JP5420299B2 - 巻戻し用ペイオフリール - Google Patents

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Description

本発明は、ゆるみ(ルーズ)巻きコイルを巻戻す際に使用する巻戻し用ペイオフリールに関する。
ゆるみ巻きコイルを巻戻す際に、片持ち梁状のマンドレルを用いてコイルを巻戻す従来の巻戻し用ペイオフリールでは、巻戻す際にゆるんだ箇所で巻締まりが発生するため、コイルの端面が幅方向にせり出し望遠鏡状にずれる現象(いわゆるテレスコープ現象)が生じ、巻戻しが不可能になる。そこで、マンドレルの基側に固定面板をマンドレルの先側の所定位置に着脱式面板をそれぞれ取付けてコイルと一体的に回転させるようにし、巻戻し時のコイルに望遠鏡状のずれが生じても確実にコイルの巻戻し作業を可能にするペイオフリールが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、巻戻し時のコイルのせり出しを当接して押える押え板を保持するために、押え板に設ける突起部が嵌入可能な凹部をマンドレルのセグメントにコイル幅に応じて複数個設けるものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−300419号公報 登録実用新案第1768046号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、面板の設置位置が一定のためコイルの幅変化に対応できず、幅狭コイルを巻戻す場合には望遠鏡状のずれが一定量発生するという問題がある。更に、マンドレルの先側の所定位置に着脱式面板を取付けるため、巻戻し用ペイオフリールにはマンドレルの停止位置決め精度が、着脱式面板の供給装置には供給位置決め精度がそれそれ要求され、設備コストが上昇するという問題が生じる。また、特許文献2において、マンドレルに設ける凹部は全ての幅のコイルに対応できないため、押え板とコイルとの間に隙間が発生した場合ではコイルの巻戻し時に望遠鏡状のずれが発生し、押え板に接触した帯板端部に疵が発生するという問題がある。
そこで、マンドレルの基側にマンドレルの軸方向に移動可能な第1の面板を設け、マンドレルの先側に着脱自在でマンドレルに取付けた際にマンドレルの軸方向に移動可能な第2の面板を設けて、コイル端面に応じて第1、第2の面板の設置位置をそれぞれ調整することで、コイルの巻戻し時に第1、第2の面板をコイルの両端面に当接させてゆるみ巻きコイルを連続的に巻戻す際にコイル端面のせり出しを確実に防止できることが考えられる。しかしながら、第1、第2の面板をマンドレルの軸方向に移動可能にするために、第1、第2の面板とマンドレルの間には、例えば10mm程度の隙間を設ける必要があり、ゆるみ巻きコイルのせり出し部分がこの隙間に入り込んでコイルの巻戻し作業が停止するという問題が考えられる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、ゆるみ巻きコイルを巻戻す際にコイル端面のせり出しと、コイルの巻戻し作業の停止を確実に防止することが可能な巻戻し用ペイオフリールを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る巻戻し用ペイオフリールは、回転駆動部と、該回転駆動部に基側が片持ち梁状に支持され先側からコイルが挿入されるマンドレルとを有し、前記マンドレルの基側に第1の面板が外装されると共に、面板着脱機構によって該マンドレルの先側に第2の面板が着脱自在に外装され、
前記回転駆動部は回転駆動部移動手段によって、前記第1の面板と共に前記マンドレルの軸方向に移動する巻戻し用ペイオフリールにおいて、
1)前記第1の面板は前記回転駆動部に設けられた第1の面板移動手段によって前記マンドレルの軸方向に移動可能とし、前記第2の面板は前記面板着脱機構に設けられた第2の面板移動手段によって前記マンドレルの軸方向に移動可能とし、
前記第1の面板移動手段は前記回転駆動部に取付けられ前記第1の面板を前記マンドレルの軸方向に移動する第1の駆動部を有し、前記第2の面板移動手段は前記面板着脱機構に取付けられ前記第2の面板を前記マンドレルの軸方向に移動する第2の駆動部を有し、
2)前記第1の面板に形成された内孔周面の周方向の複数箇所には、半径方向内側に向けて突出し、前記マンドレル基側の周方向の複数箇所に該マンドレルの軸方向に形成された第1の溝にそれぞれ嵌入する第1のガイド部が設けられ、前記第1のガイド部は前記第1の面板と共に回転可能、かつ前記マンドレルの軸方向に前記第1の面板と共に移動可能とし、前記第2の面板に形成された内孔周面の周方向の複数箇所には、半径方向内側に向けて突出し、前記マンドレル先側の周方向の複数箇所に該マンドレルの軸方向に形成された第2の溝にそれぞれ嵌入する第2のガイド部が設けられ、前記第2のガイド部は前記第2の面板と共に回転可能、かつ前記マンドルの軸方向に前記第2の面板と共に移動可能とした
本発明に係る巻戻し用ペイオフリールにおいて、前記第1の面板を前記コイルの基側端面に押圧させ、前記第2の面板を該コイルの先側端面に押圧させることによりそれぞれ設置位置の調整を行なうことが好ましい。
本発明に係る巻戻し用ペイオフリールにおいて、前記第1の面板の前記コイル及び前記マンドレルと接する部位、及び前記第2の面板の該コイル及び該マンドレルと接する部位は、該コイル及び該マンドレルと一体で回転する構成とすることが好ましい。
本発明に係る巻戻し用ペイオフリールにおいて、該巻戻し用ペイオフリールは平滑化焼鈍設備のペイオフリールであって、前記コイルは方向性珪素鋼板の高温焼鈍済みコイルとすることができる。
本発明に係る巻戻し用ペイオフリールにおいては、コイル端面に応じて第1、第2の面板の設置位置をそれぞれ調整するので、コイルの巻戻し時に第1、第2の面板をコイルの両端面に容易に当接させることができ、ゆるみ巻きコイルを連続的に巻戻す際にコイル端面のせり出しを確実に防止することが可能となる。また、コイルから帯板を巻戻す際に帯板端部が第1、第2の面板に押圧されて損傷することが防止でき、成品歩留りの向上が可能になる。更に、第1の面板の内孔周面の周方向の複数箇所に半径方向内側に向けて突出して設けられた第1のガイド部が、マンドレル基側の周方向の複数箇所にマンドレルの軸方向に形成された第1の溝にそれぞれ嵌入し、第2の面板の内孔周面の周方向の複数箇所に半径方向内側に向けて突出して設けられた第2のガイド部が、マンドレル先側の周方向の複数箇所にマンドレルの軸方向に形成された第2の溝にそれぞれ嵌入するので、第1、第2のガイド部が存在する箇所では第1、第2の面板の内孔とマンドレルの間に存在する隙間が消失し、ゆるみ巻きコイルのせり出し部分が隙間に入り込むのを防止できる。このため、コイルの巻戻し作業を更に安定化することができる。
本発明に係る巻戻し用ペイオフリールにおいて、第1の面板をコイルの基側端面に押圧させ、第2の面板をコイルの先側端面に押圧させてそれぞれ設置位置の調整を行なう場合、コイル幅に応じて第1、第2の面板の設置位置を調整することが容易にできる。
本発明に係る巻戻し用ペイオフリールにおいて、第1の面板及び第2の面板の、コイル及びマンドレルと接する部位がコイル及びマンドレルと一体で回転する場合、コイルを巻戻す際にコイルの端面と第2の面板は擦れることがなく、コイルの損傷を回避できる。
本発明の一実施の形態に係る巻戻し用ペイオフリールの平面図である。 同巻戻し用ペイオフリールの側面図である。 図2のA−A矢視図である。 図2のB−B矢視図である。 本発明の一実施の形態に係る巻戻し用ペイオフリールのマンドレルに外装される第1、第2の面板の説明図である。 (A)は第1の面板の部分断面図、(B)は第1の溝に嵌入した第1のガイド部の正面図である。 (A)は第2の面板の部分断面図、(B)は第2の溝に嵌入した第2のガイド部の正面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1〜図5に示すように、本発明の一実施の形態に係る巻戻し用ペイオフリール10は、方向性珪素鋼板の平滑化焼鈍設備に設けられ高温焼鈍済みコイルを巻き戻すもので、回転駆動部11と、回転駆動部11に基側が片持ち梁状に支持され先側から、ゆるみ巻きコイルであるコイル12が挿入されるマンドレル13とを有している。そして、マンドレル13の基側に第1の面板14が外装されると共に、面板着脱機構15によってマンドレル13の先側に第2の面板16が着脱自在に外装されている。更に、回転駆動部11は回転駆動部移動手段17によってマンドレル13の軸方向に移動可能で、第1の面板14は回転駆動部11に設けられた第1の面板移動手段18によって、第2の面板16は面板着脱機構15に設けられた第2の面板移動手段19によってそれぞれマンドレル13の軸方向に移動可能になっている。以下詳細に説明する。
回転駆動部11は、マンドレル13の基側が支持される回転軸20と、回転軸20に接続する回転力伝達機構21と、回転力伝達機構21の入力軸22に接続する電動機23(回転動力源の一例)と、回転力伝達機構21及び電動機23を載置しているハウジング24とを有している。
また、マンドレル13は、断面視してほぼ4分の1の円弧となる4つのセグメントを備え、ロータリーシリンダ25から供給される油圧で作動する図示しない拡縮機構によってその外径を拡縮することが可能となっている。これによって、マンドレル13の縮径時にコイル12をマンドレル13に挿入することができ、その後マンドレル13を拡径することによりコイル12を固定することができる。
第1の面板14は、中央部に形成された孔にマンドレル13を貫通させてその基側に設けられる第1のボス部26と、中央部にマンドレル13が貫通可能な内孔27が形成され第1のボス部26に第3の軸受63を介して回転可能に取付けられる第1の旋回部材65と、第1の旋回部材65に固定される第1の板部材28とを有している(図6参照)。また、第2の面板16は、中央部にマンドレル13が貫通可能な孔が形成された第2のボス部29と、中央部にマンドレル13が貫通可能な内孔30が形成され第2のボス部29に第4の軸受64を介して回転可能に取付けられる第2の旋回部材66と、第2の旋回部材66に固定される第2の板部材31とを有している(図7参照)。
第1の面板14の第1の旋回部材65及び第1の板部材28、第2の面板16の第2の旋回部材66及び第2の板部材31は、コイル12及びマンドレル13と接する部位であって、コイル12及びマンドレル13と一体で回転する。
面板着脱機構15は、回転駆動部11のハウジング24と連結する支持部材32を介してマンドレル13の先側の後方(マンドレル13に挿入したコイル12から帯板33を引き出す方向を前とする)に立設される支柱34と、支柱34に回動自在に取付けられて水平面内を移動する回動腕35と、第2のボス部29に連結すると共に回動腕35の先部に設けられてマンドレル13の先端部に取付けられた軸受36を介してマンドレル13と連結する旋回部37とを有している。また、回動腕35の基部側は支持部材32に取付けられた流体圧シリンダ38のピストン39と接続している。なお、回動腕35は、支柱34の周りで90°旋回させたときに、回動腕35の先部に設けられた旋回部37の中心軸とマンドレル13の中心軸とが重なるように、旋回部37の待機位置を調整する。以上のような構成とすることにより、マンドレル13の先側に面板着脱機構15によって第2の面板16を着脱自在に取付けることができる。
回転駆動部移動手段17は、ハウジング24を載置し、マンドレル13の軸方向に平行に配置されたスライド台40(図3参照)と、ハウジング24の下面に設けられスライド台40の両側部を把持してスライド台40の長手方向に摺動する摺動部41とを有している。また、回転駆動部移動手段17は、リール据付け基盤42に固定されスライド台40を支持する支持台43と、支持台43の基部に取付けられハウジング24の基側と連結するピストン44を備えた移動用流体圧シリンダ45とを有している。また、支持部材32の先側領域の下面の両側にはそれぞれ第2の摺動部46が設けられ、第2の摺動部46はリール据付け基盤42に固定された第2の支持台47上に設けられたレール48に当接して、レール48上で面板着脱機構15を移動可能に支持している。
これによって、回転駆動部移動手段17の移動用流体圧シリンダ45を作動させると、ハウジング24をマンドレル13の軸方向に沿って移動させることができ、第1の面板14を回転駆動部11と共にマンドレル13の軸方向に移動させることができる。このとき、支持部材32の先側領域は、回転駆動部11と共に移動するので、回転駆動部11が移動しても支持部材32に取付けられた面板着脱機構15と回転駆動部11の位置関係は一定に保たれる。その結果、マンドレル13と面板着脱機構15との位置関係も一定に保たれ、マンドレル13の先側に第2の面板16を面板着脱機構15によって着脱自在に取付けることができる。
図1〜図3、図5に示すように、第1の面板移動手段18は、回転軸20の先側に取付けられた軸受49を介して回転軸20を貫通させてハウジング24に立設された取付け部50を有している。また、第1の面板移動手段18は、取付け部50の上部中央位置及び上部中央位置と回転軸20の中心軸を挟んで対向するハウジング24の下部中央位置にそれぞれ軸方向をマンドレル13の軸方向に平行となるように取付けられ、第1のピストン51の先部が第1のボス部26と連結する第1の駆動部の一例である第1の流体圧シリンダ52と、取付け部50の上部の両側及び下部の両側にそれぞれ取付けられた第1の軸受53に軸方向をマンドレル13の軸方向に平行となるように挿通されたガイドロッド54とを有している。
ここで、図6(A)、(B)に示すように、第1の面板14に設けられた第1の旋回部材65に形成された内孔27の周面の周方向の複数箇所(例えば、周方向に4等分する位置)には、内孔27の半径方向内側に向けて突出し、マンドレル13の基側の周方向の複数箇所(例えば、周方向に4等分する位置)にマンドレル13の軸方向に形成された第1の溝55にそれぞれ嵌入する第1のガイド部56が設けられている。このような構成とすることにより、第1の面板14を第1の流体圧シリンダ52を作動させることによって、ガイドロッド54で横揺れを防止しながら第1の面板14と共に第1のガイド部56をマンドレル13の軸方向に移動させることができる。
図1、図2、図4、図5に示すように、第2の面板移動手段19は、旋回部37の上部中央位置及び下部中央位置にそれぞれ軸方向をマンドレル13の軸方向に平行となるように取付けられ、第2のピストン57の先部が第2のボス部29と連結する第2の駆動部の一例である第2の流体圧シリンダ58と、旋回部37の上部の両側及び下部の両側にそれぞれ取付けられた第2の軸受59に軸方向をマンドレル13の軸方向に平行となるように挿通された第2のガイドロッド60とを有している。
ここで、図7(A)、(B)に示すように、第2の面板16に設けられた第2の旋回部材66に形成された内孔30の周面の周方向の複数箇所(例えば、周方向に4等分する位置)には、内孔30の半径方向内側に向けて突出し、マンドレル13の基側の周方向の複数箇所(例えば、周方向に4等分する位置)にマンドレル13の軸方向に形成された第2の溝61にそれぞれ嵌入する第2のガイド部62が設けられている。このような構成とすることにより、第2の面板16を第2の流体圧シリンダ58を作動させることによって、第2のガイドロッド60で横揺れを防止しながら第2の面板16と共に第2のガイド部62をマンドレル13の軸方向に移動させることができる。
続いて、本発明の一実施の形態に係る巻戻し用ペイオフリール10によるコイル12の巻戻し作業について説明する。
先ず、巻戻し用ペイオフリール10の回転駆動部移動手段17を操作して回転駆動部11の位置を移動させ、第1の面板14の設置位置を予め決められた基準位置に合わせる。ここで、基準位置とは、コイルの幅方向中心がコイルから巻戻した帯板の搬送路(図示せず)のライン中心に一致するように最大幅のコイルをマンドレル13に挿入した場合、第1の面板14が最大幅のコイルの基側端面に余裕代を加えた位置にあることを指す。
次いで、図示しないコイルカーにコイル12を載置して巻戻し用ペイオフリール10に搬送し、マンドレル13に挿入する。そして、コイルカーを操作して、コイル12の幅方向の中心線と巻戻したコイル12の搬送路のライン中心線が一致するようにコイル12位置を調整する。
コイルカーに載置されたコイル12の幅方向中心が搬送路のライン中心に一致したのが確認されると、マンドレル13を拡径してコイル12をマンドレル13に固定し、コイルカーを退避させる。そして、第1の面板移動手段18の第1の流体圧シリンダ52を作動させて第1のピストン51を伸長(前進)させて第1の面板14をマンドレル13に挿入されたコイル12の基側端面に押圧させる。
第1の面板14がコイル12の基側端面に押圧されると、面板着脱機構15を駆動させて回動腕35を待機位置(図1に二点鎖線で示す)から90°旋回させ、第2の面板16に設けられた内孔30にマンドレル13の先側を挿通させる。これにより、旋回部37がマンドレル13の先端部に連結されて、マンドレル13の先側に第2の面板16が取付けられる。そして、第2の流体圧シリンダ58を作動させて第2のピストン57を伸長(前進)させ、第2の面板16をコイル12の先側端面に押圧することで、コイル12の巻戻し用ペイオフリール10への取付けが完了する。なお、第1の面板14及び第2の面板16をそれぞれコイル12の基側端面及び先側端面に押圧して設置位置の調整を行っている。
続いて、図4に示すように、コイル12を形成している帯板33を搬送路に排出させ、図示しないブライドルロールにより引出す。ここで、電動機23で回転する回転駆動部11の回転速度を調整することで、引出し方向に引張り力が負荷された状態で帯板33を巻戻す。このとき、コイル12のゆるんだ箇所で巻締まりが発生するが、コイル12の両端面は第1、第2の面板14、16で押圧されているため、コイル12の端面が幅方向にせり出し望遠鏡状にずれる現象が発生するのが防止できる。これにより、コイル12から帯板33を巻戻す際に帯板33の端部が第1、第2の面板14、16に押圧されて損傷することが防止でき、成品歩留りが向上する。
また、第1の面板14の内孔27の周面の周方向に4等分する位置にはそれぞれ半径方向内側に向けて突出して第1のガイド部56が設けられ、各第1のガイド部56はマンドレル13の基側の周方向に4等分する位置にマンドレル13の軸方向に形成された第1の溝55にそれぞれ嵌入し、第2の面板16の内孔30の周面の周方向に4等分する位置に半径方向内側に向けて突出して第2のガイド部62が設けられ、各第2のガイド部62はマンドレル13の先側の周方向に4等分する位置にマンドレル13の軸方向に形成された第2の溝61にそれぞれ嵌入しているので、第1、第2のガイド部56、62が存在する箇所では第1、第2の面板14、16の内孔27、30とマンドレル13の間に存在する隙間が消失し、ゆるみ巻きコイル12のせり出し部分が隙間に入り込むのを防止できる。このため、コイル12の巻戻し作業を安定して行うことができる。また、第2の面板16が取付けられる旋回部37は、マンドレル13と一体で回転する。このため、コイル12が巻き戻される際にコイル12の先側端面と第2の面板16とは擦れないため、コイル12の先側端面に生じる損傷を回避できる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、第1、第2のガイド部を、第1、第2の旋回部材の内向周面の周方向に4等分する位置にそれぞれ設けたが、第1、第2のガイド部が複数個であれば、周方向に2等分、3等分、又は5等分する位置に設けてもよく、また、周方向を等分しない任意の複数位置に設けても構わない。
10:巻戻し用ペイオフリール、11:回転駆動部、12:コイル、13:マンドレル、14:第1の面板、15:面板着脱機構、16:第2の面板、17:回転駆動部移動手段、18:第1の面板移動手段、19:第2の面板移動手段、20:回転軸、21:回転力伝達機構、22:入力軸、23:電動機、24:ハウジング、25:ロータリーシリンダ、26:第1のボス部、27:内孔、28:第1の板部材、29:第2のボス部、30:内孔、31:第2の板部材、32:支持部材、33:帯板、34:支柱、35:回動腕、36:軸受、37:旋回部、38:流体圧シリンダ、39:ピストン、40:スライド台、41:摺動部、42:リール据付け基盤、43:支持台、44:ピストン、45:移動用流体圧シリンダ、46:第2の摺動部、47:第2の支持台、48:レール、49:軸受、50:取付け部、51:第1のピストン、52:第1の流体圧シリンダ、53:第1の軸受、54:第1のガイドロッド、55:第1の溝、56:第1のガイド部、57:第2のピストン、58:第2の流体圧シリンダ、59:第2の軸受、60:第2のガイドロッド、61:第2の溝、62:第2のガイド部、63:第3の軸受、64:第4の軸受、65:第1の旋回部材、66:第2の旋回部材

Claims (4)

  1. 回転駆動部と、該回転駆動部に基側が片持ち梁状に支持され先側からコイルが挿入されるマンドレルとを有し、前記マンドレルの基側に第1の面板が外装されると共に、面板着脱機構によって該マンドレルの先側に第2の面板が着脱自在に外装され、
    前記回転駆動部は回転駆動部移動手段によって、前記第1の面板と共に前記マンドレルの軸方向に移動する巻戻し用ペイオフリールにおいて、
    1)前記第1の面板は前記回転駆動部に設けられた第1の面板移動手段によって前記マンドレルの軸方向に移動可能とし、前記第2の面板は前記面板着脱機構に設けられた第2の面板移動手段によって前記マンドレルの軸方向に移動可能とし、
    前記第1の面板移動手段は前記回転駆動部に取付けられ前記第1の面板を前記マンドレルの軸方向に移動する第1の駆動部を有し、前記第2の面板移動手段は前記面板着脱機構に取付けられ前記第2の面板を前記マンドレルの軸方向に移動する第2の駆動部を有し、
    2)前記第1の面板に形成された内孔周面の周方向の複数箇所には、半径方向内側に向けて突出し、前記マンドレル基側の周方向の複数箇所に該マンドレルの軸方向に形成された第1の溝にそれぞれ嵌入する第1のガイド部が設けられ、前記第1のガイド部は前記第1の面板と共に回転可能、かつ前記マンドレルの軸方向に前記第1の面板と共に移動可能とし、前記第2の面板に形成された内孔周面の周方向の複数箇所には、半径方向内側に向けて突出し、前記マンドレル先側の周方向の複数箇所に該マンドレルの軸方向に形成された第2の溝にそれぞれ嵌入する第2のガイド部が設けられ、前記第2のガイド部は前記第2の面板と共に回転可能、かつ前記マンドルの軸方向に前記第2の面板と共に移動可能としたことを特徴とする巻戻し用ペイオフリール。
  2. 請求項1記載の巻戻し用ペイオフリールにおいて、前記第1の面板を前記コイルの基側端面に押圧させ、前記第2の面板を該コイルの先側端面に押圧させることによりそれぞれ設置位置の調整を行なうことを特徴とする巻戻し用ペイオフリール。
  3. 請求項1又は2記載の巻戻し用ペイオフリールにおいて、前記第1の面板の前記コイル及び前記マンドレルと接する部位、及び前記第2の面板の該コイル及び該マンドレルと接する部位は、該コイル及び該マンドレルと一体で回転することを特徴とする巻戻し用ペイオフリール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の巻戻し用ペイオフリールにおいて、該巻戻し用ペイオフリールは平滑化焼鈍設備のペイオフリールであって、前記コイルは方向性珪素鋼板の高温焼鈍済みコイルであることを特徴とする巻戻し用ペイオフリール。
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