JPH01127227A - ワイヤカット放電加工方法及び装置 - Google Patents

ワイヤカット放電加工方法及び装置

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JPH01127227A
JPH01127227A JP28208487A JP28208487A JPH01127227A JP H01127227 A JPH01127227 A JP H01127227A JP 28208487 A JP28208487 A JP 28208487A JP 28208487 A JP28208487 A JP 28208487A JP H01127227 A JPH01127227 A JP H01127227A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は加工中に接触が発生した場合にも、確実に加
工を再開することのできるようにしたワイヤカット放電
加工方法及び装置に関するものである。
[従来の技術] 第4図は従来のワイヤカット放電加工装置の概略を示す
構成図、第5図はワイヤカット放電加工装置の加工動作
を示す説明図である。
図において、放電加工されるワーク(1)はワークテー
ブル(2)上に固定され、ワークテーブル(2)はNC
装置(3)からの指令で駆動されるモーター(4)によ
って移動する。またNC装置(3)によって制御される
加工電源(5)からはフィーダ(6)を通して加工電圧
がワーク(1)とワイヤ電極(8)の間に印加され、ワ
ーク(1)とワイヤ電極(8)の間で放電が発生し加工
が進行する。ワーク(1)とワイヤ電極(8)の間の電
圧は電圧検出装置(9)によって検出される。加工形状
即ちワイヤ電極(8)の移動軌跡はNC装置(3)によ
って制御される。また必要に応じて、ワイヤ電極(8)
はNC装置(3)によって制御されるワイヤ自動供給装
置(7)によって自動的に結線・切断される。
ワーク(1)とワイヤ電極(8)の間に持続的に安定し
て放電を発生させて加工を進行させるために、ワーク(
1)とワイヤ電極(8)の間の電圧を常に検出してこの
電圧が一定に保たれるようにワークテーブルの移動速度
を調整が行われる。
通常は上記の移動速度の調整のみで加工を進行すること
ができるが、−旦接触状態に陥った場合には放電が発生
しなくなり、移動速度の調整以外の方法を用いて加工を
再開する必要が生じる。
以下に従来の加工を再開する機能について説明する。
イニシャルホール(20)においてNC装置(3)の指
令により、ワイヤ自動供給装置(7)が動作してワイヤ
電極(8)が自動的に結線される。NC装置(3)はあ
らかじめプログラムされた軌跡に従ってモーター(4)
を駆動してワークテーブル(2)を動かし、移動速度を
調節することによって、ワイヤ電極(8)とワーク(1
)の間を適当な間隔に保ちながら連続的に放電を発生さ
せて、加工を進行させる。第2図に於て太線の部分が既
に加工が成された部分を、細線の部分がこれから加工す
べき軌跡を表している。
加工状態の急ぺな変動によって、ワイヤ電極(8)とワ
ーク(1)の間を適当な間隔を保つことができない状態
が起こり、ワイヤ電極(8)とワーク(1)が接触位置
(21)に於て接触しまった場合には、第1の加工再開
の制御として、加工しながら進行してきた軌跡を逆に辿
って、ワイヤ電極(8)とワーク(1)の接触を解除す
る制御がなされる。通常はこの制御により接触が解除さ
れ再び加工が進行する。
しかし、進行していた軌跡を逆に辿るためには、座標値
をNC装置(3)の単位制御時間ごとに逐次記憶してお
く必要があるので、長い軌跡を逆に辿るためには大量の
記憶容量を必要とする。また座標値を記憶するための記
憶容量には制限があるために、限りなく逆に辿れるわけ
ではない。従って、NC装置(3)の記憶容量によって
制限された一定量だけ逆に辿っても接触が解除しない場
合にはこの制御のみによっては加工を再開することはで
きなくなる。この様な場合には、第2の加工再開の制御
として、接触位置(21)で加工電源(5)をオフし、
ワイヤ電極(8)を切断してイニシャルホール(20)
にイニシャルホールまでの距離が短い軌跡で戻してから
ワイヤ自動供給装置())によってワイヤ電極(8)を
結線しなおし、そこから先に既に加工された軌跡を順方
向に辿って移動し、接触位置(21)で加工電極(5)
をオンして加工を再開するという制御がおこなわれる。
第2図においてはドライランの軌跡は点線で示した。イ
ニシャルホール(20)に戻るためにはイニシャルホー
ル(20)の座標値のみを記憶しておけばよく、また軌
跡を順方向に辿るためには加工プログラムをもう一度解
釈して移動すればよいのであるから、特に大量の記憶容
量を要しない。
第2の加工再開の制御が行われても接触が解除されない
場合には、再び第1、第2の加工再開の制御が、加工が
再開できるまで所定の回数の範囲で繰り返される。
[発明が解決しようとする問題点1 以上のような従来の放電加工装置の加工を再開する方法
においては、第2の加工再開の制御による加工電源再投
入位置(22)は最初の接触位置(21)と同一である
ため、再び接触状態となることあり、第1、第2の加工
再開の制御を複数回繰り返しても接触が解除されない場
合があった。このような場合には、自動運転を停止して
操作員の操作によって接触を解除したり、もう−度最初
から加工をやり直したりする必要があるという問題点が
あった。
この発明は上記のような問題点を解決するために成され
たもので、加工の途中で接触が発生しても確実に加工を
再開することのできるワイヤカット放電加工方法及び装
置を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るワイヤカット放電加工方法は、放電加工
途中においてワイヤ電極がワークと接触した場合にワイ
ヤ電極を加工しながら進行してきた軌跡を逆に一定量辿
って戻し、その後既に加工してきた軌跡を再び辿り、先
の接触発生位置付近で電源を再投入して加工を再開させ
る第1加工再開工程と、第1加工再開工程によってワイ
ヤ電極とワークの接触が解除されない場合に接触発生位
置で加工電源をオフとし、ワイヤ電極を切断してイニシ
ャルホールにイニシャルホールまでの距離が短い軌跡で
戻して結線をしなおし、既に加工してきた軌跡を再び辿
り、先の接触発生位置付近で電源を再投入して加工を再
開させる第2加工再開工程と、第1及び第2加工再開工
程後で再度の第1加工再開工程によってワイヤ電極とワ
ークの接触が解除されない場合に前記第2加工再開工程
と同様の手順によりワイヤ電極が先の接触発生位置付近
に達した時点で、加工電源の再投入位置を前回の第2加
工再開工程における接触発生位置より手前に変更して電
源を再投入して加工を再開させる補正第2加工再開工程
とを備え、該補正第2加工再開工程以後、ワイヤ電極と
ワークの接触が解除されるまで、第1加工再開工程と補
正第2加工再開工程とを交互に繰り返すようにしたもの
である。
もう一つの発明に係るワイヤカット放電加工装置は、放
電加工の制御を行うNC装置が放電加工途中において電
極接触検出手段がワイヤ電極とワークの接触を検知した
時にその時からそれ以前の一定量の加工軌跡を記憶する
第1記憶手段と、第1記憶手段が記憶した軌跡を逆に辿
って戻し、既に加工してきた軌跡を当初の加工プログラ
ムにより再び辿って先の接触発生位置付近で加工電源を
再投入して加工の開始を行う第1加工再開制御手段と、
放電加工途中においてワイヤ電極がワークと接触した場
合に接触位置で加工電源をオフにし、イニシャルホール
にワイヤ電極を切断してイニシャルホールまでの距離が
短い軌跡で戻し、結線しなおすプログラムを記憶してい
る第2記憶手段と、電極接触検出手段の検知時に第2記
憶手段の記憶したプログラムに基き、ワイヤ電極を切断
してイニシャルホールにイニシャルホールまでの距離が
短い軌跡で戻し、結線をしなおし、既に加工してきた軌
跡を当初の加工プログラムにより再び辿って先の接触発
生位置付近で加工電源を再投入して加工の開始を行う第
2加工再開制御手段と、電極接触検出手段が検知したワ
イヤ電極の接触回数をカウントするカウンタと、カウン
タが接触回数を所定数カウントした後に第2加工再開制
御手段と同様の制御手順によってワイヤ電極が先の接触
発生位置付近に達した時点で、加工電源の再投入位置を
前回の第2加工再開制御手段の動作後における接触発生
位置より手前に変更し、その変更位置で加工電源を再投
入して加工の開始を行う補正第2加工再開制御手段を備
えてなるものである。
[作用] この発明のワイヤカット放電加工及び装置においては、
放電加工途中にワイヤ電極がワークと接触した場合に、
第1加工再開制御手段により、第1記憶手段の記憶に基
き、ワイヤ電極を加工しながら進行してきた軌跡を逆に
一定量辿って戻し、その後腹に加工してきた軌跡を当初
の加工プログラムに基き、再び辿り、先の接触発生位置
付近で電源を再投入して加工を再開させ、第1加工再開
制御手段によってワイヤ電極とワークの接触が解除され
ない場合に第2加工再開制御手段により、第2記憶手段
の記憶したプログラムに基き、接触発生位置で加工電源
をオフとし、ワイヤ電極を切断してイニシャルホールに
イニシャルホールまでの距離が短い軌跡で戻して結線し
なおし、当初の加工プログラムに基き、既に加工してき
た軌跡を再び辿り、先の接触発生位置付近で電源を再投
入して加工を再開させ、第1及び第2加工再開制御手段
を動作させ、再度の第1加工再開制御手段の動作によっ
てワイヤ電極とワークの接触が解除されない場合に補正
第2加工再開制御手段により、カウンタのカウントした
接触回数に基づき、第2加工再開制御手段と同様の制御
手順によってワイヤ電極が先の接触発生位置付近に達し
た時点で、加工電源の再投入位置を前回の第2加工再開
制御手段の動作後における接触発生位置より手前に変更
し、その変更位置で加工電源を再投入して加工の開始を
行い、該補正第2加工再開制御手段の動作後、ワイヤ電
極とワークの接触が解除されるまで、第1加工再開制御
手段と補正第2加工再開制御手段とを交互に繰返えし動
作させて放電加工の続行を行う。
[実施例コ 第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
はワイヤカット放電加工装置の加工動作を示す説明図で
ある。
図において、従来例と同一の構成は同一符号を用いて重
複した構成の説明を省略する。(10)はNC装置(3
)に内蔵されたCPUで、NCプログラムによりワーク
テーブルを移動させると共にワイヤ電極(8)を自動的
に結線・切断する機能、加工電源(5)の投入・停止、
電流値等を制御する機能等を有する。(11)はワイヤ
電極(8)とワーク(1)の接触を検知する電極接触検
出手段、(12)は電極接触検出手段(11)が検知し
たワイヤ電極(8)とワーク(1)の接触回数をカウン
トするカウンタ、(13)は第1記憶手段で、放電加工
途中において電極接触検出手段(11)がワイヤ電極(
8)とワーク(1)の接触を検知した時にその時からそ
れ以前の一定量の加工軌跡を記憶する。(14)は第2
記憶手段で、放電加工途中にワイヤ電極(8)がワーク
(1)と接触した場合に接触発生位置で加工電源(5)
をオフにし、ワイヤ電極(8)を切断してイニシャルホ
ール(20)にイニシャルホールまでの距離が短い軌跡
で戻して結線しなおすプログラムを記憶する。(15)
は第1加工再開制御手段で、ワイヤ電極(8)を第1記
憶手段(13)が記憶した軌跡を逆に辿って戻し、既に
加工してきた軌跡を当初の加工プログラムにより再び辿
って先の接触発生位置(21)付近で加工電源(5)を
再投入して加工の開始を行うように制御する。(16)
は第2加工再開制御手段で、第2記憶手段(■4)の記
憶したプログラムに基き、ワイヤ電極(8)を切断して
イニシャルホール(20)にイニシャルホールまでの距
離が短い軌跡で戻し、ワイヤ電極(8)の結線をしなお
し、既に加工してきた軌跡を当初の加工プログラムによ
り再び辿って先の接触発生位置付近で加工電源(5)を
再投入して加工の開始を行うように制御する。(17)
は補正第2加工再開制御手段で、カウンタ(12)がワ
イヤ電極(8)とワーク(1)の接触回数を所定数カウ
ントした後に、第2加工再開制御手段(16)と同様の
制御手順によってワイヤ電極(8)が先の接触発生位置
付近に達した時点で、加工電源(5)の再投入位置を前
回の第2加工再開制御手段(16)の動作後における接
触発生位置(22)より少し手前に変更し、その変更位
置(23)で加工電源(5)を再投入して加工の開始を
制御する。(18)はキーボードである。
次に、上記実施例の動作を第3図のフローチャートを参
照しながら説明する。
まず、NC装置(3)をNCプログラムに従って動作さ
せてイニシャルホール(20)よりワイヤ電極(8)と
ワーク(1)間に放電を発生させて放電加工を開始する
(ステップ(30))。次に、放電加工中(ステップ(
31))に、加工状態の急激な変動によってワイヤ電極
(8)がワーク(1)と接触した場合に、電極接触検出
手段(11)がワイヤ電極(8)とワーク(1)の接触
を検知する(ステップ(32))。そうすると、第1加
工再開制御手段(15)が動作して加工を再開させる(
ステップ<33))。即ち、第1加工再開制御手段(1
5)は電極接触検出手段(11)がワイヤ電極(8)と
ワーク(1)の接触を検知すると、第1記憶手段(13
)が予め記憶した記憶に基づき、ワイヤ電極(8)を加
工しながら進行してきた軌跡を逆に辿って戻し、しかる
後に、既に加工してきた軌跡を当初の加工プログラムに
基づき再び辿り、先の接触発生位置(21)付近で加工
電源(5)を再投入して加工を再開させ、放電を続行す
る(ステップ(34))。また、第1加工再開制御手段
(15)の動作によってワイヤ電極(8)とワーク(1
)の接触が解除されない場合には再び電極接触検出手段
(11)がワイヤ電極(8)とワーク(1)の接触を検
知する(ステップ(35))。このとき、カウンタ(1
2)はワーク電極(8)の接触回数をカウントしており
、フラッグが1か否かを判断し、1以外のときはフラッ
グをセットする(ステップ(3B)、(37) )。フ
ラッグがセットされると、第2加工再開制御手段(16
)が動作して加工を再開させる(ステップ(38))。
即ち、第2加工再開制御手段(1B)は、第2記憶手段
(14)が予め記憶したプログラムに基き、接触発生位
置(22)で、加工電源(5)をオフとし、ワイヤ電極
(8)を切断してイニシャルホール(20)にイニシャ
ルホールまでの距離が短い軌跡で戻し、ワイヤ電極(8
)の結線をしなおし、当初の加工プログラムに基き既に
加工してきた軌跡を再び辿り、先の接触発生位置(22
)付近で加工電源(5)を再投入して加工を再開させ、
放電を続行し、ステップ(34)に戻る。第2加工再開
制御手段(16)の動作によってワイヤ電極(8)とワ
ーク(1)の接触が解除されない場合にはまた電極接触
検出手段(11)がワイヤ電極(8)とワーク(1)の
接触を検知する(ステップ(40))。このときにはス
テップ(33)に戻り、再び第1加工再開制御手段(■
5)が動作して加工を再開させるが、この再度の第1加
工再開制御手段(15)によってワイヤ電極(8)とワ
ーク(1)の接触が解除されない場合には電極接触検出
手段(11)がワイヤ電極(8)とワーク(11)の接
触を検知する(ステップ(3k))。カウンタ(12)
はワーク電極(8)の接触回数をカウントしており、そ
の接触回数から今度はフラッグが1と判断し、補正第2
加工再開制御手段(17)が動作して加工を再開させる
(ステップ(39))。即ち、補正第2加工再開制御手
段(17)はワイヤ電極(8)をイニシャルホール(2
0)に戻し、しかる後にワイヤ電極(8)が先の接触発
生位置(22)付近に達するまでは、第2加工再開制御
手段(1B)と同様の制御手順で動作し、ワイヤ電極(
8)が先の接触発生位置(22)付近に達した時点で、
加工電源(5)の再投入位置を前回の第2加工再開制御
手段(16)の動作後における接触発生位置(22)よ
りも少し手前に変更し、その変更位置(23)で加工電
源(5)を再投入して加工を再開させる。このように、
補正第2加工再開制御手段(17)の動作時における加
工電源(5)の再投入位置(23)を前回の第2加工再
開制御手段(IB)の動作時における加工電源(5)の
再投入位置(22)よりも所定の距離だけ手前の位置と
することにより、ワイヤ電極(8)とワーク(1)の接
触する可能性が小さくなり、加工再開を従来の方式より
も高い確立で実現できることとなる。
更に、補正第2加工再開制御手段(17)の動作によっ
てワイヤ電極(8)とワーク(1)の接触が解除されな
い場合には電極接触検出手段(11)’がワイヤ電極(
8)とワーク(1)の接触を検知する。それ以降はワイ
ヤ電極(8)とワーク(1)の接触が解除されるまで第
1加工再開制御手段(15)と補正第2加工再開制御手
段(7)とを交互に繰返えし動作させ、放電加工の続行
(ステップ(34))をし、放電加工を終了させる(ス
テップ(41))。なお、第2回目の補正第2加工再開
制御手段(17)の動作の際には加工電源(5)の再投
入位置(24)を第1回目の補正第2加工再開制御手段
(17)の動作の際における加工電源(5)の再投入位
置(23)よりも更に所定の距離だけ手前の位置とする
。このようにすることによって加工の再開できる確立は
更に高いものとなる。
[発明の効果] この発明は以上説明したとおり、放電加工途中において
ワイヤ電極がワークと接触した場合にワイヤ電極を加工
しながら進行してきた軌跡を逆に一定量辿って戻し、そ
の後腹に加工してきた軌跡を再び辿り、先の接触発生位
置付近で電源を再投入して加工を再開させる第1加工再
開工程と、第1加工再開工程によってワイヤ電極とワー
クとの接触が解除されない場合に接触発生位置で加工電
源をオフとし、ワイヤ電極を切断してイニシャルホール
にイニシャルホールまでの距離が短い軌跡で戻して結線
しなおし、既に加工してきた軌跡を再び辿り、先の接触
発生位置付近で電源を再投入して加工を再開させる第2
加工再開工程と、第1及び第2加工再開工程後で再度の
第1加工再開工程によってワイヤ電極とワークの接触が
解除されない場合に前記第2加工再開工程と同様の手順
によりワイヤ電極が先の接触発生位置付近に達した時点
で加工電源の再投入位置を前回の第2加工再開工程にお
ける接触発生位置より手前に変更して、電源を再投入し
て加工を再開させる補正第2加工再開工程によって放電
加工中におけるワーク電極の接触に対して加工を再開さ
せるようにし、第1加工再開工程は第1加工再開制御手
段で、第2加工再開工程は第2加工再開制御手段で、補
正第2加工再開工程は補正第2加工再開制御手段で行う
ようにしたので、放電加工中に接触が発生した場合に従
来よりも遥かに高い確率で自動的に加工を再開でき、自
動化率が向上し、信頼性の高い加工を実現できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
はワイヤカット放電加工装置の加工動作を示す説明図、
第3図はワイヤカット放電加工装置の加工再開の動作を
示すフローチャート、第4図は従来のワイヤカット放電
加工装置の概略を示す構成図、第5図はワイヤカット放
電加工装置の加工動作を示す説明図である。 図において、(1)はワーク、(3)はNC装置、(5
)は加工電源、(8)はワイヤ電極、(1o)はCPU
、(11)は電極接触検出手段、(12)はカウンタ、
(13)は第1記憶手段、(14)は第2記憶手段、(
15)は第1加工再開制御手段、(18)は第2加工再
開制御手段、(17)は補正第2加工再開制御手段であ
る。 なお各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワイヤ電極をワークに対して自動的に供給し、ワ
    ークテーブルを移動させながら、ワイヤ電極とワーク間
    に加工電圧を印加し、放電を発生させてワークの放電加
    工を行うワイヤ放電加工方法において、放電加工途中に
    おいてワイヤ電極がワークと接触した場合にワイヤ電極
    を加工しながら進行してきた軌跡を逆に一定量辿って戻
    し、その後既に加工してきた軌跡を再び辿り、先の接触
    発生位置付近で電源を再投入して加工を再開させる第1
    加工再開工程と、第1加工再開工程によってワイヤ電極
    とワークの接触が解除されない場合に接触発生位置で加
    工電源をオフとし、ワイヤ電極を切断してイニシャルホ
    ールにイニシャルホールまでの距離が短い軌跡で戻し、
    結線をしなおして既に加工してきた軌跡を再び辿り、先
    の接触発生位置付近で電源を再投入して加工を再開させ
    る第2加工再開工程と、第1及び第2加工再開工程後で
    再度の第1加工再開工程によってワイヤ電極とワークの
    接触が解除されない場合に前記第2加工再開工程と同様
    の手順によりワイヤ電極が先の接触発生位置付近に達し
    た時点で、加工電源の再投入位置を前回の第2加工再開
    工程における接触発生位置より手前に変更し、その変更
    位置で電源を再投入して加工を再開させる補正第2加工
    再開工程とを備え、該補正第2加工再開工程以後、ワイ
    ヤ電極とワークの接触が解除されるまで、第1加工再開
    工程と補正第2加工再開工程とを交互に繰返えして放電
    加工を続行するようにしたことを特徴とするワイヤカッ
    ト放電加工方法。
  2. (2)ワイヤ電極を自動的にワークに供給するワイヤ自
    動供給装置と、ワイヤ電極とワークの接触を検知する電
    極接触検出手段と、NCプログラムによりワークテーブ
    ルを移動させると共にワイヤ電極を自動的に結線・切断
    する機能、加工電源を制御する機能及び電極接触検出手
    段の出力信号に基いて加工を再開させる機能を有するN
    C装置を備えてなるワイヤカット放電加工装置において
    、NC装置は放電加工途中において電極接触検出手段が
    ワイヤ電極とワークの接触を検知した時にその時からそ
    れ以前の一定量の加工軌跡を記憶する第1記憶手段と、
    ワイヤ電極を第1記憶手段が記憶した軌跡を逆に辿って
    戻し、既に加工してきた軌跡を当初の加工プログラムに
    より再び辿って先の接触発生位置付近で加工電源を再投
    入して加工の開始を行う第1加工再開制御手段と、放電
    加工途中においてワイヤ電極がワークと接触した場合に
    接触発生位置で加工電源をオフにし、ワイヤ電極を切断
    してイニシャルホールにイニシャルホールまでの距離が
    短い軌跡で戻して結線しなおすプログラムを記憶してい
    る第2記憶手段と、電極接触検出手段の検知時に第2記
    憶手段の記憶したプログラムに基き、ワイヤ電極を切断
    してイニシャルホールにイニシャルホールまでの距離が
    短い軌跡で戻して結線をしなおし、既に加工してきた軌
    跡を当初の加工プログラムにより再び辿って先の接触発
    生位置付近で加工電源を再投入して加工の開始を行う第
    2加工再開制御手段と、電極接触検出手段が検知したワ
    イヤ電極の接触回数をカウントするカウンタと、カウン
    タが接触回数を所定数カウントした後に第2加工再開制
    御手段と同様の制御手順によってワイヤ電極が先の接触
    発生位置付近に達した時点で、加工電源の再投入位置を
    前回の第2加工再開制御手段の動作後における接触発生
    位置より手前に変更し、その変更位置で加工電源を再投
    入して加工の開始を行う補正第2加工再開制御手段を備
    えたことを特徴とするワイヤカット放電加工装置。
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Citations (3)

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JPS536999A (en) * 1976-07-08 1978-01-21 Fanuc Ltd Return back control system
JPS61293724A (ja) * 1985-06-21 1986-12-24 Amada Co Ltd ワイヤカツト放電加工機の加工再開方法
JPS62173118A (ja) * 1986-01-27 1987-07-30 Amada Co Ltd Ncワイヤカツト放電加工機の加工方法

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JPH0688174B2 (ja) 1994-11-09

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