JPH01125382A - 含フツ素プロトポルフイリン誘導体及びその塩 - Google Patents

含フツ素プロトポルフイリン誘導体及びその塩

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JPH01125382A
JPH01125382A JP62282344A JP28234487A JPH01125382A JP H01125382 A JPH01125382 A JP H01125382A JP 62282344 A JP62282344 A JP 62282344A JP 28234487 A JP28234487 A JP 28234487A JP H01125382 A JPH01125382 A JP H01125382A
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/22Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains four or more hetero rings

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は倣小癩の早期発見のだめの診断薬として有用な
貧フッ素ゾロト?ルフイリン訪尋体およびその塩に関す
る。
〔従来の技術およびその問題点〕
ポルフィリン化合物が癌に集積するという事実は、古く
から数多く報告されている。
一方、近年グラスファイバーを用いて、レーザー光線を
生体内の組織に照射できるようになった。この技術を応
用して、あらかじめポルフィリン化合物を癌に集積させ
ておき、レーザー光線を照射して癌を破壊する光化学治
療の研究が注目を集めている。
この光化学治療は、癌に乗積したポルフィリンがレーザ
ー光線の照射によって励起され、この励起によって生じ
た活性酸素が癌細胞を攻撃することにより、癌が消滅す
ると言われる方法である。この光化学治療は、治療と共
に、癌に集積したポルフィリンが4QQnm付近の光を
照射すると赤色螢光を発することから、癌の診断にも応
用可能であると期待され、実際にヘマ)ylPルフイリ
ン訪導体を用いて、診断及び治療を行う研究が活発に行
われている。しかし、現在用いられているヘマトポルフ
ィリン誘導体は数棟類のポルフィリン化合物の混合物で
あり、医薬品として用いるには問題があり未だ実用化し
ていない。
また、この光化学治療を実際に応用可能にし、更に癌治
療の一手段として実施するには、次に述べる短所を改善
しなければならない。この短所とは、診断又は治療がグ
ラスファイバーが挿入可能な部位に限定されることであ
る。
仮に挿入可能な部位であっても、レーザー光線を照射で
きるのは表層癌のみであり深部の癌には光が到達しない
ため治療効果を上けることもできなければ、診断するこ
ともできない。
このようにポルフィリン化合物を用いたレーザー照射に
よる癌の診断方法には限界があると考えられる。
ところで、現代の医療において、癌の治療は放射線療法
を含めて外科的にも内科的にも、数多くの手段があり、
癌を早期に発見できれば、癌の治癒率は、飛躍的に向上
すると言われている。
時に前癌症状を含む微小癌の早期発見が、現代の癌治療
の最大のテーマと言っても過言ではない。
一方、核磁気共鳴(m)を応用した各種= 4− 疾患の診断は、生体をそのままの状態で観察できる方法
として、最近注目を集めている。
特に最近、超伝導磁石の開発が長足の進歩をとげている
ことと相まって、将来の各種疾患の診断法として期待さ
れている。
この生体魅の検出は、現在1H核について行われている
が、IH核は生体の大部分を占める水に貧まれているた
め、生体組祇の形状を知るのが精−杯で、微小癌の発見
は不可11ニと考えられる。畠電スペクトルを横出し得
る核種としては、IHの他に、13c 、 15N 、
 31p 、 19 F等があるが 13(:%lpは
lH同様、生体組織に常任するため、検出精度としては
IHと同等と考えられる。
そこで不発明者らは、このMvlgを恢出し得る核種と
して生体内にほとんど存在しない19Fに着目し、?ル
フィリン誘導体にフッ素を導入することを考えた。すな
わち、フッ素を含む?ルフイリンを投与し、これが癌組
織に集積すれば、他の核種を用いた場合に比べて格段に
バックグランドの少ないmが得られ、微小癌の早期診断
が可能になると考えられる。
C問題点を解決するための手段〕 本発明はかかる知見と発想に基づいてなされたものであ
シ、癌組織に特異的に集積する特性を有し、微小癌の診
断薬として有用な次の式(I) 以下余白 〔式中、R1及びR2は、一方が−CH= CF2のと
き他方が−cH= cH2であるか又は両刀とも−CH
= CF2である〕 で表わされる含フッ累ゾロト?ルフイリン誘導体及びそ
の塩を提供するものである。
本発明の含フッ素ゾロトホルフイリン誘導体(I)は、
例えば次の反応式に従って製造される。
〔式中、R3及びR4は一方がホルミル基、他方が一〇
H= Cff2であるか又は両方ともホルミル基であり
、R5はエステル残基であり、R1およびR2は前記と
同じ〕 すなわち、3位および8位のいずれか一方、又は両方が
ホルミル基であるゾロトボルフイリンエステル誘導体(
■)(以下、アルデヒド体と略記する)をウイツテツヒ
反応に付して当該ホルミル基がゾフロロビニル基に変涙
せしめ、次いでこのゾフロロビニル基金ゼするプロト昶
ルフイリンエステル誘導体伽υ(以−[、ゾフロロビニ
ルーエステル体と略記する)を加水分解することにより
、本発明化合物(I)tたはその塩が製造される。
アルデヒド体(II)は、例えばH,H,Inhoff
enら、 Justus Liebigs Ann、 
Chem、 730 。
173(1969)に記載されているように、ゾロトー
ルフィリンエステルを出発原料として、光酸化または過
ヨード酸、四酸化オスミウム等で酸化することによシ得
られる。
アルデヒド体(II)からゾフロロピニルーエステル体
(ホ)を製造する反応は、ウイッテッヒ反応であり、ア
ルデヒド体(11)、ゾフロロモノクロロ酢酸ナトリウ
ムおよびトリフェニルフォスフインを100〜200℃
に30分〜lO時間程1を加熱することにより行なわれ
る。
得られたゾフロロビニルーエステル体(ホ)の加水分解
は、例えばトルエン等の溶媒中で水酸化ナトリウム等の
塩基を用いて行なわれる。
〔作用並びに発明の効果〕
本発明化合切(I)、符に32−ゾフロロビニルゾロト
ボルフイリンナトリウムは、これを生体内に投与すると
選択的に癌組織に乗積するため、幅徂を利用した微小癌
の早期診断薬として有用である。
〔実施例」 次に実地例を挙げて本発明の詳細な説明する。
実施例1 (1)  32−ゾフロロビニルゾロトボルフイリン(
3−FPP)ジメチルエステルの合成シムロートを付け
た50−の21」フラスコに、スピログラフイス?ルフ
イリンゾメチルエステル(3−アルデヒド体) 70 
m9及びトリフェニルフォスフイン786M9に入れ、
こ−11= の容器内の空気をアルゴンで置換した後、N−メチル−
2−ピロリシン(NMP ) l Q−を加え、これを
160℃に加熱した。この加熱溶液にゾフロロモノクロ
ロ酢酸ナトリウム456 Q (D NMP (7ml
 ) m ?fE ヲ47 分間テア111え、同温度
で30分間反応後冷却し、反応溶液を氷水中に注ぎ反応
を終了した。得られた水溶液から反応生成物をメチレン
クロライドで抽出し、抽出液を水洗後メチレンクロライ
ドJ−を硫酸マグネシウムで乾燥し、メチレンクロライ
ドを減圧で留去し反応生成物を得た。
得られた反応生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで分離精製すると、3−FPPPPジメチルエステ
ル 17Mg (42%)得た。
融点; 203.5−205.5℃ IR(KBr)crn−’  : 3324<N−H>
、1738<−r−ステルカルボニル> 、 1198
.1176<C−F>”H−NMR(400M)fz 
、 CL)C113) Pprl’l :9.99(s
)、 9.89(s)、 9.87(s)、 9.66
(s)<−C1−i =>。
8.18(dd、Ha、Jab=lIHz、Jac=1
7Hz) 。
6.47 (d 、Hd 、 Jab’=25Hz )
 、 6.33 (dd 、Hc 。
Jbc=1.4Hz 、 Jac=17Hz) 、 6
.17 (dd 、Hb 。
J b c=1.4Hz 、 Ja b=11Hz )
 、 4.450i< −CH2−> 。
3.66(s)、 3.65(s)、 3.55(s)
、 3.52(s)、 3.46(d 、 J=2.4
Hz ) 、 3.23(ホ)<−CH2> 、  4
.09(b)<=NH,> 19p −、NIMR(9Q IVI)Iz 、 CI
)073 、 CFCA!3 ) ppm ニー82.
14 (dd 、Fb’、 Jb’d=25.Hz 、
 Ja’b’=26Hz) 、−83,76(d 、F
a’、 Ja’b’=26Hz)MS;m/e=626
 (IVf+) High  MS;0bscl  626.27017
C,6H36N、0.F2 ;Error、  0.1
(2) 8− PPPPPジメチルエステル成ツムロー
トを付けた50−の2日フラスコにインスピログラフイ
ス緻ルフイリンゾメチルエステル(8−アルデヒド体)
7omy及びトリフェニルフォスフイン746嘘を入れ
、この容器内の空気をアルゴンで置換した後、NIVI
P 10−を加え、これを160℃に加熱した。この加
熱溶液にゾフロロモノクロロ酢酸ナトリウム436肩g
のNMP(7d)溶液を47分間で加え、同温度で30
分間反応後冷却し、反応溶液を氷水中に注ぎ反応を終了
した。得られた水溶液から反応生成物をメチレンクロラ
イドで抽出し、抽出液を水洗後メチレンクロライド増を
硫酸マグネシウムで乾燥し、メチレンクロライドを減圧
で留去し反応生成物を得た。得られた反応生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製すると、8
− PPPPPジメチルエステル1諺g(55%)得た
融点; 204−205.5’C IR(KBr)Cjn−’ ;3324<N−f(>、
 1738<−r−ステルカルボニル> 、1194.
1170<C−J’>rH−NMR(400■(z 、
 CLC13) ppm ;9.98(s) 、 9.
87(s) 、 9.85(s) 、 9.63(s)
<−CH=> 。
8.17 (dd 、Ha 、 Jab=11Hz 、
 Jac−=16Hz) 。
6.44 (d 、Hd 、 Jda’=25Hz )
 、 6.32 (d 、He 。
Jab =16Hz ) 、 6.16(d、f(b、
Jab=11Hz) 。
4.31(m)<−CH2−> 、 3.66(s) 
、 3.65(s) 、 3.55(8)、 3.54
(11)、 3.51(8)、 3.45 (d 、J
=2L4Hz) 。
3.23(ホ)<−CH2−ン、−4,1(b)<=N
H>19F−NMR(90MHz、C■]3.CF′C
C13)pp;−8Z)2(dd、F’b、Jdb’=
25Hz、Ja’b’=26Hz)、−83,64(d
、Fa’、Ja’b’=26Hz)MS:m/e=62
6 (M+) High MS;0bsd、626.27017036
H36N404F2 ; Error 、 0.2(3
)  3 、8−PPPPPジメチルエステル成ツムロ
ートを付けた50WLlの2日フラスコに、3.8−ジ
アルデヒド体40 III?及びトリフェニルフォスフ
イン788■を入れ、この各器内の空気をアルゴンで置
換した後、習10−を加え、これを160℃に加熱した
この加熱溶液にゾフロロモノクロロ酢酸ナトー16= +) y ム4 s 5my (7) NIVJP (
7ml )溶液を15分間で加え、同温度で30分間反
応後冷却し、反応溶液を氷水中に注ぎ反応を終了した。
得られた水溶液から反応生成物をメチレンクロライドで
抽出し、抽出液を水洗後メチレンクロライド層を硫ばマ
グネシウムで乾燥し、メチレンクロライドを減圧で留去
し反応生成物を得た。得られた反応生成りをシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで分離精製すると、3.8−
FPPPPジメチルエステル 8 It?(40%)得
た。
融点;212−219.5℃ IR(i(Br)crn−1; 3324<N−1(>
、1736<エステルカルボニル> 、1198.11
72<C−F>’H−NMlt(90Ni1(z 、 
CIJ)Ct!3 ) ppm ;9.92 (2H,
s)、9.76 (2H,s)<−CH=>。
6.55(d、2H,Jab’=26Hz)、433(
dd、4H。
J=7Hz 、J’−7Hz)<−CH,−>、 3.
66 (s 、6H)。
3.54(s、6H)、3.48(s、6H)、3.2
4(da、4H。
J=7Hz、J’==7Hz) ”F −幅侃(C■Js + C’i””:is ) 
pPm’−81,86(dd、Fb’、Jab’=26
Hz、Ja’b’=26Hz)、−83,38(d、F
a’、Ja’b’=26Hz)MS ;m/e=662
 (M+) j(igh  MS;0bsd、662.25228C
HH34N404F4;Error、0.7実施例2 (1)  3− F’PPゾメチルエステルの加水分解
3− PPPPPジメチルエステル4.31gをトルエ
ン10rntに溶解し、これに1,8■の水酸化ナトリ
ウムを溶解したメタノール溶液0.1rnl!を加え、
−時間煮沸還元後放冷し析出した黒色結晶をろ集し、減
圧乾燥し3− PPPシナトリウム(3−FPPN )
  を12.4mg得た。このナトリウム塩を1肩gと
シ、塩酸メタノール(1→10)1−に溶解し60℃で
30分間加熱後放冷し炭酸アンモニアで中和しメチレン
クロライドで抽出した。この抽出液を薄層クロマトグラ
フィーで分析したところ、3−F’PPゾメチルエステ
ルと同じRf値にスポットを観察し他のスポットは見ら
れなかった。
(2)  8− PPPPPジメチルエステル水分解8
− PPPPPジメチルエステル4.2 T19をトル
エン10−に溶解し、これに1.8 mgの水酸化ナト
リウムを溶解したメタノール溶液o、 i rILlを
加え、−時間煮沸還元後放冷し析出した黒色結晶をろ果
し、減圧乾燥し8− PPPシナトリウム(8−FPP
N )を13.1■得た。このナトリウム塩を111g
とり、塩酸メタノール(1→10)1−に溶解し60℃
で30分間加熱後放冷し炭酸アンモニアで中和しメチレ
ンクロライドで抽出した。この抽出液を薄層クロマトグ
ラフィーで分析したところ、8−FPpゾメチルエステ
ルと同じRf値にスポットを観察し他のスポットは見ら
れなかった。
(3)  3 、8−PPPPPジメチルエステル水分
解3.8−PPPPPジメチルエステル19属gをトル
エン10−に溶解し、これにZ 1811の水酸化ナト
リウムを溶解したメタノール溶液0、1−を加え、−時
間煮沸還元後放冷し析出した黒色結晶をろ果し、減圧乾
燥し3,8−PPPシナトリウム(3、8−FPPN)
を15,1mg得た。このナトリウム塩を1 ml?と
り、塩酸メタノール(1→10)1−に溶解し60℃で
30分間加熱後放冷し炭酸アンモニアで中和しメチレン
クロライドで抽出した。この抽出液を薄層クロマトグラ
フィーで分析したところ、3.8−PPPPPジメチル
エステルじRf値にスポットを観察し他のスポットは見
られなかった。
実施例3 ヒト前癌(1VIkcN −45)を移植したヌードマ
ウスに3− FPPN 2 tryを生理食塩水2−に
溶解した液を1.25−腹腔内投与し、投与24時間後
に解剖し癌、肝臓及び胃を採取しすばやく凍結した。
凍結サンプルは凍結乾燥後、乳鉢で粉砕し 4゜各25
11gを量りと9蒸留水75μlを加え30分間混和し
だ後更に2%ゾインゾロビルアミン含有メタノール90
0μjを加え30分間混和した。この抽出液を3000
 rpmで20分間遠心分離し上清100μlを採取し
900μlのメタノールを加えて励起波長400nmに
おける螢光スペクトルを57Qnmから720nmまで
測定した。得られた結果を図1〜図3に示す。その結果
?ルフイリン由来の630画における螢光強度を計測し
たところ癌には1600、肝臓には140、胃には10
33の値を得た。
すなわち、3−FPPNは選択特異的に癌に集積するこ
とが判明した。
【図面の簡単な説明】
図1〜3は実施例3におけるそれぞれ癌、肝臓、胃抽出
液の螢光強度を示す図面である。 以上 出願人 株式会社佐藤薬学研究所 n二、。 弁理士 高 野 登志雄:パ°・−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1及びR_2は、一方が−CH=CF_2
    のとき他方が−CH=CH_2であるか又は両方とも−
    CH=CF_2である〕 で表わされる含フッ素プロトポルフイリン誘導体及びそ
    の塩。 2、R_1が−CH=CH_2であり、R_2が−CH
    =CF_2である特許請求の範囲第1項記載の含フッ素
    プロトポルフイリン誘導体およびその塩。 3、R_1が−CH=CF_2であり、R_2が−CH
    =CH_2である特許請求の範囲第1項記載の含フッ素
    プロトポルフィリン誘導体およびその塩。 4、R_1、R_2ともに−CH=CF_2である特許
    請求の範囲第1項記載の含フッ素プロトポルフイリン誘
    導体およびその塩。
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