JPS6366048A - 搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 関するものである。

〔従来技術と解決すべき課題〕

像担持体表面に形成したトナー像に、紙を主とするシー
ト状の転写材を当接あるいは近接させ、その位置におい
て、転写帯電器によって転写材にトナーと反対極性の電
荷をあたえて、トナー像を転写材に転移させるように構
成した画像形成装置は従来から周知である。

このような装置において、転写帯電器を通過した転写材
は、搬送ガイド、定着入口ガイドに送給される。ところ
で転写材はＡ３．Ｂ４等と縦方向に長い用紙が使われる
ため、転写材は転写帯電器と搬送ガイドとに接触しある
いは定着入口ガイドまでに渡って接触することになる。

転写材は通常の適温・適湿時には高抵抗体であるので比
較的転写抜けが少ないが、高湿時には抵抗がさがる。そ
のため、例えば、転写材が接触するガイド類がアースに
おちている場合には、転写帯電器から電荷が搬送ガイド
または定着入口ガイド等に流れ、転写抜けを生じる。ま
た、搬送ガイド部分や定着人口ガイドに電荷が蓄積して
これに浮遊トナー等が付着し、これが後続の転写材を汚
染したりしていた。

また、逆にガイド類が絶縁され、電気的に浮いているよ
うな場合には、転写材との摩擦等によりガイド自体が帯
電する。感光ドラムの転写位置から定着器入口までの間
は、転写材上に未定着のトナーが載っている。ガイドの
帯電量が大きいと、その作用により転写材上の未定着ト
ナー像は乱される。また、ガイド面と転写材の密着性も
悪くなり、搬送力が低下し、ドラムから離れずら（なる
ため、転写材後端がドラムから離れるときに画像がドラ
ムをこすり、ズしたような乱れを生ずる。さらには、他
の金属面へのリークを起こし、誤動作の原因ともなる。

このような欠点を回避するために、搬送ガイドや定着入
口ガイドあるいは両者の取付は部に適宜のバイアスを印
加したり、案内部材を定電圧素子を介しであるいは抵抗
を介してアースするようなことが提案されているけれど
も、いずれもそのための付加機構が必要となり、場合に
よっては操作者に対する安全対策まで必要となるので、
スペース、コストいずれの面からいっても不利であり好
ましくない。

〔発明の目的〕

本発明はこのような事態に対処すべ（なされたものであ
って、特段の付加手段を要することな（、きわめて簡単
な構成で前述のような欠陥を解消し、良質の画像が得ら
れるような搬送装置を提供することを目的とするもので
ある。

〔実施例〕

以下図面を用いて本発明をさらに詳しく説明する。第１
図は複写機の転写後の搬送部を示す説明図である。ドラ
ムｌは時計方向へ所定の回転数で回転し、ドラムｌの表
面上のトナーは転写帯電器１５により転写材６上へ転写
される。レバー４の一端と本体側に固定されたビン２−
１とに掛けられた分離ベルト２により、転写材６はドラ
ムｌより分離され、分離ローラー３に駆動され搬送ガイ
ド板５に沿って矢印入方向へ送られる。転写材６はさら
に矢印Ａ方向へ移動され、搬送ローラ８・９やコロ１２
・１３により定着入口ガイド１４へ移動される。この間
（転写材６の終端が転写帯電器１５を通過するまでの間
）転写材６は連続的に転写されつづけている。搬送ガイ
ド板５及び定着入口ガイド板１４は体積固有抵抗値が１
０”ないし１０１１Ω・ｃｍの半導体部材で形成されて
いる。この材料はプラスチック（例えば高密度ポリエチ
レン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等）に導電性フィ
ラー（例えばカーボンブラック、金属粉、金属コートガ
ラス等）を混入させ形成される。搬送ガイド板５は支持
部材７−１．７−２を介して本体に固定されている。

従って、複写機本体が高温多湿状態におかれ、転写材６
の固有抵抗値が大幅に低下した場合でも、搬送ガイド５
や定着入口ガイド１４が中間抵抗体となり、転写材２上
の電荷がリークすることが防止され、転写抜は等がなく
なる。

尚、上記説明では搬送ガイド板５、定着入口ガイド１４
そのものを半導体材料としたが、支持部材７−１．７−
２や支持部材１４−１を半導体材料として通常の鉄板等
で形成された搬送ガイド板、定着入口ガイドを本体に固
定しても同様の効果が得られる。

第２図は、本発明を別の形式の画像形成装置に用いた場
合の機器の一部の略断面図である。この図に於ける搬送
部３４は、転写材をベルト３６上にのせ、このベルト３
６をコロ３７で駆動し、定着器３５に運ぶようになって
いる。ここでベルト３６は部材３４には接していない。

ここにおいても、転写材に接するベルトが接地している
と、先に述べたような問題が発生する。

そこで本発明はベルト３６に半導体材料を用いコロ３７
又は３８を接地しておくものである。このようにすれば
前述の倒置様にして、転写抜けや転写材汚れなどを防ぐ
ことができる。

また、ベルト３６は導電体であっても、コロ３７゜３８
の少なくとも一方を半導体部材とし、他方を絶縁体部材
にしても同様である。

さらに、第３図に示すように、ベルト３６をコロ３７で
駆動し、他方は軸３９に掛け渡したような場合において
も、ベルト３６が導電体であり、搬送部材３４が接地し
てあれば、軸３９か軸受け４１ａ、ｂ双方を絶縁体にし
、コロ３７、軸４２、軸受４０のいずれか一つを半導体
部材にして残りを導電体にすることでも同様の効果を得
られる。この際軸受４０ａ。

４０ｂのうちどちらか一方のみを半導体部材にすること
もできるが、その際には他方は絶縁体部材となる。

逆に、コロ３７、軸４２、軸受４０のいずれかを絶縁体
部材とすれば軸３９か軸受４１のいずれかを半導体部材
としても、やはり同様の効果となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、特別の付加手段を要することなく
、搬送部の搬送ガイド板またはその支持部材、ベルトの
搬送手段の支持部材等を体積抵抗値が１０’〜１０′１
Ω・ｃｍの材料を使用して半導体部材とすることで、転
写材と接地部との間に半導体部材を介在させ、高湿時に
おいても転写抜けなどの不都合を防止し、良質の画像を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は画像形成装置の転写後の搬送部を示す説明図、
第２図は他の実施例の略断面図、第３図は他の実施例の
ベル搬送部の斜視図である。 ■・・・ドラム、５・・・搬送ガイド板、８．９・・・
搬送ローラ、３６・・・搬送ベルト、３７．３８・・・
コロ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）転写材に対して放電しトナー像を転写する転写手
   段と、 転写されたトナー像を転写材に定着する定着手段と、 上記転写手段と定着手段との間に位置して未定着トナー
   像を有する転写材を案内搬送し、転写材と接地部との間
   に体積固有抵抗値が１０＾８〜１０＾１＾１Ω・ｃｍの
   半導体部材を介在させて成る案内搬送手段と、を有する
   ことを特徴とする搬送装置。
2. （２）上記案内搬送手段の半導体部材がガイド板である
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の搬送装置
   。
3. （３）上記案内搬送手段の半導体部材が搬送ベルトであ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の搬送装
   置。
4. （４）上記案内搬送手段の半導体部材が搬送ベルトを掛
   け渡したコロであることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の搬送装置。