JPH01130871A - ハンダ付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、コテ先の温度管理を行うハンダ付け装置に関
する。

「従来の技術」 ハンダ付け装置は、コテ先の温度が一定になるのが好ま
しいが、作業によって温度が低下するため、熱源の温度
を調整するように構成される。

この温度の調整は、熱電対などによって構成される温度
検出器をコテ先に備え、コテ先の温度を検出して熱源に
フィードバックする方法が一般的であった。

しかしながら、このような構成によれば、コテ先と温度
検出器とを密着させなければならず、温度検出器の取り
付けが容易ではなかった。

従来の構成では、コテ先に熱源を挿入する穴を形成して
おき、この穴に温度検出器を介在して熱源を挿入してい
たが、コテ先に穴を形成するのにキリを用いて行うため
、穴の底部が平面にならず、温度検出器が密着しないと
いった問題を発生していた。

このような構造では、温度検出器は、熱源の温度を検出
してコテ先の温度の検出に誤差を生じることがあり、コ
テ先の初期温度上昇にも障害を発生する。

「発明が解決しようとする問題点」 一般には、この穴は、熱源を挿入する関係上、深い穴に
なるため、穿孔用のキリを用いて行うが、一般にこの種
のキリは、先端が尖っており、このために穴の底部が平
面にならないで凹部になるものであり、エンドミルなど
の先端が平らなキリを用いることが考えられた。

しかし、エンドミル等は、加工された穴の底部がほぼ平
面になるものの穴が深くなると切り屑がうまく排出でき
ないため、加工上の都合が悪かった。

このようなことから、エンドミル等の先端が平らなキリ
を使用することの加工上の不便を選択するか、あるいは
加工が容易であっても特性の不具合を選択するか、いず
れかを選択していた。

本発明は、このような事・ｍに孟みてなされたものであ
り、加工が容易で特性が良好になるハンダ付け装置を提
供することを目的としている。

「問題点を解決するための手段」 本発明は、コテ先に熱源を挿入する穴を形成し、この穴
に熱伝導率の良い粉体を充填し、さらに温度検出器を介
して熱源を挿入することによって問題点を解決している
。

「作用」 コテ先と温度検出器との間には、熱伝導率の良い粉体が
介在されているため、コテ先の穴の底面が平面状でなく
とも熱伝導率の良好な粉本が媒体となってコテ先の温度
を温度検出器が正確に検出することができる。

このため、コテ先の温度が正確に、しかも短時間で検出
され熱源にフィードバックすることができる。

したがって、コテ先の温度と熱源の制御の間に形成され
る伝達関数が小さくなり、コテ先の温度管理が良好にな
る。

「実施例」 本発明を図面に示されな一実施例に基づいて説明すると
、第１図は、本発明の一実施例によるハンダ付け装置の
要部縦断面図であり、第２図は、その要部の拡大縦断面
図である。

第１図において、ハンダ付け装置は、先端１でハンダ付
け作業を行うコテ先２の後端３に穴４が加工されており
、この穴４に熱源５が挿入されている。

そして、穴４の底部６には、温度検出器７が備えられて
おり、穴４の底部６に形成される凹部８に熱伝導率の良
い粉体９が充填されている。

第２図において、ハンダ付け装置は、穴４の底部６に熱
伝導率の良い粉体９が充填されており、温度検出器７が
備えられている。

そして、温度検出器７は、熱源５によって穴４の底部６
が備えられており、周囲には、熱伝導率の良い粉体９と
して鉄粉や銅粉が充填されており、底部６における隙間
をなくしている。

このような構成において、ハンダ付け装置は、熱源５が
加熱されるとコテ先２にその発熱が伝達され、コテ先２
によってハンダ付け作業を行うことができるようになる
。

そして、熱源５によるコテ先２の加熱は、ハンダ付け作
業を行うとハンダやプリント基板等に熱を奪われて温度
が低下することになるが、熱源５によって補われる。

しかし、作業が行われない場合、熱源５によるコテ先２
の加熱が過剰になり、コテ先２が過加熱となる。

したがって、熱源５による加熱を制限するなど、温度管
理が必要になる。

そこで、穴４の底部６に備えられている温度検出器７が
このコテ先２の温度を検出して熱源５の電源等を制御す
る。

温度検出器７は、穴４の底部６において、熱伝導率の良
い粉体９が隙間を埋めつくしているため、コテ先２の温
度を正確に検出することができ、コテ先２の温度の変化
を正確に熱源５の制御に関連させることができる。

このような温度検出器７は、コテ先２の穴４に銅粉等の
熱伝導率の良い粉体９を充填してから、温度検出器７を
挿入し、さらに熱源５を挿入しである程度圧縮すると隙
間がなくなり、温度検出器７とコテ先２との間に隙間が
できて熱遮断され、温度勾配を生しるといっな問題を解
消することができる。

また、コテ先２の加工は、穴４の底部６がどのような形
状であっても銅粉などの熱伝導率の良い　　　□粉体を
介して温度検出器７に熱伝導されるため、穴４を形成す
るキリの形状や種類に制限がなくなリ、加工の制限を受
けることがなく、加工が容易になる。

「発明の効果」 したがって、本発明によれば、コテ先２の温度変化によ
る熱源５の制御に関する伝達関数が小さくなり、正確な
温度管理ができるようになる。

さらに、コテ先の加工が容易になり、製作が極めて簡単
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例によるハンダ付け装置の要
部縦断面図であり、第２図は、その要部の拡大縦断面図
である。 １・・・先端、　２・・・コテ先、　３・・・後端、　
４・・・穴、　５・・・熱源、　６・・・底部、　７・
・・温度検出器、９・・・熱伝導の良い粉体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コテ先に熱源を接触させるハンダ付け装置において、コ
   テ先に熱源を挿入する穴を形成し、この穴に熱伝導率の
   良い粉体を充填し、さらに温度検出器を介して熱源を挿
   入することを特徴とするハンダ付け装置。