JP3490599B2 - 巻鉄心製造装置 - Google Patents

巻鉄心製造装置

Info

Publication number
JP3490599B2
JP3490599B2 JP25449597A JP25449597A JP3490599B2 JP 3490599 B2 JP3490599 B2 JP 3490599B2 JP 25449597 A JP25449597 A JP 25449597A JP 25449597 A JP25449597 A JP 25449597A JP 3490599 B2 JP3490599 B2 JP 3490599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment drum
segment
clutch
core manufacturing
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25449597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1197269A (ja
Inventor
英介 丸山
利夫 緒形
一成 須貝
潤一 石附
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP25449597A priority Critical patent/JP3490599B2/ja
Publication of JPH1197269A publication Critical patent/JPH1197269A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3490599B2 publication Critical patent/JP3490599B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻鉄心製造装置に
係り、セグメントドラムの円周方向に重ね合わさる複数
の帯材から成る帯材ブロックをセグメントドラムに複数
巻き取ることで巻鉄心を製造する巻鉄心製造装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から変圧器鉄心を製造する巻鉄心製
造装置として既に多くの装置が提案されている。図12
を参照して、従来の巻鉄心製造装置の一例を説明する。
図12は、従来の巻鉄心製造装置の側面図である。図示
するように、巻軸4の周囲に配列されている複数個のセ
グメントドラム片板2a、2b、2c、2dが油圧、空
気圧等の駆動源(図示せず)で、巻軸4から拡張アーム
3を介して、半径方向に拡張され、巻鉄心材1の内巻側
1aに強い圧力で接触し、ある一定の所まで拡張する。
このとき、巻鉄心材1は、セグメントドラム片板2a、
2b、2c、2dによって保持される。さらに、巻鉄心
材1の円形を保つため、前記セグメントドラム片板2
a、2b、2c、2dの各両サイドを、いわゆるアリゲ
ート方式となつていた。これに関連するものとしては、
特開昭61−219423号公報記載の技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記巻鉄心製造装置
は、鉄心巻取部の中心となるセグメントドラムの外径
は、巻鉄心の内径と等しくする必要があるため、前記巻
鉄心の内径に応じた専用セグメントドラムとして巻鉄心
機種数分だけ保有している。従って、巻鉄心の製作機種
が変わる毎に、専用セグメントドラムの交換を行った上
で巻鉄心を製造している。製作する巻鉄心機種の変更時
において、専用のセグメントドラムの交換方式では、そ
の交換作業を作業者によって行われるため、工数と労力
を要するという問題がある。本発明は、かかる従来の問
題点を解決するためになされたもので、巻鉄心の内径に
応じた専用セグメントドラムの準備を不要とし、セグメ
ントドラムの交換段取時間と交換のための作業者の労力
を低減するための機構を備えた巻鉄心製造装置を供給す
ることをその目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る巻鉄心製造
装置の構成は、円筒を軸方向に分割した複数の円弧片を
同一径の円周上に配列したセグメントドラムと、前記セ
グメントドラムを巻鉄心内径に応じて拡大・縮小可能な
拡縮機構と、前記セグメントドラムの周囲に配設され、
駆動ベルトで駆動される帯材ブロックの複数のガイドロ
ーラと、前記帯材ブロックを搬送する搬送機構と、これ
を制御する制御装置を具備し、前記セグメントドラム
は、最拡大時でも隣接し合う前記円弧片の間隙に前記ガ
イドローラが噛みこまれないように、前記隣接し合う円
弧片の長手方向の側縁部にスカートを設け、該スカート
が相互にラップする構造もしくは隙間なく接しあう構造
にしたことを特徴とするものである。
【0005】
【0006】本発明に係る巻鉄心製造装置のさらに他の
構成は、前項記載の巻鉄心製造装置において、前記セグ
メントドラムの径方向で相互に対向し合う円弧片間の径
方向の距離を計測し、前記セグメントドラム径を調整す
ることを特徴とするものである。本発明に係る巻鉄心製
造装置のさらに他の構成は、前項記載の巻鉄心製造装置
において、前記セグメントドラムの拡縮機構は、駆動部
により下降し、位置決め部を備えた一のクラッチを内設
し、且つ一の係合部を有する一の固定部材とからなる上
部部材と、前記一の係合部と係合する他の係合部を有す
る他の固定部材と、前記他の固定部材内に設けた他のク
ラッチと、前記複数の円弧片をスライド自在に前記他の
固定部材に取り付けるそれぞれのスライド部材と、前記
他のクラッチと動力伝達機構を介して係合し、且つ前記
一のクラッチの位置決めに応じ、前記複数の円弧片を移
動させるそれぞれ回転部材とからなる下部部材からな
り、前記一の係合部と他の係合部を押圧部材により緊合
すると共に、一のクラッチと他のクラッチを係合させる
ことにより、前記上部部材と前記下部部材を固定し、前
記一のクラッチの位置決めが前記他のクラッチを介して
前記回転部材の位置決めをし、前記回転部材の位置決め
に応じて前記円弧片を所定位置に移動させることを特徴
とするものである。
【0007】本発明に係る巻鉄心製造装置の特徴部分を
要約して説明する。本発明に係る巻鉄心製造装置の特徴
部分であるセグメントドラムは、制御装置に記憶されて
いる巻鉄心の機種データを選択することにより、それに
応じた寸法にセグメントドラムを自動的に拡大もしくは
縮小させて、合致した位置でそのセグメントドラム径寸
法を保持するという拡縮機構を有するものである。この
拡縮寸法の範囲内においては、複数個のセグメントドラ
ムが、一個の拡縮されたセグメントドラムとして統合さ
れ、従来行われていた専用セグメントドラムを交換する
ことなく、自動で巻鉄心の内径に応じてセグメントドラ
ム径の変更を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1ないし図11を参照して、本
発明に係る巻鉄心製造装置の一実施形態を説明する。図
1は、本発明に係る巻鉄心製造装置の一実施形態の構成
図、図2は、図1の巻鉄心製造装置のセグメントドラム
の断面図、図3は、図2のセグメントドラムの拡縮機構
の要部拡大図、図4は、図3のセグメントドラムの拡大
図、図5は、図2の拡縮機構の要部斜視図、図6は、図
3のセグメントドラムにおける測定器の使用説明図、図
7は、図3の拡縮機構の使用説明図、図8は、図1の巻
鉄心製造装置のセグメントドラムの一実施形態図、図9
は、図1の巻鉄心製造装置のセグメントドラムの他の一
実施形態図、図10は、図1の巻鉄心製造装置のセグメ
ントドラムのさらに他の一実施形態図、図11は、図5
の拡縮機構のセグメントドラム片板の係合部の略示説明
図である。
【0009】まず、巻鉄心製造装置の概略を説明し、次
に本発明に係る特徴的な部分を説明する。図1におい
て、円筒を軸方向に分割したセグメントドラム片1を、
前記円筒軸の周囲で、かつ同一径の周上に配列したセグ
メントドラムSと、前記セグメントドラムSに巻き取ら
れる帯材ブロック3の近傍に配設した二つのローラ1
2、18と、搬送された前記帯材ブロック3を前記セグ
メントドラムSに巻き付けながら走行するベルト13
と、前記セグメントドラムSに巻き付けられた帯材ブロ
ック3を押える押え爪19を備えている。そして、前記
セグメントドラムSは、帯材ブロック3の巻き取り量に
応じて二次元に自在に動けるようになっていると共に、
詳細を後述するが当該セグメントドラムSを径方向に拡
縮する拡縮機構Kが設けられている。
【0010】前記構成の巻鉄心製造装置は、帯材ブロッ
ク3は、二個のガイド板61の間に挿入され、ガイド6
5、66によつてガイドされる。サーボモータ16によ
りローラ12が回転し、ベルト13を矢印の方向に走行
させる。これにより帯材ブロック3は前記セグメントド
ラムSに巻き取られる。一方、搬送ローラ63は前記ベ
ルト13の走行により回転し、後方(図示左方)の帯材
ブロック3を前進させて、順次巻き取られる方向に送り
込む。
【0011】次に、本発明に係る巻鉄心製造装置の特徴
的な部分を説明する。まず、セグメントドラムSを説明
する。図2において、セグメントドラムSは、図示では
セグメントドラム片板1が中間の位置にあることを破線
が示すが、最縮小時に当該セグメントドラムSの隣り合
うセグメントドラム片板1間に隙間がない円筒形(以
下、単に円筒形という)となるように、該円筒形を軸方
向に数分割した断面が円弧である前記セグメントドラム
片板1を複数で構成したものである。該セグメントドラ
ム片板1の径方向に対する位置により、セグメントドラ
ムSの径方向の拡縮寸法が決まる。
【0012】図示する如く、セグメントドラムSが拡大
すると、隣り合うセグメントドラム片板1の間隔が開い
てくる。この状態では、帯材ブロック3の巻き取り時
に、前記巻き取りローラ12、18が隣り合うセグメン
トドラム片板1の間隙にはまり込んでしまうため、巻き
取りが不能となる。これに対し、本発明の構成では、図
4に示す如く、隣り合うセグメントドラム板片1の長手
方向の側縁部を相互に入込ませる入込構造とし、セグメ
ントドラムSの半径が拡大時には勿論、最拡大時におい
ても、前記入込構造が相互に重なり合い、巻き取りロー
ラ12、18のはまり込みを防ぎ、該巻鉄心装置の運転
を可能にし、帯材ブロック3が巻き取れるようにするも
のである。
【0013】次に、図3、4を参照して、セグメントド
ラムSの拡縮機構Kを説明する。前記セグメントドラム
Sの拡縮機構Kは、上部部材K1とセグメントドラムS
と係合する下部部材K2とから構成される。上部部材K1
は、上部シリンダ21により下降するサドル22と、前
記サドル22内にはサーボモータ23で連結チエーン2
4を介して駆動される回転自在な回転クラッチ25と、
前記サドル22の外側縁、すなわち図示左右および紙面
に垂直な位置にそれぞれ貫通孔391、392、39
3(図示せず)、394(図示せず)が配設されて構成さ
れている。
【0014】そして、先端部にウエッジロック261
262、263(図示せず)、264(図示せず)、を有する
クランプシリンダ271、272、273(図示せず)、2
4(図示せず)が、前記貫通孔391、392、393(図
示せず)、394(図示せず)と係合する位置に配設さ
れている。なお、ウエッジロック263(図示せず)、2
4(図示せず)、クランプシリンダ273(図示せず)、2
4(図示せず)、貫通孔穴393(図示せず)、39
4(図示せず)は、以下の説明においては省略する。
【0015】また、前記の如く、該サドル22の両側縁
部の貫通孔391、392には、前記クランプシリンダ2
1、272のウエッジロック261、262、263、2
4がそれぞれ挿入されるが、図示では、破線で、貫通
孔391、392から前記クランプシリンダ271、272
のウエッジロック261、262がそれぞれ離隔した位置
が示され、実線で貫通孔391、392に前記クランプシ
リンダ271、272のウエッジロック261、262がそ
れぞれ挿入された位置が示されている。
【0016】下部部材K2は、前記ウエッジロック2
1、262と係合するテーパ穴381、382を有する中
空のフランジ31が、ベース32に固定されている。な
お、図示では、二個のテーパ穴381、382が図示され
ているが、前記ウエッジロック263、264(いずれ
も、図示せず)に対応するテーパ穴383、384(いずれ
も、図示せず)が設けられている。
【0017】さらに、前記ベース32には前記フランジ
31内に回転クラッチ33が回転自在に設けられ、前記
回転クラッチ33の支持軸の下端部には傘歯車34が設
けられている。セグメントドラムSは、本実施形態では
セグメントドラム片板1が八枚で構成されている。前記
セグメントドラム片板1は、逆L型状部材で形成し、前
記の如く長手方向の直立部分の側縁部を入込構造とし、
前記ベース32と直動型べアリングを介して係合するよ
うになつている。
【0018】図3、5、11を参照して、前記直動型べ
アリングによる係合部を説明する。前記ベース32の下
面に径方向にレール材401が、前記ベース32に適宜
な手段で固定されており、該レール材401と係合して
スライド自在に棒状部材411、413、412、414
該レール材40を挾むように、かつ複列に設けられてい
る。そして、棒状部材411、413、412、414を逆
L型状のセグメントドラム片板1の水平部に適宜な方
法、例えば取付け螺子50で固定されている。
【0019】さらに、前記逆L型状部材の長手方向の直
立部分の上部には、該逆L型状部材の厚み方向に貫通穴
371、375が設けられ、該穴371、375の内部に
は、螺合部151、155がそれぞれ設けられている。該
螺合部151、155は、それぞれセグメントドラム片板
1と締結されたねじナット451、455(図示せず)で
構成されている。該ねじナット451、455と螺合する
ねじ棒361、365が設けられ、当該ねじ棒361、3
5の一端には、前記回転クラッチ33の支持軸の下端
の傘歯車34と螺合する傘歯車351、355が設けられ
ている。
【0020】そして、前記傘歯車351、355が、傘歯
車34と螺合することにより、該傘歯車34の支持軸の
回転を同一平面内で直角に変向して左右方向に伝達でき
るように、前記傘歯車351、352には回転軸361
362がそれぞれ設けられており、この回転軸361、3
2により前記セグメントドラム片板1が拡縮するよう
になっている。なお、傘歯車34と傘歯車351、355
・・の組合せによる変向機構は、これに限定されること
なく、各種の同一平面内における回転軸の変向機構を用
いて差し支えない。
【0021】なお、図3においては、セグメントドラム
片板1が二個について、図4においては、セグメントド
ラム片板1が一個について、各上記部材について図示さ
れているが、セグメントドラム片板1の数だけそれぞ
れ、本実施形態では八個組設けられており、例えば該直
動型べアリングによる係合部は、等角度の間隔に設けら
れている。
【0022】次に、上記構成のセグメントドラムSの拡
縮機構Kの動作を説明する。上下シリンダ21により上
部部材K1のサドル22を下降させ、該サドル22内に
下部部材K2のフランジ31を挿入する。次に、クラン
プシリンダ271のウエッジブロック261が、フランジ
31のテーパ孔381に打ち込まれる。この作業が各ウ
エッジブロック261、262、263、264においてテ
ーパ穴381、テーパ穴382、テーパ穴383、テーパ
穴384にそれぞれ打ち込まれる。
【0023】このようにして、サドル22とフランジ3
1とが緊合し、上部部材K1と下部部材K2が結合し、同
時にクラッチ25とクラッチ33が締結される。このク
ラッチには、摩擦クラッチ、電磁クラッチ、流体継ぎ手
等いずれを用いても差し支えない。
【0024】次に、図示しない制御装置から拡縮寸法の
データがサーボモータ23に送られ設定寸法分だけ回転
する。サーボモータ23の回転は、チェン24により締
結されたクラッチ25、クラッチ33に伝えられ同軸上
の傘歯車34が回転することにより、それと噛み合わさ
る傘歯車351が回転し、該傘歯車351のねじ軸361
が回転する。該ねじ軸361は、セグメントドラム片板
1に設けられた貫通穴371のねじナット45と螺合
し、セグメントドラム片板1を所定方向に移動させる。
【0025】このとき、前記直動型べアリングによる係
合部は、レール材401を棒状部材411、413、4
2、41がスライドして移動する。該移動が八枚のセ
グメントドラム片板1について各部材が動作し行われ
る。このねじナット45の移動によりセグメントドラム
片板1の位置が決まり、その位置がセグメントドラムS
の外形寸法となる。
【0026】図6、7を参照して、本発明に係る巻鉄心
製造装置の実際の使用方法を説明する。なお、図6に
は、説明を簡単にするため、拡縮機構Kの図示を省略す
る。セグメントドラムSの外径は、帯材3の巻き取り時
において、帯材3の先端と後端のギャップ量に関わる重
要寸法であるため、セグメントドラムSの拡縮完了後、
及び巻鉄心製作終了の都度、測定器501、502により
決められたセグメントドラム片板1とその向き合った側
に位置するセグメントドラム片板1の定まったポイント
の距離を測定し、セグメントドラムSの径を確認してい
る。
【0027】図6に示す如く、巻型ストツカS.T内の
セグメントドラムS1と下部部材K2をパレットP上の移
送する。前記下部部材K2の上方に上部部材K1を位置さ
せるように移動させる。この移動は、図7に示す如く、
図示、二点鎖線の位置から実線の位置まで、移動ユニッ
トT.U上を移動させる。そして、前記上部部材K1
下部部材K2の上方位置から図示白矢印の如く、下方に
移動し、前述の如く、両部材を結合し、セグメントドラ
ムS1を所定の径に拡縮する。
【0028】前記測定器501、502により決められた
セグメントドラム片板1とその向き合った側に位置する
セグメントドラム片板1の定まったポイントの距離を測
定し、セグメントドラムS1の径を確認する。該測定器
501、502は、光源(LED)と検出器(フォトトラ
ジスタ)からなる光学系と、前記光学系をスケールが移
動することにより、移動距離を電気信号に変換する公知
の測定装置で実現しうる。巻鉄心製造装置により巻鉄心
製作終了後は、巻鉄心M1を矢印の如く移送し、同様に
して測定器501、502で該巻鉄心M1の径を確認する
ことができる。
【0029】前記本発明の一実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されるものでなく、多くの実
施形態の変形が考えられる。図8に、セグメントドラム
の他の構造例を示すものである。これは、前記巻き取り
ローラ12、18が、セグメントドラム片板1間に、は
まり込むのを防ぐために、各セグメントドラム片板1
に、スカート板48を取り付けたものであり、図9に示
す如く、拡大した時でも該スカート板48が隙間なく隣
接して、前記スカート板48のスプリングバックによ
り、セグメントドラムの円形状が常に保たれている構造
となつている。
【0030】また、図10に示す様にセグメントドラム
の最拡大時においても、相互に重なり合う一枚のスカー
ト板をセグメントドラム板に取り付けた構造としてもよ
い。なお、拡縮セグメントドラムは、外径197〜30
0mmの範囲で1台、外径300〜400mmの範囲で
1台、外径400〜500mmの範囲で1台と、合計3
台により巻鉄心機種に対応するのが、強度的、かつ経済
的に最も良好な設計である。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の構成によれば、
製作する巻鉄心の機種変更時において、専用セグメント
ドラムの交換によるその作業に工数と労力を低減し、巻
鉄心の機種変更による専用セグメントドラムの準備が不
要となり、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻鉄心製造装置の一実施形態の構
成図である。
【図2】図1の巻鉄心製造装置のセグメントドラムの断
面図である。
【図3】図2のセグメントドラムの拡縮機構の要部拡大
図である。
【図4】図3のセグメントドラムの拡大図である。
【図5】図2の拡縮機構の要部斜視図である。
【図6】図3のセグメントドラムにおける測定器の使用
説明図である。
【図7】図3の拡縮機構における使用説明図である。
【図8】図1の巻鉄心製造装置のセグメントドラムの一
実施形態図である。
【図9】図1の巻鉄心製造装置のセグメントドラムの他
の一実施形態図である。
【図10】図1の巻鉄心製造装置のセグメントドラムの
さらに他の一実施形態図である。
【図11】図5の拡縮機構のセグメントドラム片板の係
合部の略示説明図である。
【図12】従来の巻鉄心製造装置の側面図である。
【符号の説明】
S…セグメントドラム、K…拡縮機構、M…巻鉄心、1
…セグメントドラム片板、3…帯材ブロック、12、1
8…ガイドローラ、13…駆動ベルト、21…上下シリ
ンダ、22…サドル、23…サーボモータ、24…チェ
ーン、25、33…クラッチ、26…ウエッジブロッ
ク、27…クランプシリンダ、31…フランジ、32…
ベース、34、35…傘歯車、36…ねじ軸、37…貫
通穴、38…テーパー穴、40…レール材、45…ねじ
ナット、48…スカート板、50…測定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須貝 一成 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1 株式会社日立製作所 産業機器事業部 内 (72)発明者 石附 潤一 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1 株式会社日立製作所 産業機器事業部 内 (56)参考文献 特開 昭61−219423(JP,A) 実開 昭56−4241(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒を軸方向に分割した複数の円弧片を同
    一径の円周上に配列したセグメントドラムと、 前記セグメントドラムを巻鉄心内径に応じて拡大・縮小
    可能な拡縮機構と、 前記セグメントドラムの周囲に配設され、駆動ベルトで
    駆動される帯材ブロックの複数のガイドローラと、 前記帯材ブロックを搬送する搬送機構と、 これらを制御する制御装置を具備し、前記セグメントドラムは、最拡大時でも隣接し合う前記
    円弧片の間隙に前記ガイドローラが噛みこまれないよう
    に、前記隣接し合う円弧片の長手方向の側縁部にスカー
    トを設け、該スカートが相互にラップする構造もしくは
    隙間なく接しあう構造にした ことを特徴とする巻鉄心製
    造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の巻鉄心製造装置において、 前記セグメントドラムの径方向で相互に対向し合う円弧
    片間の径方向の距離を計測し、前記セグメントドラム径
    を調整することを特徴とする巻鉄心製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の巻鉄心製造装置において、 前記セグメントドラムの拡縮機構は、駆動部により下降
    し、位置決め部を備えた一のクラッチを内設し、且つ一
    の係合部を有する一の固定部材とからなる上部部材と、
    前記一の係合部と係合する他の係合部を有する他の固定
    部材と、前記他の固定部材内に設けた他のクラッチと、
    前記複数の円弧片をスライド自在に前記他の固定部材に
    取り付けるそれぞれのスライド部材と、前記他のクラッ
    チと動力伝達機構を介して係合し、且つ前記一のクラッ
    チの位置決めに応じ、前記複数の円弧片を移動させるそ
    れぞれ回転部材とからなる下部部材からなり、前記一の
    係合部と他の係合部を押圧部材により緊合すると共に、
    一のクラッチと他のクラッチを係合させることにより、
    前記上部部材と前記下部部材を固定し、前記一のクラッ
    チの位置決めが前記他のクラッチを介して前記回転部材
    の位置決めをし、前記回転部材の位置決めに応じて前記
    円弧片を所定位置に移動させることを特徴とする巻鉄心
    製造装置。
JP25449597A 1997-09-19 1997-09-19 巻鉄心製造装置 Expired - Lifetime JP3490599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25449597A JP3490599B2 (ja) 1997-09-19 1997-09-19 巻鉄心製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25449597A JP3490599B2 (ja) 1997-09-19 1997-09-19 巻鉄心製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1197269A JPH1197269A (ja) 1999-04-09
JP3490599B2 true JP3490599B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=17265854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25449597A Expired - Lifetime JP3490599B2 (ja) 1997-09-19 1997-09-19 巻鉄心製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3490599B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4527446B2 (ja) * 2004-06-09 2010-08-18 株式会社日立産機システム 巻鉄心製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1197269A (ja) 1999-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080087113A1 (en) Junior Ultrasonic Miniature Air Gap Inspection Crawler
IT201600095770A1 (it) Macchina per la produzione di guarnizioni spiralizzate
US3507137A (en) Winding machine
CN109789983B (zh) 绕线装置
JP3490599B2 (ja) 巻鉄心製造装置
JP2008302371A (ja) 巻戻し用ペイオフリール
US20070011858A1 (en) Apparatus to roll, cut, weld, and form tank car outer jackets
JP2006095738A (ja) タイヤのマーキング装置
JPS6154705B2 (ja)
JPH07208B2 (ja) 管成形機のロール交換装置
JP2571880B2 (ja) 金属帯の巻取り装置
JPH059341B2 (ja)
JPH0228244B2 (ja) Makitetsushinseizosochi
JP2007125579A (ja) 成形方法及び成形装置
JP2601033Y2 (ja) ワイヤソー用ガイドプーリー
JPH06585U (ja) 管溶接変形防止装置
JPS6023116Y2 (ja) 円筒物の周面溶接用裏当装置
JPH07315639A (ja) アンコイラ
JPH08281829A (ja) 成形ドラム
RU2106969C1 (ru) Станок для изготовления изделий из длинномерных материалов
JPH06344056A (ja) 導管等を解体不可能に接続するための装置
JPH0112888Y2 (ja)
JP5420299B2 (ja) 巻戻し用ペイオフリール
JPS5823593Y2 (ja) マニピユレ−タ
JPS59181605A (ja) 巻鉄心製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131107

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term