JPH01131457A - 液体クロマトグラフ用オートサンプラによる試料注入方法 - Google Patents

液体クロマトグラフ用オートサンプラによる試料注入方法

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JPH01131457A
JPH01131457A JP29129687A JP29129687A JPH01131457A JP H01131457 A JPH01131457 A JP H01131457A JP 29129687 A JP29129687 A JP 29129687A JP 29129687 A JP29129687 A JP 29129687A JP H01131457 A JPH01131457 A JP H01131457A
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勝彦 斉藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はオートサンプラを用いて試料を自動的に注入す
るようにした液体クロマトグラフにおける試料注入方法
に関するものである。
(従来の技術) 液体クロマトグラフで一連の試料を連続して測定する場
合、オートサンプラを用いて試料を自動的に注入する。
その注入動作は第5図に示されるように、前の分析が終
った時点で次の注入動作を行なう。試料の注入にはまず
、シリンジによって試料瓶から試料を吸引し、サンプル
ループへ試料を充填する。
その後サンプリングバルブを切り換えて試料をカラム流
路に導入する。試料導入後タイマーをリセットして時間
を計測し、一定の分析時間Taが終了すると再び次の試
料注入を行なうというように、連続して測定を繰り返し
ていく。
(発明が解決しようとする問題) オートサンプラが試料を注入するのに要する時間は、試
料注入量の多少や試料瓶の位置によって異なってくる。
例えば試料注入量について言えば、試料吸引や試料をサ
ンプルループへ充填するためのシリンジのプランジャの
スピードは一定であるため(試料粘度のためあまり速く
できない)、例えば、1μΩの試料を吸引し充填する時
間が数秒であるのに対し、150μaの試料の場合は1
分ぐらいかかる。そのため、前の分析が終了した後、次
の試料が注入されるまでの時間は注入条件によって異な
る。
一方、グラジェント分析では、第6図に示されるように
、カラムの移動相組成を変化させ1分析が終了するごと
に移動相組成を初期濃度に戻す。
しかし、時間の経過とともにカラムの゛状態は少しずつ
変化しているため、オートサンプラによる試料導入のタ
イミングがずれるとピークの保持時間や高さが変化し、
再現性のよいデータを得ることができない。
本発明はグラジェント分析の場合のように移動相組成を
変化させる分析であっても、試料注入条件によらず再現
性のよいデータを得ることのできる試料注入方法を提供
することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、オートサンプラを用いて試料を自動的に注
入するとともに、分析条件の設定された分析を連続して
行う液体クロマトグラフで、前の試料の分析中にオート
サンプラが次の試料をサンプルループに充填し、前の分
析終了後、一定のタイミングで試料をカラム流路に導入
する。
(実施例) 第1図に本発明が適用される液体クロマトグラフの流路
図を示し、第2図に第1図におけるオートサンプラを示
す。
第1図で2種類の移動相A、BがそれぞれポンプIa、
lbによって送られ混合される。ポンプla、lbはコ
ントローラ2によって制御され、移動相の組成が予め設
定されたプログラムに従って変化するように動作する。
3はオートサンプラであり、コントローラ2の制御によ
り自動的に試料を注入していく。4は試料を分離するカ
ラム、5は検出器であり、検出器を通った試料は移動相
とともにドレインへ排出されていく。
第2図にオートサンプラを示す。
ポンプにつながる流路6aとカラム4につながる流路6
bの間には試料を導入するサンプリングバルブである六
方切換えバルブ7が設けられている。切換えバルブ7に
はサンプルループ8が設けられているとともに、試料を
注入するインジェクションポート9と、ドレインへつな
がる流路が設けられている。10は切換えバルブ7の切
換えの際の流路6a、6bの圧力変化を小さくするため
の抵抗管である。
11は試料瓶であり、複数の試料瓶11がサンプルラッ
ク12に装着されている。
13は試料の注入を行なうノズルであり、配管14を経
てシリンジ15で吸引と注入動作が行なわれるようにな
っている。ノズル13はサンプルラック12の任意の試
料瓶11の位置、インジェクションポート9の位置及び
洗浄ポート16の位置の間を移動することができる。ノ
ズル13につながる流路14には更に電磁弁17を介し
て洗浄用のシリンジ18が設けられ、シリンジ18には
電磁弁19を介して洗浄液20が供給されるようになっ
ている。21は5μm以上のごみなどの吸引を防ぐサク
ションフィルタである。
サンプルループ8は内径が0.5mmで長さが750m
m、流路14は内径が1mmで長さが1800mm(容
量は約1400μQ)であり、サンプリング用のシリン
ジ15の容積は250μQ。
洗浄用シリンジ18の容量は2.5mI2である。
このオートサンプラにおける試料注入動作を説明する。
ノズル13を所定の試料瓶に挿入し、シリンジ15のプ
ランジャを引いて試料を流路14に吸引する。切換えバ
ルブ7を破線で示されるロード側に切り換えておき、流
路6a、6bには移動相を流しておく。その後ノズル1
3をインジェクショボート9に挿入し、試料をサンプル
ループ8に注入する。その後、切換えバルブ7を実線で
示されるインジェクション側に切り換えると流路6aか
ら切換えバルブ7を経てサンプルループ8中の試料が切
換えバルブ7を経て流路6bへ送り出され、カラムへ導
入される。
次の試料を注入する前にノズル13と流路14を洗浄す
る。電磁弁17を閉じたままで電磁弁19をあけてシリ
ンジ18に洗浄液20を吸引する。
ノズル13を洗浄ポート16に挿入し、電磁弁17.1
9を切り換え、シリンジ18から洗浄液を押し出して流
路14とノズル13を通って洗浄ポート16へ排出する
次に一実施例の動作を第3図と第4図を参照して説明す
る。
コントローラ2には注入条件として、試料が導入(分析
開始)された後、次の試料の注入動作を行なうまでの時
間toを設定しておく。この時間toは、試料注入量や
試料瓶の位置などから求まる最大注入時間を分析時間T
Oから引いて算出しておく。
最初の試料をサンプリング用シリンジ15によって吸引
し、サンプルループ8へ充填する。そして切換えバルブ
7をインジェクション側(実線側)に切り換えることに
より試料導入を行い、タイマーをリセットする。ノズル
13の洗浄を行なっておく。
注入条件として設定された時間toが経過すると、次の
試料をシリンジ15によって吸引し、切換えバルブ7を
破線で示されるロード側に切り換えてサンプルループ8
へ試料を充填し、その状態で待機する。
分析時間Toが経過すると前の試料の分析が終了したこ
とになり、その時点で切換えバルブ7をインジェクショ
ン側(実線側)に切り換え、試料導入を行なって次の試
料の分析を始める。その後は同様にして分析が終了する
前に次の試料のサンプルループ8への充填を行なってお
く。
このように前の試料の分析中にサンプルループ8へ次の
試料が充填されているので、一定周期Toのグラジェン
ト分析サイクルの開始時点で正確に同期して試料を導入
することができるようになる。
上記の実施例では、前の試料の分析中に次の試料の注入
動作を始めるタイミングは、前の試料導入から一定時間
to後になるように設定しているが、各試料ごとの注入
量や試料瓶の位置をそれぞれコントローラ2に設定して
おき、コントローラ2で各試料について試料注入動作を
開始する時間を設定するようにしてもよい。その場合に
は待機時間tel、tW2j  tW31・・・・・・
を0にすることができる。
このように、待機時間をOにする場合は、第3図に示さ
れるフローチャートでは試料を導入してタイマーをリセ
ットした後1次の試料の注入条件を読み込み、試料注入
動作開始時間toを算出するプログラムを追加すればよ
い。
コントローラ2としてはマイクロコンピュータを用いる
ことができる。
(発明の効果) 本発明では前の試料の分析中にオートサンプラが次の試
料をサンプルループに充填し、前の分析終了後、一定の
タイミングで試料を導入するようにしたので、グラジェ
ント分析時のようにカラム内の移動相濃度を変化させる
ような分析でも、試料導入時のカラムの状態をオートサ
ンプラの注入条件によらず一定にすることができ、再現
性のよい分析を行なうことができる。
また、前の試料の分析中に次の試料をサンプルループに
充填しておくので、分析サイクルを短縮することができ
、また移動相を節約することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される液体クロマトグラフの一例
を示す流路図、第2図はオートサンプラの一例を示す構
成図、第3図は一実施例の動作を示すブローチヤード、
第4図は同実施例の動作を示すタイミング図、第5図は
従来のオートサンプラの動作を示すフローチャート、第
6図は同従来例の動作を示すタイミング図である。 la、lb・・・・・・ポンプ、  2・・・・・・コ
ントローラ、3・・・・・・オートサンプラ、 4・・
・・・・カラム、7・・・・・・切換えバルブ、 8・
・・・・・サンプルループ、11・・・・・・試料瓶、
  12・・・・・・サンプルラック、13・・・・・
・ノズル、  15・・・・・・シリンジ。 特許出願人 株式会社島津製作所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オートサンプラを用いて試料を自動的に注入するととも
    に、分析条件の設定された分析を連続して行う液体クロ
    マトグラフで、前の試料の分析中にオートサンプラが次
    の試料をサンプルループに充填し、前の分析終了後、一
    定のタイミングで試料をカラム流路に導入するオートサ
    ンプラによる試料注入方法。
JP62291296A 1987-11-17 1987-11-17 液体クロマトグラフ用オートサンプラによる試料注入方法 Expired - Fee Related JP2787682B2 (ja)

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