JPH0111675Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0111675Y2 JPH0111675Y2 JP1983150706U JP15070683U JPH0111675Y2 JP H0111675 Y2 JPH0111675 Y2 JP H0111675Y2 JP 1983150706 U JP1983150706 U JP 1983150706U JP 15070683 U JP15070683 U JP 15070683U JP H0111675 Y2 JPH0111675 Y2 JP H0111675Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- block
- side plates
- protrusions
- locking shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は巻上機用ロードブロツク、詳しくはブ
ロツク本体の下部にフツクを設けた巻上機用ロー
ドブロツクに関する。
ロツク本体の下部にフツクを設けた巻上機用ロー
ドブロツクに関する。
一般にこの種のロードブロツクは、巻上機のロ
ードシーブに掛設されたロードチエンの負荷側に
支持して、前記ロードシーブの正転乃至逆転操作
により巻上機に対し近接離間させるごとく成して
いる。
ードシーブに掛設されたロードチエンの負荷側に
支持して、前記ロードシーブの正転乃至逆転操作
により巻上機に対し近接離間させるごとく成して
いる。
ところで前記巻上機による荷物の吊り上げ時等
において、ハンドチエンによる巻上操作が過ぎる
と、前記ロードブロツクがロードシーブに衝突し
て該ロードシーブ等が破損する虞れがあるので、
通常は、前記ブロツク本体を、前記ロードシーブ
を枢支している一対の側板間の間隔よりも大きく
形成し、該ロードブロツクを前記両側板の端面で
受止めるようにしている。
において、ハンドチエンによる巻上操作が過ぎる
と、前記ロードブロツクがロードシーブに衝突し
て該ロードシーブ等が破損する虞れがあるので、
通常は、前記ブロツク本体を、前記ロードシーブ
を枢支している一対の側板間の間隔よりも大きく
形成し、該ロードブロツクを前記両側板の端面で
受止めるようにしている。
ところが使用者によつては、巻上機による荷物
の吊上げ高さをできる限り少しでも高くしたい場
合があるにもかかわらず、前記構造のものでは最
大吊上げ高さが一定に限定される問題があつた。
の吊上げ高さをできる限り少しでも高くしたい場
合があるにもかかわらず、前記構造のものでは最
大吊上げ高さが一定に限定される問題があつた。
本考案はこのような実情に鑑みて考案したもの
で、前記ブロツク本体を前記両側板間に侵入させ
て巻上機による荷物の最大吊り上げ高さを高くす
ることができながら、しかも、前記ブロツク本体
を前記両側板間に侵入させて用いる場合に、ブロ
ツク本体を前記両側板間にスムーズに案内するこ
とができ、かつ、ブロツク本体に装着する係止軸
の折曲りや破損をも防止し得る巻上機用ロードブ
ロツクを提供せんとするにある。
で、前記ブロツク本体を前記両側板間に侵入させ
て巻上機による荷物の最大吊り上げ高さを高くす
ることができながら、しかも、前記ブロツク本体
を前記両側板間に侵入させて用いる場合に、ブロ
ツク本体を前記両側板間にスムーズに案内するこ
とができ、かつ、ブロツク本体に装着する係止軸
の折曲りや破損をも防止し得る巻上機用ロードブ
ロツクを提供せんとするにある。
しかして、本考案の構成は、ブロツク本体の下
部にフツクを回動自在に支持すると共に、上部に
チエンなどの巻上具の一端を受入れる凹入部と該
凹入部を貫通して軸架する前記巻上具の係止軸と
を設ける一方、前記ブロツク本体における側壁の
うち、前記係止軸の軸架側側壁外周面間の間隔
を、前記ロードシーブを回転自由に支持する一対
の側板間の間隔より小さくすると共に、これら側
壁の上端部に、前記係止軸を挾んで幅方向両側に
位置し、前記係止軸の両軸端よりも外方で、か
つ、前記側板間の間隔よりも幅挾に突出する突出
部を設け、これら突出部間を開口させる一方、前
記各突出部の外面に、外面間隔が上端に向かつて
狭まり状になるごとく傾斜するガイド面を形成し
たものである。
部にフツクを回動自在に支持すると共に、上部に
チエンなどの巻上具の一端を受入れる凹入部と該
凹入部を貫通して軸架する前記巻上具の係止軸と
を設ける一方、前記ブロツク本体における側壁の
うち、前記係止軸の軸架側側壁外周面間の間隔
を、前記ロードシーブを回転自由に支持する一対
の側板間の間隔より小さくすると共に、これら側
壁の上端部に、前記係止軸を挾んで幅方向両側に
位置し、前記係止軸の両軸端よりも外方で、か
つ、前記側板間の間隔よりも幅挾に突出する突出
部を設け、これら突出部間を開口させる一方、前
記各突出部の外面に、外面間隔が上端に向かつて
狭まり状になるごとく傾斜するガイド面を形成し
たものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明
する。
する。
まず図において符号1で示す巻上機は、既知の
構造からなる手動式のものであつて、ステーボル
ト11,11により一定間隔S1を置いて固定され
た一対の側板12,13間にロードシーブ14を
回転可能に支持するとともに、このロードシーブ
14にロードチエン15を、又前記ロードシーブ
14の一側方に配置してなるハンドホイール16
にハンドチエン17をそれぞれ掛設し、該ハンド
チエン17の手動操作に伴なうハンドホイール1
6の回転により、減速機構(図示せず)を介して
前記ロードシーブ14を回転させて前記ロードチ
エン15を巻上げ若しくは巻下ろすごとく成して
いる。
構造からなる手動式のものであつて、ステーボル
ト11,11により一定間隔S1を置いて固定され
た一対の側板12,13間にロードシーブ14を
回転可能に支持するとともに、このロードシーブ
14にロードチエン15を、又前記ロードシーブ
14の一側方に配置してなるハンドホイール16
にハンドチエン17をそれぞれ掛設し、該ハンド
チエン17の手動操作に伴なうハンドホイール1
6の回転により、減速機構(図示せず)を介して
前記ロードシーブ14を回転させて前記ロードチ
エン15を巻上げ若しくは巻下ろすごとく成して
いる。
而して本考案にかかるロードブロツクAは、前
記巻上機1におけるロードチエン15の負荷側一
端に支持されるもので、基本的にはブロツク本体
2と、このブロツク本体2の下部に回動自由に取
付けるフツク3、及びブロツク本体2上部の前記
ロードチエン15のリンク一端を受入れる凹入部
23を貫通して軸架する前記ロードチエン15の
係止軸としてのボルト4から成るのであつて、前
記ブロツク本体2における側壁20a,20b,
20c,20dのうち、前記ボルト4の軸架側側
壁20a,20b外周面間の間隔S2を、前記巻上
機1における両側板12,13間の間隔S1より小
さくすると共に、これらの側壁20a,20bの
上端部に前記係止軸としてのボルト4を挾んで幅
方向両側に位置し、前記ボルト4の両軸端より外
方で、かつ、前記側板12,13間の間隔S1より
も小なるごとく突出する突出部26,26を形成
し、該突出部26,26間を開口させると共に、
これら突出部26,26の外面に、外面間隔が上
端に向かつて狭まり状になるごとく傾斜するガイ
ド面27,27を形成する一方、相対向する残り
の側壁20c,20d外面に、外方に向かつて突
出する鍔部21,22を設けて、これら鍔部2
1,22間の間隔S1を前記側板12,13間の間
隔S1よりも大ならしめたのである。
記巻上機1におけるロードチエン15の負荷側一
端に支持されるもので、基本的にはブロツク本体
2と、このブロツク本体2の下部に回動自由に取
付けるフツク3、及びブロツク本体2上部の前記
ロードチエン15のリンク一端を受入れる凹入部
23を貫通して軸架する前記ロードチエン15の
係止軸としてのボルト4から成るのであつて、前
記ブロツク本体2における側壁20a,20b,
20c,20dのうち、前記ボルト4の軸架側側
壁20a,20b外周面間の間隔S2を、前記巻上
機1における両側板12,13間の間隔S1より小
さくすると共に、これらの側壁20a,20bの
上端部に前記係止軸としてのボルト4を挾んで幅
方向両側に位置し、前記ボルト4の両軸端より外
方で、かつ、前記側板12,13間の間隔S1より
も小なるごとく突出する突出部26,26を形成
し、該突出部26,26間を開口させると共に、
これら突出部26,26の外面に、外面間隔が上
端に向かつて狭まり状になるごとく傾斜するガイ
ド面27,27を形成する一方、相対向する残り
の側壁20c,20d外面に、外方に向かつて突
出する鍔部21,22を設けて、これら鍔部2
1,22間の間隔S1を前記側板12,13間の間
隔S1よりも大ならしめたのである。
図に示す実施例では、前記ブロツク本体2を半
割状とした一対のブロツク片2a,2bから形成
し、これらブロツク片2a,2bの割面上部に、
前記ロードチエン15のリンクを収容する凹入部
23,23と、この凹入部23,23に貫通する
ボルト挿通孔24,24を設けると共に、割面下
部に、前記フツク3の軸部31乃至ニードルスラ
スト軸受5を収容する軸受孔25,25を設けて
いるのであつて、又これら両ブロツク片2a,2
bにおける前記凹入部23,23の両側外方に、
前記鍔部21,21及び22,22を連設する一
方、両ブロツク片2a,2bを組合わせた際に、
これらブロツク片2a,2bの割面とは反対側外
側面間の間隔S2が前記両側板12,13間の間隔
S1より小さくなるようにしている。
割状とした一対のブロツク片2a,2bから形成
し、これらブロツク片2a,2bの割面上部に、
前記ロードチエン15のリンクを収容する凹入部
23,23と、この凹入部23,23に貫通する
ボルト挿通孔24,24を設けると共に、割面下
部に、前記フツク3の軸部31乃至ニードルスラ
スト軸受5を収容する軸受孔25,25を設けて
いるのであつて、又これら両ブロツク片2a,2
bにおける前記凹入部23,23の両側外方に、
前記鍔部21,21及び22,22を連設する一
方、両ブロツク片2a,2bを組合わせた際に、
これらブロツク片2a,2bの割面とは反対側外
側面間の間隔S2が前記両側板12,13間の間隔
S1より小さくなるようにしている。
そして、前記両ブロツク片2a,2bにおける
前記ボルト挿通孔24,24の開口側外側面の上
端部に、前記ボルト4を挾んで幅方向両側に位置
し、前記ボルト挿通孔24,24に挿通固定した
前記ボルト4の両軸端よりも軸方向外方で、か
つ、前記側板12,13間の間隔よりも小にるご
とく突出する突出部26,26を設け、該突出部
26,26間を開口させるごとく形成するととも
に、これら突出部26,26の外面に外面間隔が
上端に向かつて狭まり状になるごとく傾斜するガ
イド面27,27を形成している。
前記ボルト挿通孔24,24の開口側外側面の上
端部に、前記ボルト4を挾んで幅方向両側に位置
し、前記ボルト挿通孔24,24に挿通固定した
前記ボルト4の両軸端よりも軸方向外方で、か
つ、前記側板12,13間の間隔よりも小にるご
とく突出する突出部26,26を設け、該突出部
26,26間を開口させるごとく形成するととも
に、これら突出部26,26の外面に外面間隔が
上端に向かつて狭まり状になるごとく傾斜するガ
イド面27,27を形成している。
前記突出部26は、第1図に示されるごとく外
側面上端部における突出部26,26間を開口さ
せて、その中間部を開口状とし、該開口部分に前
記ボルト4の頭部又はナツト40の一部分を回動
自在に入り嵌ませるようにしたので、該突出部2
6を設けるに際し、ブロツク本体2の高さが高く
なるのを抑えることができ、これにより荷物の最
大吊上げ高さをより高くできる。
側面上端部における突出部26,26間を開口さ
せて、その中間部を開口状とし、該開口部分に前
記ボルト4の頭部又はナツト40の一部分を回動
自在に入り嵌ませるようにしたので、該突出部2
6を設けるに際し、ブロツク本体2の高さが高く
なるのを抑えることができ、これにより荷物の最
大吊上げ高さをより高くできる。
又、前記フツク3の軸部31に環状溝32を形
成する一方、前記軸部31の外径とほぼ同径の外
径からなる保持部61を設けた1対の半円形スト
ツパ6,6とニードルスラスト軸受5とを介して
前記フツク3をブロツク本体2に回動自由に支持
するごとくしている。
成する一方、前記軸部31の外径とほぼ同径の外
径からなる保持部61を設けた1対の半円形スト
ツパ6,6とニードルスラスト軸受5とを介して
前記フツク3をブロツク本体2に回動自由に支持
するごとくしている。
以上の構成において前記ロードブロツクAを組
立てるには、まずフツク3の軸部31にニードル
スラスト軸受5を挿嵌した後、両ストツパ6,6
を前記環状溝32に抱合わせ状にセツトするとと
もに、ニードルスラスト軸受5を前記ストツパ
6,6の保持部61,61外周に挿嵌することで
前記フツク3に両ストツパ6,6及びニードルス
ラスト軸受5を一体的に組付ける。
立てるには、まずフツク3の軸部31にニードル
スラスト軸受5を挿嵌した後、両ストツパ6,6
を前記環状溝32に抱合わせ状にセツトするとと
もに、ニードルスラスト軸受5を前記ストツパ
6,6の保持部61,61外周に挿嵌することで
前記フツク3に両ストツパ6,6及びニードルス
ラスト軸受5を一体的に組付ける。
続いて該フツク3の軸部31を、一方のブロツ
ク片2aの軸受孔25に挿嵌した後、他方のブロ
ツク片2bを前記一方のブロツク片2aに組付
け、両ブロツク片2a,2bを連結ピン7,7…
で固定するのである。
ク片2aの軸受孔25に挿嵌した後、他方のブロ
ツク片2bを前記一方のブロツク片2aに組付
け、両ブロツク片2a,2bを連結ピン7,7…
で固定するのである。
本考案にかかるロードブロツクAは以上の構成
からなり、例えば巻上機1による荷物の吊上げ高
さをできる限り高くしたい場合には、前記ロード
チエン15の負荷側一端のリンクを、第2図に示
す如く巻上機1の両側板12,13と平行な位置
関係になるものを選び、このリンク15aを前記
ブロツク片2a,2bの凹入部23,23間に挿
入した後、ボルト4を両ブロツク片2a,2bの
ボルト挿通孔24,24に挿通してその挿通端部
にナツト40を螺締することで、ロードブロツク
Aをロードチエン15の負荷側一端に連結すれば
よいのであつて、これに伴ない前記ブロツク本体
2における前記鍔部21,22を連設していない
側壁20a,20bが第2図に示す如く巻上機1
の両側板12,13と平行になり、従つてハンド
チエン17の操作で前記ロードチエン15がロー
ドシーブ14によつて巻上げられて行くも、前記
ブロツク本体2は、前記両側板12,13下縁で
受止められずに第4図に示す如く両側板12,1
3間に入り込み、それだけ巻上機による荷物の吊
り上げ高さを高くすることが出来るのである。
からなり、例えば巻上機1による荷物の吊上げ高
さをできる限り高くしたい場合には、前記ロード
チエン15の負荷側一端のリンクを、第2図に示
す如く巻上機1の両側板12,13と平行な位置
関係になるものを選び、このリンク15aを前記
ブロツク片2a,2bの凹入部23,23間に挿
入した後、ボルト4を両ブロツク片2a,2bの
ボルト挿通孔24,24に挿通してその挿通端部
にナツト40を螺締することで、ロードブロツク
Aをロードチエン15の負荷側一端に連結すれば
よいのであつて、これに伴ない前記ブロツク本体
2における前記鍔部21,22を連設していない
側壁20a,20bが第2図に示す如く巻上機1
の両側板12,13と平行になり、従つてハンド
チエン17の操作で前記ロードチエン15がロー
ドシーブ14によつて巻上げられて行くも、前記
ブロツク本体2は、前記両側板12,13下縁で
受止められずに第4図に示す如く両側板12,1
3間に入り込み、それだけ巻上機による荷物の吊
り上げ高さを高くすることが出来るのである。
この場合、前記ブロツク本体2における前記突
出部26,26の外面に、外面間隔が上端に向か
つて狭まり状になるごとく傾斜するガイド面2
7,27を設けているので、これらガイド面2
7,27によつて、前記ブロツク本体2は、前記
両側板12,13の下縁に引掛つたりすることな
くスムーズに両側板12,13間に入り込むこと
ができる。
出部26,26の外面に、外面間隔が上端に向か
つて狭まり状になるごとく傾斜するガイド面2
7,27を設けているので、これらガイド面2
7,27によつて、前記ブロツク本体2は、前記
両側板12,13の下縁に引掛つたりすることな
くスムーズに両側板12,13間に入り込むこと
ができる。
又、この時前記ブロツク本体2が不用意に揺動
するなどして、前記ボルト4が両側板12,13
の端縁乃至内側面に衝突しようとしても、前記突
出部26,26がボルト4よりも先に前記両側板
12,13に当接するので、前記ボルト4が折れ
曲るなどの虞れは全くない。
するなどして、前記ボルト4が両側板12,13
の端縁乃至内側面に衝突しようとしても、前記突
出部26,26がボルト4よりも先に前記両側板
12,13に当接するので、前記ボルト4が折れ
曲るなどの虞れは全くない。
一方、例えばロードチエン15の巻上げ過多に
よるブロツク本体2とロードシーブ14との衝突
事故を未然に防止したい場合には、前記ロードチ
エン15における負荷側一端のリンクを、1リン
ク切り離すなどして第1図の如く前記両側板1
2,13と直交する位置関係のものを選び、この
リンク15bを前記と同様、ブロツク本体2にボ
ルト4を介して連結すればよいのであつて、これ
に伴ない前記ブロツク本体2における前記鍔部2
1,22を設けた側壁20c,20dが巻上機1
の両側板12,13と平行になり、従つてロード
チエン15の巻上げ時において巻上げ過多となる
以前に、前記鍔部21,22が第1図に示す如く
前記両側板12,13の下縁に当接し、ロードシ
ーブ14とブロツク本体2との衝突を未然に防止
することができるのである。
よるブロツク本体2とロードシーブ14との衝突
事故を未然に防止したい場合には、前記ロードチ
エン15における負荷側一端のリンクを、1リン
ク切り離すなどして第1図の如く前記両側板1
2,13と直交する位置関係のものを選び、この
リンク15bを前記と同様、ブロツク本体2にボ
ルト4を介して連結すればよいのであつて、これ
に伴ない前記ブロツク本体2における前記鍔部2
1,22を設けた側壁20c,20dが巻上機1
の両側板12,13と平行になり、従つてロード
チエン15の巻上げ時において巻上げ過多となる
以前に、前記鍔部21,22が第1図に示す如く
前記両側板12,13の下縁に当接し、ロードシ
ーブ14とブロツク本体2との衝突を未然に防止
することができるのである。
以上の如く本考案によれば、ブロツク本体にお
ける係止軸の軸架側側壁外周面間の間隔をロード
シーブを回転自由に支持する一対の側板間の間隔
より小さくしたことにより、前記ブロツク本体を
前記両側板間に侵入させて巻上機による荷物の最
大吊り上げ高さをできるだけ高くすることができ
ながら、しかも前記ブロツク本体の側壁のうち前
記係止軸の軸架側側壁の上端部に、前記係止軸を
挾んで幅方向両側に位置し、前記係止軸の両軸端
よりも外方で、かつ、前記側板間の間隔よりも幅
挾に突出する突出部を設け、これら突出部間を開
口させることにより、該開口部分に、前記ボルト
の頭部、又はナツトの対角部分を回動自在に入り
込ませることができるので、前記上端部を設けて
おきながら、ブロツク本体の高さが高くなるのを
抑えることができて、これに依り荷物の最大吊上
げ高さをより高くできる一方、前記突出部の外面
に、外面間隔が上端に向かつて狭まり状になるご
とく傾斜するガイド面を形成したから、前記ブロ
ツク本体の両側板間への侵入時に、前記ブロツク
本体は前記ガイド部の案内によつて前記両側板の
下縁に引掛つたりすることなくスムーズに両側板
に入り込むことができ、その上、前記側壁の上端
部が前記係止軸の両軸端よりも外方に突出してい
ることから、前記侵入時にブロツク本体が不用意
に揺動することがあつても、前記係止軸が前記両
側板に衝突して折れ曲つたり、破損する虞れも全
くなく、従つてこのロードブロツク及び巻上機を
常に安全に用いることが出来るのである。
ける係止軸の軸架側側壁外周面間の間隔をロード
シーブを回転自由に支持する一対の側板間の間隔
より小さくしたことにより、前記ブロツク本体を
前記両側板間に侵入させて巻上機による荷物の最
大吊り上げ高さをできるだけ高くすることができ
ながら、しかも前記ブロツク本体の側壁のうち前
記係止軸の軸架側側壁の上端部に、前記係止軸を
挾んで幅方向両側に位置し、前記係止軸の両軸端
よりも外方で、かつ、前記側板間の間隔よりも幅
挾に突出する突出部を設け、これら突出部間を開
口させることにより、該開口部分に、前記ボルト
の頭部、又はナツトの対角部分を回動自在に入り
込ませることができるので、前記上端部を設けて
おきながら、ブロツク本体の高さが高くなるのを
抑えることができて、これに依り荷物の最大吊上
げ高さをより高くできる一方、前記突出部の外面
に、外面間隔が上端に向かつて狭まり状になるご
とく傾斜するガイド面を形成したから、前記ブロ
ツク本体の両側板間への侵入時に、前記ブロツク
本体は前記ガイド部の案内によつて前記両側板の
下縁に引掛つたりすることなくスムーズに両側板
に入り込むことができ、その上、前記側壁の上端
部が前記係止軸の両軸端よりも外方に突出してい
ることから、前記侵入時にブロツク本体が不用意
に揺動することがあつても、前記係止軸が前記両
側板に衝突して折れ曲つたり、破損する虞れも全
くなく、従つてこのロードブロツク及び巻上機を
常に安全に用いることが出来るのである。
第1図は本考案ロードブロツクの実施例を示す
正面図、第2図は巻上機に取付けた状態を示すロ
ードブロツクの一部切欠側面図、第3図はブロツ
ク本体の平面図、第4図は巻上機に取付けたロー
ドブロツクの使用状態を示す側面図である。 1……巻上機、14……ロードシーブ、12,
14……側板、A……ロードブロツク、2……ブ
ロツク本体、26,26……上端部(突出部)、
27,27……ガイド面、21,21,22,2
2……鍔部、3……フツク、20a,20b,2
0c,20d……側壁。
正面図、第2図は巻上機に取付けた状態を示すロ
ードブロツクの一部切欠側面図、第3図はブロツ
ク本体の平面図、第4図は巻上機に取付けたロー
ドブロツクの使用状態を示す側面図である。 1……巻上機、14……ロードシーブ、12,
14……側板、A……ロードブロツク、2……ブ
ロツク本体、26,26……上端部(突出部)、
27,27……ガイド面、21,21,22,2
2……鍔部、3……フツク、20a,20b,2
0c,20d……側壁。
Claims (1)
- ロードシーブに掛設されるロードチエンの負荷
側に支持する巻上機用ロードブロツクであつて、
ブロツク本体の下部にフツクを回動自在に支持す
ると共に、上部にチエンなどの巻上具の一端を受
入れる凹入部と、該凹入部を貫通して軸架する前
記巻上具の係止軸とを設ける一方、前記ブロツク
本体における側壁のうち、前記係止軸の軸架側側
壁外周面間の間隔を、前記ロードシーブを回転自
由に支持する一対の側板間の間隔より小さくする
と共に、これら側壁の上端部に、前記係止軸を挾
んで幅方向両側に位置し前記係止軸の両軸端より
も外方で、かつ、前記側板間の間隔よりも幅狭に
突出する突出部を設け、これら突出部間を開口さ
せる一方、前記各突出部の外面に、外面間隔が上
端に向つて狭まり状になる如く傾斜するガイド面
を形成したことを特徴とする巻上機用ロードブロ
ツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15070683U JPS6056689U (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 巻上機用ロ−ドブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15070683U JPS6056689U (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 巻上機用ロ−ドブロツク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6056689U JPS6056689U (ja) | 1985-04-20 |
JPH0111675Y2 true JPH0111675Y2 (ja) | 1989-04-05 |
Family
ID=30334176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15070683U Granted JPS6056689U (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 巻上機用ロ−ドブロツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6056689U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59195190U (ja) * | 1983-06-14 | 1984-12-25 | 象印チエンブロツク株式会社 | 巻上機用ロ−ドブロツク |
-
1983
- 1983-09-28 JP JP15070683U patent/JPS6056689U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6056689U (ja) | 1985-04-20 |
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