JPH01121882A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、潜像担持体上に形成されたトナー像を、転写
手段により転写材上に転写し、その後足若手段により該
転写材を挟圧搬送することにより画像形成を行なう画像
形成装置に関し、特に転写手段と定着手段の設定便器を
近づけ小型化を可能とした画像形成装置に関する。

（従来の技術及び問題点） 近年、特に画像形成装置の小型化への要請は強いものと
なっている。画像形成装置としては種々のものが存在す
るが、転写材上に形成されたトナー像を加圧定着させる
ものが、よく知られている。かかる画像形成装置を小型
化するためには、潜像担持体からトナー像を転写材上に
転写せしめる転写手段と、その後詰転写材を挟圧搬送し
つつトナ一定着を行なう定着手段の設定位置とを近づけ
る必要がある。ところが、この両手段の位置を転写材の
搬送方向長より近づけると、転写材の後方部では転写途
中であるにも拘らず、転写材の前端部は定着手段内に進
入して挟圧されてしまう。

このとき転写材は、定着手段内の定着ローラ等の回転体
（以下、定着ローラとする）対間てさらに前方へ挟圧搬
送されることとなる。この場合、進入してくる転写材の
前端縁と定着ローラの回転軸がモ行であれば、転写材は
平行に引かれるので、転写材の後方部が転写途中であっ
ても転写像の直線性か失われることはなく、画像障２害
は生じない。

ところが、従来の挟圧搬送をしつつ定着を行なう定着手
段を有する画像形成装置の多くは、転写材か定着手段内
の定着ローラ対間に侵入する際の衝撃を軽減させるため
に、上下の定着ローラ対間て圧接により形成せられる圧
接線か転写材の前端縁と傾斜角を有するよう定着ローラ
を配置している。このため転写材の進行方向と定着ロー
ラか搬送しようとるす方向は異なり、これにより、前方
部か定着ローラ対間に進入した転写材の後方部は、直線
性を失ない横方向（転写材の幅方向）にずれながら搬送
されることとなる。この場合、上述のごとく小型化のた
め転写手段と定着手段の位置を近づけると、転写材の前
方部が定着ローラ対間に進入した時に、その後方部では
トナー像の転写途中であるため、転写像に横ずれが生じ
るという問題点がある。このように、挟圧搬送しつつ定
着を行なう定着手段を有する画像形成装置を小型化する
ことは困難であるとされていた。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上述の問題点を解決し、使用する転写材の最
大炎より転写手段と加圧定着手段の位置を近づけても、
転写材に横ずれか生じなくなり、小型化が可能な画像形
成装置を提供することを目的とする。

本発明は、と品目的の達成のために。

潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像をトナー像として
顕像化すべくトナーを供給する現像器を有する現像手段
と、 Ｌ記潜像担持体七のトナー像を、転写材面上に転写する
転写手段と、 トナー像が転写された転写材を、圧接回転する回転体対
の間て挟圧搬送しつつ、該転写材ヒにトナー像を定着せ
しめる定着手段を有し、上記対をなす回転体は、両回転
体の圧接により形成される圧接線がＬ配転写材の前端縁
と傾斜角をもって配置されている１画像形成装置におい
て、 上記転写手段と定着手段の回転体の圧接線との距離が、
複数種の寸法の転写材のうちの最大炎より短くなる位置
に、上記転写手段と定着手段を配置し、 上記転写子役側から定着手段側へ搬送される転写材を、
該転写材に対し潜像担持体と反対の側から該転写材を静
電力をもって吸着する静電吸着子役か配置されている、 ことにより構成されている。

（実施例） 以下、添付図面にもとづいて、本発明の詳細な説明する
。第１図には本発明の一実施例装置としての画像形成装
置の全体構成図が示されている。同図右側には、装置外
部のカセット（図示せず）にセットされた複写用紙等の
転写材（以下、複写用紙とする）を装置内部に供給する
ための給紙ローラｌＯ１及び複写用紙への転写像位置を
調整すると共に、さらに中央の転写部へと搬送するレジ
ストローラ１１．及びガイド１２が配設されている。

レジストローラ１１の左側となる画像形成装置の略中央
部には、潜像担持体としての感光トラムｌ及び該感光ド
ラムｌに近接して配され、感光トラムｌ側へトナーを移
行せしめる現像器２を有する、現像手段としての現像装
置か配設されている。

感光トラムｌの下部には、コロナ放電により。

上記レジストローラ１１側から搬送されてくる複写用紙
上に、感光ドラム上のトナー像を静電気力により転写す
るための転写手段としての転写帯電器７が配設されてい
る。

また、転写帯電器７の左側となる複写用紙の搬送方向前
方側には、定着ローラ４及び該定着ローラ４に下部から
加圧され従動回転する加圧ローラ５を有する、定着手段
としての定着装置３か配設されている。そして、この定
着装置３の配設位置は、定着ローラ４、加圧ローラ５間
に形成される圧接線と、転写帯電器７との距離が、使用
する複写用紙の最大長より短い範囲内とされている。な
お、本実施例装置として、例えば使用可能な最大用紙サ
イズはＡ４で長辺の長さは２９７ｓ■であり、転写帯電
器７と定着装置３の圧接線の距離は１２０■Ｉとされる
。

定着ローラ４及び加圧ローラ５は共に直径３０ｍｍの中
実鋼製であり、両回転軸の交差角を１．６°とし、加圧
手段（図示せず）により総圧３１５ｋｇ重で対向加圧さ
れている。

なお、このとき両ローラ対間に形成される圧接線か搬送
されてくる複写用紙の前端縁とのなす傾斜角が０．７＠
となるよう両ローラは配置されている。

フェルトパッド６は粘度２００　Ｃ３のＳｉオイルを含
浸し、定着ローラ４上にオイルを供給すべく該ローラ表
面に圧接されている。

さらに、転写帯電器７と定着装置３との間に設定される
搬送体９の右端には、該搬送体９の上面より一部を突出
させた、静電吸着手段としての静電吸着ローラ８が配設
されている。この静電吸着ローラ８は、例えば外径１０
ｍｍの鋼製ローラ８ａを厚さ２５ル■のＰＥＴ　　（比
誘電率３）等の絶縁フィルム８ｂで被覆し、両端軸（図
示せず）により回動可能に軸支されている。

なお、上述のごとく定着ローラ４及び加圧ローラ５間に
形成される圧接線は、複写用紙の前端縁と０．７”の切
側角度をなしているが、他の回転体、すなわち給紙ロー
ラｌＯ、レジストローラ１１、感光ドラム１、及び静電
吸収着ローラ８の回転軸は、該前端縁と平行となってい
る。

以下では上述したごとくの本実施例装置に、転写帯電器
７と定着装置３の圧接線の距Ｊｌｌｌ（１２０ｓ■）よ
り長い複写用紙（搬送方向の長さ２９７ｓ■）を使用ｌ
ノて、画像形成を行なった場合について説明する。

給紙ローラ１０、レジストローラ１１及びガイド１２を
介して搬送された複写用紙は、転写帯電器７により感光
トラムｌ上に形成されたトナー像を順次静電力により転
写されつつ、静電吸着ローラ８、搬送体９上を搬送され
定着装置３へと搬送される。

複写用紙の前端部が定着装置３内の定着ローラ４及び加
圧ローラ５間に進入したときは、複写用紙の中央部でま
だ転写かなされているが、該ローラによる挟圧搬送か開
始される。ここで、搬送されてきた複写用紙の前端縁と
、定着ローラ４及び加圧ローラ５か形成する圧接線は０
．７’傾斜しているので、複写用紙の進行方向と該ロー
ラか搬送しようとする方向が異なり、複写用紙の後方部
には横力向く複写用紙の幅方向）へずれようとする力か
生しる。しかし、複写用紙の最後端がレジストローラ１
１を通過するまでは、該レジストローラの挟圧力により
複写用紙は横方向にずれない。さらに複写用紙の最後端
がレジストローラ１１を通過した後においても、転写帯
電器７により下方から電荷を付与された複写用紙は、鏡
映力により、従動回転する静電吸着ローラ８に吸着する
ので、横方向へずれることはなく定着装置３へと搬送さ
れる。

上述のごとく本実施例装置によるならば、転写途中で複
写用紙の前端部が定着装置内に進入し、挟圧搬送されつ
つ定着が開始されても、その後方は横ずれすることなく
転写か完Ｔする。

なお、静電吸着ローラ８の位置は、定着装置３と転写帯
電器７の間てよいが、好ましくは定着装置３と転写帯電
器７の中間位置よりも転写帯電器７寄りに設定するのか
よい。最も好ましい位置は、転写帯電器７の直後である
。その理由は、定着ローラ４及び加圧ローラ５間の圧接
線と静電吸着ローラの間隔が広くなるほど、複写用紙の
後端側に位置することとなり、横方向へずれようとする
力か小さいこと、及び複写用紙背面の電荷の減衰か少な
く、複写用紙の静電吸着ローラ８への静電吸着力か大き
い（これは特に高湿環境下で顕著である）ことである。

静電吸着ローラ８の芯金は、アースしてもよいし、アー
スせずフロートとしてもよい。また、静電吸着ローラ８
の芯金に転写帯電器７と逆極性の電圧を印加することで
吸着力の向上か図れる。

上述の実施例では静電吸着手段として静電吸着ローラは
鋼製ローラ上にＰＥＴを均一に被覆してローラ表面にフ
ィルムを形成したが、該ＰＥＴフィルムを開口部を有す
る網目状とすることで吸着力の向上か図れる。

導体間の媒体の比誘電率なε、真空の誘電率を（。とす
ると、導体から距離ｄ離れて位置する電荷ｑには、 Ｆ　−１／Ｃ４πεε、）Ｘ　ｑ２／（２ｄ）２（Ｎ）
なる鏡映力Ｆが慟〈。

したかって、εか小さければ鏡映力Ｆは大きい。ここで
空気の比誘電率は約ｌであり、ＰＥＴは約３である。そ
こて、静電吸着ローラ表面の絶縁層としてのフィルムを
網目状にして、空気の占める割合を増やすことにより、
上記フィルム全体の比誘電率を実質的に下げ、鏡映力を
増大させ、その結果として吸着力を増大できる。

さらに、静電吸着手段としては、ローラ状でなくベルト
状とすることも可使である。この場合、導電性のシート
状部材上にＰＥＴ等の被覆して表層とし、無端ベルトと
して形成する。ベルト状とすることで複写用紙等の転写
材との接触面積か増大し吸着力が増す。　“ （発明の効果） 以上説明したごとくの構成を有する本発明の画像形成装
置によるならば、転写手段と定着手段間の距離以上の長
さを有する転写材を使用し、転写材の前端部で定着手段
による挟圧搬送か開始されても、後方部での横ずれは生
じない。その結果画像障害のないすぐれた定着画像が提
供てきると共に、従来困難とされていた挟圧搬送しつつ
画像定着装置を行なう定着手段を有する画像形成装置の
小型化か可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例装置を示す全体構成図であ
る。 ｌ・・・・・・・・・潜像担持体（感光ドラム）２・・
・・・・・・・現像器 ３・・・・・・・・・定着手段（定着装置）４．５・・
・回転体

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像をトナー像として
   顕像化すべくトナーを供給する現像器を有する現像手段
   と、 上記潜像担持体上のトナー像を、転写材面上に転写する
   転写手段と、 トナー像が転写された転写材を、圧接回転する回転体対
   の間て挟圧搬送しつつ、該転写材上にトナー像を定着せ
   しめる定着手段を有し、 上記対をなす回転体は、両回転体の圧接により形成され
   る圧接線が上記転写材の前端縁と傾斜角をもって配置さ
   れている、画像形成装置において、 上記転写手段と定着手段の回転体の圧接線との距離が、
   複数種の寸法の転写材のうちの最大長より短くなる位置
   に、上記転写手段と定着手段を配置し、 上記転写手段側から定着手段側へ搬送される転写材を、
   該転写材に対し潜像担持体と反対の側から該転写材を静
   電力をもって吸着する静電吸着手段が配置されている、 ことを特徴とする画像形成装置。