JPH01120426A - シール装置 - Google Patents
シール装置Info
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- JPH01120426A JPH01120426A JP62278568A JP27856887A JPH01120426A JP H01120426 A JPH01120426 A JP H01120426A JP 62278568 A JP62278568 A JP 62278568A JP 27856887 A JP27856887 A JP 27856887A JP H01120426 A JPH01120426 A JP H01120426A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular
- magnetic fluid
- cylindrical body
- space
- sealing
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- Pending
Links
- 239000011553 magnetic fluid Substances 0.000 claims abstract description 38
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims abstract description 35
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 7
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 description 2
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- SZVJSHCCFOBDDC-UHFFFAOYSA-N iron(II,III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]O[Fe]=O SZVJSHCCFOBDDC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/1025—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
- F16C33/103—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant retained in or near the bearing
- F16C33/1035—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant retained in or near the bearing by a magnetic field acting on a magnetic liquid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はシール装置に関するものである。
(従来の技術)
シャフトの外周面に筒状体を配設し、このシャフトの外
周面と筒状体の内周面との間の空間に流体を配して、シ
ャフトと筒状体との相対回転時に生じる流体の動圧によ
ってシャフトと筒状体とを非接触の状態で支持する動圧
軸受は、一般によく知られている。この動圧軸受におい
ては、流体をシールするため、流体を磁性流体で構成し
、第3図に示すようなシール装置を使用する方法が知ら
れている。このシール装置は、厚さ方向に異極を配置し
た環状磁石体41の片面に磁性体より成る環状ポールピ
ース42を重ね合わせてシール体43を構成し、このシ
ール体43を上記した筒状体(図示せず)に取着すると
共に、このシール体43のポールピース42の内周面を
シャフト44の外周面に対向させ、ポールピース42の
内周面とシャフト44の外周面との間に生じる磁束によ
って上記磁性流体43を保持し、磁性流体43をシール
するようなされている。そして上記ポールピース42の
内周面には、図示するように、この内周面の同図上側の
位置において、上記空間46の外側に向けて回転軸Aか
ら離れる方向に傾斜する環状傾斜部47が形成されてお
り、この環状傾斜部47とこれに対向するシャフト44
の外周面部との間に断面3角形状の環状溝48を形成し
ている。この環状溝48は、例えば、シャフト44と筒
状体との相対回転中に発生する摩擦熱等によって空間4
6内の磁性流体45が熱膨張をしたときに、上記空間7
内から外部へ漏出しようとする磁性流体45を保持する
機能を有するものである。
周面と筒状体の内周面との間の空間に流体を配して、シ
ャフトと筒状体との相対回転時に生じる流体の動圧によ
ってシャフトと筒状体とを非接触の状態で支持する動圧
軸受は、一般によく知られている。この動圧軸受におい
ては、流体をシールするため、流体を磁性流体で構成し
、第3図に示すようなシール装置を使用する方法が知ら
れている。このシール装置は、厚さ方向に異極を配置し
た環状磁石体41の片面に磁性体より成る環状ポールピ
ース42を重ね合わせてシール体43を構成し、このシ
ール体43を上記した筒状体(図示せず)に取着すると
共に、このシール体43のポールピース42の内周面を
シャフト44の外周面に対向させ、ポールピース42の
内周面とシャフト44の外周面との間に生じる磁束によ
って上記磁性流体43を保持し、磁性流体43をシール
するようなされている。そして上記ポールピース42の
内周面には、図示するように、この内周面の同図上側の
位置において、上記空間46の外側に向けて回転軸Aか
ら離れる方向に傾斜する環状傾斜部47が形成されてお
り、この環状傾斜部47とこれに対向するシャフト44
の外周面部との間に断面3角形状の環状溝48を形成し
ている。この環状溝48は、例えば、シャフト44と筒
状体との相対回転中に発生する摩擦熱等によって空間4
6内の磁性流体45が熱膨張をしたときに、上記空間7
内から外部へ漏出しようとする磁性流体45を保持する
機能を有するものである。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで上記シール装置においては、磁性流体43が環
状溝48内に存在する状態で筒状体を、シャフト44の
まわりで回転させた場合に、この回転に伴って磁性流体
45も回転することになり、そのときの遠心力によって
、磁性流体45が環状傾斜部47に沿って外側へ向けて
飛散してしまうことがあり、シール機能を充分に奏し得
ないという問題がある。特に磁性流体45の遠心力の大
きくなる円筒体の高速回転時においてこの問題が生じや
すい。
状溝48内に存在する状態で筒状体を、シャフト44の
まわりで回転させた場合に、この回転に伴って磁性流体
45も回転することになり、そのときの遠心力によって
、磁性流体45が環状傾斜部47に沿って外側へ向けて
飛散してしまうことがあり、シール機能を充分に奏し得
ないという問題がある。特に磁性流体45の遠心力の大
きくなる円筒体の高速回転時においてこの問題が生じや
すい。
この発′)明は上記従来の問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、シール体の内周面とこ
れに相対向する部材の外周面との間で保持される磁性流
体が遠心力によって外側へ飛散するのを防止することが
でき、そのためシール性能を向上することが可能なシー
ル装置を提供することにある。
れたものであって、その目的は、シール体の内周面とこ
れに相対向する部材の外周面との間で保持される磁性流
体が遠心力によって外側へ飛散するのを防止することが
でき、そのためシール性能を向上することが可能なシー
ル装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
そこでこの発明のシール装置は、第1部材の外周部と、
この外周部に相対回転自在に配設した筒状の第2部材の
内周部との間の空間に配される磁性流体をシールするた
めのシール装置であって、内周部に磁性を有する環状の
シール体を上記第2部材に取着すると共に、このシール
体の内周部を上記第1部材の外周部に対向させ、さらに
上記シール体の内周部には、上記空間の外側に向けて回
転軸寄りに傾斜する環状傾斜部を形成している。
この外周部に相対回転自在に配設した筒状の第2部材の
内周部との間の空間に配される磁性流体をシールするた
めのシール装置であって、内周部に磁性を有する環状の
シール体を上記第2部材に取着すると共に、このシール
体の内周部を上記第1部材の外周部に対向させ、さらに
上記シール体の内周部には、上記空間の外側に向けて回
転軸寄りに傾斜する環状傾斜部を形成している。
(作用)
上記の結果、シール体の内周面と第1部材の外周部との
間で保持される磁性流体は、第2部材の回転に伴う遠心
力によって、環状傾斜部に沿い、空間の内方へと向う力
を受けることになる。
間で保持される磁性流体は、第2部材の回転に伴う遠心
力によって、環状傾斜部に沿い、空間の内方へと向う力
を受けることになる。
(実施例)
次にこの発明のシール装置の具体的な実施例について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1及び第2図には、この発明の一実施例を示している
。第1図において、1はシャフトであって、このシャフ
ト1の途中には、ラジアル方向の荷重を受ける受圧面を
構成している一対の円柱部2.2が介設されると共に、
この円柱部2.2の間には、溝3が形成されている。こ
れらの円柱部2.2の外周部には、円筒体4が相対回転
自在に配設されている。そして上記シャフト1の両側か
ら、上記円筒体4の内径よりも径大な外径を有するフラ
ンジ5.5をそれぞれ該挿し、円柱部2.2の両端面に
当接させた状態でこれらをシャフト1に固定し、円筒体
4のスラスト方向の荷重を支持するようなされている。
。第1図において、1はシャフトであって、このシャフ
ト1の途中には、ラジアル方向の荷重を受ける受圧面を
構成している一対の円柱部2.2が介設されると共に、
この円柱部2.2の間には、溝3が形成されている。こ
れらの円柱部2.2の外周部には、円筒体4が相対回転
自在に配設されている。そして上記シャフト1の両側か
ら、上記円筒体4の内径よりも径大な外径を有するフラ
ンジ5.5をそれぞれ該挿し、円柱部2.2の両端面に
当接させた状態でこれらをシャフト1に固定し、円筒体
4のスラスト方向の荷重を支持するようなされている。
そして円筒体4の両端の各外周部には、シール装置6.
6が設けられ、円筒体4の内側の空間7、及び円筒体4
の両端部とフランジ5.5の内端部との間の空間に磁性
流体8が配されている。この磁性流体8は円筒体4の回
転時に生じる動圧によって各円柱部2.2の外周面と円
筒体4との内周面とを非接触の状態で支持すると共に、
円筒体4の両端面とフランジ5.5の内端面とを非接触
の状態で支持する機能を有している。なお磁性流体とは
、粒径100人程度の強磁性体の粒子、例えばマグネタ
イト粒子を表面活性剤を介してベース溶媒に懸濁させて
成る流体である。この強磁性体粒子は、ラングμな熱運
動をするベース溶媒内の分子と衝突することによって懸
濁液中に浮遊すると共に、安定剤の作用により永続的に
その凝縮が防止され、そのため磁性流体は安定した均一
なコロイド状の液体となっている。この磁性流体は、公
知のように、外部磁場の磁力によって、その位置をコン
トロールし得る特性を有している。
6が設けられ、円筒体4の内側の空間7、及び円筒体4
の両端部とフランジ5.5の内端部との間の空間に磁性
流体8が配されている。この磁性流体8は円筒体4の回
転時に生じる動圧によって各円柱部2.2の外周面と円
筒体4との内周面とを非接触の状態で支持すると共に、
円筒体4の両端面とフランジ5.5の内端面とを非接触
の状態で支持する機能を有している。なお磁性流体とは
、粒径100人程度の強磁性体の粒子、例えばマグネタ
イト粒子を表面活性剤を介してベース溶媒に懸濁させて
成る流体である。この強磁性体粒子は、ラングμな熱運
動をするベース溶媒内の分子と衝突することによって懸
濁液中に浮遊すると共に、安定剤の作用により永続的に
その凝縮が防止され、そのため磁性流体は安定した均一
なコロイド状の液体となっている。この磁性流体は、公
知のように、外部磁場の磁力によって、その位置をコン
トロールし得る特性を有している。
上記シール装置6.6は、第2図に示すように、磁性体
より成る環状ポールピース9と、厚さ方向に異極を配置
した環状磁石体10とを重ね合わせてシール体11を構
成し、このシール体11を、環状の保持部材12の一端
側内周面に形成した環状溝13内に嵌入、固定したもの
であって、この保持部材12の内周面を上記円筒体4の
端部外周面に嵌合することによって、円筒体4に取着さ
れている。なおこの取着状態において、環状ポールピー
ス9の内周部がフランジ5の外周部に対向するようにさ
れ、このポールピース9の内周部とフランジ5の外周部
との間に生じる磁束によって磁性流体8を保持し、空間
7内の磁性流体8をシールするようなされている。
より成る環状ポールピース9と、厚さ方向に異極を配置
した環状磁石体10とを重ね合わせてシール体11を構
成し、このシール体11を、環状の保持部材12の一端
側内周面に形成した環状溝13内に嵌入、固定したもの
であって、この保持部材12の内周面を上記円筒体4の
端部外周面に嵌合することによって、円筒体4に取着さ
れている。なおこの取着状態において、環状ポールピー
ス9の内周部がフランジ5の外周部に対向するようにさ
れ、このポールピース9の内周部とフランジ5の外周部
との間に生じる磁束によって磁性流体8を保持し、空間
7内の磁性流体8をシールするようなされている。
そして上記環状ポールピース9の内周部には、第2図に
示すように、□反空間7側(同図上側)の位置において
、上記空間7の外側に向けて回転軸A(第1図参照)寄
りに傾斜する環状傾斜部(以下、第1環状傾斜部と称す
)14が形成されている。またこの第1環状傾斜部14
と相対向するフランジ5の外周面部分にも同様な環状傾
斜部(以下、第2環状傾斜部と称す)15が形成されて
いる。この第2環状傾斜部15は、図示するように、上
記第1環状傾斜部14の傾斜角よりも大きくされており
、両環状傾斜部14.15間に断面3角形状の環状溝1
6を形成している。
示すように、□反空間7側(同図上側)の位置において
、上記空間7の外側に向けて回転軸A(第1図参照)寄
りに傾斜する環状傾斜部(以下、第1環状傾斜部と称す
)14が形成されている。またこの第1環状傾斜部14
と相対向するフランジ5の外周面部分にも同様な環状傾
斜部(以下、第2環状傾斜部と称す)15が形成されて
いる。この第2環状傾斜部15は、図示するように、上
記第1環状傾斜部14の傾斜角よりも大きくされており
、両環状傾斜部14.15間に断面3角形状の環状溝1
6を形成している。
上記構成のシール装置においては、円筒体4の回転中の
摩擦熱等によって環状溝16内で保持されることとなっ
た磁性流体8は、円筒体4の回転に追従して回転するこ
とになるが、この回転時の遠心力によって、第1環状傾
斜部14側への力を受けることになる。ところが上記し
たように、この第1環状傾斜部14は空間7の外側に向
けて回転軸A寄りの傾斜をしているので、この磁性流体
8は空間7の内方への力を受けることになるのである。
摩擦熱等によって環状溝16内で保持されることとなっ
た磁性流体8は、円筒体4の回転に追従して回転するこ
とになるが、この回転時の遠心力によって、第1環状傾
斜部14側への力を受けることになる。ところが上記し
たように、この第1環状傾斜部14は空間7の外側に向
けて回転軸A寄りの傾斜をしているので、この磁性流体
8は空間7の内方への力を受けることになるのである。
この結果、円筒体4の回転時に、環状溝16内に保持さ
れている磁性流体8が遠心力によって外側に飛散してし
まうのを防止することができ、そのためシール性を向上
することが可能である。
れている磁性流体8が遠心力によって外側に飛散してし
まうのを防止することができ、そのためシール性を向上
することが可能である。
しかも円筒体4の回転時に磁性流体8に作用する上記し
た空間7内方への力は、磁性流体8に作用する遠心力が
大きくなればなるほど大きくなるという特性を示すので
、円筒体4の高速回転に伴って磁性流体8のシール性が
向上する利点がある。
た空間7内方への力は、磁性流体8に作用する遠心力が
大きくなればなるほど大きくなるという特性を示すので
、円筒体4の高速回転に伴って磁性流体8のシール性が
向上する利点がある。
また上記実施例においては、シール装置6を円筒体4の
端部外周に取着し、円筒体4のスラスト方向の荷重を支
持するフランジ5の外周部において磁性流体8を保持す
る構成となされているので、磁性流体8のシールのため
に軸方向のスペースを要さず、したがって軸方向にスペ
ースを確保し得ないような場合にでも好適に磁性流体8
によるシールを行うことが可能である。
端部外周に取着し、円筒体4のスラスト方向の荷重を支
持するフランジ5の外周部において磁性流体8を保持す
る構成となされているので、磁性流体8のシールのため
に軸方向のスペースを要さず、したがって軸方向にスペ
ースを確保し得ないような場合にでも好適に磁性流体8
によるシールを行うことが可能である。
一方フランジ5の外周部にて磁性流体8を保持すると、
シャフト1の外周部での保持に比べて磁性流体8の保持
値・置が回転軸Aから離れることになり、そのため円筒
体4の回転時に、磁性流体8にテーラ−渦(Taylo
r Vortex )が発生し摩擦損失が大きくなると
いう問題が生じることがあるが、上記実施例においては
、第1及び第2環状傾斜部14.15を回転軸寄りに傾
けた構成とすることによって環状溝16の直径が外側は
ど次第に小さくなるよう構成しているので、テーラ−渦
の発生を抑えることができ、そのため円筒体4とシャフ
ト1との相対回転時の摩擦抵抗の増大を抑制することが
可能である。
シャフト1の外周部での保持に比べて磁性流体8の保持
値・置が回転軸Aから離れることになり、そのため円筒
体4の回転時に、磁性流体8にテーラ−渦(Taylo
r Vortex )が発生し摩擦損失が大きくなると
いう問題が生じることがあるが、上記実施例においては
、第1及び第2環状傾斜部14.15を回転軸寄りに傾
けた構成とすることによって環状溝16の直径が外側は
ど次第に小さくなるよう構成しているので、テーラ−渦
の発生を抑えることができ、そのため円筒体4とシャフ
ト1との相対回転時の摩擦抵抗の増大を抑制することが
可能である。
以上に、この発明のシール装置の具体的な実施例につい
て説明したが、シール体11は内周面に磁極の形成され
ているものであれば、上記実施例のものに限らず、例え
ば、内周側と外周側にそれぞれ異極を配置した環状磁石
体と環状ポールピースとを重ね合わせた構成のものや、
内周側と外周側にそれぞれ異極を配置した環状磁石体同
士を重ね合わせた構成のもの等を採用することも可能で
ある。また上記実施例のようにフランジ5の外周部の位
置にて磁性流体8を保持するものの他、シャフト1の外
周部の位置において磁性流体8を保持するようにしても
よい。さらに本発明の所期の目的は、シール体11の内
周部に環状傾斜部14を形成することによって達せられ
るものであり、そのためフランジ5の外周部に環状傾斜
部15を形成しない場合にでも適用可能である。またこ
の発明のシール装置は、スラスト荷重及びラジアル荷重
を受ける動圧軸受に対し適用するものに限定されるもの
ではなく、ダンパー等への適用も可能である。
て説明したが、シール体11は内周面に磁極の形成され
ているものであれば、上記実施例のものに限らず、例え
ば、内周側と外周側にそれぞれ異極を配置した環状磁石
体と環状ポールピースとを重ね合わせた構成のものや、
内周側と外周側にそれぞれ異極を配置した環状磁石体同
士を重ね合わせた構成のもの等を採用することも可能で
ある。また上記実施例のようにフランジ5の外周部の位
置にて磁性流体8を保持するものの他、シャフト1の外
周部の位置において磁性流体8を保持するようにしても
よい。さらに本発明の所期の目的は、シール体11の内
周部に環状傾斜部14を形成することによって達せられ
るものであり、そのためフランジ5の外周部に環状傾斜
部15を形成しない場合にでも適用可能である。またこ
の発明のシール装置は、スラスト荷重及びラジアル荷重
を受ける動圧軸受に対し適用するものに限定されるもの
ではなく、ダンパー等への適用も可能である。
(発明の効果)
以上のように、この発明のシール装置は上記のような構
成となされているので、シール体の内周面とこれに対向
する部材の外周面との間で保持される磁性流体が遠心力
によって外側へ飛散するのを防止することができ、その
ためシール性能を向上することが可能である。
成となされているので、シール体の内周面とこれに対向
する部材の外周面との間で保持される磁性流体が遠心力
によって外側へ飛散するのを防止することができ、その
ためシール性能を向上することが可能である。
第1図はこの発明のシール装置の一実施例を示す縦断面
図、第2図は上記シール装置の拡大断面図、第3図は従
来のシール装置の断面図である。 2・・・円柱部(第1部材)、4・・・円筒体(第2部
材)、5・・・フランジ(第1部材)、6・・・シール
装置、7・・・空間、8・・・磁性流体、11・・・シ
ール体、14・・・第1環状傾斜部。 特許出願人 日本フェロ−フルイデイクス株式会
社 代 理 人 西 森 正 博 4
′第1図 第2図 第3図
図、第2図は上記シール装置の拡大断面図、第3図は従
来のシール装置の断面図である。 2・・・円柱部(第1部材)、4・・・円筒体(第2部
材)、5・・・フランジ(第1部材)、6・・・シール
装置、7・・・空間、8・・・磁性流体、11・・・シ
ール体、14・・・第1環状傾斜部。 特許出願人 日本フェロ−フルイデイクス株式会
社 代 理 人 西 森 正 博 4
′第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 1、第1部材の外周部と、この外周部に相対回転自在に
配設した筒状の第2部材の内周部との間の空間に配され
る磁性流体をシールするためのシール装置であって、内
周部に磁性を有する環状のシール体を上記第2部材に取
着すると共に、このシール体の内周部を上記第1部材の
外周部に相対向させ、さらに上記シール体の内周部には
、上記空間の外側に向けて回転軸寄りに傾斜する環状傾
斜部を形成したことを特徴とするシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62278568A JPH01120426A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62278568A JPH01120426A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | シール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01120426A true JPH01120426A (ja) | 1989-05-12 |
Family
ID=17599080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62278568A Pending JPH01120426A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | シール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01120426A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0391577U (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-18 | ||
JP2007309528A (ja) * | 2007-08-30 | 2007-11-29 | Seiko Instruments Inc | 流体動圧軸受 |
-
1987
- 1987-11-04 JP JP62278568A patent/JPH01120426A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0391577U (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-18 | ||
JP2007309528A (ja) * | 2007-08-30 | 2007-11-29 | Seiko Instruments Inc | 流体動圧軸受 |
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