JPH01127293A - 斜め切りカッタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、軟い棒状の物品、たとえば、かまぼこ・チ
ーズ等の食品材料を一定長さに斜め切りするための斜め
切りカッタ装置に関する。

従来技術 かまぼこ・チーズ等の軟い食品材料は、適当な長さで、
その両端面を斜め切りにしておくと、見た目にもきれい
であり、また、それを食するにも便利なものである。

そこで、これらの食品材料（以下、単に、材料という）
のメーカにおいては、棒状に成形された材料を、所定の
一定長さで能率よく斜め切りして行くカッタ装置が求め
られるが、かかる装置は従来全く知られておらず、専ら
、庖丁（はうちょう）を使用した人手作業によっている
のが実情である。

発明が解決しようとする問題点 而して、人手作業によるときは、加工コストが極端に高
くなることはいうまでもなく、その上、切断された材料
を一定姿勢で整列させて、次の包装工程に供給すること
が困難であるため、包装工程の前段として整列工程を介
在させる必要があるという問題が避けられなかった。

そこでこの発明の目的は、かかる従来技術の実情に鑑み
、供給コンベアと回転カッタと排出コンベアとを組合わ
せ、供給コンベアによって斜めに供給される材料を、カ
ッタで斜め切りし、そのまま、排出コンベア上に整列し
て排出することができる、新規の斜め切りカッタ装置を
提供することにある。

問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、供給コ
ンベアと、回転カッタと、排出コンベアとを設け、供給
コンベアは、一対のナイフェツジを介して斜めに折り返
して走行するようにし、回転カッタは、ナイフェツジと
平行に、ナイフェツジの直近を通過するように配設し、
また、排出コンベアは、ナイフェツジと直角に、ナイフ
ェツジから遠ざかる方向に走行し、しかも、その後端部
は、回転カッタが通過する間隙を介して、供給コンベア
の折返し部と対峙するようにしたことをその要旨とする
。

作用 而して、かかる構成によるときは、供給コンベア上の棒
状の材料は、供給コンベアの走行に伴なって搬送され、
ナイフェツジによる供給コンベアの折返し部においては
、その先端が、ナイフェツジに対して斜めに突出するの
で、ナイフェツジの直近を、ナイフェツジに平行に通過
する回転カッタは、この材料を斜め切りすることができ
る。ここで、供給コンベアによる材料の供給速度と、回
転カッタの回転速度とを適当に調節すれば、切断された
材料の長さは、任意に選定することができるものである
。

一方、ナイフェツジから斜めに突出する材料の先端部は
、回転カッタが通過する間隙を越えて排出コンベア上に
突出することになるから、その部分が回転力°ツタによ
って切断されるときは、切断された材料は、そのまま、
排出コンベア上に移載される。回転カッタの回転によっ
て、以上の動作が規則正しく繰り返されるので、結局、
排出コンベア上には、切断された材料が、一定間隔を以
って、同一姿勢で整列されることとなるものである。

以上のように作用するものである。

実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。

斜め切りカッタ装置は、供給コンベア１０と、回転カッ
タ２０と、排出コンベア３０とを備えてなる（第１図）
。

供給コンベア１０は、駆動プーリ１１ａと、従動プーリ
１１ｂとに巻き掛けられ、しかも、その途中において、
一対のナイフェツジ１２．１２によって斜めに折り返さ
れ、上下に重なって往復走行する無端の平ベルト１１を
主要部材としてなり（第２図）、平ベルト１１は、同図
において矢印に１、Ｋ１・・・方向に走行するものとす
る。駆動プーリ１１ａと、従動プーリ１１ｂとは、平ベ
ルト１１の走行を安定させるために、ともに、太鼓胴形
に形成されており（第３図）、駆動プーリ１１ａは、ベ
ベルギヤ１１ｃ、１１ｃを介して、駆動モータ１１ｄに
よって駆動せられている。

ナイフェツジ１２．１２は、平ベルト１１を折り返す側
の側端部を丸いエツジ状に成形した板材であって、２枚
のものが上下に平行に配設されている（第１図）。そこ
で、平ベルト１１は、ナイフェツジ１２．１２の双方に
対して、その走行方向に１に沿って、上方から下方に折
り返されているものとする（第２図）。

供給コンベア１０の上方には、補助供給コンベア４０が
配設されている（第１図、第３図）。補助供給コンベア
４０は、一対のタイミングプーリ４１８１４１ｂに巻き
掛けられたタイミングベルト４１が、平へルト１１と平
行に、且つ、平ベルト１１と等速で走行するように、ベ
ルト４１Ｃを介して、モータ４１ｄによって駆動されて
いる。

また、その配設位置は、平へルト１１に対して、回転カ
ッタ２０の反対側に偏心しており（第４図）、また、そ
の先端は、ナイフェツジ１２．１２の直近上方にまで延
びているものとする（第１図）。

ざらに、タイミングベルト４１の走行方向は、回転カッ
タ２０に近い側が、平ベルト１１の走行方向と同一方向
となっているものとする（同図の矢印に２方向）。

回転カッタ２０は、鋭い刃面２１ａを有する三日月形の
回転刃２１を、モータ２２によって直結駆動してなる（
第１図、第３図）。ただし、モータ２２と回転刃２１と
の間には、フライホイール２２ａを介装し、回転刃２１
の動的アンバランスを補償するとともに、刃面２１ａに
かかる切断負荷の吸収を図っている。回転刃２１は、ナ
イフェツジ１２．１２と平行に、ナイフェツジ１２．１
２の直近位置を上から下に通過するように、その配設位
置と回転方向（第１図の矢印に３方向）とを定めである
。なお、回転刃２１の周囲には、安全カバー２１ｂを設
けである（第３図）。

排出コンベア３０は、ナイフェツジ３１ａによって折り
返される後端部が、ナイフェツジ１２．１２に対して、
回転カッタ２０の回転刃２１が通過する間隙ｄを介して
対峙し、しかも、ナイフェツジ１２．１２に直角に、ナ
イフェツジ１２．１２から遠ざかる方向（第１図の矢印
に４方向）に走行する無端の平ベルト３１を主要部材と
してなる（第５図）。

平ベルト３１は、前記ナイフェツジ３１ａと、従動プー
リ３１ｂ、幅広のナイフェツジ３１Ｇ、駆動プーリ３１
ｄ、３１ｄ、テンションプーリ３１ｅによって、その走
行経路を規制されている。

ただし、駆動プーリ３１ｄ、３１ｄは、歯車３１ｆ、３
１ｆを介して連結された上（第６図）、チェーン３１（
］を介して、駆動モータ３１ｈによって駆動されている
ものとする（第３図）。

かかる構成の斜め切りカッタ装置の作動は、次のとおり
でおる。

まず、供給コンベア１０と、補助供給コンベア４０と、
排出コンベア３０とを、それぞれ、第、１図の矢印に１
、Ｋ２、Ｋ４方向に走行するとともに、回転カッタ２０
を、同図の矢印に３方向に回転する。

いま、供給コンベア１０の平ベルト１１の上に棒状の材
料Ｍを載せて、ナイフェツジ１２．１２の方向に搬送す
ると、材料Ｍは、回転カッタ２０の回転刃２１の一回転
に要する時間内に、供給コンベア１０が走行する距離に
等しい長さだけ、ナイフェツジ１２による平ベルト１１
の折返し部Ａから、間隙ｄを越えて、排出コンベア３０
上に突出し、回転刃２１によって斜めに切断される。し
たがって、排出コンベア３０上には、切断された材料Ｍ
１、Ｍｌ・・・が整列されて載せられ、排出コンベア３
０の走行方向に搬出することができる。

ここで、平ベルト１１上の材料Ｍに着目すると、材料Ｍ
は、三日月形の回転刃２１によって切断されるとき、回
転刃２１から離れる方向に力を受けるが、平ベルト１１
上には、補助供給コンベア４０が配設されているので、
材料Ｍが転動し易い丸棒状のものであったとしても、平
ベルト１１から脱落してしまうおそれがない（第４図）
。また、補助供給コンベア４０のタイミングベルト４１
と平ベルト１１とは、等速で、同一方向に走行するので
、材料Ｍがタイミングベルト４１に押し付けられたとし
ても、材料Ｍを損傷するおそれがない。

平ベルト１１は、上方のナイフェツジ１２によって上方
から下方に折り返されている（第１図）。

そこで、平ベルト１１が、ナイフェツジ１２によって、
鋭角を以って下方に折り返されるので、折返し部Ａに到
達した材料Ｍの先端部は、平ベルト１１から容易に分離
し、したがって、平ベルト１１の表面に粘着して下方に
折れ曲がってしまうおそれも極く少ないものでおる。

切断された材料Ｍ１、Ｍｌ・・・の長ざは、供給コンベ
ア１０の走行速度と、回転刃２１の回転速度との相対関
係によって定まるものであるから、両者は、ともに、連
続的に可変調節することができるようにしておくことが
好ましい。また、排出コンベア３０の平ベルト３１の走
行速度は、切断された材料Ｍ１、Ｍｌ・・・の整列ピッ
チを定めることになるから、その走行速度も、また、連
続可変することができるようにしておくのがよい。

排出コンベア３０の平ベルト３１は、その先端部におい
ては、幅広のナイフェツジ３１Ｇによって折り返されて
いる。そこで、この先端部においても、切断された材料
Ｍ１、Ｍｌ・・・と平ベルト３１との分離は良好であり
、したがって、後続する図示しない次工程への受渡しは
、極めて円滑に行なうことができる。

以上の説明において、補助供給コンベア４０は、材料Ｍ
の太さまたは高さに応じて、その走行位置を上下に調節
することができるようにしておくことが好ましい。また
、材料Ｍが切断し易く、回転刃２１の回転切断によって
、材料Ｍに加えられる力が無視できるときは、補助供給
コンベア４０は、これを省略してもよいものである。

また、ナイフェツジ１２．１２に対する供給コンベア１
０の傾き角度θは、切断された材料Ｍ１の端面の傾きに
一致するので、角度θも、これを任意に調節可変するこ
とができるようにしておくことが好ましい。

発明の効果 以上述べたように、この発明によれば、供給コンベアと
回転カッタと排出コンベアとを設け、供給コンベアは、
ナイフェツジを介して斜めに折り返して走行し、回転カ
ッタは、ナイフェツジと平行に、ナイフェツジの直近を
通過するように配設し、排出コンベアは、ナイフェツジ
と直角にナイフェツジから遠ざかる方向に走行し、しか
も、その後端部は、回転カッタが通過する間隙を介して
供給コンベアの折返し部と対峙するようにすることによ
って、供給コンベアによって供給される材料は、回転カ
ッタによって連続的に斜め切りされ、そのまま排出コン
ベア上に整列して搬出することができ、したがって、人
手作業を要しないから加工コストが低廉となり、また、
排出コンベア上の切断された材料は、規則正しく整列さ
れているから、次工程との間に何ら格別の整列工程を要
しないという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は実施例を示し、第１図は要部斜視
説明図、第２図は供給コンベアの模式図、第３図は全体
平面図、第４図は第１図のＸ−Ｘ線矢視説明図、第５図
は第３図のＹ−Ｙ線矢視説明図、第６図は排出コンベア
の要部斜視図である。 Ａ・・・折返し部 ｄ・・・間隙 １０・・・供給コンベア １２・・・ナイフェツジ ２０・・・回転カッタ ３０・・・排出コンベア ４０・・・補助供給コンベア

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）一対のナイフエッジを介して斜めに折り返して走行
   する供給コンベアと、前記ナイフエッジと平行に、該ナ
   イフエッジの直近を通過する回転カッタと、前記ナイフ
   エッジに直角に、該ナイフエッジから遠ざかる方向に走
   行する排出コンベアとを備え、該排出コンベアの後端部
   は、前記回転カッタが通過する間隙を介して、前記供給
   コンベアの折返し部と対峙するようにしてなる斜め切り
   カッタ装置。 ２）前記供給コンベアは、前記ナイフエッジの直近まで
   、前記供給コンベアと平行に、しかも、等速で走行する
   補助供給コンベアを備えることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の斜め切りカッタ装置。