JPH01121137A - ゴム輪巻き付け機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はＯＡ機器の自動給紙部におけるゴム輪を給紙ロ
ーラに巻き付ける機構に係り、とくに部品の自動供給と
位置決めを行って自動的にゴム輪の巻き付けと位置決め
とを行うのに好適な位置決め機能を有するゴム輪巻き付
け機構に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種の機構としては、たとえば特開昭６１−１
２１８４０号公報に記載されているように挿入すべきＯ
ＩＪタング内径を拡大し”（ＯＩＪング溝に挿入するも
のが提案されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の従来技術は、０リングを０リング溝内に挿入する
場合、Ｏリングを位置決めしたのちに。

０リングを保持部から引き抜くさいに必ずＯＩＪタング
保持部に引きずられて位置ずれを発生する。

そのため従来技術のようにＯＩＪング溝内にＯリングを
挿入する場合には問題ないかも知れないが。

本発明が適用するＯＡ機器の自動給紙部のように給紙ロ
ーラの外周面にゴム輪を挿入する溝が形成されていない
場合には位置決めの点で問題があって適用できない。

すなわち本発明が適用するＯＡ機器の自動給紙部におい
ては、一対の給紙ローラの回転によってそれぞれ外周面
一部に巻き付けられたゴム輪の外周面間に介挿された給
紙を供給する方式が実施されている。

そのため、一対の給紙ローラの外周面に巻き付けられた
ゴム輪が互いに同一位置に位置決めされた状態で対向し
ないと、介挿される給紙を円滑に供給することができな
いからである。

本発明の目的は、高精度でゴム輪の位置決めを可能とし
かつこれを自動化して組付工数の低減を可能とするゴム
巻き付け機構を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的は、ゴム輪供給手段と給紙ローラ供給手段と
の間を走行する上下方向駆動手段と、この上下方向駆動
手段に支持された回転方向駆動手段と、この回転方向駆
動手段に支持されたハンド部とを備え、かつ上記ハンド
部に円周方向に複数個配置された触手を半径方向に揺動
して上記ゴム輪を外方に押し広げる手段と、上記１個の
触手を上記回転方向駆動手段によって回転させつつ下降
させて上記ゴム輪を上記給紙ローラの外周面に位置決め
させる手段とを備えることによって達成される。

〔作用〕

本発明はゴム輪供給手段によって自動供給されたゴム輪
に対し、複数個の触手が走行手段および第１上下方向駆
動手段によって上方所定位置に達して上記ゴム輪内に挿
入すると、上記複数個の触手が同時に半径方向に揺動し
て上記ゴム輪の内径を給紙ローラの外径以上の大きさに
押し広げた状態で保持する。

ついで、上記複数個の触手が上記走行手段および第１上
下方向駆動手段によって一旦上昇したのち、給紙ローラ
供給手段によって供給された給紙ローラの上方位置まで
走行して所定位置まで下降スルト、上記ゴム輪が給紙ロ
ーラの外周面に嵌挿する口 ついで、１個の触手を残して他の複数個の触手を上昇さ
せてゴム輪から挿出する。

この状態で１回転駆動手段によりノ・ンド部全体・　３
　・ を回転させながら、１個の触手を第２上下方向駆動手段
により下降させる。すなわち、１個の触手を回転と下降
とにより螺旋状に運動しつつ上記ゴム輪を給紙ローラの
外周面に位置決めする。この場合、上記１個の触手の回
転量および下降量はあらかじめ設定され量だけ運動する
ようになっているので、上記ゴム輪は給紙ローラの外周
面一定位置に巻き付けられる。

このようにして上記ゴム輪の位置決めが完了すると、上
記１個の触手を上昇させて該ゴム輪から挿出して作業が
完了する。

なお上記触手の先端部を三角柱に形成することにより５
触手をゴム輪から挿出するさいの摩擦力を軽減すること
ができる。

したがって、ゴム輪を高精度（±ｌ　＊ｘ程度）に位置
決めすることができかつ自動化することができるので、
ゴム輪の巻き付け作業の工数を低減することができる。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を示す第１図乃至第３・　４　
・ 図について説明する。第１図において、１はゴム輪供給
手段、２は走行手段、３は給紙ローラ供給手段、４は第
１上下方向駆動手段、５は回転方向駆動手段にしてパル
スモータにて形成されている。

６はハンド部にして、第２図および第３図に示すよう忙
上記回転方向駆動手段５によって回転するハンド部本体
７と上記回転方向駆動手段５の中心部より突出する固定
軸５αに支持されかつハンド部本体７とボールベアリン
グ８を介して回転自在に遊嵌するシリンダ９と、このシ
リンダ９内に上下方向に摺動自在に支持されたピストン
ロッド１０の先端部に固定された円筒形状の駒１１と、
上記ハンド部本体７に円周方向に４個揺動自在に支持さ
れ常に上記駒１１の下端面に対接するレバー１２と、こ
のレバー１２の揺動中心部に上下方向に一体に固定され
た４個の小径シリンダ１３α、　１３Ａ　、　１３Ｃ，
１３ｄと、これら４個の小径シリンダ１３α、　１３Ａ
　、　１３Ｃ。

１３ｄのピストンロッド１４α、　１４Ａ　、　１４Ｃ
，１４ｄの先端部に固定された４個の触手１５１２　、
１５ｈ、　１５？。

１５ｄとから形成されている。１６はゴム輪、１７は給
紙ローラである。

本発明によるゴム輪巻き付け機構は、前記のように構成
されているから、つぎにゴム輪巻き付け方法について説
明する。まず、ゴム輪供給手段１によってゴム輪１６が
所定位置に供給されるとともに４個の触手１５（Ｚ　、
　１５Ａ　、　１５ｃ、　１５ｄが走行手段２によって
上記ゴム輪１６の上方位置まで走行され。

第１上下方向駆動手段４によって上記ゴム輪１６内中心
部まで下降すると、シリンダ９の駆動によりピストンロ
ッド１ｏおよび駒１１が下降し、４個のレバー１２およ
び４個の小径シリンダニ３α、　１３６　、１３ｃ。

１３ｄを介して４個の触手１５α、　１５ｈ　、　１５
ｃ、　１５ｄが半径方向に移動して上記ゴム輪１６の内
径を給紙ローラ１７の外径より太き（押し広げた状態で
保持する。

ついで上記４個の触手１５α、　１５ｈ、　１５ｃ、　
１５ｄがゴム輪１６を保持して上記第１上下駆動手段４
により一旦上昇したのち、上記走行手段２により給紙ロ
ーラ供給手段３によって所定位置に供給された給紙ロー
ラ１７の上方位置に達すると、上記４個の触手１５α、
　１５ｂ、　１５Ｃ，１５ｄが上記第１上下駆動手段４
により下降して上記ゴム輪１６が給紙ローラ１７の外周
面に嵌挿する。

ついで、１個の触手１５αを残して他の３個の触手１５
Ａ　、　１５ｃ　、　Ｌ５ｄがそれぞれ小径シリンダ１
３ｂ。

１３Ｃ，１３ｄより上方に移動して上記ゴム輪１６から
挿出するので、ゴム輪１６は１個の触手１５αの部分を
残して給紙ローラ１７の外周面九巻き付けられる。

この状態で上記第１上下方向駆動手段４によりハンド部
６全体を回転すると同時に１個の小径シリンダ１３αを
駆動して残り１個の触手１５αを下降する。そのため、
残り１個の触手１５αは螺旋状に下降して上記ゴム輪１
６を給紙ローラ１７の外周面所定位置に位置決めする。

しかるのち、残りの１個の触手１５αが所定の回転量と
下降量を行って上記ゴム輪１６の位置決めが完了すると
、残りの１個の触手１５αがその小径シリンダ１３αに
より上昇して上記ゴム輪１６から挿出して作業が完了す
る。

なお、上記４個の触手１５α、　１５ｂ、　１５０．１
５ｄ、７　。

はその先端部を３角柱状に形成することにより触手１５
（Ｚ　、　１５ｈ、　１５ｃ、　１５ｄを上記ゴム輪１
６から挿出するさいの摩擦力を軽減して容易に押出する
ことができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ゴム輪の位置決めを±１朋程度の高精
度に維持することができ、かつ自動的にゴム輪の巻き付
け作業を行うことができるので。

大幅な工数低減をはかることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるゴム輪巻き付け装置を
示す説明図、第２図は第１図に示すハンド部の拡大断面
図、第３図はハンド部がゴム輪を給紙ローラの外周面に
嵌挿した状態を示す説明図である。 １・・・ゴム輪供給手段、　２・・・走行手段。 ３・・・給紙ローラ供給手段。 ４・・・第１上下方向駆動手段。 ５・・・回転方向駆動手段。 ６・・・ハンド部、　　　　７・・・ハンド部本体。 ・８　・ ９・・・第２上下方向駆動手段。 １１・・・駒、１２・・・レバー。 １３・・・小径シリンダ、１５・・・触手。 １６・・・ゴム輪、１７・・・給紙ローラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ゴム輪供給手段と、給紙ローラ供給手段との間を走
   行手段によつて走行する上下方向駆動手段と、この上下
   方向駆動手段に支持された回転方向駆動手段と、この回
   転方向駆動手段に支持されたハンド部とを備え、かつ上
   記ハンド部に円周方向に複数個配置された触手を半径方
   向に移動して上記ゴム輪を外方に押し広げる手段と、上
   記１個の触手を上記回転方向駆動手段によつて回転させ
   つつ下降させて上記ゴム輪を上記給紙ローラの外周面に
   位置決めさせる手段とを備えたことを特徴とするゴム輪
   巻き付け機構。