JPH01117642A - 回転子用永久磁石及びその製造方法 - Google Patents

回転子用永久磁石及びその製造方法

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JPH01117642A
JPH01117642A JP62273906A JP27390687A JPH01117642A JP H01117642 A JPH01117642 A JP H01117642A JP 62273906 A JP62273906 A JP 62273906A JP 27390687 A JP27390687 A JP 27390687A JP H01117642 A JPH01117642 A JP H01117642A
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JP
Japan
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permanent magnet
rotor
magnetic
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boron
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JP62273906A
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English (en)
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Motoharu Shimizu
元治 清水
Fumiharu Kokubu
國分 文陽
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転機主としてステッピングモータの回転子
に用いられる永久磁石に関、するもので、特に低慣性モ
ーメントで且つトルクの大きい改良された回転子用永久
磁石及びその製造方法に関する0 〔従来の技術〕 ステッピングモータの回転子に用いられる永久磁石は、
表面に多極着磁された円筒形状をしたものが用いられる
。近年の電子機器、特にプリンタやフロッピーディスク
駆動(FDD)用のステッピングモータに高速応答性を
要求してきた。その為に永久磁石の形状としては、慣性
モーメントを小さく、且つ大きなトルクを要求するため
小径筒長な形状のものの要求が強まってきた。
ここで、表面に異方性多極着磁された円筒形の永久磁石
としてラジアル異方性と極異方性と呼ばれる二徨に大別
される(第2図)。前者は着磁の際の外部磁場の付与の
仕方が磁気回路の形状の制約によって磁場強度が不十分
になることが多い。
磁束が放射状に発散しているためである。それに対して
後者は、磁場強度が強い磁気回路を構成し得るので、フ
ェライト磁石(特開昭57−199205号公報参照)
のみならず、永久磁石としてより強力な希土類コバルト
磁石(特開昭59−136912、特開昭60−211
908 、特公昭61−34249号公報参照)による
ものが開示されている。
しかし、更に磁気特性の改良された希土類・遷移金属・
硼素系(以下rR−TM−B系」と略記する。)永久磁
石については、小径薄肉であっても強力な永久磁石が得
られることが予想されるにもかかわらず、現在までのと
ころ開示されているのはラジアル異方性に限られている
(特開昭61−154118 、61−284907.
62−117305号各公報参照)0しかもこれら開示
は、焼結磁石に限られており、永久磁石粉と樹脂をバイ
ンダとした、いわゆるボンド磁石の極異方性品は公知で
はない。
その理由は、初期磁化特性的Ifs(第3図)から見て
、希土類・遷移金属・硼素系永久磁石は低磁場での配向
度が悪いことと、従来の製造方法で行なわれてきたよう
に、永久磁石粉の粒度が2μmからせいぜい100μm
と比較的微粉にして磁場配向を行なおうとする技術的思
想(5特開昭60−211908号公報)に拘泥する限
りは、樹脂バインダと結合して極異方性永久磁石を作る
ことは困難だからと推察される。樹脂バインダで結合し
た所謂ボンド磁石を得るには結合剤としての樹脂の量を
一定値以上とる必要があり、そのために磁粉密度は焼結
磁石の場合よシも低下する。従りて、ボンド磁石で極異
方性永久磁石を作ろうとする場合には磁場強度が焼結磁
石の場合よりも弱くなシ配向が不十分なためである。
いずれにせよ、長年の技術的課題であったステッピング
モータ等に用いる回転子の小径薄肉化のニーズは強まる
反面、その解決を開示したものは見られなかった。
なお、R−TM−B系永久磁石粉をボンド磁粉に用いる
試みもなされているが、基本的な技術思想としては、保
磁力を上げるために単磁区構造に近づけるべく微粒子(
平均粒に1〜10μtrL)にすることであった(%開
昭59−219404号公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上述べた従来の極異方性ボンド磁石においては、用い
る磁粉としてはフェライトか希土類コバルト磁石に限ら
れていたため、小径薄肉円筒磁石のニーズに十分応える
ことはできなかった。
また、R−TM−B系永久磁石を磁粉として用いるもの
は全て焼結型のリング異方性磁石に限られ、形状加工性
に優れ、かつ磁気特性の良好なR−TM−B系ボンド磁
石の製造は不可能であった。
なお、微粒子(平均粒径1〜10μm)のR−TM−B
系永久磁石粉を用いるボンド磁石においては、このよう
な微粒子に粉砕すると酸化が著しく充分な磁気特性が得
られなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、第一に磁気的異方性が付与された希土類・遷
移金属・硼素系永久磁石合金を粒径120〜200μm
に粗粉砕した後表面処理を施し、バインダとして樹脂と
添加剤を加えて混練したのち、射出成形用金型ダイスの
外周に沿ってN極とS極を交互に配設してなる磁場発生
手段を配した金型ダイス空間に磁場を印加しつつ射出成
形することを特徴とする回転子用永久磁石の製造方法と
、第二に、前記製造方法をとることにより可能となった
回転機に用いる表面多極異方性が付与された回転子用永
久磁石において、当該永久磁石が平均粒径120〜20
0μmの希土類・遷移金属・硼素系永久磁石粉35〜7
5vol%と残部実質的に樹脂とでなることを特徴とす
る回転子用永久磁石である。
すなわち、本発明者は新材質R−TM−B系永久磁石全
永久磁石て極異方性ボンド磁石を得る研究を行なうなか
で、従来材質であるフェライトで顕著な効果がめった造
粒粉磁性粉(特開昭57−31108号公報)が、新材
質にも極めて顕著な効果が得られることを見出したもの
である。単なる材質の置換ではなく、後に実施例によっ
て詳述するように、今までの材質にない極めて優れた効
果が得られるものである。
また、本発明は、前記の造粒粉磁性粉をR−TM−B系
とするとともに、最適な表面処理条件を見出し、かつ最
適の添加剤を見出すことによシ成立したものである。
ます本発明におけるR−TM−B系永久磁石合金への磁
気異方性付与方法は、超急冷したR−TM−B系合金を
粉砕し、圧密化した後、加熱しつつ塑性変形を加えるこ
とによって付与すること(特開昭1−100402号公
報参照)でもよいし、鋳造したR−TM−B系合金を粉
砕して磁場中で加圧成形して付与(特開昭59−460
08号公報)してもよい。
次に本発明においては、前記の異方性、付与された合金
を平均粒径120〜200μmに粗粉砕する。
この点に従来のR−TM−B系永久磁石を磁粉に用いた
ボンド磁石との最大の相違がある。すなわち、酸化しや
すい希土類を含有するR−TM−B系永久磁石において
酸化を恐れることが不要な粒径だからである。本発明に
おいて粗粒の磁粉を用いると配向度が向上する作用につ
いて説明する。すなわち第4図に示すような磁極の強さ
δsN極とS極間の距離tなる磁粉が磁場H内に置かれ
た場合に、磁粉に作用するモーメン)Mは M=δs L Hcosθ−−−−−(1)で表わされ
、このモーメントにより磁粉は磁場方向に回転して配向
する。従って、配向度を向上するにはδ8 # L e
 Hを大きくすればよいが、磁極の強さδSはR−TM
7B系永久磁石の組成によって決1、)、磁場の強さH
も外部磁場として印加できる装置によって限定される。
従って、限られた組成と磁場の強さの下で、配向度を向
上するには、モーメントの腕の長さtlひいては平均粒
径を大きくとればよいことがわかる。
そこで本発明において平均粒径を120μm以上にとる
ことによって十分な配向が得られるが、200μmを越
える場合には粒子が粗くなりすぎて粒子間のJ#擦が大
きくなシ、かえりて配向度は低下する。
次に本発明における磁粉の表面処理は、磁粉と有機物樹
脂との結合助剤として、分散性向上のため、また配向度
向上のために好ましい。本発明においては、化学結合型
のシラン系カプリング剤が好ましい。物理結合型のチタ
ネート系カプリング剤では磁粉同志の結合力が弱いため
密度向上が十分に図れないためである。
また本発明において、添加剤としてステアリン酸アマイ
ドを加えると、樹脂の流動性改良(メルトインデックス
MI値の向上)と分散性向上効果があり、良好な射出成
形が行なわれる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する0 〔実施例〕 (実施例1) 原子%fi示でNdty Feys Bs合金10に9
をアーク溶解にて作成し、水冷銅鋳型に鋳造してインゴ
ットを得た。これをスタンプミルによシ平均粒径150
μmに粗粉砕した後、ボールミルにより平均粒径4.0
μmに微粉砕した。この合金粉を磁場(10KOe)中
で加圧成形(1、5tori して異方性を付与した。
なお磁場方向と加圧方向とは垂直である/fril#横
磁場成形を行なった。
次に1100℃×2時間で焼結を行なった後、この焼結
体を再度ボールミルにて平均粒径150μmになるよう
に粗粉砕(再粉砕)を行なった。そして、粗粉砕粉をシ
ランカプリング剤で80℃×3時間原液処理し乾燥する
表面処理した後、この磁粉を65 vat Toとなる
ように、添加剤(ステアリン酸アマイド)を磁粉量に対
して2 、 Owt%添加して、残部ナイロン12とし
た混合物を射出成形機に投入した。この射出成形機は、
24極の極異方性が付与できるように金型に電磁石を組
み込んだものである。射出成型温度は280℃、射出圧
力は792v−とし、射出時間は6秒とした。なお、射
出成形された円筒状永久磁石は外径20×内径16×高
さ20(−でろる。
この円筒状永久磁石の外周面の表面磁束密度B。
は2300Gと、従来法によって作成した(比較例1)
の場合には1850GLかなかりた。本発明の異方性付
与効果が顕著であった。
(比較例1) 組成を実施例1と同様としたインゴットをスタンプミル
によυ平均粒径150μmに粗粉砕した後、ボールミル
によυ平均粒径4μmに微粉砕して、その後の工程は実
施例1と同様に射出成形品を得た。
(実施例2) 実施例1と同じ組成のNd1y Fe7IiBs 合金
をアーク溶解によ9作成し、本合金をAr雰囲気中で単
ロール法によりフレーク状薄片を作製した。ロール周速
は30 m/seaで得られた薄片は約30μmの厚さ
をもりた不定形でありX線回折の結果、非晶質と結晶質
の混合物であることが解った。この薄片を32メツシユ
以下となるように粗粉砕し、金型成形により成形体を作
製した。成形圧は6 tart/adであシ、gi場印
加は行っていない。成形体の密度は5 = 8 f/c
cである。得られた成形体を700℃でホットプレスし
た。ホットプレスの温度は700℃で圧力は2 ton
Aであるホットプレスによって得られた密度は7.30
5’/ccで、ホットプレスによって高密度化が充分は
かれた。高密度化されたバルク体を更に700℃ですえ
込み加工した。試料の高さはすえ込み加工の前後で圧縮
比率が3になるように調整した。(すえ込み前の高さを
hoとし、すえ込み後の高さをhとするとho/h=3
)すえ込み加工された試料をAr雰囲気中で750℃に
加熱し、60分保持した後、水冷した。
こうして得られた異方性付与試料を、実施例1と同様に
再度ボールミルにて平均粒径150μmとなるように粗
粉砕したものを磁場中で射出成形した。得られた極異方
性ボンド磁石の外周面の表面磁束密度Boは2360G
と、(実施例1)の場合よりも優れていた。
(実施例3) (実施例1)で、再粉砕する粒径の最適条件を明らかに
するため平均粒径を10〜250μmに変化させた場合
の、外周面の光面磁束密度を第1表に示す。この結果か
ら再粉砕する平均粒径は、配向度90%以上とするため
には120〜200μmが最適であることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明によれば薄肉で磁束密度が高い配向度の良好な希
土類・遷移金属・硼素系永久磁石からなる極異方性ボン
ド磁石が提供されるため、低慣性モーメントで且つトル
クの大きなステッピングモータ等の回転機が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による極異方性ボンド磁石に
おける再粉砕平均粒径と配向度、残留磁束密度との関係
を示す図、第2図はラジアル異方性と極異方性永久磁石
の模式図、第6図はRCoi系永久磁石とR−TM−B
系永久磁石の初期磁化曲線を示す図である。第4図は磁
場内に置かれた磁粉を示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転機に用いる表面多極異方性が付与された回転
    子用永久磁石において、当該永久磁石が平均粒径120
    〜200μmの希土類・遷移金属・硼素系永久磁石粉3
    5〜75vol%と残部が実質的に樹脂とでなることを
    特徴とする回転子用永久磁石。
  2. (2)磁気的異方性が付与された希土類・遷移金属・硼
    素等永久磁石合金を平均粒径120〜200μmに粗粉
    砕した後表面処理を施し、バインダとしての樹脂と添加
    剤を加えて混練したのち、射出成形用金型ダイスの外周
    に沿ってN極とS極を交互に配設してなる磁場発生手段
    を配した金型ダイス空間に磁場を印加しつつ射出成形す
    ることを特徴とする回転子用永久磁石の製造方法。
  3. (3)前記磁気的異方性の付与を、超急冷した希土類・
    遷移金属・硼素系永久磁石合金を粉砕し、圧密化した後
    、加熱しつつ塑性変形を加えることにより行なうことを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の回転子用永久
    磁石の製造方法。
  4. (4)前記磁気異方性の付与を、鋳造した希土類・遷移
    金属・硼素系永久磁石合金を粉砕して、磁場中で加圧成
    形して行なうことを特徴とする特許請求の範囲第2項に
    記載の回転子用永久磁石の製造方法。
  5. (5)前記表面処理をシラン系カプリング剤で行なうこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の回転子用
    永久磁石の製造方法。
  6. (6)前記添加剤としてステアリン酸アマイドを用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の回転子
    用永久磁石の製造方法。
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