JP3323643B2 - アンコイラ - Google Patents

アンコイラ

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JP3323643B2
JP3323643B2 JP11708094A JP11708094A JP3323643B2 JP 3323643 B2 JP3323643 B2 JP 3323643B2 JP 11708094 A JP11708094 A JP 11708094A JP 11708094 A JP11708094 A JP 11708094A JP 3323643 B2 JP3323643 B2 JP 3323643B2
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shaft
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roll
shafts
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯等の帯状薄板材料
や線条材料等の長尺材料をコイル状に巻回してなる材料
ロールから長尺材料を巻戻すために用いるアンコイラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼帯等の長尺材料を用いて特定の製品を
製造する場合には、コイル状に巻回された長尺材料のロ
ールを用意して該ロールをアンコイラにセットし、アン
コイラによりロールから巻き戻した長尺材料をシヤーや
プレス加工機等に供給するようにしている。また複数種
類の長尺材料を用いる必要がある場合には、異なる種類
の長尺材料を巻回した複数の材料ロールを用意して、そ
れぞれのロールから巻き戻した長尺材料を加工機に供給
している。
【0003】例えば、変圧器用の巻鉄心を製造する場合
には、鉄心の断面形状を円形に近づけて鉄心の占積率を
高めるために幅寸法が異なる複数種類の鋼帯を用意し
て、それぞれの鋼帯を所定の厚みが得られるまで巻回す
ることにより幅寸法が異なる複数種類の積層体を構成
し、該複数種類の積層体を積層することにより、断面の
輪郭形状が階段状を呈する鉄心を構成している。
【0004】従来、複数種類の長尺体を用いる場合に
は、図7及び図8に示したように2つの材料ロール1A
及び1Bをセットし得る双頭アンコイラを用いて、1つ
のロール1Aから長尺材料100を巻戻して加工機に供
給している状態で、他のロール1Bを待機させておくよ
うにしていた。
【0005】図7及び図8において、2はベースフレー
ムで、ベースフレーム2の上に支柱3を介して可動フレ
ーム4が回動自在に支持されている。可動フレーム4は
箱状に形成されていて、該可動フレーム4にアンコイル
軸5A及び5Bが支持されている。可動フレーム4には
また電動機6A及び6Bが取り付けられ、これらの電動
機の出力が歯車減速機構7A及び7Bを介してアンコイ
ル軸5A及び5Bに伝達されている。
【0006】アンコイル軸5A及び5Bの外端部にはそ
れぞれ、操作ハンドル801と、該操作ハンドルの回転
に伴ってロール1A及び1Bの内周に接するロール保持
位置とそれぞれのロールの内周から離れる退避位置との
間を変位させられるロール保持部材802とを備えたロ
ール保持機構8A及び8Bが取り付けられ、これらのロ
ール保持機構によりロール1A及び1Bが保持されてい
る。
【0007】このアンコイラを用いて長尺材料100を
供給する場合には、一方のロール1Aを加工機の材料受
け入れ口の後方に位置させた状態にして、ロール1Aか
ら巻き戻した長尺材料100を加工機の材料受け入れ口
に配置した送給ローラ9aと押えローラ9bとの間に通
し、送給ローラ9aを回転させるとともに電動機6Aを
回転させてアンコイル軸5Aを回転させることにより、
ロール1Aから長尺材料100を巻戻して加工機に供給
する。
【0008】長尺材料の種類を変える場合には、電動機
6Aを停止させた後、可動フレーム4を回動させてロー
ル1A及び1Bを旋回させ、ロール1Bを加工機の材料
受け入れ口の後方に位置させて該ロール1Bから巻き戻
した長尺材料を加工機に供給する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンコイラで
は、アンコイル軸毎に電動機を設けていたため、可動フ
レームが大形化し、アンコイラ全体が大形になるのを避
けられなかった。
【0010】また従来のアンコイラでは、アンコイル軸
毎に電動機を設けていたため、せいぜい2つのアンコイ
ル軸を設けるのが限度であり、3以上のロールを同時に
セットし得る多頭アンコイラを構成することは困難であ
った。そのため、変圧器用の巻鉄心を製造する場合のよ
うに、3種類以上の長尺材料を用いる場合には、材料ロ
ールの交換を頻繁に行うことが必要になり、作業が面倒
になるのを避けられなかった。
【0011】本発明の目的は、可動フレームを大形にす
ることなく多数のアンコイル軸を設けることができるよ
うにしたアンコイラを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、長尺材料をコ
イル状に巻回してなる材料ロールから長尺材料を巻戻す
アンコイラに係わるものである。
【0013】本発明においては、固定フレームと、上下
方向に伸びる中心軸線の回りを回転し得る状態で固定フ
レームに支持された可動フレームと、可動フレームに対
して回転自在に支持された1つの駆動軸と、駆動軸を回
転駆動する回転駆動源と、水平方向に放射状に伸びるよ
うに配置されて可動フレームに回転自在に支持された複
数のアンコイル軸と、各アンコイル軸の放射方向の外端
部に取り付けられて材料ロールを着脱可能な状態で保持
するロール保持機構と、駆動軸の回転をクラッチ機構を
介して各アンコイル軸に伝達するアンコイル軸駆動機構
と、各アンコイル軸に制動をかけるブレーキ機構と、複
数のアンコイル軸を可動フレームとともに旋回させるア
ンコイル軸旋回機構とが設けられる。
【0014】上記複数のアンコイル軸は例えば、それぞ
れの中心軸線が可動フレームの中心軸線と直交するよう
に配置され、駆動軸は可動フレームの中心軸線に沿って
配置される。この場合アンコイル軸駆動機構は、駆動軸
に取り付けられた主傘歯車と、各アンコイル軸に対応さ
せて設けられて該主傘歯車に噛み合わされた複数の従動
傘歯車とを備えていて、各従動傘歯車の回転が対応する
アンコイル軸にクラッチ機構を介して伝達される。
【0015】上記回転駆動源は可動フレーム側に支持し
てもよく、固定フレーム側に支持してもよい。
【0016】また上記複数のアンコイル軸と駆動軸との
双方の中心軸線が可動フレームの中心軸線と直交するよ
うに配置される場合もある。この場合、アンコイル軸駆
動機構には、駆動軸に取り付けられた主傘歯車と、各ア
ンコイル軸に対応させて設けられて主傘歯車により駆動
される従動傘歯車とを設けて、各従動傘歯車の回転を対
応するアンコイル軸にクラッチ機構を介して伝達する。
回転駆動源は可動フレームに支持される。
【0017】更に加工機への材料の供給を自動的に行わ
せるため、各アンコイル軸に保持されたロールに近付く
後退方向と該ロールから離間する前進方向とに変位可能
な材料保持フレームを設けて、該材料保持フレームに、
ロールから巻戻された長尺材料をクランプして保持する
クランプ具を取り付けるのが好ましい。
【0018】
【作用】上記のように、放射状に配置された複数のアン
コイル軸を1つの駆動軸により駆動するようにすると、
複数のアンコイル軸を駆動する駆動源は1つだけ設けれ
ばよいため、可動フレームを大形にすることなく多数の
アンコイル軸を設けて多頭アンコイラを構成することが
できる。
【0019】従って、多種類の長尺材料を必要とする場
合に、材料ロールの交換の頻度を少なくするか、または
交換の必要性をなくすことができ、作業性を向上させる
ことができる。
【0020】可動フレームの中心軸線に沿って配置した
駆動軸の回転を傘歯車を介してアンコイル軸に伝達する
構成をとる場合に、駆動軸を駆動する回転駆動源を固定
フレーム側に支持すると、全てのアンコイル軸をブレー
キ機構によりロックした状態で回転駆動源を駆動するこ
とにより、複数のアンコイル軸を可動フレームとともに
旋回させることができるため、各アンコイル軸を回転さ
せる駆動源をアンコイル軸を旋回させるための駆動源と
しても用いることができる。
【0021】
【実施例】図1ないし図4は本発明の実施例を示したも
ので、図1は正面図、図2は要部を背面側から見てその
内部構造を示した断面図、図3は概略上面図、図4は要
部の配置を立体的に示した説明図である。これらの図に
おいて10は設置面11上に固定された固定フレーム、
12は中心軸線を上下方向に向けた状態で配置されて固
定フレーム10に下端が固定された旋回軸である。13
は内側筒体13aと外側筒体13bとからなっていて旋
回軸を同心的に囲むように配置された回転体で、この回
転体13は、ラジアル球軸受14,14を介して旋回軸
12に回転自在に支持されている。回転体13の上端に
は円板16が固定されていて、該円板16がスラスト球
軸受17を介して旋回軸12の上端に支持されている。
なお18は上下に配置された軸受14,14の内輪を位
置決めするために旋回軸12の外周に嵌合されたスリー
ブである。
【0022】回転体13の上端には、可動フレーム20
が固定され、可動フレーム20の中心部に減速機21が
取り付けられている。減速機21はそのハウジング21
aから上方に突出した入力軸22と下方に突出した駆動
軸23とを同軸的に有していて、入力軸22及び駆動軸
23の中心軸線を旋回軸12の中心軸線(可動フレーム
20の中心軸線)O−Oと一致させた状態で配置されて
いる。減速機21の入力軸22は、可動フレーム20の
上部に取り付けられた電動機24の出力軸25にカップ
リング26を介して連結され、電動機24により駆動軸
23が回転駆動されるようになっている。
【0023】可動フレーム20にはまた、90度間隔で
水平方向に放射状に伸びる4つのアンコイル軸30A〜
30Dがラジアル球軸受31,31を介して回転自在に
支持されている。4つのアンコイル軸30A〜30D
は、それぞれの中心軸線が駆動軸24の中心軸線(可動
フレーム20の中心軸線)上の一点で交わるように配置
され、それぞれのアンコイル軸の外端部にロール保持機
構35A〜35Dが取り付けられている。
【0024】各ロール保持機構は、パンタグラフ機構を
用いた公知の拡縮機構で、アンコイル軸に固定されたつ
ば板36と、アンコイル軸にスライド自在に嵌合された
可動スリーブ37と、操作ハンドル38の回転に伴って
可動スリーブ37をアンコイル軸の軸線方向にスライド
させる螺進機構(図示せず。)と、可動スリーブ37の
周囲に等角度間隔で配置されて、つば板36に形成され
た溝36aにより拘束された状態でアンコイル軸のラジ
アル方向に変位し得るように設けられた4つの断面円弧
状のロール保持部材39と、各ロール保持部材39に取
り付けられて各ロール保持部材の変位に伴ってつば板3
6上を転動するガイドローラ40と、各ロール保持部材
39と可動スリーブ37との間を連結するリンク41及
び42とを備えており、操作ハンドル38を回転させて
可動スリーブ37をスライドさせることにより、4つの
ロール保持部材39を連動させてラジアル方向に変位さ
せることができるようになっている。
【0025】ロール保持機構35A〜35Dにそれぞれ
保持される材料ロール1A〜1Dは、円筒状の巻枠10
1に鋼帯等の長尺材料100をコイル状に巻回したもの
で、各材料ロールは、その巻枠101を対応するロール
保持機構のロール保持部材39の外周に嵌合させた状態
で保持されている。
【0026】材料ロール1A〜1Dをそれぞれロール保
持機構35A〜35Dに装着する際には、先ず各ロール
保持機構の操作ハンドル38を回してロール保持部材3
9を径方向の内側に変位させることにより、ロール保持
部材39の外周面と各アンコイル軸の中心との間の距離
を縮小しておく。この状態で各材料ロールの巻枠101
をロール保持部材39の外周に嵌合させ、操作ハンドル
38を操作することにより各ロール保持部材39を径方
向の外側に変位させて巻枠101の内周面にきつく当接
させる。
【0027】アンコイル軸30A〜30Dのそれぞれの
下方には、それぞれのアンコイル軸と平行に配置されて
軸受45,45を介して可動フレーム20に支持された
動力伝達軸50A〜50Dが配置されている。動力伝達
軸50A〜50Dのそれぞれの外端部には、軸受51を
介して歯付きプーリ52が回転自在に支持され、プーリ
52には第1のクラッチ板53が固定されている。第1
のクラッチ板53には、動力伝達軸50にスライド可能
な状態で、かつ該動力伝達軸50とともに回転し得る状
態で取り付けられた第2のクラッチ板54が当接され、
該第2のクラッチ板54はバネにより第1のクラッチ板
53側に付勢されている。また電磁石等を用いて第2の
クラッチ板54を第1のクラッチ板53から離反させる
方向に駆動するクラッチ駆動手段55が設けられ、第1
及び第2のクラッチ板53及び54とクラッチ駆動機構
55とにより、動力伝達軸50とプーリ52との間の動
力の伝達を断続するクラッチ機構56が構成されてい
る。
【0028】アンコイル軸30A〜30Dには、対応す
る動力伝達軸50A〜50Dに取り付けられた歯付きプ
ーリ52に対応する歯付きプーリ57が取り付けられ、
対応する歯付きプーリ52と57とに歯付きベルト58
が掛け渡されている。
【0029】電動機24により駆動される減速機21か
ら導出された駆動軸23の下端には主傘歯車60が取り
付けられ、アンコイル軸30A〜30Dにそれぞれ対応
する動力伝達軸50の内端部に取り付けられた従動傘歯
車61A〜61Dが主傘歯車60に噛み合わされてい
る。従って電動機24の回転は、減速機21と、傘歯車
60及び61A〜61Dとを通して動力伝達軸50A〜
50Dに伝達され、動力伝達軸50A〜50Dの回転が
クラッチ機構56とプーリ52とベルト58とプーリ5
7とを通してアンコイル軸30A〜30Dに伝達され
て、各アンコイル軸が回転駆動される。
【0030】この実施例では、クラッチ機構56と、プ
ーリ52,57と、ベルト58とにより、動力伝達軸5
0A〜50Dの回転をアンコイル軸30A〜30Dに伝
達する動力伝達機構が構成されている。
【0031】また、傘歯車60,61A〜61Dと、動
力伝達軸50A〜50Dと、クラッチ機構56と、プー
リ52,57と、ベルト58とにより、駆動軸23の回
転をクラッチ機構を介してアンコイル軸に伝達するアン
コイル軸駆動機構が構成されている。
【0032】アンコイル軸30A〜30Dのそれぞれの
後端部にはブレーキ板62が固定され、可動フレーム2
0の、アンコイル軸30A〜30Dをそれぞれ支持した
部分の端部に、ブレーキ板62に摩擦接触するブレーキ
パッド63を備えたブレーキ駆動機構が取り付けられて
いる。ブレーキ駆動機構は、電磁石等を駆動源としてブ
レーキパッド63を駆動してブレーキ板62に接触さ
せ、該ブレーキパッド63とブレーキ板62との摩擦接
触によりアンコイル軸30A〜30Dに制動をかける。
ブレーキ板62とブレーキパッド63を備えたブレーキ
駆動機構とにより、各アンコイル軸に制動をかけるブレ
ーキ機構64が構成されている。
【0033】回転体13の下端には平歯車65が取り付
けられ、この平歯車には、固定フレーム10に軸受66
を介して支持された回転軸67に取り付けられた平歯車
68が噛み合わされている。固定フレーム10にはまた
電動機70が取り付けられ、該電動機70の出力軸が減
速機71を介して回転軸67に結合されている。従って
電動機70の回転により回転体13が回転駆動され、こ
れにより可動フレーム20がアンコイル軸30A〜30
Dとともに旋回させられる。本実施例では、可動フレー
ムが電動機70により駆動されて270度旋回させられ
るようになっている。
【0034】この実施例では、電動機70と減速機71
と、歯車65,68とによりアンコイル軸30A〜30
Dを可動フレーム20とともに旋回させるアンコイル軸
旋回機構が構成されている。
【0035】回転体13の外周部には、該回転体を同心
的に囲む環状の配線ダクト72が取り付けられている。
配線ダクト72内には螺旋状にゆるく巻回された配線が
配置されていて、該配線の一端は外部のコントローラ等
に接続され、他端は電動機24、クラッチ機構56、ブ
レーキ機構64等に接続されている。
【0036】プーリ52,57とベルト58とを備えた
動力伝達部分を覆うようにカバー73が取り付けられ、
平歯車65及び68を含む回転部分を覆うようにカバー
74が取り付けられている。
【0037】可動フレーム20にはまた、アンコイル軸
30A〜30Dとそれぞれ直交する方向に配置された流
体圧シリンダ75A〜75Dが取り付けられていて、流
体圧シリンダ75A〜75Dのピストンロッド76A〜
76Dの先端に材料保持フレーム77A〜77Dが固定
されている。各材料保持フレームはガイド機構78によ
り、対応する材料ロール1A〜1Dに近付く後退方向と
該ロールから離間する前進方向とに直線変位し得るよう
に支持されていて、各材料保持フレームの上端には、ロ
ールから巻戻された長尺材料100を案内するガイドロ
ーラ79と、流体圧シリンダ80を駆動源として、ガイ
ドローラ79を経由した長尺材料100をクランプする
クランプ具81とが取り付けられている。
【0038】材料ロール1A〜1Dからそれぞれ巻戻さ
れた長尺材料100は所定の弛みをもった状態で材料保
持フレーム77A〜77Dの上端のガイドローラ79を
経てクランプ具81の位置まで導かれ、それぞれの先端
部が材料保持フレーム77A〜77Dの上端よりも一定
の長さだけ前方に突出した状態でクランプ具81により
クランプされて保持される。
【0039】この実施例では、シリンダ75A〜75D
と、材料保持フレーム77A〜77Dと、クランプ具8
1とにより、材料受け渡し装置82が構成されている。
【0040】本実施例では、各材料ロールから巻戻され
た長尺材料100の弛みを検出する弛み検出器83が設
けられていて、該弛み検出器83により、巻戻された長
尺材料に適正な弛みが生じているか否かが監視されるよ
うなっている。この弛み検出器は、赤外線等を用いて非
接触で長尺材料100との間の距離を測定するセンサか
らなっている。
【0041】図4は、本実施例の要部の配置を分かりや
すく示したもので、駆動軸23は可動フレームの中心軸
線(旋回中心)O−Oに沿って配置され、アンコイル軸
30A〜30Dは90度間隔で設けられて可動フレーム
の中心軸線と直交するように配置されている。また動力
伝達軸50A〜50Dはそれぞれアンコイル軸30A〜
30Dと平行に設けられて同一平面上で可動フレームの
中心軸線O−Oと直交するように配置され、動力伝達軸
50A〜50Dはそれぞれクラッチ機構56とベルト5
8を用いた伝達機構とを含む動力伝達機構を介してアン
コイル軸30A〜30Dに連結されている。駆動軸23
には主傘歯車60が取り付けられ、この主傘歯車は、動
力伝達軸50A〜50Dに取り付けられた従動傘歯車6
1A〜61Dに噛み合わされている。
【0042】本実施例のアンコイラを用いて長尺材料を
加工機に供給する場合には、電動機70を駆動すること
により可動フレーム20を旋回させて、図1に示すよう
に、所定の長尺材料を巻回したロール、例えばロール1
Bを加工機85の材料受け入れ口の後方に位置決めす
る。次いでシリンダ75Bを駆動して材料支持フレーム
77Bを前進させ、図1に鎖線で示したように、加工機
90の材料受け入れ口に近接させた位置で材料支持フレ
ーム77Bを停止させて、長尺材料100の先端を加工
機85側に設けられた送給ローラ86の間に挿入する。
次いでクランプ具81によるクランプを解除し、動力伝
達軸50Bに設けられたクラッチ機構をつないでアンコ
イル軸30Bを回転させることにより、ロール1Bを巻
き戻し方向に回転させながら送給ローラ86を駆動して
長尺材料100を加工位置側に送給する。材料を巻き戻
すロール1B以外のロール1A,1C,1Dが保持され
たアンコイル軸30A,30C,30Dには電動機24
の動力が伝達されないように、それぞれのアンコイル軸
への動力の伝達を断続するクラッチ機構56を切ってお
く。また材料を巻き戻すロール以外のロールが保持され
たアンコイル軸を停止させるブレーキ機構64を動作さ
せて、それぞれのアンコイル軸をロックしておく。
【0043】加工に用いる長尺材料の種類を変更する場
合には、長尺材料100を加工機側で切断した後、送給
ローラ86を逆転させて長尺材料をアンコイラ側に戻す
とともに、アンコイル軸30Bを逆転させて余分な長尺
材料100をロール1Bに巻き取る。長尺材料100が
送給ローラ86から外れたときに該送給ローラ86を停
止させ、長尺材料100の弛みが適正になったところで
アンコイル軸30Bを停止させてクランプ具81により
材料100の先端部をクランプする。次いでアンコイル
軸30Bのブレーキ機構を動作させて該アンコイル軸3
0Bをロックし、シリンダ75Bを駆動して材料保持フ
レーム77Bを後退させた後、電動機70を駆動して可
動フレーム20を所定の方向に旋回させ、次に加工機に
供給すべき材料が巻回されたロールを加工機の材料受け
入れ口の後方に位置決めする。以下前記と同様の動作に
より、新たな長尺材料を加工機に供給する。
【0044】本実施例では、加工機85の材料受け入れ
口に、ロールから巻き戻された長尺材料100に向けて
光Lを発射する発光器87が取り付けられ、固定フレー
ム10には、ロール1A〜1Dの下方にそれぞれ位置さ
せて、受光器88が取り付けられている。各受光器88
は、対応するロールが加工機の材料受け入れ口の後方に
位置決めされた際に発光器87に対向するよう設けられ
ており、各材料ロールとクランプ具81との間に長尺材
料が存在しないときに、受光器88が発光器87からの
光Lを受けて所定の警報信号を発生するようになってい
る。
【0045】上記の実施例では、可動フレーム20を旋
回させる電動機70とアンコイル軸30A〜30Dを回
転駆動する電動機24とを別個に設けているが、両者を
共通の電動機により駆動するようにすることもできる。
【0046】図5は可動フレーム20´とアンコイル軸
30A〜30Dとを共通の電動機70により駆動する実
施例の構成を概略的に示したもので、この実施例では、
固定フレーム10´に設けられた中空の軸部10a´の
外側に、可動フレーム20´に設けられた筒状部20a
´が同心的に配置され、該筒状部20a´が固定フレー
ム10´にラジアル軸受14´及びスラスト軸受17´
を介して回転自在に支持されている。また固定フレーム
10´の軸部10a´の内側には上下方向に延びる駆動
軸90が同心的に配置され、該駆動軸90が軸受91,
91により軸部10a´に対して回転自在に支持されて
いる。固定フレーム10´には電動機70が取り付けら
れていて、該電動機70により駆動される回転軸92が
軸受93,93により支持されて固定フレーム10´内
に導入されている。回転軸92には傘歯車94が取り付
けられ、駆動軸90の下端に取り付けられた傘歯車95
が傘歯車94に噛み合わされている。駆動軸90の上端
には主傘歯車60が取り付けられ、アンコイル軸30A
〜30Dにそれぞれ動力を伝達する動力伝達軸50A〜
50Dにそれぞれ取り付けられた従動傘歯車61A〜6
1Dが主傘歯車60に噛み合わされている。56は動力
伝達軸50A〜50Dからアンコイル軸30A〜30D
への動力の伝達を断続するクラッチ機構、64はアンコ
イル軸30A〜30Dに制動をかけるブレーキ機構であ
る。クラッチ機構56及びブレーキ機構64の構成及び
その他の点の構成は図1に示した実施例と同様である。
【0047】図5の実施例においては、全てのアンコイ
ル軸30A〜30Dをブレーキ機構64によりロック
し、かつ全てのクラッチ機構をつないだ状態で電動機7
0を駆動して傘歯車94及び95を介して駆動軸90を
回転駆動すると、可動フレーム20´全体がアンコイル
軸30A〜30Dとともに旋回する。
【0048】また材料ロール1A〜1Dのいずれか、例
えば材料ロール1Aを加工機の材料受け入れ口の後方に
位置決めした後、位置決めした材料ロール1Aを駆動す
るアンコイル軸30Aのブレーキ機構64を解除してそ
のロックを外し、更に他のアンコイル軸30B〜30D
に動力を伝えるクラッチ機構を全て切った状態にして電
動機70を回転させると、アンコイル軸30Aのみを回
転させ材料ロール1Aを回転させることができる。
【0049】上記の実施例では、材料ロールを4個保持
し得るようにしたが、本発明は、2個ないし5個の材料
ロールを同時に保持し得る多頭のアンコイラに適用する
ことができる。
【0050】上記の各実施例では、駆動軸を可動フレー
ムの中心軸線に沿って配置しているが、駆動軸とアンコ
イル軸との双方を、それぞれの中心軸線を可動フレーム
の中心軸線と直交させた状態で配置することもできる。
図6は、このように構成する場合の要部の配置を立体的
に示した説明図で、この場合には、3つのアンコイル軸
30A〜30Cと1つの駆動軸200とを、可動フレー
ムの中心軸線O−Oと直交させた状態で設けている。図
示の例では、アンコイル軸30Aとアンコイル軸30B
及び30Cとがそれぞれなす角度が90度に等しく、か
つ駆動軸200とアンコイル軸30B及び30Cとがそ
れぞれなす角度が90度に等しくなるように、4つの軸
100及び30A〜30Cが配置されている。また3つ
のアンコイル軸30A〜30Cと駆動軸200とは、可
動フレームの軸線方向に位置をずらして配置されてい
て、アンコイル軸30A〜30Cと平行に設けられた動
力伝達軸50A〜50Cが、それぞれの中心軸線を駆動
軸200の中心軸線と同一平面上に位置させた状態で配
置されている。即ち、駆動軸200と動力伝達軸50A
〜50Cとは、同一平面上で、可動フレームの中心軸線
O−Oと交わるように設けられている。
【0051】駆動軸200には主傘歯車60が取り付け
られ、該主傘歯車60には動力伝達軸50B及び50C
にそれぞれ取り付けられた従動傘歯車61B及び61C
が噛み合わされている。従動傘歯車61B及び61Cに
は動力伝達軸50Aに取り付けられた従動傘歯車61A
が噛み合わされ、これら主傘歯車及び従動傘歯車により
駆動軸200の回転が動力伝達軸50A〜50Cに伝達
されるようになっている。動力伝達軸50A〜50Cは
前記の実施例と同様に、クラッチ機構56とベルト58
を用いた伝達機構とを含む動力伝達機構を介してアンコ
イル軸30A〜30Cに伝達されている。またこの実施
例でも、アンコイル軸30A〜30Cに制動をかけるブ
レーキ機構が設けられるが、図6においてはこれらの図
示を省略している。図6に示した各部は、別個に設けら
れたアンコイル軸旋回機構により旋回させられる図示し
ない可動フレームに支持される。
【0052】図6に示した実施例において、電動機24
により駆動軸200を回転させると、該駆動軸の回転が
動力伝達軸50A〜50Cに伝達され、これらの動力伝
達軸の回転がクラッチ機構56とベルト58とを介して
アンコイル軸30A〜30Cに伝達される。
【0053】図6に示した例では、3個のアンコイル軸
30A〜30Cを設けているが、同図において2個のア
ンコイル軸30B及び30Cのみを設けるようにしても
よい。
【0054】図1ないし図4に示した実施例では、可動
フレームを270度旋回させるようにしたが、可動フレ
ームを360度旋回させるようにしてもよいのはもちろ
んである。
【0055】なおアンコイル軸を2つ設ける場合には、
該2つのアンコイル軸を180度間隔で設けてもよく、
90度間隔で設けてもよい。2つのアンコイル軸を90
度間隔で設けると、可動フレームの旋回角度が90度で
済む。アンコイル軸を3個設ける場合には、アンコイル
軸を120度間隔で放射状に設けて、可動フレームを少
なくとも240度旋回させるように構成すればよく、ア
ンコイル軸を5個設ける場合には、該アンコイル軸を7
2度間隔で放射状に設けて、可動フレームを少なくとも
288度旋回させるように構成すればよい。
【0056】装置をコンパクトに構成するためには、上
記の各実施例のように、複数のアンコイル軸を、それぞ
れの中心軸線を同一平面上に位置させた状態で配置する
のが好ましいが、複数のアンコイル軸は、それぞれの中
心軸線が可動フレームの中心軸線(旋回中心)と直交し
た状態で放射方向に伸びるように設ければよく、複数の
アンコイル軸のそれぞれの中心軸線を異なる平面(但し
可動フレームの中心軸線と直交する平面)上に位置させ
るようにしてもよい。
【0057】上記の各実施例では、動力伝達軸の回転を
アンコイル軸に伝達するためにベルトを使用した伝達機
構を用いているが、各動力伝達軸の回転を歯車を介して
アンコイル軸に伝達するようにしてもよい。即ち、各動
力伝達軸の回転をアンコイル軸に伝達する動力伝達機構
はクラッチ機構を含む歯車伝達機構でもよい。
【0058】本明細書に開示した発明の主な実施態様を
以下に挙げる。
【0059】(1) 長尺材料をコイル状に巻回してな
る材料ロールから長尺材料を巻戻すアンコイラであっ
て、固定フレームと、垂直方向に伸びる中心軸線の回り
を回転し得る状態で固定フレームに支持された可動フレ
ームと、可動フレームの中心軸線に沿って配置されて可
動フレームに対して回転自在に支持された1つの駆動軸
と、駆動軸を回転駆動する回転駆動源と、それぞれの中
心軸線を同一水平面上で可動フレームの中心軸線と直交
させた状態で放射状に配置されて可動フレームに回転自
在に支持された複数の動力伝達軸と、それぞれの中心軸
線を前記複数の動力伝達軸の中心軸線と平行させた状態
で放射状に配置されて前記可動フレームに回転自在に支
持された複数のアンコイル軸と、前記駆動軸に取り付け
られた主傘歯車と、前記複数の動力動力伝達軸にそれぞ
れ取り付けられて前記主傘歯車に噛み合わされた複数の
従動傘歯車と、各アンコイル軸の放射方向の外端部(駆
動軸と反対側の端部)に取り付けられて前記材料ロール
を着脱可能な状態で保持するロール保持機構と、前記動
力伝達軸の回転をクラッチ機構を介して対応するアンコ
イル軸に伝達する動力伝達機構と、各アンコイル軸に制
動をかけるブレーキ機構と、前記複数のアンコイル軸を
可動フレームとともに旋回させるアンコイル軸旋回機構
とを具備したアンコイラ。
【0060】(2) 上記アンコイル軸及び動力伝達軸
は4個設けられていて、隣り合うアンコイル軸相互間の
角度間隔及び隣り合う動力伝達軸相互間の角度間隔が9
0度である上記第1項に記載のアンコイラ。
【0061】(3) 前記回転駆動源は、可動フレーム
に支持されている上記第1項または第2項に記載のアン
コイラ。
【0062】(4) 前記回転駆動源は、固定フレーム
に支持されている上記第1項または第2項に記載のアン
コイラ。
【0063】(5) 長尺材料をコイル状に巻回してな
る材料ロールから長尺材料を巻戻すアンコイラであっ
て、固定フレームと、垂直方向に伸びる中心軸線の回り
を回転し得るように固定フレームに回転可能に支持され
た可動フレームと、可動フレームの中心軸線と直交させ
た状態で配置されて該可動フレームに回転自在に支持さ
れた1つの駆動軸と、それぞれの中心軸線を前記駆動軸
の中心軸線を含む水平面上で可動フレームの中心軸線と
直交させた状態で放射状に配置されて可動フレームに回
転自在に支持された複数の動力伝達軸と、前記駆動軸を
回転駆動する回転駆動源と、それぞれの中心軸線を前記
複数の動力伝達軸の中心軸線とそれぞれ平行させた状態
で放射状に配置されて前記可動フレームに回転自在に支
持された複数のアンコイル軸と、前記駆動軸に取り付け
られた主傘歯車と、前記複数の動力動力伝達軸にそれぞ
れ取り付けられて前記主傘歯車により駆動される複数の
従動傘歯車と、各アンコイル軸の放射方向の外端部に取
り付けられて前記材料ロールを着脱可能な状態で保持す
るロール保持機構と、前記動力伝達軸の回転をクラッチ
機構を介して対応するアンコイル軸に伝達する動力伝達
機構と、各アンコイル軸に制動をかけるブレーキ機構
と、前記複数のアンコイル軸を可動フレームとともに旋
回させるアンコイル軸旋回機構とを具備し、前記回転駆
動源は前記可動フレームに支持されているアンコイラ。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、放射状
に配置された複数のアンコイル軸を1つの駆動軸により
駆動するようにしたので、複数のアンコイル軸を駆動す
る駆動源を1つだけ設ければよい。従って、可動フレー
ムを大形にすることなく多数のアンコイル軸を設けて多
頭アンコイラを構成することができ、多種類の長尺材料
を必要とする場合に、材料ロールの交換の頻度を少なく
するか、または交換の必要性をなくして、作業性を向上
させることができる利点がある。
【0065】また請求項3に記載された発明によれば、
全てのアンコイル軸をブレーキ機構によりロックした状
態で回転駆動源を駆動することにより、複数のアンコイ
ル軸を可動フレームとともに旋回させることができるた
め、1つの駆動源で、各アンコイル軸の回転と、アンコ
イル軸及び可動フレームの旋回とを行わせることができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した正面図である。
【図2】図1の要部を背面側から見てその内部構造を示
した断面図である。
【図3】同実施例の上面図である。
【図4】同実施例の主な構成要素の配置を立体的に示し
た説明図である。
【図5】本発明の他の実施例の構成を概略的に示した断
面図である。
【図6】本発明の他の実施例における主な構成要素の配
置を立体的に示した説明図である。
【図7】従来のアンコイラの構成を示した上面図であ
る。
【図8】図5の正面図である。
【符号の説明】
1A〜1D 材料ロール 10,10´ 固定フレーム 12 旋回軸 13 回転体 20,20´ 可動フレーム 24 電動機 21 減速機 23 駆動軸 30A〜30D アンコイル軸 35A〜35B 材料ロール保持機構 50A〜50D 動力伝達軸 52,57 プーリ 58 歯付きベルト 56 クラッチ機構 60 主傘歯車 61A〜61D 従動傘歯車 64 ブレーキ機構 65,68 歯車 70 電動機 71 減速機 90 駆動軸 200 駆動軸
フロントページの続き (72)発明者 駒谷 和佳 東京都多摩市永山6丁目17番地8 ナス コ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−95056(JP,A) 特開 平3−216442(JP,A) 実開 平5−60607(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 19/10 B65H 23/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺材料をコイル状に巻回してなる材料
    ロールから長尺材料を巻戻すアンコイラであって、 固定フレームと、 垂直方向に伸びる中心軸線の回りを回転し得る状態で前
    記固定フレームに支持された可動フレームと、 前記可動フレームに対して回転自在に支持された1つの
    駆動軸と、 前記駆動軸を回転駆動する回転駆動源と、 水平方向に放射状に伸びるように配置されて前記可動フ
    レームに回転自在に支持された複数のアンコイル軸と、 各アンコイル軸の放射方向の外端部に取り付けられて前
    記材料ロールを着脱可能な状態で保持するロール保持機
    構と、 前記駆動軸の回転をクラッチ機構を介して各アンコイル
    軸に伝達するアンコイル軸駆動機構と、 各アンコイル軸に制動をかけるブレーキ機構と、 前記複数のアンコイル軸を可動フレームとともに旋回さ
    せるアンコイル軸旋回機構とを具備したことを特徴とす
    るアンコイラ。
  2. 【請求項2】 前記複数のアンコイル軸はそれぞれの中
    心軸線が前記可動フレームの中心軸線と直交するように
    配置され、 前記駆動軸は前記可動フレームの中心軸線に沿って配置
    され、 前記アンコイル軸駆動機構は、前記駆動軸に取り付けら
    れた主傘歯車と、各アンコイル軸に対応させて設けられ
    て該主傘歯車に噛み合わされた複数の従動傘歯車とを備
    え、 各従動傘歯車の回転が対応するアンコイル軸に前記クラ
    ッチ機構を介して伝達されている請求項1に記載のアン
    コイラ。
  3. 【請求項3】 前記回転駆動源は、可動フレームに支持
    されていることを特徴とする請求項1または2のいずれ
    か1つに記載のアンコイラ。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動源は、固定フレームに支持
    されていることを特徴とする請求項2に記載のアンコイ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記複数のアンコイル軸及び駆動軸はそ
    れぞれの中心軸線が前記可動フレームの中心軸線と直交
    するように配置され、 前記アンコイル軸駆動機構は、前記駆動軸に取り付けら
    れた主傘歯車と、各アンコイル軸に対応させて設けられ
    て前記主傘歯車により駆動される従動傘歯車とを備えて
    いて、各従動傘歯車の回転が対応するアンコイル軸に前
    記クラッチ機構を介して伝達され、 前記回転駆動源は可動フレームに支持されている請求項
    1に記載のアンコイラ。
  6. 【請求項6】 各アンコイル軸に保持されたロールに近
    付く後退方向と該ロールから離間する前進方向とに変位
    可能に設けられた材料保持フレームと、前記材料保持フ
    レームに取り付けられて前記ロールから巻戻された長尺
    材料をクランプして保持するクランプ具とを備えた材料
    受け渡し装置を更に具備している請求項1,2,3,4
    または5のいずれか1つに記載のアンコイラ。
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