JPH01120263A - ギムネマシルベスタ抽出物を含有する糖組成物並びにその製法 - Google Patents

ギムネマシルベスタ抽出物を含有する糖組成物並びにその製法

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JPH01120263A
JPH01120263A JP62280066A JP28006687A JPH01120263A JP H01120263 A JPH01120263 A JP H01120263A JP 62280066 A JP62280066 A JP 62280066A JP 28006687 A JP28006687 A JP 28006687A JP H01120263 A JPH01120263 A JP H01120263A
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cyclodextrin
sugar
gymnema sylvestre
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sylvestre extract
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Manabu Ueno
学 上野
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MEIJI SEITO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a業上の利用分野) 本発明は、ギムネマシルベスタ抽出物を有効成分として
含有する糖組成物、並びにその製法に関するものである
(従来の技術) 本発明にいうギムネマ酸は、インド、東南アジアおよび
中国等において自生するガガイモ科の多年生ツル草であ
るギムネマシルベスタ(Gymne+ua 5ylvs
tre)の乾燥原素に対して1〜2%含有された成分と
して公知のものであり、その化学構造は未だ完全には解
明されていないがトリテルペンのブロクロン酸配糖体で
あフて、甘味抑制物質であることが報告されている。こ
のギムネマ酸(以下GAと略称する)は通常の茶類の抽
出法と同様にして得た抽出液中の含有物として得ること
ができる。例えばギムネマシルベスタの生葉あるいは乾
燥葉あるいは製茶したものを細砕しくこれに茎の粉砕品
を加えてもよい)、水あるいは水−第一級アルコール、
若しくは低級ケトン混液を加えて加熱処理した後、固形
分を濾別あるいは遠心分離法により除去して得た抽出液
に含有されている。
またこのGAの性質として、上記甘味抑制の作用と共に
、近時においては腸管においてのブドウ糖吸収抑制作用
のあることが判明(特開昭61−5023号)し、この
ブドウ糖吸収抑制作用を利用した低iロリー食品の提供
に有効であることが注目されてきている。腸管吸収の抑
制作用は、上記文献によればクスタ系ラットによる試験
でブドウI11に対してGAを0.3添加することでブ
ドウ等の吸収が半減するとされている。
また「製薬工場J 1987. 1月号には「インド産
ギムネマシルベスタの血糖値上昇抑制作用Jとして、ラ
ットにショ糖負荷試験を行なったところショ糖負荷時に
GAをショ糖の1710量共存させると負荷時の血糖値
が抑制されることが記載されている。
抽出液中のGAは純粋物として回収することは必ずしも
容易ではないが、これが有する甘味抑制の性質に基づい
て該抽出液中に該GAが含有されていることを確認する
ことができる。したがって上記ギムネマシルベスタ抽出
液を用いることでGAを有効成分とした食品等を製造す
ることが可能であり、近時においてその利用が研究され
ている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで上記GAを含有するギムネマシルベスタ抽出液
を食品に用いる場合、該GAは収斂性のある苦みを感じ
させる問題があるためにそのままでは食品に添加するこ
とは呈味の点で適当でないという問題がある他、上述の
如くショ糖、サッカリン等の甘味物質について感する甘
みを特異的に抑制し、これを摂取した場合にはしばらく
の間甘さを感じなくさせる作用があり、このために通常
の飲食にこれを用いると他の食品についての呈味を損な
うという問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記のような問題点を解消して、GAの収斂性
のある苦みを感することがなくまた上記食品本来の呈味
を損なうことのない状態で食品の摂取が可能であり、摂
取後においては上記GAの有する腸管吸収の抑制作用を
発揮させることができる糖組成物を提供するためになさ
れたものである。
また本発明はかかる糖組成物の好適な製法を提供するこ
とを別の目的とする。
而して、かかる目的の実現のためになされた本発明より
なる糖組成物の特徴は、ギムネマシルベスタ抽出物を含
有する液体をサイクロデキストリンで包接した包接体、
および糖類を必須成分とするものであるところにある。
また本発明の糖組成物の製法の特徴は、ギムネマシルベ
スタ抽出物を含有する液体とサイクロデキストリンを混
合する工程と、混合液を乾燥粉化処理する工程と、該乾
燥処理工程の前又は後に混合液に糖類を配合する工程と
からなることを特徴とするところにある。
本発明においていう糖組成物とは、上記サイクロデキス
トリンの包接体にグラニュー糖、上白糖、三温糖、双目
糖等の砂糖を混合したもの、あるいはこれらに代え、又
は混合して、ブドウ糖、果糖を用いたもの、更に上記サ
イクロデキストリンの包接体を混合したものを常法に従
って成型した顆粒糖、角砂糖あるいは打錠した成形糖、
更ピまた上記包接体を含む液をバインダーとして利用す
ることで成型を行なって得た顆粒糖、角砂糖あるいは打
錠した成形糖のいずれであってもよい。また必要に応じ
て酸味料、ビタミン、香辛料等の呈味改善剤を適宜添加
するようにしてもよい。
GAは上述したようにギムネマシルベスタ抽出液をその
まま用いるか、あるいは上述ギムネマシルベスタ抽出液
をアルコール又は低級ケトンと水との混液で煮出し抽出
した場合には、溶媒を留去せしめるか抽出液を一旦乾燥
物として用いることがよい。また更に煮出し抽出して得
た抽出液をpH調整しながらGAを沈殿(pH2前後で
沈殿する)させ、これを溶媒抽出法等により精製して使
用するようにしてもよい。
本発明において用いられるサイクロデキストリンは、粉
体、液体のいずれのものであってもよく、公知のα、β
、γを適宜選択して用いることができるし、更に直鎖状
のデキストリンを含むものを使用することも差支えない
。また溶解度を向上させた分岐型のサイクロデキストリ
ンを使用することもできる。
サイクロデキストリンのギムネマシルベスタ抽出液に対
する混合の割合は、サイクロデキストリンの種類、ギム
ネマシルベスタ抽出液の精製度、GAの量に応じて決め
られるが、−船釣抽出液(インド産ギムネマシルベスタ
の乾燥葉の2〜5mm程度の破砕物90gを水1000
 gで60℃の加熱状態で5時間煮出しし、濾過した後
の抽出液)中の可溶性固形分(上記の場合18g)に対
し、分岐型サイクロデキストリンを0.5〜30倍量好
ましくは5〜20倍量混合するのが適当である場合が多
い。他のサイクロデキストリンを用いる場合は、溶解度
、包接能力の比率に従って換算した倍量を混合すればよ
い。
上記分岐型サイクロデキストリンとは、例えば通常のサ
イクロデキストリンとマルトースを原料とし、プルラナ
ーゼを作用させ、マルトースを結合させたもので、既存
のサイクロデキストリンと同様の包接作用をもつもので
あり、上記例において使用したのはその一部品であるイ
ソエリート(商品名:塩水港精糖社製)、マルトシルサ
イクロデキストリン5096以上、全サイクロデキスト
リン80%以上固形分当り含有するものを使用した。
なおサイクロデキストリンの水に対する溶解度(g/ 
100m12 、25℃)は、α型15g、β型2g。
γ型23g、分岐型150gである。したがって溶解度
が高く経済的に遊離な分岐型サイクロデキストリンが特
に好ましく採用される。
上記GAのサイクロデキストリンによる包接は、ギムネ
マシルベスタ抽出液にサイクロデキストリンを混合し、
サイクロデキストリンの添加量が少ない場合には攪拌機
を用いて混練し、添加量が多く高濃度の場合はニーダあ
るいは擢潰機などを用いて30分ないし数時間混練し、
この混合液に砂糖を添加してそのまま液状の糖組成物と
してもよいし、上記ギムネマシルベスタ抽出液とサイク
ロデキストリンを混練した混合液を乾燥粉化処理して糖
組成物としてもよい。
この乾燥粉化処理にはスプレィドライ法が適している。
これによりできた粉体は、GAを包接した状態にあり、
サイクロデキストリンの添加量と共に吸湿性は低下し、
10倍量添加の状態では吸湿性は殆どみられれない。こ
れを砂糖あるいは糖化液に混合するか、更に混合後に押
し出し成形法、流動造粒法により顆粒化粉体あるいは角
砂糖のような適宜の形状のものに成形することができる
また直接法としてギムネマシルベスタ抽出液を濃縮した
液にサイクロデキストリンを添加混練包接したものを結
合剤とし、砂糖粉体に噴震する流動造粒法にて顆粒にす
る方法は、作業の一連化が図れるので好ましい。かかる
粉化処理、また顆粒化してなる糖製品は、通常の砂糖と
同様にコーヒー、紅茶等の飲料や料理の他、菓子、ケー
キ、飴等に使用できる。
(発明の効果) 本発明よりなる糖製品は、前記の構成をなすことによっ
て摂取時に感することのあったギムネマ酸のもつ独特の
苦みや臭みをサイクロデキストリンの包接で解消し、ま
た同様に摂取時における甘味抑制の作用を解消して、摂
取時には苦みのない通常の甘味を感することを可能とし
、他方体内の消化過程においてはサイクロデキストリン
がデンプン分解酵素により開裂されて包接されていたG
Aが遊離され、腸管吸収作用を抑制する作用を発揮する
ことができる状態となる。
(実 施 例) 以下本発明を実施例に基づいて説明するが本発明がかか
る実施例のものに限定されるものではない。
参考例1 (GAを含有するギムネマシルベスタ抽出液の調整) 粉砕したギムネマシルベスタの乾燥葉180gを、60
℃の温湯2kに加え、約5時間攪拌した浸出させた後、
原素を分別し、更に常法に従いケイソウ土濾過して褐色
の清澄液1800gを得た。この清澄液は可溶性固形分
を上記乾燥葉に対し約20wt!k  (溶液濃度で約
2wt!<)含んでいた。
参考例2 参考例1と同様の粉砕したギムネマシルベスタの乾燥葉
180gに、エチルアルコール:水=2;1を12倍量
加え、60度で抽出濾過し、減圧濃縮して固形分濃度を
3〜10wt零とし、スプレィドライ機(パルビスGB
−21ニヤマド化学社製)で、入口温度140℃、出口
温度60℃、フローレイト(Flow rate ) 
 0.30137m1nで噴霧乾燥してギムネマシルベ
スタ抽出液を粉化した鴬色の粉体を得た。
参考例3 ギムネマシルベスタ乾燥葉50gに約12倍量の30*
エチルアルコールを加え、40℃で4時間還流抽出し、
残漬を濾別した。このものは抽出固形分が2.5零であ
った。
これに粉末サイクロデキストリン(リングテックスP;
三某社製)を、上記固形分に対して5倍量添加し。スタ
ラーで30分間攪拌溶解し、前出のスプレィドライ機に
て下記条件で噴霧乾燥し、クリーム色のサイクロデキス
トリンで包接した粉体を得た。
人口温度     :140℃ 出口温度     :60℃ 風量       : 0.3m3/+nin送液速度
     ;  15g/mir参考例4 参考例1のギムネマシルベスタ抽出液および参考例2の
ギムネマシルベスタ抽出液の粉化した粉体中にGAが含
有されていることを、該GAの甘味抑制作用を官能試験
によって確認した。
官能試験は、上洛のパネラ−(成人男子六名と成人女子
−名)により、各試料液を1分間口に含ませ、その後口
をすすぎ2%のショ糖溶液を口に含ませ゛て甘さの有無
を時間経過で観察する形式で行なった。その結果を下記
表1に示した。
表    ま ただし表中 O・・・甘い において △・・・少し甘さが感じられる×・・・甘く
ない 試料液を口に含む時間が長いと、甘味抑制効果は強くな
るが、1分間の結果ではG A fQ度が0.05〜0
.20!にで20分から30分間砂糖の甘さを感じなく
なった。
実施例1 ギムネマシルベスタ抽出液を濃縮し、流動造校注により
直接顆粒化するには、その経済性、又配合するサイクロ
デキストリンの添加量により溶解度、及び該溶液の粘度
等からギムネマシルベスタ抽出固形分の濃度を10〜2
0%に濃縮することが望ましい。
そして、該濃縮液に対してサイクロデキストリン、例え
ば分岐型サイクロデキストリン(商品名イソエリートP
:塩水港精糖社製)を用途に応じギムネマシルベスタ抽
出固形分量に対して、5〜20倍量添加、混合包接させ
る。この該混合液の固形分量は50〜65%になる。
参考例1で得たギムネマシルベスタ抽出液を更に濃縮し
て、抽出固形分10%の液とし、この50gに、分岐型
サイクロデキストリン(商品名イソエリートP:塩水港
精糖社製)50gを加え、擢潰機で2時間攪拌溶解させ
た。
これを結合剤として、流動造粒機(ヤマト科学(株)社
製パルビスミニベツドGA−21型)で100メツシユ
以下の砂9200gに噴霧し、12〜48メツシユの顆
粒糖を得た。
噴霧条件 入口温度      :90℃ バインダー送液速度: 12g/minバインダー噴霧
回数=10回 バインダー送液量 : 40g 上記により得た顆粒体をコーヒーに甘味料として、各テ
ィーカップの熱湯140mJ2に入れ、通常の砂糖を使
った場合との比較を10名のパネラ−により行なった。
A液:ネスカフェゴールドブレンド (商品名) 1.0gに顆粒体  6gB液:ネスカフ
ェゴールドブレンド (商品名) 1.0gにグラニユー糖6gその結果は下
記表2に示した通りであり、グラニユー糖を使用した時
と、上記ギムネマシルベスタ抽出液をサイクロデキスト
リンで包接させたものを混合した顆粒糖との間に実質的
は差異はなかった。
表   2 なお本例において流動造粒した精製品(顆粒m>は、ギ
ムネマシルベスタ抽出液サイクロデキストリンを混合す
ることで包接体を得、その液をそのまま砂糖粉体に噴霧
することで顆粒体を得ることができるので、作業上の簡
素化が図れるという利点がある。またサイクロデキスト
リンで包接したギムネマシルベスタ抽出液をバインダー
として用いる場合には固形分にして砂糖に対し約20零
と高含量とできる利点もある。
実施例2 参考例1で得たギムネマシルベスタ抽出液の清澄液を固
形分濃度1.0零に調整し、この100+nuに分岐型
サイクロデキストリン(イソエリートP:前出)を20
g加え、スタラー攪拌器で30分間攪拌した。これを前
出スプレィドライ機を用いて次の条件で噴震乾燥した。
噴霧条件 人口温度      =140℃ 出口温度     :60℃ 風量       : 0.3m37m1n送液速度 
    : 15 g/min得られた粉体2gにグラ
ニユー糖10gを混ぜて精製品を得た。
得られた精製品は、甘味抑制作用を有するGAを含有す
るものであるにもがかわらず、甘味を有していた。
これのlogをティカップに入れ、 140m!lの熱
湯を加えて飲んだところ、これは砂糖の甘さを有してお
り、サイクロデキストリンの包接状態は熱時にも安定で
あることが確認された。
更にこのものを通常の砂糖のように、紅茶。
コーヒーに入れて実施例1と同様に10名のパネラ−に
より通常の砂糖を使用した場合との比較を行なったとこ
ろ通常の呈味と何等変らない結果を得た。
実施例3 参考例3のサイクロデキストリン包接体10部にグラニ
ユー糖100部を加え、更にこれに水3部を加えてニー
ダ−で混練した後角砂糖(6,3g/ 1コ)を成形し
た。
この角砂糖をミルクティに入れ、試飲したところ、通常
のグラニユー糖を使用した場合と同様紅茶の風味を損な
うことはなかった。
実施例4 サイクロデキストリンにより、ギムネマシルベスタ抽出
物を包接した粉体を砂糖粉体と混合し流動造粒機で顆粒
化することができる。
この製造法においては、上記両者粉体を任意に混合でき
ること、又該混合粉体に、バインダーとしてギムネマシ
ルベスタ抽出物をサイクロデキストリンで包接した液体
、或は水を用いて負荷量を広範囲に調節できる利点があ
る。
参考例3のサイクロデキストリン包摂体20gと砂糖粉
体180gを混合し、前述の流動造粒機にかけ水を噴霧
して顆粒体を得た。
この顆粒体を通常の砂糖に代えてマドレーヌをオーブン
で作り(A)、従来法によるもの(B)と差があるか1
0名のパネラ−により官能試験を行なった。
その結果は通常の呈味と何等変らない結果を得た。
(A)の材料配合例 GAを包接した糖組成物: 130g 薄刃粉        : 100g ベーキングパウダー  :小サジ1/2パター    
     =80g 卵                : 3ケ塩   
        :小サジ1/2バニラエツセンス  
 :少々 (B)の材料配合例 GAを包接した糖組成物に代えて砂糖を使用した以外は
同様。
実施例5〜11 参考例1で得たギムネマシルベスタ抽出液を希釈して0
.1*の固形分濃度とし、これに種々のサイクロデキス
トリンおよび他の糖類を表3のように加え、1時間スタ
ーラーで攪拌し参考例3と同様にパネルテストを行ない
その結果を表3に示した。
その結果ギムネマシルベスタ抽出物に対して10倍量な
いし20倍量のサイクロデキストリンを添加包接させる
と、飲用直後においても砂糖の甘さを殆ど支障なく感す
る結果を得た。
表   3 ただし上記表中において αβγ混合CD:リンデックスA 分岐型CD:イソエリートP 直金員テキストリン  :  f)E−11プルラン 
 : PF−20 0、△、×は上記表1と同じ 比較例1〜3 サイクロデキストリンを上記表3の直鎖デキストリン、
プルランPF−20.シヨ糖に換えた以外は実施例5と
同様にして糖製品を製造し、甘味についての官能試験を
行ないその結果を上記表3に示した。
参考例5 (サイクロデキストリン包接体の人工消化試験)参考例
1で得たギムネマシルベスタ抽出液の固形分1に対して
20重量部の配合で分岐型サイクロデキストリン(イソ
エリートP;前出)を攪拌包接し、前出スプレィドライ
機を用いて噴震乾燥して粉体を得た。この粉体の21g
に対して砂糖50gを加えて糖組成物を得た。
この糖組成物を37℃の水に溶し500G1JZにメス
アップにした。
これを上記表4に記載した50m1L容の6個の対照区
に分け、それぞれに表中のでんぷん分解酵素を加えて3
7℃(± 0.5℃)に保存し、甘さの変化を官能試験
した。
表   4 ただし表中 O・・・甘い において △・・・少し甘さが感じられる×・・・甘く
ない この表4の結果より、酵素配合直後はサイクロデキスト
リンのよるギムネマシルベスタ抽出液の包接が行なわれ
ているため、砂m5%液の甘さを感するが、3〜5時間
後にはサイクロデキストリンが分解開裂し、これにより
ギムネマシルベスタ抽出液(したがってこれに含有され
ているGA)が遊離して砂糖の甘さが低下し、GA木来
の甘味抑制作用が働いていることが分る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ギムネマシルベスタ抽出物を含有する液体をサイ
    クロデキストリンで包接した包接体、および糖類を必須
    成分とする糖組成物。
  2. (2)ギムネマシルベスタ抽出物を含有する液体とサイ
    クロデキストリンを混合する工程と、この混合液を乾燥
    粉化処理する工程と、該乾燥処理工程の前又は後に混合
    液に糖類を配合する工程とを有することを特徴とする糖
    組成物の製法。
  3. (3)上記乾燥処理がスプレイドライ法であることを特
    徴とする特許請求の範囲第(2)項記載の糖組成物の製
    法。
  4. (4)上記ギムネマシルベスタ抽出物を含有する液体に
    サイクロデキストリンを混合した混合液を粉化処理し、
    この粉体と糖類を流動造粒し、乾燥処理することを特徴
    とする特許請求の範囲第(2)項記載の糖組成物の製法
  5. (5)上記ギムネマシルベスタ抽出物を含有する液体に
    サイクロデキストリンを混合した混合液をバインダーと
    して糖類を流動造粒し、乾燥処理することを特徴とする
    特許請求の範囲第(2)項記載の糖組成物の製法。
JP62280066A 1987-11-05 1987-11-05 ギムネマシルベスタ抽出物を含有する糖組成物並びにその製法 Pending JPH01120263A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0411865A (ja) * 1990-04-27 1992-01-16 Meiji Seito Kk 食品添加物
US5484593A (en) * 1991-05-28 1996-01-16 Iwasaki; Kazuo Diet composition comprising gymnema inodrum and a method for suppressing the absorption of saccharides
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JP2016165248A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社ファンケル ダイエットのための錠剤

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