JPH01117197A - クレーン旋回装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はクレーンの旋回装置に関するものである。

〈従来の技術〉 従来のクレーンの旋回方法は、第４図に示すように、ク
レーンの設置場所の躯体６に中心軸７を固定し、クレー
ン本体１に装備した旋回機構８により、この中心軸７を
クレーン本体１が旋回可能に把持する構造である。

く本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来のクレーンの旋回装置には、次のような問
題点が存在する。

くイ〉旋回機構８は、クレーンの荷重に耐え得るような
中心軸７の把持構造とし、かつ荷重による中心軸７の曲
がりを考慮して、旋回可能に構成しなければならない。

そのため、旋回機構８の構造が複雑となり、製造コスト
が高くなる。

く口〉中心軸７及び旋回機構８を用いる旋回装置の場合
、複雑かつ大掛かりな構造となるため、装置全体の重量
が太き（なる。

そのため、クレーンの組付け、移動、解体などの作業が
困難となる。

くハ〉大重量のクレーンを設置場所の躯体６（例えば、
スラブ、鉄骨）に固定する場合、中心軸７の荷重が躯体
６の−か所に集中するため、躯体６を荷重に耐え得るよ
うに補強する必要がある。

そのため、クレーンの設置作業が煩雑となる。

く二〉中心軸７がクレーンの荷重により曲がるおそれが
あるため、クレーン本体１が僅かに揺動し、作業の安定
性に欠ける。

く本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、低コストで製造できる軽重量かつ簡単な構造の
クレーン旋回装置を提供することを目的とする。

く本発明の構成〉 本発明のクレーン旋回装置は、主にアウトリガ−２、駆
動輪３、旋回レール４より構成される。

以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

くイ〉クレーン本体（第１．２図） 本発明のクレーン本体１は、第４図の従来装置が有する
ような旋回機構８を撤去した簡単な構造である。

く口〉アウトリガ−（第１．２図） クレーン本体１の下部に、アウトリガ−２を一体に取り
付ける。

本実施例はアウトリガ−２を四方に水平に張り出して取
り付けた場合であるが、要はクレーンの荷重を分散させ
、作業の安定性を確保できる構造であればよい。

くハ〉駆動輪（第１．２図） 駆動輪３は各アウトリガ−２の自由端に回転可能に取り
付けた車輪である。

この駆動輪３はそれぞれモーター３１によって駆動する
よう構成する。

駆動輪３の形状及び配置は、後述する旋回レール４と関
連し、旋回レール４上を走行可能で、しかもクレーンの
荷重によって、旋回レール４から離脱しないよう構成す
る。

本実施例では回転軸を水平に位置させた二体の駆動輪３
によって、−旋回レール４を両側から挟持するよう構成
する。

く二〉旋回レール（第１．２図） 旋回レール４はアウトリガ−２の先端が描く円と同径の
環状のレールである。

この旋回レール４には例えばＨ鋼などを用い、上述した
ように旋回レール４の凹部に駆動輪３を嵌合して挟持す
る。

〈ホ〉旋回レールの設置（第１図） 旋回レール４は設置場所の躯体６にボルトなどで簡単に
固定してもよいが、アウトリガ−２の作用で荷重が分散
しているため、躯体６上に載置するだけでも作業の安定
性に、はほとんど影響しない。

従って、躯体６の補強が簡単なもので済むか、あるいは
不要となる。

くべ〉クレーンの旋回（第２図） モーター３１によって、各駆動輪３を同一方向に回転さ
せ、旋回レール上を走行させる。

すると、アウトリガ−２が旋回し、アウトリガ−２と一
体に構成されたクレーン本体１も、一体に旋回する。

このように本発明の旋回装置は、従来のような中心軸７
及び旋回機構８を不要とした、簡易かつ軽重量構造によ
って、クレーンを旋回させることができる。

くその他の実施例〉 その他の実施例として第３図に示すように、ア　・ウド
リガー２の内部に格納可能な移動用車輪２１を設け、移
動用車輪２１を降下させることによって、クレーンを容
易に移動させることが考えられる。

また、クレーンを所定の作業範囲内で移動させる場合に
は、その範囲内に走行レール５１を敷設する。

そして、走行レール５１上を走行する走行架台５に、旋
回レール４を設置して、クレーンを搭載することが考え
られる。

それによって、所定の作業範囲内を迅速かつ容易に移動
することができる。

く本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効果
を期待することができる。

くイ〉従来のクレーン旋回装置は、中心軸とそれを把持
する旋回機構よりなり、構造が複雑となるため製造コス
トが高くなる。

しかし本発明は、アウトリガ−の先端に駆動輪を取り付
け、旋回レールと噛み合わせただけの簡単な構造である
。

そのため、従来のような中心軸及び旋回機構を不要とし
、製造及び整備のためのコストを低減することができる
。

＜０＞中心軸及び旋回機構を用いる一従来の旋回装置は
、複雑かつ大掛かりな構造となるため、装置全体の重量
が大きくなる。

そのため、クレーンの組付け、移動、解体などの作業が
困難となる。

それに対して本発明の旋回装置は、アウトリガ−と駆動
輪及び旋回レールからなる軽重量構造である。

そのため、クレーンの組付け、移動、解体などの作業が
迅速かつ容易に行える。

くハ〉大重量のクレーンを設置場所の躯体に固定する場
合、従来は中心軸の荷重が躯体の−か所に集中するため
、躯体を荷重に耐え得るように補強する必要がある。

そのため、クレーンの設置作業が煩雑となる。

しかし本発明の旋回装置は、軽重量であり、しかもアウ
トリガ−によって荷重が分散される。

そのため、躯体の補強が簡単なもので済むか、あるいは
不要となる。

従って、クレーンの設置作業を迅速かつ容易に行うこと
ができる。

く二〉従来は中心軸がクレーンの荷重により曲がるおそ
れがあるため、クレーン本体が僅かに揺動し、作業の安
定性に欠ける。

しかし本発明の場合は、中心軸を不要とし、アウトリガ
−を採用するため、中心軸の曲がりによるクレーン本体
の揺動が生じない。

そのため、作業を安定して行うことができる。

くホ〉本発明の旋回装置は、アウトリガ−の作用で荷重
が分散しているため、躯体上に載置するだけでも作業の
安定性にはほとんど影響しないそのため、装置の組付け
、移動、解体作業が迅速かつ容易に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図二本発明の一実施例の説明図 第２図：クレーン全体の平面図 第３図；その他の実施例の説明図 第４図：従来技術の説明図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 クレーン本体下部に一体に取り付けたアウトリガーと、 アウトリガーの自由端に取り付けた駆動輪と、駆動輪を
   噛み合わせて床面に敷設した環状レールよりなり、 駆動輪を回転させてアウトリガーとクレーン本体を一体
   に旋回させるよう構成した、 クレーン旋回装置