを含む受信信号を受信し、該受信
パルスのデータを積分し、この積分データをもとに目標
位置および目標速度を求め、前記目標を追尾する目標追
尾レーダ装置に関し、特に小型高速目標を確実に追尾す
ることができる目標追尾レーダ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、パルスドップラ処理機能を用
いた目標追尾レーダ装置がある。レーダ反射面積の小さ
い小型目標に対しては、一つの送信パルスに対する目標
からの反射電波だけではS/N比(信号対雑音比)が低
いため、目標の検出を行うことが困難であり、その結果
追尾が不可能になる。そこで目標追尾レーダ装置では、
このような小型目標に対する追尾を可能にするため、複
数の送信パルスを送信し、各送信パルスに対する反射電
波を積分するというパルスドップラ処理を行って、S/
N比を向上させ、その結果、小型目標の追尾が可能とな
るようにしている。
【0003】図8は、従来のパルスドップラ処理機能を
有した目標追尾レーダ装置の概要構成を示すブロック図
である。図8において、制御部107は、送信器108
に対して複数の送信パルスを送信させる送信コマンドを
送出する。送信器108は、送信コマンドに従って、複
数の送信パルスをアンテナ101を介して空中に出力す
る。出力された複数の送信パルスは、目標に当たって反
射し、複数の受信パルスとして再びアンテナ101を介
して受信器102に入力される。受信器102は、増
幅、周波数変換等の処理を行った受信信号をパルスドッ
プラ処理部103に出力する。
【0004】パルスドップラ処理部103は、A/D変
換器104と積分器105とを有する。A/D変換器1
04は、制御部107からのサンプリング開始コマンド
S100をもとにアナログの受信信号を一定周期でサン
プリングし、一連のディジタルデータ(一連のサンプリ
ングデータ)に変換する。一連のサンプリングデータ
は、積分器105に入力され、各送信パルスに対応した
一連のサンプリングデータの中から、同じ序数のサンプ
リングデータを積分処理する。この積分処理によって小
さなレーダ反射面積を有する目標であっても検出が可能
となる。この積分処理された積分データは、信号処理部
106に入力される。信号処理部106は、積分データ
のうちの最も大きな値を有する序数のタイミングで受信
パルスが受信されたものとして目標検出を行い、目標位
置や目標速度を求め、制御部107に出力する。制御部
107は、この目標位置や目標速度をもとに目標追尾の
ための制御を行う。
【0005】ここで、図9に示すタイミングチャートを
もとにパルスドップラ処理について説明する。図9
(a)は、目標が低速目標の場合における複数の送信パ
ルスSP1〜SPNと複数の受信パルスRP1〜RPN
との関係を示すタイミングチャートであり、図9(b)
は、目標が高速目標の場合における複数の送信パルスS
P1〜SPNと複数の受信パルスRP1〜RPNとの関
係を示すタイミングチャートである。
【0006】図9(a)に示すように、各送信パルスS
P1〜SPNが送信された後、一定時間ΔT後のサンプ
リング開始タイミングt11からA/D変換器104が
サンプリングを開始するようにしている。A/D変換器
104は、M回のサンプリングを行い、サンプリング開
始タイミングt11は、受信パルスが、このM回のサン
プリング内において確実にサンプリングされる時期に設
定される。積分器105は、各送信パルスに対応する各
一連のサンプリングデータのうちの同一序数のサンプリ
ングデータを積分する。
【0007】すなわち、同一サンプル序数をもつN個の
サンプリングデータを積分する。たとえば、1番目〜N
番目までの各送信パルスSP1〜SPNに対応する1番
目のサンプリングデータ(サンプルセルNo.「1」)
のN個を積分する。ここで、受信パルスがm番目のサン
プリングデータ(サンプルセルNo.「m」)に含まれ
ている場合、N個分のm番目のサンプリングデータが積
分処理されることになる。このようにして、受信パルス
が含まれるサンプリングデータを積分処理するようにし
ているので、受信パルスを確実に検出することができ、
レーダ反射面積の小さい航空機等の小型低速目標に対す
る追尾能力を向上することができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の目標追尾レーダ装置におけるパルスドップラ処理で
は、1番目の送信パルスSP1に対する受信パルスがm
番目のサンプルセル(サンプルセルNo.「m」)内に
存在する場合、積分処理の効果を十分に得るため、2番
目からN番目までの送信パルスSP2〜SPNに対する
受信パルスもm番目のサンプルセル内に存在する必要が
あった。
【0009】しかしながら、小型目標がたとえばミサイ
ル等の高速目標である場合、各送信パルス間での目標の
移動距離が大きくなり、図9(b)に示すように、n番
目の送信パルスSPn以降のm番目のサンプルセル内に
は受信パルスが存在しなくなる。なお、図9(b)では
小型高速目標がアンテナ101に近づく場合を示してい
る。この結果、n番目の送信パルスSPn以降の受信パ
ルスは積分されず、目標検出に必要なS/N比を得るこ
とができなくなるため、小型高速目標を確実に検出する
ことができず、目標追尾が困難であるという問題点があ
った。
【0010】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
目標が小型高速目標である場合でも目標追尾を確実に行
うことができる目標追尾レーダ装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる目標追尾レーダ装置は、所定繰り
返し周波数をもつ一連の送信パルスを順次アンテナから
目標に対して送信し、該送信された送信パルスが目標に
よって反射された受信パルスを含む受信信号を受信し、
該受信パルスのデータをもとに目標位置および目標速度
を求め、前記目標を追尾する目標追尾レーダ装置におい
て、前記送信パルスの送信開始時から所定時間後に所定
サンプリング周波数のサンプリングを開始し、アナログ
の前記受信信号を一連のディジタルデータに変換するA
/D変換手段と、前記目標速度に基づく目標の移動距離
が前記サンプリング周波数に基づく距離分解能を超える
場合に、該目標の移動距離に相当するサンプリング間隔
分、前記サンプリングの開始時期をシフトさせ、前記受
信パルスのディジタルデータの順序位置が一致した一連
のディジタルデータを生成させる制御を行うサンプリン
グ開始制御手段と、各送信パルスの送信時から計時して
同一時間帯の各ディジタルデータを順次積分する積分処
理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、A/D変換手段が、送
信パルスの送信開始時から所定時間後に所定サンプリン
グ周波数のサンプリングを開始し、アナログの受信信号
を一連のディジタルデータに変換するが、この際、サン
プリング開始制御手段が、目標速度に基づく目標の移動
距離がサンプリング周波数に基づく距離分解能を超える
場合に、該目標の移動距離に相当するサンプリング間隔
分、前記サンプリングの開始時期をシフトさせ、前記受
信パルスのディジタルデータの順序位置が一致した一連
のディジタルデータを生成させ、積分処理手段が、各送
信パルスの送信時から計時して同一時間帯の各ディジタ
ルデータを順次積分するようにしている。
【0013】また、請求項2にかかる目標追尾レーダ装
置は、所定繰り返し周波数をもつ一連の送信パルスを順
次アンテナから目標に対して送信し、該送信された送信
パルスが目標によって反射された受信パルスを含む受信
信号を受信し、該受信パルスのデータをもとに目標位置
および目標速度を求め、前記目標を追尾する目標追尾レ
ーダ装置において、前記送信パルスの送信開始時から所
定時間後に所定サンプリング周波数のサンプリングを開
始し、アナログの前記受信信号を一連のディジタルデー
タに変換する第1および第2のA/D変換手段と、前記
目標速度に基づく目標の移動距離が前記サンプリング周
波数に基づく距離分解能を超える場合に、該目標の移動
距離に相当するサンプリング間隔分、前記第1のA/D
変換手段のサンプリングの開始時期をシフトさせ、前記
受信パルスのディジタルデータの順序位置が一致した一
連のディジタルデータを生成させる制御を行うサンプリ
ング開始制御手段と、前記第1のA/D変換手段から出
力された一連のディジタルデータに対し、各送信パルス
の送信時から計時して同一時間帯の各ディジタルデータ
を順次積分する第1の積分処理手段と、前記第2のA/
D変換手段から出力された一連のディジタルデータを出
力順序毎に積分する第2の積分処理手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0014】この発明によれば、第1のA/D変換手段
が、送信パルスの送信開始時から所定時間後に所定サン
プリング周波数のサンプリングを開始し、アナログの受
信信号を一連のディジタルデータに変換するが、この
際、サンプリング開始制御手段が、目標速度に基づく目
標の移動距離がサンプリング周波数に基づく距離分解能
を超える場合に、該目標の移動距離に相当するサンプリ
ング間隔分、前記サンプリングの開始時期をシフトさ
せ、前記受信パルスのディジタルデータの順序位置が一
致した一連のディジタルデータを生成させ、第1の積分
処理手段が、各送信パルスの送信時から計時して同一時
間帯の各ディジタルデータを順次積分するようにしてい
る。一方、第2のA/D手段が、送信パルスの送信開始
時から所定時間後に所定サンプルリング周波数のサンプ
リングを開始し、アナログの受信信号を一連のディジタ
ルデータに変換し、第2の積分処理手段が、前記第2の
A/D変換手段から出力された一連のディジタルデータ
を出力順序毎に積分するようにしている。
【0015】また、請求項3にかかる目標追尾レーダ装
置は、上記の発明において、前記サンプリング開始制御
手段は、前記目標速度と前記所定繰り返し周波数と送信
パルス数とを乗算した目標の移動距離を、前記サンプリ
ング周波数と光速度とを乗算した距離分解能によって除
算した値を整数化する整数化手段を備え、前記整数化手
段によって整数化された整数値に対応するサンプリング
間隔時間分、前記サンプリングの開始時期をシフトさせ
ることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、整数化手段が、前記目
標速度と前記所定繰り返し周波数と送信パルス数とを乗
算した目標の移動距離を、前記サンプリング周波数と光
速度とを乗算した距離分解能によって除算した値を整数
化し、サンプリング開始制御手段が、前記整数化手段に
よって整数化された整数値に対応するサンプリング間隔
時間分、前記サンプリングの開始時期をシフトさせるよ
うにしている。
【0017】また、請求項4にかかる目標追尾レーダ装
置は、上記の発明において、前記サンプリング開始制御
手段は、前記目標が近づく場合には前記サンプリング開
始時期を早めるシフトを行わせ、前記目標が遠のく場合
には前記サンプリング開始時期を遅くするシフトを行わ
せることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、サンプリング開始制御
手段が、前記目標が近づく場合には前記サンプリング開
始時期を早めるシフトを行わせ、前記目標が遠のく場合
には前記サンプリング開始時期を遅くするシフトを行わ
せ、目標の移動方向に合わせたシフトを行うようにして
いる。
【0019】また、請求項5にかかる目標追尾レーダ装
置は、所定繰り返し周波数をもつ一連の送信パルスを順
次アンテナから目標に対して送信し、該送信された送信
パルスが目標によって反射された受信パルスを含む受信
信号を受信し、該受信パルスのデータをもとに目標位置
および目標速度を求め、前記目標を追尾する目標追尾レ
ーダ装置において、前記送信パルスの送信開始時から所
定時間後に所定サンプリング周波数のサンプリングを開
始し、アナログの前記受信信号を一連のディジタルデー
タに変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段か
ら出力された一連のディジタルデータを出力順序毎に積
分する積分処理手段と、前記目標速度に基づく目標の移
動距離が前記サンプリング周波数に基づく距離分解能を
超える場合に、超えた目標の移動距離に相当するサンプ
リング個数分、前記一連のディジタルデータをシフトさ
せ、前記受信パルスのディジタルデータの順序位置を一
致させて前記積分を行わせる積分処理制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0020】この発明によれば、A/D変換手段が、送
信パルスの送信開始時から所定時間後に所定サンプリン
グ周波数のサンプリングを開始し、アナログの前記受信
信号を一連のディジタルデータに変換し、積分処理手段
が、前記A/D変換手段から出力された一連のディジタ
ルデータを出力順序毎に積分するが、この積分の際、積
分処理制御手段が、前記目標速度に基づく目標の移動距
離が前記サンプリング周波数に基づく距離分解能を超え
る場合に、超えた目標の移動距離に相当するサンプリン
グ個数分、前記一連のディジタルデータをシフトさせ、
前記受信パルスのディジタルデータの順序位置を一致さ
せて前記積分を行わせるようにしている。
【0021】また、請求項6にかかる目標追尾レーダ装
置は、所定繰り返し周波数をもつ一連の送信パルスを順
次アンテナから目標に対して送信し、該送信された送信
パルスが目標によって反射された受信パルスを含む受信
信号を受信し、該受信パルスのデータをもとに目標位置
および目標速度を求め、前記目標を追尾する目標追尾レ
ーダ装置において、前記送信パルスの送信開始時から所
定時間後に所定サンプリング周波数のサンプリングを開
始し、アナログの前記受信信号を一連のディジタルデー
タに変換する第1および第2のA/D変換手段と、前記
第1および第2のA/D変換手段から出力された一連の
ディジタルデータを出力順序毎にそれぞれ積分する第1
および第2の積分処理手段と、前記目標速度に基づく目
標の移動距離が前記サンプリング周波数に基づく距離分
解能を超える場合に、超えた目標の移動距離に相当する
サンプリング個数分、前記第1の積分処理手段の前記一
連のディジタルデータをシフトさせ、前記受信パルスの
ディジタルデータの順序位置を一致させて前記積分を行
わせる積分処理制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0022】この発明によれば、第1のA/D変換手段
が、送信パルスの送信開始時から所定時間後に所定サン
プリング周波数のサンプリングを開始し、アナログの前
記受信信号を一連のディジタルデータに変換し、第1の
積分処理手段が、前記第1のA/D変換手段から出力さ
れた一連のディジタルデータを出力順序毎に積分する
が、この積分の際、積分処理制御手段が、前記目標速度
に基づく目標の移動距離が前記サンプリング周波数に基
づく距離分解能を超える場合に、超えた目標の移動距離
に相当するサンプリング個数分、前記一連のディジタル
データをシフトさせ、前記受信パルスのディジタルデー
タの順序位置を一致させて前記積分を行わせるようにし
ている。一方、第2のA/D手段が、送信パルスの送信
開始時から所定時間後に所定サンプルリング周波数のサ
ンプリングを開始し、アナログの受信信号を一連のディ
ジタルデータに変換し、第2の積分処理手段が、前記第
2のA/D変換手段から出力された一連のディジタルデ
ータを出力順序毎に積分するようにしている。
【0023】また、請求項7にかかる目標追尾レーダ装
置は、上記の発明において、前記積分処理制御手段は、
前記目標速度と前記所定繰り返し周波数と送信パルス数
とを乗算した目標の移動距離を、前記サンプリング周波
数と光速度とを乗算した距離分解能によって除算した値
を整数化する整数化手段を備え、前記整数化手段によっ
て整数化された整数値分、前記一連のディジタルデータ
をシフトさせ、前記受信パルスのディジタルデータの順
序位置を一致させて前記積分を行わせる制御を行うこと
を特徴とする。
【0024】この発明によれば、整数化手段が、前記目
標速度と前記所定繰り返し周波数と送信パルス数とを乗
算した目標の移動距離を、前記サンプリング周波数と光
速度とを乗算した距離分解能によって除算した値を整数
化し、積分処理制御手段が、前記整数化手段によって整
数化された整数値分、前記一連のディジタルデータをシ
フトさせ、前記受信パルスのディジタルデータの順序位
置を一致させて前記積分を行わせるようにしている。
【0025】また、請求項8にかかる目標追尾レーダ装
置は、上記の発明において、前記積分処理制御手段は、
前記目標が近づく場合には1番目の送信パルスに対応す
る一連のディジタルデータに対して遅らせた順序位置に
前記一連のディジタルデータをシフトさせ、前記目標が
遠のく場合には1番目の送信パルスに対応するディジタ
ルデータに対して早めた順序位置に前記一連のディジタ
ルデータをシフトさせることを特徴とする。
【0026】この発明によれば、積分処理制御手段が、
前記目標が近づく場合には1番目の送信パルスに対応す
る一連のディジタルデータに対して遅らせた順序位置に
前記一連のディジタルデータをシフトさせ、前記目標が
遠のく場合には1番目の送信パルスに対応するディジタ
ルデータに対して早めた順序位置に前記一連のディジタ
ルデータをシフトさせ、目標の移動方向に合わせたシフ
トを行うようにしている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明にかかる目標追尾レーダ装置の好適な実施の形態を
詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明
が限定されるものではない。
【0028】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1である目標追尾レーダ装置の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、制御部9は、送信器10に
対して複数の送信パルスを送信させる送信コマンドを送
出する。送信器10は、送信コマンドに従って、複数の
送信パルスをアンテナ1を介して空中に出力する。出力
された複数の送信パルスは、目標に当たって反射し、複
数の受信パルスとして再び、アンテナ1を介して受信器
2に入力される。受信器2は、増幅、周波数変換等の処
理を行った受信信号をパルスドップラ処理部3に出力す
る。
【0029】パルスドップラ処理部3は、A/D変換器
4と積分器5とA/D変換制御部6とを有する。A/D
変換制御部6には、制御部9からデータS1、すなわち
送信パルス間隔(PRF)データおよび予め設定された
目標速度データが入力される。A/D変換制御部6は、
入力されたPRFデータと目標速度データとをもとにA
/D変換器4によるサンプリングを開始させるサンプリ
ング開始コマンドS2をA/D変換器4に出力する。こ
のサンプリング開始コマンドS2は、送信パルスの送信
時点から所定時間ΔT経過後の時点を予め設定してお
き、PRFデータおよび目標速度データをもとに、予め
設定されたサンプリング開始時期をシフトさせる指示を
行う。なお、サンプリング開始時期は、受信パルスが所
定のマージンをもって検出できる時期に設定される。
【0030】A/D変換制御部6内の整数化部7は、P
RFデータおよび目標速度データをもとに整数値pを演
算する。整数値pは、PRFの間に目標が移動する移動
距離を、A/D変換器4のサンプリングレートに基づい
た距離分解能によって除算した値の小数点以下を切り上
げた値である。ここで、目標の移動距離は、目標速度と
PRFと送信パルス数とを乗算した値で表すことがで
き、また、距離分解能は、光速度とA/D変換器4のサ
ンプリングレートとを乗算した値で表すことができる。
したがって、整数値pは、 p=Int[(目標速度×PRF×送信パルス数)/(高
速度×サンプリングレート)] として表すことができる。ここで、「Int」は[ ]内
の値の整数化を示す。
【0031】A/D変換制御部6は、この整数値pの値
が0の場合には、予め設定されたサンプリング開始時期
でサンプリングを開始させるサンプリング開始コマンド
S2をA/D変換器4に送出し、整数値pの値が正の整
数値である場合に、予め設定されたサンプリング開始時
期を正の整数値に対応したサンプリング間隔Δt分、シ
フトさせてサンプリングを開始させるサンプリング開始
コマンドS2をA/D変換器4に送出する。この場合、
目標の移動方向がアンテナ1に近づく方向である場合に
は、サンプリング開始時期を早めるシフトを行わせ、目
標の移動方向がアンテナ1から遠ざかる方向である場合
には、サンプリング開始時期を遅くさせるシフトを行わ
せる。
【0032】A/D変換器4は、A/D変換制御部6か
ら入力されたサンプリング開始コマンドS2に従って受
信信号のサンプリングを開始し、サンプリングした各送
信パルスに対応する一連のサンプリングデータを積分器
5に出力する。積分器5は、各送信パルスに対応した一
連のサンプリングデータの中から、同じ序数のサンプリ
ングデータを積分する処理を行い、積分処理結果を積分
データとして信号処理部8に出力する。
【0033】信号処理部8は、積分器5から入力された
積分データのうち最も大きな値を有する序数のタイミン
グで受信パルスが受信されたものとし目標検出を行い、
目標位置や目標速度を求め、その結果を制御部9に出力
する。制御部9は、入力された目標位置や目標速度をも
とに目標追尾の方向を決定するとともに、この目標追尾
の方向に対して次の送信パルスの送信制御を行う。
【0034】ここで、図2に示すタイミングチャートを
参照してパルスドップラ処理部3の処理を具体的に説明
する。ミサイル等の小型高速目標の速度を「3300m
/s(マッハ10)」とする。また、A/D変換器4の
サンプリングレートを「100nsec」、PRFを
「1msec」、送信パルス数を「20パルス」とす
る。また、A/D変換器4のサンプリングによってM個
のサンプルセルが生成されるものとする。
【0035】この場合、PRF間に目標が移動する移動
距離は、 3300(m/s)×1×10-3(sec)=3.3
(m) であり、サンプリングの距離分解能は、 3×108(m)×100×10-9(sec)=30
(m) である。従って、送信パルス数が10パルスのときに、
はじめて 3.3(m)×10(パルス)>30(m) となり、サンプリング開始の時点t1が同じである場合
に、1番目〜9番目の送信パルスSP1〜SP9に対す
る受信パルスRP1〜RP9は、m番目のサンプルセル
に存在していたが、10番目の送信パルスSP10に対
する受信パルスRP10は、一つ前の(m−1)番目の
サンプルセルに存在することになる。その後の11番目
〜18番目の送信パルスRP11〜RP18は、(m−
1)番目のサンプルセルに存在する。同様にして、19
番目および20番目の送信パルスSP19,SP20に
対する受信パルスRP19,RP20は、二つ前の(m
−2)番目のサンプルセルに存在することになる。
【0036】ここで、整数化部7は、受信パルスRP1
〜RP20が常に同一のm番目のサンプルセルに存在さ
せるように、上述した整数値pを求め、サンプリング間
隔Δt単位で、この整数値p分、サンプリング開始の時
点をシフトさせる。たとえば、上述した送信パルスSP
1〜SP9に対する整数値pの値は、「0」であり、送
信パルスSP10〜SP18に対する整数値pの値は、
「1」であり、送信パルスSP19,SP20に対する
整数値pの値は、「2」となる。
【0037】したがって、A/D変換制御部6は、小型
高速目標がアンテナ1に近づいて来る場合、送信パルス
SP1〜SP9に対してはシフト量を「0」として所定
時間ΔT経過後の時点t1からサンプリングを開始さ
せ、送信パルスSP10〜SP18に対してはシフト量
を「1」として時点t1に比してサンプリング間隔Δt
一つ分早めた時点t10からサンプリングを開始させ、
送信パルスSP19,SP20に対してはシフト量を
「2」として時点t10に比してさらにサンプリング間
隔Δt一つ分早めた時点t19からサンプリングを開始
させる制御を行う。
【0038】この結果、積分器5は、入力された各送信
パルスSP1〜SP20に対応するM個の一連のサンプ
リングデータに対して、それぞれ同一序数のサンプリン
グデータを積分するので、受信パルスRP1〜RP20
は確実に積分されることになる。
【0039】ところで、一連のサンプリングデータを積
分処理するパルスドップラ処理機能をもった目標追尾レ
ーダ装置では、次式(1)の関係が成立する。
【0040】
【数1】
【0041】ここで、上述した条件、すなわち小型高速
目標の速度を「3300m/s(マッハ10)」とし、
A/D変換器4のサンプリングレートを「100nse
c」、PRFを「1msec」、送信パルス数を「20
パルス」とする条件のパルスドップラ処理を行う場合、
この実施の形態1を適用したパルス積分係数の値「n」
は「20」であり、「m」も「20」となる。一方、従
来のパルスドップラ処理では、送信パルスSP9までの
受信パルスRP1〜RP9が積分処理されるため、パル
ス積分係数の値「m」は「9」となる。
【0042】したがって、上述した条件のもと、実施の
形態1を適用しない場合における誤警報確率に対する実
施の形態1を適用した場合における誤警報確率の改善利
得α(dB)を求めると、次式(2)のように9.5
(dB)の改善利得が得られることになる。
【0043】
【数2】
【0044】この実施の形態1では、目標の移動距離と
A/D変換器4のサンプリングレートに基づく距離分解
能とをもとに、受信パルスが存在するサンプルセルの順
序位置を一致させるように、サンプリング開始時期をサ
ンプリング間隔Δt単位でシフトさせ、積分器5が同一
序数のサンプリングデータを積分処理するようにしてい
るので、追尾すべき目標が小型高速目標であっても、S
/N比を高くして目標検出でき、確実に目標追尾を行う
ことができる。
【0045】(実施の形態2)つぎに、この発明の実施
の形態2について説明する。上述した実施の形態1で
は、A/D変換制御部6がA/D変換器4によるサンプ
リング開始時期をシフトさせることによって、常に受信
パルスを同一序数のサンプルセル内に存在させ、積分器
5が同一序数のサンプリングデータを積分することによ
って確実に目標検出を行うようにしていたが、この実施
の形態2では、さらに同時に小型低速目標をも検出でき
るようにしている。
【0046】図3は、この発明の実施の形態2である目
標追尾レーダ装置の構成を示すブロック図である。図3
に示す目標追尾レーダ装置は、実施の形態1に示した目
標追尾レーダ装置に対して、さらにパルスドップラ処理
部11と信号処理部14とを設けるようにしている。そ
の他の構成は、実施の形態1と同じ構成であり、同一構
成部分には同一符号を付している。
【0047】図3において、パルスドップラ処理部11
および信号処理部14の構成は、図8に示したパルスド
ップラ処理部103および信号処理部106の構成と同
じである。すなわち、パルスドップラ処理部11は、A
/D変換器4に対応するA/D変換器12と、積分器5
に対応する積分器13を有し、A/D変換器12は、受
信器2が出力したアナログの受信信号を、制御部19か
らのサンプリング開始コマンドS3に従って送信パルス
の送信時から一定時間経過後の時点で常にサンプリング
し、一連のサンプリングデータに変換する。この一連の
サンプリングデータは、積分器13に入力され、積分器
13は、各送信パルスに対応した一連のサンプリングデ
ータの中から、同じ序数のサンプリングデータを積分処
理する。
【0048】この積分処理された積分データは、信号処
理部14によって目標検出が行われ、目標位置や目標速
度が求められ、制御部19に出力される。制御部19
は、パルスドップラ処理部3に対して実施の形態1と同
じデータS1を出力し、ミサイル等の小型高速目標に対
する積分処理であるパルスドップラ処理を行わせるとと
もに、パルスドップラ処理部11に対して一定周期のサ
ンプリング開始コマンドS3を出力し、飛行機等の小型
低速目標に対する積分処理であるパルスドップラ処理を
行わせる。この結果、信号処理部8,14からは、小型
高速目標および小型低速目標の目標検出結果が入力さ
れ、同時に小型高速目標と小型低速目標とを検出するこ
とができ、任意の目標に対する目標追尾を行うことが可
能となる。
【0049】この実施の形態2によれば、実施の形態1
の作用効果に加えて、さらに小型低速目標を同時に検出
することができ、柔軟な目標追尾を行うことができる。
【0050】(実施の形態3)つぎに、この発明の実施
の形態3について説明する。上述した実施の形態1,2
では、A/D変換制御部6がA/D変換器4によるサン
プリング開始時期をシフトさせることによって、常に受
信パルスを同一序数のサンプルセル内に存在させ、積分
器5が同一序数のサンプリングデータを積分することに
よって確実に目標検出を行うようにしていたが、この実
施の形態3では、積分器による積分処理時に各送信パル
スに対応する受信パルスを確実に積分できるように制御
している。
【0051】図4は、この発明の実施の形態3である目
標追尾レーダ装置の構成を示すブロック図である。図4
に示した目標追尾レーダ装置は、実施の形態1に示した
A/D変換制御部6に代えて積分器5による積分を制御
する積分制御部21を設けている。その他の構成は実施
の形態1と同じ構成であり、同一構成部分には同一符号
を付している。
【0052】図4において、パルスドップラ処理部33
のA/D変換器4は、受信器2が出力したアナログの受
信信号を、制御部9からのサンプリング開始コマンドS
3に従って送信パルスの送信時から一定時間経過後の時
点で常にサンプリングし、一連のサンプリングデータに
変換し、積分器5に入力する。
【0053】パルスドップラ処理部33の積分制御部2
1には、制御部9からデータS11、すなわち送信パル
ス間隔(PRF)データおよび予め設定された目標速度
データが入力される。積分制御部21は、入力されたP
RFデータと目標速度データとをもとに、一連のサンプ
リングデータを各サンプリングデータ単位でシフトさ
せ、各送信パルスに対する受信パルスのサンプリングデ
ータ順序位置を一致させる積分シフトコマンドS12を
積分器5に出力する。
【0054】パルスドップラ処理部33の積分器5は、
積分制御部21から入力される積分シフトコマンドS1
2に従ってA/D変換器4から入力される一連のサンプ
リングデータを各サンプリングデータ単位でシフトさせ
る。さらに、このシフトされた一連のサンプリングデー
タを含む複数の一連のサンプリングデータに対し、1番
目のサンプリングデータの順序位置を絶対的な順序位置
として各送信パルスに対する各サンプリングデータを積
分し、この積分データを信号処理部8に出力する。
【0055】積分制御部21の整数化部22は、A/D
変換制御部6内の整数化部7と同じ演算処理を行う。す
なわち、整数化部22は、制御部9から入力されたPR
Fデータおよび目標速度データをもとに整数値pを演算
する。積分制御部21は、この整数値pの値が0の場合
には、入力された一連のサンプリングデータをシフトさ
せず、整数値pの値が正の整数値である場合に、1番目
の送信パルスに対する一連のサンプリングデータを基準
として、入力された一連のサンプリングデータを整数値
に対応したサンプリングデータ数分、シフトさせる積分
コマンドS12を積分器に送出する。
【0056】この場合、目標の移動方向がアンテナ1に
近づく方向である場合には、1番目の送信パルスに対応
した基準の一連のサンプリングデータに対して遅らせた
順序位置にシフトさせ、目標の移動方向がアンテナ1か
ら遠のく方向である場合には、1番目の送信パルスに対
応する一連のサンプリングデータに対して早めた順序位
置にシフトさせる。
【0057】信号処理部8は、積分器5から入力された
積分データのうち最も大きな値を有する序数のタイミン
グで受信パルスが受信されたものとし目標検出を行い、
目標位置や目標速度を求め、その結果を制御部9に出力
する。制御部9は、入力された目標位置や目標速度をも
とに目標追尾の方向を決定するとともに、この目標追尾
の方向に対して次の送信パルスの送信制御を行う。
【0058】ここで、図5および図6に示すタイミング
チャートを参照して図4に示したパルスドップラ処理部
33の処理を説明する。図5において、A/D変換器4
は、制御部9からのサンプリング開始コマンドS3に従
って各送信パルスSP1〜SP20の開始時点から常に
一定の所定時間ΔT後の時点t1からサンプリングを開
始する。
【0059】ここで、実施の形態1と同様に、小型高速
目標の速度を「3300m/s(マッハ10)」とし、
A/D変換器4のサンプリングレートを「100nse
c」、PRFを「1msec」、送信パルス数を「20
パルス」とし、送信パルスSP1に対応する受信パルス
RP1がm番目のサンプルセルに存在すると、送信パル
スSP10〜SP18に対応する受信パルスRP10〜
RP18は、(m−1)番目のサンプルセルに存在し、
送信パルスSP19,SP20に対応する受信パルスR
P19,RP20は、(m−2)番目のサンプルセルに
存在することになる。
【0060】ここで、積分制御部21の整数化部22
は、受信パルスRP1〜RP20が存在するサンプルセ
ルを積分できるように、上述した整数値pを求める。積
分制御部21は、入力された一連のサンプリングデータ
に対して、この整数値p分のサンプリングデータ分シフ
トさせる積分シフトコマンドS12を積分器5に出力す
る。たとえば、上述した送信パルスSP1〜SP9に対
する整数値pの値は、「0」であり、送信パルスSP1
0〜SP18に対する整数値pの値は、「1」であり、
送信パルスSP19,SP20に対する整数値pの値
は、「2」となる。
【0061】したがって、積分制御部21は、図6に示
すように、小型高速目標がアンテナ1に近づいて来る場
合、送信パルスSP1〜SP9に対してはシフト量を
「0」として入力された各一連のサンプリングデータS
D1〜SD9をシフトさせず、送信パルスSP10〜S
P18に対してはシフト量を「1」として、入力された
各一連のサンプリングデータSD10〜SD18を、1
サンプリングデータ分遅れて配置されるようにシフトさ
せ、送信パルスSP19,SP20に対してはシフト量
を「2」として、入力された各一連のサンプリングデー
タSD19,SD20を、2サンプリングデータ分遅れ
て配置するようにシフトさせる制御を行う。
【0062】この結果、受信パルスRP1〜RP20が
存在するサンプリングデータは積分器5上で全て同じ位
置に配置され、積分器5が各配置毎のサンプリングデー
タを積分することによって、S/N比の高い積分データ
IDを得ることができる。なお、上述したように目標が
遠のく場合には、整数値pのサンプリングデータ分早め
る配置位置にシフトさせるようにすればよい。
【0063】この実施の形態3では、目標の移動距離と
A/D変換器4のサンプリングレートに基づく距離分解
能とをもとに、積分制御部21が、一連のサンプリング
データ内において受信パルスが存在するサンプリングデ
ータ位置を一致させるように一連のサンプリングデータ
をシフトさせ、積分器5が、このシフトされた配置位置
で各一連のサンプリングデータを積分するようにしてい
るので、追尾すべき目標が小型高速目標であっても、S
/N比を高くして目標検出でき、確実に目標追尾を行う
ことができる。
【0064】(実施の形態4)つぎに、この発明の実施
の形態4について説明する。上述した実施の形態3で
は、積分制御部21が、積分パルスが存在するサンプリ
ングデータ配置位置を一致させるように一連のサンプリ
ングデータをシフトさせ、常に受信パルスが存在するサ
ンプリングデータを積分できるようにしていたが、この
実施の形態4では、実施の形態2と同様に、さらに同時
に小型低速目標をも検出できるようにしている。
【0065】図7は、この発明の実施の形態4である目
標追尾レーダ装置の構成を示すブロック図である。図7
に示す目標追尾レーダ装置は、実施の形態3に示した目
標追尾レーダ装置に対して、さらにパルスドップラ処理
部11と信号処理部14とを設けるようにしている。そ
の他の構成は、実施の形態1と同じ構成であり、同一構
成部分には同一符号を付している。
【0066】図7において、パルスドップラ処理部11
および信号処理部14の構成は、図3に示したパルスド
ップラ処理部11および信号処理部14の構成と同じで
ある。すなわち、A/D変換器12は、受信器2が出力
したアナログの受信信号を、制御部19からのサンプリ
ング開始コマンドS3に従って送信パルスの送信時から
一定時間経過後の時点で常にサンプリングし、一連のサ
ンプリングデータに変換する。この一連のサンプリング
データは、積分器13に入力され、積分器13は、各送
信パルスに対応した一連のサンプリングデータの中か
ら、同じ序数のサンプリングデータを積分処理する。
【0067】この積分処理された積分データは、信号処
理部14によって目標検出が行われ、目標位置や目標速
度が求められ、制御部19に出力される。制御部19
は、パルスドップラ処理部3に対して実施の形態1と同
じデータS1を出力し、ミサイル等の小型高速目標に対
する積分処理であるパルスドップラ処理を行わせるとと
もに、パルスドップラ処理部11に対して一定周期のサ
ンプリング開始コマンドS3を出力し、飛行機等の小型
低速目標に対する積分処理であるパルスドップラ処理を
行わせる。この結果、信号処理部8,14からは、小型
高速目標および小型低速目標の目標検出結果が入力さ
れ、同時に小型高速目標と小型低速目標とを検出するこ
とができ、任意の目標に対する目標追尾を行うことが可
能となる。
【0068】この実施の形態4によれば、実施の形態3
の作用効果に加えて、さらに小型低速目標を同時に検出
することができ、柔軟な目標追尾を行うことができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
目標追尾レーダ装置(請求項1)によれば、A/D変換
手段が、送信パルスの送信開始時から所定時間後に所定
サンプリング周波数のサンプリングを開始し、アナログ
の受信信号を一連のディジタルデータに変換するが、こ
の際、サンプリング開始制御手段が、目標速度に基づく
目標の移動距離がサンプリング周波数に基づく距離分解
能を超える場合に、該目標の移動距離に相当するサンプ
リング間隔分、前記サンプリングの開始時期をシフトさ
せ、前記受信パルスのディジタルデータの順序位置が一
致した一連のディジタルデータを生成させ、積分処理手
段が、各送信パルスの送信時から計時して同一時間帯の
各ディジタルデータを順次積分するようにしているの
で、追尾すべき目標が小型高速目標であっても、S/N
比を高くして目標検出でき、確実に目標追尾を行うこと
ができるという効果を奏する。
【0070】また、この発明にかかる目標追尾レーダ装
置(請求項2)によれば、第1のA/D変換手段が、送
信パルスの送信開始時から所定時間後に所定サンプリン
グ周波数のサンプリングを開始し、アナログの受信信号
を一連のディジタルデータに変換するが、この際、サン
プリング開始制御手段が、目標速度に基づく目標の移動
距離がサンプリング周波数に基づく距離分解能を超える
場合に、該目標の移動距離に相当するサンプリング間隔
分、前記サンプリングの開始時期をシフトさせ、前記受
信パルスのディジタルデータの順序位置が一致した一連
のディジタルデータを生成させ、第1の積分処理手段
が、各送信パルスの送信時から計時して同一時間帯の各
ディジタルデータを順次積分するようにしている。一
方、第2のA/D手段が、送信パルスの送信開始時から
所定時間後に所定サンプルリング周波数のサンプリング
を開始し、アナログの受信信号を一連のディジタルデー
タに変換し、第2の積分処理手段が、前記第2のA/D
変換手段から出力された一連のディジタルデータを出力
順序毎に積分するようにしているので、小型高速目標お
よび小型低速目標のいずれの目標をも同時に検出するこ
とができ、任意の目標に対して追尾することができ、柔
軟な目標追尾が可能になるという効果を奏する。
【0071】また、この発明にかかる目標追尾レーダ装
置(請求項3)によれば、整数化手段が、前記目標速度
と前記所定繰り返し周波数と送信パルス数とを乗算した
目標の移動距離を、前記サンプリング周波数と光速度と
を乗算した距離分解能によって除算した値を整数化し、
サンプリング開始制御手段が、前記整数化手段によって
整数化された整数値に対応するサンプリング間隔時間
分、前記サンプリングの開始時期をシフトさせるように
しているので、追尾すべき目標が小型高速目標であって
も、S/N比を高くして目標検出でき、確実に目標追尾
を行うことができるという効果を奏する。
【0072】また、この発明にかかる目標追尾レーダ装
置(請求項4)によれば、サンプリング開始制御手段
が、前記目標が近づく場合には前記サンプリング開始時
期を早めるシフトを行わせ、前記目標が遠のく場合には
前記サンプリング開始時期を遅くするシフトを行わせ、
目標の移動方向に合わせたシフトを行うようにしている
ので、追尾すべき目標が小型高速目標であっても、S/
N比を高くして目標検出でき、確実に目標追尾を行うこ
とができるという効果を奏する。
【0073】また、この発明にかかる目標追尾レーダ装
置(請求項5)によれば、A/D変換手段が、送信パル
スの送信開始時から所定時間後に所定サンプリング周波
数のサンプリングを開始し、アナログの前記受信信号を
一連のディジタルデータに変換し、積分処理手段が、前
記A/D変換手段から出力された一連のディジタルデー
タを出力順序毎に積分するが、この積分の際、積分処理
制御手段が、前記目標速度に基づく目標の移動距離が前
記サンプリング周波数に基づく距離分解能を超える場合
に、超えた目標の移動距離に相当するサンプリング個数
分、前記一連のディジタルデータをシフトさせ、前記受
信パルスのディジタルデータの順序位置を一致させて前
記積分を行わせるようにしているので、追尾すべき目標
が小型高速目標であっても、S/N比を高くして目標検
出でき、確実に目標追尾を行うことができるという効果
を奏する。
【0074】また、この発明にかかる目標追尾レーダ装
置(請求項6)によれば、第1のA/D変換手段が、送
信パルスの送信開始時から所定時間後に所定サンプリン
グ周波数のサンプリングを開始し、アナログの前記受信
信号を一連のディジタルデータに変換し、第1の積分処
理手段が、前記第1のA/D変換手段から出力された一
連のディジタルデータを出力順序毎に積分するが、この
積分の際、積分処理制御手段が、前記目標速度に基づく
目標の移動距離が前記サンプリング周波数に基づく距離
分解能を超える場合に、超えた目標の移動距離に相当す
るサンプリング個数分、前記一連のディジタルデータを
シフトさせ、前記受信パルスのディジタルデータの順序
位置を一致させて前記積分を行わせるようにしている。
一方、第2のA/D手段が、送信パルスの送信開始時か
ら所定時間後に所定サンプルリング周波数のサンプリン
グを開始し、アナログの受信信号を一連のディジタルデ
ータに変換し、第2の積分処理手段が、前記第2のA/
D変換手段から出力された一連のディジタルデータを出
力順序毎に積分するようにしているので、小型高速目標
および小型低速目標のいずれの目標をも同時に検出する
ことができ、任意の目標に対して追尾することができ、
柔軟な目標追尾が可能になるという効果を奏する。
【0075】また、この発明にかかる目標追尾レーダ装
置(請求項7)によれば、整数化手段が、前記目標速度
と前記所定繰り返し周波数と送信パルス数とを乗算した
目標の移動距離を、前記サンプリング周波数と光速度と
を乗算した距離分解能によって除算した値を整数化し、
積分処理制御手段が、前記整数化手段によって整数化さ
れた整数値分、前記一連のディジタルデータをシフトさ
せ、前記受信パルスのディジタルデータの順序位置を一
致させて前記積分を行わせるようにしているので、追尾
すべき目標が小型高速目標であっても、S/N比を高く
して目標検出でき、確実に目標追尾を行うことができる
という効果を奏する。
【0076】また、この発明にかかる目標追尾レーダ装
置(請求項8)によれば、積分処理制御手段が、前記目
標が近づく場合には1番目の送信パルスに対応する一連
のディジタルデータに対して遅らせた順序位置に前記一
連のディジタルデータをシフトさせ、前記目標が遠のく
場合には1番目の送信パルスに対応するディジタルデー
タに対して早めた順序位置に前記一連のディジタルデー
タをシフトさせ、目標の移動方向に合わせたシフトを行
うようにしているので、追尾すべき目標が小型高速目標
であっても、S/N比を高くして目標検出でき、確実に
目標追尾を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる実施の形態1である目標追尾
レーダ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したパルスドップラ処理部におけるサ
ンプリング処理を示すタイミングチャートである。
【図3】この発明にかかる実施の形態2である目標追尾
レーダ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明にかかる実施の形態3である目標追尾
レーダ装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示したパルスドップラ処理部におけるサ
ンプリング処理を示すタイミングチャートである。
【図6】図4に示したパルスドップラ処理部における積
分処理を示すタイミングチャートである。
【図7】この発明にかかる実施の形態4である目標追尾
レーダ装置の構成を示すブロック図である。
【図8】従来における目標追尾レーダ装置の構成を示す
ブロック図である。
【図9】図8に示したパルスドップラ処理部におけるサ
ンプリング処理を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 受信器 3,33 パルスドップラ処理部 4 A/D変換器 5,13 積分器 6,12 A/D変換制御部 7,22 整数化部 8,14 信号処理部 9,19 制御部 10 送信器 21 積分制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定繰り返し周波数をもつ一連の送信パ
    ルスを順次アンテナから目標に対して送信し、該送信さ
    れた送信パルスが目標によって反射された受信パルスを
    含む受信信号を受信し、該受信パルスのデータをもとに
    目標位置および目標速度を求め、前記目標を追尾する目
    標追尾レーダ装置において、 前記送信パルスの送信開始時から所定時間後に所定サン
    プリング周波数のサンプリングを開始し、アナログの前
    記受信信号を一連のディジタルデータに変換するA/D
    変換手段と、 前記目標速度に基づく目標の移動距離が前記サンプリン
    グ周波数に基づく距離分解能を超える場合に、該目標の
    移動距離に相当するサンプリング間隔分、前記サンプリ
    ングの開始時期をシフトさせ、前記受信パルスのディジ
    タルデータの順序位置が一致した一連のディジタルデー
    タを生成させる制御を行うサンプリング開始制御手段
    と、 各送信パルスの送信時から計時して同一時間帯の各ディ
    ジタルデータを順次積分する積分処理手段と、 を備えたことを特徴とする目標追尾レーダ装置。
  2. 【請求項2】 所定繰り返し周波数をもつ一連の送信パ
    ルスを順次アンテナから目標に対して送信し、該送信さ
    れた送信パルスが目標によって反射された受信パルスを
    含む受信信号を受信し、該受信パルスのデータをもとに
    目標位置および目標速度を求め、前記目標を追尾する目
    標追尾レーダ装置において、 前記送信パルスの送信開始時から所定時間後に所定サン
    プリング周波数のサンプリングを開始し、アナログの前
    記受信信号を一連のディジタルデータに変換する第1お
    よび第2のA/D変換手段と、 前記目標速度に基づく目標の移動距離が前記サンプリン
    グ周波数に基づく距離分解能を超える場合に、該目標の
    移動距離に相当するサンプリング間隔分、前記第1のA
    /D変換手段のサンプリングの開始時期をシフトさせ、
    前記受信パルスのディジタルデータの順序位置が一致し
    た一連のディジタルデータを生成させる制御を行うサン
    プリング開始制御手段と、 前記第1のA/D変換手段から出力された一連のディジ
    タルデータに対し、各送信パルスの送信時から計時して
    同一時間帯の各ディジタルデータを順次積分する第1の
    積分処理手段と、 前記第2のA/D変換手段から出力された一連のディジ
    タルデータを出力順序毎に積分する第2の積分処理手段
    と、 を備えたことを特徴とする目標追尾レーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記サンプリング開始制御手段は、 前記目標速度と前記所定繰り返し周波数と送信パルス数
    とを乗算した目標の移動距離を、前記サンプリング周波
    数と光速度とを乗算した距離分解能によって除算した値
    を整数化する整数化手段を備え、 前記整数化手段によって整数化された整数値に対応する
    サンプリング間隔時間分、前記サンプリングの開始時期
    をシフトさせることを特徴とする請求項1または2に記
    載の目標追尾レーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記サンプリング開始制御手段は、 前記目標が近づく場合には前記サンプリング開始時期を
    早めるシフトを行わせ、前記目標が遠のく場合には前記
    サンプリング開始時期を遅くするシフトを行わせること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の目標
    追尾レーダ装置。
  5. 【請求項5】 所定繰り返し周波数をもつ一連の送信パ
    ルスを順次アンテナから目標に対して送信し、該送信さ
    れた送信パルスが目標によって反射された受信パルスを
    含む受信信号を受信し、該受信パルスのデータをもとに
    目標位置および目標速度を求め、前記目標を追尾する目
    標追尾レーダ装置において、 前記送信パルスの送信開始時から所定時間後に所定サン
    プリング周波数のサンプリングを開始し、アナログの前
    記受信信号を一連のディジタルデータに変換するA/D
    変換手段と、 前記A/D変換手段から出力された一連のディジタルデ
    ータを出力順序毎に積分する積分処理手段と、 前記目標速度に基づく目標の移動距離が前記サンプリン
    グ周波数に基づく距離分解能を超える場合に、超えた目
    標の移動距離に相当するサンプリング個数分、前記一連
    のディジタルデータをシフトさせ、前記受信パルスのデ
    ィジタルデータの順序位置を一致させて前記積分を行わ
    せる積分処理制御手段と、 を備えたことを特徴とする目標追尾レーダ装置。
  6. 【請求項6】 所定繰り返し周波数をもつ一連の送信パ
    ルスを順次アンテナから目標に対して送信し、該送信さ
    れた送信パルスが目標によって反射された受信パルスを
    含む受信信号を受信し、該受信パルスのデータをもとに
    目標位置および目標速度を求め、前記目標を追尾する目
    標追尾レーダ装置において、 前記送信パルスの送信開始時から所定時間後に所定サン
    プリング周波数のサンプリングを開始し、アナログの前
    記受信信号を一連のディジタルデータに変換する第1お
    よび第2のA/D変換手段と、 前記第1および第2のA/D変換手段から出力された一
    連のディジタルデータを出力順序毎にそれぞれ積分する
    第1および第2の積分処理手段と、 前記目標速度に基づく目標の移動距離が前記サンプリン
    グ周波数に基づく距離分解能を超える場合に、超えた目
    標の移動距離に相当するサンプリング個数分、前記第1
    の積分処理手段の前記一連のディジタルデータをシフト
    させ、前記受信パルスのディジタルデータの順序位置を
    一致させて前記積分を行わせる積分処理制御手段と、 を備えたことを特徴とする目標追尾レーダ装置。
  7. 【請求項7】 前記積分処理制御手段は、 前記目標速度と前記所定繰り返し周波数と送信パルス数
    とを乗算した目標の移動距離を、前記サンプリング周波
    数と光速度とを乗算した距離分解能によって除算した値
    を整数化する整数化手段を備え、 前記整数化手段によって整数化された整数値分、前記一
    連のディジタルデータをシフトさせ、前記受信パルスの
    ディジタルデータの順序位置を一致させて前記積分を行
    わせる制御を行うことを特徴とする請求項5または6に
    記載の目標追尾レーダ装置。
  8. 【請求項8】 前記積分処理制御手段は、 前記目標が近づく場合には1番目の送信パルスに対応す
    る一連のディジタルデータに対して遅らせた順序位置に
    前記一連のディジタルデータをシフトさせ、前記目標が
    遠のく場合には1番目の送信パルスに対応するディジタ
    ルデータに対して早めた順序位置に前記一連のディジタ
    ルデータをシフトさせることを特徴とする請求項5〜7
    のいずれか一つに記載の目標追尾レーダ装置。
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