JPH01122729A - センターデフ付4輪駆動車 - Google Patents
センターデフ付4輪駆動車Info
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- JPH01122729A JPH01122729A JP62279533A JP27953387A JPH01122729A JP H01122729 A JPH01122729 A JP H01122729A JP 62279533 A JP62279533 A JP 62279533A JP 27953387 A JP27953387 A JP 27953387A JP H01122729 A JPH01122729 A JP H01122729A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 24
- 239000000969 carrier Substances 0.000 claims abstract description 13
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims abstract description 11
- 230000000670 limiting effect Effects 0.000 abstract description 9
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 11
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- 235000010724 Wisteria floribunda Nutrition 0.000 description 2
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- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
- 230000002747 voluntary effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/34—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
- B60K17/344—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear
- B60K17/346—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Retarders (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、センターデフ装置を備えた4輪駆動車に関し
、詳しくは、横置きトランスアクスル型のセンターデフ
装置と前後輪の一方のディファレンシャル装置との組合
わせ構造に関する。
、詳しくは、横置きトランスアクスル型のセンターデフ
装置と前後輪の一方のディファレンシャル装置との組合
わせ構造に関する。
従来、センターデフ付4輪駆動車に関しては、例えば特
開昭55−72420号公報の先行技術があり、センタ
ーデフ装置を通常のベベルギヤ方式で成し、差動制限用
としてデフケースと一方のサイドギヤとの間に油圧クラ
ッチを設ける。そしてスリップを生じ易い路面等では、
ソレノイドを有する油圧回路によりクラッチに給油して
係合することでデフロックすることが示されている。
開昭55−72420号公報の先行技術があり、センタ
ーデフ装置を通常のベベルギヤ方式で成し、差動制限用
としてデフケースと一方のサイドギヤとの間に油圧クラ
ッチを設ける。そしてスリップを生じ易い路面等では、
ソレノイドを有する油圧回路によりクラッチに給油して
係合することでデフロックすることが示されている。
ところで、上記先行技術の構成のものにあっては、セン
ターデフ装置に油圧クラッチのデフロック手段を付加す
るので構造が複雑化する。また、この種のデフロック自
動制御では前後輪の回転差が設定値以上でスリップを検
出した以降にデフロックするので、必然的にデフロック
の効きが悪い等の問題がある。 一方、ギヤ機構により差動とその制限機能を備えたディ
ファレンシャル装置として、例えば実開協 昭61−123250号公報に示すウオームギヤ方式が
あり、これのセンターデフ化が考えられる。 しかるに、ウオームギヤに特有の大きい摺動抵抗を有す
るので、旋回の差動性が悪くタイトコーナブレーキング
現象を生じ易い、また、ウオームとウオームホイールと
が縦横に組合って他の装置との組合わせの自由度がほと
んど無いので、横置き用としては構造上難しく高価にな
る。 本発明は、このような点に鑑み、センターデフ装置とし
て差動とその制限機能を有するウオーム以外のギヤ機構
で成し、横置き用として前後輪の一方のディファレンシ
ャル装置との組合わせを小型化するようにしたセンター
デフ付4輪駆動車を提供することを目的とする。
ターデフ装置に油圧クラッチのデフロック手段を付加す
るので構造が複雑化する。また、この種のデフロック自
動制御では前後輪の回転差が設定値以上でスリップを検
出した以降にデフロックするので、必然的にデフロック
の効きが悪い等の問題がある。 一方、ギヤ機構により差動とその制限機能を備えたディ
ファレンシャル装置として、例えば実開協 昭61−123250号公報に示すウオームギヤ方式が
あり、これのセンターデフ化が考えられる。 しかるに、ウオームギヤに特有の大きい摺動抵抗を有す
るので、旋回の差動性が悪くタイトコーナブレーキング
現象を生じ易い、また、ウオームとウオームホイールと
が縦横に組合って他の装置との組合わせの自由度がほと
んど無いので、横置き用としては構造上難しく高価にな
る。 本発明は、このような点に鑑み、センターデフ装置とし
て差動とその制限機能を有するウオーム以外のギヤ機構
で成し、横置き用として前後輪の一方のディファレンシ
ャル装置との組合わせを小型化するようにしたセンター
デフ付4輪駆動車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、横置き配置された
変速機のドライブギヤと噛合うファイナルギヤにセンタ
ーデフ装置を取付ける4輪駆動車において、上記センタ
ーデフ装置は、ファイナルギヤに一体結合する大径筒状
のデフケースを有し、上記デフケース内部に、回転可能
な一対のギヤを一体的に有するセンターギヤ、デフケー
スと一体的な一対のサイドギヤ、一方のサイドギヤとセ
ンターギヤおよび他方のサイドギヤとセンターギヤと噛
合う一対のプラネタリギヤ、各1ラネタリギヤを支持す
る一対のキャリアを設けて、旋回時の差動のみ許容する
ように成し、上記デフケース内部中心には前後輪の一方
の差動装置および車軸を挿通し、上記センターデフ装置
の一方のキャリアを差動装置に直結し、他方のキャリア
には出力ギヤを設けて前後輪の他方に伝動構成するよう
に構成されている。
変速機のドライブギヤと噛合うファイナルギヤにセンタ
ーデフ装置を取付ける4輪駆動車において、上記センタ
ーデフ装置は、ファイナルギヤに一体結合する大径筒状
のデフケースを有し、上記デフケース内部に、回転可能
な一対のギヤを一体的に有するセンターギヤ、デフケー
スと一体的な一対のサイドギヤ、一方のサイドギヤとセ
ンターギヤおよび他方のサイドギヤとセンターギヤと噛
合う一対のプラネタリギヤ、各1ラネタリギヤを支持す
る一対のキャリアを設けて、旋回時の差動のみ許容する
ように成し、上記デフケース内部中心には前後輪の一方
の差動装置および車軸を挿通し、上記センターデフ装置
の一方のキャリアを差動装置に直結し、他方のキャリア
には出力ギヤを設けて前後輪の他方に伝動構成するよう
に構成されている。
上記構成に基づき、センターデフ装置は、旋回時に前後
輪の一方が増速し他方が減速して同量逆回転する条件で
それを許容するように差動作用し、これ以外の条件の直
進時等では各ギヤの相対回転が規制されロック状態で差
動制限して、常に前後輪に動力伝達する。 こうして本発明では、センターデフ装置がウオー以外の
、ギヤ機構で構造、差動性が有利になり、差動装置と有
機的に組合わされて小型化することが可能となる。
輪の一方が増速し他方が減速して同量逆回転する条件で
それを許容するように差動作用し、これ以外の条件の直
進時等では各ギヤの相対回転が規制されロック状態で差
動制限して、常に前後輪に動力伝達する。 こうして本発明では、センターデフ装置がウオー以外の
、ギヤ機構で構造、差動性が有利になり、差動装置と有
機的に組合わされて小型化することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体的に説明
する。 第1図において、本発明が適用される4輪駆動車として
、例えば横置きトランスアクスル型のFF車をベースと
した伝動系について説明すると、車体前部にエンジン1
.クラッチ2および変速機3が左右方向に横置き配置さ
れ、変速tl13から車体後方にセンターデフ装置9.
フロントディファレンシャル装置4.トランスファ装置
5が順次配置される。そして変速l!13°、センター
デフ装置9゜フロントディファレンシャル装置4および
トランスファ装置5は、クラッチハウジング6、変速機
ゲース7.エクステンションケース8のそれぞれの内部
に設置されてトランスアクスル型を成す。 変速機3は常時噛合式のものであり、クラ・yチ2から
の入力軸10とそれに平行配置された出力軸11に、例
えば第1速ないし第5速(オーバドライブ)の互いに噛
合う5Mの変速用ギヤ12ないし16が設けてあり、ギ
ヤ12と13の間のシンクロ機構17゜ギヤ14と15
との間のシンクロ機構18.またはギヤ16の隣りのシ
ンクロ機構19を選択的に動作することで、第1速から
第5速までの各前進変速段を得る。また入力軸10に一
体的な後退段のギヤ20を、図示しないアイドラギヤを
介してシンクロm構17のスリーブ側のギヤ21に噛合
わせることで、後退段を得るように構成されている。 フロントディファレンシャル装置4については、変速機
出力軸11のドライブギヤ22に大径のファイナルギヤ
23が噛合っており、ファイナルギヤ23の中心線上に
はベベルギヤ式の差動装置24を有し、この差動装!2
4からの左右の車軸25が左右の前輪26に連結する。 センターデフ装置9は、第2図に詳記するようにファイ
ナルギヤ23と差動装置24との間に同軸上に組合い構
成されており、円筒部30aと円錐部30bとを有する
デフケース30が、ボルト31 、32によりファイナ
ルギヤ23の片側に一体的に取付けられる。デフケース
30の円筒部30aの内部にはインターナルギヤのセン
ターギヤ33が回動可能に嵌合し、このセンターギヤ3
3の内側には歯数の異なるギヤ部33a、 33bを有
する。センターギヤ33の左側にはファイナルギヤ23
の内周に形成した一方のサイドギヤ34を有し、その右
側には他方のサイドギヤ35が円筒部30aと円錐部3
0bとの間に挾みボルト32で共線めして取付けられて
おり、これらのサイドギヤ34,35の歯数も異なって
いる。 サイドギヤ34とセンターギヤ33の一方のギヤ部33
aには、二連のプラネタリギヤ36の各ギヤ部36a、
36a’が自転および公転可能に噛合い、キャリア37
の支軸38により軸支される。サイドギヤ35とセンタ
ーギヤ33の他方のギヤ部33bにも同様にプラネタリ
ギヤ39の各ギヤ部39b、39b’が噛合い、キャリ
ア40の支軸41で軸支されている。また、車軸25の
片側にはキャリア部材42が遊嵌し、このキャリア部材
42の円周上例えば3ケ所にキャリア40が設けられる
。キャリア部材42には差動装置24のデフケース27
がキャリア40に隣接して形成され、このデフケース2
7の内部にピニオン28.サイドギヤ29等を有する。 更にキャリア部材42の両端はベアリングケース43側
に延びてベアリング44により軸支され、このキャリア
部材42とベアリング44に対し、円錐部30bの一端
がラジアルベアリング45.スラストベアリング46で
支持される。 上記キャリア部材42に対し、他のキャリア部材48が
ニードル47を介して嵌合しており、このキャリア部材
48にキャリア37が同様に設けられる。キャリア部材
48の両端はキャリア部材42とベアリング44に対し
スラストベアリング49により支持され、このキャリア
部材48に対し、ファイナルギヤ23がラジアルベアリ
ング50.スラストベアリング51で支持される。そし
てキャリア部材48に、後輪側出力ギヤ52がファイナ
ルギヤ23に隣接して形成されている。 トランスファ装置5は、上記出力ギヤ52に噛合うギヤ
53を有し、このギヤ53の軸54が一対のベベルギヤ
55,5’6により方向変換してリヤドライブ軸57に
連結し、更にプロペラ軸58等により後輪側に伝動構成
される。 ここで、上記センターデフ装置9のギヤ列において旋回
時の差動を可能にするために、以下の関係になっている
。即ち、旋回を考察するとデフ中心で相対的に前後輪が
互いに逆方向に同量回転することになる。従って、キャ
リア37.40が一回転した場合のセンターギヤ33の
各ギヤ部33a、 33bの回転数n、nbを示すと、
次式のようになる。 ここでサイドギヤ34の歯数をSl、ギヤ部33aの歯
数を01.ギヤ部36a、36a’の歯数をP、 −
P’1 。 サイドギヤ35の歯数をS2.ギヤ部33bの歯数をC
2,ギヤ部39b、39b’の歯数をP2 ・P’2と
すると、 n =1−(S1P’1/C1・Pl)rJ、 =
1−(82−P’2 /C2・P2 )となる。 そこで、差動が成立するには両式の差が零、即ちセンタ
ーギヤ33の各ギヤ部33a、 33bに伝わる回転数
n、n6の値と方向が等しくなることであす、それは逆
転側を負にすると次式で示される。 (n ) (+nb)=O (Sl ・P’1/C1・ Pl) +(S2 ・P’2 /C2・ P2)=2このことか
ら、各ギヤの歯数は上式を満足するように設定されてお
り、この条件を満す限り左右のプラネタリギヤ36.3
9の半径方向の設置位置は不均一でもかまわない。 一方、ギヤ列が上式を満足することは、逆に旋回以外の
条件では各ギヤの回転を規制してロックする条件が成立
したことにもなる。また、ロック状態での安定化を図る
ため、各プラネタリギヤ36゜39の噛合いピッチ円の
差は僅少に設定されて、これに伴う回転力を減じる。そ
してこの回転力を、各ギヤの剪断力、軸受のフリクショ
ン等で受け、非可逆のロック状態を安定して保つように
なっている。 次いで、このように構成されたセンターデフ付4輪駆動
車の作用について述べる。 先ず、車両走行時にエンジン1の動力がクラッチ2を介
して変速機3仲入り、変速1fi3においてシンクロ機
構17.18.19等を動作することで、ギヤ12ない
し16.20.21等により出力軸11に前進5段、後
進1段の変速動力が出力する。そしてこの変速動力は、
ドライブギヤ22とファイナルギヤ23により終減速し
てセンターデフ装置9のデフケース30に入力し、一対
のサイドギヤ34,35から各プラネタリギヤ36.3
9に伝達する。そして4輪接地してその抵抗を受ける場
合は、各プラネタリギヤ36.39を自転して、センタ
ーギヤ33を回転しようとする。 そこで、直進走行時には、前後輪と共にセンターデフ装
置9の2つの出力側のキャリア37.40が同一方向に
回転する条件になるため、各ギヤの歯数の関係でセンタ
ーギヤ33に与える回転数が左右で異なることになり、
センターギヤ33は回転不能である。従って、全ギヤは
ロック状態になって差動制限が成立し、直進方向性を確
保する。また、このギヤロックによりデフケース30と
キャリア37゜40およびそのキャリア部材42.48
が一体化して回転し、キャリア部材42から直ちに差動
装置24.車軸25を介して前輪26に動力伝達する。 同時に他のキャリア部材48のギヤ52からギヤ53,
55.56軸54゜57、58等により後輪側にも動力
伝達して4輪駆動走行する。 次いで旋回走行時には、前後輪と共にセンターデフ装置
9の2つの出力側のキャリア37.40が、旋回方向に
より相対的に一方が正転し他方が逆転する条件になる。 このため、各プラネタリギヤ36.39は共に自転しな
がら公転して、各ギヤの歯数の関係でセンターギヤ33
を左右で等速に回転するのであり、こうしてキャリア3
7.40を同量逆転するような差動が成立して前後輪の
回転差を吸収する。このとき、キャリア40のキャリア
部材42はベアリング44で支持されて所定量一方に回
転しなから差動装置24に動力伝達し、この差動装置1
F24で更に左右輪の回転差を吸収しながら動力伝達す
る。 また、キャリア37のキャリア部材48はベアリング4
7、50等により支持されて同量他方に回転し、ギヤ5
2以降の後輪側に動力伝達するのであり、こうして4輪
駆動で円滑に旋回する。 一方、前後輪の一方が浮いたりスリップして接地抵抗を
減じると、センターデフ装置9でプラネタリギヤ3B、
39の一方のみが自転と公転に向う。 しかるに、かかる条件では噛合いピッチ円の差が1少に
設定されているための非可逆性により一方のみの上記状
態は許容されないため、差動制限作用して接地側に確実
に動力伝達する。 以上、フロントエンジンの場合について述べたが、リヤ
エンジンでも全く同様にして適用できる。
する。 第1図において、本発明が適用される4輪駆動車として
、例えば横置きトランスアクスル型のFF車をベースと
した伝動系について説明すると、車体前部にエンジン1
.クラッチ2および変速機3が左右方向に横置き配置さ
れ、変速tl13から車体後方にセンターデフ装置9.
フロントディファレンシャル装置4.トランスファ装置
5が順次配置される。そして変速l!13°、センター
デフ装置9゜フロントディファレンシャル装置4および
トランスファ装置5は、クラッチハウジング6、変速機
ゲース7.エクステンションケース8のそれぞれの内部
に設置されてトランスアクスル型を成す。 変速機3は常時噛合式のものであり、クラ・yチ2から
の入力軸10とそれに平行配置された出力軸11に、例
えば第1速ないし第5速(オーバドライブ)の互いに噛
合う5Mの変速用ギヤ12ないし16が設けてあり、ギ
ヤ12と13の間のシンクロ機構17゜ギヤ14と15
との間のシンクロ機構18.またはギヤ16の隣りのシ
ンクロ機構19を選択的に動作することで、第1速から
第5速までの各前進変速段を得る。また入力軸10に一
体的な後退段のギヤ20を、図示しないアイドラギヤを
介してシンクロm構17のスリーブ側のギヤ21に噛合
わせることで、後退段を得るように構成されている。 フロントディファレンシャル装置4については、変速機
出力軸11のドライブギヤ22に大径のファイナルギヤ
23が噛合っており、ファイナルギヤ23の中心線上に
はベベルギヤ式の差動装置24を有し、この差動装!2
4からの左右の車軸25が左右の前輪26に連結する。 センターデフ装置9は、第2図に詳記するようにファイ
ナルギヤ23と差動装置24との間に同軸上に組合い構
成されており、円筒部30aと円錐部30bとを有する
デフケース30が、ボルト31 、32によりファイナ
ルギヤ23の片側に一体的に取付けられる。デフケース
30の円筒部30aの内部にはインターナルギヤのセン
ターギヤ33が回動可能に嵌合し、このセンターギヤ3
3の内側には歯数の異なるギヤ部33a、 33bを有
する。センターギヤ33の左側にはファイナルギヤ23
の内周に形成した一方のサイドギヤ34を有し、その右
側には他方のサイドギヤ35が円筒部30aと円錐部3
0bとの間に挾みボルト32で共線めして取付けられて
おり、これらのサイドギヤ34,35の歯数も異なって
いる。 サイドギヤ34とセンターギヤ33の一方のギヤ部33
aには、二連のプラネタリギヤ36の各ギヤ部36a、
36a’が自転および公転可能に噛合い、キャリア37
の支軸38により軸支される。サイドギヤ35とセンタ
ーギヤ33の他方のギヤ部33bにも同様にプラネタリ
ギヤ39の各ギヤ部39b、39b’が噛合い、キャリ
ア40の支軸41で軸支されている。また、車軸25の
片側にはキャリア部材42が遊嵌し、このキャリア部材
42の円周上例えば3ケ所にキャリア40が設けられる
。キャリア部材42には差動装置24のデフケース27
がキャリア40に隣接して形成され、このデフケース2
7の内部にピニオン28.サイドギヤ29等を有する。 更にキャリア部材42の両端はベアリングケース43側
に延びてベアリング44により軸支され、このキャリア
部材42とベアリング44に対し、円錐部30bの一端
がラジアルベアリング45.スラストベアリング46で
支持される。 上記キャリア部材42に対し、他のキャリア部材48が
ニードル47を介して嵌合しており、このキャリア部材
48にキャリア37が同様に設けられる。キャリア部材
48の両端はキャリア部材42とベアリング44に対し
スラストベアリング49により支持され、このキャリア
部材48に対し、ファイナルギヤ23がラジアルベアリ
ング50.スラストベアリング51で支持される。そし
てキャリア部材48に、後輪側出力ギヤ52がファイナ
ルギヤ23に隣接して形成されている。 トランスファ装置5は、上記出力ギヤ52に噛合うギヤ
53を有し、このギヤ53の軸54が一対のベベルギヤ
55,5’6により方向変換してリヤドライブ軸57に
連結し、更にプロペラ軸58等により後輪側に伝動構成
される。 ここで、上記センターデフ装置9のギヤ列において旋回
時の差動を可能にするために、以下の関係になっている
。即ち、旋回を考察するとデフ中心で相対的に前後輪が
互いに逆方向に同量回転することになる。従って、キャ
リア37.40が一回転した場合のセンターギヤ33の
各ギヤ部33a、 33bの回転数n、nbを示すと、
次式のようになる。 ここでサイドギヤ34の歯数をSl、ギヤ部33aの歯
数を01.ギヤ部36a、36a’の歯数をP、 −
P’1 。 サイドギヤ35の歯数をS2.ギヤ部33bの歯数をC
2,ギヤ部39b、39b’の歯数をP2 ・P’2と
すると、 n =1−(S1P’1/C1・Pl)rJ、 =
1−(82−P’2 /C2・P2 )となる。 そこで、差動が成立するには両式の差が零、即ちセンタ
ーギヤ33の各ギヤ部33a、 33bに伝わる回転数
n、n6の値と方向が等しくなることであす、それは逆
転側を負にすると次式で示される。 (n ) (+nb)=O (Sl ・P’1/C1・ Pl) +(S2 ・P’2 /C2・ P2)=2このことか
ら、各ギヤの歯数は上式を満足するように設定されてお
り、この条件を満す限り左右のプラネタリギヤ36.3
9の半径方向の設置位置は不均一でもかまわない。 一方、ギヤ列が上式を満足することは、逆に旋回以外の
条件では各ギヤの回転を規制してロックする条件が成立
したことにもなる。また、ロック状態での安定化を図る
ため、各プラネタリギヤ36゜39の噛合いピッチ円の
差は僅少に設定されて、これに伴う回転力を減じる。そ
してこの回転力を、各ギヤの剪断力、軸受のフリクショ
ン等で受け、非可逆のロック状態を安定して保つように
なっている。 次いで、このように構成されたセンターデフ付4輪駆動
車の作用について述べる。 先ず、車両走行時にエンジン1の動力がクラッチ2を介
して変速機3仲入り、変速1fi3においてシンクロ機
構17.18.19等を動作することで、ギヤ12ない
し16.20.21等により出力軸11に前進5段、後
進1段の変速動力が出力する。そしてこの変速動力は、
ドライブギヤ22とファイナルギヤ23により終減速し
てセンターデフ装置9のデフケース30に入力し、一対
のサイドギヤ34,35から各プラネタリギヤ36.3
9に伝達する。そして4輪接地してその抵抗を受ける場
合は、各プラネタリギヤ36.39を自転して、センタ
ーギヤ33を回転しようとする。 そこで、直進走行時には、前後輪と共にセンターデフ装
置9の2つの出力側のキャリア37.40が同一方向に
回転する条件になるため、各ギヤの歯数の関係でセンタ
ーギヤ33に与える回転数が左右で異なることになり、
センターギヤ33は回転不能である。従って、全ギヤは
ロック状態になって差動制限が成立し、直進方向性を確
保する。また、このギヤロックによりデフケース30と
キャリア37゜40およびそのキャリア部材42.48
が一体化して回転し、キャリア部材42から直ちに差動
装置24.車軸25を介して前輪26に動力伝達する。 同時に他のキャリア部材48のギヤ52からギヤ53,
55.56軸54゜57、58等により後輪側にも動力
伝達して4輪駆動走行する。 次いで旋回走行時には、前後輪と共にセンターデフ装置
9の2つの出力側のキャリア37.40が、旋回方向に
より相対的に一方が正転し他方が逆転する条件になる。 このため、各プラネタリギヤ36.39は共に自転しな
がら公転して、各ギヤの歯数の関係でセンターギヤ33
を左右で等速に回転するのであり、こうしてキャリア3
7.40を同量逆転するような差動が成立して前後輪の
回転差を吸収する。このとき、キャリア40のキャリア
部材42はベアリング44で支持されて所定量一方に回
転しなから差動装置24に動力伝達し、この差動装置1
F24で更に左右輪の回転差を吸収しながら動力伝達す
る。 また、キャリア37のキャリア部材48はベアリング4
7、50等により支持されて同量他方に回転し、ギヤ5
2以降の後輪側に動力伝達するのであり、こうして4輪
駆動で円滑に旋回する。 一方、前後輪の一方が浮いたりスリップして接地抵抗を
減じると、センターデフ装置9でプラネタリギヤ3B、
39の一方のみが自転と公転に向う。 しかるに、かかる条件では噛合いピッチ円の差が1少に
設定されているための非可逆性により一方のみの上記状
態は許容されないため、差動制限作用して接地側に確実
に動力伝達する。 以上、フロントエンジンの場合について述べたが、リヤ
エンジンでも全く同様にして適用できる。
以上述べてきたように、本発明によれば、センターデフ
付4輪駆動車のセンターデフ装置が差動とその制限機能
を有するギヤ機構で構成されるので、デフロック手段が
不要になり、構造が簡素化し、差動制限の効きも良くな
る。 ウオーム以外のギヤ機構であるから、旋回時の差動の抵
抗が少なくて、タイトコーナブレーキング現象、タイヤ
有効径の差による燃費低下が無くなる。 センターデフ装置のギヤ機構がファイナルギヤと前後輪
の一方の差動装置との間において、デフケース内部に同
軸上に組合わされるので、構造が簡素化し、潤滑等の点
でも有利になる。 センターデフ装置の2つの出力側のキャリア部材が車軸
に対し3軸構造であるから、ベアリング支持等を円滑に
行い得る。 2つのキャリア部材を差動装置や出力ギヤに一体化する
ことで、構造、耐久性等の点で有利になるや
付4輪駆動車のセンターデフ装置が差動とその制限機能
を有するギヤ機構で構成されるので、デフロック手段が
不要になり、構造が簡素化し、差動制限の効きも良くな
る。 ウオーム以外のギヤ機構であるから、旋回時の差動の抵
抗が少なくて、タイトコーナブレーキング現象、タイヤ
有効径の差による燃費低下が無くなる。 センターデフ装置のギヤ機構がファイナルギヤと前後輪
の一方の差動装置との間において、デフケース内部に同
軸上に組合わされるので、構造が簡素化し、潤滑等の点
でも有利になる。 センターデフ装置の2つの出力側のキャリア部材が車軸
に対し3軸構造であるから、ベアリング支持等を円滑に
行い得る。 2つのキャリア部材を差動装置や出力ギヤに一体化する
ことで、構造、耐久性等の点で有利になるや
第1図は本発明のセンターデフ付4M駆動車の実施例を
示すスケルトン図、 第2図はセンターデフ装置の部分の断面図である。 3・・・変速機、9・・・センターデフ装置、22・・
・ドライブギヤ、23・・・ファイナルギヤ、24・・
・差動装置、25・・・車軸、30・・・デフケース、
33・・・センターギヤ、34.35・・・サイドギヤ
、36.39・・・プラネタリギヤ、37、40・・・
キャリア、52・・・出力ギヤ特許出願人 富士
重工業株式会社代理人 弁理士 小 橋 信 浮 量 弁理士 村 井 進 手続補正書(自発) 1.事件の表示 昭和62年特 許 願第279533号2、発明の名称 センターデフ付4輪駆動車 3、補正をする者 事件との関係 特 許 出願人 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 4、代理人 5、補正の対象 (1)明細書全文 (2)図面(第2図) 6、補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通り補正する。 (2)図面の第2[’lを別紙の通り補正する。 (補正) 明 細 書 1、発明の名称 センターデフ付4@駆動車2、特許
請求の範囲 横置き配置された変速機のドライブギヤと噛合うファイ
ナルギヤにセンターデフ装置を取付ける4輪駆動車にお
いて、 上記センターデフ装置は、ファイナルギヤに一体結合す
る大径筒状のデフケースを有し、上記デフケース内部に
、回転可能な一対のギヤを一体的に有するセンターギヤ
、デフケースと一体的な一対のサイドギヤ、一方のサイ
ドギヤとセンターギヤおよび他方のサイドギヤとセンタ
ーギヤと噛合う一対のプラネタリギヤ、各プラネタリギ
ヤを支持する一対のキャリアを設けて、差動のみ許容す
るように成し、 上記デフケース内部中心には前後輪の一方の差動装置お
よび車軸を挿通し、 上記センターデフ装置の一方のキャリアを差動装置に直
結し、他方のキャリアには出力ギヤを設けて前後輪の他
方に伝動構成することを特徴とするたセンターデフ付4
輪駆動車。 3、発明の詳細な説明
示すスケルトン図、 第2図はセンターデフ装置の部分の断面図である。 3・・・変速機、9・・・センターデフ装置、22・・
・ドライブギヤ、23・・・ファイナルギヤ、24・・
・差動装置、25・・・車軸、30・・・デフケース、
33・・・センターギヤ、34.35・・・サイドギヤ
、36.39・・・プラネタリギヤ、37、40・・・
キャリア、52・・・出力ギヤ特許出願人 富士
重工業株式会社代理人 弁理士 小 橋 信 浮 量 弁理士 村 井 進 手続補正書(自発) 1.事件の表示 昭和62年特 許 願第279533号2、発明の名称 センターデフ付4輪駆動車 3、補正をする者 事件との関係 特 許 出願人 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 4、代理人 5、補正の対象 (1)明細書全文 (2)図面(第2図) 6、補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通り補正する。 (2)図面の第2[’lを別紙の通り補正する。 (補正) 明 細 書 1、発明の名称 センターデフ付4@駆動車2、特許
請求の範囲 横置き配置された変速機のドライブギヤと噛合うファイ
ナルギヤにセンターデフ装置を取付ける4輪駆動車にお
いて、 上記センターデフ装置は、ファイナルギヤに一体結合す
る大径筒状のデフケースを有し、上記デフケース内部に
、回転可能な一対のギヤを一体的に有するセンターギヤ
、デフケースと一体的な一対のサイドギヤ、一方のサイ
ドギヤとセンターギヤおよび他方のサイドギヤとセンタ
ーギヤと噛合う一対のプラネタリギヤ、各プラネタリギ
ヤを支持する一対のキャリアを設けて、差動のみ許容す
るように成し、 上記デフケース内部中心には前後輪の一方の差動装置お
よび車軸を挿通し、 上記センターデフ装置の一方のキャリアを差動装置に直
結し、他方のキャリアには出力ギヤを設けて前後輪の他
方に伝動構成することを特徴とするたセンターデフ付4
輪駆動車。 3、発明の詳細な説明
本発明は、センターデフ装置を備えた4輪駆動車に関し
、詳しくは、横置きトランスアクスル型のセンターデフ
装置と前tIi輪の一方のディファレンシャル装置との
組合わせ構造に関する。
、詳しくは、横置きトランスアクスル型のセンターデフ
装置と前tIi輪の一方のディファレンシャル装置との
組合わせ構造に関する。
従来、センターデフ付4輪駆動車に関しては、例えば特
開昭55−72420号公報の先行技術があり、センタ
ーデフ装置を通常のベベルギヤ方式で成し、差動制限用
としてデフケースと一方のサイドギヤとの間に油圧クラ
ッチを設ける。そしてスリップを生じ易い路面等では、
ソレノイドを有する油圧回路によりクラッチに給油して
係合することでデフロックすることが示されている。
開昭55−72420号公報の先行技術があり、センタ
ーデフ装置を通常のベベルギヤ方式で成し、差動制限用
としてデフケースと一方のサイドギヤとの間に油圧クラ
ッチを設ける。そしてスリップを生じ易い路面等では、
ソレノイドを有する油圧回路によりクラッチに給油して
係合することでデフロックすることが示されている。
ところで、上記先行技術の構成のものにあっては、セン
ターデフ装置に油圧クラッチのデフロック手段を付加す
るので構造が複雑化する。また、この種のデフロック自
動制御では前後輪の回転差が設定値以上でスリップを検
出した以降にデフロックするので、必然的にデフロック
の効きが悪い等の問題がある。 一方、ギヤ機構により差動とその制限機能を備えたディ
ファレンシャル装置として、例えば実開昭61−123
250号公報に示すウオームギヤ方式があり、これのセ
ンターデフ化が考えられる。 しかるに、ウオームギヤに特有の大きい摺動抵抗を有す
るので、阜耗による耐久性の問題があった。 また、ウオームとウオームホイールとが縦横に組合って
他の装置との組合わせの自由度がほとんど無いので、横
置き用としては梢遺上難しく高価になる。 本発明は、このような点に鑑み、センターデフ装置とし
て差動とその制限機能を有するウオーム以外のギヤ機構
で成し、横置き用として前後輪の一方のディファレンシ
ャル装置との組合わせを小型化するようにしたセンター
デフ付4輪駆動車を提供することを目的とする。
ターデフ装置に油圧クラッチのデフロック手段を付加す
るので構造が複雑化する。また、この種のデフロック自
動制御では前後輪の回転差が設定値以上でスリップを検
出した以降にデフロックするので、必然的にデフロック
の効きが悪い等の問題がある。 一方、ギヤ機構により差動とその制限機能を備えたディ
ファレンシャル装置として、例えば実開昭61−123
250号公報に示すウオームギヤ方式があり、これのセ
ンターデフ化が考えられる。 しかるに、ウオームギヤに特有の大きい摺動抵抗を有す
るので、阜耗による耐久性の問題があった。 また、ウオームとウオームホイールとが縦横に組合って
他の装置との組合わせの自由度がほとんど無いので、横
置き用としては梢遺上難しく高価になる。 本発明は、このような点に鑑み、センターデフ装置とし
て差動とその制限機能を有するウオーム以外のギヤ機構
で成し、横置き用として前後輪の一方のディファレンシ
ャル装置との組合わせを小型化するようにしたセンター
デフ付4輪駆動車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、横置き配置された
変速機のドライブギヤと噛合うファイナルギヤにセンタ
ーデフ装置を取付ける4輪駆動車において、上記センタ
ーデフ装置は、ファイナルギヤに一体結合する大径筒状
のデフケースを有し、上記デフケース内部に、回転可能
な一対のギヤを一体的に有するセンターギヤ、デフケー
スと一体的な一対のサイドギヤ、一方のサイドギヤとセ
ンターギヤおよび他方のサイドギヤとセンターギヤと噛
合う一対のプラネタリギヤ、各プラネタリギヤを支持す
る一対のキャリアを設けて、差動めみ許容するように成
し、上記デフケース内部中心には前後輪の一方の差動装
置および車軸を挿通し、上記センターデフ装置の一方の
キャリアを差動装置に直結し、他方のキャリアには出力
ギヤを設けて前後輪の他方に伝動構成するように構成さ
れている。
変速機のドライブギヤと噛合うファイナルギヤにセンタ
ーデフ装置を取付ける4輪駆動車において、上記センタ
ーデフ装置は、ファイナルギヤに一体結合する大径筒状
のデフケースを有し、上記デフケース内部に、回転可能
な一対のギヤを一体的に有するセンターギヤ、デフケー
スと一体的な一対のサイドギヤ、一方のサイドギヤとセ
ンターギヤおよび他方のサイドギヤとセンターギヤと噛
合う一対のプラネタリギヤ、各プラネタリギヤを支持す
る一対のキャリアを設けて、差動めみ許容するように成
し、上記デフケース内部中心には前後輪の一方の差動装
置および車軸を挿通し、上記センターデフ装置の一方の
キャリアを差動装置に直結し、他方のキャリアには出力
ギヤを設けて前後輪の他方に伝動構成するように構成さ
れている。
上記構成に基づき、センターデフ装置は、旋回走行時に
前後輪の一方が増遠し他方が減速して相対的に同量逆回
転する条件でそれを許容するように差動作用し、これ以
外の条件の直進走行時等では各ギヤの相対回転が規制さ
れロック状態となり、常に前後輪に動力伝達する。 こうして本発明では、センターデフ装置がウーオム以外
のギヤ機構で構造、差動性−が有利になり、差動装置と
有機的に組合わされて小型化することが可能となる。
前後輪の一方が増遠し他方が減速して相対的に同量逆回
転する条件でそれを許容するように差動作用し、これ以
外の条件の直進走行時等では各ギヤの相対回転が規制さ
れロック状態となり、常に前後輪に動力伝達する。 こうして本発明では、センターデフ装置がウーオム以外
のギヤ機構で構造、差動性−が有利になり、差動装置と
有機的に組合わされて小型化することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体的に説明
する。 第1図において、本発明が適用される4輪駆動車として
、例えば横置きトランスアクスル型のFF車をベースと
した伝動系について説明すると、車体前部にエンジン1
.クラッチ2および変速機3が左右方向に横置き配置さ
れ、変速R3から車体後方にセンターデフ装置9.フロ
ントディファレンシャル装置4.トランスファ装置5が
順次配置される。そして変速[13、センターデフ装置
9゜フロントディファレンシャル装置4およびトランス
ファ装置5は、クラッチハウジング6、変速機ケース7
、エクステンシゴンゲース8のそれぞれの内部に設置さ
れてトランスアクスル型を成す。 変速機3は常時噛合式のものであり、クラッチ2からの
入力軸10とそれに平行配置された出力軸11に、例え
ば第1速ないし第5速(オーバドライブ)の互いに噛合
う5組の変速用ギヤ12ないし16が設けてあり、ギヤ
12と13の間のシンクロ機構17゜ギヤ14と15と
の間のシンクロ機構18.またはギヤ16の隣りのシン
クロ機Ps19を選択的に動作することで、第1速から
第5運までの各前進変速段を得る。また入力軸10に一
体的な後退段のギヤ20を、図示しないアイドラギヤを
介してシンクロ機構17のスリーブ側のギヤ21に噛合
わせることで、後退段を得るように構成されている。 フロントディファレンシャル装置4については、変速機
出力軸11のドライブギヤ22に大径のファイナルギヤ
23が噛合っており、ファイナルギヤ23の中心線上に
はベベルギヤ式の差動装置24を有し、この差動装置2
4からの左右の車軸25が左右の前輪26に連結する。 センターデフ装置9は、第2図に詳記するようにファイ
ナルギヤ23と差動装置24との間に同軸上に組合い構
成されており、円筒部30aと円錐部30bとを有する
デフケース30が、ボルト31 、32によりファイナ
ルギヤ23の片側に一体的に取付けられる。デフケース
30の円筒部30aの内部にはインターナルギヤのセン
ターギヤ33が回動可能に嵌合し、このセンターギヤ3
3の内側には歯数の異なるギヤ部33a、33bを有す
る。センターギヤ33の左側にはファイナルギヤ23の
内周に形成した一方のサイドギヤ34を有し、その右方
には他方のサイドギヤ35が円筒部30aと円錐部30
bとの間に挾みボルト32で共線めして取付けられてお
り、これらのサイドギヤ34 、35の歯数も異なって
いる。 サイドギヤ34とセンターギヤ33の一方のギヤ部33
aには、二連の1ラネタリギヤ36の各ギヤ部36a、
36a’が自転および公転可能に噛合い、キャリア37
の支軸38により軸支される。サイドギヤ35とセンタ
ーギヤ33の他方のギヤ部33bにも同様にプラネタリ
ギヤ39の各ギヤ部39b、39b’が噛合い、キャリ
ア40の支軸41で軸支されている。また、車軸25の
片側にはキャリア部材42が遊嵌し、このキャリア部材
42の円周上例えば3ケ所にキャリア40が設けられる
。キャリア部材42には差動装置24のデフケース27
がキャリア40に隣接して一体に形成され、このデフケ
ース27の内部にピニオン28.サイドギヤ29等を有
する。更にキャリア部材42の両端はベアリングケース
43側に延びてベアリング44により軸支され、このキ
ャリア部材42とベアリング44に対し、円錐部30b
の一端がラジアルベアリング45゜スラストベアリング
46゛で支持される。 上記キャリア部材42に対し、他のキャリア部材48が
ニードル47を介して嵌合しており、このキャリア部材
48にキャリア37が同様に設けられる。キャリア部材
48の両端はキャリア部材42とベアリング44に対し
スラストベアリング49により支持され、このキャリア
部材48に対し、ファイナルギヤ23がラジアルベアリ
ング50.スラストベアリング51で支持される。そし
てキャリア部材48に、後輪側出力ギヤ52がファイナ
ルギヤ23に隣接して形成されている。 トランスファ装置5は(第1図)、上記出力ギヤ52に
噛合うギヤ53を有し、このギヤ53の軸54が一対の
ベベルギヤ55.56により方向変換してリヤドライブ
軸57に連結し、更にプロペラ軸58等により後輪側に
伝動構成される。 ここで、上記センターデフ装置9のギヤ列において旋回
走行時等の差動を可能にするために、以下の関係になっ
ている。即ち、旋回走行を考察するとデフ中心で相対的
に前後輪が互いに逆方向に同量回転することになる。従
って、キャリア37,40が一回転した場合のセンター
ギヤ33の各ギヤ部33a、33bの回転数n、nbを
示すと、次式のようになる、ここでサイドギヤ34の歯
数をSl、ギヤ部33aノ歯数をCI 、ギヤ部36a
、36a’の歯数をPl ・Pol、サイドギヤ35
の歯数をS2.ギヤ部33bの歯数をc2 、ギヤ部3
9b、39b’の歯数をP2・p’2とすると、 na=1−(h −P”1/C1・ Pl)rJ、
= 1−(82・P’2 /C2・P2 )となる。 そこで、差動が成立するには両式の差が零、即ちセンタ
ーギヤ33の各ギヤ部33a、 33bに伝わる回転数
n、n1.の値と方向が等しくなることであす、それは
逆転側を負にすると次式で示される。 (n a ) (+n b) =0 (Sl ・P’1/CI ・ h )+(S2 ・
P’2 /C2・ P2)=2このことから、各ギヤの
歯数は上式を満足するように設定されている。 一方、ギヤ列が上式を満足することは、逆に旋回以外の
条件では各ギヤの回転を規制してロックする条件が成立
したことにもなる。 次いで、このように構成されたセンターデフ付4輪駆動
車の作用について述べる。 先ず、車両走行時にエンジン1の動力がクラッチ2を介
して変速機3に入り、変速I13においてシンクロ機構
17.18.19等を動作することで、ギヤ12ないし
16.20.21等により出力軸11に前進5段、後進
1段の変速動力が出力する。そしてこの変速動力は、ド
ライブギヤ22とファイナルギヤ23により終減速して
センターデフ装置9のデフケース30に入力し、一対の
サイドギヤ34.35から各プラネタリギヤ36.39
に伝達する。そして直進走行時4輪接地してその抵抗を
受ける場合は、各プラネタリギヤ36.39を自転して
、センターギヤ33を回転しようとする。しかし、各ギ
ヤのtiI数の関係でセンターギヤ33に与える回転数
が左右で異なることになり、センターギヤ33は回転不
能となり、全ギヤはロック状態になる。このギヤロック
によりデフケース30とキャリア37.40およびその
キャリア部材42.48が一体化して回転し、キャリア
部材42から直ちに差動装置24.車軸25を介して前
、輪26に動力伝達する。同時に他のキャリア部材48
のギヤ52からギヤ53.55.56、軸54.57.
58等により後’l/aplにも動力伝達して4I!I
駆動走行する。 次いで旋回、走行時には、前後輪と共にセンターデフ装
置9の2つの出力側のキャリア37.40が、旋回方向
により相対的に一方が正転し他方が逆転する条件になる
。このため、各プラネタリギヤ36.39は共に自転し
ながら公転して、各ギヤの歯数の関係でセンターギヤ3
3を左右で等速に回転するのであり、こうしてキャリア
37.40を同焦逆転するような差動が成立して前後輪
の回転差を吸収する。このとき、キャリア40のキャリ
ア部材42はベアリング44で支持されて所定量一方に
回転しなから差動装置24に動力伝達し、この差動装置
24で更に左右輪の回転差を吸収しながら動力伝達する
。 また、キャリア37のキャリア部材48はベアリング4
7、50等により支持されて同量他方に回転し、ギヤ5
2以降の後輪側に動力伝達するのであり、こうして4v
aM、動で円滑に旋回する。 一方、前後輪の一方が浮いたりスリップして接地抵抗を
減じると、センターデフ装置1f9でプラネタリギヤ3
6.39の一方のみが自転と公転に向おうとするが、し
かるに、かかる条件では噛合いピッチ円の差が僅少に設
定されているためこの差による回転力はプラネタリギヤ
の支軸との摺動牽擦で大略打消され、一方のみの上記状
態は許容されないため、差動制限作用して接地側に確実
に動力伝達する。 以上、フロントエンジンの場合について述べたが、リヤ
エンジンでも全く同様にして適用できる。
する。 第1図において、本発明が適用される4輪駆動車として
、例えば横置きトランスアクスル型のFF車をベースと
した伝動系について説明すると、車体前部にエンジン1
.クラッチ2および変速機3が左右方向に横置き配置さ
れ、変速R3から車体後方にセンターデフ装置9.フロ
ントディファレンシャル装置4.トランスファ装置5が
順次配置される。そして変速[13、センターデフ装置
9゜フロントディファレンシャル装置4およびトランス
ファ装置5は、クラッチハウジング6、変速機ケース7
、エクステンシゴンゲース8のそれぞれの内部に設置さ
れてトランスアクスル型を成す。 変速機3は常時噛合式のものであり、クラッチ2からの
入力軸10とそれに平行配置された出力軸11に、例え
ば第1速ないし第5速(オーバドライブ)の互いに噛合
う5組の変速用ギヤ12ないし16が設けてあり、ギヤ
12と13の間のシンクロ機構17゜ギヤ14と15と
の間のシンクロ機構18.またはギヤ16の隣りのシン
クロ機Ps19を選択的に動作することで、第1速から
第5運までの各前進変速段を得る。また入力軸10に一
体的な後退段のギヤ20を、図示しないアイドラギヤを
介してシンクロ機構17のスリーブ側のギヤ21に噛合
わせることで、後退段を得るように構成されている。 フロントディファレンシャル装置4については、変速機
出力軸11のドライブギヤ22に大径のファイナルギヤ
23が噛合っており、ファイナルギヤ23の中心線上に
はベベルギヤ式の差動装置24を有し、この差動装置2
4からの左右の車軸25が左右の前輪26に連結する。 センターデフ装置9は、第2図に詳記するようにファイ
ナルギヤ23と差動装置24との間に同軸上に組合い構
成されており、円筒部30aと円錐部30bとを有する
デフケース30が、ボルト31 、32によりファイナ
ルギヤ23の片側に一体的に取付けられる。デフケース
30の円筒部30aの内部にはインターナルギヤのセン
ターギヤ33が回動可能に嵌合し、このセンターギヤ3
3の内側には歯数の異なるギヤ部33a、33bを有す
る。センターギヤ33の左側にはファイナルギヤ23の
内周に形成した一方のサイドギヤ34を有し、その右方
には他方のサイドギヤ35が円筒部30aと円錐部30
bとの間に挾みボルト32で共線めして取付けられてお
り、これらのサイドギヤ34 、35の歯数も異なって
いる。 サイドギヤ34とセンターギヤ33の一方のギヤ部33
aには、二連の1ラネタリギヤ36の各ギヤ部36a、
36a’が自転および公転可能に噛合い、キャリア37
の支軸38により軸支される。サイドギヤ35とセンタ
ーギヤ33の他方のギヤ部33bにも同様にプラネタリ
ギヤ39の各ギヤ部39b、39b’が噛合い、キャリ
ア40の支軸41で軸支されている。また、車軸25の
片側にはキャリア部材42が遊嵌し、このキャリア部材
42の円周上例えば3ケ所にキャリア40が設けられる
。キャリア部材42には差動装置24のデフケース27
がキャリア40に隣接して一体に形成され、このデフケ
ース27の内部にピニオン28.サイドギヤ29等を有
する。更にキャリア部材42の両端はベアリングケース
43側に延びてベアリング44により軸支され、このキ
ャリア部材42とベアリング44に対し、円錐部30b
の一端がラジアルベアリング45゜スラストベアリング
46゛で支持される。 上記キャリア部材42に対し、他のキャリア部材48が
ニードル47を介して嵌合しており、このキャリア部材
48にキャリア37が同様に設けられる。キャリア部材
48の両端はキャリア部材42とベアリング44に対し
スラストベアリング49により支持され、このキャリア
部材48に対し、ファイナルギヤ23がラジアルベアリ
ング50.スラストベアリング51で支持される。そし
てキャリア部材48に、後輪側出力ギヤ52がファイナ
ルギヤ23に隣接して形成されている。 トランスファ装置5は(第1図)、上記出力ギヤ52に
噛合うギヤ53を有し、このギヤ53の軸54が一対の
ベベルギヤ55.56により方向変換してリヤドライブ
軸57に連結し、更にプロペラ軸58等により後輪側に
伝動構成される。 ここで、上記センターデフ装置9のギヤ列において旋回
走行時等の差動を可能にするために、以下の関係になっ
ている。即ち、旋回走行を考察するとデフ中心で相対的
に前後輪が互いに逆方向に同量回転することになる。従
って、キャリア37,40が一回転した場合のセンター
ギヤ33の各ギヤ部33a、33bの回転数n、nbを
示すと、次式のようになる、ここでサイドギヤ34の歯
数をSl、ギヤ部33aノ歯数をCI 、ギヤ部36a
、36a’の歯数をPl ・Pol、サイドギヤ35
の歯数をS2.ギヤ部33bの歯数をc2 、ギヤ部3
9b、39b’の歯数をP2・p’2とすると、 na=1−(h −P”1/C1・ Pl)rJ、
= 1−(82・P’2 /C2・P2 )となる。 そこで、差動が成立するには両式の差が零、即ちセンタ
ーギヤ33の各ギヤ部33a、 33bに伝わる回転数
n、n1.の値と方向が等しくなることであす、それは
逆転側を負にすると次式で示される。 (n a ) (+n b) =0 (Sl ・P’1/CI ・ h )+(S2 ・
P’2 /C2・ P2)=2このことから、各ギヤの
歯数は上式を満足するように設定されている。 一方、ギヤ列が上式を満足することは、逆に旋回以外の
条件では各ギヤの回転を規制してロックする条件が成立
したことにもなる。 次いで、このように構成されたセンターデフ付4輪駆動
車の作用について述べる。 先ず、車両走行時にエンジン1の動力がクラッチ2を介
して変速機3に入り、変速I13においてシンクロ機構
17.18.19等を動作することで、ギヤ12ないし
16.20.21等により出力軸11に前進5段、後進
1段の変速動力が出力する。そしてこの変速動力は、ド
ライブギヤ22とファイナルギヤ23により終減速して
センターデフ装置9のデフケース30に入力し、一対の
サイドギヤ34.35から各プラネタリギヤ36.39
に伝達する。そして直進走行時4輪接地してその抵抗を
受ける場合は、各プラネタリギヤ36.39を自転して
、センターギヤ33を回転しようとする。しかし、各ギ
ヤのtiI数の関係でセンターギヤ33に与える回転数
が左右で異なることになり、センターギヤ33は回転不
能となり、全ギヤはロック状態になる。このギヤロック
によりデフケース30とキャリア37.40およびその
キャリア部材42.48が一体化して回転し、キャリア
部材42から直ちに差動装置24.車軸25を介して前
、輪26に動力伝達する。同時に他のキャリア部材48
のギヤ52からギヤ53.55.56、軸54.57.
58等により後’l/aplにも動力伝達して4I!I
駆動走行する。 次いで旋回、走行時には、前後輪と共にセンターデフ装
置9の2つの出力側のキャリア37.40が、旋回方向
により相対的に一方が正転し他方が逆転する条件になる
。このため、各プラネタリギヤ36.39は共に自転し
ながら公転して、各ギヤの歯数の関係でセンターギヤ3
3を左右で等速に回転するのであり、こうしてキャリア
37.40を同焦逆転するような差動が成立して前後輪
の回転差を吸収する。このとき、キャリア40のキャリ
ア部材42はベアリング44で支持されて所定量一方に
回転しなから差動装置24に動力伝達し、この差動装置
24で更に左右輪の回転差を吸収しながら動力伝達する
。 また、キャリア37のキャリア部材48はベアリング4
7、50等により支持されて同量他方に回転し、ギヤ5
2以降の後輪側に動力伝達するのであり、こうして4v
aM、動で円滑に旋回する。 一方、前後輪の一方が浮いたりスリップして接地抵抗を
減じると、センターデフ装置1f9でプラネタリギヤ3
6.39の一方のみが自転と公転に向おうとするが、し
かるに、かかる条件では噛合いピッチ円の差が僅少に設
定されているためこの差による回転力はプラネタリギヤ
の支軸との摺動牽擦で大略打消され、一方のみの上記状
態は許容されないため、差動制限作用して接地側に確実
に動力伝達する。 以上、フロントエンジンの場合について述べたが、リヤ
エンジンでも全く同様にして適用できる。
以上述べてきたように、本発明によれば、センターデフ
付4輪駆動車のセンターデフ装置が差動とその制限機能
を有するギヤ機構で構成されるので、デフロック手段が
不要になり、構造が簡素化し、差動制限の効果も良好な
ものとなる。 ウオーム以外のギヤm横であるから、旋回時の差動の摩
擦抵抗が少なくて、タイヤ有効径の差による燃費低下が
無くなる。 センターデフ装置のギヤ機構がファイナルギヤと前後輪
の一方の差動装置との間において、デフケース内部に同
軸上に組合わされるので、構造が簡素化し、潤滑等の点
でも有利になる。 センターデフ装置の2つの出力側のキャリア部材が車軸
に対し3軸梢遣であるから、ベアリング支持等を円滑に
行い得る。 2つのキャリア部材を差動装置や出力ギヤに一体化する
ことで、構造、耐久性等の点で有利になる。
付4輪駆動車のセンターデフ装置が差動とその制限機能
を有するギヤ機構で構成されるので、デフロック手段が
不要になり、構造が簡素化し、差動制限の効果も良好な
ものとなる。 ウオーム以外のギヤm横であるから、旋回時の差動の摩
擦抵抗が少なくて、タイヤ有効径の差による燃費低下が
無くなる。 センターデフ装置のギヤ機構がファイナルギヤと前後輪
の一方の差動装置との間において、デフケース内部に同
軸上に組合わされるので、構造が簡素化し、潤滑等の点
でも有利になる。 センターデフ装置の2つの出力側のキャリア部材が車軸
に対し3軸梢遣であるから、ベアリング支持等を円滑に
行い得る。 2つのキャリア部材を差動装置や出力ギヤに一体化する
ことで、構造、耐久性等の点で有利になる。
第1図は本発明のセンターデフ付4輪駆動車の実施例を
示すスケルトン図、 第2図はセンターデフ装置の部分の断面図である。 3・・・変速機、9・・・センターデフ装置、22・・
・ドライブギヤ、23・・・ファイナルギヤ、24・・
・差動装置、25・・・車軸、30・・・デフケース、
33・・・センターギヤ、34.35・・・サイドギヤ
、36.39・・・プラネタリギヤ、37.40・・・
キャリア、52・・・出力ギヤ特許出願人 富士
重工業株式会社代理人 弁理士 小 橋 信 浮 量 弁理士 村 井 進
示すスケルトン図、 第2図はセンターデフ装置の部分の断面図である。 3・・・変速機、9・・・センターデフ装置、22・・
・ドライブギヤ、23・・・ファイナルギヤ、24・・
・差動装置、25・・・車軸、30・・・デフケース、
33・・・センターギヤ、34.35・・・サイドギヤ
、36.39・・・プラネタリギヤ、37.40・・・
キャリア、52・・・出力ギヤ特許出願人 富士
重工業株式会社代理人 弁理士 小 橋 信 浮 量 弁理士 村 井 進
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 横置き配置された変速機のドライブギヤと噛合うファイ
ナルギヤにセンターデフ装置を取付ける4輪駆動車にお
いて、 上記センターデフ装置は、ファイナルギヤに一体結合す
る大径筒状のデフケースを有し、上記デフケース内部に
、回転可能な一対のギヤを一体的に有するセンターギヤ
、デフケースと一体的な一対のサイドギヤ、一方のサイ
ドギヤとセンターギヤおよび他方のサイドギヤとセンタ
ーギヤと噛合う一対のプラネタリギヤ、各プラネタリギ
ヤを支持する一対のキャリアを設けて、旋回時の差動の
み許容するように成し、 上記デフケース内部中心には前後輪の一方の差動装置お
よび車軸を挿通し、 上記センターデフ装置の一方のキャリアを差動装置に直
結し、他方のキャリアには出力ギヤを設けて前後輪の他
方に伝動構成することを特徴とするたセンターデフ付4
輪駆動車。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62279533A JP2615086B2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | センターデフ付4輪駆動車 |
US07/263,636 US4967861A (en) | 1987-11-04 | 1988-10-27 | Central differential for a four-wheel drive motor vehicle |
GB8825713A GB2211901B (en) | 1987-11-04 | 1988-11-03 | Central differential for a four-wheel drive motor vehicle |
DE3837542A DE3837542A1 (de) | 1987-11-04 | 1988-11-04 | Zentrales achsdifferentialgetriebe fuer kraftfahrzeuge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62279533A JP2615086B2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | センターデフ付4輪駆動車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01122729A true JPH01122729A (ja) | 1989-05-16 |
JP2615086B2 JP2615086B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=17612333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62279533A Expired - Fee Related JP2615086B2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | センターデフ付4輪駆動車 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4967861A (ja) |
JP (1) | JP2615086B2 (ja) |
DE (1) | DE3837542A1 (ja) |
GB (1) | GB2211901B (ja) |
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US5330394A (en) | 1991-07-09 | 1994-07-19 | Hydro-Gear Limited Partnership | Rider transaxle having improved hydrostatic transmission |
KR0162159B1 (ko) * | 1995-06-01 | 1998-12-01 | 전성원 | 전진 6단 후진 2단용 트랜스미션 |
US5782717A (en) * | 1996-08-29 | 1998-07-21 | Hydro-Gear Limited Partnership | Transaxle with differential assembly |
JPH10194001A (ja) * | 1997-01-16 | 1998-07-28 | Tochigi Fuji Ind Co Ltd | デファレンシャル装置 |
RU2125673C1 (ru) * | 1997-12-11 | 1999-01-27 | Кузеванов Виктор Михайлович | Механизм распределения мощности для привода ведущих осей и колес транспортного средства |
US6422967B1 (en) * | 1999-11-09 | 2002-07-23 | Dana Corporation | All-wheel-drive motor vehicle transfer case with bevel gear differential |
US6964629B2 (en) | 2001-06-01 | 2005-11-15 | Torque-Traction Technologies, Inc. | Differential gears with optimized number of teeth |
US6726591B2 (en) * | 2001-08-02 | 2004-04-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Four-wheel drive system for vehicles |
US7044880B2 (en) * | 2004-05-20 | 2006-05-16 | Magna Powertrain, Inc. | Torque distributing differential assembly |
WO2017132006A1 (en) * | 2016-01-26 | 2017-08-03 | American Axle & Manufacturing, Inc. | Disconnectable axle assembly having a planetary differential |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE17039E (en) * | 1928-07-17 | Planetary-gear mechanism | ||
CH283618A (fr) * | 1949-01-31 | 1952-06-15 | Kirkstall Forge Eng Ltd | Essieu moteur pour véhicules automobiles. |
DE850696C (de) * | 1950-06-27 | 1952-09-25 | Ernest Wildhaber | Ausgleichgetriebe, insbesondere fuer Kraftfahrzeuge |
JPS5572420A (en) * | 1978-11-24 | 1980-05-31 | Aisin Warner Ltd | Four-wheel driving gear |
JPS5816924A (ja) * | 1981-07-22 | 1983-01-31 | Nissan Motor Co Ltd | 四輪駆動車 |
JPS61123250A (ja) * | 1984-11-20 | 1986-06-11 | Oki Electric Ind Co Ltd | リダイヤル装置 |
SU1283460A1 (ru) * | 1985-03-20 | 1987-01-15 | Киевский Автомобильно-Дорожный Институт Им.60-Летия Великой Октябрьской Социалистической Революции | Способ сборки планетарного редуктора |
GB8515203D0 (en) * | 1985-06-15 | 1985-07-17 | Eaton Ltd | Limited slip differential |
US4651587A (en) * | 1985-08-01 | 1987-03-24 | Eaton Corporation | Ring gear/pinion gear design |
US4779699A (en) * | 1986-04-30 | 1988-10-25 | Mazda Motor Corporation | Four wheel drive vehicle with inter-axle differential having dual planetary gear sets |
-
1987
- 1987-11-04 JP JP62279533A patent/JP2615086B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-10-27 US US07/263,636 patent/US4967861A/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-11-03 GB GB8825713A patent/GB2211901B/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-11-04 DE DE3837542A patent/DE3837542A1/de active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2211901B (en) | 1991-12-11 |
GB2211901A (en) | 1989-07-12 |
GB8825713D0 (en) | 1988-12-07 |
JP2615086B2 (ja) | 1997-05-28 |
US4967861A (en) | 1990-11-06 |
DE3837542C2 (ja) | 1991-11-21 |
DE3837542A1 (de) | 1989-05-24 |
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