JPH01127592A - 乗客コンベアの欄干 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエスカレータあるいは電動道路等の乗客コンベ
アの欄干に係り、特に、移動する移動手摺の走行抵抗を
減じるのに好適な乗客コンベアの欄干構成に関する。

従来の乗客コンベアの欄干構成は、第２図及び第３図に
示す通り、無端状に配設されて移動するステップ１の側
方に欄干パネル２が立設され、この欄干パネル２の上端
に設けたガイドフレーム及びガイドフレームに支持され
たガイド４で移動手摺５を案内するのが最も一般的であ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

ここで、ガイド４は略Ｃ字形で一部が開口する移動手摺
５の内周に沿う形状に成形され、ガイドフレームを構成
する断面Ｕ字状のガイド３ｂに重ねてボルト６によりガ
イドフレームを構成する他のフレーム３ａに固定される
が、日本特許第１．２１１，１４５号に開示されるよう
なガイド材の段違いや第３図に符号Ａで示したフレーム
３ｂの変形（開口）によって移動手摺５のスムーズな走
行が妨げられているという問題がある。前述の日本特許
第１，２１１，１４５号に示された改善によってガイド
材の段違いの問題は解決されたものの、第３図に示した
変形によって、移動手摺５の走行抵抗が増し、スリップ
事故を招く等の事例が散見される。

第３図のような不具合は、ボルト６が締めつけた時の圧
力で断面Ｕ字状のフレーム３ｂが想像線Ａのように変形
（開口）し、移動手摺５の開口部に接触することによっ
て発生するものであり、この現象はスリップ事故や乗心
地阻害等のトラブルを誘発する。

本発明の目的は、ガイドフレームを構成する断面Ｕ字状
のフレームの変形を阻止し、移動手摺のスムーズな走行
を確保する乗客コンベアの欄干を提供する事にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、移動手摺案内用のガイドに、断面Ｕ字状のフ
レームの上端と係合する２条の溝を設けることによって
、断面Ｕ字状のフレームのボルト締め時の開口変形を阻
止するようにしたものである。

〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。

第１図において乗客コンベアの欄干の全体構成は従来と
略同様であるが、本−実施例ではガイドフレームを構成
する断面Ｕ字状のフレーム３ｂの上端に配置されるガイ
ド７（従来のガイド４相当）の下面に、断面Ｕ字状のフ
レーム３ｂの内幅Ｗと略同−の間隔で両端に凸部７ａ、
７ｂをもつ２条の溝７ｃを設け、この溝７ｃに前記フレ
ーム３ｂの両端を嵌入させたことに特徴がある。ここで
、溝７ｃとフレーム３ｂの両端とは係合に必要な最少限
の余裕をもっているのみであり、たとえボルト６を締付
けても従来の第３図のようには変形（開口）しないよう
になっている。

このようにしたことにより、フレーム３ｂの両端は内、
外側への変形が阻止され、従来のようにフレーム３ｂの
外側面と移動手摺５の開口端部が接触することはなくな
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、断面Ｕ字状のフレームのボルト締付は
時における変形がなくなるので、移動手摺はスムーズに
走行し、スリップや乗心地の阻害等を解消できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の乗客コンベアの欄干を示す
断面図、第２図は従来の乗客コンベアの欄干を示す側面
図、第３図は第２図の■−■線に沿う断面図である。 １・・・ステップ、２・・・欄干パネル、３ａ・・・断
面Ｕ字状のフレーム、３ｂ・・・その他のフレーム、４
，７・・・ガイド、５・・・移動手摺、６・・・ボルト
、７ｃ・・・溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、無端状に配設されて回動するステップと同期的に移
   動する移動手摺と、この移動手摺を案内するガイドと、
   このガイドを支持するガイドフレームと、このガイドフ
   レームを支持して立設された欄干パネルとを有し、前記
   ガイドフレームは前記ガイドを支持する断面Ｕ字状のフ
   レームとその他のフレームとよりなり、前記断面Ｕ字状
   のフレームを前記ガイドを貫通したボルトにより前記そ
   の他のフレームに取付けてなる乗客コンベアの欄干にお
   いて、前記ガイドに前記断面Ｕ字状のフレームの上端と
   係合する２条の溝を設けたことを特徴とする乗客コンベ
   アの欄干。