JPH01306286A - 感熱転写記録媒体 - Google Patents

感熱転写記録媒体

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JPH01306286A
JPH01306286A JP63135820A JP13582088A JPH01306286A JP H01306286 A JPH01306286 A JP H01306286A JP 63135820 A JP63135820 A JP 63135820A JP 13582088 A JP13582088 A JP 13582088A JP H01306286 A JPH01306286 A JP H01306286A
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JP
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resin
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heat
paper
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JP63135820A
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English (en)
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Kunichika Morohoshi
諸星 邦親
Akira Suzuki
明 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/392Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
    • B41M5/395Macromolecular additives, e.g. binders

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、加熱により記録画像を転写する記録媒体に関
する。
[従来の技術] 従来、転写記録媒体としては、熱昇華性染料層を支持体
上に設けた転写シートや熱溶融性物質と顔料を支持体上
に設けた転写シートが知られており、加熱によって受容
シート上に画像を形成することに用いられていた。
しかしながら熱昇華性染料を使用する方式は、画像の階
調性表現に優れているが、熱感度が低く、画像の保存性
が劣るという欠点があり、また、熱溶融性物質と顔料を
使用する方式は、熱感度、保存性に優れているが、階調
性表現ができないという欠点があった。
そこで、樹脂からなる微細多孔質組織中に、常温では固
体の熱溶融性物質と着色剤とを主成分とする熱溶融イン
ク成分を含有した構造の薄層を支持体上に形成した感熱
転写記録媒体が提案されている。このものは、合成紙や
コート紙等の・1也滑度の高い紙上への記録画像は満足
される階調特性及び飽和画像濃度が得られるが上質紙や
中質紙も含む、いわゆる普通紙上への記録画像は階調特
性(特に低濃度領域のドツトの形成)、飽和画像濃度及
び記録エネルギー感度に関してまだ不満足であった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記従来技術の欠点を改善せんとするもので、
特に普通紙上に階調性に優れた高濃度画像が得られる転
写記録媒体を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、樹脂からなる微細多孔質組織中に常温では固
体の熱溶融性物質と着色剤とを主成分とする熱溶融イン
ク成分を含有した構造を支持体上に設けた感熱転写記録
媒体において、前記微細多孔質組織を形成する樹脂が、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(重量比80:2G〜
40:60)であって、かつ、そのガラス転移点が30
〜60℃であることを特徴とする感熱転写記録媒体であ
る。
すなわち、本発明は特定の塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体樹脂の微細多孔質組織からなる網状構造により、熱
溶融性物質及び着色剤が保持されている。この熱溶融性
物質はサーマルヘッド等による加熱によって溶融し、着
色剤とともに上記樹脂の微細多孔質組織の網状構造の間
から浸み出して、受容シートの上に少しずつにじみ出、
加熱エネルギー量を制御することにより、普通紙上に良
好な階調の記録画像が形成できる。
この理由としては定かではないが、−膜内に重合度が低
くなるに従い樹脂そのものが柔らかくなる傾向にあり、
加熱されると、微細多孔質組織の樹脂がより柔らかくな
り、その組織中にある熱溶融インク成分を浸み出しやす
くするものと考えられる。従って凹凸のある表面をもつ
普通紙においても転移量も多くなり、凸部のみ゛だけて
なく、四部にも浸み込み、良好なる階調再現、高濃度記
録画像及び記録エネルギーに対する高感度化が得られる
ものと考えられる。
この多孔質組織を形成する樹脂の成分である塩化ビニル
と酢酸ビニルの比は樹脂の性質のうち、画質に関係する
ものであって、その値が80/20より大きいと飽和画
像濃度が低くなり、40760より小さいと飽和画像濃
度は高いが、地汚れが発生する。
ガラス転移点も同様に画質に関係のある因子であって、
これが30℃より低いと飽和画像濃度は高いが地汚れが
発生し、60℃より高いと飽和画像濃度が低くなる。
ここで加熱エネルギーの高低については、各材料の種類
およびインク層の厚さによって変動するもので、相対的
な値となるものである。
本発明に用いられる微細多孔質樹脂組織を構成する樹脂
としては、以下の通りである。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は塩化ビニルを主成分
とし、これと酢酸ビニルとを共重合させたものであるが
、共単量体として酢酸ビニルの他にビニルアルコール、
無水マレイン酸及びプロピオン酸ビニルなどの少量含有
させたものを使用することもできる。しかしながら、本
発明においては塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の平均
重合度を400以下にすることが好ましい。
本発明に用いる支持体としては、従来より公知のフィル
ムや紙をそのまま使用することができ、例えばポリエス
テル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、ナ
イロン、ポリイミド等の比較的耐熱性の良いプラスチッ
クのフィルム、セロハンあるいは硫酸紙などが好適に使
用できる。支持体の厚さは熱転写に際しての熱源として
熱ヘツドを考慮する場合には2〜15ミクロン程度であ
ることが望ましいが、たとえばレーザー光等の熱転写性
インク層を選択的に加熱できる熱源を使用する場合には
特に制限はない。また熱ヘツドを使用する場合に、熱ヘ
ツドと接触する支持体の表面に、シリコーン樹脂、ふっ
素樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、メラミン樹脂、ニトロセルロース等からなる耐熱性
保護層を設けることにより支持体の耐熱性を向上するこ
とができ、あるいは従来用いることのできなかった支持
体材料を用いることもできる。
又、支持体を導電性として支持体に電流を与え、ジュー
ル熱を発生させて、インク成分を溶融転移させる通電転
写用に用いることもできる。
上記のような構造を有する熱溶融インク層の製造法は特
に限定されるものではないが、一般には次のような方法
が取られる。すなわち、熱溶融性物質及び着色剤と、樹
脂の多孔質を形成する役目をするオイルとを、適当な有
機溶剤と共に、アトライター及びボールミル等のような
分散装置を用いて混合、分散させインク分散液(溶液で
もよい)を得る。別途、有機溶剤に溶解させた熱可塑性
樹脂の溶液を得、これを前記インク分散液とともに混合
し、ボールミル等の混和器で均一に分散する。次いで得
られた分散液を支持体上に塗布し、乾燥することにより
前記のような微細構造の熱溶融インク層が得られる。分
散液中には、前記の熱溶融性物質、着色剤とオイルの分
散をよくするために湿潤剤、分散剤等を加えてもよい。
また必要に応じて、この種の樹脂塗料に通常使用される
充填剤を加えることもできる。
また別法として、多孔質組織を形成する樹脂とは非相溶
性であり該樹脂を溶解しない溶媒に可溶性である物質を
樹脂とともに混練し、支持体上に塗布して樹脂層を形成
したのち該物質を前記のような溶媒で溶解して多孔質樹
脂組織を形成し、更にその多孔質組織中に熱転写性イン
クを充填する方法によっても上記のような構造を有する
転写層が得られる。
常温では固体の熱溶融性物質としては、通常の感熱転写
記録媒体において熱溶融性インクを構成する熱溶融性バ
インダーを用いることができ、例えばカルナウバワック
ス、パラフィンワックス、サゾールワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、カスターワックス等のワックス
類;ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ステア
リン酸アルミニウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸バ
リウム、ステアリン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、メチル
ヒドロキシステアレート、グリセロールモノヒドロキシ
ステアレート等の高級脂肪酸あるいはその金属塩、エス
テル等の誘導体;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
イソブチレン、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレ
ン、ポリ四ふっ化エチレン、エチレン−アクリル酸共重
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体等のオレフィンの単独または共重
合体あるいはこれらの誘導体等からなる熱可塑性樹脂な
どが用いられる。これらの保持材は、単独でまたは二種
以上混合して熱転写層を構成する熱可塑性樹脂100部
に対して50〜200部の割合で用いられる。
着色剤としては、具体的に下記のものが挙げられる。
着色染料及び着色顔料が挙げられるが、染料の方がより
好ましい階調性ある画像が得られる。
このような昇華しない染料として、下記の直接染料、酸
性染料、塩基性染料、媒染染料、硫化染料、建染染料、
アゾイック染料、油性染料等がある。
■)直接染料:ダイレクトスカイブルー、ダイレクトブ
ラックW等。
2)酸性染料:タートラジン、アシッドバイオレット8
B、アシドファストレッド3G等。
3)塩基性染料:サフラニン、オーラミン、クリスタル
バイオレット、メチレンブルー、ローダミンB1ビクト
リアブルーB等。
4)媒染染料:サンクロミンファーストブル−MB、エ
リオフロムアズロールB1アリザリンイエローB等。
5)@化染料二サルファブリリアントグリーン4G等。
6)建染染料:インダンスレンブル−等。
7)アゾイック染料:ナフトールAS等。
8)油性染料:ニグロシン、スピリットブラックEB、
バリファストオレンジ320f3、オイルブラック 2
15、バターイエロー、スーダンブルー■、オイルレッ
ドB10−ダミンB等。
これらの染料は好ましくは溶解状態であるのがよい。
着色顔料としては、着色微粒子顔料、モノアゾ顔料等が
挙げられる。
以下に具体的な着色微粒子顔料を示す。いずれもヘキス
F製のもので、かっこ内はカラーインデックスNo、を
示す。
パーマネント イエローCG、2(ピグメントイエロー
17) 、パーマネント イエローDHGトランス02
(ピグメント イエロー12)、ノボバーム イエロー
HRO3(ピグメント イエロー83)、ハンザ ブリ
リアント イエロー 5GXO2(ピグメント イエロ
ー74)、パーマネント オレンジRLOI(ピグメン
ト オレンジ34)、ノボバーム レッドHFG (ピ
グメントオレンジ3B)、ノボバーム レッドHFT(
ピグメント レッド175) 、パーマネントレーク 
レッドLCLLO2(ピグメント レッド58:1)、
ノボバーム レッドHF4B(ピグメント レッド18
7) 、パーマネント カルミンFBBO2(ピグメン
ト レッド14G) 、パーマネント ルピンLBB(
ピグメント レッド57:l)、ホスタパーム ピンク
Eトランス(ピグメント レッド122) 、レフレッ
クス ブルーR50(ピグメント ブルー81) モノアゾ顔料としては、下記の構造式で表わされる化合
物が挙げられる。
X−N−N−Y ただし、 Xニジアゾニウム塩残基 Y:力ップター残基 特に商品名で具体的に例示すると、下記のものがある。
(1) 5lco Fast Yellow D 13
55  (B A S F製)(2) 5ico Pa
5t Yellow D 1250  (B A S 
F製)(3) Lake Red LC(Hoechs
t製)構造式は (4) Lake Red C405(大日精化製)(
5) Fast Red 1547  (大日精化製)
前記微細多孔質形成補助剤として、オイルが用いられる
。このオイルとしては上記したような熱可塑性樹脂と非
相溶性であり、非揮発性のものであれば、液体、半固体
のいずれも用いられる。液体オイルとしては、例えば綿
実油、菜種油、鯨油等の動植物油;あるいはモーターオ
イル、スピンドル油、ダイナモ池等の鉱油が、また半固
体オイルとしては、たとえばラノリン、ラノリン誘導体
、ワセリン、ラード等が用いられる。
このオイルに関しては、好ましくは前記したラノリン誘
導体ワックスと同系統Qラノリン誘導体オイルであり、
さらに好ましくはラノリン脂肪酸又はラノリン脂肪酸エ
ステルのオイルであり、その具体例としてはネオコート
0ES−181,0ES−183、LFC−50MSL
S−3102MB (以上吉川製油)などが挙げられる
上記オイルは20重量部以上に含有させても良いが、イ
ンク成分をより低粘度化させるためには、下記の如き粘
度300eps以下の低粘性オイルを加えることができ
る。
■高級アルコールエステル 名称      脂肪酸      粘度cps/25
℃ +11SORATE−4リシノール酸       5
3.6〃 −5イソオクタン酸      8.8〃 
 −7パーサティック酸     12.7〃−10イ
ソステアリン酸     24.3〃−11ステアリン
酸       20.0”   −2212−ヒドロ
キシステ、アリン酸51.4〃−101カップリン酸 
       22.2”  −105イソオクタン酸
      24.2〃−107パーサテイツク酸  
   36.8〃−108ダイマー酸        
36.0”  −110イソステアリン酸     5
6.0”  −1■tステアリン酸       36
.8”   −117オレイン酸         8
0”  −12212−ヒドロキシステアリン酸ペース
ト ■ヒドロキシ脂肪酸エステル 名 称      化学組成     粘度cps/2
5℃ Co−FAメチル  メチルリシルレート   40C
o−r’Aメチル−〇 メチルリシルレート(蒸溜品)
30 Co−FAエチル−D エチルリシルレート(蒸溜品)
30 CO−FAブチル  ブチルリシルレート   40M
ARメチルアセチルリシ ルレート        13 BARブチルアセチルリシ ルレート        17 ■その他 名 称       粘度 cps/25℃大豆油  
          120ビーナツツ油      
    150流動パラフイン        250
以上いずれも揮発分(120℃)1.0%以下のもので
ある。経時安定性を考慮すると■の方が好ましい。その
使用量は全重量の10〜50重量%である。
また、本発明で得られる階調性令さらに向上させるため
に、後記の階調制御剤を加えることも可能である。
すなわち階調制御剤は、熱溶融インクの主成分となるオ
イル、ワックス等の低融点物質よりも樹脂との濡れ、相
溶性が良く、スポンジ樹脂構造中に堅固に保持され、そ
の存在によって多孔質組織の孔径をより小さくするよう
に微妙にコントロールするようである。従ってそれ自身
、熱エネルギーを印加しても転出されず、多孔質組織中
に保持され、周辺に存在する着色剤、インクの転移する
二をコントロールするという良好なる階調制御剤の働き
をするものと考えられる。また階調制御剤を入れること
により、表面の凹凸が増し、受容体への接触点が小さく
なり、地汚れ防止の効果も挙げられる。
前記階調制御剤としては、以下の物が具体例として示さ
れる。
■)針状結晶顔料(特願昭60−38888号)2)ア
ゾ系顔料(特願昭60−192098号)3〉フタロシ
アニン系顔料 (特願昭80−1885[i2号) 上記階調制御剤の添加量は染料1重量部に対して0.5
〜10重量部、好ましくは1〜5重量部である。
その他前記多孔質樹脂組織をより強く保持するために、
あらかじめ支持体上に中間接着層を設けておくことも可
能である。
中間接着層としては、いわゆるプラスチック樹脂および
プラスチック樹脂に充填剤を添加したものが挙げられる
受容シートは、基本的には普通紙、合成紙でよいが、必
要とあれば、上記樹脂またはTiO2、シリカ、ZnO
等の充填剤を含有したものを普通紙上に塗布して、着色
剤の転移が容易になるように工夫することも可能である
[実施例] 次に実施例について説明する。部はいずれも重量部であ
る。
実施例1 6色剤: Neozapon Blue 807  (
B A S F製)10部 熱溶融性物質:カルナバワックスNo、1(野田ワック
ス製)20部 微細多孔質形成用補助剤: ラノリン脂肪酸オイル (OES−183、吉川製油製)   6部低粘性オイ
ル:オレイン酸エステルオイル(Hlsorate $
117  粘度80cps/25℃)20部分散剤  
            0.5部流動パラフィン  
         3部上記熱溶融インキ成分を約90
℃でメチルエチルケトン60部とトルエン 150部の
混合液とともにボールミルで約48時量子分分散させる
次いで下記処方の溶液を上記インキ分散液に加え、約1
時間ボールミルによって分散し、感熱転写組成物の塗剤
を作成した。
塩ビー酢ビ共重合体#LIH(固型分65%)(塩ビ/
酢ビ−70/30、T G 55℃、平均重合度約lO
O、デンカ製>  55.4部メチルエチルケトン  
    B2,8部トルエン            
 62.3部この塗剤をワイヤーバーを用いて、裏側に
約0.5μ厚のシリコーン樹脂耐熱層を有する厚さ6μ
ff1flポリエステルフイルムの表面に塗布し、乾燥
温度100℃で1分間乾燥して、厚さ約5μlの熱溶融
インク層を形成した。
こうして得られた転写媒体のインク層が受容体である市
販の上質紙と対面するように重ね合せ、転写媒体の裏面
からサーマルヘッドで加熱エネルギーを変え、記録速度
は6dots/amとして画像記録を行ったところ、第
1図及び表1の如き結果を得た。
比較例1 実施例1の微細多孔質形成用の樹脂を加える時に、下記
処方の溶液を加えた以外は全て実施例1と同様にして行
ったところ、第1図及び表1の結果を得た。
塩ビー酢ビ共重合体# 100OA (塩ビ/酢と−88/ 14、Tg65℃平均重合度4
30、デンカ製)36部 メチルエチルケトン       72部トルエン  
            72部比較例2 実施例1の微細多孔質形成用の樹脂を加える時に下記処
方の溶液を加えた以外は全て実施例1と同様にして行っ
たところ第1図及び表1の結果を得た。
塩ビー酢ビ共重合体# 1000M T 2(塩ビ/酢
と−82/1B、Tg65℃平均重合度700、デンカ
製)36部 メチルエチルケトン       72部トルエン  
            72部表1 画質均一性及び
地汚れ ml 目視評価 112  紙地駅部との濃度差 累3 画像汚れは殆どない状態 以上の表1及び第1図の結果から、実施例1〜3は普通
紙上にも階調再現性が広くとれ、高濃度画像が得られ、
しかも地汚れのない画像が得られることが明らかである
実施例2 着色剤: Neozapon Blue 807  (
B A S F製)10部 熱溶融性物質:カルナバワックスNo、1(野田ワック
ス製)20部 微細多孔質形成用補助剤: ラノリン脂肪酸オイル (OES−183、吉川製油製)   6部低粘性オイ
ル:オレイン酸エステルオイル(Ilisorate 
l1117  粘度80cps/25℃)20部分散剤
              0.5部流動パラフィン
           3部上記熱溶融インキ成分を約
70℃でメチルエチルケトン60部とトルエン 150
部の混合液とともにボールミルで約48時量子分分散さ
せる。
次いで下記処方の溶液をL記インキ分散液に加え、約1
時間ボールミルによって分散し、感熱転写組成物の塗剤
を作成した。
塩ビー酢ビ共重合体# 100OL T 3(Mw40
0 、T g 55℃ 塩ビア5:酢ビ25、デンカ製)  38部メチルエチ
ルケトン       72部トルエン       
       72部この塗剤をワイヤーバーを用いて
、裏側に約0.5μ厚のシリコーン樹脂耐熱層を有する
厚ぎBμ曙のポリエステルフィルムの表面に塗布し、乾
燥温度100℃で1分間乾燥して、厚さ約5μ■の熱溶
融インク層を形成した。
こうして得られた転写媒体のインク層が受容体である市
販の上質紙と対面するように重ね合せ、転写媒体の裏面
からサーマルヘッドで加熱エネルギーを変え、記録速度
は6dots/mmとして画像記録を行ったところ、第
2図及び表2の如き結果を得た。
実施例3 む色剤: Neozapon Blue 807  (
B A S F製)10部 熱溶融性物質:モンタンワックスS (ヘキスF製)20部 微細多孔質形成用補助剤: ラノリン脂肪酸オイル (OES−183、吉川製油製)   6部低粘性オイ
ル:ひまし油      20部分散剤       
      0.5部流動パラフィン        
   3部上記熱溶融インキ成分を約90℃でメチルエ
チルケトン60部とトルエン 150部の混合液ととも
にボールミルで約48時量子分分散させる。
次いで下記処方の溶液を作成し、上記インキ分散液に加
え、約1時間ボールミルによって分散し、感熱転写組成
物の塗剤を作成した。
塩ビー酢ビ共重合体# 10100 0D(400,T g 55℃ 塩ピロ8:酢ビ32、デンカ製)36部メチルエチルケ
トン       72部トルエン         
     72部この塗剤をワイヤーバーを用いて、裏
側に約0.5μ厚のシリコーン樹脂耐熱層を有する厚さ
6μmのポリエステルフィルムの表面に塗布し、乾燥温
度100℃で1分間乾燥して、厚さ約5μmの熱溶融イ
ンク層を形成した。
こうして得られた転写媒体のインク層が受容体である市
販の上質紙と対面するように重ね合せ、転写媒体の裏面
からサーマルヘッドで加熱エネルギーを変え、記録速度
は8dots/nmとして画像記録を行ったところ、第
2図及び表2の如き結果を得た。
実施例4 実施例2と同様にして多孔質組織形成樹脂用の下記処方
の溶液を加えた以外は全て同様にして行った。
塩ビー酢ビ共重合体#41M(固型分55%)(Mw 
400.7g46℃、 塩ビ45:酢ビ55、デンカ製) 85.5部メチルエ
チルケトン      57.25部トルエン    
        57.25部比較例3 実施例4の微細多孔質形成用の樹脂を加える時に、下記
処方の溶液を加えた以外は全て実施例2と同様にして行
ったところ、第2図及び表2の結果を得た。
塩ビー酢ビ共重合体VYNS (7g79℃、塩ビ90:酢ビ10、 ユニオンカーバイド製)36部 メチルエチルケトン       72部トルエン  
            72部比較例4 実施例4の微細多孔質形成用の樹脂を加える時に下記処
方の溶液を加えた以外は全て実施例1と同様にして行っ
たところ第2図及び表2の結果を得た。
塩ビー酢ビ共重合体#  500H(固型分52%)(
Mw400、Tg28℃、 酢と100、デンカ製)  69.2部メチルエチルケ
トン      55.4部トルエン        
     55.4部表2 画質均一性及び地汚れ *1 目視評価 lI2 サーマルヘッドが加圧されるが記録エネルギー
は印加されていない部分の画像濃度の紙地駅部との差 以上の表2及び第2図の結果から、実施例2〜4は普通
紙上にも階調再現性が広くとれ、高iH度画像が得られ
、しかも地汚れのない画像が得られることが明らかであ
る。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、この発明の転写記録媒
体は加熱エネルギーの大小に応じて、多孔質樹脂組織の
間から粘性の低いインクかにじみ出て、受容シート面に
転移するので、転写の際の加熱エネルギーを制御するこ
とによって普通紙上に飽和画像濃度が高い階調表現の優
れた(階調再現の広い)転写画像を得ることができる。
また、インクが1回の記録で全て消費されてしまうもの
ではないので、多数回の記録に用いることができる。い
ろいろの染料の選択によってフルカラー画像を得ること
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は本発明の実施例および比較例の感
熱転写記録媒体を用いたときの記録エネルギーと画像濃
度との関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に形成した樹脂からなる微細多孔質組織中に、
    常温では固体の熱溶融性物質と着色剤とを主成分として
    含有する熱溶融インク層を設けた感熱転写記録媒体にお
    いて、前記微細多孔質組織を形成する樹脂が、塩化ビニ
    ル−酢酸ビニル共重合体(重量比80:20〜40:6
    0)であって、かつ、そのガラス転移点が30〜60℃
    であることを特徴とする感熱転写記録媒体。
JP63135820A 1988-06-03 1988-06-03 感熱転写記録媒体 Pending JPH01306286A (ja)

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JP63135820A JPH01306286A (ja) 1988-06-03 1988-06-03 感熱転写記録媒体

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JPH01306286A true JPH01306286A (ja) 1989-12-11

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ID=15160566

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JP63135820A Pending JPH01306286A (ja) 1988-06-03 1988-06-03 感熱転写記録媒体

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