JPH01127377A - 感熱転写記録媒体 - Google Patents

感熱転写記録媒体

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JPH01127377A
JPH01127377A JP62286236A JP28623687A JPH01127377A JP H01127377 A JPH01127377 A JP H01127377A JP 62286236 A JP62286236 A JP 62286236A JP 28623687 A JP28623687 A JP 28623687A JP H01127377 A JPH01127377 A JP H01127377A
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JP
Japan
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oil
heat
ink
ink layer
hot
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Pending
Application number
JP62286236A
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English (en)
Inventor
Akira Suzuki
明 鈴木
Kunichika Morohoshi
諸星 邦親
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01127377A publication Critical patent/JPH01127377A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38228Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of two or more ink layers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、加熱により記録画像を転写する感熱記録媒体
に関する。
[従来の技術] 従来、転写記録媒体としては、熱昇華性染料層を支持体
上に設けた転写シートや熱溶融性物質と顔料を支持体上
に設けた転写シートが知られており、加熱によって受容
シート上に画像を形成することに用いられている。
このような熱転写記録シートは、従来は主に単色の記録
画像の形成に使用されてきたが、最近では多色画像ある
いはフルカラー画像の記録方法としても検討が進められ
つつある。
この多色化のための技術として、基材上に、高融点のワ
ックス中に着色剤を分散させてなる高融点インクの層、
および低融点のワックス中に、高融点インクと異なる着
色剤を分散させてなる低融点インクの層を、順次設けて
なる2色型感熱転写材が提案されている(特開昭56−
148591号公報)。
また、他の多色化の技術として、低い温度の加熱1.1
には、一方の色のインクを熱転写層から滲出dt!、高
い温度の加熱時には、上記インクと異なる色の@色剤を
含有する熱転写層全体を溶融して転写することにより、
2色の記録像を形成する技術が提案されている(特開昭
59−59493号公報)。
また、ざらに、2色の記録像を与えるものとして、基材
上に、1/10℃において10’センチポイズ以上の溶
融粘1αを示す第1熱転写性インクの層、および140
℃において1〜103センチポイズの溶融粘度を示し、
且つ第1熱転写性インクと異なる色調を有する第2熱転
写性インクの層を、この順序で設けてなることを特徴と
する感熱転写材が提案されている(特開昭62−687
91号公報)。
しかしながら以上の感熱転写材で得られる記録画像は、
いずれも、平滑度の低い普通紙上への記録画像としては
、不満足であった。
[目 的] 本発明は上記従来技術の問題点を改善せんとするもので
、特に平滑度の低い普通紙上に、2色の記録画像が得ら
れる転写記録媒体を提供することを目的とする。
[構 成] 上記の目的を達成するために本発明は、樹脂からなる微
細多孔質組織中に低粘性オイルを含有する熱溶融インク
層を支持体上に有する感熱転写記録媒体であって、前記
熱溶融インク層中に、異なる色の着色剤を含有したイン
ク層が複数積層して形成されてなることを特徴とする感
熱転写記録媒体を提供するものである。
本発明においては樹脂の微細多孔質組織中からなる網状
構造により、熱溶融性物質、着色剤及びオイルからなる
熱溶融インク成分が保持されている。この熱溶融性物質
は常温では固体で、サーマルヘッド等による加熱によっ
て溶融し、着色剤及びAイルとと乙に上記樹脂の微細多
孔質組織の網状坐迄の間から浸み出して、受容シートの
上に少しずつにじみ出る。この時本発明の第1図の如き
、それぞれ色の異なる着色剤を含有させる第1及び第2
の熱転写インク層を複数積層させて形成されている感熱
転写記録媒体を用いることにより、このにじみ出る着色
剤の転移状態はサーマルヘッド等によって印加される熱
エネルギー品によって変り、この印加される熱エネルギ
ーを制wJすることによって、低熱エネルV−時では、
第1の熱転写インク層中の6色剤が転移し、高熱エネル
ギー時では、第1及び第2の熱転写インク層中の両方の
着色剤が混合した状態で転移し、2色の記録画像が得ら
れる。
この時合成紙や上質紙等の平滑度の高い紙上への記録画
像は満足される2色の記録画像が1!?られるが、平滑
度の低いすなわち100秒以下の粗面紙上への記録画像
は、紙の粗面の凸部のみにインクが付着し、凹部にはほ
とんどインク転移しないという欠陥記録画像が19られ
てしまった。 そこで本発明者等は、上記問題点の改善
に鋭意努めた結果、本発明の如く熱溶融インク層中にオ
イルを含有させて低粘度化させることにより、平滑度1
00秒以下の粗面紙にも、画像濃度にも優れる2色の記
録画像を1ワることができた。
この理由としては低粘度のオイル吊を増大することによ
って、熱溶融インク成分の熱溶融時の粘度が低下するの
で、その結果熱溶融性インキが紙の凸部だけでなく、凹
部にも容易に転移しやすくなり、従って紙への浸透もよ
くなる結果、粗い紙にも優れた記録ができるものと考え
られる。
また、本記録媒体の如き2色の2層構造をもつ媒体を用
いると、加熱エネルギーは同一でも、記録印字後の剥離
までの時間を変えることにより、2色記録画像を1qる
こともできる。例えばある加熱エネルギーを付与後、素
早く剥離すると、第1の熱転写インク層中の着色剤含有
のインクのみが転移しやすく、剥離まで時間を長くざぜ
ると、第2の熱転写インク層中の別の着色剤を有するイ
ンクが転移しやすくなることもわかった。従って、この
記録、印字後の剥離までの時間を適度に選1s”lこと
によって、2色記録画像を得ることも可能である。
本発明に用いる支持体としては、従来より公知のフィル
ムや紙をそのまま使用することができ、例えばポリエス
テル、ポリカーボネート、トリアセデルセルロース、ナ
イロン、ポリイミド等の比較的耐熱性の良いプラスチッ
クのフィルム、セロハンあるいは硫酸紙などが好適に使
用できる。支持体の厚さは熱転写に際しての熱源として
熱ヘツドを考慮する場合には2〜15ミクロン程度であ
ることが望ましいが、たとえばレーザー光等の熱転写性
インク層を選択的に加熱できる熱源を使用する場合には
特に制限はない。また熱ヘツドを使用する場合に、熱ヘ
ツドと接触する支持体の表面に、シリコーン樹脂、ふっ
素樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、メしミン樹脂、ニトロセルロース等からなる耐熱性
保1層を設けることにより支持体の耐熱性を向上するこ
とができ、あるいは従来用いることのできなかった支持
体材料を用いることもできる。
又、支持体を導電性として支持体に電流を与え、ジュー
ル熱を発生させて、インク成分を溶融転移させる通電転
写用に用いることもできる。
上記したような構造を有する熱溶融インク層の製造法は
特に限定されるものではないが、一般には次のような方
法が取られる。すなわち、熱溶融性物質及び着色剤とオ
イル等とを、適当な有機溶剤と共に、アトライター及び
ボールミル等のような分散装置を用いて混合、分散させ
インク分散液(溶液でもよい)を1する。別途、有機溶
剤に溶解させた熱可塑性樹脂の溶液を冑、これを前記イ
ンク分散液とともに混合し、ボールミル等の混和器で均
一に分散する。次いで得られた分散液を支持体上に塗布
し、乾燥することにより前記のような微細構造の第1の
熱溶融インク層が19られる。次いで、同様にして該層
上に塗布して第2の熱溶融インク層が得られる。分散液
中には、前記した熱溶融性物質、着色剤とオイルの分散
をよくするために湿潤剤、分散剤等を加えてもよい。ま
た必要に応じて、この種の樹脂塗料に通常使用される充
犯剤を加えることもできる。微細多孔質樹脂組織を構成
する樹脂としては、侵述するようなオイルとの関係にお
いて、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、ニト
ロセルロース、醋酸セルロース、酢酸セルロース、アク
リル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステルおよびメタ
クリル酸エステルから選ばれたモノマーの単独または共
重合体等の熱可塑性樹脂及びフェノール、フラン、ホル
ムアルデヒド、ユリア、メラミン、アルキド、不飽和ポ
リエステル、エポキシ等の熱硬化性樹脂を用いることが
好ましい。
また別法として、多孔質組織を形成する樹脂とは非相溶
性であり該樹脂を溶解しない溶媒に可溶性である物質を
樹脂とともに混練し、支持体上に塗布して樹脂層を形成
したのち該物質を前記のような溶媒で溶解して多孔質樹
脂組織を形成し:更にその多孔質組織中に熱転写性イン
クを充填する方法によっても上記したような構造を有す
る転写層が1qられる。
常温では固体の熱溶融性物質としては、通常の感熱転写
記録媒体において熱溶融性インクを構成する熱溶融性バ
インダーを用いることができ、例えばカルナウバワック
ス、パラフィンワックス、サゾールワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、カスターワックス等のワックス
類ニステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ステア
リン酸アルミニウム、ステアリン[j、ステアリン酸バ
リウム、ステアリン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、メチル
ヒドロキシステアレー1−、グリセロール−Eノヒドロ
キシステアレート等の高級脂肪酸あるいはその金属塩、
エステル等の誘導体:ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリイソブチレン、ポリエチレワツクス、酸化ポリエチ
レン、ポリ四ふつ化エチレン、エチレン−アクリル酸共
重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体等のオレフィンの単独重合体ま
たは共重合体あるいはこれらの誘導体等からなる熱可塑
性樹脂などが用いられる。これらの保持材は、単独でま
たは二種以上混合して熱転写層を構成する熱可塑性樹脂
100重量部に対して50〜200%i部の割合で用い
られる。
(’l (’: n’l tヒしては、具体的に下記の
ものが挙げられる。
着色染料および着色顔料が挙げられるが、染料の方がよ
り好ましい階調性ある画像が得られる。
このような昇華しない染料として、下記の直接4 染料
、酸性染料、塩基性染料、媒染染料、硫化染料、建染染
料、アゾイック染料、油性染料等がある。
1)直接染料:ダイレクトスカイブルー、ダイレクトブ
ラックW等。
2)酸性染料:タートラジン、アシッドバイオレッド6
81アシドフアストレツド3G等。
3)塩基性染料:サフラニン、オーラミン、クリスタル
バイオレット、メチレンブルー、ローダミンB1ビクト
リアブルーB等。
4)媒染染料:サンクロミンファーストブルーHB、エ
リオフロムアズロールB1アリザリンイエローB等。
5)硫化染料:サルファブリリアントグリーン4G等。
6)、建染染料:インダンスレンブル−等。
7)アゾイック染料:ナフトールへS等。
8)油性染料二ニグロシン、スピリットブラックE8、
バリフ7□ストオレンジ3206、オイルブラック21
5、バターイエロー、スーダンブルー■、オイルレッド
B10−ダミンB等。
これらの染料は好ましくは溶解状態であるのがよい。
着色顔料としては、着色微粒子顔料、モノアゾ顔料等が
挙げられる。
以下に具体的な着色微粒子顔料を示す。いずれもヘキス
ト製のもので、かっこ内はカラーインデックスNo、を
示す。
パーマネント イエローGG、2(ピグメント イエロ
ー17)、パーマネント イエローDHG トランス0
2 (ピグメント イエロー12)、ノボパームイエロ
ーHRO3(ピグメント イエロー83)、ハンザ ブ
リリアント イエロー5GXO2(ピグメントイエロー
74)、パーマネント オレンジRLOI(ピグメント
 オレンジ34)、ノボパーム レッド1IrG  (
ピグメント オレンジ38)、ノボパームレッドIIF
丁(ピグメント レッド175) 、パーマネント レ
ーク レッドLCLLO2(ピグメントレッド53:1
) 、ノボパーム レッドtlF4B(ピグメント レ
ッド187) 、パーマネント カルミンFBBO2(
ピグメント レッド146) 、パーマネント ルヒン
L6B  (ピグメント レッド57:1) 、ホスタ
パーム ピンクヒトランス(ピグメント レッド122
) 、レフレックス ブルーR50(ピグメント ブル
ー61) モノアゾ顔料としては、下記の構造式で表わされる化合
物が挙げられる。
X−N=N−Y ただし、 Xニジアゾニウム塩残基 Y二カップラー残基 特に商品名で具体的に例示すると、下記のものがある。
(1) 5ico Fast Yellow D 13
55  (BAS Fl)(2) 5ico Fast
 Yellow D 1250  (BAS F’1)
(3) Lake Red LC(tloechst製
)@造式は (4) Lake Red C405(大日精化製)(
5)、Fast Red 1547  (大日精化製)
構造式は、 、 、 オイルとしては、上記したような熱可塑性樹脂と非相溶
性であり、非揮発性のものであれば、液体、半固体のい
ずれも用いられる。液体オイルとしては、たとえば綿実
油、菜種油、鯨油等の動植物油:あるいはモーターオイ
ル、スピンドル油、ダイナモ油等の鉱油が、また半固体
オイルとしては、たとえばラノリン、ラノリン誘導体、
ワセリン、ラード等が用いられる。
このオイルに関しては、好ましくは前記したラノリン誘
導体ワックスと同系統のラノリン誘導体オイルであり、
ざらに好ましくはラノリン脂肪酸又はラノリン脂肪酸エ
ステルのオイルであり、その具体例としてはネオコート
0ES−181,0[S−183、LIG−508、L
S−310288(以上古川製油)などが挙げられる。
上記オイルを20重量部以上に含有させても良いが、イ
ンク成分をより低粘度化させるためには、下記の如き粘
度300cps以下の低粘性オイルを加えることができ
る。
■高級アルコールエステル 名 称     脂肪酸      粘度C1)S/2
5℃ 旧5ORATE=4  リシノール酸       5
3.6〃  =5 イソオクタン酸      8.8
〃  ・7 パーサティックreL12・7〃=10イ
ソステアリン酸     24,3〃=11ステアリン
酸       20.0〃=2212−ヒドロキシス
テアリン酸51.4rt   =t01カップリン酸 
      22,2、/   =105イソオクタン
酸      24.2F、   =107パーサテイ
ツクl      36.8n   =108 ’jイ
マー1        36.0/l  =110イソ
ステアリン[56,0/I   =111ステアリン酸
       36.8/l   =117オレインM
          80//   =122 12−
ヒドロキシステアリン酸ペースト ■ヒドロキシ脂肪酸エステル 名 称      化学組成     粘度cps/2
5°C C0−「^メチル  メチルリシルレート   40C
o−F^メチル−〇 メチルリシルレート(蒸溜品)3
0 CO−[^エチルー〇 エチルリシルレート(蒸溜品)
    30 CO−FAブチル  ブチルリシルレート   40M
 A Rメチルアセチルリシ ルレート        13 BARブチルアセチルリシ ルレート        17 ■その他 名 称        粘度 Cps/25℃大豆油 
            120ビーナツツ油    
      150流動パラフイン         
250以上いずれも揮発分(120’C)  1.0%
以下のものである。経時安定性を考慮すると■の方が好
ましい。
また、本発明で得られる階調性をざらに向上させるため
に、後記する階調制御剤を加えることも可能である。
すなわち階調制御剤は、熱溶融インクの主成分となるオ
イル、ワックス等の低融点物質よりも樹脂との濡れ、相
溶性が良く、スポンジ樹脂構造中に堅固に保持され、そ
の存在によって多孔質組織の孔径をより小さくするよう
に微妙にコントロールするようである。従ってそれ自身
、熱エネルギーを印加しても転移されず、多孔質組織中
に保持され、周辺に存在する着色剤、インクの転移する
量をコントロールするという良好なる階調制御剤の働き
をするものと考えられる。また階調制御剤を入れること
により、表面の凹凸が増し、受容体への接触点が小さく
なり、地汚れ防止の効果も挙げられる。
前記階調制御剤としては、以下の物が具体例として示さ
れる。
1)針状結晶顔料(特願昭60−38868号)2)ア
ゾ系顔料(特願昭60−192098号)3)フタロシ
アニン系顔料 (特願昭60−168562号) 上記階調制御剤の添加量は染料1小量部に対して0.5
〜10重吊部、好ましくは1〜5重量部である。
その他前記多孔質樹脂組織をより強く保持するために、
あらかじめ支持体上に中間接着層を設けておくことも可
能である。
中間接着層としては、いわゆるプラスチック樹脂および
プラスチック樹脂に充填剤を添加したものが挙げられる
受容シートは、基本的には普通紙、合成紙でよいが、必
要とあれば、上記樹脂またはTiO2、シリカ、ZnO
等の充填剤を金石したものを普通紙上に塗布して、着色
剤の転移が容易になるように工夫することも可能である
。また、地汚れ防止層兼無インク受容層として、親油性
のトップ層を、最上層に塗布しても良い。
トップ層の厚さは受紙の平滑度を考慮して0.5〜10
μmざらに好ましくは1〜6μmの範囲がよい。
ここで加熱エネルギーの高低については、各材料の種類
およびインク層厚によって変動するもので、相対的な、
値となるものである。
−本発明でいう樹脂からなる微細多孔質組織中に常温で
は固体の熱溶融性物質を含有せしめて形成したトップ層
は、地汚れ防止層兼インク受容層となり、オイルが記録
しない部分の滲み出しを防ぐとともに、記録部で先に記
録紙側に転移し、続いて出てくるインク成分の受容性を
上げる働きをする。
上記トップ層の作り方としては、後記する熱溶融インク
層と、同じ作り方であり、後記する微細多孔質樹脂組織
を構成する樹脂、常温では固体の熱溶融性物質及び微細
多孔質形成補助剤のオイルを混合分散して、ワイヤバー
、ブレード、エアーナイフ等の公知のコーティングによ
り、後記する熱溶融インク層上に塗布すれば良い。
インク受容性の良い熱溶融性物質としては、下記のもの
が例示できる。
例えばカルナウバワックス、パラフィンワックス、サゾ
ールワックス、マイクロクリスタリンワックス、カスタ
ーワックス等のワックス類;ステアリン酸、パルミチン
酸、ラウリン酸、ステアリン酸アルミニウム、ステアリ
ン酸鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、パ
ルミチン酸亜鉛、メチルヒドロキシステアレート、グリ
セロールトノヒドロキシステアレート等の高級脂肪酸あ
るいはその金属塩、エステル等の誘導体;ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリエチレワツ
クス、酸化ポリエチレン、ポリ四ふつ化エチレン、エヂ
レンーアクリル酸共手合体、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体のオレフィ
ンの単独重合体または共重合体あるいはこれらの誘導体
等からなる熱可塑性樹脂などが用いられる。これらの材
料は、単独でま°たは二種以上混合して用いることも可
能である。地汚れ防止の点で、融点70℃以上が好まし
い。また、必要であれば炭酸カルシウム、シリカ、カオ
リナイト、硫酸バリウム、アルミナ等を含有させること
も可能である。又トップ層には界面活性剤を含有せしめ
ると、受紙中のセルロース等の極性成分と強い親和力を
起こし、受紙との付着力を強める。したがって、良好な
インク受容層となり、又後のインク転移よりも良好とな
る。
[実施例] 次に実施例について説明する。部はいずれも重Φ部であ
る。
実施例1 着色剤: SPT Black5 (採土ケ谷化学製)
10部熱溶融性物質:カルナバワックスNo、 1(野
田ワックス製>   20部 微細多孔質形成用補助^11: ラノリン脂肪酸オイル (OES−183、吉川製油製)  6部低粘性オイル
:オレイン酸エステルオイル(lfisorate m
7粘度80cps/25℃)    30部分散剤  
              0.5部流動パラフィン
            3部上記熱溶融インク成分を
約90℃でメチルエチルケトン60部とトルエン150
部の混合液とともにボールミルで約48時間中分分散さ
せる。
次いで10重量%の試薬セルロースアセテートブチレー
ト(関東化学f!Aニブチル基17%、融点230〜2
40℃)溶液(樹脂10部、トルエン45部、メチルエ
チルケトン45部)  300部を上記各インキ分散液
に加え、約1時間ボールミルによって分散し、第1の感
熱転゛り組成物の塗剤を作成した。
この塗剤をワイヤーバーを用いて厚さ6μmの裏側にシ
リコーン樹脂耐熱層を設けたポリエステルフィルムの表
面に塗布し、乾燥温度100℃で1分間乾燥して、厚さ
約3μmの第1の熱溶融インク層を形成した。
次いで、下記処方の熱溶融インク成分を同上にして作成
して、第2の感熱転写組成物の塗剤を作成した。
同様にして、上記第1の熱溶融インク層に塗布して厚さ
約2μmの第2の熱溶融インク層を形成した。
6色剤: Neozapon Red 346 (BA
S F製> 10部熱溶融性物質:カルナバワックスN
o、 1(野田ワックス製)   20部 微細多孔質形成用補助剤: ラノリン脂肪酸オイル (OES−183、吉川製油製)  6部低粘性オイル
:オレイン酸エステルオイル(粘度80cps/25°
C)   20部分散剤              
  0.5部流動パラフィン            
3部こうして得られた転写媒体のインク層が受容体であ
る平滑度37秒の酋通紙(Xfl!rOXボンドペーパ
ー X−4024)と対面するように重ね合せ、転写媒
体の裏面からサーマルヘッドで0.25w/dot。
6dOtS/mmの記録条件で加熱エネルギー2点を変
えて印字記録を行ったところ、0.8mJ/dotで赤
色、2、0mJ/datで黒色の鮮明なる2色記録画像
が11られた。
実施例2 着色剤: Neozapon Blue 807(B 
A S F製) 10部熱溶融性物質:モンタンワック
スS (ヘキスF製)   20部 微細多孔質形成用補助剤: ラノリン脂肪酸オイル (OES−183、吉川製油製)  6部低粘性オイル
:ひまし油 (粘度100cps/25°C)    30部分散剤
                0.5部流動パラフ
ィン            3部り記熱溶融インク成
分を約90℃でメチルエチルケトン60部とトルエン1
50部の混合液とともにボールミルで約48時間中分分
散させる。
次いで20重ω%の塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹
脂溶液(樹脂20部、トルエン40部、メチルエチルケ
トン40部)  300部を上記各インク分散液に加え
、約1時間ボールミルによって分散し、第1の感熱転写
組成物の塗剤を作成した。
この塗剤をワイヤーバーを用いて厚さ6μmの裏側にシ
リコーン樹脂耐熱層を設けたポリエステル−フィルムの
表面に塗布し、乾燥温度100℃で1分間乾燥して、厚
さ約2.5μmの第1の熱溶融インク層を形成した。
次いで、下記処方の熱溶融インキ成分を同上にして作成
して、第2の感熱転写組成物の塗剤を作成した。
同様にして、上記第1の熱溶融インク層に塗布して厚さ
約2 の第2の熱溶融インク層を形成した。
着色剤: Sot Pink 1 (保土ケ谷化学%)
  10部熱溶融性物¥1ニーしンタンワックスS(ヘ
キスF製)   20部 微細多孔質形成用補助剤: ラノリン脂肪酸オイル (OES−183、古川製油製)  6部低粘性オイル
:ひまし油(粘度100CI)S/25℃)(熱溶融イ
ンク層全体の20手吊%)15部分散剤       
         0.5部流動パラフィン     
       3部こうして17られた転写媒体のイン
ク層が受容体である平滑度37秒の′?1通紙(Xer
oxボンドペーパーX−/1024 )と対面するよう
に重ね合せ、転写媒体の表面からサーマルヘッドで0.
25w/dot。
6dOt/m1llの記録条件で加熱エネルギーを変え
て画像記録を行ったところ、0.75mJ/datでピ
ンク色、1.80mJ/datで紫色の鮮明なる2色記
録画像が’+’:f−られた。
[効 果] 以上の説明から明らかなように、この発明の転写記録媒
体は加熱エネルギーの大小に応じて、多孔質樹脂組織の
間から粘性の低いインクかにじみ出て、受容シート面に
転移するので、転写の際の加熱エネルギーを制御し、異
なる加熱エネルギーを2点適切に’S zs’hことに
よって平滑度の低い酋通紙上に鮮明なる2色の記録画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す説明図である。 1・・・第1の熱転写インク層 (微細多孔質樹脂組織を有する) 2・・・第2の熱転゛クインク層 (微細多孔質樹脂組織を有する) 3・・・支持体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 樹脂からなる微細多孔質組織中に低粘性オイルを含有す
    る熱溶融インク層を支持体上に有する感熱転写記録媒体
    であつて、前記熱溶融インク層中に、異なる色の着色剤
    を含有したインク層が複数積層して形成されてなること
    を特徴とする感熱転写記録媒体。
JP62286236A 1987-11-12 1987-11-12 感熱転写記録媒体 Pending JPH01127377A (ja)

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