JP2719710B2 - 超音波パルスドプラ血流診断装置 - Google Patents

超音波パルスドプラ血流診断装置

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祐一 廣田
隆夫 東泉
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は例えば血流速度を観測する超音波パルスド
プラ血流診断装置、特に、高パルス繰り返し周波数モー
ドによる血流速度の測定に関するものである。
[従来の技術] 第6図は従来の高パルス繰り返し周波数モード(以下
HighPRFモードという)での血流観測に於ける位置分解
能の関係を示す説明図である。
図に於いて、HighPRFモードは通常のパルスドプラ法
よりパルス繰り返し周波数(PRF)を2倍にした場合で
ある。この場合、サンプル点をA2に設定したとすると、
その位置で得られるエコー信号Eiには一つ前のレートTi
−1のA1からのエコー信号Ei−1も混入している。従っ
て、ドプラ出力信号としては、A1とA2のドプラ信号が合
成されたものとなる。PRFを3倍、4倍と大きくしてゆ
くと、出力信号も3点、4点のドプラ信号が合成された
ものとなる。
HighPRFモードを用いることにより、体深部の速い血
流をも折り返しなく観測することができるが、血流観測
場所であるサンプルボリュームと体表との間に擬似サン
プルボリュームが存在する。そして、この擬似サンプル
ボリューム位置にも血流が存在すると、観測場所の血流
と重なって表示されるため、誤診を招く。
又、サンプルボリュームと体表との間には送波点も存
在する。送波点に擬似サンプルボリュームを持ってきて
も、装置のダイナミックレンジ等の制約により影響を受
ける。
これを避けるためにPRFを少し変え、擬似サンプルボ
リュームが送波点と合わない位置に制御する。ところ
が、PRFを変えると、最大血流観測速度が変化してしま
う。
[発明が解決しようとする課題] この発明は、かかる問題点を解決するためになされた
もので、擬似サンプルボリュームを観測に悪影響を及ぼ
さない位置に設定しても、最大血流観測速度を所望の値
に維持することができる超音波パルスドプラ血流診断装
置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る超音波パルスドプラ血流診断装置は、
高パルス繰り返し周波数モードを用いて、血流速度を観
測する超音波パルスドプラ血流診断装置に於いて、サン
プルボリューム位置を設定するサンプルボリューム入力
機構と、最大血流観測速度を設定する最大血流観測速度
入力機構と、サンプルボリューム入力機構より設定され
たサンプルボリューム位置及び最大血流観測速度入力機
構より設定された最大血流観測速度に基づいて、送信超
音波の送波間隔及び搬送/復調周波数を決定する決定手
段と、決定手段によって決定された送波間隔と搬送周波
数に従って超音波の送波を行う送波回路と、決定手段に
よって決定された復調周波数に一致する周波数を持つ復
調信号でエコー受信信号の直交検波を行う直交検波回路
を備えている。
[作 用] 送波間隔及び搬送/復調周波数決定手段が、サンプル
ボリューム入力機構及び最大血流観測速度入力機構から
の入力信号に基づいて、最大血流観測速度を設定値どお
りに維持するための送波間隔と搬送/復調周波数を決定
して、それぞれ送波回路と直交検波回路を制御する。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例を示す超音波パルスドプ
ラ血流診断装置のブロック図であり、(1)はHighPRF
モードで決定の搬送周波数の超音波ビームを送波し、エ
コー信号を受波する探触子で、(2)は任意に設定され
る送波間隔及び送信搬送周波数の駆動信号を前記探触子
に与える送波回路である。
(3)は前記探触子(1)よりの受波エコー信号を増
幅し所定の音線の受波信号を形成する受波増幅焦点回路
で、(4)は前記受波増幅焦点回路(3)の受波信号b
の受波強度を検出する受波信号強度検出器で、設定され
たレンジゲート位置での受波強度信号cを送波間隔,搬
送/復調周波数決定回路(10)へ送る。
(5)は受波増幅された信号を直交検波する直交検波
回路で、その復調周波数は、送波間隔,搬送/復調周波
数決定回路(10)からの復調周波数制御信号dで制御さ
れる。
(6)は直交検波された信号を所定の積分区間でサン
プリングするレンジゲート回路で、送波間隔,搬送/復
調周波数決定回路(10)からのレンジゲート信号eによ
って制御される。
(7)はサンプリングされた積分区間の信号をスペク
トル解析する周波数分析回路で、(8)はユーザがサン
プルボリューム位置を設定するサンプルボリューム入力
機構である。
(9)はユーザが最大血流観測速度を設定する最大血
流観測速度入力機構である。
(10)は送波間隔,搬送/復調周波数決定回路であ
り、送波間隔及び搬送/復調周波数を決定する演算器
と、送信搬送周波数の送波間隔を所定の周期に制御して
タイミングパルスを設定するタイミング発生器と、直交
検波回路へ復調周波数の制御信号を送る搬送/復調用周
波数制御回路とで構成されており、具体的にはマイクロ
プロセッサ及びメモリにより構成され、プログラムによ
って制御されている。
上記のように構成された超音波パルスドプラ血流診断
装置のHighPRFモードにおいて、ユーザは、サンプルボ
リューム入力機構(8)によって任意の深さのサンプル
ボリューム位置を入力し設定し、最大血流観測速度入力
機構(9)によって任意の最大血流観測速度を入力し設
定する。
送波間隔,搬送/復調周波数決定回路(10)は、これ
ら入力機構からの入力情報に基づき、後に詳しく述べる
ように、設定された最大血流観測速度に対応する送波間
隔,搬送周波数及び復調周波数を決定する。
そして、このような送波間隔,搬送周波数及び復調周
波数に対応する送波信号a及び復調制御信号bを出力す
る。送波間隔,搬送/復調周波数決定回路(10)は、
又、レンジゲート信号eを出力する。
送波間隔,搬送/復調周波数決定回路(10)からの送
波制御信号aを受けた送波回路(2)は探触子(1)に
対して送波間隔がPRTが、周波数がfoの駆動パルスを送
る。
被検体からのエコー信号を探触子(1)で受波し、受
波増幅焦点回路(3)へ送る。受波増幅焦点回路(3)
はエコー信号を増幅し、受波信号bを受波信号強度検出
器(4)へ送る。
受波信号強度検出器(4)は、送波間隔,搬送/復調
周波数決定回路(10)のレンジゲート信号eにより、サ
ンプリングされたレンジゲート位置での受波強度信号c
を送波間隔,搬送/復調周波数決定回路(10)へ送る。
送波間隔,搬送/復調周波数決定回路(10)は受波強
度信号cをA/D変換し、演算し、メモリに書き込む。
受波強度信号cが大きな値を示すとき、送波間隔,搬
送/復調周波数決定回路(10)は最大血流観測速度を設
定値どおりに保ちながら送信搬送周波数の送波間隔PRT
及び送信搬送周波数foを変更して、受波強度信号cの値
が小さくなるようにする。
このようにして決定された新たなPRT1及びfo1用の制
御信号を送波回路(2)へ送る。送波回路(2)は、そ
の信号に基づいた送波間隔がPRT1で、周波数がfo1の駆
動パルスを探触子(1)へ送る。
探触子(1)で受信したエコー信号は受波増幅焦点回
路(3)で増幅され、直交検波回路(5)へ送られる。
送波間隔,搬送/復調周波数決定回路(10)からは直交
検波回路(5)へ復調周波数fo1に制御する復調制御信
号dが送られる。
直交検波回路(6)は復調信号dの制御信号に基づい
て復調周波数をfo1に定め、エコー信号を直交検波して
レンジゲート回路(6)へ送る。
レンジゲート回路(6)は直交検波された信号をサン
プリングする回路で、送波間隔,搬送/復調周波数決定
回路(10)からのレンジゲート信号eに従ってサンプリ
ングして、その出力信号を周波数分析回路(7)へ送
る。
周波数分析回路(7)はサンプリングされた積分区間
の信号をスペクトル解析し、画像情報処理変換部(図示
せず)へ送る。
上記のようにユーザが選択したサンプルボリューム位
置の設定、最大血流観測速度の設定及びサンプルボリュ
ーム位置からの受波強度信号に基づいて、送波間隔,搬
送/復調周波数決定回路(10)は、最大血流観測速度を
変化させない送波間隔と搬送/復調周波数を演算し、擬
似サンプルボリューム位置を不都合な位置から外す。
第2図は通常のドプラシステムのイメージである。
第2図(a)に見られる任意の深さDsのサンプル位置
と、第2図(b)に見られる任意の最大血流観測速度範
囲−Vmax〜Vmaxがユーザによって設定される。
又、第3図は、パルス繰返し周期時間(PRT)即ち送
波間隔Tに於いて、搬送波fo及び受波(受信エコー信
号)及びサンプリングするレンジ・ゲート・パルスとの
送受波タイミングチャートであり、 Ds及びVmaxは次式の様に示される。
Ds=C・Ts/2 Vmax=C/4・fo・T …… C:音速 第4図はHighPRFモードの送受波タイミングチャート
であり、ここで、Vmaxを小さな値から大きな値に変化し
て行くには、従来、Tの値を小さくして行ったが、第4
図(a)に見られる様に、レンジ・ゲート・パルスが次
回の送波パルスにぶつかる状態が発生するので、第4図
(b)の様にTd+Tlだけ一挙に縮めなければならず、第
5図のPRT設定領域図の(ア)の領域に相当する範囲のV
max値を実現することができなかった。
この様なVmaxの設定不可能な領域を無くすには、式
を見てみるとVmaxはfo・Tの関数であるから、Tの値を
連続的にとれないところではfo(搬送周波数)の値を変
更することにより、Vmax値の設定不可領域を無くすこと
が出来るのである。送波間隔,搬送/復調周波数決定回
路(10)は式に従って送波間隔と搬送/復調周波数を
決定する。
例えば第5図を例に取ると、実際のPRTを(Ts+Td/
2)に固定して、搬送波を fo・T/(Ts+Td/2) 但し Ts−Td/2−Tl≦T Ts+Td/2≦T の様に可変すれば、第5図(ア)の設定不可領域を無く
すことが出来るのである。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、パルス繰り返し周期
時間及び搬送/復調周波数を制御することにより、最大
血流観測速度を変化させることなく疑似サンプルボリュ
ーム位置を不都合な位置から外せるので、ユーザが望む
任意のサンプルボリューム位置及び最大血流観測速度が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す超音波パルスドプラ
血流診断装置のブロック図、第2図はドプラシステムに
よるイメージの例、第3図は送受波タイミングチャー
ト、第4図はHighPRFモードの送受波タイミングチャー
ト、第5図は最大血流観測速度又はPRT設定領域図、第
6図はHighPRFの説明図である。 図において、(1)は探触子、(2)は送波回路、
(3)受波増幅焦点回路、(4)は受波信号強度検出
器、(5)は直交検波回路、(6)はレンジゲート回
路、(7)は周波数分析回路、(8)はサンプルボリュ
ーム入力機構、(9)最大血流観測速度入力機構、(1
0)は送波間隔,搬送/復調周波数決定回路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高パルス繰り返し周波数モードを用いて、
    血流速度を観測する超音波パルスドプラ血流診断装置に
    於いて、 サンプルボリューム位置を設定するサンプルボリューム
    入力機構と、 最大血流観測速度を設定する最大血流観測速度入力機構
    と、 前記サンプルボリューム入力機構より設定されたサンプ
    ルボリューム位置及び前記最大血流観測速度入力機構よ
    り設定された最大血流観測速度に基づいて、送信超音波
    の送波間隔及び搬送/復調周波数を決定する決定手段
    と、 該決定手段によって決定された送波間隔と搬送周波数に
    従って超音波の送波を行う送波回路と、 前記決定手段によって決定された復調周波数に一致する
    周波数を持つ復調信号でエコー受信信号の直交検波を行
    う直交検波回路を備えたことを特徴とする超音波パルス
    ドプラ血流診断装置。
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